JP2855176B2 - セグメントの継手装置 - Google Patents

セグメントの継手装置

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JP2855176B2
JP2855176B2 JP3246768A JP24676891A JP2855176B2 JP 2855176 B2 JP2855176 B2 JP 2855176B2 JP 3246768 A JP3246768 A JP 3246768A JP 24676891 A JP24676891 A JP 24676891A JP 2855176 B2 JP2855176 B2 JP 2855176B2
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弘 岡田
滋樹 北川
芳彦 松井
淳 小泉
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Fujimi Koken Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシールドトンネルの一
次覆工に用いるコンクリートセグメントの継手装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリートセグメントの継手と
して、セグメント端部に埋設した箱抜継手金具同士をボ
ルト・ナットで締結するようにしたボルト式継手、ある
いはセグメント端部に埋設した断面C型の受金具同士に
断面H型の楔状コッターを圧入して締結するようにした
コッター式継手が知られている。
【0003】しかしながら上記いずれの継手において
も、セグメントをエレクターで所定の位置にセットした
後、高所で狭小な部所において人力で締結作業を行うた
め、その作業が極めて困難で作業の安全性にも問題があ
った。
【0004】一方上記継手の締結を自動化した自動締結
装置も知られているが、セグメントのリング方向の端部
及びリング間の端部とでは締結方向が異なるため、ボル
ト・ナットやコッターの供給機構、その締結機構をその
都度方向転換しなければならず、装置が機構的に極めて
複雑で作業時間がかかるなどの問題があった。
【0005】また従来、内部にテーパー孔を形成すると
ともに、そのテーパー孔の内面に軸方向に沿った摺動案
内爪を周方向に分割して複数形成したケーシングと、外
面を前記テーパー孔に沿うテーパ面に形成するとともに
内面に雌ねじを形成した楔ナットと、この楔ナットを押
圧する圧縮バネとからなる連結具を、回転することなく
ボルトに挿通することにより、分割された楔ナットの雌
ねじがボルトの雄ねじに係合して楔ナットがテーパー孔
の大径側に押され、複数個の楔ナットで形成される雌ね
じ孔の内径が大きくなり、これによって連結具がボルト
の基部まで挿通でき、基部まで挿通し終わると、圧縮バ
ネによって楔ナットの雌ねじがボルトの雄ねじに噛合
し、ボルトを抜き出し不能に錠止するようにした連結装
置が知られている(実公昭55−48171号公報)。
【0006】しかしながら上記従来の連結具では、その
連結具を回転させることなくボルトに挿通できて至便で
あるが、その連結具を手によって最終位置、例えば板の
接合面まで挿通した後に手を連結具から離した場合に、
この接合面と連結具の先端面との間に若干の隙間が生じ
る。
【0007】これは、挿通時における楔ナットの大径方
向への移動量に比べて、連結具の挿通後の停止時におけ
る楔ナットの戻り量が少ないために、その差だけ圧縮バ
ネによって連結具が押し戻されるためである。
【0008】従って、連結具を挿通した後に手作業によ
りその連結具を1回転半以上締め付け回転しなければな
らず、煩雑であると共に、例えばこの回転作業をトンネ
ル内面とエレクターとの狭小な部分で行うことは容易で
ない問題があった。
【0009】そこで出願人らは先に、雌型連結部材のケ
ーシングに設けたテーパー孔に複数の楔板群を円錐筒状
をなすように移動自在に配設し、この楔板群の内周面を
雌ネジを形成することなく平滑面とし、この内周面が先
端側から後方にかけて内径が拡大するようにテーパー状
とすると共に、この円錐筒状の楔板群の内周部に挿入す
る雄型連結部材を、先端の先鋭状の案内部の後方に前記
円錐筒状の楔板群の内周面に倣ったテーパー面を有する
係止部を設けた周面が平滑な突起状に形成し、この雄型
連結部材を楔板群の内周部に挿入することにより、楔板
群の内周面で雄型連結部材の係止部を密に抱持して楔作
用により雄型連結部材を抜け出し不能にしかも相互の接
合面に隙間を生ずることなく錠止するようにした継手装
置を開発しつつある。
【0010】しかしながら、この継手装置においては雄
型連結部材と雌型連結部材がアンカー筋でセグメントに
固定されているため、セグメント組立後においてトンネ
ルが沈下した場合や地震時においてセグメントに軸方向
の変位が生じた場合に、この変位に追従できないという
問題があった。
【0011】そのため、雄型連結部材を箱抜状の継手板
に挿通してナットで締結することにより、軸方向変位に
対して継手板の変形により追従させるようにした継手装
置も開発しつつあるが、セグメントに箱抜き継手板を設
けるその成形加工が容易でなく、この継手板部分のセグ
メントの強度を多少低下する等の問題もあった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記従来
の継手装置において箱抜き継手板に依存することなく、
軸方向変位に対して継手板の変形により追従できるよう
にするという課題を解決することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は前記従来の課
題を解決するために、セグメント1の内部に先端面のみ
を表出して埋設された円筒状のケーシング4の先端部内
周に、先端側から後方にかけて内径が拡大するテーパー
孔5を設け、このテーパー孔5の後方に一連に形成され
た空洞部6の少なくとも後端部内周に雌ネジ7を設け、
テーパー孔5の先端側には受口8を設け、ケーシング4
の先端面には回転冶具の掛合凹部9を形成し、テーパー
孔5の内周面に倣って形成した円錐筒体を周方向に複数
に分割して形成した楔板10群を、テーパー孔5内に円
錐筒状をなすように、かつこの円錐筒状の楔板10群の
内周面が先端側から後方にかけて内径が拡大するように
テーパー状をなすように配設し、空洞部6の雌ネジ7に
アンカー12の端部に設けた雄ネジ部13をねじ込み、
この雄ネジ部13と楔板10群の後端に添接したバネ受
座14との間に圧縮バネ14を介在してなる雌型連結部
材2と、先端の先鋭状の案内部3aの後方に、円錐筒状
の楔板10群の内周面に倣ったテーパー面を有する係止
部3bを設け、この係止部3bの後方に受口8に密に嵌
合可能な位置決め密嵌部3cを設け、さらにその後方に
雄ネジ部3dを設け、セグメント1の端部に先端面及び
開口部を表出して埋設した箱型の固定金具16の先端面
に設けた透孔17に雄ネジ部3dを挿入してバネワッシ
ャー18を介してナット19により締結固定された雄型
連結部材3とからなるセグメントの継手装置を提案する
ものである。
【0014】またこの発明は、セグメント1の他方の端
部に先端面を表出して埋設したナット部材21に雄型連
結部材3をねじ込んで固定し、このナット部21材と雌
型連結部材2の雄ネジ部材13ととの間に外周部がシー
スで被覆されたアンカー筋12を連結してなるセグメン
トの継手装置を提案するものである。
【0015】
【作用】雄型連結部材3の案内部3aを、雌型連結部材
2の受口8から楔板10群の内周部に挿入すると、案内
部3aの径が円錐筒状の楔板10群の内周面の先端側の
小径部よりも徐々に大きくなるため、案内部3aのテー
パー面で各楔板10を外周側に押し広げながら圧縮バネ
15の弾圧力に抗して前方に押し出し、やがて案内部3
aの基端の最大径部分が円錐筒状の楔板10群の内周部
に挿入されると、その係止部3bはその後方にかけて径
が徐々に小さくなるため、各楔板10は圧縮バネ15に
押し戻されて内周側に収縮しながらに弾性スリーブ11
に沿って後退し、その内周面で雄型連結部材3の係止部
3bを密に抱持して楔作用により雄型連結部材3を抜け
出し不能に錠止する。
【0016】一方この状態において、セグメント1,1
同士が隙間を生ずることなく密接すると共に、雄型連結
部材3の位置決め密嵌部3cがケーシング4の受口8に
密に嵌合し、雄型連結部材3をケーシング4内に容易に
揺動不能に位置決め保持し、これによって前後のセグメ
ント1,1同士はガタ及び位置ズレすることなく前後に
確実に接合一体化される。
【0017】このようにしてセグメント1,1が組立て
られた後に、地震等により軸方向変位が生じた場合に
は、雌型連結部材2の楔板10群に錠止された雄型連結
部材3は弾性スリーブ11の弾性変形によって軸方向に
移動し、軸方向変位に追従することができる。
【0018】従って、このような弾性スリーブ11を装
着した雌型連結部材2を用いるならば、雄型連結部材3
は箱抜き状の溝型の固定金具16に固定することなく、
図3に示すようにナット部材21にねじ込んで固定する
ことができる。
【0019】一方、雄型連結部材3はバネワッシャー1
8を介してナット19に締結されているため、軸方向変
位に対してこのバネワッシャー18の弾性変形によって
軸方向に移動し、軸方向変位に追従することができる。
【0020】さらに、図3に示す実施例においてはアン
カー筋12がシース22で被覆されてセグメント1のコ
ンクリートと縁切りされているため、軸方向変位に対し
てこのアンカー筋12の伸びによって軸方向に移動し、
軸方向変位に追従することができる。
【0021】
【実施例】図1に示すように、コンクリートセグメント
1の前端部に雌型連結部材2が、かつ後端部に雄型連結
部材3がそれぞれ前後方向に相対応した位置に設けられ
ている。
【0022】雌型連結部材2の外殻を構成するケーシン
グ4は、セグメント1の内部に先端面のみを表出して埋
設され、その先端側から後端側にかけて徐々に外径を縮
小するように外周に若干のテーパーを付けた円筒状に形
成され、その先端部内周に先端側から後方にかけて内径
が徐々に拡大するテーパー孔5が形成され、その後方に
一連に形成された空洞部6の少なくとも後端部内周に雌
ネジ7が形成されており、テーパー孔5の先端側には受
口8が形成されている。
【0023】また、ケーシング4の先端面には、このケ
ーシング4を回転しながらセグメント1から引き抜くた
めの回転冶具の掛合凹部9が形成されている。
【0024】テーパー孔5には、その内周面に倣って形
成した円錐筒体を周方向に複数に分割して形成された楔
板10群が、ケーシング4の軸方向に移動自在に円錐筒
状をなすように配設されており、これらの楔板10群に
よって形成される円錐筒状内周面は、テーパー孔5と同
様に先端側から後方にかけて内径が拡大するようにテー
パ面に形成されている。
【0025】テーパー孔5と楔板10群との間には、図
2に示すように周方向に波型が連続する波鋼板によりテ
ーパー孔5のテーパー面に倣って裁頭円錐形に形成され
た弾性スリーブ11が介在されている。
【0026】空洞部6の後端の雌ネジ7には、アンカー
筋12の端部に設けた雄ネジ部材1
【0027】3がねじ込まれ、この雄ネジ部材13と楔
板10の後端に添接したバネ受座14との間に圧縮バネ
15が介在されている。
【0028】雄型連結部材3は、先端の先鋭状の案内部
3aと、その後方に位置する上記複数の楔板10群によ
って形成される筒状内周面に倣ったテーパー面を有する
係止部3bと、その後方に位置する上記受口8に密に嵌
合可能な位置決め密嵌部3cと、さらにその後方に位置
する後端に掴持用段部を有する雄ネジ部3dとからな
り、セグメント1の後端部に先端面開口部を表出して埋
設し、内側に箱抜部を設けた溝型の固定金具16の先端
面に設けた透孔17に、雄ネジ部3dを遊挿して剛性を
有するバネワッシャー18を介してナット19により締
結され、固定金具16の先端面に対して位置決め密嵌部
3cから前方の部分を突出して固定されており、この固
定金具16の後端にはアンカー20が取付けられてい
る。
【0029】バネワッシャー18としては、リング状の
鋼板の一部に切れ目を設けてその左右の端部を段差をも
って対設したバネワッシャー、あるいはリング状の鋼板
をリング方向に連続する波板状としたバネワッシャー等
を用いる。
【0030】次に図3に示す実施例は、雌型連結部材2
の雄ネジ部材13に連結されたアンカー筋12の他端に
ナット部材21を連結し、このナット部材21をその先
端面がセグメント1の先端部に表出するように埋設し、
これに雄型連結部材3の雄ネジ部3dをねじ込んで固定
したもので、アンカー筋12の外周部はシース22で被
覆されてセグメントのコンクリートと縁切りされてい
る。
【0031】以上の構成においてセグメント1の組立及
び継手部材の連結操作について説明する。
【0032】コッター継手によりリング方向に接合して
リング状に組立てた先行リングの各セグメント1の後端
の雌型連結部材2に、エレクターにより位置決め保持さ
れた次リングのセグメント1の雄型連結部材3を対向さ
せて押し込む。
【0033】雄型連結部材3の案内部3aを、雌型連結
部材2の受口8から楔板10群の内周部に挿入すると、
案内部3aの径が円錐筒状の楔板10群の内周面の先端
側の小径部よりも徐々に大きくなるため、案内部3aの
テーパー面で各楔板10を外周側に押し広げながら圧縮
バネ15の弾圧力に抗して前方に押し出し、やがて案内
部3aの基端の最大径部分が円錐筒状の楔板10群の内
周部に挿入されると、その係止部3bはその後方にかけ
て径が徐々に小さくなるため、各楔板10は圧縮バネ1
5に押し戻されて内周側に収縮しながら弾性スリーブ1
1に沿って後退し、その内周面で雄型連結部材3の係止
部3bを密に抱持して楔作用により雄型連結部材3を抜
け出し不能に、かつ弾性スリーブ11を介して径方向に
弾力的に錠止する。
【0034】一方この状態において、セグメント1,1
同士が隙間を生ずること無く密接すると共に、雄型連結
部材3の位置決め密嵌部3cがケーシング4の受口8に
密に嵌合し、雄型連結部材3をケーシング4内に揺動不
能に位置決め保持し、これによって前後のセグメント
1,1同士はガタ及び位置ズレすることなく前後に確実
に接合一体化される。
【0035】次に、リング方向に隣接するセグメント
1,1同士を、その相対接する面に設置した断面C型の
コッター継手金具に断面H型のコッターを圧入すること
により締結一体化する。
【0036】
【発明の効果】以上の通りこの発明によれば以下の効果
を奏する。
【0037】 雄型連結部材を雌型連結部材の楔板群
の内周部に挿入することにより、楔板群の内周面で雄型
連結部材の係止部を密に抱持して楔作用により雄型連結
部材を抜け出し不能に、しかも相互の接合面に隙間を生
ずることなく自動的に錠止することができ、連結具を全
く回転することなくセグメントの押し込み操作だけで容
易にリング間のセグメント相互を接合することができ
る。
【0038】 セグメントの組立後に、地震等により
軸方向変位が生じた場合には、雌型連結部材の楔板群に
錠止された雄型連結部材は弾性スリーブの弾性変形によ
って軸方向に移動し、軸方向変位に追従させることがで
きる。
【0039】 雄型連結部材はバネワッシャーを介し
てナットに締結されているため、軸方向変位に対してこ
のバネワッシャーの弾性変形によって軸方向に移動し、
軸方向変位に追従させることができる。
【0040】 雌型連結部材の雄型連結部材とを連結
しているアンカー筋がシースで被覆されてセグメントの
コンクリートと縁切りされているので、軸方向変位に対
してこのアンカー筋の伸びによって軸方向に移動し、軸
方向変位に追従させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の継手装置の一実施例を示す断面図。
【図2】この発明に係る弾性スリーブの斜視図。
【図3】この発明の継手装置の一実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 セグメント 2 雌型連結部材 3 雄型連結部材 3a 案内部 3b 係止部 3c 密嵌部 3d 雄ネジ部 4 ケーシング 5 テーパー孔 6 空洞部 7 雌ネジ 8 受口 9 掛合凹部 10 楔板 11 弾性スリーブ 12 アンカー 13 雄ネジ部 14 バネ受座 15 圧縮バネ 16 固定金具 17 透孔 18 バネワッシャー 19 ナット 20 アンカー 21 ナット部材 22 シース
フロントページの続き (72)発明者 茂手木 徳次郎 東京都千代田区飯田橋3丁目11番18号 フジミ工研株式会社内 (72)発明者 岡田 弘 愛知県瀬戸市萩山台7丁目5ー102 (72)発明者 北川 滋樹 東京都千代田区富士見2丁目10番26号 前田建設工業株式会社内 (72)発明者 松井 芳彦 東京都千代田区富士見2丁目10番26号 前田建設工業株式会社内 (72)発明者 小泉 淳 埼玉県東松山市美土里町6−67 (56)参考文献 特開 平4−347299(JP,A) 特開 平4−353194(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 11/04 E21D 11/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セグメントの前後端部の一方に先端面を
    表出して埋設された円筒状のケーシングの先端部内周
    に、先端側から後方にかけて内径が拡大するテーパー孔
    を設け、このテーパー孔の後方に一連に形成された空洞
    部の少なくとも後端部内周に雌ネジを設け、前記テーパ
    ー孔の先端側には受口を設け、前記テーパー孔の内周面
    に倣って形成した円錐筒体を周方向に複数に分割して形
    成した楔板群を、前記テーパー孔内に円錐筒状をなすよ
    うに、かつこの円錐筒状の前記楔板群の内周面が先端側
    から後方にかけて内径が拡大するようにテーパー状をな
    すように配設し、前記テーパー孔と楔板群との間に周方
    向に波型が連続する波鋼板により裁頭円錐形に形成され
    た弾性スリーブを介在し、前記空洞部の雌ネジにアンカ
    ーの端部に設けた雄ネジ部をねじ込み、この雄ネジ部と
    前記楔板の後端に添接したバネ受座との間に圧縮バネを
    介在してなる雌型連結部材と、先端の先鋭状の案内部の
    後方に、前記円錐筒状の楔板群の内周面に倣ったテーパ
    ー面を有する係止部を設け、この係止部の後方に前記受
    口に密に嵌合可能な位置決め密嵌部を設け、さらにその
    後方に雄ネジ部を設け、前記セグメントの他方の端部に
    先端面を表出して埋設した内側に箱抜部を有する固定金
    具の先端面に設けた透孔に、前記雄ネジ部を挿入してナ
    ットにより締結固定された雄型連結部材とからなること
    を特徴とするセグメントの継手装置。
  2. 【請求項2】 セグメントの前後端部の一方に先端面を
    表出して埋設された円筒状のケーシングの先端部内周
    に、先端側から後方にかけて内径が拡大するテーパー孔
    を設け、このテーパー孔の後方に一連に形成された空洞
    部の少なくとも後端部内周に雌ネジを設け、前記テーパ
    ー孔の先端側には受口を設け、前記テーパー孔の内周面
    に倣って形成した円錐筒体を周方向に複数に分割して形
    成した楔板群を、前記テーパー孔内に円錐筒状をなすよ
    うに、かつこの円錐筒状の前記楔板群の内周面が先端側
    から後方にかけて内径が拡大するようにテーパー状をな
    すように配設し、前記空洞部の雌ネジにアンカーの端部
    に設けた雄ネジ部をねじ込み、この雄ネジ部と前記楔板
    の後端に添接したバネ受座との間に圧縮バネを介在して
    なる雌型連結部材と、先端の先鋭状の案内部の後方に、
    前記円錐筒状の楔板群の内周面に倣ったテーパー面を有
    する係止部を設け、この係止部の後方に前記受口に密に
    嵌合可能な位置決め密嵌部を設け、さらにその後方に雄
    ネジ部を設け、前記セグメントの他方の端部に先端面を
    表出して埋設した内側に箱抜部を有する固定金具の先端
    面に設けた透孔に、前記雄ネジ部を挿入して剛性を有す
    るバネワッシャーを介してナットにより締結固定された
    雄型連結部材とからなることを特徴とするセグメントの
    継手装置。
  3. 【請求項3】 セグメントの前後端部の一方に先端面を
    表出して埋設された円筒状のケーシングの先端部内周
    に、先端側から後方にかけて内径が拡大するテーパー孔
    を設け、このテーパー孔の後方に一連に形成された空洞
    部の少なくとも後端部内周に雌ネジを設け、前記テーパ
    ー孔の先端側には受口を設け、前記ケーシングの先端面
    には回転冶具の掛合凹部を形成し、前記テーパー孔の内
    周面に倣って形成した円錐筒体を周方向に複数に分割し
    て形成した楔板群を、前記テーパー孔内に円錐筒状をな
    すように、かつこの円錐筒状の前記楔板群の内周面が先
    端側から後方にかけて内径が拡大するようにテーパー状
    をなすように配設し、前記空洞部の雌ネジに雄ネジ部材
    をねじ込み、この雄ネジ部材と前記楔板の後端に添接し
    たバネ受座との間に圧縮バネを介在してなる雌型連結部
    材と、先端の先鋭状の案内部の後方に、前記円錐筒状の
    楔板群の内周面に倣ったテーパー面を有する係止部を設
    け、この係止部の後方に前記受口に密に嵌合可能な位置
    決め密嵌部を設け、さらにその後方に雄ネジ部を設け、
    この前記雄ネジ部をセグメントの他方の端部に先端面を
    表出して埋設したナット部材にねじ込んで締結固定され
    た雄型連結部材と、前記雌型連結部材の雄ネジ部材と前
    記雄型連結部材のナットとの間に連結され、外周部がシ
    ースで被覆されたアンカー筋とからなることを特徴とす
    るセグメントの継手装置。
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