JP2853581B2 - 磁界変調ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents
磁界変調ヘッドおよびその製造方法Info
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- JP2853581B2 JP2853581B2 JP21926694A JP21926694A JP2853581B2 JP 2853581 B2 JP2853581 B2 JP 2853581B2 JP 21926694 A JP21926694 A JP 21926694A JP 21926694 A JP21926694 A JP 21926694A JP 2853581 B2 JP2853581 B2 JP 2853581B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録用の磁界変
調ヘッドに係り、特に磁界変調を行うコイルとコアとを
備えたヘッドの構成を簡略化すると共に薄形化してコス
トの低減を達成することができる磁界変調ヘッドおよび
その製造方法に関するものである。
調ヘッドに係り、特に磁界変調を行うコイルとコアとを
備えたヘッドの構成を簡略化すると共に薄形化してコス
トの低減を達成することができる磁界変調ヘッドおよび
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の磁界変調ヘッドとして、
例えば図8に示すように構成したものが知られている。
すなわち、図8において、一般に光磁気記録用の磁界変
調ヘッド10は、光磁気ディスク12の一面に所定の接
触圧pをもって摺接し、かつレーザ光ピックアップ14
に対向すると共に、固定部材16に対して固定した支持
部材18の先端部に取付けられる。そして、前記支持部
材18は、その下方に配置した板ばね等により構成した
リフトレバー20の上下変位動作により、前記ディスク
12に対する接触、離反操作を行うよう構成されてい
る。
例えば図8に示すように構成したものが知られている。
すなわち、図8において、一般に光磁気記録用の磁界変
調ヘッド10は、光磁気ディスク12の一面に所定の接
触圧pをもって摺接し、かつレーザ光ピックアップ14
に対向すると共に、固定部材16に対して固定した支持
部材18の先端部に取付けられる。そして、前記支持部
材18は、その下方に配置した板ばね等により構成した
リフトレバー20の上下変位動作により、前記ディスク
12に対する接触、離反操作を行うよう構成されてい
る。
【0003】この場合、磁界変調ヘッド10に収納され
ているコイル10aと結合される外部接続端子21の一
端部が、前記磁界変調ヘッド10の上部に突設し、一端
が前記端子21と接続される可撓性導電片22の他端を
前記支持部材18と共に固定部材16に対して固定さ
れ、この可撓性導電片22の他端に信号ライン23が接
続される。
ているコイル10aと結合される外部接続端子21の一
端部が、前記磁界変調ヘッド10の上部に突設し、一端
が前記端子21と接続される可撓性導電片22の他端を
前記支持部材18と共に固定部材16に対して固定さ
れ、この可撓性導電片22の他端に信号ライン23が接
続される。
【0004】そして、前記リフトレバー20は、その一
端部20aを支持部材18に対する当接部とし、他端部
20bを固定し、ほぼ中位部に上下方向に変位する変位
部材24を係合させる構成とする。従って、前記変位部
材24を適宜の手段により上方へ変位させることによ
り、リフトレバー20の一端部20aが支持部材18の
下側面に当接して、これを上方に押し上げて、前記ヘッ
ド10をディスク12から離反させることができる。
端部20aを支持部材18に対する当接部とし、他端部
20bを固定し、ほぼ中位部に上下方向に変位する変位
部材24を係合させる構成とする。従って、前記変位部
材24を適宜の手段により上方へ変位させることによ
り、リフトレバー20の一端部20aが支持部材18の
下側面に当接して、これを上方に押し上げて、前記ヘッ
ド10をディスク12から離反させることができる。
【0005】このように構成された磁界変調ヘッド10
は、周方向に回転する光磁気ディスク12に対して、固
定部材16に設けられた駆動部(図示せず)を介して半
径方向に移動するよう設定される。この場合、このヘッ
ド10内に収納されているコイル10a等は、常にその
移動と同期しかつ磁界変調ヘッド10と同一の間隔Lを
もって移動するレーザ光ピックアップ14の光軸26上
に位置して、光磁気ディスク12上の所定位置に所要の
情報が記録されるように構成される。
は、周方向に回転する光磁気ディスク12に対して、固
定部材16に設けられた駆動部(図示せず)を介して半
径方向に移動するよう設定される。この場合、このヘッ
ド10内に収納されているコイル10a等は、常にその
移動と同期しかつ磁界変調ヘッド10と同一の間隔Lを
もって移動するレーザ光ピックアップ14の光軸26上
に位置して、光磁気ディスク12上の所定位置に所要の
情報が記録されるように構成される。
【0006】しかるに、前述した従来の磁界変調ヘッド
10においては、図9および図10に示すように、外部
接続端子21を有するコイルボビン30にコイル10a
を巻装し、これにコア32を装着し、さらにこれらを囲
繞すると共に一部において光磁気ディスク12に対して
摺接する当接部34aを有する樹脂モールドからなるス
ライダ34を設けた構成からなる。なお、前記構成から
なる磁界変調ヘッド10は、図9に示すように、支持部
材18の一端部18aを前記スライダ34の一部に樹脂
溶着により結合固定する。
10においては、図9および図10に示すように、外部
接続端子21を有するコイルボビン30にコイル10a
を巻装し、これにコア32を装着し、さらにこれらを囲
繞すると共に一部において光磁気ディスク12に対して
摺接する当接部34aを有する樹脂モールドからなるス
ライダ34を設けた構成からなる。なお、前記構成から
なる磁界変調ヘッド10は、図9に示すように、支持部
材18の一端部18aを前記スライダ34の一部に樹脂
溶着により結合固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】今日、この種の磁界変
調ヘッドを応用した電子機器類は、益々小形化と低コス
ト化の要求が高まっている中で、前述した構成からなる
従来の磁界変調ヘッドは、以下に述べるような難点を有
している。
調ヘッドを応用した電子機器類は、益々小形化と低コス
ト化の要求が高まっている中で、前述した構成からなる
従来の磁界変調ヘッドは、以下に述べるような難点を有
している。
【0008】すなわち、従来の磁界変調ヘッド10は、
前述したように、外部接続端子21を有するコイルボビ
ン30にコイル10aを巻装し、これをコア32と共に
スライダ34内に配置した構成であるため、外部接続端
子21と可撓性導電片22との接続スペースや、コイル
ボビン30の板厚等が、ヘッド全体の薄形化に影響を与
える因子となっている。すなわち、従来の構成において
は、前記接続スペースや板厚等を最少限に設定しても、
薄形化に限界があるばかりでなく、構成上は変化しない
ために、組立て作業が細密化して製造に手間が掛かり、
従って製造コストを低減することは困難である。
前述したように、外部接続端子21を有するコイルボビ
ン30にコイル10aを巻装し、これをコア32と共に
スライダ34内に配置した構成であるため、外部接続端
子21と可撓性導電片22との接続スペースや、コイル
ボビン30の板厚等が、ヘッド全体の薄形化に影響を与
える因子となっている。すなわち、従来の構成において
は、前記接続スペースや板厚等を最少限に設定しても、
薄形化に限界があるばかりでなく、構成上は変化しない
ために、組立て作業が細密化して製造に手間が掛かり、
従って製造コストを低減することは困難である。
【0009】そこで、本発明の目的は、従来設けられて
いた外部接続端子やコイルボビン等を省略し、コイルと
コアとスライダとの一体化構成とすることにより、簡単
な構成で容易に製造し得ると共に、薄形化と低コスト化
を達成することができる磁界変調ヘッドおよびその製造
方法を提供することにある。
いた外部接続端子やコイルボビン等を省略し、コイルと
コアとスライダとの一体化構成とすることにより、簡単
な構成で容易に製造し得ると共に、薄形化と低コスト化
を達成することができる磁界変調ヘッドおよびその製造
方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係る磁界変調ヘッドは、光磁気ディスクの
一面に摺接しかつレーザ光ピックアップに対向配置し、
光磁気ディスクに対し当接離反可能に構成してなる光磁
気記録用の磁界変調ヘッドにおいて、一対の可撓性導電
片の一端部にそれぞれリード線の両端を導通接続したコ
イルを設け、このコイルおよびリード線と前記可撓性導
電片との接続端部をそれぞれ囲繞する樹脂モールドから
なるスライダを設け、さらに前記スライダの一部に前記
コイルに対するコアを嵌合装着することを特徴とする。
に、本発明に係る磁界変調ヘッドは、光磁気ディスクの
一面に摺接しかつレーザ光ピックアップに対向配置し、
光磁気ディスクに対し当接離反可能に構成してなる光磁
気記録用の磁界変調ヘッドにおいて、一対の可撓性導電
片の一端部にそれぞれリード線の両端を導通接続したコ
イルを設け、このコイルおよびリード線と前記可撓性導
電片との接続端部をそれぞれ囲繞する樹脂モールドから
なるスライダを設け、さらに前記スライダの一部に前記
コイルに対するコアを嵌合装着することを特徴とする。
【0011】この場合、スライダは、コイル全体を囲繞
しコアを装着するコア装着孔を設けた本体部と、その先
端部において光磁気ディスクに対して摺接する当接部
と、リード線と前記可撓性導電片との接続端部を囲繞す
る接続部とから構成することができる。
しコアを装着するコア装着孔を設けた本体部と、その先
端部において光磁気ディスクに対して摺接する当接部
と、リード線と前記可撓性導電片との接続端部を囲繞す
る接続部とから構成することができる。
【0012】また、可撓性導電片は、先端部が下方へ屈
曲弾力を保持するように保持部材に固定し、この保持部
材の一部に前記可撓性導電片とほぼ平行に延在する腕部
を設け、この腕部の先端部に対しスライダの接続部が当
接するように構成することができる。
曲弾力を保持するように保持部材に固定し、この保持部
材の一部に前記可撓性導電片とほぼ平行に延在する腕部
を設け、この腕部の先端部に対しスライダの接続部が当
接するように構成することができる。
【0013】本発明において、前記磁界変調ヘッドを製
造するに際しては、一対の可撓性導電片の一端部にそれ
ぞれリード線の両端を導通接続したコイルを配置し、こ
のコイルおよびリード線と前記可撓性導電片との接続端
部に対しこれらを囲繞するように樹脂モールドを施して
スライダを構成すると共に前記スライダの一部に前記コ
イルに対するコアを嵌合装着するためのコア装着孔を形
成し、さらに前記スライダのコア装着孔にコアを嵌合装
着することを特徴とする。
造するに際しては、一対の可撓性導電片の一端部にそれ
ぞれリード線の両端を導通接続したコイルを配置し、こ
のコイルおよびリード線と前記可撓性導電片との接続端
部に対しこれらを囲繞するように樹脂モールドを施して
スライダを構成すると共に前記スライダの一部に前記コ
イルに対するコアを嵌合装着するためのコア装着孔を形
成し、さらに前記スライダのコア装着孔にコアを嵌合装
着することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の磁界変調ヘッドは、一対の可撓性導電
片の一端部にそれぞれリード線の両端を導通接続したコ
イルを設け、このコイルおよびリード線と前記可撓性導
電片との接続端部をそれぞれ囲繞するよう構成したスラ
イダを、樹脂モールドにより一体成形により簡便に製造
することができる。また、前記スライダに対しては、そ
の一部に前記コイルに対するコアを嵌合装着するのみで
あり、従来のヘッドに比べて部品点数を減らし、構成の
簡略化による薄形化を達成し、しかも低コストに製造す
ることができる。
片の一端部にそれぞれリード線の両端を導通接続したコ
イルを設け、このコイルおよびリード線と前記可撓性導
電片との接続端部をそれぞれ囲繞するよう構成したスラ
イダを、樹脂モールドにより一体成形により簡便に製造
することができる。また、前記スライダに対しては、そ
の一部に前記コイルに対するコアを嵌合装着するのみで
あり、従来のヘッドに比べて部品点数を減らし、構成の
簡略化による薄形化を達成し、しかも低コストに製造す
ることができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明に係る磁界変調ヘッドおよびそ
の製造方法につき、添付図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
の製造方法につき、添付図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
【0016】図1は、本発明に係る磁界変調ヘッドおよ
びこれを支持する支持機構の一実施例を示すものであ
る。図1において、参照符号40は磁界変調ヘッド、5
0はこの磁界変調ヘッド40を支持する支持部材を示
す。しかるに、本実施例において、磁界変調ヘッド40
は、図2に示すように、コイル42と、コア44と、こ
れらコイル42およびコア44を一体的に囲繞して光磁
気ディスク面に対向させる樹脂モールドからなるスライ
ダ46とから構成される。なお、前記スライダ46の先
端部には光磁気ディスクに対して摺接する当接部46a
が設けられている。
びこれを支持する支持機構の一実施例を示すものであ
る。図1において、参照符号40は磁界変調ヘッド、5
0はこの磁界変調ヘッド40を支持する支持部材を示
す。しかるに、本実施例において、磁界変調ヘッド40
は、図2に示すように、コイル42と、コア44と、こ
れらコイル42およびコア44を一体的に囲繞して光磁
気ディスク面に対向させる樹脂モールドからなるスライ
ダ46とから構成される。なお、前記スライダ46の先
端部には光磁気ディスクに対して摺接する当接部46a
が設けられている。
【0017】次に、前記構成からなる磁界変調ヘッド4
0の詳細な構成につき、図3ないし図5において、その
製造方法と共に説明する。
0の詳細な構成につき、図3ないし図5において、その
製造方法と共に説明する。
【0018】まず、図3において、所要の巻回数を有す
る空芯のコイル42を設け、このコイル42から導出さ
れる一対のリード線42a、42aを、それぞれ対象的
に配置した一対の可撓性導電片52、52の先端部52
a、52aに導通接続する。
る空芯のコイル42を設け、このコイル42から導出さ
れる一対のリード線42a、42aを、それぞれ対象的
に配置した一対の可撓性導電片52、52の先端部52
a、52aに導通接続する。
【0019】次いで、図4の(a)および(b)に示す
ように、前記コイル42の全体と、リード線42a、4
2aを介して接続された可撓性導電片52、52の先端
部52a、52aを全て囲繞するように樹脂モールドを
施して、スライダ46を構成する。この場合、スライダ
46のコイル42を囲繞する部分には、前記コイル42
の中心とその両側にそれぞれ位置するようにコア装着孔
48a、48b、48cを設ける。そして、このスライ
ダ46には、前述した当接部46aと、前記可撓性導電
片52、52の先端部52a、52aを囲繞する接続部
46b、46cとが突設される。
ように、前記コイル42の全体と、リード線42a、4
2aを介して接続された可撓性導電片52、52の先端
部52a、52aを全て囲繞するように樹脂モールドを
施して、スライダ46を構成する。この場合、スライダ
46のコイル42を囲繞する部分には、前記コイル42
の中心とその両側にそれぞれ位置するようにコア装着孔
48a、48b、48cを設ける。そして、このスライ
ダ46には、前述した当接部46aと、前記可撓性導電
片52、52の先端部52a、52aを囲繞する接続部
46b、46cとが突設される。
【0020】しかる後、図5の(a)ないし(e)に示
すように、スライダ46のコイル42を囲繞する部分に
設けられたコア装着孔48a、48b、48cに対し、
これに適合するよう構成したコア44を装着する。
すように、スライダ46のコイル42を囲繞する部分に
設けられたコア装着孔48a、48b、48cに対し、
これに適合するよう構成したコア44を装着する。
【0021】なお、本実施例において、前記可撓性導電
片52は、導電性と弾力性とを有するもので、例えばリ
ン青銅、ステンレス板材あるいはベリリウム銅によって
製造することができる。また、スライダ46および前述
した支持部材50の樹脂モールドとしては、例えばポリ
アセタール樹脂〔POM〕、ナイロン樹脂(ポリアミド
樹脂)〔PA〕、液晶ポリマー〔LCP〕等の合成樹脂
材料により好適に製造することができる。
片52は、導電性と弾力性とを有するもので、例えばリ
ン青銅、ステンレス板材あるいはベリリウム銅によって
製造することができる。また、スライダ46および前述
した支持部材50の樹脂モールドとしては、例えばポリ
アセタール樹脂〔POM〕、ナイロン樹脂(ポリアミド
樹脂)〔PA〕、液晶ポリマー〔LCP〕等の合成樹脂
材料により好適に製造することができる。
【0022】次に、前記構成からなる磁界変調ヘッド4
0の動作につき、磁界変調ヘッド40の支持機構との関
係において、図1および図6並びに図7を参照しながら
以下説明する。
0の動作につき、磁界変調ヘッド40の支持機構との関
係において、図1および図6並びに図7を参照しながら
以下説明する。
【0023】図1において、先端部に磁界変調ヘッド4
0を取付けた可撓性導電片52、52は、そのまま長手
方向に延在させて支持部材50に埋設固定する。この場
合、支持部材50から露呈する可撓性導電片52、52
のほぼ中位部には、常にその先端部が下方への屈曲弾力
を保持するように折曲部52b、52bを設けると共
に、この折曲部52b、52bより磁界変調ヘッド40
の取付け側に平行する可撓性導電片52、52を一体的
に結合すべく樹脂モールド54を施す。なお、支持部材
50に埋設固定した可撓性導電片52、52は、前記支
持部材50の一側部より外部へ導出し、これらの導出導
電片52、52を適宜信号ラインに接続する。
0を取付けた可撓性導電片52、52は、そのまま長手
方向に延在させて支持部材50に埋設固定する。この場
合、支持部材50から露呈する可撓性導電片52、52
のほぼ中位部には、常にその先端部が下方への屈曲弾力
を保持するように折曲部52b、52bを設けると共
に、この折曲部52b、52bより磁界変調ヘッド40
の取付け側に平行する可撓性導電片52、52を一体的
に結合すべく樹脂モールド54を施す。なお、支持部材
50に埋設固定した可撓性導電片52、52は、前記支
持部材50の一側部より外部へ導出し、これらの導出導
電片52、52を適宜信号ラインに接続する。
【0024】一方、支持部材50は、前記可撓性導電片
52、52の露呈部分とほぼ平行に延在する腕部51を
備え、この腕部51の二方に分岐した各先端部51a、
51aをそれぞれ前記磁界変調ヘッド40のスライダ4
6の接続部46b、46bと、上下方向において対向当
接するように構成する。
52、52の露呈部分とほぼ平行に延在する腕部51を
備え、この腕部51の二方に分岐した各先端部51a、
51aをそれぞれ前記磁界変調ヘッド40のスライダ4
6の接続部46b、46bと、上下方向において対向当
接するように構成する。
【0025】このように構成することにより、図6およ
び図7に示すように、前記可撓性導電片52、52の樹
脂モールド54の下面にリフトレバー56の一端部を当
接配置し、このリフトレバー56の操作により前記磁界
変調ヘッド40を光磁気ディスクに対して適正に当接お
よび離反させることができる。
び図7に示すように、前記可撓性導電片52、52の樹
脂モールド54の下面にリフトレバー56の一端部を当
接配置し、このリフトレバー56の操作により前記磁界
変調ヘッド40を光磁気ディスクに対して適正に当接お
よび離反させることができる。
【0026】以上、本発明の好適な実施例についてそれ
ぞれ説明したが、本発明は前記実施例に限定されること
なく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の
設計変更をすることができる。
ぞれ説明したが、本発明は前記実施例に限定されること
なく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の
設計変更をすることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る磁界
変調ヘッドは、光磁気ディスクの一面に摺接しかつレー
ザ光ピックアップに対向配置し、光磁気ディスクに対し
当接離反可能に構成してなる光磁気記録用の磁界変調ヘ
ッドにおいて、一対の可撓性導電片の一端部にそれぞれ
リード線の両端を導通接続したコイルを設け、このコイ
ルおよびリード線と前記可撓性導電片との接続端部をそ
れぞれ囲繞する樹脂モールドからなるスライダを設け、
さらに前記スライダの一部に前記コイルに対するコアを
嵌合装着する構成としたことにより、樹脂モールドによ
りコイルとスライダとを一体成形により簡便に製造する
ことができる。また、前記スライダに対しては、その一
部に前記コイルに対するコアを嵌合装着するのみであ
り、従来のヘッドに比べて部品点数を減らし、構成の簡
略化による薄形化を達成し、しかも低コストに製造する
ことができる。
変調ヘッドは、光磁気ディスクの一面に摺接しかつレー
ザ光ピックアップに対向配置し、光磁気ディスクに対し
当接離反可能に構成してなる光磁気記録用の磁界変調ヘ
ッドにおいて、一対の可撓性導電片の一端部にそれぞれ
リード線の両端を導通接続したコイルを設け、このコイ
ルおよびリード線と前記可撓性導電片との接続端部をそ
れぞれ囲繞する樹脂モールドからなるスライダを設け、
さらに前記スライダの一部に前記コイルに対するコアを
嵌合装着する構成としたことにより、樹脂モールドによ
りコイルとスライダとを一体成形により簡便に製造する
ことができる。また、前記スライダに対しては、その一
部に前記コイルに対するコアを嵌合装着するのみであ
り、従来のヘッドに比べて部品点数を減らし、構成の簡
略化による薄形化を達成し、しかも低コストに製造する
ことができる。
【0028】特に、本発明に係る磁界変調ヘッドによれ
ば、その構成からコイルを極力磁界発生端部に近付ける
ことができるため、無効磁界の発生を少なくして良好な
特製の磁界変調ヘッドを容易に得ることができ、この種
の磁界変調ヘッドの性能の向上に資する効果は極めて大
きい。
ば、その構成からコイルを極力磁界発生端部に近付ける
ことができるため、無効磁界の発生を少なくして良好な
特製の磁界変調ヘッドを容易に得ることができ、この種
の磁界変調ヘッドの性能の向上に資する効果は極めて大
きい。
【図1】本発明に係る磁界変調ヘッドおよびその支持機
構の一実施例を示す概略平面図である。
構の一実施例を示す概略平面図である。
【図2】図1に示す磁界変調ヘッドのII−II線断面図で
ある。
ある。
【図3】図2に示す磁界変調ヘッドの製造工程における
コイルの構成配置を示す概略平面図である。
コイルの構成配置を示す概略平面図である。
【図4】図2に示す磁界変調ヘッドの製造工程における
スライダの構成配置を示すものであって、(a)は概略
平面図、(b)は(a)の4B−4B線断面図である。
スライダの構成配置を示すものであって、(a)は概略
平面図、(b)は(a)の4B−4B線断面図である。
【図5】図2に示す磁界変調ヘッドの製造工程における
スライダおよびコアの構成配置を示すものであって、
(a)は概略平面図、(b)は(a)の5B−5B線断
面図、(c)は(a)の側面図、(d)は(c)の右側
面図、(e)は(a)の底面図である。
スライダおよびコアの構成配置を示すものであって、
(a)は概略平面図、(b)は(a)の5B−5B線断
面図、(c)は(a)の側面図、(d)は(c)の右側
面図、(e)は(a)の底面図である。
【図6】図1に示す磁界変調ヘッドの動作状態を示すも
ので、光磁気ディスクに対する当接状態を示す説明図で
ある。
ので、光磁気ディスクに対する当接状態を示す説明図で
ある。
【図7】図1に示す磁界変調ヘッドの動作状態を示すも
ので、光磁気ディスクとの離反状態を示す説明図であ
る。
ので、光磁気ディスクとの離反状態を示す説明図であ
る。
【図8】従来の磁界変調ヘッドおよびその支持機構を示
す概略側面図である。
す概略側面図である。
【図9】従来の磁界変調ヘッドの概略構成を示す要部平
面図である。
面図である。
【図10】図9に示す磁界変調ヘッドのX−X線概略横
断面図である。
断面図である。
40 磁界変調ヘッド 42 コイル 42a リード線 44 コア 46 スライダ 46a 当接部 46b、46c 接続部 48a、48b、48c コア装着孔 50 支持部材 51 腕部 51a 先端部 52 可撓性導電片 52a 先端部 52b 折曲部 54 樹脂モールド 56 リフトレバー
Claims (4)
- 【請求項1】 光磁気ディスクの一面に摺接しかつレー
ザ光ピックアップに対向配置し、光磁気ディスクに対し
当接離反可能に構成してなる光磁気記録用の磁界変調ヘ
ッドにおいて、 一対の可撓性導電片の一端部にそれぞれリード線の両端
を導通接続したコイルを設け、このコイルおよびリード
線と前記可撓性導電片との接続端部をそれぞれ囲繞する
樹脂モールドからなるスライダを設け、さらに前記スラ
イダの一部に前記コイルに対するコアを嵌合装着するこ
とを特徴とする磁界変調ヘッド。 - 【請求項2】 スライダは、コイル全体を囲繞しコアを
装着するコア装着孔を設けた本体部と、その先端部にお
いて光磁気ディスクに対して摺接する当接部と、リード
線と前記可撓性導電片との接続端部を囲繞する接続部と
から構成してなる請求項1記載の磁界変調ヘッド。 - 【請求項3】 可撓性導電片は、先端部が下方へ屈曲弾
力を保持するように保持部材に固定し、この保持部材の
一部に前記可撓性導電片とほぼ平行に延在する腕部を設
け、この腕部の先端部に対しスライダの接続部が当接す
るように構成してなる請求項2記載の磁界変調ヘッド。 - 【請求項4】 光磁気ディスクの一面に摺接しかつレー
ザ光ピックアップに対向配置し、光磁気ディスクに対し
当接離反可能に構成してなる光磁気記録用の磁界変調ヘ
ッドの製造方法において、 一対の可撓性導電片の一端部にそれぞれリード線の両端
を導通接続したコイルを配置し、このコイルおよびリー
ド線と前記可撓性導電片との接続端部に対しこれらを囲
繞するように樹脂モールドを施してスライダを構成する
と共に前記スライダの一部に前記コイルに対するコアを
嵌合装着するためのコア装着孔を形成し、さらに前記ス
ライダのコア装着孔にコアを嵌合装着することを特徴と
する磁界変調ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21926694A JP2853581B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 磁界変調ヘッドおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21926694A JP2853581B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 磁界変調ヘッドおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0887783A JPH0887783A (ja) | 1996-04-02 |
JP2853581B2 true JP2853581B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=16732840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21926694A Expired - Fee Related JP2853581B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 磁界変調ヘッドおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2853581B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003016755A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-17 | Nippon Chemicon Corp | 磁界変調ヘッド |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP21926694A patent/JP2853581B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0887783A (ja) | 1996-04-02 |
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