JP2856584B2 - シャッタ装置を有するカメラ - Google Patents

シャッタ装置を有するカメラ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャッタ装置を有する
カメラに関するもので、特にスチルカメラ用の絞り兼用
シャッタの制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンパクトカメラに搭載される絞
り兼用シャッタ(以下レンズシャッタ)の中で特に高級
機種のコンパクトカメラに搭載されるレンズシャッタは
図26,27に示す様な構成になっている。
【0003】図26において、2枚のシャッタ羽根31
aと31bは各々軸32a,32bまわりに回転可能に
軸支されており、各々のシャッタ羽根31a,31bに
設けられた長孔33a,33b(長孔33bはシャッタ
羽根31aに隠されて見えない)にレバー34に設けら
れた突出軸34が嵌合している。レバー33はアクチュ
エータ35に取付けられており、アクチュエータ35と
レバー33、突出軸34で駆動手段を構成している。
【0004】アクチュエータ35はムービングコイル形
式で矢印36方向に回転可能な為、突出軸34はレバー
33を介して矢印37方向に回動し、シャッタ羽根31
a,31bは突出軸34の嵌合される長孔33a,33
bにより各々矢印38a,38b方向に駆動され、光軸
方向39の光束制御を行なう。又、シャッタ羽根31b
には位置表示310が設けられており位置表示部31
0には複数のスリット311が貫されている。そして
フォトインタラプタ312はフォトインタラプタ312
に挟まれた空間313を通過するスリット311の数を
カウントしてシャッタ羽根31bの位置を検出してお
り、シャッタ羽根31aとシャッタ羽根31bは長孔3
3a,33b両方に嵌込される突出軸34により、共に
略同量だけ駆動される為フォトインタラプタ312は、
シャッタ羽根31a,31bの両者の位置検出、つまり
光軸方向39の光束の制御量を検出している事になる。
【0005】尚、314はシャッタの地板、315はシ
ャッタ地板に設けられた開口部(アパーチュア)であ
る。
【0006】以上の構成においてフォトインタラプタ3
12出力はカメラのマイコン316に入力され、マイコ
ン316出力により駆動回路317が働きアクチュエー
タ35が駆動される。又、マイコン316は被写体の測
光値318も入力され、測光値318とフォトインタラ
プタ312の出力により駆動回路を制御している。
【0007】その制御方法は、例えば被写体が極めて明
るい場合は、マイコン316はフォトインタラプタ31
2のパルス出力が測光値318に応じたパルス数だけシ
ャッタ羽根31a,31bを開方向に駆動し、その後、
閉方向に駆動する様にしており、被写体が暗い場合はフ
ォトインタラプタ312のパルスが全て出力し終る迄
(シャッタ羽根31a,31bが全開)開方向に駆動
し、その後も開方向に駆動を続ける(この場合シャッタ
羽根31a,31bは全開でストッパ等により、これ以
上開方向に駆動されない為、全開状態を保持する)そし
て所定秒時、つまり被写体をフィルムに露光させるのに
十分な時間経過後シャッタを閉方向に駆動してシャッタ
羽根31a,31bを全閉状態にする。
【0008】以上の動作を補足すると、始めはシャッタ
羽根31a,31bは全閉状態になっており、レリーズ
する事でシャッタ羽根31a,31bは開方向に駆動さ
れる。そしてそれに伴なうフォトインタラプタ312の
出力により例えば被写体が明るい時は少ないパルス数、
(例えばフォトインタラプタが2パルス出力)でシャッ
タを閉方向に駆動し、被写体が暗い時はフォトインタラ
プタ312の全てのパルス出力後所定秒時経過後、シャ
ッタを閉方向に駆動する。
【0009】図27は図26のシャッタ装置の駆動動作
のフローを示しており、Iで被写体の測光値が入力さ
れ、それに基づいてIIでシャッタ開口径(絞り値)を求
め、対応するカウントパルスnを求める。(n=0の時
は、全閉、n=n0 のときは全開)、次に入力された測
光値に基づいてIII で待機時間tを求める。IVでシャッ
タ開方向に通電し、シャッタが開き始めるとともに、フ
ォトインタラプタからパルスが発生する。そしてVで
は、nパルス発生したところで次のフローVIに送り、VI
でt秒間待機した後にVII でシャッタを閉方向に通電
し、シャッタを閉じて終了する。ここで、被写体が明る
い時は、nは小さな値であり、tは0或いは極めて短か
い時間であり、被写体が暗い時はn=n0 でtは長秒時
となる。
【0010】その為被写体が明るい時は図28の様に、
シャッタ羽根31a,31bによる光路の制限がなされ
(開口面積が小さい)且つ開口時間41aも短かく、被
写体が暗い時は全開で開口時間41bも長くなる。
【0011】尚、図8において横軸は時間、縦軸はシ
ャッタ羽根31a,31bの開方向駆動により生まれる
開口面積を表わす。
【0012】ここで撮影者が実際に撮影を行なう時を考
えてみる。例えば主被写体である人物を山をバックにし
て撮影を行なう等の状況の場合撮影者は人物も山もピン
トの合った写真を欲する場合が多い。そしてこの様な写
真を撮影する場合図30に示されるようになるべく絞り
を絞り(シャッタ開口面積を小さくして)フィルムを露
光させるのに十分な時間迄シャッタを開放させておく必
要がある。
【0013】とろが、この様なシャッタ羽根の駆動方
法は図26,27の従来例では実現出来ない何故ならば
図26,27の従来例ではシャッタを開方向或は閉方向
にしか駆動出来ず、絞った状態(開口面積が小さい状
態)で保持しておく事が出来ないからである。
【0014】図26においてシャッタを絞った状態で保
持してゆく為に、例えばシャッタ羽根31a,31bが
開き始めフォトインタラプタ312が2パルス出力した
後シャッタを閉方向に動作させその後のパルスの増減に
応じてシャッタ羽根を閉、開方向に駆動し続ければ絞っ
た状態に保持出来そうに思われるが、実際にはフォトイ
ンタラプタ312は、その間を通過したスリット311
の数(パルス)は検知出来るが、その通過する方向(パ
ルスの増減)は解からない。例えばシャッタを開方向に
通電し、2パルス出力後逆通電を始めても、シャッタの
慣性で未だ開方向に動いて、1パルス出力し、次に閉方
向に駆動を始めて−1パルス出力し、所定の所望の開口
径になった場合と、シャッタを開方向に通電し、2パル
ス出力後、逆通電を始め、シャッタの慣性で未だ開方向
に動いて2パルス出力してしまった場合の判別が出来な
い。つまりシャッタの駆動されている方向が解からない
為絞った状態に保持しておくことが出来ないのである。
【0015】絞りを絞った状態で保持しておく為にはビ
デオカメラに使用されている様に図37に示す撮像素子
51に入射した光量と指令値52との差を増幅回路53
で増幅し、その出力でシャッタ羽根31a,31bを駆
動する方式がある。この場合撮像素子51はその入射す
る光量とその増減方向が検出出来るため、絞りを撮像素
子51に入射する光量が最適な状態で保持しておく事が
出来る。
【0016】もちろんスチルカメラにおいては撮像素子
51を用意する事はスペース、コストの上から出来ない
が同じ様な考え方で図38に示す様に位置表示部310
にシャッタ羽根31bの開方向に伴なって開口の広がる
孔61が貫通させておくとシャッタ羽根31bの位置に
よりフォトインタラプタ312の出力が変化し、その出
力はシャッタ羽根31bの位置及び駆動方向が解かりそ
の出力によりシャッタ羽根31bを保持しておく事が出
来る。つまり、図38においてシャッタ羽根31a,3
1bを開方向に駆動してゆくと、フォトインタラプタ3
12の出力はそれに伴ない大きくなってゆくが測光値3
15より定められる絞り値(開口面積)に応じたマイコ
ン316の出力よりもフォトインタラプタ312出力が
小さいときはその出力差を増幅回路53で増幅して駆動
回路が駆動手段を駆動してシャッタ羽根31a,31b
を開放してゆく。そして、フォトインタラプタ312の
出力がマイコン316に近づいてゆくにつれて駆動手段
のシャッタ羽根31a,31bの開方向駆動力は弱ま
り、フォトインタラプタ312の出力がマイコン316
の出力と同じになると開方向駆動力は無くなる。ところ
が、シャッタ羽根31a,31bはその慣性力により、
更に開方向に移動する為、フォトインタラプタ312の
出力はマイコン出力より大きくなってしまう。すると今
度はその出力差の極性が逆転する為、増幅回路53を経
て駆動回路317は駆動手段を反対方向に駆動してシャ
ッタ羽根を閉方向に駆動する。そして又フォトインタラ
プタ312の出力がマイコン316の出力より小さくな
ると再びシャッタ羽根31a,31bを開方向に駆動す
る。
【0017】この様な繰り返しによりシャッタ羽根31
a,31bは次第にマイコン316出力に定める所定の
絞り値に安定してゆく。そして所定の露光時間経過後マ
イコンの出力が小さくなるとフォトインタラプタ312
の出力が小さくなる様に(つまりシャッタ羽根が閉じる
様に)シャッタ羽根が閉方向に駆動されシャッタは閉じ
る。
【0018】ここで例えば図30の様にシャッタ羽根3
1a,31bを駆動しようとすればマイコン316の出
力は図33の様に出力小で長時間出力し、又、図29の
様に駆動する場合は図32の様に出力大で、又、図28
の様に駆動する場合は図31の様に出力小で短時間出力
すればよく、マイコンの出力の大きさと出力時間により
羽根の駆動法を自在にコントロール出来る。
【0019】ここでマイコン自体の出力(マイコン内出
力)は2値化した値しか出力出来ない為、図31,3
2,33及び図34,35,36の様に出力間隔δtを
変化させ、公知の平滑回路を通す事で、図31,32,
33の出力を作り出しても、又、マイコン内の数値デー
タをD/Aコンバータでアナログ出力に変換して図3
1,32,33の出力を作り出しても良い。
【0020】そして図37及び図38の様に駆動量を検
出し、その値と目標値の差を少なくしてゆく様に自動的
に駆動してゆく手法を自動制御法と云い、この様な手法
は様々な分野において使用されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来のシャッタ
装置には次のような欠点や問題点があった。
【0022】(i)フォトインタラプタ312の感度出
力には個体差が有り、例えば図37において今迄シャッ
タ全閉の時のフォトインタラプタ出力がV1 、全開の出
力がV2 、その差がV3 だとするとき、フォトインタラ
プタを取り換えて、閉でV1 ’、全開でV2 、差がV
3 ’となったとすると、V1 とV1 ’、V2 とV2 ’、
3 とV3 ’はあまり一致しない。又、各々V1 ,V
2 ,V3 も温度、経時的にかなり変化する。その為、フ
ォトインタラプタ出力を目標値になる様に制御しても、
実際の開口面積は個体差、温度、経時的に変化してしま
い、正しい開口径が得られないと云う欠点があった。
【0023】(ii)また、(i)の理由の故に、絞り
込みスローシャッタモード時(被写体も背景もピントが
合う様に、絞りを絞り、長秒時露光を行う場合)は云う
迄もなく、従来の様なシャッタ動作(図26,27で述
べたシャッタ動作)においても開口量が精度良く制御さ
れず、フィルムへの露光が“オーバー”或るいは“アン
ダー”になってしまうと云う事が生じてしまう。
【0024】従って、本発明の目的は、従来装置の欠点
を除き、また、問題点を解決できる、改良されたシャッ
タ装置を有するカメラを提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、シャッタの開口量をデジタル的に検出する第1の開
口量検出手段と、前記シャッタの開口量をアナログ的に
検出する第2の開口量検出手段と、前記第1の開口量検
出手段による検出結果および前記第2の開口量検出手段
による検出結果の少なくともどちらか一方を用いて、前
記シャッタの開口量を制御する制御手段とを有すること
を特徴とするものである。請求項2に記載した発明は、
請求項1の記載において、前記第1の開口量検出手段
は、前記シャッタの開口量を変化させるために移動する
移動部材の移動に応じて発生する複数の出力パルスをカ
ウントすることにより、前記シャッタの開口量をデジタ
ル的に検出することを特徴とするものである。請求項3
に記載した発明は、請求項1の記載において、前記第2
の開口量検出手段は、前記シャッタが全開のときの前記
第2の開口量検出手段による検出結果とシャッタが全閉
のときの前記第2の開口量検出手段による検出結果との
差分を利用して、前記シャッタの開口量をアナログ的に
検出することを特徴とするものである。請求項4に記載
した発明は、シャッタの開口量をデジタル的に検出する
第1の開口量検出手段と、シャッタの開口量をアナログ
的に検出する第2の開口量検出手段と、前記第1の開口
量検出手段の出力に基づいて前記第2の開口量検出手段
の較正を行う較正手段と、前記較正手段によって較正さ
れた前記第2の開口量検出手段による検出結果に基づい
て、前記シャッタの開口量を制御する制御手段とを有す
ることを特徴とするものである。請求項5に記載した発
明は、請求項4の記載において、前記較正手段は、前記
第1の開口量検出手段により検出した所定のシャッタ開
口量を前記第2の開口量検出手段による検出結果とする
ことで、前記第2の開口量検出手段の較正を行うことを
特徴とするものである。請求項6に記載した発明は、請
求項4の記載において、前記較正手段は、前記第1の開
口量検出手段により検出したシャッタが全閉のときに、
前記第2の開口量検出手段による検出結果が全閉を示す
値となるように前記第2の開口量検出手段を較正するよ
うにしたものである。請求項7に記載した発明は、シャ
ッタの開口量をデジタル的に検出する第1の開口量検出
手段と、前記シャッタの開口量をアナログ的に検出する
第2の開口量検出手段と、前記第1の開口量検出による
検出結果から前記シャッタの開口量の変化を求め、前記
第2の開口量検出手段による検出結果から前記シャッタ
の開口量の変化方向を求めて、前記シャッタの開口量を
制御する制御手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0026】
【0027】
【0028】
【実施例】図1〜図25を参照して本発明によるシャッ
タ装置を有するカメラの実施例を以下に説明する。
【0029】図1は本発明の第1実施例であり、図2
6,27及び図37並びに図38と同機能を行う部材は
同部番で表わし、説明は省略する。図1が図26と異な
っているのはアクチュエータ35が平板コイル11と基
礎部材12及び平板コイルに対向する永久磁石15a,
15b、そして平板コイル11、基礎部材12を挟むヨ
ーク14、ベース314(ベース314は磁性体でヨー
クを兼ねている)、スペーサ16a,16bで構成さ
れ、基礎部材12から突出部12aが設けられ、第2の
フォトインタラプタ13(フォトインタラプタ312を
第1のフォトインタラプタと称する事による)の間に入
っている点にある。
【0030】基礎部材12から突出軸32a,33aが
シャッタ31aの孔32c,33cに嵌入しており、平
板コイル11に通電することで基礎部材12は突出軸3
2のまわりに回転し、シャッタ31a,31bを開閉す
る。(シャッタ31bの長孔33cも突出軸33aに嵌
入している)。そして基礎部材12の回転に伴ない突出
部12aは第2のフォトインタラプタ13の遮光量を調
節し、シャッタ全開の時には突出部12aは第2のフォ
トインタラプタ13の間に入らず、第2のフォトインタ
ラプタ13の投、受光間の遮光は行わず、シャッタ全閉
の時はフォトインタラプタ13の間に突出部が完全に入
り込み、投受光間を完全に遮光する。シャッタがその中
間位置(絞り込み状態)にあるときは突出部12aはフ
ォトインタラプタの間に半分程度入り込み、投、受光間
を中間的に遮光する構成になっている。尚、フォトイン
タラプタ13はヨーク14のネジ穴14aにネジ止めさ
れている。そのため第2のフォトインタラプタ13とア
クチュエータ35で図38と同様な自動制御が可能であ
り、第2のフォトインタラプタ13の出力をマイコン3
16に取り込み、目標値と比較して、アクチュエータの
駆動方向を決める事ができる。
【0031】このことをより詳しく説明する。第2のフ
ォトインタラプタ13は、シャッタの開口に応じた出力
を行ない、シャッタ全開で出力最大、シャッタ全閉で出
力ゼロ、絞り込み状態で中間出力をする。そしてその出
力の大小でアナログ的にシャッタ開口量を検出してい
る。第2のフォトインタラプタ13の出力は図2に示す
様にマイコン316内で、アナログ−デジタル変換(以
下A/D変換)17され、数値データとされ、例えば第
2のフォトインタラプタ13の出力がゼロの時は、数値
0、出力最大では数値2048、と変換される。一方、
測光値318に応じて目標値19が設定され、例えば絞
り込み状態の第2のフォトインタラプタ13の出力に相
当する出力(数値1024)が目標値19より出力し、
A/D変換値17と差動部18で差を求め、補償回路1
10(後述する)を通し、PWM111で駆動のデュー
ティを決定し、駆動回路317へ送る。ここでPWM1
11は、目標値19とA/D変換17の出力の差がゼロ
のときは0:10のデューティを出力し、駆動回路のオ
ンの割合がゼロ、として駆動を行わず、差が大きくなる
につれて例えば5:5、7:3と云う様に駆動回路のオ
ンの割合を増し(例えば1msecの間に0.7mse
cをオンし、0.3msecを通電しない)駆動力を大
きくしてゆく。そして、又、目標値19出力とA/D変
換17出力の差が逆転した場合は上記と同様に差が大き
くなるにつれて駆動の割合を増すが、その通電方向が逆
になる様に設定されている。
【0032】そのため、はじめにシャッタが全閉で第2
のフォトインタラプタ13出力がゼロのとき、目標値が
1024に対し、A/D変換17が0の為、極めてその
差が大きく、駆動回路317をほぼフル通電でシャッタ
を開方向に駆動し、差が小さくなるにつれて、駆動力を
弱めてゆく、A/D変換出力が1024以上になったと
き(シャッタの慣性力の為、行き過ぎて目標絞り以上に
なった時)その差に応じて平板コイル11に逆通電を行
ないA/D変換出力17が目標値1024になる様に自
動制御される。
【0033】図3は以上のフローを示し、レリーズボタ
ンを押し込む事でスタートし、Iで第2のフォトインタ
ラプタ13の出力Vn を取り込み、IIでA/D変換を行
ない、Vn に応じてAn を求める。III でそのときの目
標値Bn を取り込み、IVでAn とBn の差を求め、C倍
に増幅した値Dn を求める。Vは、補償回路20に対応
する部分で、自動制御の安定度を高める役割を持つ位相
補償フィルタ部で、Dn とDn-1 ,Dn-2 (前回、前々
回のループで取り込んだ値)とEn-1 ,En-2(同)に
係数を乗じ加減してEn を求める公知のデジタルフィル
タによる位相補償部である。VIはEn の出力に応じて駆
動の割合を決定するPWM21部で、その動作は前述の
通りである。VIIでその割合に応じてアクチュエータ3
5を駆動し、VIIIで目標値出力が所望時間ゼロを出力し
たところで終了し、それ迄はIに戻る構成になってい
る。
【0034】図1に戻って第1のフォトインタラプタ3
12は位置表示部310に設けられたスリット311の
通過に伴なってパルス出力を行ない、シャッタ羽根31
aの開口量を検出し、それによってアクチュエータ35
を制御するのは図26の例と同様である。つまり、図1
においては第1のフォトインタラプタ312によるアク
チュエータ35の制御(第1の制御モード)と、第2の
フォトインタラプタ13によるアクチュエータ35の自
動制御(第2の制御モード)の2つの制御モードをもっ
ていることになる。
【0035】そして通常は第1の制御モードによりシャ
ッタを駆動し、主被写体も背景もピントの合った写真
(絞り込み撮影)を欲する場合は、第2の制御モードで
シャッタを駆動する。この制御モードの切換は外部操作
による撮影モード切換112により行ない、撮影モード
切換112の信号がマイコン316に入力されてどちら
の制御モードで駆動するか、マイコンが切換える。
【0036】以上の様な構成において、通常多く使用さ
れる第1の制御モード時には、シャッタの開口量に応じ
て設けられたスリット311による第1のフォトインタ
ラプタ312のパルス出力のカウントによりシャッタ開
口量検出を行なっている為、第1のフォトインタラプタ
312の出力変動(個体差、温度、経時)はシャッタの
開口量検出の精度を劣化させない。又、絞り込み撮影時
の第2の制御モード時には、図30に示した様に、スロ
ーシャッタのため絞り開口径よりも露出時間の方が露光
精度に関係して来る為、多少の絞り開口径変動は、露出
精度に関係して来ない、つまり、第2の制御モードにお
ける第2のフォトインタラプタ13は、アナログ的に開
口量を検出している為、第2のフォトインタラプタ13
の出力変動はシャッタ開口量検出誤差となり、絞り開口
径の精度を劣化させるものの、露出時間が安定していれ
ば露光精度にさほど影響を与えないことになる。
【0037】ここで露出時間は図3における目標値Bn
の設定時間、(例えば、1/8間目標値を1024に設
定しておく)で決まり、その設定はマイコン316で管
理されるため、十分精度良く設定出来る。よって図1の
構成の様に第1、第2のフォトインタラプタを用い、第
1、第2の制御モードにてシャッタを駆動する場合、通
常撮影も絞り込み撮影も行え、且つそれらによる露光精
度も高くすることが出来る。
【0038】一眼レフレックスのカメラは撮影レンズを
通した光(被写体撮像)をミラーによってファインダー
に導く光路とフィルム面へ導く光路に分けている。その
ため、フィルム露光される像を、そのまま撮影者が見る
事が出来る為、パララックスが生じない(一般にコンパ
クトカメラにおいては、フィルム面に導かれる光路と、
ファインダーに導かれる光路は、各々撮影光学系と、フ
ァインダ光学系により形成されており、各々の被写体構
図は僅かに異なっており、その誤差は被写体迄の距離が
近くなる程大きくなってくる:パララックス)と云う利
点がある。そしてこの様なミラーを用いて光路を分ける
方式のカメラにおいて本発明のレンズシャッターを使用
する事を考えてみる。
【0039】図4において本発明のレンズシャッタの後
面(光軸に対し、シャッタよりフィルム面側)にミラー
21がミラー支持台22に支持されて設けられておりミ
ラー支持台22は軸25まわりに回転可能に軸支されて
おり、反時計回りにバネ23により付勢されストッパ2
6に当接して静定している。ミラー支持台22はフィル
ム面24への遮光も兼ねており、シャッタが開いている
時でも、ミラー支持台22がダウン状態(図4の状態)
であればフィルム面は遮光されている。
【0040】この様な系においては被写体を狙っている
時には開きバネ213により常にシャッタは開いてお
り、被写体影像をシャッタを通し、ミラーを介してファ
インダーで確認出来る構成になっており、撮影時には図
5に示すフローに従がってシャッタが駆動される。図5
においてレリーズボタンを押し切ってこのフローはスタ
ートし、Iで今迄開いていたシャッタを閉じてシャッタ
より後面を遮光し、IIでミラー21をモータ等でアップ
させてミラー支持台22による遮光を解除し(シャッタ
ーが閉じている為、フィルムは露光されない)、III で
第1或るいは第2の制御モードに従がってシャッタを開
閉して、フィルムへの露光を行ない、VIでミラーをダウ
ンさせて、フィルム面への遮光を行ない、Vでシャッタ
を開けてファインダへの光路を確保して完了する。
【0041】以上の構成の場合I,Vでシャッタを閉、
開している為、それを利用して次の様な動作が可能であ
る。
【0042】このIにおけるシャッタ閉のとき、第1、
第2のフォトインタラプタ312,13の出力を利用し
て第2のフォトインタラプタ13の較正が可能になる。
【0043】図6はこのフローを示しており、図6にお
いてIa ,Ib ,Ic のフローが図5のIに相当する。
図6においてレリーズボタンを押し切ってこのフローは
スタートして、IIで通常撮影(第1の制御モード)か絞
り込み撮影(第2の制御モード)かを撮影モード切換1
12で判断し、第1の制御モード時はIIb でミラーアッ
プしてIIIbでシャッタ開閉(図27のI→VII のフロ
ー)しVIでミラーダウンしてVでシャッタ開して終了
し、(i)で第2の制御モード時は(ii)で測光値318
に応じた絞り込み絞り値を決定し、それに対応するスリ
ット311のカウント数nを入力する。次にIa でシャ
ッタ閉動作をはじめ、Ib で第1のフォトインタラプタ
312がnパルス出力するとIc に進み、その時の第2
のフォトインタラプタ13出力を目標値Bn に設定す
る。次にIIa でミラーアップしてIIIaでシャッタ開閉
(図3のI→VIIIのフロー)しVIでミラーダウンしてV
でシャッタ閉じて終了する。
【0044】以上の構成にしておくと撮影毎にそれに前
もって、第2のフォトインタラプタ13の較正を行って
いる事になる。つまり、第2のフォトインタラプタ13
の出力は個体差、温度、湿度、経時的に変化する為、較
正なしで目標値Bn に対応する第2のフォトインタラプ
タ出力を定めてしまうと、その出力変動により絞り径が
変化(個体差、温湿度、経時的)してしまう。この変化
はさほど大きくなく、絞り込み時は絞り径よりも露光時
間の方が全体の露出誤差にウェイトを大きく示めるとは
云うものの、図4の構成にすれば、その絞り径の変動す
らも無くなり(毎回較正する為)より精度の高い露出が
可能になる。
【0045】これは、個体差、温湿度、経時的に開口量
検出出力変動の無いパルスエンコーダ式の第1のフォト
インタラプタ312の出力を基に撮影毎直前に、絞り径
に対応する第2のフォトインタラプタ13の出力を決定
しているからであり、この様な決定の方式は第2のフォ
トインタラプタ13出力を毎回較正していることに他な
らない。
【0046】以上の様に図4の例においては絞り込み撮
影時の露出精度を更に高めることが可能になった。
【0047】以上の例では絞り込み撮影時の所望絞りが
丁度、第1のフォトインタラプタ312出力のあるパル
ス(例えば図4のスリット311a)にある場合である
が、所望絞りに対応するスリットが無い場合については
(例えば所望絞りがスリット311aとスリット311
bの間にある時)は、近い方のスリット出力時の第2の
フォトインタラプタ13出力を目標値Bn にすることに
なる。
【0048】ここで上記問題に対処する別の例として所
望絞りがスリット311aと311bの間にある場合、
それに忠実に第2のフォトインタラプタ13出力を目標
値Bn にする事を考えてみる。
【0049】図はその為のフローであり、図6と異な
るのは(i) 及びIb'→Ie の部分であり、(ii) ’で
は、所望絞り直前(所望絞り径より僅かに大径)時のス
リット311aのカウントパルスnが入力され(次のス
リットカウントn+1では、所望絞り径より僅かに小径
になる)、更に次のカウントパルスn+1との間を分割
する係数A,Bも入力される(所望絞りはカウントパル
スnとn+1の間をAとBで分割した所にある)そし
てIb'でnパルス出力するとIc'でそのときの第2のフ
ォトインタラプタ13出力Vn を記憶し、Ib"でn+1
パルス出力したときも、Ic"で第2のフォトインタラプ
タ13出力Vn+1 を記憶する。そしてIdで所望絞りに
対応する第2のフォトインタラプタ13出力VD を、V
n ,Vn+1 をA,Bで分割して求める
【0050】
【数1】
【0051】でVD を目標値Bn にする。
【0052】以上の様な構成にしておくと、第2の制御
モードではスリット311の間隔よりも細かく絞り径が
制御出来るため、より精度の高い露出が可能になる。
【0053】図4の様にミラー支持枠22がフィルム面
24を遮光している為、シャッタがフィルム遮光に関係
無く開閉出来、故に露光毎に、その直前に第2のフォト
インタラプタ13を較正出来る構成においては第2のフ
ォトインタラプタ13の出力変動の露出への影響が無く
なるが、フィルム面24の遮光はミラー支持枠22に限
られたものでは無く、図8の様な遮光板27によって行
なっても良い。(撮影者は被写体を不図示の外部ファイ
ンダーで認識している) 図8において遮光板27でフィルム面25の遮光を行な
っているのは被写体からの光束をミラー29で反射させ
て、自動焦点用の素子212に導いている為であり、自
動焦点調節が終了する迄はシャッタ開状態、遮光板27
はフィルム面25の遮光を行なっており、その後、ミラ
ー29がアーム210より軸211まわりに回転して光
束から退避し、シャッタが閉じ遮光板27の遮光幕28
が退避してシャッタ開閉して露光を行なう構成になって
いる。そしてこの様な構成の時は露光前にシャッタが閉
じる動作の時に第2のフォトインタラプタ13の較正を
行えばよい。
【0054】又、第2のフォトインタラプタ13の較正
は上記に述べた様に第1のフォトインタラプタ312の
出力を基に行わないで、第2のフォトインタラプタ13
の出力の最大値(シャッタ開放時出力)を求め、それを
分割して、所望絞り時に対応する第2のフォトインタラ
プタ13出力を算出し、目標値Bnとしても良く、この
場合、較正時に、第1のフォトインタラプタ312を必
要としない分消電力化が出来る。
【0055】図9は較正のフローを示しており、レリー
ズスイッチ押込みでスタートし、これより前迄に自動焦
点調節は終了している。図9が図7と異なるのは、ミラ
ーアップ、ダウンが、ミラー、遮光幕の退避、侵入にな
っている点と(ii)’〜Idの較正のメカニズムであ
り、図9で(ii)’で所望絞りの、全開放時に対する比
率((ii)’では全開放をA:Bに分割した絞り径)が
測光値に応じて入力され、(III)で第2のフォトインタ
ラプタ13の出力Vn が入力される(このとき、シャッ
タは開放されている為、フォトインタラプタ投、受光間
は遮光されておらず最大出力をする。)。(iv)でシャ
ッタ全開時のフォトインタラプタ13の出力をA:Bに
分割して目標値Bn にする。
【0056】
【数2】
【0057】そして図7と同様に一連の動作で露光を行
なう構成になっている。尚今迄の例ではシャッタ全開時
に第2のフォトインタラプタ13が最大出力をする構成
であるが、シャッタ全閉時に第2のフォトインタラプタ
13が最大出力をする構成(シャッタ全開時に第2のフ
ォトインタラプタ13の投受光開が遮光される)とする
と、図1で示した構成においても第2のフォトインタラ
プタ13の較正は可能である。
【0058】図10はそのフローを示しており、(iii)
で第2のフォトインタラプタ出力Vn が入力されるが、
このときシャッタは全閉の為、Vn は最大出力であり、
この出力をV)で分割して目標値として第2の制御モー
ドにてシャッタ開閉を行えば良い。
【0059】再び図8に戻って、図8においては第2の
フォトインタラプタ13の最大出力を分割して所望絞り
値に対応する出力を求める事で較正を行っているがこれ
は、第2のフォトインタラプタ13の出力がシャッタ全
開で最大出力、シャッタ全閉で出力ゼロであることを前
提にしているから可能なのである。ところがシャッタ全
閉におけるフォトインタラプタ13の出力はゼロである
とは限らず、DCオフセット電圧を含んでいることがあ
り、この場合最大出力を分割して所望絞り値に対応する
出力を求めてもその誤差が重畳してしまう。その事を具
体的に説明する。例えば最大出力がVmax であったとき
【0060】
【数3】
【0061】で所望絞り値に対応する出力を得たとす
る。
【0062】シャッタ全閉の時の出力がゼロならば所望
絞り値に対応する出力は正しいが、シャッタ全閉の時に
出力Vmin (DCオフセット分)があった場合、本当の
最大出力はVmax −Vmin である為、
【0063】
【数4】
【0064】では所望絞りに対応する出力にならない。
故に正しい出力を求める場合には第2のフォトインタラ
プタ13の最小出力Vmin も求めて最大出力Vmax から
差し引いてから分割する必要がある。
【0065】図11はそのフローを示しており、図9の
フローと異なるのは、(iii) でシャッタ全開時の第2の
フォトインタラプタ13出力(最大出力)を求めた後、
aでシャッタを閉じ、Ia'でタイマ、或いは第1のフ
ォトインタラプタにより、シャッタ全閉状態にした後、
(iii)’でシャッタ全閉時の第2のフォトインタラプタ
13の出力(最小出力)を求め、(iv)’で最大出力と
最小出力の差を求め、それを分割して目標値Bn として
いる点にある。
【0066】以上の方法によると第2のフォトインタラ
プタ13出力にDCオフセットが生じていても誤差なく
所望絞り値に対応する第2のフォトインタラプタ13出
力を求めることが出来、較正の精度を高めることが出来
る。
【0067】以上、図1〜図11の例において第1、第
2の開口量検出手段として第1、第2のフォトインタラ
プタを用いて説明したが、これに限られるものではな
く、ホール素子等の磁電変換素子やうず電流を用いたセ
ンサ等他のセンサでも代用出来ることは云う迄もなく、
大切なのは、パルスエンコーダ式にデジタルに開口量を
検出する手段と、アナログ的に開口量を検出する手段の
2つを同時にシャッタに設けた事である。例えばホール
素子等を用いた場合では位置検出部310にスリット3
11の換わりにスリット状に着磁しておき、又、基礎部
材12の突出部12aに高透磁部材或いは磁性体を貼り
付け、共にホール素子と対向させておけばよい。図4に
おいてはミラー遮光において、第1のフォトインタラプ
タ312を用いて第2のフォトインタラプタ13を較正
しており、図8においては遮光板を用いて第2のフォト
インタラプタ13のみで較正を行っているが、ミラー遮
光において第2のフォトインタラプタ13のみで較正し
ても、又、遮光板、遮光時に第1のフォトインタラプタ
312を用いて第2のフォトインタラプタ13を較正し
てもよい。
【0068】以上説明したように、本実施例によればパ
ルスエンコーダ式にデジタルに開口量を検出する手段
と、アナログ的に開口量を検出する手段をシャッタに備
えることにより、通常撮影も、絞り込み撮影も、開口量
検出手段の出力変動に依らず精度良く露光が行なえる様
になった。
【0069】図1は本発明の第実施例であり、図2
6,27と同機能を行う部材は同部番で表わし、説明は
省略する。図12が図26と異なっているのはアクチュ
エータ35が平板コイル11と基礎部材12及び平板コ
イルに対向する永久磁石15a,15b、そして平板コ
イル11、基礎部材12を挟むヨーク14、ベース31
4(ベース314は磁性体でヨークを兼ねている)。ス
ペーサ16a,16bで構成され、基礎部材12から突
出部12aが設けられ、第2のフォトインタラプタ13
(フォトインタラプタ312を第1のフォトインタラプ
タと称する事にする)の間に入っている点にある。
【0070】基礎部材12から突出軸32a,33aが
シャッタ31aの孔32c,33cに嵌入しており、平
板コイル11に通電することで基礎部材12は突出軸3
2のまわりに回転し、シャッタ31a,31bを開閉す
る。(シャッタ31bの長孔33cも突出軸33aに嵌
入している)。そして、基礎部材12の回転に伴ない突
出部12aは第2のフォトインタラプタ13の遮光量を
調節し、シャッタ全開の時には突出部12aは第2のフ
ォトインタラプタ13の間に入らず第2のフォトインタ
ラプタ13の投、受光間の遮光は行わず、シャッタ全閉
の時は第2のフォトインタラプタ13の間に突出部12
aが完全に入り込み、投受光間を完全に遮光する。シャ
ッタがその中間位置(絞り込み状態)にあるときは突出
部12aはフォトインタラプタ13の間に半分程度入り
込み、投、受光間を中間的に遮光する構成になってい
る。尚、フォトインタラプタ13はヨーク14のネジ穴
14aにネジ止めされている。そのため第2のフォトイ
ンタラプタ13とアクチュエータ35で図38と同様な
自動制御が可能であり、第2のフォトインタラプタ13
の出力をマイコン316に取り込み、目標値と比較し
て、アクチュエータの駆動方向を決める事ができる。
【0071】このことをより詳しく説明する。第2のフ
ォトインタラプタ13は、シャッタの開口に応じた出力
を行ない、シャッタ全開で出力最大、シャッタ全閉で出
力ゼロ、絞り込み状態で中間出力をする。そしてその出
力の大小でアナログ的にシャッタ開口量を検出してい
る。第2のフォトインタラプタ13の出力は図13に示
す様にマイコン316内で、アナログ−デジタル変換
(以下A/D変換)17され、数値データとされ、例え
ば第2のフォトインタラプタ13の出力ゼロの時は、数
値0、出力最大では数値2048と変換される。一方、
測光値318に応じて目標値19が設定され、例えば絞
り込み状態の第2のフォトインタラプタ13の出力に相
当する出力(数値1024)が目標値19より出力し、
A/D変換値17と差動部18で差を求め、補償回路1
10(後述する)を通し、PWM111で駆動のデュー
ティを決定し駆動回路317へ送る。ここでPWM11
1は、目標値19出力とA/D変換17出力の差がゼロ
のときは0:10のデューティを出力し、駆動回路のオ
ンの割合がゼロ、として駆動を行わず、差が大きくなる
につれて例えば5:5、7:3と云う様に駆動回路のオ
ンの割合を増し(例えば1msecの間に0.7mse
cをオンし、0.3msecを通電しない)駆動力を大
きくしてゆく。そして、又、目標値19出力とA/D変
換17出力の差が逆転した場合は上記と同様に差が大き
くなるにつれて駆動の割合を増すが、その通電方向が逆
になる様に設定されている。
【0072】そのため、はじめにシャッタが全閉で第2
のフォトインタラプタ13出力がゼロのとき、目標値が
1024に対し、A/D変換17が0の為、極めてその
差が大きく、駆動回路317をほぼフル通電でシャッタ
を開方向に駆動し、差が小さくなるにつれて、駆動力を
弱めてゆく。A/D変換出力が1024以上になったと
き(シャッタの慣性力の為、行き過ぎて目標絞り以上に
なった時)その差に応じて平板コイル11に逆通電を行
ないA/D変換出力が目標値1024になる様に自動制
御される。
【0073】図14は以上のフローを示し、レリーズボ
タンを押し込む事でスタートし、Iで第2のフォトイン
タラプタ13の出力Vn を取り込み、IIでA/D変換を
行ないVn に応じてAn を求める。III でそのときの目
標値Bn を取り込み、IVでAn とBn の差を求めC倍に
増幅した値Dn を求める。Vは、補償回路20に対応す
る部分で、自動制御の安定度を高める役割を持つ位相補
償フィルタ部でDn とDn-1 ,Dn-2 (前回、前々回の
ループで取り込んだ値)と、En-1 ,En-2 (同)に係
数を乗じ加減して、En を求める。公知のデジタルフィ
ルタによる位相補償部である。VIはEn の出力に応じて
駆動の割合を決定するPWM21部で、その動作は前述
の通りである。VII でその割合に応じてアクチュエータ
35を駆動し、VIIIで目標値出力が所望時間ゼロを出力
したところで終了し、それ迄はIに戻る構成になってい
る。
【0074】図12に戻って第1のフォトインタラプタ
312は位置表示部310に設けられたスリット311
の通過に伴なってパルス出力を行ない、シャッタ羽根3
1aの開口量を検出し、それによってアクチュエータ3
5を制御するのは図26の例と同様である。つまり、図
12においては第1のフォトインタラプタ312による
アクチュエータ35の制御(第1の制御モード)と、第
2のフォトインタラプタ13によるアクチュエータ35
の自動制御(第2の制御モード)の2つの制御モードを
もっていることになる。
【0075】そして通常は第1の制御モードによりシャ
ッタを駆動し、主被写体も背景もピントの合った写真
(絞り込み撮影)を欲する場合は第2の制御モードでシ
ャッタを駆動する。この制御モードの切換は外部操作に
よる撮影モード切換112により行ない、撮影モード切
換112の信号がマイコン316に入力されて、どちら
の制御モードで駆動するかマイコンが切換える。
【0076】以上の様な構成において通常多く使用され
る第1の制御モード時にはシャッタの開口量に応じて設
けられたスリット311による第1のフォトインタラプ
タ312のパルス出力のカウントにより、シャッタ開口
量検出を行なっている為第1のフォトインタラプタ31
2の出力変動(個体差、温湿度、経時)はシャッタ開口
量検出の精度を劣化させない。
【0077】絞り込み撮影の第2の制御モード時には、
第2のフォトインタラプタ13で制御を行ない、これは
図26,27と同様に第2のフォトインタラプタ13の
出力変動によりその開口精度に微妙な誤差が重畳してく
るが以下に述べる方法で第2のフォトインタラプタ13
出力を撮影毎に較正して、その誤差を無くしている。第
2の制御モードを使用する時、はじめにレリーズボタン
押切りで第1の制御モードにてシャッタを開かせて所望
絞り値に対応するスリット311の位置に来た時(第1
のフォトインタラプタ312のパルスカウント数で検
出)に、その時の第2のフォトインタラプタ13の出力
n を目標値Bn にして、第2の制御モードに移る構成
にすると上述の第2のフォトインタラプタ13の出力変
動(個体差、温湿時、経時)は較正されることになる。
この様な構成なしで、あらかじめ所望絞り値に対応する
第2のフォトインタラプタ13出力Vn'を目標値Bn'に
すると、このVn'は個体差、温湿時、経時的に変動する
為決められた目標値Bn'に対しVn'の値が一致しなくな
って来る。例えば温度により所望絞り時の第2のフォト
インタラプタ13出力がVn"になったとする(Vn">V
n )このとき、第2のフォトインタラプタ出力が目標値
n (第2のフォトインタラプタ出力Vn')になる様に
第2の制御モードにて制御すると、第2のフォトインタ
ラプタ出力がVn'になったところでシャッタを保持し続
けることになり、実際の所望絞り(第2のフォトインタ
ラプタ13出力Vn")よりも開口径が小さくなってしま
う事になる。しかしながら撮影毎に第1のフォトインタ
ラプタ312出力を利用して所望絞りに対応するスリッ
ト311のパルスに対応して目標値を書き換えれば、上
記の場合目標値Bn'は第2のフォトインタラプタ出力V
n'からVn"に書き換わり、開口径は精度良く保たれる。
【0078】図15はそのフローを示しており、レリー
ズ押し切りでこのフローはスタートし、(i) で撮影モー
ド切換112により、このフローは分かれ、通常撮影時
は(vi) ’でシャッタ開閉(そのフローは図13のI→
VII と同様)して終了し、絞り込み撮影(第2の制御モ
ード)選択時には、測光値318より決定される所望絞
り或いは撮影者が任意に選んだ絞り値に対応するスリッ
ト迄のカウント数n(シャッタ全閉から所望絞りになる
迄の通過スリット数)が(ii)で入力され、第1の制御
モード(iii)にて第1のフォトインタラプタ出力がnパ
ルスカウントする迄シャッタを開方向に駆動し、(iv)
でnパルス出力すると(v)でそのときの第2のフォト
インタラプタ13出力Vn を目標値Bn にして(Vi)’
で第2の制御モードにて第2のフォトインタラプタ13
出力が目標値Bn を維持する様に自動制御し、目標値B
n は所定露光時間終了後ゼロにされて、それに応じてシ
ャッタは第2のフォトインタラプタ13出力がゼロにな
る様に(つまりシャッタ全閉)駆動され、終了する。
尚、(iii)でシャッタを開にする時に第1の制御モード
にて行っているが、これに限らずコイル11に単に通電
して開放してもよい。この場合でもnパルス出力後は第
2の制御モードに移る為、開放になってしまうことはな
い。しかしながらシャッタ羽根自身の慣によりnパル
ス出力後も行き過ぎてしまうため、その行き過ぎを少な
くする為にコイル11への通電は小電流で行ないゆっく
り開放させる様にする。この場合、シャッタ羽根がゆっ
くり開放させる様にする。この場合、シャッタ羽根がゆ
っくり開く分に露光誤差が生ずるが、絞り込み撮影時は
長秒時露光の為、このシャッタ開放迄の時間は大誤差に
ならず、又、あらかじめこのシャッタ開放迄の時間を知
っておき、その分、シャッタ開保持の時間(露光時間)
を調節すれば、その誤差は無くなる。
【0079】(iii)のシャッタ開動作については又、第
1の制御モードで行ない、更に、通常撮影時の第1の制
御モードよりも少ない電流をコイル11に通電してやれ
ば、同様に慣性による行き過ぎは少なく、又、nパルス
出力後は開方向にブレーキ(閉方向通電)がかかる為、
より行き過ぎが少なく出来る。その他にも、(iii)でシ
ャッタ開以上の例では絞り込み撮影時の所望絞りが丁
度、第1のフォトインタラプタ312出力のあるパルス
(例えば図12のスリット311a)にある場合である
が所望絞りに対応するスリットが無い場合については
(例えば所望絞りがスリット311aとスリット311
bの間にある時)は、近い方のスリット出力時の第2の
フォトインタラプタ13出力を目標値Bn にすることに
なる。
【0080】ここで上記問題に対処する別の例として所
望絞りがスリット311aと311bの間にある場合、
それに忠実に第2のフォトインタラプタ13出力を目標
値Bn にする事を考えてみる。
【0081】図16はその為のフローであり、図15と
異なるのは(ii)’及び(iv)→(iv)"'の部分であ
り、(ii)’では所望絞り直前(所望絞り径より僅かに
大径)時のスリット311aのカウントパルスnが入力
され(次のスリットカウントn+1では所望絞り径より
僅かに小径になる)、更に次のカウントパルスn+1と
の間を分割する係数A,Bも入力される。(所望絞りは
カウントパルスnとn+1の間をAとBで分割した所に
ある)。そして(iv)でnパルス出力すると、(iv)’
でそのときの第2のフォトインタラプタ13出力Vn
記憶し、(iv)”でn+1パルス出力したときも(v)
で第2のフォトインタラプタ13出力Vn+1 を記憶す
る。そして(iv)""で所望絞りに対応する第2のフォト
インタラプタ13出力VD を、Vn ,Vn+1 をA,Bで
分割して求める
【0082】
【数5】
【0083】でVD を目標値Bn にする。
【0084】以上の様な構成にしておくと第2の制御モ
ードではスリット311の間隔よりも細かく絞り径が制
御出来るため、より精度の高い制御ができる。また、第
2のフォトインタラプタ13の較正を上記したように第
1のフォトインタラプタ312の出力を基に行わない
で、第2のフォトインタラプタ13の出力の最大値(シ
ャッタ開放時出力)を求めそれを分割して、所望絞り時
に対応する第2のフォトインタラプタ13の出力を算出
して目標値Bn としても良く、この場合、較正時に第1
のフォトインタラプタ312を必要としないため省電力
化が出来る。
【0085】図17は較正のフローを示しており、レリ
ーズスイッチ押込みでスタートする。
【0086】図17が図15と異なるのは(ii)〜
(v)の較正のメカニズムであり、図17では(ii)で
所望絞りの全開放時に対する比率((ii)では全開放を
A:Bに分割した絞り径)が測光値に応じて入力され、
(iii)で第2のフォトインタラプタ13の出力Vn が入
力される。このとき、シャッタは全閉されているため、
第2のフォトインタラプタの投受光間は遮光されておら
ず最大出力をする。(図17の構成ではこれとは逆の動
作となるが、シャッタ全閉時にフォトインタラプタ13
の出力が最大となるように設計変更する。)(iv)でシ
ャッタ全開時にフォトインタラプタ13の出力をA:B
に分割して目標値Bn
【0087】
【数6】
【0088】にする。
【0089】そして、第2の制御モードにて図14に示
すI→VIIIのフローでシャッタの開閉(露光)を行ない
終了する。つまりこの様な較正を行なった場合、まず、
第1の制御モードにてシャッタを開駆動する必要が無く
なる。もちろん、図12の構成の様に第2のフォトイン
タラプタ出力がシャッタ開放で最大出力を行なう場合に
は、はじめに第1の制御モードにてシャッタを開放し、
それから第2のフォトインタラプタの最大出力Vを求
め、分割して目標値Bn を求めてから第2の制御モード
にて所望絞り迄シャッタを閉じてもよい。図18はその
フローを示しており、図17と異なるのは(ii)’で第
1の制御モードでシャッタを開放させて(iii),(iv) で
そのときの第2のフォトインタラプタ13の出力Vn
ら目標値Bn を求めて第2の制御モードにてシャッタを
制御している。このような構成にすると一度シャッタを
全開させてしまうが、絞り込み撮影時は露光時間が長い
為に、シャッタが全開している間の短い時間の露出誤差
はさほど問題にならない。
【0090】再び図17に戻って、図17においては第
2のフォトインタラプタの最大出力を分割して所望絞り
値に対応する出力を求める事で較正を行っているが、こ
れは第2のフォトインタラプタ13の出力がシャッタ全
閉で最大出力、シャッタ全開で出力ゼロであることを前
提にしているから可能なのである。ところがシャッタ全
開におけるフォトインタラプタ13の出力はゼロである
とは限らずDCオフセット電圧を含んでいることがあ
り、この場合、最大出力を分割して所望絞り値に対応す
る出力を求めてもその誤差が重畳してしまう。その事を
具体的に説明する。例えば最大出力がVmax であったと
きに
【0091】
【数7】
【0092】で所望絞り値に対応する出力を得たとす
る。
【0093】シャッタ全開の時の出力がゼロならば所望
絞り値に対応する出力は正しいが、シャッタ全開の時に
出力Vmin (DCオフセット分)があった場合、本当の
最大出力はVmax −Vmin である為、
【0094】
【図8】
【0095】では所望絞りに対応する出力にならない。
故に正しい出力を求める場合には第2のフォトインタラ
プタ13の最小出力Vmin も求めて最大出力Vmax から
差し引いてから分割する必要がある。
【0096】図19はそのフローを示しており、図17
のフローと異なるのは、(iii)でシャッタ全閉時の第2
のフォトインタラプタ13出力(最大出力)を求めた
後、(ii)’でシャッタを閉じ、(ii)”でタイマ、或
いは第1のフォトインタラプタによりシャッタ全閉状態
にした後(iii)’でシャッタ全開時の第2のフォトイン
タラプタ13の出力(最小出力)を求め、(iv)’で最
大出力と最小出力の差を求め、それを分割して目標値B
n としている点にある。
【0097】以上の方法によると第2のフォトインタラ
プタ13の出力にDCオフセットが生じていても誤差な
く所望絞り値に対応する第2のフォトインタラプタ13
の出力を求めることが出来、較正の精度を高めることが
出来る。
【0098】以上、図1〜図19の例において、第
1、第2の開口量検出手段として第1、第2のフォトイ
ンタラプタを用いて説明したが、これに限られるもので
はなく、ホール素子等の磁電変換素子やうず電流を用い
たセンサ等他のセンサでも代用出来ることは言う迄もな
く、大切なのは、パルスエンコーダ式にデジタルに開口
量を検出する手段と、アナログ的に開口量を検出する手
段の2つを同時にシャッタに設け、シャッタ開閉に依る
像面への露光時に第2の開口量検出手段が較正されるこ
とである。例えばホール素子等を用いた場合では位置検
出部310にスリット311の換わりにスリット状に着
磁しておき、又、基礎部材12の突出部12aに高透磁
部材或いは磁性体を貼り付け、共にホール素子と対向さ
せておけばよい。
【0099】以上説明したように、本実施例の装置はパ
ルスエンコーダ式デジタルに開口量を検出する手段と、
アナログ的に開口量を検出する手段をシャッタに備え、
シャッタ開閉による像面への露光時にアナログ的に開口
量を検出する手段を較正することで、通常撮影も、絞り
込み撮影も開口量検出手段の出力変動に依らず精度良く
露光が行なえる様になった。
【0100】図20は本発明の第3実施例であり、図2
6,27と同機能を行う部材は同部番で表わし、説明は
省略する。図20が図26と異なっているのはアクチュ
エータ35が平板コイル11と基礎部材12及び平板コ
イルに対向する永久磁石15a,15b、そして平板コ
イル11、基礎部材12を挟むヨーク14、ベース31
4(ベース314は磁性体でヨークを兼ねている)、ス
ペーサ16a,16bで構成され、基礎部材12から突
出部12aが設けられ、第2のフォトインタラプタ13
の間に入っている点にある。
【0101】基礎部材12から突出軸32a,33aが
シャッタ31aの孔32c,33cに嵌入しており、平
板コイル11に通電することで基礎部材12は突出軸3
2のまわりに回転し、シャッタ31a,31bを開閉す
る。(シャッタ31bの長孔33cも突出部に嵌入して
いる)、そして基礎部材12の回転に伴ない突出部12
aは第2のフォトインタラプタ13の遮光量を調節し、
シャッタ全開の時には突出部12aは第2のフォトイン
タラプタ13の間に入らずフォトインタラプタ13の
投、受光間の遮光は行わず、シャッタ全閉の時はフォト
インタラプタ13の間に突出部が完全に入り込み、投受
光間を完全に遮光する。シャッタがその中間位置(絞り
込み状態)にあるときは、突出部12aはフォトインタ
ラプタ13の間に半分程度入り込み、投、受光間を中間
的に遮光する構成になっている。尚、フォトインタラプ
タ13はヨーク14のネジ穴14aにネジ止めされてい
る。そして、第2のフォトインタラプタ13の出力はマ
イコン316に入力され、そこでアナログ−デジタル変
17され(以下A/D変換)数値データとなる。例え
ば第2のフォトインタラプタ13の出力ゼロの時は数値
ゼロ、出力最大では数値2048とされる。この数値デ
ータは公知のデジタルフィルタ技法により微分され開口
量データが開口速度データに変換され、例えば速度ゼロ
ではデータとして1024、全速で開方向に開いてゆく
時は2048、全速で閉方向に向う時は0出力をする。
マイコンでは第1のフォトインタラプタ312のパルス
も入力されており、パルスカウントにより開口量を算出
している。そして上述した従来例の様にシャッタが動い
ている方向を判別出来ない事による誤カウントを防ぐ為
に以下の構成をとっている。
【0102】マイコン内の第2のフォトインタラプタの
微分出力Vn (開口速度)が一定値(例えば1024)
以上の場合は開方向にシャッタが動いていると判断して
第1のフォトインタラプタ312出力のカウントをパル
ス出力毎に加算してゆく、そしてVn が一定値(例えば
1024)未満の場合は第1のフォトインタラプタ31
2出力のカウントをパルス出力毎に減算してゆく。この
様な構成にしておくと例えばシャッタを開方向に通電
し、2パルス出力後逆通電を始めても、シャッタの慣性
で未だ開方向に動いて、1パルス出力し(合計3パル
ス)、次に閉方向駆動を始めて1パルス出力した場合
は、合計2パルスのカウントとなり、シャッタを開方向
に通電し、2パルス出力後逆通電を始め、シャッタの慣
性で未だ開方向に動いて2パルス出力した場合合計4パ
ルスのカウントとなり、両者の判別が可能になる。つま
り、シャッタの動いている方向が解かる為常にシャッタ
の開口量の絶対値が解かる。そして所望開口絞りに対応
するパルスカウント数n0 (目標パルスn0 )と第1、
第2のフォトインタラプタで得られた開口量nを比較
し、n0 >nの場合はシャッタを開方向に駆動する様に
コイル11に通電し、n0 <nの場合は逆通電する。以
上の構成にしておくと、所望開口絞りにシャッタ羽根を
保持しておくことが可能になる。
【0103】図21はのフローを示しておりレリーズ
ボタン押し切りでこのフローはスタートし、Iで測光値
310に応じた確実露出時間がカウントを始め、同時
に、第1、第2のフォトインタラプタが起動を始めIIで
所望絞り値に対応するスリット311(例えば311
a)迄のカウント数n0 (全閉から所望絞り値に対応す
るスリット311a迄のスリット数)が入力されIII で
第1のフォトインタラプタを通過したスリット数(はじ
めはゼロ)が入力され、IVで第2のフォトインタラプタ
出力Vn のA/D変換値An が入力され、(V)でAn
は微分されて開口速度(その極性によりシャッタの動い
ている方向が解かる)そしてVIでその極性を判断してシ
ャッタ開方向に向っているなら(Vn ≧V0 )スリット
カウントを加算してシャッタ閉方向なら(Vn <V0
スリットカウントを減算する。
【0104】ここでIII では第1のフォトインタラプタ
パルスnn が更新(前回のカウントnn-1 より変化が無
ければ)VIIIで目標パルスn0 と比較して、目標に達し
ていない時(nn <n0 )のとき(はじめはnn がゼロ
の為nn <n0 )はIX’でシャッタを開駆動し、Xで露
出時間t迄経過していない時はIIに戻る。III で第1の
フォトインタラプタパルスカウントが更新されたとき
(nn =nn-1 +1)はIV→V→VIへ進み、シャッタの
動いている方向に及じてカウントを加減し開口量を求め
VIIIへ進む、そしてXで露出時間tが経過すると(t≧
0 )XIでシャッタを閉じて終了する。又、VIIIでnn
≧n0 となった時はIXでシャッタを閉駆動するが、それ
により又、VIIIでnn <n0 となり、シャッタを開駆動
する為、シャッタは所望絞り値近傍で保持される。
【0105】図20,21の構成では、図26,27の
様にアナログ的にシャッタ開口量を検出していない(ス
リットのカウントで行なっている)のでフォトインタラ
プタの出力変動が露光精度を劣化させる事が無い。
【0106】図22は本発明の第の実施例であり、図
20の構成とは第2のフォトインタラプタ13の出力が
微分回路を通して微分され開口速度出力にされた後マイ
コン316に入力している点にあり、又、以下に述べる
様に駆動制御方法が図5の例とは異なる。
【0107】図20では開口量が目標パルスn0 になる
迄開或いは閉方向にシャッタを駆動していたが図22で
は、開口量が目標パルスn0 に近づくにつれて、この
開、閉のシャッタ駆動力を小さくしている。
【0108】図23はそのフローを示しており、図21
のフローと異なるのはV)の微分動作が無くなり(マイ
コン入力前に微分している為:マイコン内で微分を行な
わない分、マイコンのスピードが早く出来る(計算負荷
が減る))。そしてVIII’〜VIII""' で目標パルス迄の
残りパルスを求め、その量に応じてIX〜IX’で駆動力
(コイルに印加する電流量)を調整している点にある。
詳しく説明するとVI,VII 及びVII ’で開口量を求め、
そのパルスnn が目標パルスn0 より大か小かをVIII’
で判別し、大の場合目標絞りより大きく開口している為
VIII"'へ進み、VIII" で目標パルスn0 より1パルス小
さい開口絞りより開口量nn が大か小か判別し、小の場
合(つまり目標パルスn0 より1パルス分開いている場
合)目標パルスに極めて近いのでIXで小さい駆動力(コ
イルに小電流を流す)で閉方向に駆動し、大の場合はVI
II’へ進み、目標パルスn0 より2パルス小さい開口絞
りより開口量nn が大か小か判別し、小の場合(つまり
目標パルスn0 より2パルス分開いている場合)IX’で
中程度の駆動で閉方向に駆動し、大の場合、目標パルス
より、かなり大きく開いている為IX”で大きな駆動力で
閉駆動を行なう。又VIII’でnn <n0 の場合目標絞り
より未だ小さく開口している為、同様に目標パルスn0
との偏差を求め、その量に応じて大、中、小の駆動力で
開方向に駆動する。
【0109】以上の駆動を行なうと、目標値n0 に近づ
くにつれて駆動力を弱めることが出来るので、目標値n
0 に対し開口量nnが行き過ぎる事(オーバーシュー
ト)が無くなる。
【0110】図24,25は本発明の第実施例であ
り、図20と図24は同じ図であるがマイコン316の
処理が異なっており、そのフローを図25に示す。図2
1では第2のフォトインタラプタ13の出力をマイコン
内で微分して開口速度を求め、その結果で開口方向を判
別していた(IV〜VI)が、図25においてはIVで第2の
フォトインタラプタのA/D値An を入力し、VI' で前
の入力値An-1 と比較して、An >An-1 ならば開方向
に動いている。An <An-1 ならば閉方向に動いている
と判別してそれに応じて、開口パルスを加減して開口量
を求めて、駆動を制御している。この様な方法にすると
微分演算を行う必要が無くなり、又、微分回路も必要な
くなる。
【0111】以上説明したように、本実施例の装置は、
出力パルスをカウントすることでシャッタの開口量を検
出する位置検出手段と、該シャッタの駆動方向を検出す
る駆動方向検出手段を備えることで、温湿度、経時、個
体差に依らず、高精度に露出が行なえ、絞り込み撮影も
高精度に行える様になった。
【0112】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、シャッタの開口
量をデジタル的に検出する第1の開口量検出手段と、前
記シャッタの開口量をアナログ的に検出する第2の開口
量検出手段と、前記第1の開口量検出手段による検出結
果および前記第2の開口量検出手段による検出結果の少
なくともどちらか一方を用いて、前記シャッタの開口量
を制御する制御手段とを有することにより、多様な露出
制御が可能なシャッタ装置を有するカメラを提供するこ
とができる。請求項2に係る発明は、請求項1の記載に
おいて、前記第1の開口量検出手段は、前記シャッタの
開口量を変化させるために移動する移動部材の移動に応
じて発生する複数の出力パルスをカウントすることによ
り、前記シャッタの開口量をデジタル的に検出すること
ができる。請求項3に係る発明は、請求項1の記載にお
いて、前記第2の開口量検出手段は、前記シャッタが全
開のときの前記第2の開口量検出手段による検出結果と
シャッタが全閉のときの前記第2の開口量検出手段によ
る検出結果との差分を利用して、前記シャッタの開口量
をアナログ的に検出することで、オフセット成分の影響
を受けることができない。請求項4に係る発明は、シャ
ッタの開口量をデジタル的に検出する第1の開口量検出
手段と、シャッタの開口量をアナログ的に検出する第2
の開口量検出手段と、前記第1の開口量検出手段の出力
に基づいて前記第2の開口量検出手段の較正を行う較正
手段と、前記較正手段によって較正された前記第2の開
口量検出手段による検出結果に基づいて、前記シャッタ
の開口量を制御する制御手段とを有することにより、ア
ナログ的にシャッタの開口量を検出する場合にも高精度
な検出が可能となる。請求項5に係る発明は、請求項4
の記載において、前記較正手段は、前記第1の開口量検
出手段により検出した所定のシャッタ開口量を前記第2
の開口量検出手段による検出結果とすることで、前記第
2の開口量検出手段の較正を行うので、第2の開口量検
出手段の精度を低下させない。請求項6に係る発明は、
請求項4の記載において、前記較正手段は、前記第1の
開口量検出手段により検出したシャッタが全閉のとき
に、前記第2の開口量検出手段による検出結果が全閉を
示す値となるように前記第2の開口量検出手段を較正す
るので、第2の開口量検出手段の精度を低下させない。
請求項7に係る発明は、シャッタの開口量をデジタル的
に検出する第1の開口量検出手段と、前記シャッタの開
口量をアナログ的に検出する第2の開口量検出手段と、
前記第1の開口量検出による検出結果から前記シャッタ
の開口量の変化を求め、前記第2の開口量検出手段によ
る検出結果から前記シャッタの開口量の変化方向を求め
て、前記シャッタの開口量を制御する制御手段とを有す
ることにより、多様な露出制御が可能なシャッタ装置を
有するカメラを提供することができる。
【0113】
【0114】
【0115】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるシャッタ装置の概略
図。
【図2】図1の装置の制御動作を説明する図。
【図3】図の装置の動作を説明するフローチャート。
【図4】図1のシャッタ装置を一眼レフレックスカメラ
に用いた例を説明する図
【図5】図4のカメラによる撮影動作を示すフローチャ
ート。
【図6】図4のシヤッタ装置の動作を示すフローチャー
ト。
【図7】シヤッタ装置の動作を示すフローチャート。
【図8】図4のミラー支持枠22に代えて遮光板27に
よりフィルム面を遮光する側を説明する図
【図9】シヤッタ装置の動作を示すフローチャート。
【図10】シヤッタ装置の動作を示すフローチャート。
【図11】シヤッタ装置の動作を示すフローチャート。
【図12】本発明の第実施例であるシャッタ装置の概
略図。
【図13】図12のシヤッタ装置の制御動作を説明する
【図14】図12のシヤッタ装置の動作を示すフローチ
ャート。
【図15】図12のシヤッタ装置の動作を示すフローチ
ャート。
【図16】図12のシヤッタ装置の動作を示すフローチ
ャート。
【図17】シヤッタ装置の動作を示すフローチャート。
【図18】シヤッタ装置の動作を示すフローチャート。
【図19】シヤッタ装置の動作を示すフローチャート。
【図20】本発明の第実施例であるシャッタ装置の概
略図。
【図21】図20のシヤッタ装置の動作を示すフローチ
ャート。
【図22】本発明の第実施例であるシャッタ装置の概
略図。
【図23】図22のシヤッタ装置の動作を示すフローチ
ャート。
【図24】本発明の第実施例であるシャッタ装置の概
略図。
【図25】図24のシヤッタ装置の動作を示すフローチ
ャート。
【図26】従来のレンズシャッタ装置の概略図。
【図27】図26の装置の動作及び機能を示すフローチ
ャート。
【図28】種々の撮影状況における露光量及びマイコン
出力と時間との関係を示す図。
【図29】種々の撮影状況における露光量及びマイコン
出力と時間との関係を示す図。
【図30】種々の撮影状況における露光量及びマイコン
出力と時間との関係を示す図。
【図31】種々の撮影状況における露光量及びマイコン
出力と時間との関係を示す図。
【図32】種々の撮影状況における露光量及びマイコン
出力と時間との関係を示す図。
【図33】種々の撮影状況における露光量及びマイコン
出力と時間との関係を示す図。
【図34】種々の撮影状況における露光量及びマイコン
出力と時間との関係を示す図。
【図35】種々の撮影状況における露光量及びマイコン
出力と時間との関係を示す図。
【図36】種々の撮影状況における露光量及びマイコン
出力と時間との関係を示す図。
【図37】従来のレンズシャッタ装置の制御系の一例を
示した図。
【図38】従来のレンズシャッタ装置の制御系の他の一
例を示した図。
【符号の説明】
11…平板コイル 12…基礎部材 12a…突出部 13…第2フォトイン
タラプタ 14…ヨーク 24…フィルム面 15a,15b…永久磁石 16a,16b…スペ
ーサ 32a,33a…突出軸 32c,33c…孔 31a,31b…シャッタ羽根 35…アクチュエータ 310…位置表示部 316…マイコン 317…駆動回路 318…測光値 22,112…撮影モード切換 111…PWM 312…第1のフォトインタラプタ 311,311a,311b…スリット 29…ミラー 22…ミラー支持枠 27…遮光板 212…自動焦点用の
素子

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタの開口量をデジタル的に検出す
    る第1の開口量検出手段と、 前記シャッタの開口量をアナログ的に検出する第2の開
    口量検出手段と、 前記第1の開口量検出手段による検出結果および前記第
    2の開口量検出手段による検出結果の少なくともどちら
    か一方を用いて、前記シャッタの開口量を制御する制御
    手段とを有することを特徴とするシャッタ装置を有する
    カメラ。
  2. 【請求項2】 前記第1の開口量検出手段は、前記シャ
    ッタの開口量を変化させるために移動する移動部材の移
    動に応じて発生する複数の出力パルスをカウントするこ
    とにより前記シャッタの開口量をデジタル的に検出す
    ることを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置を有
    するカメラ。
  3. 【請求項3】 前記第2の開口量検出手段は、前記シャ
    ッタが全開のときの前記第2の開口量検出手段による検
    出結果とシャッタが全閉のときの前記第2の開口量検出
    手段による検出結果との差分を利用して、前記シャッタ
    の開口量をアナログ的に検出することを特徴とする請求
    項1に記載のシャッタ装置を有するカメラ。
  4. 【請求項4】 シャッタの開口量をデジタル的に検出す
    る第1の開口量検出手段と、 シャッタの開口量をアナログ的に検出する第2の開口量
    検出手段と、 前記第1の開口量検出手段の出力に基づいて前記第2の
    開口量検出手段の較正を行う較正手段と、 前記較正手段によって較正された前記第2の開口量検出
    手段による検出結果に基づいて、前記シャッタの開口量
    を制御する制御手段とを有することを特徴とする シャッ
    タ装置を有するカメラ。
  5. 【請求項5】 前記較正手段は、前記第1の開口量検出
    手段により検出した所定のシャッタ開口量を前記第2の
    開口量検出手段による検出結果とすることで、前記第2
    の開口量検出手段の較正を行うことを特徴とする請求項
    4に記載のシャッタ装置を有するカメラ。
  6. 【請求項6】 前記較正手段は、前記第1の開口量検出
    手段により検出したシャッタが全閉のときに、前記第2
    の開口量検出手段による検出結果が全閉を示す値となる
    ように前記第2の開口量検出手段を較正することを特徴
    とする請求項4に記載のシャッタ装置を有するカメラ。
  7. 【請求項7】 シャッタの開口量をデジタル的に検出す
    る第1の開口量検出手段と、 前記シャッタの開口量をアナログ的に検出する第2の開
    口量検出手段と、 前記第1の開口量検出による検出結果から前記シャッタ
    の開口量の変化を求め、前記第2の開口量検出手段によ
    る検出結果から前記シャッタの開口量の変化方向を求め
    て、前記シャッタの開口量を制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とする シャッタ装置を有するカメラ。
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