JP2852012B2 - 車載用電子機器の照明装置 - Google Patents

車載用電子機器の照明装置

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JP2852012B2
JP2852012B2 JP7282033A JP28203395A JP2852012B2 JP 2852012 B2 JP2852012 B2 JP 2852012B2 JP 7282033 A JP7282033 A JP 7282033A JP 28203395 A JP28203395 A JP 28203395A JP 2852012 B2 JP2852012 B2 JP 2852012B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
オーディオ装置などの電子機器を照明する車載用電子機
器の照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるオーディオ装置などの
電子機器には、電子機器の操作パネルなどを照明する照
明装置がともに設置されている。車両の車室外の周囲が
暗いとき、車室内が照明装置によって照明され車室外よ
りも明るくなっていると、窓ガラスに照明光が反射し
て、車室外の状況を窓から視認しにくくなる。照明装置
は、たとえば前述した電子機器の照明装置、車両のイン
ストルメントパネルを照明する照明装置、および室内灯
などが挙げられる。
【0003】車室内の照明装置によって車室外の状況を
視認しにくくなることを防止するために、車両には各照
明装置が照明すべき照明対象物を照明するときの輝度を
調整する調整装置が備えられる。特にアメリカでは、車
室内のすべての照明装置の輝度を最小輝度として、照明
装置を消灯状態に切換えるための調整装置の設置が義務
付けられている。
【0004】照明装置には、車両のバッテリから照明装
置を駆動するために必要な電力が供給される。たとえ
ば、単一の照明装置には、車両のバッテリから予め定め
る一定レベルのILL(+)信号が与えられ、前述した
輝度の調整装置からパルス幅が可変のパルス信号である
ILL(−)信号が与えられる。照明装置は、ILL
(+)信号とILL(−)信号との信号のレベル差に応
じた輝度で照明対象物を照明する。
【0005】ILL(−)信号のパルス幅は、調整装置
内部に備えられる単安定マルチバイブレータなどのパル
ス信号発生回路内の可変抵抗器の抵抗値を調整すること
によって、所望のパルス幅に設定することができる。照
明装置は、たとえばILL(−)信号がローレベルであ
るときに点灯状態となり、ILL(−)信号がハイレベ
ルであるときに、消灯状態となる。点灯状態とは、照明
装置が照明対象物を照明する輝度が予め定める輝度以上
である状態である。消灯状態とは、照明装置が照明対象
物を照明する輝度が予め定める輝度未満である状態であ
る。
【0006】ILL(−)信号のパルス幅を調整する
と、予め定める単位時間内に照明装置が点灯状態となる
時間が変化する。点灯状態が長く続くほど単位時間内の
平均輝度が増加する。ゆえに、照明装置の輝度は、予め
定める単位時間に対する照明装置が点灯状態である時間
の比で示されるデューティ比によって決定される。すな
わち、このような照明装置の輝度制御は、いわゆるデュ
ーティ制御である。
【0007】車両には、電子機器に電力を供給するため
のコネクタが1つだけ備えられていることが多い。この
ような車両において電子機器を複数接続して使用したい
と考えるときには、まずマスタ機器である電子機器を車
両のコネクタを介して車両のバッテリと電気的に接続す
る。2つ目以降の電子機器であるスレーブ機器は、マス
タ機器が有するコネクタを介してマスタ機器と電気的に
接続され、マスタ機器からの出力によって駆動される。
【0008】マスタ機器とスレーブ機器とにそれぞれ備
えられる照明装置において、たとえば発光素子の種類が
異なることがある。たとえば、マスタ機器の照明装置で
は発光素子として発光ダイオードを用い、スレーブ機器
の照明装置では、発光素子として白熱灯を用いているこ
となどがある。また、照明装置の発光素子は同一のもの
を用いていても、発光素子を駆動するための回路構成が
異なることもある。
【0009】このように照明装置の構成が異なる場合に
おいて、各照明装置において、照明対象物を照明する輝
度を最小輝度とするときに装置に与えられるべきILL
(−)信号のデューティ比が異なることが考えられる。
たとえば、マスタ機器を最小輝度とするILL(−)信
号のデューティ比よりも、スレーブ機器を最小輝度とす
るILL(−)信号のデューティ比が大きいとき、マス
タ機器の照明装置を最小輝度とするILL(−)信号を
スレーブ機器の照明装置に与えても、スレーブ機器の照
明装置の輝度を最小輝度まで充分に低下させられないこ
とがある。
【0010】本件出願人は、特開平5−1094905
号公開公報において、マスタ機器のスレーブ機器との各
照明装置を最小輝度とするためのILL(−)信号のデ
ューティ比が異なるときに、スレーブ機器の照明装置を
消灯させる技術を提案している。本発明の車載機器用パ
ネル照明制御装置では、マスタ機器に与えられるILL
信号からそのデューティ比を演算して求める。求めたデ
ューティ比が予め定める基準値未満となると、スレーブ
機器の照明装置への電力の供給を遮断することによっ
て、照明装置を消灯状態に切換える。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したパネル照明制
御装置では、マスタ機器の照明装置とスレーブ機器の照
明装置とを最小輝度とするときのデューティ比が異なる
ときであっても、スレーブ機器の照明装置をマスタ機器
の照明装置が消灯状態となる時点で共に消灯状態とする
ことができる。
【0012】デューティ制御を用いて照明装置のたとえ
ば発光ダイオードなどの発光素子を駆動すると、照明装
置内に大電流パルスが発生する。照明装置を含む電子機
器がたとえばオーディオ装置であるとき、装置内に大電
流が流れると、スピーカに聴取可能なノイズが混入す
る。このようなノイズを抑制するための防止策として、
照明装置では、パルス信号であるILL(−)信号をデ
ジタル/アナログ変換して平滑化する。これによって、
ILL(−)信号を微小電流パルスとして発光ダイオー
ドを、電圧の直流レベル差だけで駆動する。
【0013】前述したように、マスタ機器とスレーブ機
器とをそれぞれ消灯状態に切換えるデューティ比が異な
るときに、マスタ機器がデジタル/アナログ変換回路を
備えた電子機器であるとする。このとき、マスタ機器の
照明装置においてILL(−)信号は平滑化されるの
で、スレーブ機器には、ILL(−)信号を平滑化した
平滑出力が与えられることとなる。ゆえに、スレーブ機
器においてILL(−)信号のデューティ比を計測する
ことが困難となる。
【0014】ILL(−)信号をデジタル/アナログ変
換回路で平滑化するとき、変換回路から出力されるIL
L(−)信号の平滑出力のレベルとデューティ比との関
係は、変換回路の定数によって規定される。変換回路の
定数は、ILL(−)信号のデューティ比が照明装置の
輝度を最小輝度とするときの最小デューティ比であると
きに、ILL(−)信号を、この信号の平滑出力とIL
L(+)信号とのレベル差が照明装置を消灯状態に切換
える事ができるレベル差以下の値をとることができるレ
ベルの平滑出力に変換することができる値に設定され
る。
【0015】スレーブ機器の照明装置の構成とマスタ機
器の照明装置の構成とが異なるとき、各照明装置を最小
輝度とするILL(+)信号とILL(−)信号(以
降、総称するときは「ILL信号」と称する。)とのレ
ベル差が、マスタ機器とスレーブ機器とで異なることが
考えられる。たとえば、マスタ機器の照明装置の発光素
子とスレーブ機器の照明装置の発光素子とが互いに異な
るデューティ比のILL(−)信号を得たときに消灯状
態に切換わるものであることがある。また、マスタ機器
とスレーブ機器との照明装置が同一のデューティ比のI
LL(−)信号を得たときに消灯状態に切換わる装置で
あっても、各照明装置内で必要とされる信号のレベルが
異なることが考えられる。
【0016】たとえばスレーブ機器の照明装置を最小輝
度とするILL信号の最小レベル差が、マスタ機器の照
明装置を最小輝度とするILL信号の最小レベル差より
も小さいことが考えられる。このとき、デジタル/アナ
ログ変換回路がマスタ機器に備えられると、変換回路の
定数は最小デューティ比のILL(−)信号をマスタ機
器の照明装置を消灯状態に切換えることができるレベル
の直流電力に変換するように設定される。ゆえに、変換
回路において平滑化されたILL(−)信号の平滑出力
が、マスタ機器の照明装置を消灯状態に切換えるのに充
分な電圧レベルに達していても、スレーブ機器の照明装
置を消灯状態に切換るのに必要なレベルまで達していな
いことがある。
【0017】このようなILL(−)信号がマスタ機器
およびスレーブ機器の照明装置にそれぞれ与えられる
と、マスタ機器の照明装置は消灯状態に切換えられるけ
れども、スレーブ機器の照明装置には、装置が点灯状態
を保つ。したがって、ILL(−)信号のデューティ比
を最小デューティ比としたときにも、スレーブ機器は完
全に消灯されず、照明残りが生じることになる。
【0018】本発明の目的は、パルス信号であるILL
(−)信号をデジタル/アナログ変換した平滑出力によ
って制御される照明装置であって、マスタ機器の輝度が
最小輝度であるときに、スレーブ機器の照明装置の輝度
も最小輝度とすることができる車載用電子機器の照明装
置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)直流電
源11と、(b)予め定めるデューティ比可変範囲内で
デューティ比が可変の制御パルスを発生する制御パルス
発生手段と、(c)マスタ電子機器であって、制御電圧
に応答してインピーダンスを変化させるインピーダンス
変化素子T1と、インピーダンス変化素子T1と直列に
接続されて第1直列回路を構成し、この第1直列回路
は、直列電源11の一方の出力端子と他方の出力端子と
の間に接続されるマスタ照明手段31と、制御パルス発
生手段の出力を平滑化し、その平滑化した制御電圧をイ
ンピーダンス変化素子T1に与え、制御パルスが前記予
め定めるデューティ比可変範囲内の一方の最端の値であ
るときにおいて、マスタ照明手段31を消灯状態にする
変換出力を出力する変換手段とを有するマスタ電子機器
と、(d)マスタ照明手段31の両端にそれぞれ接続さ
れる一対の接続導線51,52と、(e)スレーブ電子
機器であって、導通状態および遮断状態を切換えるスイ
ッチング素子T3と、スイッチング素子T3と直列に接
続されて第2直列回路を構成し、この第2直列回路は、
前記接続導線51,52間に接続され、制御パルスが前
記一方の最端の値であるときにおける前記接続導線5
1,52間の電圧によって点灯状態を保つ特性を有する
スレーブ照明手段と、接続導線51,52に接続され、
接続導線51,52間の電圧が、制御パルスの前記予め
定めるデューティ比可変範囲内にある予め定める基準値
を越えるときスイッチング素子T3を導通状態に切換
え、前記基準値以下であるときスイッチング素子T3を
遮断状態に切換えるスレーブ照明制御手段とを有するス
レーブ電子機器とを含むことを特徴とする車載用電子機
器の照明装置である。本発明に従えば、車載用電子機器
の照明装置は、車両のバッテリなどである直流電源11
から照明に必要な電力が供給される装置である。たとえ
ばアメリカでは、車両に搭載される全ての照明装置の照
明の輝度が、使用者の操作によって一斉に消灯状態とな
るように制御する制御装置が必要である。このような制
御装置はたとえば直流電源11に付随され、照明装置に
供給される電力を制御することによって、照明装置の照
明の輝度を変更している。本発明の照明装置では、制御
パルス発生手段から発生される制御パルスのデューティ
比を変更して、供給される電力を制御している。車載用
電子機器は、たとえば車両に搭載されるオーディオ装置
などである。この電子機器には、直流電源11との接続
態様に応じて、マスタ電子機器とスレーブ電子機器とに
分けられる。マスタ電子機器は、直流電源11に直接接
続されて電力が供給され、かつ制御パルスが供給される
電子機器である。スレーブ電子機器は、直流電源11に
接続されたマスタ電子機器に接続され、マスタ電子機器
から電力が供給される電子機器である。マスタ照明手段
31は、たとえばマスタ機器の操作パネルを照明する手
段である。マスタ照明手段31は、たとえば発光ダイオ
ードおよび白熱灯などの発光素子を含んだ回路で実現さ
れる。マスタ照明手段は、インピーダンス変化素子T1
と直列に接続されて、第1直列回路を構成する。この第
1直列回路は、直列電源11の一方および他方の出力端
子間に接続され、素子T1のインピーダンス値に応じた
電力が供給される。マスタ電子機器は、たとえばラジオ
受信機およびカセットテープレコーダなどのオーディオ
装置で実現される。このようなオーディオ装置に制御パ
ルスなどパルス信号を入力すると、装置内に多量の電流
が流れる。この電流はスピーカから出力される音響に雑
音が混入する原因となる。この雑音を防止するために、
マスタ電子機器には変換手段が設けられ、制御パルスを
平滑化して、パルスのデューティ比に対応するレベルの
直流電圧に変換する。インピーダンス変化素子T1のイ
ンピーダンスは、変換手段から出力される制御電圧に応
じて決定される。マスタ照明手段は、最小電力が与えら
れたときに輝度が最小となり、照明手段が消灯状態とな
る。最小電力とは、インピーダンス変化素子T1にデュ
ーティ比可変範囲のうちで一方の最端の値であるデュー
ティ比の制御パルスを平滑化した制御電圧が与えられた
ときに、照明手段に与えられる電力である。スレーブ電
子機器は、たとえばスレーブ電子機器の操作パネルを照
明するスレーブ照明手段を有す。スレーブ照明手段は、
発光ダイオードおよび白熱灯などの発光素子を含んだ回
路で実現される。スレーブ照明手段は、スイッチング素
子T3と直列に接続されて第2直列回路を構成する。こ
の第2直列回路はマスタ照明手段31の両端に接続され
る一対の接続導線51,52間に接続され、導線51,
52を介して、電力が供給される。スレーブ照明手段
は、導線51,52間の電圧に応じた輝度で発光する。
かつ、スレーブ照明手段は導線51,52間の電圧が、
マスタ照明手段を消灯状態に切換えるレベルよりも小さ
いレベルに達したときに点灯状態から消灯状態に切換わ
る。すなわち、マスタ照明手段から最小電力が与えられ
た状態においても点灯状態を保つ特性を有する。ゆえ
に、マスタ照明手段からの電力がそのままスレーブ照明
手段に与えられると、スレーブ照明手段はマスタ照明手
段が消灯状態となった時点でも、点灯状態を保つ可能性
がある。スレーブ照明手段と接続導線51との間には、
スイッチング素子T3が介在される。スイッチング素子
T3は、スレーブ照明手段と接続導線51との接続を導
通状態および遮断状態のいずれか一方に切換える。これ
によって、スレーブ照明手段を点灯状態および消灯状態
のいずれか一方に切換え制御する。スイッチング素子T
3は、スレーブ照明制御手段によって導通状態と遮断状
態とを切換える。スレーブ照明制御手段は、接続導線5
1,52間の電圧のレベルを予め定める基準値と比較す
る。基準値は、制御パルスの前記予め定めるデューティ
比可変範囲内の予め定めるデューティ比の制御パルスが
マスタ電子機器に与えられたときにマスタ照明手段の両
端子およびスレーブ照明手段の両端子に与えられる電圧
である。直流電源11からの制御パルスのデューティ比
を他方の最端値から前記一方の最端値となるように変化
させると、デューティ比が一方の最端値に達するまで
に、導線51,52間の電圧は基準値を越える。スレー
ブ照明制御手段は、導線51,52間の電圧が、デュー
ティ比が前記他方の最端値である制御パルスが与えられ
たときの最大電圧から基準値までの間の値であるときに
は、スイッチング素子T3を導通状態に切換える。これ
によって、スレーブ照明手段は点灯状態に保つ。導線5
1,52間の電圧が基準値から最小電圧までの値である
ときには、スイッチング素子T3を遮断状態に切換え
る。これによって、スレーブ照明手段とマスタ照明手段
との間の接続が遮断されるので、スレーブ照明手段は消
灯状態となる。また、スレーブ照明手段を消灯状態とす
るには、スレーブ照明制御手段の出力に応じて、スレー
ブ照明手段に供給される電力をスレーブ照明手段の輝度
が最小となるレベルまで低下させてもよい。また、スレ
ーブ照明手段からの光がスレーブ照明手段によって照明
されるべき照明対象物にあたらないように、光を遮断し
ても良い。これによって、マスタ電子機器から与えられ
る電力に拘わらず、スレーブ照明手段を消灯状態に切換
えることができる。ゆえに、たとえばマスタ照明手段と
スレーブ照明手段との回路構成および発光素子の種類が
異なるときでも、マスタ照明手段の照明を消灯状態に切
り換える時点で、スレーブ照明手段の照明を消灯状態に
切換えておくことができる。
【0020】また本発明は、前記制御パルス発生手段
は、出力周波数が一定である発振回路と、手動操作され
てインピーダンスが可変である可変インピーダンス素子
と、発振回路の出力に応答し、可変インピーダンス素子
によって設定されたインピーダンスに対応するパルス幅
のパルスであって、パルス幅が可変の制御パルスを出力
する制御パルス発生回路とを有することを特徴とする。
本発明に従えば、前記制御パルス発生手段は、制御パル
スのパルス幅を変更してデューティ比を変更する。デュ
ーティ比は、たとえば予め定める単位時間内における制
御パルスの一方レベルおよび他方レベルのいずれか一方
の出力時間の割合で示される。前記制御パルス発生手段
には出力周波数が一定である発振回路が備えられ、その
出力は、制御パルス発生手段に与えられる。制御パルス
発生回路は、たとえば発振回路の出力レベルが予め定め
るレベルに達した時点から予め定める時間だけ一方レベ
ルの出力を導出し、その他のときには他方レベルの出力
を導出する。これによって制御パルスが生成される。制
御パルス発生回路は、手動操作によってインピーダンス
を可変することができる可変インピーダンス素子を有す
る。制御パルス発生回路から導出される制御パルスのパ
ルス幅は、この可変インピーダンス素子のインピーダン
スをパラメータとして決定される。制御パルスのデュー
ティ比を変更したいと希望するときには、使用者は可変
インピーダンス素子のインピーダンスの値を手動動作に
よって調整する。これによって、制御パルスのデューテ
ィ比が所望の比となるよう調整される。このように、制
御パルス発生手段では、可変インピーダンス素子を調整
するだけで、容易に制御パルスのデューティ比を調整す
ることができる。ゆえに、常に一定レベルの電力を供給
する電源からの出力を所望のレベルの電力に変換するこ
とが容易である。また、レベル変換を電力の供給経路に
抵抗などを介在させて行うときと比較して、抵抗の過熱
などの不都合が生じることを防止することができる。
【0021】また本発明は、前記制御パルス発生回路
は、前記制御パルスの電圧を、直流電源11の前記一方
の出力端子の電圧と前記他方の出力端子の電圧との間で
変化させることを特徴とする。本発明に従えば、前記制
御パルス発生回路から出力される制御パルスは、一方レ
ベルが前記直流電源11の一方端子の出力レベルであ
り、他方レベルが直流電源11の他方端子の出力レベル
である。ゆえに、制御パルス発生回路は、直流電源11
の一方端子と他方端子とをデューティ比に応じたタイミ
ングで切換え接続していることと等しい。車両に予め付
加される電子機器では、制御パルスと直流電源11から
の出力とを用いて照明装置の輝度を制御することが一般
的に行われている。また、このような電子機器は、たと
えば制御パルス発生手段が無い車両にも搭載することが
可能である。このとき、制御パルスは入力されないの
で、制御パルスを平滑した制御電圧はたとえば直流電源
の他方端子の出力と等しい一定のレベルを保つ。このよ
うな入力信号が与えられたとき、マスタ機器は直流電源
の一方および他方端子の出力レベルの差に応じた輝度
で、照明対象物を照明する。したがって、本発明の照明
装置は、制御パルス発生手段の有無に拘わらず、どのよ
うな車両においても使用することができる。ゆえに、一
般に多く流通している車両に容易に本発明の照明装置を
取付け利用することができる。かつ、制御パルスが出力
されないときには、照明装置を直流電源11の出力レベ
ルに応じた輝度で照明させることができる。
【0022】また本発明は、前記接続導線51,52
は、コネクタによって着脱可能であることを特徴とす
る。本発明に従えば、マスタ照明手段は、当該手段と他
の電子機器の照明手段とを接続するためのコネクタを有
する。前記接続導線51,52は、このコネクタによっ
て着脱可能に接続されている。前述した制御パルス発生
手段は、直流電源11の付加回路として、車両に予め搭
載されていることが多い。直流電源11とマスタ電子機
器とを接続するコネクタなどの接続手段の数は予め決ま
っており、使用者が増減させることは難しい。車両の直
流電源11のコネクタは、一般的に1〜2個である。単
一車両において直流電源11の接続手段の数以上の電子
機器を使用するために、マスタ電子機器には、当該機器
から他のスレーブ電子機器に電力を供給するための接続
手段が備えられることが多い。使用する電子機器の数が
直流電源11の接続手段の数を超えるときには、一部の
電子機器を直流電源11に接続されたマスタ電子機器の
コネクタに接続し、マスタ電子機器から電力を供給させ
る。マスタ電子機器とスレーブ電子機器との両照明手段
を接続するためのコネクタは、着脱可能である。ゆえ
に、使用者が車両に予め搭載されているマスタ電子機器
にさらにスレーブ電子機器を接続することが容易であ
る。
【0023】また本発明は、前記第2直列回路には、分
圧回路59がさらに直列に接続されることを特徴とす
る。また本発明に従えば、スレーブ照明手段とスイッチ
ング素子とを接続した第2直列回路には、分圧回路59
がさらに直列に接続されている。この分圧回路59は、
接続導線51,52のいずれか一方に与えられる電圧を
分圧して、スレーブ照明手段に与える。これによって、
スイッチング手段が導通状態であるとき、スレーブ照明
手段の両端子間の電圧は、接続導線51,52間の電圧
よりもレベルが大きくなる。ゆえに、スレーブ照明手段
の輝度が増す。スレーブ照明手段は、接続導線51,5
2間の電圧レベルが基準値以下となると必ず消灯状態に
切換えられる。ゆえに、電圧レベルが最大出力から基準
値までの間における照明手段の輝度変化がどのような輝
度変化であっても、基準値以下となれば必ず消灯され
る。スレーブ照明手段は、マスタ照明手段が消灯状態と
なるときに共に消灯状態となればよく、最大輝度状態か
ら消灯状態までの輝度変化がどのような変化であっても
構わない。したがって、スレーブ照明制御手段において
変換出力からのレベルを変化させて、スレーブ照明手段
の輝度を任意に調整することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある照明装置1の電気的構成を示すブロック図である。
照明装置1は、車両側の電源装置3、マスタ機器4、お
よびスレーブ機器5を含んで構成される。車両側の電源
装置3とマスタ機器4とは着脱可能なコネクタ7を介し
て電気的に接続される。マスタ機器4とスレーブ機器5
とは、着脱可能なコネクタ8を介して電気的に接続され
る。
【0025】電源装置3にはバッテリ11が含まれる。
バッテリ11のマイナス端子は、たとえば車両の車体に
接続されることによって接地されている。バッテリ11
のプラス端子は、照明スイッチ13を介して、車両の各
部に電力を供給する。照明スイッチ13は、たとえば車
両のインストルメントパネルに設けられるスイッチであ
る。使用者は、この照明スイッチ13を操作することに
よって、インストルメントパネルに備えられるメータな
どに対する照明および車両の前消灯などの照明を行う。
またバッテリ11は、照明スイッチ13および導線15
を介して図示しない車両の前照灯などに電気的に接続さ
れ、前照灯を点灯するための電力を供給している。
【0026】バッテリ11の出力は、照明スイッチ13
および導線17を介して、輝度設定回路18に与えられ
る。輝度設定回路18は、後述するように、照明装置3
などが操作パネルなどの照明対象物を照明するときの輝
度を設定する。
【0027】バッテリ11の出力は、無安定マルチバイ
ブレータ19に駆動電力として与えられる。無安定マル
チバイブレータ19は駆動電力が与えられると起動し
て、予め定める所定周期の基本パルス信号を生成し、単
安定マルチバイブレータ20に出力する。基本パルス信
号は、パルスの立上がりおよび立下がりの少なくとも一
方の間隔が一定であり、パルス幅が等しい信号である。
【0028】単安定マルチバイブレータ20には、バッ
テリ11からの出力が基準電圧として与えられてい
る。、基本パルス信号の立上がりおよび立下がりのうち
のいずれか一方に対応して、方形パルスであるILL
(−)信号を導線22に出力する。この方形パルスは、
一方レベルがバッテリ電圧VBであり、他方レベルが接
地レベルである。ゆえに、単安定マルチバイブレータ2
0は、バッテリ11の一方出力端子および他方出力端子
とを相互に切換える動作と等価である。
【0029】また単安定マルチバイブレータ20は可変
抵抗器20aを有する。この可変抵抗器20aの抵抗値
はバイブレータ20から出力される方形パルスのパルス
幅を決定するパラメータであり、使用者が調整つまみ2
1を操作することによって、任意に設定することができ
る。たとえば調整つまみ21は回転式であり、可変抵抗
器20aの抵抗値は、調整つまみ21の回転角に応じて
増加または減少する、ゆえに、パルス幅は、調整つまみ
21の回転角に対応して変化する。
【0030】導線17,20間には、パネル照明回路2
7が介在される。パネル照明回路27は、たとえば車両
のインストルメントパネルに設けられるメータなどを照
明するための回路であり、発光素子およびその発光素子
を発光および消灯させるための制御回路とを含む回路で
ある。発光素子は、たとえば発光ダイオードで実現され
る。
【0031】パネル照明回路27の一方端子には、バッ
テリ11から導線17を介してILL(+)信号が与え
られる。パネル照明回路27の他方端子には、輝度設定
回路18から導線22を介して、ILL(−)信号が与
えられる。ILL(+)信号は、常に一定レベルを保つ
信号であり、たとえばバッテリ11からの出力である。
パネル照明回路27が照明対象物を照明するときの輝度
は、ILL(+)信号とILL(−)信号とによって制
御される。
【0032】パネル照明回路27は、たとえばILL
(+)信号とILL(−)信号との信号のレベル差がバ
ッテリ電圧VBだけ生じているときに点灯し、信号のレ
ベル差が0のときには消灯する。ゆえに照明回路27
は、輝度設定手段18において設定された照明装置の設
定輝度に応じて、予め定める単位時間内に点灯および消
灯を繰返し、単位時間内の輝度の平均値として、設定輝
度の照明を実現する。すなわち、パネル照明回路27
は、ILL(−)信号のデューティ比によって制御され
る。
【0033】ILL(−)信号のデューティ比Dは、単
位時間内で照明回路が点灯状態である時間の割合であ
り、以下の式で定義される。
【0034】 D = W1/W2 …(1) W1は単位時間内で照明回路が点灯状態である時間であ
る。W2は単位時間である。
【0035】図2は、導線17および導線22に与えら
れるILL(+)信号およびILL(−)信号を示す波
形図である。図2(1)は、ILL(+)信号の電圧レ
ベルを示す。図2(2)は、ILL(−)信号の電圧レ
ベルを示す。
【0036】図2(1)の実線24に示すように、IL
L(+)信号は、常に予め定める所定レベル、たとえば
バッテリ電圧VBを保つ。
【0037】図2(2)に示すように、ILL(−)信
号は、照明回路27の輝度に応じてデューティ比が変化
する。デューティ比は単位時間内で照明回路が点灯状態
にある時間の割合であり、すなわち単位時間内でILL
(−)信号がローレベルを保つ時間の割合である。
【0038】たとえば照明回路27の輝度を最大輝度と
するときには、ILL(−)信号は、区間W3の実線2
5aに示すように、たとえば0Vであるローレベルを保
つ。このとき、発振回路20の可変抵抗器20aの抵抗
値を決定する調整つまみ21の回転角は、基準位置であ
る0を保つ。ILL(−)信号は常にローレベルを保つ
ので、単位時間W1と時間W2とが等しい。ゆえにこの
ときのデューティ比は100%である。
【0039】照明回路27の輝度を最小輝度とするとき
には、ILL(−)信号は、区間W4の実線25bに示
すように、たとえばバッテリ電圧VBであるハイレベル
を保つ。このとき輝度設定回路18の調整つまみ21の
回転角は、最大回転角θmaxである。ILL(−)信
号は常にハイレベルを保つので、時間W2は0である。
ゆえにこのときのデューティ比は0%である。
【0040】照明回路27の輝度を最大値と最小値との
中間の輝度とするときには、ILL(−)信号は、区間
W5の実線25cに示すように、パルスの立上りから立
下りまでのパルス幅と立下りから立上りまでのパルス幅
とが等しい矩形パルス信号である。時間W2は単位時間
W1の半分である。したがってこのときのデューティ比
は50%である。
【0041】このように、当該照明装置1では、ILL
(−)信号のデューティ比が増加するほど、照明装置の
輝度も増加する。
【0042】再び図1を参照する。導線17には、導線
29が接続されている。バッテリ11からの出力は、照
明スイッチ13、導線17,29およびコネクタ7を介
してマスタ機器4に与えられる。また、輝度設定回路1
8で生成されたILL(−)信号もまた、導線22およ
びコネクタ7を介してマスタ機器4に与えられる。
【0043】マスタ機器4は、マスタ機器4の操作パネ
ルおよび表示装置の目視表示領域などを照明するマスタ
照明回路31を有する。マスタ照明回路31は、たとえ
ば発光素子、および発光素子を点灯および消灯させるた
めの駆動回路などを含んで構成される。この発光素子
は、たとえば発光ダイオードで実現される。照明装置3
からコネクタ7を介して与えられるILL(+)信号お
よびILL(−)信号(以後、総称するときは「ILL
信号」と称する)は、デジタル/アナログ変換回路32
において平滑化された後に、マスタ照明回路31に与え
られる。
【0044】図3は、マスタ機器4の詳細な電気的構成
を示す回路図である。ILL(+)信号は、バッテリ1
1から導線17,29およびコネクタ7などを介して、
導線34に与えられる。導線34は、マスタ照明回路3
1の一方端子に接続される。ILL(+)信号は、導線
34を介してそのままマスタ照明回路31に与えられ
る。
【0045】ILL(−)信号は、照明制御回路18か
ら導線22およびコネクタ7を介して、デジタル/アナ
ログ変換回路32の入力バッファ部36を介して平滑部
37に与えられる。平滑部37では、与えられたパルス
信号であるILL(−)信号が平滑化される。平滑部3
7からの出力は、出力バッファ部38を介してトランジ
スタT1のベース端子に与えられる。トランジスタT1
のコレクタ端子は接地されている。トランジスタT1の
エミッタ端子は、マスタ照明回路31の他方端子に接続
される。これによってマスタ照明回路31の他方端子
は、トランジスタT1を介して接地される。バッファ部
36,38、平滑部37、およびトランジスタT1など
の接地は、たとえば車両の車体に接地ラインを接続して
行われる。
【0046】ILL(−)信号の平滑出力であるマスタ
照明回路31の他方端子の電圧のレベルは、トランジス
タT1のエミッタ端子およびコレクタ端子間のインピー
ダンスによって規定される。すなわちマスタ照明回路3
1の他方端子は、接地レベルから出力バッファ38から
の出力レベルに応じて変化するトランジスタT1のイン
ピーダンス分だけ高いレベルに規定される。ゆえに、マ
スタ照明回路31には、バッテリ11の電圧レベルVB
と、ILL(−)信号の平滑出力で規定されるレベルと
のレベル差によって生じる電流が流れる。マスタ照明回
路31は、この電力に応じた輝度で点灯する。
【0047】平滑部37は、たとえば抵抗R1とコンデ
ンサC1とからなる積分回路で実現される。抵抗R1は
入力バッファ部36と出力バッファ部38との間に直列
に介在される。コンデンサC1は、抵抗R1と出力バッ
ファ部38との間のラインと接地ラインとの間に並列に
介在される。この積分回路の時定数は、照明装置3内の
輝度設定回路18の調整つまみ21を最大回転角θma
xまで回転させたときに生成される最小デューティ比の
ILL(−)信号を平滑化した最小平滑出力が、予め定
める規定レベルV1以上となるように設定される。
【0048】入力バッファ部36は、抵抗R4,R5お
よび演算増幅器OP1を含んで構成される。演算増幅器
OP1の入力インピーダンスは理論的には無限大であ
り、出力インピーダンスは0である。コネクタ7からI
LL(−)信号を伝達する導線44には、直列に接続さ
れた抵抗R4,R5を介して接地される。抵抗R4,R
5の接続点p1には、演算増幅器OP1の非反転端子が
接続される。演算増幅器OP1の反転端子は演算増幅器
OP1の出力端子と接続される。演算増幅器OP1から
の出力が、入力バッファ部36の出力として、平滑部3
7の抵抗R1に与えられる。
【0049】出力バッファ部38は、抵抗R6,R7、
R8および演算増幅器OP2を含んで構成される。演算
増幅器OP1の入力インピーダンスは理論的には無限大
であり、出力インピーダンスは0である。平滑部37の
出力端子は、直列に接続された抵抗R6,R7を介して
接地される。抵抗R6,R7の接続点p2には、演算増
幅器OP2の非反転端子が接続される。演算増幅器OP
2の反転端子は演算増幅器OP2の出力端子と接続され
る。演算増幅器OP2の出力端子は抵抗R9を介して、
トランジスタT1のベース端子に接続される。
【0050】入力バッファ部36および出力バッファ部
38とは、それぞれ入力インピーダンスがバッファ部3
6,38以前の構成のインピーダンスよりも大きい。こ
れによって、平滑部37の定数を設定するときに、平滑
部37前後の構成のインピーダンスを考慮する必要がな
くなる。また、バッファ部36,38以後の構成が、バ
ッファ部36.38以前の構成に対して悪影響を及ぼす
ことを防止することができる。
【0051】図4は、輝度設定回路18の調整つまみ2
1の回転角と、ILL(−)信号の平滑出力の電圧レベ
ルとの関係を示すグラフである。実線41は、マスタ照
明回路31に与えられるILL(−)信号の平滑出力の
電圧レベルと調整つまみ21の回転角との関係を示す。
【0052】ILL(−)信号の平滑出力は、調整つま
み21の回転角が最大値θmaxであるときに、規定レ
ベルV1に達する。マスタ照明回路31は、マスタ照明
回路31の一方端子に与えられるILL(+)信号の電
圧レベルと、他方端子に与えられるILL(−)信号の
平滑出力との電圧レベルとのレベル差が最小レベル差Δ
V1以下になったとき、すなわち平滑出力の電圧レベル
が規定レベルV1に達したときに輝度が最小となり消灯
状態に切換わる。また、調整つまみ21の回転角が0以
上θmax未満であるときには、平滑出力の電圧レベル
は、実線41に示すように規定レベルV1未満である。
すなわち、ILL(+)信号とILL(−)信号との平
滑出力のレベル差は、最小レベル差ΔV1よりも大き
い。このときマスタ照明回路31は、ILL(+)信号
と平滑出力とのレベル差に応じた輝度で、マスタ機器4
の操作パネルを照明する。すなわち、導線34のレベル
と、平滑出力によって規定されるトランジスタT1のエ
ミッタ端子とのレベル差に応じた輝度で照明する。
【0053】再び図1を参照する。ILL(+)信号は
導線34およびコネクタ8を介してスレーブ機器5に与
えられる。ILL(−)信号の平滑出力は、導線43お
よびコネクタ8を介してスレーブ機器5に与えられる。
ILL(+)信号およびILL(−)信号の平滑出力
は、スレーブ機器5のスレーブ照明回路45を駆動する
ために必要な電力である。スレーブ照明回路45は、ス
レーブ機器5の操作パネルなどを照明するための回路で
あり、発光素子およびその発光素子を点灯および消灯さ
せるために駆動する駆動回路などを含む。
【0054】スレーブ照明回路45の発光素子は、IL
L(+)信号の電圧レベルとILL(−)信号の平滑出
力の電圧レベルとのレベル差に応じて輝度を変更する素
子であり、たとえば白熱灯で実現される。かつ、スレー
ブ照明回路45は、ILL信号のレベル差がマスタ照明
回路31を消灯状態に切換える最小レベル差ΔV1より
も小さい最小レベル差ΔV2であるときに、輝度が最小
輝度となり消灯状態に切換えられる回路である。
【0055】デジタル/アナログ変換回路32から与え
られるILL(+)信号は、ライン34およびコネクタ
8を介し、導線51に与えられる。デジタル/アナログ
変換回路32から与えられるILL(−)信号の平滑出
力は、導線43およびコネクタ8を介し、導線52に与
えられる。また導線51,52には、それぞれ導線5
3,54を介しコネクタ55が接続されている。このコ
ネクタ55は、スレーブ機器5と同等の照明装置を備え
た他のスレーブ機器を接続するために用いられるもので
ある。
【0056】前述した図4に示すように、マスタ照明回
路31を消灯状態に切換えるレベルV1は、スレーブ照
明回路45を消灯状態に切換えるレベルV2よりも小さ
い。このとき図4の仮想線47,48に示すように、調
整つまみ21の回転角が最大回転角θmaxであるとき
のILL(−)信号の平滑出力のレベルが、レベルV2
以上であるときには、マスタ機器4の出力をそのままス
レーブ機器5に与えることによって、調整つまみ21を
最大回転角θmaxまで回転させたときに、マスタ照明
回路31およびスレーブ照明回路45をともに消灯状態
とすることができる。
【0057】逆に、実線41に示すように、調整つまみ
21の回転角が最大回転角θmaxに達したときの平滑
出力のレベルがレベルV1以上V2未満であるときに
は、回転角θmaxに達したときにも、スレーブ照明回
路45は点灯状態を保つ。このようなときには、本実施
形態の電子機器の照明装置1では、ILL(−)信号の
平滑出力の電圧レベルが予め定める基準レベルVref
に達したときに、スレーブ照明回路45への電力供給を
遮断する。
【0058】実線41および仮想線47,48で示すよ
うに、ILL(−)信号のデューティ比が同一であって
も、マスタ照明回路31の構成によって、平滑出力の電
圧レベルが異なることがある。本実施形態の照明装置
は、マスタ機器4のマスタ照明回路31を消灯状態に切
換えるために必要な最小レベル差ΔV1よりも、スレー
ブ機器5のスレーブ消灯回路45を消灯状態に切換える
ために必要な最小レベル差ΔV2の方が小さいときに用
いることが好ましい。
【0059】図5は、スレーブ機器5の詳細な電気的構
成を示す回路図である。スレーブ機器5は、スレーブ照
明回路45の他に、スレーブ照明回路45の輝度を調整
する輝度調整回路49を有する。輝度調整回路49は、
スレーブ照明回路45の減光率を調整するとともに、I
LL(−)信号の平滑出力のレベルが予め定める基準レ
ベルVrefに達すると、スレーブ照明回路45を強制
的に消灯状態に切換える。
【0060】前述した導線51と接地ラインとの間に
は、直列に抵抗R11,R12が介在されている。前述
した基準レベルVrefはILL(+)信号の電圧レベ
ルVi(+)を抵抗R11,12で分圧して生成され
る。ゆえに、基準レベルVrefは、次式で表される。
【0061】
【数1】
【0062】「r11」、「r12」は、それぞれ抵抗
R11,R12の抵抗値である。基準レベルVref
は、たとえば調整つまみ21の回転角が最大回転角θm
axであるときの平滑出力のレベルVi(−)max以
下のレベルに設定される。たとえば本実施形態の照明装
置1では、平滑出力のレベルVi(−)maxはレベル
V1に等しいので、基準レベルVrefはレベルV1以
下に設定される。
【0063】 Vref ≦ Vi(−)max ≦ V1 …(3) 抵抗R11,R12の接合点p11には、比較器57の
非反転端子が接続される。比較器57の反転端子には、
導線52から、ILL(−)信号の平滑出力が与えられ
る。比較器57を可動するための電力は、導線51から
供給される。比較器57では、基準電圧Vrefと平滑
出力の電圧レベルVi(−)とを比較する。ILL
(−)信号の平滑出力のレベルVi(−)が基準レベル
Vrefよりも小さいときには、比較器57はハイレベ
ルの出力を導出する。平滑出力Vi(−)が基準レベル
Vref以上となると、比較器57はローレベルの出力
を導出する。
【0064】比較器57の出力端子は、直列に接続され
た抵抗R13、抵抗R14を介して接地される。抵抗R
13,R14の接続点p12には、トランジスタT2の
ゲート端子が接続される。ゆえに、トランジスタT2の
ゲート端子には、比較器57からの出力が抵抗R13,
R14で分圧された出力が与えられる。トランジスタT
2のコレクタ端子は接地される。またトランジスタT2
のエミッタ端子は、抵抗R15を介してトランジスタT
3のゲート端子に接続される。トランジスタT3のエミ
ッタ端子は導線51に接続され、ILL(+)信号が供
給されている。トランジスタT3のコレクタ端子は、ス
レーブ照明回路45の一方端子に接続されている。また
抵抗R16が、トランジスタT3のエミッタ端子とベー
ス端子との間に介在されている。
【0065】ILL(−)信号の平滑出力の電圧レベル
Vi(−)が基準レベルVrefより小さいときには、
比較器57はハイレベルの出力を導出する。
【0066】 Vref > Vi(−) …(4) このとき、トランジスタT2はオン状態となり、エミッ
タ端子とコレクタ端子とが導通する。これによってトラ
ンジスタT3のベース端子にILL(+)信号が抵抗R
16,R17とで分圧されたレベルの出力が与えられ
る。これによってトランジスタT3がオン状態となり、
ILL(+)信号が導線51、トランジスタT3を介し
てスレーブ照明回路45の一方端子から供給される。
【0067】スレーブ照明回路45の他方端子は、減光
率調整回路59を介して導線52と接続される。ゆえ
に、スレーブ照明回路45の他方端子には、後述するよ
うに減光率調整回路59によってレベルが低下された平
滑出力が与えられる。したがって、スレーブ照明回路4
5の発光素子は、ILL(+)信号のレベルVi(+)
とレベルが低下された平滑出力の電圧レベルVi(−)
のレベル差に対応した輝度で発光する。
【0068】平滑出力の電圧レベルVi(−)が基準レ
ベルVref以上となったとき、すなわち、調整つまみ
21の回転角がθref以上となったときには、比較器
57はローレベルの出力を導出する。これによって、ト
ランジスタT2,T3はそれぞれオフ状態となり、スレ
ーブ照明回路45に電力を与える経路を遮断する。した
がって、ILL(+)信号は、導線51を介してトラン
ジスタT3で遮断される。ゆえに、スレーブ照明回路4
5にはILL(+)信号が与えられなくなるので、スレ
ーブ照明回路45への電力供給が遮断される。したがっ
て、スレーブ照明回路45は速やかに消灯する。
【0069】前述した減光率調整回路59は、たとえば
導線52とスレーブ照明回路45の他方端子との間に直
列に介在された抵抗R21と、スレーブ照明回路45と
接地ラインとの間に並列に介在された抵抗R22とから
成る。すなわち、平滑出力は、抵抗R21,R22にお
いて分圧され、その分圧出力がスレーブ照明回路45に
与えられる。
【0070】減光率調整回路では、抵抗R21,R22
の抵抗値を調整することによって、スレーブ照明回路の
減光率α1を変更することができる。減光率とは、図6
に示すように、スレーブ照明回路45の輝度の対数値と
調整つまみ21の回転角との関係を示す実線61の傾き
である。スレーブ照明回路45の輝度は、照明回路45
の両端子に与えられるILL信号のレベル差に応じて決
定される。信号のレベル差が大きいほど輝度は大きくな
る。照明回路45の輝度の対数値と調整つまみ21の回
転角とは、回転角が増加するほど輝度が低下する方向に
比例する。このとき、輝度は調整つまみ21の回転角が
最大回転角θmaxに達したときに最小値A1となる必
要がある。
【0071】本実施形態のスレーブ機器5では、調整つ
まみ21の回転角が、予め定める基準レベルVrefに
達したとき、すなわち回転角θrefに達したときに強
制的にスレーブ照明回路45の電力を遮断して消灯状態
に切換える。したがって、調整つまみ21の回転角が0
である状態から回転角がθrefに達するまでの範囲で
は、照明回路45がどのような輝度変化をしても、回転
角が最大回転角θmaxに達したときには、スレーブ照
明回路45は消灯状態となる。
【0072】ゆえに、本来最大回転角θmaxで輝度が
最小値となるには、輝度の最大値A2から2点鎖線62
で示すような輝度変化を生じる必要があるけれども、本
実施形態の照明装置では実線61a〜61dに示すよう
に、2点鎖線62の輝度変化の減光率α2よりも小さな
任意の減光率で輝度変化を生じさせてもよい。
【0073】このように、予め定める基準レベルと、平
滑出力の電圧レベルとを比較し、基準レベルを超えたと
ころで強制的にスレーブ照明回路45への電力供給を遮
断することによって、スレーブ照明回路45の発光素子
を、強制的に消灯することができる。ゆえに、平滑出力
の電圧レベルが、スレーブ照明回路45の発光素子を消
灯することができるレベルV2に達しないときにおいて
も、発光素子を消灯させることができる。これによっ
て、マスタ機器4のデジタル/アナログ変換回路からの
出力特性にかかわらず、スレーブ機器のスレーブ照明回
路45を調整つまみ21の操作によって消灯させること
ができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スレーブ
電子機器のスレーブ照明手段には、マスタ電子機器のマ
スタ照明手段と同一のレベル差の電圧が与えられて駆動
される。スレーブ電子機器の照明手段に与えられる電圧
が、マスタ照明手段を点灯状態とするレベルであって、
かつ予め定めるレベル以下となると、スレーブ照明制御
手段は強制的にスレーブ照明手段とマスタ照明手段との
接続を遮断して、スレーブ照明手段を消灯状態に切換え
る。
【0075】これによって、たとえばマスタ照明手段と
スレーブ照明手段とが異なるレベルの電圧を得たときに
消灯する照明手段であって、スレーブ照明手段が消灯状
態となるレベルがマスタ照明手段が消灯状態となるレベ
ルよりも小さいときであっても、マスタ照明手段が消灯
状態となるときに、スレーブ照明手段を共に消灯状態と
することができる。ゆえに、このようなスレーブ照明手
段を有するスレーブ電子機器は、マスタ照明手段を消灯
状態とする最小電圧に拘わらず、マスタ電子機器に接続
して使用することができる。
【0076】また本発明によれば、制御パルス発生手段
は、発生させるパルス信号のパルス幅が可変である制御
パルス発生回路から、制御パルスを発生させる。制御パ
ルスのデューティ比は、制御パルス発生回路の可変イン
ピーダンス素子のインピーダンスを手動で調整すること
によって変化させる。このように、可変インピーダンス
素子を調整するだけで容易に駆動パルスのデューティ比
を調整することができる。ゆえに、デューティ比で制御
される照明手段の輝度調整が容易となる。
【0077】さらにまた本発明によれば、制御パルス
は、直流電源11の一方端子と他方端子とを切換え制御
して生成されるパルス信号と等価である。ゆえに、パル
ス信号が与えられないとき、マスタ照明手段の他方端子
には、直流電源11の一方および他方端子のいずれか一
方のレベルに応じた出力が与えられる。ゆえに、制御パ
ルスを使用する車両および使用しない車両のいずれであ
っても、スレーブ電子機器を接続して使用することがで
きる。
【0078】また本発明によれば、マスタ照明手段とス
レーブ照明手段とは、コネクタによって着脱可能に接続
される。ゆえに、使用者が車両に予め搭載されているマ
スタ電子機器にさらにスレーブ電子機器を接続すること
が容易である。したがって、車両の直流電源に直接接続
された電子機器以外にも、使用することができる電子機
器を容易に増加させることができる。
【0079】さらにまた本発明によれば、スレーブ照明
手段には、マスタ照明手段からの電圧を分圧してレベル
変換した出力が与えられ、この出力レベルに応じた輝度
で照明対象物を照明する。これによって、最大輝度で点
灯する状態から強制的に消灯状態に切換えられる状態ま
での輝度変化を、マスタ電子機器の出力に拘わらず、ス
レーブ電子機器毎に任意に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である照明装置1の電気
的構成を示すブロック図である。
【図2】導線17および導線22に与えられるILL
(+)信号およびILL(−)信号を示す波形図であ
る。
【図3】マスタ機器4の詳細な電気的構成を示す回路図
である。
【図4】輝度設定回路18の調整つまみ21の回転角
と、ILL(−)信号の平滑出力の電圧レベルとの関係
を示すグラフである。
【図5】スレーブ機器5の詳細な電気的構成を示す回路
図である。
【図6】輝度設定回路18の調整つまみ21の回転角
と、スレーブ照明回路の輝度との関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 照明装置 3 電源装置 4 マスタ機器 5 スレーブ機器 18 輝度設定回路 19 無安定マルチバイブレータ 20 単安定マルチバイブレータ 20a 可変抵抗器 21 調整つまみ 31 マスタ照明回路 32 デジタル/アナログ変換回路 36 入力バッファ部 37 平滑部 38 出力バッファ部 45 スレーブ照明回路 49 輝度調整回路 57 比較器 59 減光率調整回路 T1,T2,T3 トランジスタ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)直流電源11と、 (b)予め定めるデューティ比可変範囲内でデューティ
    比が可変の制御パルスを発生する制御パルス発生手段
    と、 (c)マスタ電子機器であって、 制御電圧に応答してインピーダンスを変化させるインピ
    ーダンス変化素子T1と、 インピーダンス変化素子T1と直列に接続されて第1直
    列回路を構成し、この第1直列回路は、直列電源11の
    一方の出力端子と他方の出力端子との間に接続されるマ
    スタ照明手段31と、 制御パルス発生手段の出力を平滑化し、その平滑化した
    制御電圧をインピーダンス変化素子T1に与え、制御パ
    ルスが前記予め定めるデューティ比可変範囲内の一方の
    最端の値であるときにおいて、マスタ照明手段31を消
    灯状態にする変換手段とを有するマスタ電子機器と、 (d)マスタ照明手段31の両端にそれぞれ接続される
    一対の接続導線51,52と、 (e)スレーブ電子機器であって、 導通状態および遮断状態を切換えるスイッチング素子T
    3と、 スイッチング素子T3と直列に接続されて第2直列回路
    を構成し、この第2直列回路は、前記接続導線51,5
    2間に接続され、制御パルスが前記一方の最端の値であ
    るときにおける前記接続導線51,52間の電圧によっ
    て点灯状態を保つ特性を有するスレーブ照明手段と、 接続導線51,52に接続され、接続導線51,52間
    の電圧が、制御パルスの前記予め定めるデューティ比可
    変範囲内にある予め定める基準値を越えるときスイッチ
    ング素子T3を導通状態に切換え、前記基準値以下であ
    るときスイッチング素子T3を遮断状態に切換えるスレ
    ーブ照明制御手段とを有するスレーブ電子機器とを含む
    ことを特徴とする車載用電子機器の照明装置。
  2. 【請求項2】 前記制御パルス発生手段は、 出力周波数が一定である発振回路と、 手動操作されてインピーダンスが可変可能な可変インピ
    ーダンス素子と、 発振回路の出力に応答し、可変インピーダンス素子によ
    って設定されたインピーダンスに対応するパルス幅のパ
    ルスであって、パルス幅が可変の制御パルスを出力する
    制御パルス発生回路とを有することを特徴とする請求項
    1記載の車載用電子機器の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記制御パルス発生回路は、前記制御パ
    ルスの電圧を、直流電源11の前記一方の出力端子の電
    圧と前記他方の出力端子の電圧との間で変化させること
    を特徴とする請求項2記載の車載用電子機器の照明装
    置。
  4. 【請求項4】 前記接続導線51,52は、コネクタに
    よって着脱可能であることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1つに記載の車載用電子機器の照明装置。
  5. 【請求項5】 前記第2直列回路には、分圧回路59が
    さらに直列に接続されることを特徴とする請求項1記載
    の車載用電子機器の照明装置。
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