JPS61149935A - 露出制御装置 - Google Patents

露出制御装置

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JPS61149935A
JPS61149935A JP27254284A JP27254284A JPS61149935A JP S61149935 A JPS61149935 A JP S61149935A JP 27254284 A JP27254284 A JP 27254284A JP 27254284 A JP27254284 A JP 27254284A JP S61149935 A JPS61149935 A JP S61149935A
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shutter blade
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は絞り羽根兼用のシャッタ羽根を使用したプログ
ラムシャッタを備えるカメラの露出制御装置に関し、更
に詳しくは、フィルム感度とシャッタ羽根の開口位置と
被写界輝度とに対応して決定されるレベルを電流供給レ
ベルとして積分回路の充電電流を制御するとともに、シ
ャッタ羽根の閉鎖時における前記電流供給レベルによっ
て低輝度警告をなすようにした新規な露出制御装置に関
する。
〔従来の技術及びその問題点〕
周知の通り、フィルム面に対する露出量は最終的にはF
値と露出時間により決定され、F値と露出時間を各々独
立して制御できるカメラの場合、F値が決定されれば被
写界輝度に対応して露出時間を決定すれば適正露出が得
られる。又、露出時間が決定されれば被写界輝度に対応
してF値を決定すれば適正露出が得られる。
しかしながらこのような露出制御を行うためには絞り羽
根とシャッタ羽根(シャツタ幕)に対して独立した駆動
装置を設ける必要上コスト的に高価なものとなるため、
所謂コンパクトカメラの場合は一般的にシャッタ羽根と
絞り羽根を兼用したプログラムシャッタを用いており、
このようなシャッタ羽根と絞り羽根を兼用したプログラ
ムシャッタの場合はシャッタ羽根を、第9図に示す様に
直線近似に開口し、適正露出が得られたタイミングで閉
じる。
ところでこのようなプログラムシャッタにおいてもその
露出制御は基本的には被写界輝度に対応して受光素子に
流れる光電流を積分し、その積分値がある値に達した時
にシャンク羽根を閉じる様にしているが、核種のプログ
ラムシャフタにおいて露出量が露出時間に比例するのは
シャッタ羽根が開放口径に達した後であり、シャッタ羽
根が開放口径に達するまでの所謂三角領域では、シャッ
タ羽根の開口とともに単位時間当たりの露出量が刻々と
上昇しているので、測光回路の特性を補正しなければ、
適正な露出制御をすることができない。
そしてこの補正のための手法としては従来より各種のも
のが知られているが、基本的には次の2種類に大別され
る。
先ず、その第1の手法は、受光素子を開閉する副絞り羽
根をシャック羽根と一体に形成し、シャンク羽根の開口
と連動して受光素子の受光面積を増大させる様にしたも
のであり、この手法によれば、被写界輝度が一定の場合
シャッタ羽根の開口とともに単位時間当たりの光電流も
上昇するので、実際の露出量の積分値と光電流の積分値
が柵ね対応することになり、正確な露出制御をすること
が可能になる。
しかしながらこの手法の場合は、受光素子の配置箇所が
極めて限定されたものとなる一方、受光素子を配置する
ためにシャッタ羽根自体の形状も制限されるという問題
が指摘される。又、受光素子を任意の位置に配置すると
ともに、シャッタ羽根と副絞り羽根を連動機構で同時作
動させることも考えられるが、連動機構を介在させた場
合は、連動機構により露出誤差が増幅されるおそわがあ
る。
又、第2の手法としては、シャッタ羽根の開口特性を予
め予測して、光電流の積分値を電気的に補正する手法が
知られており、この手法の場合は受光部の配置箇所が機
構的に制限されることはないが、上記の予測が成立する
ためにはシャッタ羽根の走行特性が極めて安定している
ことが前提となるので、ガバナ等の複雑な調速機構が必
要不可欠であるとともに、これら調速機構のために作動
部材の慣性重量が増加し、シャッタのチャーシカが上昇
するという問題が指摘される。又、経時変化やカメラ姿
勢の変化あるいは温度変化や電源電圧の変動等によって
シャッタ羽根の走行特性に変動が生じた場合に露出誤差
が生じるという問題も指摘されている。
又、手持ち撮影においてカメラブレをしないシャッタ速
度は、熟練者の場合で、通常l/焦点距離以上とされて
おり、たとえ広角レンズを使用したとしても゛1/30
秒以下のスローシャッタの場合は所謂低輝度警告をして
、三脚やストロボの使用を促すことが望ましい。
そしてプログラムシャッタのシャッタ速度はフィルム感
度と被写界輝度とによって決定されるので、この低輝度
警告をするために、従来はフィルム感度と被写界輝度を
変数としてシャッタ速度を算出するための演算回路を露
出制御回路の他に別途設ける必要が有った。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
のであり、受光素子の配置箇所に自由度を持たせなから
シャッタ羽根の走行特性の変動によって生じる露出誤差
を有効に防止し、併せて、シャ・ンタ速度算出用の演算
回路を独立に設けることなしに低輝度警告をできる様に
した新規な露出制御装置を提供することを目的とする。
要約すれば本発明の露出制御装置は、被写界輝度に対応
して受光素子に流れる光電流を積分する積分回路を具備
し、該積分回路の積分値が所定のレベルに達した時に絞
り羽根兼用のシャッタ羽根を閉じる様にした露出制御装
置において、シャッタ羽根の位置変化を検出する羽根位
置検出手段と、フィルム感度を入力するフィルム感度入
力手段とを備え、前記受光素子に流れる光電流に対応し
て決定されるレベルに、前記フィルム感度入力手段から
入力されたフィルム感度に対応して決定されるレベルを
前記羽根位置検出手段によって検出されたシャッタ羽根
の開口位置に対応して補正したレベルを重畳したレベル
を電流供給レベルとして前記積分回路の充電電流を制御
する様になすとともに、前記シャンク羽根の閉鎖時にお
ける前記電流供給レベルによって低輝度警告をなす様に
なされている。
C作用〕 上記の様に、本発明の露出制御装置は、フィルム感度と
シャッタ羽根の開口位置と被写界輝度とに対応して決定
されるレベルを電流供給レベルとして積分回路の充電電
流を制御する様になされているので、機構的に所謂γ補
正を加えるための副絞り羽根が不要になり、受光素子の
配設箇所の自由度が向上するとともに、撮影レンズの開
口特性が何等かの原因によって変動しても測光用積分回
路の充電特性がこれに追従できるので、極めて高精度な
露出制御が可能となり、且つシャッタ閉鎖時における前
記電流供給レベルはシャッタ速度に対応しているので、
フィルム感度と被写界輝度を変数としてシャッタ速度を
算出するための演算回路を別途配置しなくても低輝度警
告を行うことが可能になる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の1実施例を詳細に説明する
本発明は絞り羽根兼用のシャッタ羽根を具備するプログ
ラムシャッタに通用されるものであり、先ず、絞り羽根
を兼用するシャッタ羽根を有するプログラムシャッタの
基本的な構成例を第1図に示す。
第1図において1及び2は各々絞り羽根を兼用したシャ
ッタ羽根を示し、シャッタ羽根1及び2は各々軸1a及
び2aに回動自在に枢支されている。又、3は光軸を中
心にして回動自在に保持された羽根開閉リングを示し、
羽根開閉リング3はスプリング4によって常時反時計廻
りに付勢され、羽根開閉リング3に植設されたピン3a
・3bは各々シャッタ羽根1・2に形成された長1ji
1b・2bと係合している。又、5は羽根開閉レバー3
を時計廻りに回動させるためのアクチュエータの1例で
あるソレノイドを示す。
そして、その作用を説明すると、先ず、初期状態におい
てソレノイド4は消磁されており、羽根開閉リング3は
スプリング4によって反時計廻りに付勢されている。従
って、羽根開閉リング3は爪3cがストッパ6に当接し
た位置で停止しており、シャッタ羽根1・2はアパーチ
ュア7を閉じている。
この状態でソレノイド5を励磁すると、羽根開閉リング
3はビン3a・3bが長溝1b・2bを係止したまま、
スプリング4の張力に抗して時計廻りに回動するので、
シャッタ羽根1・2は各々軸1a・2aを中心にして反
時計廻りに回動してアパーチュア7を徐々に開口してゆ
き、羽根開閉リング3の爪3dがストッパ6に当接した
時点でアパーチュア7は開放口径になる。そして適正露
出が得られたタイミングにおいてソレノイド5を消磁す
れば、羽根開閉リング3はスプリング4の張力によって
反時計廻りに回動して、シャッタ羽根1・2はアパーチ
ュア7を閉じて露出動作を終了する。
核種のプログラムシャッタの構造・作用は従来より周知
のものであるが、本発明においては、その特徴的な点と
して撮影レンズの実際の口径を検出する手段が設けられ
ている。
撮影レンズの口径を検出する手段としては、シャッタ羽
根1 (あるいは2)の回動量を検出する手法や羽根開
閉リング3の回動量を検出する手法等種々の悠様が考え
られるが、本実施例ではシャッタ羽根1にその回動量を
検出するための光電式のエンコーダ8が形成された例を
採用している。
光電式のエンコーダ8の詳細に関しては第2図・第3図
を参照して説明するが、その基本的な構成及び作用を説
明すると、シャッタ羽根1にば他の機構部材の作動の妨
げとならない箇所に軸1aを中心とした円周上に多数の
スリン)8aが形成され、該スリット8aが発光素子8
bから受光素子8cに至る光路を開閉する毎に発生する
パルスをカウントすることによってシャッタ羽根lの回
動量を数値化して検出する様になされている。
第2図はこのエンコーダ8の要部拡大図であり、第3図
は第1図及び第2図におけるA視断面図である。シャッ
タ羽根1は地板8dと地板8eの間隙に浮遊する様に支
持されており、地板8eに形成された貫通孔には本実施
例の特徴となる反射率及び透過率が極めて低いライトガ
イド8fが埋設されている。このライトガイド8fの概
ね中央には、シャッタ羽根lに形成されたスリット8a
よりも十分に面積の小さいライトガイドスリット8gが
形成されており、発光素子8bから照射された光束はラ
イトガイドスリット8gを通過して、地板8d或いは地
板8dと反射率が異なるシャッタ羽根1で反射されて、
受光素子8Cに至る様になされている。そして本実施例
においてエンコーダ8の特徴的な点は、■ライトガイド
8rの反射率が地板8dやシャッタ羽根1の反射率と比
較して十分に小さいこと、■ライ1−ガイドスリット8
gの面積がシャッタ羽根1に形成されたスリット8aの
面積と比較して十分に小さいこと、0発光素子8bと受
光素子8Cを結ぶ線分がシャッタ羽根1に形成されたス
リ7)8aの進行方向に対して直交していること等であ
る。このため本実施例では発光素子8bから照射された
光束の内あたかもピンホール的なライトガイドスリット
8gを通過した光のみが受光素子8Cに至り、しかもシ
ャッタ羽根1とスリット8aの境界線はライトガイドス
リ・ノド8gを瞬時に横切るので、受光素子8Cが発生
する光電流は急激な立ち下がり及び立ち上がりを示すの
で、正確なパルス化が可能になる。
又、カメラ姿勢の変化等によらてシャッタ羽根1が不安
定な走行をした場合について考えても、通常この様な場
合は、シャッタ羽根1はスリット8aの進行方向の前後
に傾斜するが、本実施例では上記の様に発光素子8bと
受光素子8cを結ぶ線分がシャッタ羽根1に形成された
スリット8aの進行方向に対して直交しているので、発
光素子8bから照射された光のシャッタ羽根lに対する
入射角度はシャッタ羽根1の傾斜には殆ど影響されず、
スリット8aの通過を高精度で検出することができる。
そしてスリット8aがライトガイドスリット8gを通過
する毎に生じる受光素子8cの光電流の変化をパルス化
して、このパルスをカウントすれば、時々刻々と変化す
るシャッタ羽根1の開口位置(即ち、現時点のF値)を
知ることができる。
そして本実施例ではこの様にして検出したシャッタ羽根
1の開口位置とフィルム感度と被写界輝度とに対応して
その電流供給レベルを決定して、積分回路の充電電流を
制御する様になされているので、測光用の受光素子をシ
ャッタ羽根1・2の動作とは無関係な箇所に配置しても
、積分回路の充電特性をシャッタ羽根1・2の開口特性
に追従させることが可能となり、又、シャッタ羽根1・
2が開口を開始する以前における前記電流供給レベルは
フィルム感度と被写界輝度のみによって決定されるので
、このシャッタ羽根1・2の開口開始以前における電流
供給レベルによって低輝度警告を行う様にしている。
次に第4図を参照して、シャッタ羽根1の開口位置とフ
ィルム感度と被写界輝度とに対応してその電流供給レベ
ルを決定して、積分回路の充電電流を制御する回路、及
び、このシャッタ羽根1・2の開口開始以前における電
流供給レベルによって低輝度警告を行う回路を含む露出
制御回路例を説明する。
先ず、第4図において、8b及び8Cは既に説明した発
光素子及び受光素子を各々示し、又、10は発光素子8
cの出力をパルス化する波形整形回路を、20は波形整
形回路10の出力パルスを計数するカウンタを各々示す
。又、30は被写界輝度に対応して露出時間を決定する
測光回路を、40はンヤノタ羽根を駆動する駆動回路を
、50は各種のシーケンス制御をするシーケンス回路を
、60はDXフィルムのパトローネの所定箇所に設けれ
た導電性のパターンに対応してメーク・ブレークする接
点群を、70は接点群60のメータ・ブレークにより得
られるパターンに対応してフィルム感度をコード化する
DX回路を、83はカウンタ20及びDX回路70から
の出力を供給される演算回路を、84は演算回路83の
出力を電圧値変換するためのデジタル−アナログ変換回
路を各々示す。
尚、本実施例ではDXフィルムに対応したカメラを想定
しているが、フィルム感度は例えば可変抵抗の端子レベ
ルとして手動で入力し、これをデジタルコード化する様
にしてもよい。
次ぎに、本実施例のより具体的な構成及び作用を説明し
よう。
先ず、測光回路30に関して説明する。
本実施例では、暗電流の影響を除去するために受光素子
である5PD31を無バイアスで使用するとともに広汎
な輝度域に対応するためにログダイオード32をオペア
ンプ33の帰還抵抗として使用している。具体的には、
5PD31は、そのアノード側をオペアンプ33の非反
転入力に、そのカソード側をオペアンプ33の反転入力
に各々接続されるとともに、望ましくはその受光面が被
写界に正対してカメラボディーの任意箇所に配置されて
いる。
そしてその作用を説明すると、被写界輝度に対応した光
が5PD31に入射すると、5PD31には光電流が逆
方向に流れ、ログダイオード32の両端にはこの光電流
による電圧降下■2が発生する。従って、オペアンプ3
3の出力端にはバイアス電圧■1に光電流によるログダ
イオード32の電圧降下V2を重畳したレベルが発生す
る。そしてオペアンプ33の出力電圧は対数伸長用のト
ランジスタ36のベースに電流供給レベルとして加えら
れ、そのコレクタ電流を制御し、トランジスタ36のコ
レクタ電流によってコンデンサ37は充電されるので、
積分用のコンデンサ37の充電特性は5PD31に流れ
る光電流及びバイアス電圧v1によって決定されること
になる。
そしてこのコンデンサ37の充電レベルはコンパレータ
38の反転入力に加えられ、これがコンパレータ38の
非反転入力に電源39から加えられている基準レベルと
一致した時にコンパレータ38が発生するシャッタ閉じ
信号はシーケンス回路50に加えられ、シャッタ閉鎖動
作を実行させる様になされている。尚、コンデンサ37
と並列接続されたトランジスタ310はシャツタレリー
ズと連動して遮断され、トランジスタ310が遮断され
ることによってコンデンサ37の充電動作が開始される
様になされている。
ところで、周知の通りフィルムに対する適正な露出量は
フィルム感度比に反比例するので、被写界輝度を一定と
した場合、フィルム感度が高い程コンデンサ37の充電
電流を増大せしめ、シャ。
夕羽根1・2の閉鎖タイミングを早めることが要求され
る。そして既に説明した様に、コンデンサ37の充電電
流はオペアンプ33の出力レベルによって制御され、オ
ペアンプ33の出力には被写界輝度に対応して決定され
る電圧■2とバイアス電圧V1を重畳したレベルが現れ
るので、フィルム感度に対応してバイアス電圧■1決定
すれば、フィルム感度に対応してコンデンサ37の充電
特性を決定することが可能になる。
又、既に説明した様に、絞り羽根兼用のシャッタ羽根1
・2を使用したプログラムシャッタの場合、シャッタ羽
根1・2が開放口径に達するまでは、シャッタ羽根1・
2の開口とともに単位時間当たりの露出量が刻々と上昇
するので、この単位時間当たりの露出量の上昇カーブに
合わせてコンデンサ37の充電電流を上昇させなければ
、シャッタ羽根1・2が全開するまでの所謂三角領域に
おいて適正な露出制御をすることができない。そして既
に説明した様に、コンデンサ37の充電電流はオペアン
プ33の出力レベルによって制御され、オペアンプ33
の出力には被写界輝度に対応して決定される電圧v2と
バイアス電圧Vlを重畳したレベルが現れるので、シャ
フタ羽根1・2の開口位置に対応してバイアス電圧■1
決定すれば、シャッタ羽根1・2の開口特性にコンデン
サ37の充電特性を追従させることができ、シャッタ羽
根l・2が全開するまでの所謂三角領域においても適正
な露出制御をすることができる。
そこで本実施例では、フィルム感度に対応してバイアス
電圧■1を基本的に決定するとともに、シャッタ羽根1
・2が全開するまでの三角領域ではシャフタ羽根1・2
の開口位置に対応してバイアス電圧v1を補正し、シャ
ッタ羽根1・2の開口に伴ってバイアス電圧v1を上昇
させることにより、シャッタ羽根1・2の開口特性にコ
ンデンサ37の充電特性が追従できる様にしている。
そこで、以下において、フィルム感度に対応してバイア
ス電圧v1を決定するための回路及びシャッタ羽根1・
2の開口位置に対応してバイアス電圧v1を上昇させる
ための回路に関して説明する。
先ず、本実施例はDXフィルム対応型のカメラを想定し
ているので、フィルム感度はパトローネに設!、Jられ
た導電性のパターンに接触する接点群60のオン・オフ
パターンとして入力され、このオン・オフパターンはD
X回路70でコード化されて、演算回路83に加えられ
る様になされている。
又、シャッタ羽根1・2の開口位置は光電式のエンコー
ダ8によって入力される。
より具体的には、発光素子8bの一例である発光ダイオ
ードから照射された光はライトガイトスリソ1−8gを
通過し、地板8d或いはシャッタ羽根1で反射されて、
受光素子8Cの一例であるフォトトランジスタに至る。
そして、地板8dとシャッタ羽根1の反射率は異なるの
で、スリット8aがライトガイドスリット8gを横切る
毎に受光素子8Cに入射する光エネルギは変動し、抵抗
R1の端子レベルとして波形整形回路10に加えられる
第5図は波形整形回路10の具体的な構成例を示してお
り、抵抗RIの端子レベルは、受光素子8Cの11電流
相当分が直流カットコンデンサ11で除去された後、オ
ペアンプ12で増幅されて、コンパレータ13の反転入
力に加えられる。そしてコンパレータ13の非反転入力
には電源14から基準レベルが加えられており、コンパ
レータ13はオペアンプ12の出力を基準レベルと比較
してパルス化するので、コンパレータ13からはスリッ
ト8aがライトガイドスリット8gを通過する毎にパル
スが発生され、このパルスはカウンタ20のクロック端
子に加えられ、カウンタ20をカンウドアンプ(カウン
トダウンでも可)するので、シャフタ羽根1・2の開口
位置はカウンタ20の計数値として数値化されて演算回
路83に加えられる。
そして演算回路83はこの様にして数値化されたシャッ
タ羽根1・2の開口位置とフィルム感度とを変数とした
演算処理を行ってその解答をデジタル−アナログ変換回
路84に与え、デジタル−アナログ変換面WIF84は
これを電圧に変換して、バイアス電圧■1を発生する。
尚、演算回路83が実行する具体的な演算内容は測光回
路30の特性やその他の機構的な特性によって異なるが
、フィルム感度が高い程コンデンサ37の充電速度を上
昇させる必要があり、又、アパーチュア7の開口につれ
てカンフタ20の計数値が上昇する程コンデンサ37の
充電速度を上昇させる必要があるので、演算回路83は
DX回路70から加えられるフィルム感度情報にカウン
タ20の計数値を乗じ、これに測光回路30の特性やそ
の他の機構的な特性によって決定される定数を乗じた演
算を行えばよい。
尚、この演算内容を(式−1)に示す。
解=定数x (150/l50100) X計数値(式
−1)ところで、既に説明した様に、フィルム感度に対
して被写界輝度が低いとシャッタ速度は遅くなり、この
シャッタ速度がある値より低くなると低輝度警告を行う
ことが望ましい。そして本実施例ではシャッタ速度はコ
ンデンサ37に対する電流供給レベルとなるオペアンプ
33の出力レベルによって決定され、オペアンプ33の
出力レベルは既に説明した様に被写界輝度に対応して定
まる口グダイオード32の電圧降下v2とフィルム感度
とシャッタ羽根1・2開口位置(即ち、カウンタ20の
計数値)に対応して定まるバイアス電圧■1とを反映し
て決定されるが、図示せぬシャッタボタンのハーフスト
ローク時にはシャッタ羽根1・2は完全に閉鎖しており
、カウンタ20の計数値は定数として扱うことができる
ので、バイアス電圧■、はフィルム感度のみを反映し、
従って、オペアンプ33の出力レベルはフィルム感度と
被写界輝度のみを反映することになる。そして最終的な
シャッタ速度はこの初期時におけるオペアンプ33の出
力レベルにカウンタ20の計数値として導入されたシャ
ッタ羽根1・2の開口特性を反映させたものとなり、シ
ャッタ羽根l・2の開口特性には若干の変動が予想され
ても、低輝度警告としては十分な精度をもっている。
そこで、本実施例ではシャッタボタンのハーフストロー
ク時におけるオペアンプ33の出力レベルによって制御
されるトランジスタ311の出力電流と定電流源313
の電流値を比較する電流コンパレータによって低輝度警
告を行う様にしている。
より具体的にはトランジスタ311ば電流源313とグ
ランド間に接続され、トランジスタ311のベースには
オペアンプ33の出力が接続されており、オペアンプ3
3の出力レベルによって定電流源313からトランジス
タ311のコレクターエミッタ間に注入される電流量が
制御され゛る様になされている。又、シーケンス回路5
0とグランド間に接続されたトランジスタ314のベー
スは定電流源313に接続され、トランジスタ314の
ベースへの電流供給レベルはベース・エミッタが接続さ
れてダイオードとして機能するトランジスタ312のベ
ースーエミッタ間電圧によって決定される様になされて
いる。従って、シャンクボタンのハーフストローク時に
、フィルム感度と被写界輝度に対応して変動するオペア
ンプ33の出力レベルにより定電流源313からトラン
ジスタ311に流れる電流量を制御すれば、定電流源3
13からトランジスタ314のベースに供給される電流
が制御されてトランジスタ314がオン・オフすること
になり、シーケンス回路50がトランジスタ314のオ
ン・オフを監視することによってシャッタ速度が手持ち
限界速度以上か以下かを知る様にしている。
ところで、ストロボの発光量を示す数値であるガイドナ
ンバはフィルム感度がl5O100の場合に撮影距離と
F値の積と定義され、フィルム感度が変更されると撮影
距離はフィルム感度比の平方根に比例する。
従って、ガイドナンバが固定されたストロボを使用する
場合は、撮影距離とフィルム感度が決定すれば使用すべ
きF値は決定され、このF値が得られたタイミングでス
トロボ同調すれば適正露出が得られることになる。
本実施例ではカウンタ20の計数値はF値を示すことに
なるので、DX回路70が出力するフィルム感度情報と
測距回路90が出力する撮影距離情報を演算回路100
に加え、この演算回路100においてフィルム感度と撮
影距離とガイドナンバから適正露出が得られるF値を算
出して、デジタルコンパレータ110に与えるとともに
、デジタルコンパレータ110はカウンタ20の計数出
力が演算回路100の出力と一致したタイミングでEF
U回路120 (エレクトロニクスーフラッシェーユニ
ット回路の略であり、公知である。)にトリガパルスを
与え、ストロボを発光させる様にしている。
尚、演算回路100が実行する演算内容は次の(式−2
)で示される。
但し、(式−2)においてFはF値を、GN。
はガイドナンバを、Lは撮影距離を各々示し、kはシャ
ッタ羽根工・2の特性によって定まる定数である。
又、測距回路90はへリコイドの繰り出し量を検出する
様にしてもよいし、例えば、近赤外光を使用したオート
フォーカス用の測距機構を流用してもよい。
次ぎに上記事項を参照して本実施例の動作を説明する。
先ず、通常の自動露出モード時の動作を説明する。
初期状態において、シーケンス回路50が駆動回路40
を構成するトランジスタ41のベースに加える信号のレ
ベルはローで、トランジスタ41は遮断されているので
、ソレノイド5は消磁されている。従って、羽根開閉リ
ング3はスプリング4の張力によって反時計廻りに回動
し、爪3Cがストッパ6に当接した状態にあり、羽根開
閉リング3に植設されたピン3a・3bは各々長溝1b
・2bを係止しつつシャッタ羽根1・2を反時計廻りに
回動させるので、シャッタ羽根1・2によってアパーチ
ュア7は閉鎖された状態にある。
又、初期状態ではシーケンス回路50が測光回路30の
トランジスタ310のベースに加える信号のレベルもロ
ーであり、トランジスタ310は導通しているので、コ
ンデンサ37の端子レベルは電源レベルまでプルアップ
され、コンデンサ37の充電はなされない。
電源スィッチが投入されると、セットされているフィル
ムのパトローネにマークされたDXパターンに対応して
接点群60がオン・オフし、DX回路70は接点群60
のオン・オフパターンをコード化したフィルム感度情報
を発生し、このライルム感度情報は演算回路83と演算
回路100に加えられる。
又、カウンタ20の計数値も演算回路83に加えられ、
演算回路83はフィルム感度とカウンタ20の計数値を
変数として(式−1)に示す演算処理を実行し、デジタ
ル−アナログ変換回路84は演算回路83の演算結果を
電圧に変換してバイアス電圧■1を発生するが、シャッ
タボタンのハーフストローク時にはカウンタ20の計数
値は定数と見なすことができるので、バイアス電圧■1
はフィルム感度のみを反映していることになる。
一方、5PD31にはログダイオード32を介して被写
界輝度に対応した光電流が流れ、ログダイオード32の
両端にはこの光電流に対応した電圧降下V2が発生する
ので、オペアンプ33の出力電圧はフィルム感度のみを
反映した電圧v1と被写界輝度を反映した電圧v2とを
重畳したレベルになる。そして最終的なシャッタ速度は
この初期時におけるオペアンプ33の出力レベルにカウ
ンタ20の計数値として導入されたシャッタ羽根1の開
口特性を反映させたものとなり、シャッタ羽根1の開口
特性は若干変動が予想されるが、低輝度警告としては十
分な精度を持っている。
そして、既に説明した様に、オペアンプ33の出力レベ
ルに対応して定電流源313からトランジスタ311の
コレクターエミッタ間に供給される電流量が制御される
ので、シャッタボタンのハーフストローク時に、オペア
ンプ33の出力レベルが手持ち限界シャッタ速度に対応
して決定されるレベルよりも低いと、定電流源313の
電流は一部トランジスタ311に流れるのみで、残りは
トランジスタ314のベースに流れるため、トランジス
タ314は導通状態となる。そしてシーケンス回路50
はトランジスタ314が導通するとフィルム感度に対し
て被写界輝度が低いものと判断して図示せぬファインダ
内のLED等に低輝度警告を行う。
又、シャッタボタンのハーフストローク時に、オペアン
プ33の出力レベルが手持ち限界シャッタ速度に対応し
て決定されるレベルよりも高いと、定電流源313の電
流は全てトランジスタ311のコレクタへ流入し、定電
流源313からトランジスタ314のベースへの電流供
給が行われないため、トランジスタ314は遮断される
。そしてシーケンス回路50はトランジスタ314が5
avfTされるとフィルム感度に対して被写界輝度が十
分であると判断して低輝度警告は行わない。
その後、シャッタボタンが押されて、レリーズ信号がシ
ーケンス回路50に加えられると、シーケンス回路50
は、駆動回路40のトランジスタ41及び測光回路30
のトランジスタ310のベース入力を各々ハイレベルに
するとともに、発光素子8bに駆動電圧を印加する。
先ず、トランジスタ41はベースがハイレベルになるこ
とにより導通し、応してソレノイド5が励磁される。従
って、羽根開閉リング3はスプリング4の張力に抗して
時計廻りに回動するので、羽根開閉リング3に植設され
たピン3a・3bは各々長溝1b・2bを係止しつつシ
ャッタ羽根1・2を時計廻りに回動させるので、シャッ
タ羽根1・2はアパーチュア7を第6図のカーブaに示
す様な特性で開口してゆき、フィルム面に対する露出が
開始される。
尚、第6図において横軸は露出時間を示し、縦軸はF値
を示している。
又、測光回路30においてはトランジスタ310のベー
スがハイレベルになることによりトランジスタ310は
遮断されて、コンデンサ37の充電が可能になる。
核種のプログラムシャッタの場合、開放口径に達する以
前の三角領域ではシャッタ羽根1・2の開口に伴って単
位時間当たりの露出量が刻々と変動するので、絞り口径
の変動に伴って、コンデンサ37の充電特性を補正する
ことが要求される。
そこで、本実施例ではシャッタ羽根lの開口位置をカウ
ンタ20の計数値として数値化し、カウンタ20の計数
値の上昇に対応してバイアス電圧V1を上昇せしめ、コ
ンデンサ37の充電速度を上界させる様にしている。
より詳細には、上記の如くして羽根開閉リング3が時計
廻りに回動することによってシャッタ羽根1・2がアパ
ーチュア7の開口を開始すると、シャッタ羽根1に形成
されたスリット8aはライトガイドスリット8gを順次
横切る。この時点ではシーケンス回路50は発光素子8
bに駆動電圧を印加しているので発光素子8bから照射
された光束はライトガイドスリット8gを通過して受光
素子8cに入射しており、シャVり羽根1の反射率と地
板8dとの反射率は異なるので、スリット8aがライト
ガイドスリット8gを横切る毎に受光素子8cに対する
入射光量が変動し、抵抗R0の端子レベルも変動する。
そして波形整形回路10ば抵抗R,の端子レベルを基準
レベルと比較して第7図aに示す様なパルスを発生する
。このパルスがカウンタ20に加えられてカウンタ20
をカウントアツプさせるので、シャッタ羽根1の開口位
置はカウンタ20の計数値として数値化され、このカウ
ンタ20の計数値は演算回路83に加えられる。
そして、演算回路83はDX回路70から加えられるフ
ィルム感度情報と、カウンタ20の計数値に対応して(
弐−1)の演算を行い、デジタル−アナログ変換回路8
4は演算回路83の演算結果をバイアス電圧■1に変換
するので、バイアス電圧V1はステップ状に上昇し、オ
ペアンプ33の出力はこのバイアス電圧v1に被写界輝
度に対応して決定されるログダイオード32の電圧降下
V2を重畳したものとなるので、オペアンプ33の出力
レベルも第8図に示す様にステップ状に上昇する。
そしてコンデンサ37はトランジスタ36のコレクター
エミッタ間に流れる電流により充電され、トランジスタ
36のコレクターエミッタ間電流はオペアンプ33の出
力レベルに対応して制御されるので、シャッタ羽根l・
2の開口に伴ってオペアンプ33の出力レベルがステッ
プ状に上昇することに対応してコンデンサ37の充電速
度も上昇する。
そして、コンデンサ37の充電レベルがコンパレータ3
8の非反転入力に加えられている基準レベルと一致する
と、コンパレータ38の出力は反転する。
そしてシーケンス回路50はこの様にしてコンパレータ
38の出力が反転すると、トランジスタ41のベースを
ローレベルに落とすので、ソレノイド5は消磁されて、
羽根開閉リング3はスプリング4の張力によって反時計
廻りに回動し、シャッタ羽根1・2はアパーチュア7を
閉じて露出動作を終了する。
尚、この時シーケンス回路50は測光回路30のトラン
ジスタ310のベースレベル及び発光素子8bの駆動電
圧を落とすので、測光回路30及びエンコーダ8も動作
を終了する。
とごろで、上記においても説明した様に、ソレノイド5
が励磁されることによってシャッタ羽根1・2はアパー
チュアを開口してゆくが、シャッタ羽根1・2の開口特
性は経時変化やカメシ位置の変化或いは電磁シャッタの
場合は電源電圧の変動等によって変動する可能性があ葛
ことは否定できな゛い。
例えば、第6図を参照して既に説明した曲線aがシャッ
タ羽根1・2の設計上の理想的な開口特性であるとした
場合、上記した様な理由によってシャッタ羽根1・2が
第6図の曲線すに示す様な特性で開口することも十分に
考えられる。
そしてフィルム面に対して適正露出を与えるためには露
出量の積分値がフィルム感度に対応して決定される値に
達した時に露出を打ち切ることが要求されるので、シャ
ッタ羽根12が曲線すの様な開口特性を示す場合は曲線
aに示す様な理想的な開口特性の場合よりも露出時間を
長くしなければ、適正な露出を与えることはできない。
しかしながら、本実施例ではシャッタ羽根1・2の現実
の開口特性をカウンタ20の計数値としてフィードバッ
クしてバイアス電圧V1を決定しているので、シャッタ
羽根l・2の開口特性の変動によってフィルム面に対す
る露出量の積分特性が変動しても測光回路30の充電特
性をフィルム面に対する露出量の積分特性に追従させる
ことが可能になり、シャッタ羽根l・2の開口特性が変
動しても正確な露出制御を行うことが可能となっている
即ち、シャッタ羽根1の開口に伴って波形整形回路10
はパルスを発生し、このパルスがカウンタ20にカウン
トアツプクロックとして加えられるが、波形整形回路1
0が発生するパルスはシャッタ羽根1の現実の開口位置
に対応しているので、シャッタ羽根1が第6図の曲線す
の様な開口特性を示す時は波形整形回路10は第7図の
bに示す様に若干遅延したパルスを発生するので、カウ
ンタ20の計数値の上昇速度も低下する。そして、デジ
タル−アナログ変換回路B4が発生するバイアス電圧v
lはカウンタ20がカウントアンプする毎にステップ状
に上昇するので、カウンタ20の計数値の上昇速度が低
下すると、バイアス電圧Vlの上昇速度は低下し、コン
デンサ37の充電電流の上昇速度も低下するので、コン
デンサ37の充電レベルが基準レベルと一致するのに要
する時間も遅延することになり、露出時間が延長される
この様に、本実施例では何等かの原因によってシャッタ
羽根1・2の開口特性が変動しても、この開口特性の変
動に追従して測光回路の充電特性も変動するので、シャ
ッタ羽根1・2の開口特性の変動にかかわりなく適正な
露出を与えることが可能になる。
次ぎに、ストロボ撮影時の動作を説明する。
撮影者がストロボモードを指定すると、シーケンス回路
50はEFU回路120を作動させて図示せぬメインコ
ンデンサの充電を開始する。
同時にシーケンス回路50は測距回路90、演算回路1
00及びデジタルコンパレータ110を起動する。
先ず、測距回路90は起動されることにより、対象とな
る被写体までの距離を示す撮影距離情報を演算回路10
0に与える。又、演算回路100にはDX回路70から
フィルム感度情報が与えられでいる。
そしてガイドナンバが固定されたストロボの場合、撮影
距離とフィルム感度が決定されれば適正露出を得られる
F値は一義的に決定されるので、演算回路100はフィ
ルム感度情報と撮影距離情報によって(式−2)に示す
演算を行い、適正F値を示すF値情報を算出して、この
F値情報をデジタルコンパレータ110に与える。
EFU回路120の充電が完了した後に撮影者がシャッ
クボタンを押すと、通常の撮影時と同様にしてシャッタ
羽根1・2がアパーチュア7を開口してゆき、シャッタ
羽根lの開口位置に対応してカウンタ20の計数値は更
新されてゆく。従って、カウンタ20の計数値は、シャ
ッタ羽根の開口特性にかかわらず常に現実のF値と1対
1に対応している。そこで、カウンタ20の計数値をデ
ジタルコンパレータ110によって演算回路100が発
生するF値情報と比較し、両者が一致したタイミングに
おいて、デジタルコンパレータ110がEFU回路12
0にトリガ信号を与えれば、適正なF値が得られたタイ
ミングにおいてストロボを同調させることができる。
尚、この時のデジタルコンパレータ110が発生するト
リガ信号はシーケンス回路50に与えられ、シーケンス
回路50はこのトリガ信号によって露出動作を中止させ
る。
尚、ストロボを使用するケースとしては上記の様に被写
体輝度が低い時の主光源として使用する場合の他に、所
謂日中シンクロの様に被写界輝度比とフィルムの露光域
とのマツチングをとるための補助光源として使用する場
合が考えられる。
そしてこの様なケースで背景が十分に明るい場合は、背
景に対して適正露出が与えられたタイミングにおいてコ
ンパレータ38の出力が反転すると、コンパレータ38
の出力はEFU回路120に対してオアゲート130を
介してトリガ信号として与えられストロボを発光させる
ので、背景が露出オーバ°−になることはない。
尚、上記では電流コンパレータによって低輝度警告をす
る様にした例を説明したが、オペアンプ33の出力レベ
ルを比較する様にすることも可能である。
〔効果〕
以上説明した様に本発明によれば、シャッタ羽根の開口
位置に対応して測光回路の充電特性を変動させることが
できるので、測光用の受光素子の配設箇所の自由度や、
全体としてデザイン設計の自由度を著しく向上させるこ
とができる。
又、本発明の場合、シャッタ羽根の実際の開口位置を検
出して測光回路の充電特性を変動させているので、シャ
ッタ羽根の開口特性が経時変化・電源電圧の変動・撮影
姿勢の変化等によって変動してもシャッタ羽根の開口特
性の変動に測光回路の充電特性が追従するので、正確な
露出制御を行うことが可能になる。
又、本発明ではコンデンサ37に対する電流供給レベル
となるオペアンプ33の出力レベルはシ十ツタボタンの
ハーフストローク時にはフィルム感度と被写界輝度のみ
を反映することになるので、専用回路を設けずにオペア
ンプ33の出力によって低輝度警告をすることが可能に
なる。
又、本発明によれば、シャッタ羽根の開口位置がカウン
タの計数値として数値化されるので、近年特に普及して
きているマイクロコンピュータの導入が容易になる。
又、本発明ではカウンタの針数値はその時点におけるF
値と1対1に対応しているので、フラッシュマチックモ
ードにおけるストロボ同調タイミングの決定基準として
も使用することができ、シャッタ羽根の開口位置を制限
するための機構を別途段けなくとも、フラッシュマチッ
クモードにおいて正確な露出制御をすることが可能にな
る。
又、ファインダ内に低輝度警告をすべき時にストロボ撮
影モードを自動的に選択する様にすれば、不慮の手ぶれ
を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例にかかるシャッタ機構の機構
図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は第1図及び
第2図のA視断面図、第4図は本発明のl実施例の回路
図、第5図は波形整形回路の回路例を示す回路図、第6
図は第1図に示すシャッタ機構の開口特性図、第7図は
波形整形回路の出力パルスを示す特性図、第8図はデジ
タル−アナログ変換回路の出力波形を示す特性図、第9
図は一般的なプログラムシャッタの開口特性図。 1・2・・・シャッタ羽t15・・・ソレノイド8・・
・エンコーダ    8f・・・ライトガイド8g・・
・ライトガイドスリット 20・・・カウンタ    30・・・測光回路31・
・・SPD      35・・・トランジスタ37・
・・コンデンサ   311・・・トランジスタ312
・・・トランジスタ 313・・・定電流源314・・
・トランジスタ 83・・・演算回路84・・・デジタ
ル−アナログ変換回路特許出願人 株式会社 コノ々ル 代 理 人 弁理士  村上光司 第5図 第6図 Fj           。 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 被写界輝度に対応して受光素子に流れる光電流を積分す
    る積分回路を具備し、該積分回路の積分値が所定のレベ
    ルに達した時に絞り羽根兼用のシャッタ羽根を閉じる様
    にした露出制御装置において、 シャッタ羽根の位置変化を検出する羽根位置検出手段と
    、フィルム感度を入力するフィルム感度入力手段とを備
    え、 前記受光素子に流れる光電流に対応して決定されるレベ
    ルに、前記フィルム感度入力手段から入力されたフィル
    ム感度に対応して決定されるレベルを前記羽根位置検出
    手段によって検出されたシャッタ羽根の開口位置に対応
    して補正したレベルを重畳したレベルを電流供給レベル
    として前記積分回路の充電電流を制御する様になすとと
    もに、前記シャッタ羽根の閉鎖時における前記電流供給
    レベルによって低輝度警告をなす様にしたことを特徴と
    する露出制御装置。
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