JP2856542B2 - 熱線式空気流量計 - Google Patents

熱線式空気流量計

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の吸入空気流量を計測する熱線式空
気流量計に係り、得に、吸入空気流路を構成する主流路
中に配置された副流路中に流量計測用感温抵抗体を配置
してなる熱線式空気流量計に関する。
〔従来の技術〕
従来の内燃機関用熱線式空気流量計は、特開平2−15
18号に記載のごとく、内燃機関の吸入空気流路を構成す
る主流路を形成したボディと、主流路内に配置され、主
流路の軸方向に形成された縦流路および主流路の半径方
向に形成された横流路を有する副流路を形成した副流路
構成部材と、副流路の縦流路に配置され、吸入空気流量
を計測する感温抵抗抵抗体とを備え、副流路構成部材に
は特開平2−1518号の第4図に示すごとく、縦流路を挾
んで感温抵抗体のホルダの反対側に厚肉がある構成とな
っていた。
また、主流路と副流路を備え、副流路に感温抵抗体を
配置した熱線式空気流量計において、感温抵抗体ホルダ
に関する構造として、特開昭61−53518号公報、特開昭6
4−10127号公報等に記載のように、感温抵抗体の周囲を
取り囲むように感温抵抗体の保護部材を設けたものがあ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
内部に感温抵抗体を有してなる副流路を構成する部材
は内壁で副流路を形成するため、副流路の仕様からその
内側形状、寸法が決定される。一方、外壁は主流路の一
部を形成するため、その外形形状、寸法は主流路の空気
流に著しい影響を与え、この形状が不適であると圧力損
失の増大、空気流の渦を発生させ、結果として熱線式空
気流量計の時間的出力変動(以下出力ノイズと称す)が
増大し、燃料噴射装置の制御精度を低下させる。
副流路の構成部材はこのような異なった目的から内
側、外側の形状、寸法使用を決定する必要がある。一
方、副流路構成部材としては、必要強度を満足する最小
肉厚で、できるだけ均一肉厚に形成することが望まし
い。
上記従来技術は副流路構成部材の肉厚均一、薄肉化に
対する配慮がなされておらず、前記した副流路、主流
路、主流路の必要仕様から内形、外形形状、寸法を定め
ているため副流路構成部材に上記のように著しい厚肉部
が生じ、製品重量が増加する問題があった。また、副流
路構成部材を合成樹脂で形成した場合、成形時の収縮に
より大きなひけを生じ、所要の形状、寸法が得られず、
精度低下を生ずる問題があった。また、副流路構成部材
をアルミニウム等の金属で成形した場合も合成樹脂より
少ないが同様の問題があった。
一方、肉厚の均一化を図れば外側形状が不適となり、
前記した圧力損失及び出力ノイズが増大する問題があっ
た。
また、特開昭61−53518号公報、特開昭64−10127号公
報等に記載の従来技術は感温抵抗体の保護部材に関する
ものであり、いずれも副流路構成部材の形状、寸法精度
を構造させる機能を有していない。
本発明の第1の目的は、圧力損失および出力ノイズを
増大させずに、副流路構成部材の著しい肉厚部を除去し
た熱線式空気流量計を提供することである。
本発明の第2の目的は、上記の肉厚部の除去と共に、
副流路に配置される感温抵抗体を保護できる熱線式空気
流量計を提供することにある。
本発明の第3の目的は、上記の肉厚部の除去と共に、
内燃機関の吸気脈動による出力誤差を低減できる熱線式
空気流量計を提供することである。
本発明の第4の目的は、上記の肉厚部の除去と共に、
副流路内の空気流変動を低減し、出力ノイズを低減でき
る熱線式空気流量計を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の目的を達成するため、本発明は、副流路構
成部材内に副流路の縦流路から実質的に分離した空間を
設けたものである。
また、上記第2の目的を達成するため、本発明は、そ
の空間を、感温抵抗体の周囲を取り囲み、縦流路の一部
を構成する補助部材で縦流路から分離したものである。
さらに、上記第3の目的を達成するため、本発明は、
補助部材による前記空間と縦流路の分離部に小さな面積
の通路を設け、空間と縦流路をこの通路で接続したもの
である。
また、上記第4の目的を達成するため、本発明は、補
助部材に縦流路を流れる空気流を安定化させる整流格子
を一体に形成したものである。
〔作用〕
副流路構成部材の一部を肉盗みして空間を形成し、そ
の空間を副流路から実質的に分離することにより、主流
路のよび副流路の形状、寸法に影響を与えることなく副
流路構成部材の厚肉部を除去できる。したがって、副流
路構成部材の軽量比が可能となると共に、これを合成樹
脂等で形成した場合に、ひけが発生せず、所要の形状、
寸法を得ることができる。
感温抵抗体の周囲を取り囲み、縦経路の一部を構成す
る補助部材で上記空間を縦流路から分離することによ
り、上記の作用の他、回路モジュールに取付けられた感
温抵抗体に、回路モジュールを空気流路を形成するボデ
ィに組込む前の時点で他の物が接触し、感温抵抗体を損
傷するのを防止できる。
内燃機関のスロットルバルブ前開付近の運転条件にお
いては、吸入空気は吸気バルブの開閉に同期して大きな
脈動流となる、この吸気脈動は熱線式空気流量計の主流
路にも発生し、副流路内においては副流路が脈動を緩衝
するため脈動振幅は大幅に主流路より小さいが、同様に
発生する。この脈動は熱線式空気流量計の出力に誤差を
与えることは公知の通りである。本発明では、補助部材
による上記空間と縦流路の分離部に小さな面積の通路を
設け、空間と縦流路をこの通路で接続することにより、
当該空間がダンパーの動きをしあて感温抵抗体部分の吸
気脈動を小さくし、内燃機関の吸気脈動による熱線式空
気流量計の出力誤差を低減できる。また、通路の面積は
小さいため、該空間による定常流が流れた時の精度への
影響はほとんどない。
補助部材に整流格子を一体に形成することにより、こ
の整流格子の作用により感度抵抗体に当たる空気流の変
動を低減し、出力ノイズに低減させることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第6図により説明
する。
第1図〜第3図において、1はボディであり、ボディ
1には内燃機関の吸入空気流路を構成する主流路2が形
成されている。また、ボディ1は主流路2を横切る副流
路構成部材20を備え、副流路構成部材20には、主流路2
の軸方向に形成された縦流路4および主流路2の半径方
向に形成された横流路5,6で構成された副流路3が形成
されている。横流路5,6の下流壁はねじ7によってボデ
ィ1に取付けられたカバー8で構成されている。
縦流路4内には空気流量を計測する感温抵抗体9、空
気温度を計測する感温抵抗体10が配置されている。
ボディ1の側面には空気流量計を制御する回路モジュ
ール11がねじ止め等により取り付けられている。
本実施例の熱線式空気流量計は、感温抵抗体9に加熱
電流を流し、その温度を感温抵抗体10の温度よりほぼ一
定温度だけ高くなるように制御し、この加熱電流の値か
ら感温抵抗体9に当った空気流速すなわち副流路3の流
量を計測し、この流量から一定の関係がある主流路2、
すなわち内燃機関の吸収空気流量を計測する。
回路モジュール11は金属製のベース12、感温抵抗体9,
10の電気導体よりなる支持ピン13,14および支持ピン13,
14と溶接により接続された端子15,16を合成樹脂17で一
体に形成してなるホルダ18、外枠を構成するハウジング
27、カバー28、その中に収納されアルミニウムワイヤ29
により端子15,16と接続された制御回路部30を有してい
る。
支持ピン13,14には感温抵抗体9,10がそれぞれ溶接さ
れている。
ホルダ18の合成樹脂部17の外周には、先端部分が感温
抵抗体9,10の外周を囲み、補助部材を構成するプロテク
タ19が取り付けられている。プロテクタ19のホルダ18へ
の固定はプロテクタ19をホルダ18の外周にはめ込み、突
き合わせ端面で接着されている。ボディ1の副流路構成
部20には内壁が縦流路4に開口する穴21が設けられてお
り、穴21の縦流路4との境界部にはプロテクタ19の上記
補助部材としての先端部分が微少隙間をもってはめ込ま
れ、穴21と縦流路4を分離している。プロテクタ19の先
端部分の内壁は縦流路4の内径とほぼ同一形状、寸法で
あり、その内壁で縦流路4の一部を構成している。ま
た、ボディ1は副流路構成部材と一体にガラス繊維等の
補強材を混入したポリエステル樹脂等の熱可逆性樹脂で
成形されており、穴21は回路モジュール11の取付け面方
向に金型ピンを引抜くことによりボディ1の成形時に一
体に形成される。
ホルダ18の外周にはボディ1と回路モジュール11の間
の気密を保つための0リング22が取付けられている。
ボディ1の主流路2の入口部には整流格子23が取付け
られている。
吸入空気は主流路2の入口部から流入し、矢印24で示
すように一部が縦流路4に分流し、さらに矢印25で示す
ように横流路5,6に分流し、矢印26で示すように横流路
5,6の出口から主流路2に戻る。
次に、本実施例の作用につき詳細に説明する。
従来技術によれば、第5図に示すように、副流路構成
部材20の縦流路4を挾んでホルダ18の反対側の部分が著
しい厚肉部となるため、成形用金型の寸法を一点鎖線31
の如く要求形状、寸法にしても、成形時のひけにより実
線32の如く変形し、所要の形状、寸法が得られない。ま
た、この厚肉部のため、重要が増加する問題がある。一
方、第6図に示すように、副流路構成部材20の外側(主
流路2側)の形状、寸法を横流路5に対し、適当な肉厚
にすると、副流路構成部材20の上面に当った主流路2を
流れる空気35はその上面および側面に多くの渦33,34を
発生する。この渦33,34は主流路2の有効断面積を減少
させ、圧力損失が増大する問題を発生する。また、この
渦は横流路5の出口部に圧力変動を与えるため、副流路
3の流速変動を誘発し、結果として出力ノイズが増大す
る。
これに対して、本発明によれば、副流路構成部材20の
主流路2側の形状、寸法を性能上最適にしても内部に穴
21を設けてあるため、副流路構成部材20の厚肉部を除去
でき、所要の形状、寸法が得られるという効果がある。
また、穴21の体積分、軽量化できる効果がある。
さらに、穴21と縦流路4の間の感温抵抗9の保護部材
であるプロテクタ19で分離してあるため、特別な部材を
用いず簡単に穴21と縦流路4を分離できるという効果が
ある。
また、プロテクタ19により感温抵抗体9に他の物が接
触し、感温抵抗体9を損傷するのを防止する効果があ
る。
第7図は本発明の他の実施例で、第1図〜第3図に示
す実施例と小田じ部材には同じ符号を付し、対応する部
材で形状、寸法が変更されている部材には同じ符号に添
字Aを付している。
本実施例の第1図〜第3図の実施例との相違は後者で
は縦流路4の入口が主流路2のほぼ中央にあり、横流路
が横流路4,5と2個に分岐していたが、第7図では従流
路4Aの入口が主流路2の中央から偏心した位置にあり、
横流路5Aが1個になっている点である。他は同一構成で
あり、この場合も第1図と同一の作用、効果がある。
第8図は本発明のさらに他の実施例で、プロテクタ19
Bの穴21との嵌合部に溝を設け、Oリング36を装着して
穴21と縦流路4の間の気密性を向上させたものである。
本実施例によれば、穴21の副流路3内の空気流に対する
影響を完全に除去でき、特に底流量域における計測精度
向上が容易になる効果がある。
第9図は本発明のさらに他の実施例で、プロテクタ19
Cの穴21への挿入部に小孔37を設け、穴21と縦流路4の
感温抵抗体9の近傍を小断面積で接続したものである。
本実施例によれば、内燃機関の吸気脈動による縦流路
4の空気流脈動に対し、小孔37を通じて接続された穴21
がダンパーの働きをし、感温抵抗体9に当る空気流脈動
を小さくできるため、内燃機関の吸気脈動による熱線式
空気流量計の出力誤差を低減できる効果がある。また、
小孔37の断面積が小さいため、定常流が流れた時の出力
精度には穴21、小孔37はほとんど影響しない。
第10図は本発明のさらに他の実施例で、プロテクタ19
の穴21への挿入部の外形を、穴21の内径より少し小さく
し、隙間38を設けて9図の実施例と同一効果を得るよう
にしたものである。
第11図および第12図は本発明のなおさらに他の実施例
で、プロテクタ19Eに整流格子39,40を一体に形成したも
のである。
本実施例によれば、副流路3内に発生した空気流の乱
れを整流格子39,40で安定化し、感温抵抗体9に乱れの
少ない空気流を供給できるため、出力ノイズを低減でき
る効果がある。
なお、本実施例では、整流格子を温度抵抗体9の上下
流に設けてあるが、片側のみでも出力ノイズの低減効果
は小さくなるが同様の効果がある。
第13図の本発明のさらに他の実施例で、プロテクタ19
Fを金属あるいは導電性合成樹脂等の電気導体で形成す
ると共に、その端部41を電気導体よりなるベース12に電
気的に接続したものである。ここで、プロテクタ19Fの
導電性合成樹脂は金属の粉末あるいは金属繊維を合成樹
脂に混入し成形したもの等である。
またベース12は回路モジュール11内に収納された制御
回路部30(第2図参照)のアース電位部と高周波に対し
電気的に接続されている。すなわち、ベース12は少なく
とも静電容量結合している。
本実施例によれば、電気導体よりなるプロテクタ19F
が感温抵抗体9を外周を被っているため、感温抵抗体9
を電波などの外来電気ノイズからシールドすることによ
り、外来電気ノイズによって熱線式空気流量計が誤動作
するのを防止できる効果がある。
第14図は本発明のさらに他の実施例で、第1図〜第3
図の熱線式空気流量計を内燃機関の吸入空気流量を制御
するスロットバルブ43を取付けてなるスロットルボディ
42に一体化したものである。他の構成は第1図〜第3図
の実施例と同一である。
本実施例によれば、第1図〜第3図の実施例の効果の
他、吸気系統をコンパクトで軽量化できる効果がある。
なお、本実施例では熱線式空気流量計のボディ1とス
ロットルボディ42を1部品で構成しているが、別の部材
で構成し、ねじ止め等によって一体化することも可能で
ある。
なお、以上の実施例では、副流路構成部材をボディ1
の一体成形品としたが、副流路構成部材を、ボディ1と
は別体とし、ボディ1に対して嵌め込み式で装着する構
成であってもよい。この場合も同様に、厚肉部の除去に
よる軽量化の効果、副流路構成部材を合成樹脂で形成し
た場合の所要の形状、寸法の確保の効果が得られる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成したので、以下に記載され
る効果を奏する。
副流路構成部材内に空間を設け、該空間と副流路の間
を分離したので、主流路および副流路の形状に影響を与
えることなく副流路構成部材の厚肉部を除去できる。こ
のため、副流路構成部材内を軽量化できると共に、これ
を合成樹脂等で形成した場合に、所要の形状、寸法を得
ることができる。
また、感温抵抗体の外周に配置した補助部材で副流路
構成部材に設けた空間と副流路との間を分離すると共
に、副流路の一部を構成させたので、感温抵抗体に他の
物が接触し感温抵抗体を損傷するのを防止できる。
また、補助部材による上記分離部に小さな面積の通路
を設けたので、上記空間がダンパーの動きをして感温抵
抗体部分の吸気脈動を小さくし、内燃機関の吸気脈動に
よる熱線式空気流量計の出力誤差を低減できる。
さらに、補助部材に整流格子を一体に形成したので、
この整流格子の作用により感温抵抗体に当たる空気流の
変動を低減し、出力ノイズに低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1図は本発明の一実施例による熱線式空気流
量計を部分的に断面で示した上面図であり、第2図は第
1図のII−II線縦断面図であり、第3図は第1図に示す
空気流量計の底面図であり、第4図は第3図のIV−IV線
断面図であり、第5図および第6図は従来技術の第4図
に相当する図であり、第7図は本発明の他の実施例によ
る熱線式空気流量計の第2図相当の縦断面図であり、第
8図〜第11図はそれぞれ本発明のさらに他の実施例によ
る熱線式空気流量計の副流路部分を示す縦断面図であ
り、第12図は第11図のXII−XII剪断面図であり、第13図
は本発明のさらに他の実施例による熱線式空気流量計の
第2図相当の縦断面図であり、第14図は第2図の熱線式
空気流量計をスロットルボディと一体化してなる実施例
を示す縦断面図である。 符号の説明 1……ボディ 2……主流路 3……副流路 4……縦流路 5,6……横流路 9……感温抵抗体 18……ホルダ 19……プロテクタ(補助部材) 20……副流路構成部材 21……穴 36……Oリング(シール手段) 37……小孔 38……隙間、 39,40……整流格子 42……スロットルボディ 43……スロットルバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 実 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社日立製作所佐和工場内 (56)参考文献 特開 昭64−10127(JP,A) 特開 昭61−53518(JP,A) 特開 平2−205721(JP,A) 特開 平2−1518(JP,A) 実開 昭61−27935(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 1/68

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸入空気流路を構成する主流路
    を形成したボディと、前記主流路内に配置され、主流路
    の軸方向に形成された縦流路および主流路の半径方向に
    形成された横流路とを有する副流路を形成した副流路構
    成部材と、前記副流路の縦流路に配置され、吸入空気流
    量を計測する感温抵抗抵抗体とを備えた熱線式空気流量
    計において、 前記副流路構成部材内に前記縦流路に開口する内壁を持
    つ空間を設け、この空間を、前記感温抵抗体の周囲を取
    り囲み、前記縦流路の一部を構成する補助部材で縦流路
    から分離したことを特徴とする熱線式空気流量計。
  2. 【請求項2】請求項1記載の熱線式空気流量計におい
    て、前記副流路構成部材が合成樹脂で形成されているこ
    とを特徴とする熱線式空気流量計。
  3. 【請求項3】請求項1記載の熱線式空気流量計におい
    て、前記ボディおよび副流路構成部材が合成樹脂で一体
    に形成されていることを特徴とする熱線式空気流量計。
  4. 【請求項4】請求項1記載の熱線式空気流量計におい
    て、前記補助部材による前記空間と縦流路の分離部にシ
    ール手段を設けたことを特徴とする熱線式空気流量計。
  5. 【請求項5】請求項1記載の熱線式空気流量計におい
    て、前記補助部材による前記空間と縦流路の分離部に小
    さな面積の通路を設け、該空間と縦流路をこの通路で接
    続したことを特徴とする熱線式空気流量計。
  6. 【請求項6】請求項1記載の熱線式空気流量計におい
    て、前記補助部材に前記縦流路を流れる空気量を安定化
    させる整流格子を一体に形成したことを特徴とする熱線
    式空気流量計。
  7. 【請求項7】請求項1記載の熱線式空気流量計におい
    て、前記補助部材を電気導体で形成したことを特徴とす
    る熱線式空気流量計。
  8. 【請求項8】内燃機関の吸入空気流路を構成する主流路
    を形成したボディと、前記主流路内に配置され、主流路
    の軸方向に形成された縦流路および主流路の半径方向に
    形成された横流路を有する副流路を形成した副流路構成
    部材と、前記副流路の縦流路に配置され、吸入空気量を
    計測する感温抵抗抵抗体とを備えた熱線式空気流量計に
    おいて、 前記副流路構成部材内に前記縦流路から実質的に分離し
    た空間を設けたことを特徴とする熱線式空気流量計
  9. 【請求項9】請求項8記載の熱線式空気流量計におい
    て、前記空間を前記副流路構成部材の成形により形成し
    たことを特徴とする熱線式空気流量計。
  10. 【請求項10】請求項1または8記載の熱線式空気流量
    計において、前記ボディを、内燃機関の吸入空気流量を
    制御するスロットルバルブを備えたスロットルボディと
    一体化したことを特徴とする熱線式空気流量計。
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