JP2855417B2 - 無水撃逆止弁装置 - Google Patents
無水撃逆止弁装置Info
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Description
れて、急にポンプへの入力が絶たれた場合に、管内流体
の逆流による水撃発生を安全確実に防止する無水撃逆止
弁装置に関する。なお、本明細書中、「水」の言語は流
体を総称的に代表するものとする。又、「上流側」「下
流側」「入口」「出口」などの言語は、いずれも正規の
流れ(逆流ではなく)を基準とした位置方向を示すもの
とする。
停止時の急激な管内流速の変化に追随できず、その逆流
過程で弁着座すると、その瞬間に弁下流側で水撃現象を
生じ、重大事故に至ることがある。従来、このような水
撃を防止する逆止弁装置として、例えば、特公昭40−
3654号「無水撃揚水装置」、特公昭51−2593
0号「無水撃揚水装置の改良」、特公昭63−6027
4号「スイング型無水撃逆止弁装置」等の一連の発明が
あり(以下、これらの発明を総称的に「原発明」と呼称
する)、それらが広く活用されてきたことはよく知られ
ているところであるが、本発明はこれら原発明の無水撃
逆止弁装置の改良に関するものである。
明の無水撃逆止弁装置は、それ以前から一般化していた
水撃防止に関する対症療法的な技術思想(逆流過程での
弁着座は容認して、そのショックを緩和するために、制
動手段を設けて弁体の動作を緩慢にしたり、水撃による
上昇圧力を逃避・緩衝させる自動弁装置やサージタンク
を配備するなどの、対症療法的手段)を脱した、より明
快な技術思想に基づいたものであった。すなわち、ポン
プへの入力が絶たれたとき、管路内の吐出方向流れが慣
性を失い停止する時点でほぼ弁着座するよう、弁体及び
その付近の流路形状を構成させて、管内水の逆流そのも
のの発生を阻止し、積極的に水撃発生の要因を断つよう
に、抜本的改良の施されていることが、原発明の公報明
細書の記載からも容易に伺える。図5に例示した原発明
の無水撃逆止弁装置の構造は、弁閉鎖運動を阻害する要
因を極力削減するように構成されていて(弁体の形状を
整え、質量を小さくして、形状抵抗と慣性抵抗を極力削
減している)、その弁体自重による降下だけで、流れの
減速に即応・追随する適正な弁閉鎖運動ができ、なお若
干の誤差があれば、重錘、ばね等の弁閉付勢力の付加に
よりその補正を行ない、ほぼ水撃防止の目的が達成され
ていた。
においても、当業者としてその基本的技術を実施するに
当たって、なお、次のような技術的課題に遭遇してき
た。 (A)例えば、ポンプの近くに設けた圧力タンクに注水
する場合とか、近接して設置した複数のポンプによる並
列運転中、急にその一台が停止したような場合等におい
ては、逆止弁下流側の管路が短いので、ポンプの急停止
時に、この管路内水柱が保有する慣性流動力は小さく、
それに比べて、圧力タンクの圧力や、並列運転中の隣接
ポンプの吐出圧力は、この水柱を逆流させる大きな力と
して作用し、逆流に転ずる時間を著しく早めることがあ
る。従来の原発明の無水撃逆止弁装置では、このような
激しい流れの変化に対しては、まだその弁体自体の形状
による流動抵抗や質量による慣性抵抗が大きすぎたりし
て、弁閉鎖運動の速さが流れの減速の速さに追随できな
いことがある。 (B)一方、この流れの減速への弁体の追随能力を高め
たいからと言って、単純に弁閉付勢力を強めただけで
は、ポンプ運転中の弁全開の時には弁抵抗損失を増加す
ることになって不都合であるし、ポンプ停止時には、吐
出流体の慣性流動を絞る結果となって弁下流側の負圧を
助長するなどの弊害を生ずる。又、流れの状態が不安定
な送水管路においては、正確な弁閉付勢力の計算が困難
であり、実際には試行錯誤、現物合わせで弁閉力付勢手
段を取付けることとなり、製造上不便であるのみなら
ず、送水管路の条件が変われば、弁着座タイミングのズ
レを生じて若干の逆流を許してしまい、衝撃が発生する
などの問題が残る。 (C)又、上記(A)(B)の問題が試行錯誤、現物合
わせの繰り返しの結果として解決され、弁体が流れの減
速の速さに完全に追随する状態が得られた場合を想定し
ても、そもそも、運動する物体が静止している弁座に着
座するからには、何らかの衝撃音が発生することは当然
であり、それが「水撃」ではなく単なる「着座音」であ
るにせよ、程度によっては所謂「不快な音」の原因とな
り得るので、解決すべき課題となる。 (D)そして、これらの弁着座時の衝撃を緩和したいか
らと言って、従来から一般的に用いられている所謂「ダ
ッシュポット装置」を単に連結しただけでは、流れの減
速に即応・追随して弁閉鎖運動をしようとする弁体に対
してブレーキとして働いて、原発明の無水撃逆止弁装置
の本来の利点を損なう恐れがある。ダッシュポット装置
の制動スピードに段階を付けて、弁閉鎖運動初期の弁体
の運動速度を速める等の提案も従来からなされてはいる
が、それでもやはり何らかのブレーキとして働くことに
は違いなく、又、関連作動部やシール部等の摩擦抵抗力
もブレーキとして働くことも考慮すれば、弁着座タイミ
ングの瞬間的な差によって水撃が起こるか起こらないか
が支配される現実に対しては、抜本的な解決策とはなっ
ていない。又、従来から一般的に用いられている、弁体
回動軸とレバーを介してのダッシュポット装置への作用
力伝達方法では、弁体回動軸付近に捻じりモーメント等
の大きな作用力が集中してかかるため、弁体回動軸回り
の強化など種々設計的配慮を必要とし、本来の機能を果
す弁体よりもその周辺装置の方が肥大化した、大げさで
複雑な装置となる欠点を有する。なお、ダッシュポット
装置の適用方法として、図6に例示した実公昭28−1
2077の方式も従来から提案されているが、これは、
逆流の発生を容認した上で、その衝撃を徐々に緩和する
という対症療法的技術思想に属するものであり、強力な
逆流に抗するために、主弁と補助弁という複葉弁体を用
いた2段動作にせざるを得ず、原発明の簡潔な無水撃の
技術思想からは乖離した、複雑で高コストの装置となる
欠点を有する。
題点は、複雑な条件が絡み合ったもので、事実上これま
で、その解消は容易でないと見られており、原発明の無
水撃逆止弁装置においても、なお未到の技術であった。
本発明は、この未到の技術的問題点の全てを抜本的に解
消し、弁着座のタイミングのズレも適切に補償できて、
最適な弁体の作動状態を得られる、コンパクトで合理的
な構造に構成し、設計・製作が容易で経済性の高い無水
撃逆止弁装置を得ることを目的とする。
めに、本発明においては、流れの減速に即応・追随して
弁閉鎖運動を行うという、原発明の無水撃逆止弁装置の
本来の利点を生かしながら、弁体の弁座への着座直前か
ら着座までの短い区間に限定してソフトな制動をかける
構造に構成し、しかも弁着座のタイミングに係わる種々
の調整が簡便に行なえる仕組みにして、画期的効果を生
み出したものである。まず、請求項1に関する本発明
を、一実施例を示した図1に基づいて説明する。送水ポ
ンプ(図示は省略)の吐出側配管の適所に、入口管路2
1及び出口管路22に挟まれて設置された無水撃逆止弁
装置の弁箱1は、入口流路aから出口流路bに至る流路
を形成する。弁体回動軸5を介して、弁体4は弁箱1に
嵌合連結され、弁体4は、流路a→bの方向に対して傾
斜して設けられた弁座3の出口側に臨んで揺動自在に保
持されている。弁体4は、流れの変化への追随性を高め
るため、流れ抵抗の少ない形状とし、できる限り慣性質
量を小さくすると共に、その全体としての重心が弁体回
動軸5よりも下流側に位置し、その自重により弁閉鎖方
向への作用力、即ち弁閉力を生み出すよう形成されてい
る。又、この弁閉力の大きさは、弁の全開時に所定最大
流量の流れから受ける弁開方向への作用力、即ち弁開力
の大きさに釣り合うよう設定する。又、弁体4の背面
(下流側)にある連結部6は、連結部材7を介して連結
棒9aの連結部8にリンクされている。このリンク機構
は、弁体4が弁座3に着座する直前の時点から着座に至
る限られた区間以外は何ら運動を伝達しない仕組みとな
っている。このため、弁体4は弁座3に着座する直前ま
での弁閉鎖運動中は一切の制動や摩擦に妨げられること
なく、フリーに運動できる。更に、連結棒9aは、直線
運動伝達機構としての9a→12→9bを経て、弁箱1
の上部にある制動装置13に連結されている。そして、
弁体4の連結部6の位置は、弁着座直前から弁着座にか
けての行程中に、できるだけ連結棒9aの軸心線に近づ
くよう配慮されているものとする。
室状のシリンダーと、そのシリンダーをシール部を介し
て滑動自在に貫通する連結棒9bに装着されたピストン
と、ピストン戻しバネとを主要構成部材として構成さ
れ、シリンダーとピストンの間は流体(例えばオイルや
水)で満たされており、ピストンの移動に伴ってピスト
ンの前後間を移動する流体が、シリンダーとピストンと
の間隙を通過する際の流動抵抗が制動作用を生じさせ
る。そして、制動開始のタイミングを調整するために、
連結棒9aには制動開始位置調節部16が設けられ、
又、制動の強さを調整するために、制動装置13にはバ
イパス調節弁18付きのバイパス通路17が設けられて
いる。なお、上記の制動装置13を弁箱1内に内蔵し
て、更にコンパクトな構成にしたものが図2に示されて
いる。この場合、制動装置13のシリンダー部に連通穴
を適宜に設けて、流路a→bの通過流体を、そのまま制
動装置13内の作用流体として利用することができる。
その他は図1のものと同様であるので、詳説は省略す
る。
例を示した図3に基づいて説明する。これは、弁体4、
弁座3及びその周辺の流路構造は図1〜図2のものと同
じであり、異なるのは、弁体4と制動装置13との間の
運動伝達機構及び制動装置13の構造である。即ち、本
実施例においては、弁体4は、遊び運動部(前記リンク
機構)を有しない直結的な連結によって制動装置13に
連結されており、このため、弁体4が弁座3に着座する
直前までの弁閉鎖運動中に制動抵抗や作動部・シール部
の摩擦抵抗があれば、直ちに弁閉鎖運動にとって有害な
減速要因となるので、これらの抵抗を全て排除あるいは
無害化するための手段を講じたものである。具体的に
は、まず、制動装置13について、弁体4が弁座3に着
座する直前までの弁閉鎖運動に対応するピストン15の
ストローク区間においては、ピストン15が何らの流体
抵抗も受けぬように、この区間はシリンダー14の連通
窓によってピストン15を外界(この場合は大気)に晒
し、又、それを妨げぬようにシリンダー14内の作用流
体の液面レベルを設定すると共に、制動装置13と運動
伝達機構の作動部やシール部に発生する摩擦抵抗力を相
殺・解消するために、それらの摩擦抵抗力を上回る付勢
力を有する弁閉力付勢部材19によって、弁体4を弁閉
鎖方向に押すようにしたものである。なお、上記の制動
装置13と弁閉力付勢部材19とを弁箱1内に内蔵し
て、更にコンパクトな構成にしたものが図4に示されて
いる。この場合、弁体4が弁座3に着座する直前までの
弁閉鎖運動に対応するピストン15のストローク区間に
おいては、ピストン15が外界(この場合は弁箱1の内
部全体)に晒されている。又、流路a→bの通過流体を
そのまま制動装置13の作用流体として利用することと
なる。その他は図3のものと同様であるので詳説は省略
する。
時において、弁体4が、それを抱擁流過する流れの中に
あって、弁開力と弁閉力との釣り合いのもとに、浮揚状
態で保持されているため、流れが急に減速し始めても、
ほとんど同時に弁閉鎖運動を始める。この弁体4の弁閉
鎖運動開始時から弁座3への着座直前までの間は、制動
装置13による制動や作動部・シール部の摩擦抵抗が弁
体4の弁閉鎖運動の減速要因となることは、いささかも
ない。次に、弁閉鎖運動を続けた弁体4が、弁座3に着
座直前まで近づいた時点で、はじめて制動装置13によ
る制動が働き、弁体4は弁座3に緩やかに水撃や衝撃音
なく着座する。なお、制動装置13による制動開始のタ
イミングは制動開始位置調節部16により、又、制動の
強さはバイパス調節弁18等により、いずれも簡単に調
整可能である。
に、制動装置13がその制動作用力の方向にほぼ添って
弁体4に連結されるため、各構成部材には制動による捻
じりモーメント等の異常な作用力がかからないので、弁
体回動軸5付近はもとより、全体的に構造が簡潔であ
る。又、従来の一般的な「ダッシュポット式緩閉鎖逆止
弁」の作動原理(逆流圧力に抗しながら弁閉鎖して行
く)とは本質的に異なり、弁体4が弁座3に着座直前ま
で近づいた時点、即ち管路内の吐出方向流れが静止に近
づいて反転するか否かという位に慣性流動力が少なくな
った時点での、弁体4の微妙な作動タイミングのズレに
よって起こり得る僅かなしかも初期の逆流を受け止める
だけの、ソフトで補助的な制動であるから、制動装置1
3はコンパクトでよい。ここに、本発明の実施例として
図1〜図4に示した構成によって、前述の未到の課題を
明快に、しかも経済的に解決できたものである。
置は、水撃防止に顕著な作用効果を奏するが、更に、本
発明の要旨に添い、構造的変化を加えたり従来技術を援
用して、実施上の種々の要請に応えることが可能であ
る。例えば、図1〜図4に例示した構成においては、弁
閉鎖運動への阻害要因を極力削減(弁体4の形状を整
え、質量を小さくして、形状抵抗と慣性抵抗を極力削
減)することにより、弁体4の自重による降下だけで
も、所要の弁閉鎖運動ができ、管内流れの減速の速さに
同調しながら、ほぼ追随遅れのない弁閉鎖の性能を発揮
できるものであるが、更に厳しい仕様条件、例えば逆流
開始までの時間が非常に短い場合等においては、その弁
閉力の強さを自由に調整するために、弁閉力付勢部材
(重錘、ばね等)を弁箱1と弁体4との間に介設して、
弁閉力を付勢することもできる(図示は省略)。そし
て、この場合、弁閉力付勢部材を連結する支点の関係位
置を適宜に按配することによって、弁全開付近では、所
要最小限の弁閉力として作用させて弁抵抗損失を小さく
し、弁閉鎖付近では、所要最大限の弁閉力として作用さ
せて、更に望ましい弁閉鎖運動をさせる構成とすること
が可能である。又、図3〜図4の実施例における弁閉力
付勢部材19は、前述のように、そもそも作動部やシー
ル部の摩擦抵抗力を相殺するためのものであるが、これ
に弁閉力の強さを自由に付勢し調整する機能を付加する
ことも当然可能であり、図3には、弁閉付勢力を付勢力
調節部20にて簡便に調整する方法も例示した。なお、
弁座3については、無水撃の弁閉鎖を行わせるための重
要な要素として、流路a→bに対して傾斜して設けられ
ているわけであるが、その傾斜角は、仕様条件に応じて
種々設定可能である。一般的な条件下においては、本弁
装置が竪置きと横置きの両方の使い方がされ得ることを
考慮に入れて汎用性を持たせるためには、流路a→bの
主流線に直交する平面に対して20度〜30度の傾斜角
が望ましいが、これに限定されるものではない。
る。例えば、図1の実施例のものにおいては、従来より
広く使用されている一般的なピストン・シリンダー形式
の制動装置13を図示しているが、この実施例の場合に
は、要は瞬間的な制動効果を持つものであればよく、ピ
ストン・シリンダー形式に限定する必要はないことは自
明である。図2の実施例のものにおいては、シリンダー
に連通穴を設けて、流路a→bの通過流体を制動装置1
3の作用流体として流用したものを図示しているが、シ
リンダーを密封型として、制動装置13の作用流体を別
途封入してもよい。図3の実施例のものにおいては、制
動時に高圧となる制動装置13内の流体が、連結棒支持
部10のシール部11を経由して弁箱1内に漏れてくる
のを防ぐ方法も例示した。すなわち、円環穴状のシリン
ダー14と円環状のピストン15の形状とすることによ
って、制動装置13内の高圧流体がシール部11とは関
係ない場所で保有されることとなるため、シール部11
の密封性への要求が緩和され、製作上極めて好都合であ
る。又、図示したようにシリンダー14をくびれ形状に
しておけば、弁体4が弁座3に着座する直前に制動を働
かせ、更に弁体4が着座する一瞬に制動を弱くすること
により、弁着座の瞬間の弁座3付近での高速流によるチ
ャタリングを回避することも可能となる。又、図1及び
図3に例示したように、制動装置13を弁箱外に設けた
り、連結棒9を9a、9bに分割したりして、製作、保
守点検を容易にすることもできる一方、図2及び図4に
例示したように、制動装置13を弁箱1内に内蔵して、
コンパクトなものとすることもできる。
構については、図1に例示したように、伝動部材12を
介して連接したり、図4に例示したように、制動装置1
3が制動装置支持軸13aを中心に揺動できる構造にし
て連結部材7を省略することもできる。前述のリンク機
構については、図1〜図2には、連結部材7に設けた切
欠き部を介して連結する方式を例示したが、この方式に
限定する必要はない。いずれにしても、弁体4の制動を
弁体全面にわたって平均的に(片寄らぬよう)行うため
には、図1〜図4に例示したように、該運動伝達機構と
の連結部6は弁体4の吐出側に位置させて、弁閉鎖時に
弁体4の中央付近を引っ張る形で制動するのが望まし
い。又、ゴミ詰まりの防止及び保守点検等の利便性の見
地から、制動装置13は弁箱蓋2に近い位置(弁箱1の
上部)に付設することが望ましい。
ては、図1〜図4のいずれの場合においても、制動開始
位置調節部16にて簡単に行える。弁体4の弁座3に対
する開度がどの程度になったときに制動を開始させるべ
きかについては、本弁装置の設置条件、仕様条件によっ
て異なり、更に各作動部材の伸び率等も考慮に入れる必
要があるが、一般的な条件の下では、弁体4と弁座3の
間の角度が2度〜5度の範囲内のいずれかの時点に制動
開始タイミングを設定するのが望ましい。但し、この角
度に限定されるものではない。又、制動装置13の制動
の強さに関する調整については、図1及び図3に例示し
たバイパス調節弁18を操作する方法や、図2及び図4
に例示したシリンダーに調節用小穴を設ける方法の他に
も、ピストンの口径を変更したり、更に、図1及び図3
に例示した制動装置の場合は、制動装置13内の作用流
体を粘性の異なる流体に替える方法もあることは勿論で
ある。これらの調整によって、特殊な仕様条件、例えば
送水の状況が不安定で弁閉力の設定が一律には困難な場
合等においても、弁着座タイミングのズレに都度対処で
き、簡便に水撃防止の完璧を期することができる。
た種々の構造があり得る。図1〜図4に例示したもの
は、弁体4を弁部4aと腕部4bの二節に分割・連結
し、その連結部に若干の動きを許す形として、容易な製
作手段によって弁座3との密着性を得るものであるが、
この他に、小型の弁装置の場合や、精密な製作加工によ
り弁座3への密着が可能な場合には、弁体4が一体一節
の構造でも充分である。なお、本発明の技術思想は、弁
体をスイング型以外の方式(例えばリフト型等の方式)
とした場合にも適用できることは勿論である。又、本発
明の弁装置を原発明の無水撃逆止弁装置と組み合わせて
使用することも勿論可能であり、例えば、原発明の無水
撃逆止弁装置を主弁として設置し、本発明の弁装置をバ
イパス弁として併設する等の使用方法も考えられる。そ
の他、本発明の趣旨の範囲内で種々設計変更が可能であ
り、本発明は前述の実施例に限定されるものではない。
弁座の構造を、通過流体の運動に追随しやすい構造とし
た上で、弁体を直線的運動伝達機構を介して制動装置に
連結し、弁体の弁閉鎖運動開始から弁着座直前までの間
は、弁閉鎖運動の減速要因となる制動や作動部・シール
部の摩擦等の影響を一切排除できる仕組みに、制動装置
と運動伝達機構を構成することによって、弁着座直前か
ら弁着座までの短い区間に限定してソフトな制動を働か
せるものであり、簡潔かつ明快な構造のもとに、従来の
無水撃逆止弁装置における未到の課題を解決し、更に容
易かつ経済的な技術手段をもって、所定最大流量時にあ
っては弁抵抗損失が少なく、急激な流れの状態変化にも
容易に即応できて弁閉鎖運動の遅れがなく、しかも弁着
座時には緩やかに着座して、水撃や衝撃音を防止する、
画期的な無水撃逆止弁装置を実現できたものである。特
に、単葉主弁であるにもかかわらず、コンパクトな制動
装置を用いて大口径・大型化に対応することも容易であ
り、作動部材の強度に対する要求も厳しくないので、設
計・製作上便利かつ経済的であり、更に着座タイミング
の調整も簡単で、据付け調整・保守管理など広汎にわた
り、優れた成果をあげることができ、実施効果の顕著さ
は従来技術と比較して、極めて大きいものである。
時点の状態を示す。
開付近の状態を示す。
開始時点の状態を示す。
開付近の状態を示す。
面図である。
回動軸 6…連結部 7…連結部材 8…連結部 9…連結棒 9a…連結棒 9b…連結棒 10…連結棒支持部 11…シール部 12…伝動部材 13…制動装置 13a…制動装置支持軸 14…シリ
ンダー 15…ピストン 16…制動開始位置調節部 17…バイパス通路 18
…バイパス調節弁 19…弁閉力付勢部材 20…付勢力調節部 21…入口管路 22…出口管路 a…入口流路
b…出口流路
Claims (3)
- 【請求項1】 弁箱内で揺動自在に枢支された弁体が、
ポンプ作動時には開弁して流体を吐出させ、ポンプ停止
時には閉鎖して吐出側流体の逆流を阻止する逆止弁装置
において、弁座(3)は、弁箱(1)内流路の流線に対
して傾斜して設けられ、単葉の弁体(4)は、常に弁閉
鎖方向への作用力を保有し且つ形状抵抗、慣性抵抗共に
小さく形成されて、ポンプへの入力が絶たれたとき、流
体の吐出方向流れが慣性を失い停止する時点で弁体
(4)が弁座(3)にほぼ着座する構造に構成されると
共に、弁箱(1)の上部には制動装置(13)が付設さ
れ、弁体(4)の背面即ち吐出側面の部位は、弁体
(4)の弁座(3)への着座直前の時点から着座に至る
限られた区間以外は何ら運動を伝達しないリンク機構を
介して直線運動伝達機構に連結され、該直線運動伝達機
構は制動装置(13)に連結されることによって、弁体
(4)の弁閉鎖運動の行程の中で、弁座(3)への着座
直前の時点までは、制動装置(13)が弁閉鎖運動を何
ら減速させることなく、弁座(3)への着座直前の時点
から着座に至る限られた区間のみ、制動装置(13)に
よる引張り制動が働く構造に構成されたことを特徴とす
る無水撃逆止弁装置。 - 【請求項2】 弁箱内で揺動自在に枢支された弁体が、
ポンプ作動時には開弁して流体を吐出させ、ポンプ停止
時には閉鎖して吐出側流体の逆流を阻止する逆止弁装置
において、弁座(3)は、弁箱(1)内流路の流線に対
して傾斜して設けられ、単葉の弁体(4)は、常に弁閉
鎖方向への作用力を保有し且つ形状抵抗、慣性抵抗共に
小さく形成されて、ポンプへの入力が絶たれたとき、流
体の吐出方向流れが慣性を失い停止する時点で弁体
(4)が弁座(3)にほぼ着座する構造に構成されると
共に、弁箱(1)の上部には制動装置(13)が付設さ
れ、弁体(4)の背面即ち吐出側面の部位は、直線運動
伝達機構を介して制動装置(13)に直結的に連結さ
れ、制動装置(13)は、弁体(4)の弁座(3)への
着座直前の時点から着座に至る限られた区間以外は何ら
制動が働かない構造に構成され、弁体(4)が、制動装
置(13)周辺の作動部やシール部の摩擦抵抗力を上回
る付勢力を有する弁閉力付勢部材(19)により弁閉鎖
方向に付勢されることによって、弁体(4)の弁閉鎖運
動の行程の中で、弁座(3)への着座直前の時点まで
は、制動装置(13)が弁閉鎖運動を何ら減速させるこ
となく、弁座(3)への着座直前の時点から着座に至る
限られた区間のみ、制動装置(13)による引張り制動
が働く構造に構成されたことを特徴とする無水撃逆止弁
装置。 - 【請求項3】 制動開始位置調節部(16)、及び制動
装置(13)のバイパス調節弁(18)、並びに弁閉力
付勢部材(19)の付勢力調節部(20)、のいずれか
の調節によって、弁体(4)の弁座(3)への着座タイ
ミングが調整されるよう構成されたことを特徴とする、
請求項1又は2に記載の無水撃逆止弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31388595A JP2855417B2 (ja) | 1994-12-05 | 1995-12-01 | 無水撃逆止弁装置 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30049594 | 1994-12-05 | ||
| JP7-5398 | 1995-01-18 | ||
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