JP5082070B2 - 結合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばトンネル用のセグメントの結合等に用いられる結合装置に関する。より詳細には、本発明は、雄側金具と雌側金具とを有し、締結しようとする部材(例えば、トンネル用セグメントの様な構造体)の各々に雄側金具或いは雌側金具を取り付け、雄側金具を雌側金具に挿入することにより、雄側金具を設けた部材と雌側金具を設けた部材とを結合、或いは締結する結合装置に関する。
雄金具を雌金具に挿入するだけで、締結しようとする部材(例えば、トンネル用セグメントの様な構造体)同士を確実に結合することができる結合装置が望まれる。
しかし、従来技術では、雄金具を雌金具に挿入するのに必要な押し込み荷重が過大である。
また、雄金具を雌金具に挿入し難く、或いは、雄金具と雌金具とを組み込み難いことが多い。
さらに、雄金具を雌金具に挿入した後に、ガタツキ(いわゆる「目開き」)が大きい。
このように、従来技術においては、種々の問題が存在する。
これに対して、締結すべき部材の各々に雄側継手と雌側継手を固定し、雄側継手は雄ピンを有しており、雌側継手はケーシングと雌側ボルトを有しており、ケーシングの雄側端面隅部の内周面は、そこに当接する雌側ボルトが雄側へ付勢されたならば半径方向内方へ移動する様に傾斜面或いは湾曲面が形成されており、雄ピンと雌側ボルトとが係合するように構成された結合装置が提案されている(特許文献1参照)。
この結合装置は非常に優れているが、雌側継手をセグメントに取り付けた後、雌側継手中央の雄ピンを挿入するための開口から浸水して、雄側継手と雌側継手が結合される以前の段階で、雌側継手の内部構造が発錆する恐れがある。
特開2008−38550号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、雌側継手をセグメントに取り付けた後、雄側継手と雌側継手が結合される以前の段階で、雌側継手の内部構造が発錆することを防止可能な結合装置の提供を目的としている。
本発明によれば、締結すべき第1の部材(M1)に雄側継手が固定され、第2の部材(M2)に雌側継手が固定され、前記雄側継手は雄側ボルト(10)で構成され、前記雌側継手はケーシング(11)と複数の雌側ボルト(12)とを有しており、ケーシング(11)の雄側端部近傍における内周面には、そこに当接する雌側ボルト(12)が雄側へ付勢されたならば半径方向内方に移動する様に傾斜面(174)が形成されており、前記雄側ボルト(10)と前記雌側ボルト(12)とが係合するように構成された結合装置において、雄側ボルト(10)は前記複数の雌側ボルト(12)と噛み合う第1の雄ネジ(4)と雌ネジが形成されていない領域(6)と第2の雄ネジ(7)とで構成され、前記雄ネジが形成されていない領域(6)に断面が部分円弧状のストッパ(3)が円周方向全域に形成されており、ケーシング(11)の雄側端部に係合する蓋状部材(18)を備え、該蓋状部材(18)の半径方向内方には雄側ボルト(10)が貫入される貫通孔(180)が形成されており、且つ、外周面にはケーシング(11)の内周面に形成して雌ネジ(11b)と螺合する雄ネジ(182)が形成され、ケーシング(11)の雄側端部の内周面(11i)には雌ネジ(11b)が形成され、前記蓋状部材(18)の外周面に形成された雄ネジ(182)がケーシング(11)の雄側端部の内周面(11i)に形成された雌ネジ(11b)に螺合しており、前記蓋状部材(18)の貫通孔(180)における雄側の端部にはストッパ(3)が収容される面取り部(184)が形成されると共に、雄側端面には2個所の工具係合用の盲穴(185)が形成され、前記雌側ボルト(12)のヘッド側はガイドプレート(13)に取付けられ、雌側ボルト(12)の側端部にはスプリングシート(14)が当接しており、ケーシング(11)の端を閉塞するエンドプレート(16)と前記スプリングシート(14)との間にはスプリング(15)が収容されており、前記雌側継手(20)の蓋状部材(18)の雌側に設けたテーパリング(17)のテーパー部(174)に前記スプリング(15)で押圧された前記雌側ボルト(12)の先端が係合する構成である。
また、本発明によれば、テーパリング(17)の外周(170)がケーシング(11)の内周(11i)に接触しているのが好ましい。
さらに本発明によれば、テーパリング(17)と蓋状部材(13)との間に円環状耐震ゴム(60)が介装するのが好ましい。
上述する構成を具備する本発明によれば、ケーシング(11、11A、11B)の雄側端部に係合する蓋状部材(前蓋18)を備え、蓋状部材(18)の外周面に形成された雄ネジ(182)がケーシング(11、11A、11B)の雄側端部内周面(11i)に形成された雌ネジ(11b)に螺合するので、ケーシング(11、11A、11B)の雄側端部に蓋状部材(18)を取り付けあるいは取り外すことが容易に行われる。
そして、雌側継手(20、20A〜20D)をセグメントに取り付けた後、雄側継手(10)と雌側継手(20、20A〜20D)が結合される以前の段階で、製造から出荷までの間は、蓋状部材として、雄側ボルト(10)が貫入される貫通孔が形成されていないものをケーシング(11、11A、11B)の雄側端部に螺合することにより、蓋状部材が水の浸入を遮断するので、雌側継手(20、20A〜20D)の内側(ケーシング11、11A、11Bの内側)に水が浸入せず、防錆効果を発揮する。
雄側継手(雄側ボルト10)と雌側継手(20、20A〜20D)が結合する場合には、蓋状部材(18)として、雄側ボルト(10)が貫入される貫通孔(180)が形成されているものを、ケーシング(11、11A、11B)の雄側端部に螺合する。これにより、雄側ボルト(10)を雌側継手(20、20A〜20D)内に貫入して、雄側継手と雌側継手(20、20A〜20D)とを結合することが出来る。
また、雌側継手(20、20A〜20D)がセグメントに取り付けられた後、蓋状部材(18)とケーシング(11、11A、11B)の雄側端部の螺合を解除することにより、雌側継手(20、20A〜20D)の内部をメンテナンスすることや、防錆処理等を行うことが可能となる。
また、本発明において、雄側継手(雄側ボルト10)と雌側継手(20、20A〜20D)を結合した際に蓋状部材(18)の面取り部(184)には、雄側継手(10)の前記突起(3)の中心軸線方向について半分(図1では、ストッパ3の左側半分)のみが収容される様に構成すれば、雄側継手(10)が固定されたセグメントと、雌側継手(20、20A〜20D)が固定されたセグメントとの間で外力が作用して、両者の相対的位置が変位しようとして、セグメントの境界部分(図1のケーシング11の端面19)に剪断力が作用した場合に、負荷可能な剪断力が最大な部分によって、当該剪断力を負荷或いは支持することが出来る。
蓋状部材(18)の面取り部(184)に雄側継手(10)の前記突起(3)の半分(図1では、ストッパ3の左側半分)のみが収容されるのであれば、セグメントの境界部分(図1のケーシング11の端面19)に雄側継手(10)の突起(3)が配置されることになる。そのため、前記剪断力は当該突起(3)に作用する。ここで、当該突起(3)は、雄側継手(10)の半径方向外方に突出しており、雄側継手(10)において外径寸法が最も大きく、雄側継手(10)において負荷可能な剪断力が最大となる部分である。
そのため、蓋状部材(18)の面取り部(184)に雄側継手(10)の前記突起(3)の半分(図1では、ストッパ3の左側半分)のみを収容することにより、雄側継手(10)を取り付けたセグメントと雌側継手(20、20A〜20D)を取り付けたセグメントの境界(19)に剪断力が作用したときに、当該剪断力は、負荷可能な剪断力が最大な箇所である前記突起(3)によって負荷或いは支持されるのである。
さらに本発明において、傾斜面(テーパー174)が形成された部材(テーパーリング17)が、貫通孔の内径が同一な領域(172)と、雄側継手(10)から離隔する側に行くに連れて内径が増加する(テーパー174が形成されている)領域を有して構成されていれば、内径が同一な貫通孔(172)により、第1の雄ネジ(4)の芯出しが行なわれる。そのため、雄側ボルト(10)を雌側継手(20、20A〜20D)に挿入する際に、挿入方向が雌側継手(20、20A〜20D)の中心軸に対して傾斜してしまうことが防止される。
ここで、雄側継手(10)から離隔する側に行くに連れて貫通孔の内径が増加する(テーパー174が形成されている)領域(図3(2)参照)のみを有している場合には、図3(2)で示されている様に、貫通孔において内径が最も小さい部分(W)が雄側ボルトに当接したときに、当該端部(W)が変形してしまう恐れがある。
しかし、貫通孔の内径が同一な領域(172)が設けられているので、雄側継手(10)から離隔する側に行くに連れて貫通孔の内径が増加する領域(174)の雄側端部(W1:図3(1)参照)は、内径が同一の貫通孔(172)に連続しており、その強度が補強されている。そのため、当該雄側端部(W1)にボルトが衝突しても、破損することや、変形することが防止される。そして、貫通孔の内径が同一寸法である円筒状部分(172)は、テーパーが形成されている貫通孔(174)の雄側端部W1の強度を向上する作用効果を奏する。
本発明の第1実施形態において、雄側継手を雌側継手に挿入した状態を示す正面図である。 第1実施形態における雄側継手の正面図である。 第1実施形態におけるテーパーリングと従来技術に係るテーパーリングとを比較して示す正面図である。 第1実施形態における前蓋の取り付け、取り外しのための工具の概要を示す図である。 第1実施形態における雌側継手をセグメントに固定するための構造を示す正面図である。 図5のY矢視図である。 第1実施形態における雄側継手をセグメントに固定するための構造を示す正面図である。 第1実施形態における雄側継手をセグメントに固定した状態を示す模式側面図である。 第1実施形態で、雄ピンが適正に雌側継手に挿入された状態を示す断面図である。 第1実施形態で、雄ピンが偏奇して雌側継手に挿入された状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態において、雄側継手を雌側継手に挿入した状態を示す正面図である。 本発明の第3実施形態において、雄側継手を雌側継手に挿入した状態を示す正面図である。 第3実施形態における雌側継手をセグメントに固定するための構造を示す正面図である。 本発明の第4実施形態において、雄側継手を雌側継手に挿入した状態を示す正面図である。 第4実施形態における雌側継手をセグメントに固定するための構造を示す正面図である。 本発明の第5実施形態における雌側継手をセグメントに固定するための構造を示す正面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1〜図8は、本発明の第1実施形態に係る結合装置(結合装置全体に符号100を付す)を示している。
図1において、係る結合装置100は、雄側ボルト(以下、「雄ピン」と記載する)10と、雌側継手20から構成されている。
雄ピン10は図2において単独で示されている。図2で示すように、雄ピン10は、第1の軸部1及びを有し、第2の軸部2の径寸法は第1の軸部1と等しい。
第1の軸部1と第2の軸部2との境界部には、断面が部分円弧状の突起(以下、「ストッパ」と記載する)3が、周方向全域に亘って形成されている。
ストッパ3は、雌側継手20のケーシング11内に雄ピン10を挿入した際に、ストッパ3の箇所よりも第2の軸部2側の領域が雌側継手20内に挿入することを防止する機能を奏するものであり、以って、雄ピン10の挿入長さを決定するための位置決め部材としての役目を担っている。
図2において、第1の軸部1の左端は、円錐台形の先端部5として構成されている。第1の軸部1の先端部5側(図2における左側)の領域には、第1の雄ネジ4が形成されている。第2の軸部2には右端側に第2の雄ネジ7が形成されている。
なお図2において、符号6は、雄ネジが形成されていない領域を示している。
第1の雄ネジ4は、例えば、M6ボルト或いはM20ボルトの雄ネジと同一種類であり、第1の雄ネジ4の外径も、M6ボルト或いはM20ボルトの外径と同一に設定することが出来る。
ここで、雄ピン10の外径がM16と同一の場合には、第1の雄ネジ4の中心軸方向(図2では左右方向)長さは、例えば40mmである。
そして、雄ピン10の外径がM20と同一の場合には、第1の雄ネジ4の中心軸方向長さは、例えば45mmである。
第1の雄ネジ4の中心軸方向の長さは、当該雄ネジ4(と同一種類のネジ山)と噛み合うナットの中心軸方向長さの3倍以上で、いわゆる「切りが良い」数値に設定されている。
図示の実施形態において、雄ピン10の第1の雄ネジ4と雌側継手20の雌側の複数のボルト12は、雄ピン10における第1の雄ネジ4の全周に亘って噛み合う訳ではない。その点で、第1の雄ネジ4の全周に亘って噛み合うナット(図示せず)に比較して、中心軸方向の単位長さ当たりの締結力(或いは結合力)は弱くなっている。
図1、図2の実施形態では、第1の雄ネジ4と雌側継手20の雌側の複数のボルト12において、中心軸方向の単位長さ当たりの締結力或いは結合力は、第1の雄ネジ4とナット(図示せず)とが噛み合っている場合の1/3程度と想定している。そして、第1の雄ネジ4の中心軸方向長さを、同一外径のボルト(第1の雄ネジ4と同種類のネジ山)と噛み合うナット(図示せず)の中心軸方向長さの3倍以上に設定した。
ここで、雄ピン10の第1の雄ネジ4と、第1の雄ネジ4と係合する雌側継手20における後述する複数の雌側のボルト12とは、ネジの種類及び等級を選ばず、ネジピッチについても特に限定するものではない。
図示は省略するが、雄側及び雌側の双方において、係合するための構成としては、螺旋状のネジのみならず、独立した複数の溝であってもよい。或いは、雄側、雌側の何れか一方を、ネジ(あるいは溝)を形成せず且つ比較的軟らかい平滑な部材で構成し、他方のネジ(或いは、溝間の部分)を当該比較的軟らかい平滑な部材に食い込ませることによって結合してもよい。
雄ピン10の第2の雄ネジ7は、結合されるべき部材(例えば図示しないトンネル用セグメント本体に接続される結合部材30:図5参照)に設けられた雌ネジ34(図5参照)と螺合する。
図8で示すように、結合部材30は雄側のセグメントM1に一体的に取り付けられ、以って、雄ピン10はセグメントM1と締結される。
図1において、雌側継手20は、ケーシング11、複数の雌側のボルト12、ガイドプレート13、スプリングシート14、リターンスプリング15、エンドプレート16、テーパーリング17、蓋状部材(以下、「前蓋」と記載する)18を有している。
ケーシング11は、全体が円筒形状であり、雄側端部(図1では右端部)の内周11bには雌ネジが形成されている。そして、雌ネジが形成されている雄側端部の内周11bの直径(内径)は、ケーシング11における内周11aの直径(内径)よりも大きい。
ケーシング11の雄側端部の内周11iには、中空のテーパーリング17が配置されている。ここで、テーパーリング17の外周170は、ケーシング11における内周11aから離隔している。換言すれば、テーパーリング17の外周170と、ケーシング11における内周11aは、間隔δを隔てている。
テーパーリング17は複数の雌側のボルト12に当接しており、雌側のボルト12はリターンスプリング15で雄側(図1では右側)に付勢されている。そのため、テーパーリング17は、複数の雌側のボルト12により前蓋18側に押圧されているため、ケーシング11における内周11aから間隔δを隔てた状態で保持される。
中空のテーパーリング17は、領域172と領域(テーパー部)174を有している。テーパーリング17の領域172は中空部分の内径が同一である。また、領域(テーパー部)174の中空部分の内径は、雄側から離隔する側(図1では左側:雌側)に行くに連れて増加している。
テーパーリング17は、雄ピン10や雌側のボルト12よりも硬度が高い(硬い)材料、例えばS45C熱処理材(鋼材)により製造されている。
前蓋18は、全体が円筒状で、外周全域に雄ネジ182が形成されている。前蓋18の内周180における雄側(図1では右側)の端部には、テーパー部(面取り)184が形成されている。
前蓋18の内周180は、雄ピン10を貫通させるための貫通孔を構成している。
図1で示すように、前蓋18の内周180における雄側端部の面取り部184には、雄ピン10のストッパ3が丁度半分(図1ではストッパ3の左半分)だけが収容されている。
図8で示すように、雄ピン10と雌側継手20は、それぞれセグメントM1、M2に固定される。そして、雄ピン10が固定されたセグメントM1(図8参照)と、雌側継手20が固定されたセグメントM2(図8参照)との境界部分が、図1の端面(ケーシング11の右端面)19となる。
テーパー部184に雄ピン10のストッパ3が丁度半分だけ収容されることにより、セグメントの境界部分(図1の端面19)には、雄ピン10のストッパ3が配置される。
換言すれば、ストッパ3は、雄ピン10を雌側継手20のケーシング11内に挿入する際の位置決め材料となる。
図1で示すように、前蓋18の雄ネジ182をケーシング11の雌ネジ11bに螺合すると、前蓋18の雌側端部(図1では左端)は、テーパーリング17の雄側端部(右端)に当接する。ここで、テーパーリング17は、ケーシング11の内周の境界部11cに当接している。
図1において、前蓋18の左右方向寸法は、雄ピン10と雌側継手20とが結合した状態で前蓋18の左端が、ケーシング11の内周の境界部11cに当接しているテーパーリング17の右端19に接触するように設定されている。
雄ピン10が固定されたセグメントM1(図8参照)と、雌側継手20が固定されたセグメントM2(図8参照)との間で外力が作用して、セグメントM1とセグメントM2の相対的位置が変位しようとする場合には、セグメントM1、M2の境界部分(図1の端面19)に剪断力が作用する。
図1で示すように、テーパー部184に雄ピン10のストッパ3が丁度半分だけ収容された状態では、セグメントの境界部分(図1の端面19)に雄ピン10のストッパ3が配置される。そのため、前記剪断力を負荷するのはストッパ3となる。
図面で明示されている様に、雄ピン10において、ストッパ3は外径寸法が最も大きく、負荷可能な剪断力が最大となる部分である。
すなわち、テーパー部184に雄ピン10のストッパ3を丁度半分だけ収容することにより、雄ピン10を取り付けたセグメントM1と雌側継手20を取り付けたセグメントM2の境界に剪断力が作用したときに、当該剪断力は、負荷可能な剪断力が最大な箇所であるストッパ3が負荷或いは支持する。
前蓋18の右端面には、2箇所に工具係合用の盲穴185が形成されている。
この盲穴185には、図4で概要を示すような工具40の2本のピン44が挿入される。そして、盲穴185にピン44を挿入した状態で工具40を回転することにより、前蓋18をケーシング11の雄側端部に締め込み、或いはケーシング11の雄側端部から分離することが出来る。
工具40の2本のピン44の距離(ピッチ)P44は、前蓋18の2箇所の工具係合用盲穴185のピッチP185と等しく、2本のピン44の外形寸法は、盲穴185に挿入可能な寸法に設定されている。
図1において、雌側のボルト12は、ヘッド側(図1の左端)の直径が雄ネジ形成部より小さく形成され、雄側の端部(図1の右端)が、テーパー状に形成されている。
複数の雌側ボルト12のヘッド側はガイドプレート13に取り付けられる。
なお、ガイドプレートに複数の雌側ボルト12のヘッド側を取り付ける構造については、特許文献1で開示されているのと同様である。
複数の雌側ボルト12のヘッド側端面には、スプリングシート14が当接するように配置されている。
ガイドプレート13の中央には、図示しない挿通孔が形成され、雄ピン10の先端部(左端部)5が当該挿通孔に挿通されると、ケーシング11内における雄ピン10の芯出しが可能なように構成されている。
ケーシング11の左端面は、エンドプレート16によって閉塞されている。
また、ケーシング11の中空部におけるスプリングシート14と、エンドプレート16との間の領域には、付勢用のリターンスプリング15が収容されている。
図1の状態では、リターンスプリング15は圧縮されており、リターンスプリング15の弾性反撥力により、雌側継手20の雌側ボルト12は、図1における右方に付勢される。
リターンスプリング15のよって図1における右方に付勢された雌側ボルト12は、テーパーリング17のテーパー部174を右方向(雄側)に移動し、雌側ボルト12の先端は、ケーシング11における半径内方に移動するので、雌側ボルト12は雄ピン10の第1の雄ネジ4に圧着することになる。
雄ピン10と雌側ボルト12が圧着することによって、雌側セグメントM2(図8)と雄側セグメントM1(図8)とが締結される。
雄ピン10及び/又は雌型継手20は、例えば、図8で示す様に、トンネルライニング用のセグメントM1、M2に取り付けられる。係るセグメントは、製造から出荷まで、例えば1年くらい掛かる。
ここで、特許文献1に開示されている結合装置では、雌側継手を一度セグメントに取り付けると、その内部構成の防錆等が図れない。
特許文献1の継手において、セグメントに埋め込まれた雌側継手は、その中央に雄側ピンを挿入するための開口が形成されているため、当該開口から浸水した際に内部構造が発錆する恐れがある。しかし、当該雄側継手には、雄側から分解する構造を設けていないことによる。
これに対して図示の実施形態では、雌側継手20の雄側端部には、ケーシング11に螺合可能な前蓋18が設けられており、雌側継手20がセグメントに取り付けられた後であっても、前蓋18とケーシング11の雄側端部(図1では右側端部)の螺合を解除することにより、雌側継手20の内部をメンテナンスすることが出来る。そして、出荷前の段階で、防錆処理等が可能である。
また、製造から出荷までの間は、前蓋として、図1で示すように開口部(貫通孔180)を有するもの(図示の前蓋18)に代えて、開口部を有しないもの(図示せず)を、雌側継手20のケーシング11における雄側端部の雌ネジ11bに螺合することが出来る。
当該開口を有しない蓋(いわゆる盲蓋:図示せず)を螺合することにより、雌側継手20の内側(ケーシング11の内側)に水が浸入しようとしても、当該盲蓋により遮断される。そのため、雌側継手20をセグメントに取り付けられた後から出荷までの間において、雌側継手20内部への浸水を防止して、防錆効果が期待できる。
そして、セグメントの出荷直前に、開口部を有しない盲蓋(図示せず)を、雌側継手20のケーシング11における雄側端部の雌ネジ11bとの螺合を解除して、図示の前蓋18(開口部を有する蓋)を雌側継手20のケーシング11の雄側端部の雌ネジ11bに螺合すれば、セグメント同士の結合が可能になる。
図1、図2の実施形態で示す雌側継手20において、中空のテーパーリング17は、図3(1)で示すように、中空部或いは貫通孔にテーパーが形成されているテーパー部174と、中空部或いは貫通孔の内径が同一寸法である円筒状部分172を有している。
ただし、テーパー部174と円筒状部分172とは一体に成形されており、分割はされていない。図3(1)で示す仮想線(Ld)は、テーパー部174と円筒状部分172を明確に区別するために表示した線分であり、係る仮想線は、実物のテーパーリング17には存在しない。
図3(1)で示すテーパーリング17では、貫通孔部分の内径が同一寸法である円筒状部分172における貫通孔により、雄ピン10の芯出しが行なわれる。そのため、雄ピン10を雌側継手20に挿入する際に、雄ピン10の挿入方向が雌側継手20の中心軸に対して傾斜してしまうことが防止される。
ここで、図3(2)で示されている様に、貫通孔にテーパーが形成されているテーパー部174しか存在しないテーパーリング17Jであれば、ボルト(雄ピン)10が貫通孔の雄側端部W(貫通孔における内径が最も細い部分)に当接した時に、当該端部Wが変形してしまう恐れがある。
図3(1)で示すように、テーパーが形成されている貫通孔174の雄側端部W1が、内径が同一の貫通孔172に連続していれば、テーパーが形成されている貫通孔174の雄側端部W1にボルト(雄ピン)10が当接しても、当該端部W1は、貫通孔の内径が同一寸法である円筒状部分172により補強されているので、図3(2)で示されているテーパーリング17Jとは異なり、変形はしない。
換言すれば、貫通孔の内径が同一寸法である円筒状部分172は、テーパーが形成されている貫通孔174の雄側端部W1の強度を向上する作用効果を奏している。
図5〜図7は、雌側継手20及び雄ピン10をコンクリートセグメントに固定させるための構造を示している。
図5、図6において、雌側継手20のケーシング11の外周には、2本の鋼棒50が溶接されている。
図5において、ケーシング11と鋼棒50が接触している領域(符号Lを付した部分)は、全範囲に亘って溶接箇所(図6において符号Bを付した部分)となっている。
2本の鋼棒50を、セグメントM2(図8参照)のコンクリート中に埋設することにより、コンクリートと鋼棒50との付着力により、鋼棒50がセグメントM2と一体化して、鋼棒50がセグメントM2から抜けてしまうことはない。
図7において、雄ピン10を図示しないセグメントに取り付けるため、雄ピン10は接続部材である異形鉄筋30に固定される。
異形鉄筋30は、一端31に雄ピン10のストッパ3(の図7の右半分)を逃げるための逃げ穴32が形成されている。また、逃げ穴32に連続して盲穴(雌ネジの下穴)33が形成され、この盲穴33には雌ネジ34が形成されている。
雌ネジ34は、雄ピン10の第2の雄ネジ7と螺合することにより、雄ピン10は異形鉄筋30に固定される。
一方、異形鉄筋30の他端35近傍にはリブ36が形成され、このリブ36により、異形鉄筋30はコンクリートセグメントM1(図8参照)に固定され、異形鉄筋30がセグメントM1から抜けてしまうことがない。
図1を参照して説明した様に、雄ピン10にストッパ3を設けているのは、雄ピン10が固定されたセグメントM1(図8参照)と、雌側継手20が固定されたセグメントM2(図8参照)との境界部分に剪断力が作用した場合に、最大径を有するストッパ3により、当該剪断力を負荷及び支持するためである。
さらに、雄ピン10にストッパ3を設けている理由として、雌側継手20と異形鉄筋60における雄ピン10の相対位置、即ち、雄ピン10の第1の雄ネジ4及び第2の雄ネジ7とその相手部材との噛合い代を正確に決定するためである。
雄ピン10を雌側継手20に挿入する際には、図9で示すように、雄ピン10の中心線と雌側継手20の中心線とが一致するようにしなければならない。図9で示す場合には、雄ピン10は前蓋18の内周180の中央に位置している。
それに対して、図10で示すように、雄ピン10を雌側継手20に挿入する際に、雄ピン10の挿入方向が雌側継手20の中心軸に対して傾斜すると、テーパーリング17が偏奇してケーシング11の内周11aに接触し、雄ピン10は前蓋18の内周180の内部で偏奇してしまう。そして、雄ピン10が傾斜してしまうと、雄ピン10の雄ネジ4と複数の雌側のボルト12のネジ山とが係合する面積が少なくなり、締結力が低減する。
なお、前記偏奇量は、テーパーリング17の外周170とケーシング11における内周11aの間隔δに等しく、雄ピン10がM20ボルトで構成されている場合には、偏奇量は1.5mm程度である。
図1で示すように、第1実施形態では、テーパーリング17の外周170とケーシング11における内周11aの間隔δを隔てており、テーパーリング17は半径方向(図1では上下方向)に移動可能である。
従って、図10で示すように雄ピン10が偏奇した場合には、雄ピン10が前蓋18の内周180の中央に位置するように移動することが可能である。雄ピン10が前蓋18の内周180の中央に位置するように移動すれば、雄ピン10が傾斜している状態が解消され、複数の雌側のボルト12は、雄ピン10の雄ネジ4の円周方向全域におけるネジ山と係合する。
図11は、本発明の第2実施形態を示している。
図11において、第2実施形態に係る結合装置は、全体を符号100Aで示している。
図1〜図10で説明した第1実施形態では、テーパーリング17の外周170は、ケーシング11における内周11aから間隔δだけ離隔している。それに対して、図11で示す第2実施形態に係る雌側継手20Aでは、テーパーリング17の外周170が、ケーシング11の内周面に接触している。
より詳細には、ケーシング11の内周面は、前蓋18の雄ネジ182と螺合する雌ネジ11bと、前蓋18から離隔した領域における内周11aと、テーパーリング17の外周170と接触している内周11iにより構成されている。ここで、中空のテーパーリング17は、内周11iに対して隙間嵌めされている。そして、テーパーリング17の雌側(図11では左側)端部は、内周11iと内周11aとの境界部(段部)11cに当接している。
図11の第2実施形態では、テーパーリング17の外周170は、ケーシング11の内周11iと接触しており、半径方向(図11では上下方向)には移動しない。
そのため、雄ピン10を雌側継手20Aに挿入する際に、雄ピン10はテーパーリング17により案内されるので、傾斜してしまうことが防止される。
換言すれば、第2実施形態では、テーパーリング17が雄ピン10を挿入する際の案内部材として作用する。
図11の第2実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図1〜図10を参照して説明した第1実施形態と同様である。
図12、図13は、本発明の第3実施形態を示している。
図12、図13において、第3実施形態に係る結合装置は、全体を符号100Bで示している。
図12において、雌側継手20Bは、ケーシング11A内において、テーパーリング17と前蓋18との間に、円環状の耐震ゴム60を介装している。係る耐震ゴム60は、第1実施形態の雌側継手20には設けられていない。
耐震ゴム60の外径、内径は、テーパーリング17の外周170の直径、内周172の直径に等しい。
耐震ゴム60をテーパーリング17と前蓋18との間に介装することにより、地震が発生しても、地震による結合装置100Bへの衝撃力が大幅に緩和され、結合装置100Bを含む雄側セグメント及び雌側セグメントの耐震(免震)性能が大幅に向上する。
なお、耐震ゴム60は、雄ピン10と雌側継手20を引き離そうとする中心軸方向(図12の左右方向)の外力(引張力)が作用した場合に、その様な外力が作用していない状態(ノーマルな状態)に比較して、中心軸方向に3mm伸長する様に構成し、材質等を選定すれば良い。
なお、図12、図13の第3実施形態では、図1で示すのと同様に、テーパーリング17の外周170は、ケーシング11Aにおける内周11Aaから離隔している(図12参照)。
図12、図13の第3実施形態におけるその他の構成及び作用効果は、図1〜図10で説明した第1実施形態と同様である。
図14、図15は、本発明の第4実施形態を示している。
図14、図15において、第4実施形態に係る結合装置は全体を符号100Cで示されており、第3実施形態と同様に、雌側継手20Cにおいて、テーパーリング17と前蓋18の間に、耐震ゴム60が配置されている。
図14で示すように、第4実施形態では、ケーシング11Aの内周面は、符号11Aaで示す領域と、テーパーリング17の外周170と接触している領域11Aiにより構成されている。中空のテーパーリング17は、内周11Aiに対して隙間嵌めされており、テーパーリング17の雌側(図14では左側)端部は、内周11Aiと内周11Aaとの境界部(段部)11Acに当接している。
図14、図15の第4実施形態におけるその他の構成及び作用効果は、図11の第2実施形態と同様である。
図16は、本発明の第5実施形態を示している。
図16において、第5実施形態における雌側の結合装置は、全体を符号100Dで示している。
図16の第5実施形態は、雌側継手をセグメントに取り付けるための構成が、第1実施形態〜第4実施形態とは異なっている。
第1実施形態〜第4実施形態では、雌側継手のケーシング11、11Aに2本の鋼棒50を溶接して、当該鋼棒50とコンクリートとの付着力により、雌側継手20、20Aがセグメントから抜け出すことがない様に構成されている。
それに対して、全体を符号100Dで示す第5実施形態に係る結合装置では、雌側継手20Dにおけるケーシング11Bは鋳造品である。
図16において、ケーシング11Bは、複数の雌側ボルトその他の雌側継手構成部品を収容する箇所11Baと、小径の円筒状の連結部11Bbと、大径のアンカー部11Bcとにより構成されている。
図16で示すケーシング11Bがコンクリートセグメント(図16では図示せず:例えば図8におけるセグメントM2)内に埋設されると、雌側継手20Dを雄側(図16では右側)に引っ張る引張力が作用しても、大径のアンカー部11Bcが当該引張力に抵抗するので、雌側継手20Dがセグメント(図16では図示せず)から雄側に抜け出してしまうことが防止される。
ここで、小径の円筒状の連結部11Bbは中実であり、中空ではない。鋳造品は引張強度が鋼製品に比較して低いことを考慮している。なお、ケーシング11Bを鋳造品にしたのは、成形が容易であり、製造コストを低減できるためである。
図16では図示されていないが、耐震ゴム60を設けることも可能である。図16の第5実施形態におけるその他の構成及び作用効果は、図1〜図15の実施形態と同様である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない。
1・・・第1の軸部
2・・・第2の軸部
3・・・円環状の突起/ストッパ
4・・・第1の雄ネジ
7・・・第2の雄ネジ
10・・・雄側継手/雄ピン
11、11A、11B・・・ケーシング
12・・・雄ネジ
13・・・ガイドプレート
15・・・リターンスプリング
16・・・エンドプレート
17・・・テーパーリング
18・・・蓋状部材/前蓋
19・・・セグメントの境界部分(ケーシングの端面)
20、20A、20B、20C、20D・・・雌側継手
30・・・接続部材/異形鉄筋
32・・・逃げ穴
34・・・雌ネジ
36・・・リブ
40・・・工具
44・・・ピン
50・・・鋼棒
60・・・耐震ゴム
100、100A、100B、100C、100D・・・結合装置

Claims (3)

  1. 締結すべき第1の部材(M1)に雄側継手が固定され、第2の部材(M2)に雌側継手が固定され、前記雄側継手は雄側ボルト(10)で構成され、前記雌側継手はケーシング(11)と複数の雌側ボルト(12)とを有しており、ケーシング(11)の雄側端部近傍における内周面には、そこに当接する雌側ボルト(12)が雄側へ付勢されたならば半径方向内方に移動する様に傾斜面(174)が形成されており、前記雄側ボルト(10)と前記雌側ボルト(12)とが係合するように構成された結合装置において、雄側ボルト(10)は前記複数の雌側ボルト(12)と噛み合う第1の雄ネジ(4)と雌ネジが形成されていない領域(6)と第2の雄ネジ(7)とで構成され、前記雄ネジが形成されていない領域(6)に断面が部分円弧状のストッパ(3)が円周方向全域に形成されており、ケーシング(11)の雄側端部に係合する蓋状部材(18)を備え、該蓋状部材(18)の半径方向内方には雄側ボルト(10)が貫入される貫通孔(180)が形成されており、且つ、外周面にはケーシング(11)の内周面に形成して雌ネジ(11b)と螺合する雄ネジ(182)が形成され、ケーシング(11)の雄側端部の内周面(11i)には雌ネジ(11b)が形成され、前記蓋状部材(18)の外周面に形成された雄ネジ(182)がケーシング(11)の雄側端部の内周面(11i)に形成された雌ネジ(11b)に螺合しており、前記蓋状部材(18)の貫通孔(180)における雄側の端部にはストッパ(3)が収容される面取り部(184)が形成されると共に、雄側端面には2個所の工具係合用の盲穴(185)が形成され、前記雌側ボルト(12)のヘッド側はガイドプレート(13)に取付けられ、雌側ボルト(12)の側端部にはスプリングシート(14)が当接しており、ケーシング(11)の端を閉塞するエンドプレート(16)と前記スプリングシート(14)との間にはスプリング(15)が収容されており、前記雌側継手(20)の蓋状部材(18)の雌側に設けたテーパリング(17)のテーパー部(174)に前記スプリング(15)で押圧された前記雌側ボルト(12)の先端が係合する構成であることを特徴とする結合装置。
  2. テーパリング(17)の外周(170)がケーシング(11)の内周(11i)に接触している請求項1記載の結合装置。
  3. テーパリング(17)と蓋状部材(13)との間に円環状耐震ゴム(60)が介装されている請求項1又は2のいづれかに記載の結合装置。
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