JP2004069060A - 断熱材およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 粉砕したざくろ石とバインダを混合して型枠内に充填し、焼成して発泡成形させた板状の断熱材。あるいはこれを管状としたり、容器状としてもよい。また板状の断熱材1aを表面材2a、2bの中間にはさんで、複合パネルを構成することもできる。
【選択図】 図7
Description
(i)粉砕したざくろ石とバインダを混合して型枠内に充填し、焼成して発泡成形させる
(ii)粉砕したざくろ石を焼成して発泡させたものとバインダとを混合して型枠内に充填し、高温加熱により圧縮、成形させる
(iii )粉砕したざくろ石を焼成して発泡させたものとバインダとを混合して型枠内に充填し、低温加熱により乾燥、成形させる
(iv)板状に切り出したざくろ石を焼成して発泡させる
(v)粉砕したざくろ石を焼成して発泡させたものを小分けして樹脂フィルム製ポケット内に充填してマット状とする
などがある。
縦横 200×200 mm、深さ15mmの型枠内に、粉砕したざくろ石(以下パーライトという)124.8 g、バインダとしてガイロメ15.6g、フリット15.6g(ガイロメ、フリットはいずれも陶磁器用の釉薬)、水39.0g、合計195.0 gを混合して装入し、200 ℃で2時間20分、500 ℃で同じく2時間20分、さらに 730℃で2時間20分加熱した後、730 ℃のまま1時間保持し、ついで冷却工程に入り 500℃で1時間30分、200 ℃で1時間30分、0 ℃で1時間30分保持した後取り出したところ、縦横 200×200 mmで厚さ20mm、重量 140gの板状材が得られた。最高温度が 730℃でパーライトの溶融温度に達していないため光沢はないが、手で触っても崩れることのない、比較的強度のある板状材である。
縦横 200×200 mm、深さ15mmの型枠内に、パーライト101.2 g、バインダA33.8g、合計142.0 gを混合して装入し、350 ℃で2時間20分、700 ℃で同じく2時間20分、さらに1050℃で2時間20分加熱した後、1050℃のまま1時間保持し、ついで冷却工程に入り700 ℃で1時間30分、350 ℃で1時間30分、0 ℃で1時間30分保持した後取り出したところ、縦横 180×180 mmで厚さ13mm、重量108 gの板状材が得られた。
縦横 200×200 mm、深さ15mmの型枠内に、パーライト 99.1 g、バインダとしてガイロメ16.6g、長石12.4g、水30.9g、合計161.0 gを混合して装入し、300 ℃で2時間20分、650 ℃で同じく2時間20分、さらに 950℃で2時間20分加熱した後、950 ℃のまま1時間保持し、ついで冷却工程に入り 950℃で1時間30分、 650℃で1時間30分、0 ℃で1時間30分保持した後取り出したところ、縦横 190×195 mmで厚さ18mmの板状材が得られた。最高温度が 950℃でパーライトの溶融温度に達しているため縦横、厚みともにやや減少している。手で触っても崩れることのない、比較的強度のある板状材である。
縦横 200×200 mm、深さ15mmの型枠内に、パーライト120.7 g、バインダとしてガイロメ22.6g、水37.7g、合計181.0 gを混合して装入し、300 ℃で2時間20分、650 ℃で同じく2時間20分、さらに 950℃で2時間20分加熱した後、 950℃のまま1時間保持し、ついで冷却工程に入り 650℃で1時間30分、300 ℃で1時間30分、0 ℃で1時間30分保持した後取り出したところ、縦横 200×205 mmで厚さ17mm、重量 136gの板状材が得られた。最高温度が 950℃でパーライトの溶融温度に達しているため、手で触っても崩れることのない、比較的強度のある板状材である。
縦横 200×200 mm、深さ15mmの型枠内に、パーライト106.7 g、ガイロメ20.0g、バインダA33.3g、合計160.0 gを混合して装入し、350 ℃で2時間20分、700 ℃で同じく2時間20分、さらに1050℃で2時間20分加熱した後、1050℃のまま1時間保持し、ついで冷却工程に入り 700℃で1時間30分、350 ℃で1時間30分、0 ℃で1時間30分保持した後取り出したところ、縦横 190×205 mm、厚さ16mm、重量 110gの板状材が得られた。パーライトとガイロメ、バインダが強く接合し、手で押しても崩れることのない、強度のある板状材である。
図5に示した装置を使用し、縦横610 ×910 mm、深さ40mmの型枠内に、パーライト2960gとバインダA1570g、合計4530gを混合して装入し、型枠内に約1000℃の熱風を吹き込んで循環させ、7時間加熱しながら圧縮して1時間1000℃のまま保持し、冷却して取り出したところ、縦横610 ×910 mm、厚さ20mm、重量3050gの板状材が得られた。
実施例7
図6に示した装置を使用し、縦横910 ×1820mmの上下型枠をスペーサ54により間隔20mmに保持して、その内部に、パーライト9kg、バインダA8kg、合計17kgを混合して装入し、型枠内に約200 ℃の温風を吹き込んで循環させ、1時間加熱した後、室温のまま1時間放置してから取り出したところ、縦横910 ×1820mm、厚さ20mm、重量10kgの板状材が得られた。
縦横 200×200 mm、深さ15mmの型枠内に、パーライト126.8 g、バインダとして長石26.5g、フリット17.7g、水59.0g、合計230.0 gを混合して装入し、400 ℃で2時間20分、750 ℃で同じく2時間20分、さらに1150℃で2時間20分加熱した後、1150℃のまま1時間保持し、ついで冷却工程に入り 750℃で1時間30分、400 ℃で1時間30分、0 ℃で1時間30分保持した後取り出したところ、縦横 185×185 mm、厚さ 6mm、重量 130gの薄いせんべい状の板状材が得られたが、加熱温度が高かったためパーライトが溶融し、流れて全体に網目状の隙間が生じてしまい、失敗であった。
縦横 200×200 mm、深さ15mmの型枠内に、パーライト180.0 gのみを装入して、300 ℃で2時間20分、650 ℃で同じく2時間20分、さらに 950℃で2時間20分加熱した後、 950℃のまま1時間保持し、ついで冷却工程に入り 650℃で1時間30分、350 ℃で1時間30分、0 ℃で1時間30分保持した後取り出したところ、縦横 185×185 mm、厚さ15〜20mmのボード状のものが得られたが、加熱最高温度が 950℃でパーライトの溶融温度に達していないため表面が固まっておらず、手で触ると簡単に崩れ、パーライト単体では強度が得られないことがわかった。
縦横 200×200 mm、深さ15mmの型枠内に、パーライト100.2 g、ガイロメ12.5g、バインダA31.3g、合計144.0 gを混合して装入し、300 ℃で2時間20分、700 ℃で同じく2時間20分、さらに1000℃で2時間20分加熱した後、1000℃のまま1時間保持し、ついで冷却工程に入り 700℃で1時間30分、300 ℃で1時間30分、0 ℃で1時間30分保持した後取り出したところ、縦横 190×195 mm、厚さ16mmの板状材が得られたが、加熱最高温度が1000℃でパーライトの溶融温度に達していないため表面が固まっておらず、手で触ると簡単に崩れてしまった。
1d (断熱材の)マット
2a、2b 表面材
3 焼成がま
4 棚板
5、5a〜5e 型枠
6 天板
7 温風ダクト
11 樹脂フィルム
12 粒状のざくろ石
12a 粒状のざくろ石(発泡済み)
51 ストッパ
52 上枠
53 下枠
54 スペーサ
55 支持材
56 補助支持材
Claims (25)
- 粉砕したざくろ石とバインダとを混合して型枠内に充填し、焼成して発泡、成形させてなる断熱材。
- 形状が板状である請求項1に記載の断熱材。
- 形状が管状である請求項1に記載の断熱材。
- 形状が容器状である請求項1に記載の断熱材。
- 粉砕したざくろ石を焼成して発泡させたものとバインダとを混合して型枠内に充填し、高温加熱により圧縮、成形させてなる断熱材。
- 粉砕したざくろ石を焼成して発泡させたものとバインダとを混合して型枠内に充填し、低温加熱により乾燥、成形させてなる断熱材。
- 前記バインダが珪酸ソーダおよび珪酸カリウムを主体とする無機バインダである請求項1ないし6のいずれかに記載の断熱材。
- 板状に切り出したざくろ石を焼成し発泡させてなる断熱材。
- 粉砕したざくろ石とバインダとを混合して型枠内に充填し、焼成して発泡、成形させることを特徴とする断熱材の製造方法。
- 粉砕したざくろ石を焼成して発泡させたものとバインダとを混合して型枠内に充填し、高温加熱により圧縮、成形させることを特徴とする断熱材の製造方法。
- 粉砕したざくろ石を焼成して発泡させたものとバインダとを混合して型枠内に充填し、低温加熱により乾燥、成形させることを特徴とする断熱材の製造方法。
- 前記バインダが珪酸ソーダおよび珪酸カリウムを主体とする無機バインダである請求項9ないし11のいずれかに記載の断熱材の製造方法。
- 板状に切り出したざくろ石を焼成して発泡させることを特徴とする断熱材の製造方法。
- 粉砕したざくろ石とバインダとを混合して型枠内に充填し、焼成して発泡、成形させた断熱材(1)を2枚の表面材(2a、2b)の中間にはさんでなる複合パネル。
- 粉砕したざくろ石を焼成して発泡させたものとバインダとを混合して型枠内に充填し、高温加熱により圧縮、成形させた断熱材(1)を2枚の表面材(2a、2b)の中間にはさんでなる複合パネル。
- 粉砕したざくろ石を焼成して発泡させたものとバインダとを混合して型枠内に充填し、低温加熱により乾燥、成形させた断熱材(1)を2枚の表面材(2a、2b)の中間にはさんでなる複合パネル。
- 前記バインダが珪酸ソーダおよび珪酸カリウムを主体とする無機バインダである請求項14ないし16のいずれかに記載の複合パネル。
- 板状に切り出したざくろ石を焼成し発泡させた断熱材(1)を2枚の表面材(2a、2b)の中間にはさんでなる複合パネル。
- 粉砕したざくろ石を焼成して発泡させたもの(12a )を小分けして樹脂フィルム(11)製ポケット内に充填したマット(1d)を2枚の表面材(2a、2b)の中間に挿入してなる複合パネル。
- 粉砕したざくろ石とバインダとを混合して型枠内に充填し、焼成して発泡、成形させた断熱材を2枚の表面材の中間にはさむことを特徴とする複合パネルの製造方法。
- 粉砕したざくろ石を焼成して発泡させたものとバインダとを混合して型枠内に充填し,高温加熱により圧縮、成形させ、得られた断熱材を2枚の表面材の中間にはさむことを特徴とする複合パネルの製造方法。
- 粉砕したざくろ石を焼成して発泡させたものとバインダとを混合して型枠内に充填し、低温加熱により乾燥、成形させ、得られた断熱材を2枚の表面材の中間にはさむことを特徴とする複合パネルの製造方法。
- 前記バインダが珪酸ソーダおよび珪酸カリウムを主体とする無機バインダである請求項20ないし22のいずれかに記載の複合パネルの製造方法。
- ざくろ石を板状に切り出し、これを焼成して発泡させた断熱材を2枚の表面材の中間にはさむことを特徴とする複合パネルの製造方法。
- 粉砕したざくろ石を焼成して発泡させたものを小分けして樹脂フィルム製ポケット内に充填してマットとし、これを2枚の表面材の中間にはさむことを特徴とする複合パネルの製造方法。
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JP2007209974A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-08-23 | Sanwa Seisakusho:Kk | 気体清浄器 |
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JP2014181860A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Sanwa Seisakusho:Kk | 空気調和機室外機の断熱構造 |
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2003
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