JP2853085B2 - 廃保温材を利用した軽量成形加工品の製造方法 - Google Patents

廃保温材を利用した軽量成形加工品の製造方法

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JP2853085B2 JP7245172A JP24517295A JP2853085B2 JP 2853085 B2 JP2853085 B2 JP 2853085B2 JP 7245172 A JP7245172 A JP 7245172A JP 24517295 A JP24517295 A JP 24517295A JP 2853085 B2 JP2853085 B2 JP 2853085B2
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/622Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/62204Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products using waste materials or refuse
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建築物の解体時や保温
材の修理交換時に発生する廃保温材等を利用して、成形
加工品を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来廃保温材は耐熱性にすぐれ、また軽
量であるため一部の有害物を含まない物については、リ
サイクルされたりまたはコンクリート骨材や埋め立て用
材として利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な廃保温材は、比重が小さくその分見かけの体積が大き
く、取り扱いが困難であり、埋め立て処分やそれに伴う
運搬には費用がかかる。また廃保温材の成形品の中には
アスベストのように粉塵になると人体にとって有害な物
質もある。
【0004】そこでこの発明は、上記の比重が小さい、
という特徴をいかしながら、人体に無害な材料にして成
形加工し、幅広い種々の製品ができる成形品をつくる製
造方法を提供し、上記課題を解決するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1項の発明は、ケ
イ酸カルシウム、アスベスト、ガラスウール等の廃保温
材を少量のセラミックス材と混ぜ、これを密閉した炉の
中に入れて、当該炉を適宜温度で数時間加熱する。その
後炉内の混合物を取り出して粉砕し、これを混合機に入
れる。そしてこれに水とセラミックス材を加えてこれら
をさらに混合する。出来上がった混合物をプレス等で加
工して適宜の形状に成形し、これを窯に入れて焼成する
方法とした。なお上記セラミックス材としては蛙目粘
土、木節粘土、これに準ずる粘土質を含むものである。
【0006】また請求項2項の発明は、ケイ酸カルシウ
ム、アスベスト、ガラスウール等の廃保温材とセラミッ
クス材とを90〜70対10〜30の割合で混ぜ、これ
を密閉した炉の中に入れて、当該炉を常温から約1,0
50度で数時間加熱する。その後炉内の混合物を取り出
して粉砕し、これを混合機に入れる。そしてこれに水を
5〜10%とセラミックス材を10〜20%加えてさら
にこれらを混合する。出来上がった混合物をプレス等で
加工して適宜の形状に成形し、これを窯に入れて焼成す
る方法とした。
【0007】
【作用】請求項1項及び2項の発明において、ケイ酸カ
ルシウム、アスベスト、ガラスウール等の廃保温材とセ
ラミックス材とを混ぜ、これを密閉した炉の中に入れ
て、当該炉を適宜温度で数時間加熱することによって、
アスベスト、ガラスウール等がガラス状になり、粉砕容
易な材料として取り出せる。従ってこの加熱により当該
混合物は無公害なものとなり取り扱いが容易となる。さ
らにこの混合物をセラミックス材と混合することによ
り、所望の形状の種々の成形品を製造できる。
【実施例】
【0008】次にこの発明の成形品の製造方法の詳細を
以下に説明する。ケイ酸カルシウム70%、アスベスト
15%、ガラスウール15%から成る廃保温材とセラミ
ックス材とを、廃保温材90%に対し、セラミックス材
10%の割合で、加熱炉内に入れて密閉する。
【0009】その後加熱温度を1,050°Cに設定
し、ガスバーナー等で3時間加熱する。この加熱炉の高
熱エネルギーにより、被処理物は加熱分解される。
【0010】上記廃保温材及びセラミックス材は加熱炉
内で分解されるが、上記廃保温材のケイ酸カルシウム、
アスベスト、ガラスウール等が溶融しガラス状になり、
上記分解されたセラミックス材と合わせ混合される。こ
のような加熱処理の後、加熱炉内で自然冷却させて開閉
蓋を開けてこれらを取りだし、粉砕機により30メッシ
ュから300メッシュの大きさに粉砕する。その後セラ
ミックス材20%及び水10%とともに混合機内に入れ
て20分間混合する。
【0011】その後当該混合機から混合物を取り出し、
プレス等で加工して適宜形状に成形し、これを電気炉に
入れて約1200°Cにて8時間焼成する。これにより
軽量セラミックス材の成形品が出来上がる。
【0012】表1は当該発明の製造方法によってできた
軽量セラミックス成形品の吸水率及び曲げ強度の試験の
結果を示す。
【0013】
【表1】
【0014】湿度10%以下の乾燥室において、150
角、厚さ1cmで重さ500gの乾燥状態のタイルに、
常温で水を500ccを含ませた場合、重さを測定した
結果697gであった。よって水により増えた重さは1
97gであり、これより吸水率は197÷500×10
0=39.4(%)ということが分かる。
【0015】その後常温で立てた状態で24時間後に測
定した結果、520gであり、水の重さは20gとな
り、177g(当初の90%)の水分が吐出していた。
残りの20gもさらに時間が経過すれば吐出し無くなる
ことが確認されている。なお空気中の湿度もあるのでこ
れを除外した結果である。その結果、この発明のタイル
は水の吸水性及び吐出性に富むことが分かる。
【0016】また表1には曲げ強さの試験をした結果も
示している。なお試験はJIS A5209によった。
通常床タイルの曲げ強さは、8.16kgf/cm以上
(160角以下の場合)である。従ってこの発明のタイ
ルは8.30kgf/cmであり、充分床タイルとして
も使用できるものである。
【0017】さらに断熱効果については、炉内の温度が
800度の電気炉の蓋にあるガス抜き孔(直径約3c
m)の内、1つには通常の保温材であるアスベスト板
(100角)を当該孔を蓋をするように置き、他の1つ
の孔にはこの発明のタイル板(100角)を同様に置い
た。その後これらの板上の温度を測定したところ、上記
アスベストでは厚さ5cmのもので炉外温度(40度)
と略同じになったが、この発明のタイルでは1cmのも
ので炉外温度(40度)と略同じになった。このことか
らこの発明のタイルは断熱材としても優れ、通常のアス
ベスト板の約5倍の断熱効果を有することが分かる。
【0018】また重量についても、この発明のタイル
(200角、厚さ約7mm)は約400gであるのに対
し、従来のセラミックス等を主原料とするものは同形同
大のもので約800gと2倍であった。
【0019】なお上記実施例ではケイ酸カルシウム、ア
スベスト、ガラスウールから成る廃保温材を使用した
が、このように複数の廃保温材からなるものに限らず、
ケイ酸カルシウム単体又はアスベスト単体からなる廃保
温材でも使用することができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1項の発明によれば、まず廃保温
材に少量のセラミックス材を加えてこれを密閉した炉の
中に入れて、当該炉内を適宜温度で加熱することによっ
て、アスベスト、ガラスウール等がガラス状になり、そ
のまま冷却させて固め、粉砕容易な材料として取り出
し、当該混合物を無害な材料とすることができる。従っ
てアスベストが大気中に浮遊することが無く人体に影響
がない。さらにこれらの材料にセラミックス材を混ぜる
ことにより種々の形状に成形できる。従って出来上がっ
たセラミックス成形品は安全であるとともに、その形状
を所望の形状に成形できる利点を有する。
【0021】またケイ酸カルシウム等の廃保温材を主原
料とし、炉内で数時間加熱したものを使用しているの
で、比重が小さく従来のセラミックス等を主原料とする
ものと比べ半分の重量ですむ。またこの発明の成形品は
廃保温材を主原料としているので、その作用から断熱効
果にも優れ、従来の保温材としてのアスベストと比べ、
約1/5の厚さで同様の効果を有する。
【0022】さらに従来のものは、吸水性が高いと内部
の水が凍結して体積が膨張しタイル等の成形品自体が割
れたりしていたが、この発明にかかる成形品は炉内で数
時間加熱することにより、成形品自体にミクロの孔が沢
山成形されるので、吸水性が高いと同時にその吐出性も
高い。従って成形品内部に吸収された水分がいつまでも
残留するようなことがなく、吸収した水分の凍結により
当該成形品自体が割れるようなことはない。その結果、
壁及び天井、特に風呂場等のタイルに適したものであ
る。しかしながらこの発明はタイルに限らず他の適宜成
形品に適用できる。
【0023】また請求項2項の発明によれば、上記請求
項1項の発明と同様の効果を有するが、さらにより確実
に人体にとって有害なアスベストを大気に浮遊させるこ
とがなく、また軽量でかつ出来上がったセラミックス成
形品の吸水性及び吐出性等も最適なものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 康伸 千葉県袖ケ浦市中袖2−1 東京電力株 式会社 袖ケ浦発電所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 33/13 C04B 38/00 304

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケイ酸カルシウム、アスベスト、ガラス
    ウール等の廃保温材を少量のセラミックス材と混ぜ、こ
    れを密閉した炉の中に入れて、当該炉を適宜温度で数時
    間加熱し、その後炉内の混合物を取り出して粉砕し、混
    合機に入れて水とセラミックス材を加えてこれらを混合
    し、出来上がった混合物をプレス等で加工して適宜の形
    状に成形し、これを窯に入れて焼成することを特徴とす
    る、廃保温材を利用した軽量セラミックス成形加工品の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 ケイ酸カルシウム、アスベスト、ガラス
    ウール等の廃保温材とセラミックス材とを90〜70対
    10〜30の割合で混ぜ、これを密閉した炉の中に入れ
    て、当該炉を常温から約1,050度で数時間加熱し、
    その後炉内の混合物を取り出して粉砕し、混合機に入
    れ、水を5〜10%とセラミックス材を10〜20%加
    えてこれらを混合し、出来上がった混合物をプレス等で
    加工して適宜の形状に成形し、これを窯に入れて焼成す
    ることを特徴とする、廃保温材を利用した軽量セラミッ
    クス成形加工品の製造方法。
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