JP2851961B2 - 水中移送装置 - Google Patents

水中移送装置

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JP2851961B2
JP2851961B2 JP4006635A JP663592A JP2851961B2 JP 2851961 B2 JP2851961 B2 JP 2851961B2 JP 4006635 A JP4006635 A JP 4006635A JP 663592 A JP663592 A JP 663592A JP 2851961 B2 JP2851961 B2 JP 2851961B2
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国彦 岩間
富治 吉田
哲郎 和気
龍之 表
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中台車により例えば
燃料集合体を移動させる水中移送装置に係り、移動中の
水中台車の脈動および揺動を抑制するために好適な水中
移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】台車を使って水中で燃料棒を搬送する従
来技術としては、特開昭62−165191号公報に記
載の技術があり、この従来技術を図8〜図10に示す。
これら図8〜図10に示す従来技術は、水路57に敷設
された2本の軌道50と、この軌道50上において前後
に並べて配車された2台の台車51A,51Bと、気中
から水路57に向かって明けられかつ互いに所定の間隔
をおいて設けられた燃料出入ポート52,53と、気中
側に設置された2台の駆動装置54A,54Bと、1台
の駆動装置54Aと当該1台の台車51A間に掛け渡さ
れたけん引装置55Aと、他の1台の駆動装置54Bと
当該他の1台の台車51B間に掛け渡されたけん引装置
55Bと、各駆動装置54A,54Bを制御する運転制
御装置56とを備えている。そして、この従来技術では
1台の駆動装置54Aとけん引装置55Aの組により当
該1台の台車51Aを駆動し、他の1台の駆動装置54
Bとけん引装置55Bの組により当該他の1台の台車5
1Bを駆動するようにしている。
【0003】また、他の従来技術として、図11に示す
技術がある。この図11に示す従来技術は、プール水6
7が入っている水中カナル60の底部に敷設された2本
のレール63と、このレール63上を走行する水中カー
ト61と、この水中カート61上に載置されかつ積載物
を入れるバスケット62と、気中側に設置された1台の
駆動用電動機65と、これに連結された動力伝達装置6
6と、この動力伝達装置66とスプロケットホイール6
8間に掛け渡されかつ連結爪69を介して水中カート6
1に接続された駆動用チェーン64とを配備している。
この従来技術では、駆動用電動機65を1台備え、この
駆動用電動機65を順方向または逆方向に回転させるこ
とにより、動力伝達装置66および駆動用チェーン64
を介して水中カート61をけん引し、図11に矢印で示
すように、水中カート61を往復移動させるように構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
はそのいずれも、けん引部材のたるみによる水中台車の
脈動および揺動を防止する対策等ついて配慮されていな
い。
【0005】ところで、この種水中移送装置では、図8
〜図10、および図11に示す従来技術からも分かるよ
うに、水中に移動可能に設置された水中台車と、気中側
に設置された駆動装置とをロープやチェーン等のいわゆ
るロープ状のけん引部材で接続し、このロープ状のけん
引部材を介して水中台車をけん引し、移動させるように
している。したがって、けん引部材が相当長くなり、た
るみ量も多くなりやすい。そして、けん引部材がたるむ
と、水中台車に脈動および揺動が生じ、水中台車上に装
荷された積載物に衝撃を与えることになる。一方、原子
炉用の燃料棒や燃料集合体を水中台車に載せて水中を移
動させる場合には、前記水中台車の脈動および揺動によ
り燃料棒や燃料集合体に与える衝撃を極力小さくする必
要がある。
【0006】本発明の目的は、ロープ状のけん引部材の
たるみを的確に吸収し、水中台車の脈動および揺動を小
さくなし得る水中移送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的は、水中に敷設
されたレール上に往復移動可能に設置される水中台車
と、気中側に設置され、かつ1台の水中台車につき2台
からなると共に、各々が対応電動機によって独立的に駆
動される駆動装置と、該2台の駆動装置と1台の水中台
車間に掛け渡され、エンドレスのロープ状からなるけん
引部材と、2台の駆動装置に対応する各電動機を、水中
台車の移動方向に応じ切り換え制御する制御手段とを有
し、かつ該制御手段は、2台の駆動装置のうち、何れか
一方の駆動装置が、けん引部材を介し水中台車をけん引
移動させる駆動源として作動すると共に、他方の駆動装
置が、けん引部材における水中台車より後方側に対しテ
ンションを付与し、けん引部材のたるみ吸収手段として
作動させるように各電動機を切り換えることにより、
成される。
【0008】また、前記目的は、前記けん引部材の途中
位置に、けん引部材のたるみ吸収手段とは別に、けん引
部材のたるみを吸収するテンション装置を設けたことに
よって、より良く達成される。
【0009】さらに、前記制御手段は、水中台車をけん
引移動させる駆動源として作動させる側の駆動装置の電
動機に当該駆動装置を速度制御すべく制御信号を送り、
かつけん引部材のたるみ吸収手段として作動する側の駆
動装置の電動機に当該駆動装置をトルク制御すべく制御
信号を送る制御信号変換装置を設置し、この制御信号変
換装置に、水中台車の往き側移動と帰り側移動とで前記
制御信号を切り換えるべく切り換え信号を送る制御装置
を接続して構成したことによって、より一層良好に達成
される。
【0010】
【作用】本発明では、前述の如く、水中台車と、1台の
水中台車につき2台からなると共に、各々が対応電動機
によって独立的に駆動される駆動装置と、該2台の駆動
装置と1台の水中台車間に掛け渡され、エンドレスのロ
ープ状からなるけん引部材と、2台の駆動装置に対応す
る各電動機を、水中台車の移動方向に応じ切り換え制御
する制御手段とを有しているので、制御手段により次の
ように作動する。すなわち、2台の駆動装置のうち、何
れか一方の駆動装置が、けん引部材を介し水中台車をけ
ん引移動させる駆動源として作動すると共に、他方の駆
動装置が、けん引部材における水中台車より後方側に対
しテンションを付与し、けん引部材のたるみ吸収手段と
して作動させるので、水中台車の往復移動時とも、必ず
1台の駆動装置はけん引部材を介して水中台車を移動さ
せる駆動源として作動し、他の1台の駆動装置はけん引
部材のたるみ吸収手段として作動する。したがって、常
に何れか1台の駆動によりけん引部材のたるみを吸収で
き、しかも双方の駆動装置が駆動源としての作動とたる
み吸収手段としての作動とに切り換わるので、水中台車
の移動開始時であってもたるみを吸収できる結果、けん
引部材のたるみに起因する水中台車脈動および揺動を的
確に防止でき、これら脈動および揺動により積載物に与
える衝撃を大幅に緩和することができる。
【0011】また、本発明では、けん引部材の途中位置
に、けん引部材のたるみ吸収手段とは別に、けん引部材
のたるみを吸収するテンション装置を設けているので、
けん引部材のたるみ手段とは別にけん引部材のたるみ吸
収するので、より一層的確にけん引部材のたるみを吸収
することができる。
【0012】
【0013】
【0014】さらにまた、本発明では制御手段が、2台
の駆動装置の各電動機に2種類の制御信号を選択的に送
る制御信号変換装置と、これに制御信号を送る制御装置
とを設けている。そして、前記制御信号変換装置によ
り、2台の電動機のうち、水中台車を駆動させる駆動源
として作動する側の駆動装置の電動機を常に速度制御す
べく制御信号を送り、かつけん引部材のたるみ吸収手段
として作動する側の駆動装置の電動機を常にトルク制御
すべく制御信号を送るようにしている。また、制御装置
は前記制御信号変換装置に、水中台車を往き側に移動さ
せる場合と、帰り側に移動させる場合とで、前記2台の
電動機に送る制御信号を切り換えるべく切り換え信号を
送る。このように、けん引部材のたるみ吸収手段として
作動する側の駆動装置の電動機はトルク制御される結
果、けん引部材のたるみを確実に吸収することができる
ので、水中台車の脈動および揺動を極めて小さくするこ
とが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0016】図1は本発明の第1の実施例を示す一部縦
断側面図、図2は図1の要部の拡大平面図である。これ
らの図に示す第1の実施例では、移送水路1の底部に敷
設された2本一対のレール2と、このレール2上に往復
移動可能に設置された水中台車3と、気中側に設置され
た2台の駆動装置4,5と、当該駆動装置4,5に連結
された電動機6,7と、前記1台の水中台車3と2台の
駆動装置4,5にわたって掛け渡されたロープ状のけん
引部材10と、このけん引部材10のたるみ吸収用のテ
ンション装置15と、駆動装置4,5の電動機用の制御
信号変換装置16と、この制御信号変換装置用の制御装
置19とを備えて構成されている。
【0017】前記水中台車3は、レール2上を図1に示
す矢印A方向およびB方向に往復移動可能に設置されて
いる。この水中台車3上には、バスケット21が搭載さ
れており、この実施例では前記バスケット21に積載物
として燃料集合体22を入れて運ぶようにしている。
【0018】前記気中側に設置された2台の駆動装置
4,5のうち、一方の駆動装置4は動力伝達機構8を介
して電動機6に連結され、他方の駆動装置5は動力伝達
機構9を介して電動機7に連結されている。
【0019】前記ロープ状のけん引部材10は、前記1
台の水中台車3と2台の駆動装置4,5とにわたってル
ープ状に掛けられている。また、このけん引部材10は
これの走行軌跡上に適正に配置されたガイドプーリ12
の列によりガイドされ、しかもけん引部材10の一端部
は連結装置13を介して水中台車3の一方の端部に結合
され、他端部は連結装置13を介して水中台車3の他方
の端部に結合されており、けん引部材10は水中台車3
を往き側に移動操作するときと、帰り側に移動操作する
ときとで、2台の駆動装置4,5が水中台車3を移動さ
せる駆動源としての作動と、けん引部材3のたるみ吸収
手段としての作動とに交互に切り換わるように掛け渡さ
れている。さらに、このけん引部材10における駆動装
置4,5間は、テンション装置15の方向に引き込まれ
ており、この引き込み部分11にはたるみ吸収用のガイ
ドプーリ14が配置されている。
【0020】前記テンション装置15は、けん引部材1
0における駆動装置4,5間の引き込み部分11に設け
られたガイドプーリ14を介してけん引部材10を引っ
張り、けん引部材10のたるみを吸収するようになって
いる。
【0021】前記制御信号変換装置16は、水中台車3
をA方向に移動させるときは、電動機7を介して駆動装
置5を速度制御すべく制御信号18を送る一方、電動機
6を介して駆動装置4をトルク制御すべく制御信号17
を送る。また、反対に水中台車3をB方向に移動させる
ときは、制御信号変換装置16は制御信号を切り換え、
電動機6を介して駆動装置4を速度制御すべく制御信号
17を送る一方、電動機7を介して駆動装置5をトルク
制御すべく制御信号18を送るように構成されている。
【0022】前記制御装置19は、水中台車3を前記A
方向またはB方向に移動させるときに、電動機6,7に
送る制御信号17,18を前述のごとく切り換えるべ
く、制御信号変換装置16に切り換え信号20を送るよ
うになっている。
【0023】そして、この実施例では水中台車3の移動
方向に、あらかじめ決められた間隔をおいて、燃料集合
体出入用のゲート23,24が設けられている。前記ゲ
ート23,24の位置には、それぞれ燃料貯蔵プール2
5,26が配備されている。前記燃料貯蔵プール25,
26は、それぞれ燃料集合体22を配列し収容する燃料
ラック27,28を備えている。さらに、燃料貯蔵プー
ル25,26には燃料集合体取り扱い用のクレーンが設
置されているが、図面では省略されている。
【0024】次に、前記第1の実施例の動作について説
明する。
【0025】いま、図2に示すゲート23の位置に設置
された燃料貯蔵プール25内の燃料ラック27に貯蔵さ
れている燃料集合体22を、ゲート24の位置に配置さ
れた燃料貯蔵プール26内の燃料ラック28に移送する
ものとする。
【0026】この場合には、燃料ラック27中に貯蔵さ
れている燃料集合体22を、燃料貯蔵プール25上を走
行する燃料集合体取り扱い用のクレーン(図示せず)に
より燃料ラック27から取り出し、ゲート23の位置で
待機中の水中台車3に搭載されたバスケット21に入れ
る。ついで、水中台車3をゲート23の位置からレール
2に沿ってゲート24方向、つまり図1に示すA方向に
移動させる。
【0027】前述のごとく、水中台車3をA方向に移動
させるときは、気中側に設置された電動機6,7を順方
向に回転させ、動力伝達機構8,9を通じて駆動装置
4,5を図1において反時計方向に回転させる。これに
より、2台の駆動装置4,5のうちの、駆動装置5がけ
ん引部材10を介して水中台車3をけん引し移動させる
駆動源として作動し、駆動装置4はけん引部材10のた
るみ吸収手段として作動する。また、テンション装置1
5はけん引部材10の引き込み部分11およびガイドプ
ーリ14を通じて、けん引部材10を引っ張り、けん引
部材10のたるみを吸収すべく働く。このとき、制御装
置19からの切り換え信号20により制御信号変換装置
16が制御され、この制御信号変換装置16より電動機
7には駆動装置5を速度制御すべく制御信号18が送ら
れ、電動機6には駆動装置4をトルク制御すべく制御信
号17が送られる。その結果、駆動装置5により水中台
車3は所定の速度で移動操作される一方、駆動装置4に
よりけん引部材10のたねみが確実に吸収される。これ
により、けん引部材10のたるみに起因する水中台車3
の脈動および揺動を極めて小さくでき、したがって水中
台車3に装荷された燃料集合体22に対する衝撃を極め
て小さく抑えることができる。
【0028】前記水中台車3を移動させる駆動源として
作動する駆動装置5およびけん引部材10によるけん引
作用により、水中台車3がゲート23の位置からゲート
24の位置まで移動したとき、駆動装置4,5の電動機
6,7を停止させる。
【0029】ついで、燃料集合体取り扱い用のクレーン
により、水中台車3上のバスケット21内から燃料集合
体22を取り出し、その燃料集合体22を燃料貯蔵プー
ル26内の燃料ラック28に運び、収容する。
【0030】前記水中台車3上に装荷された燃料集合体
22を全部引き卸したのち、水中台車3をゲート24の
位置からゲート23の位置に向かって、つまり図1の矢
印B方向に移動させる。この場合には、電動機6,7を
逆方向に回転させ、動力伝達機構8,9を通じて駆動装
置4,5を、図1において時計方向に回転させる。これ
により、2台の駆動装置4,5のうちの、駆動装置4は
水中台車3を移動させる駆動源として作動し、けん引部
材10を介して水中台車3をけん引し移動させる一方、
駆動装置5はけん引部材10のたるみ吸収手段として作
動し、けん引部材10のたるみを吸収する。また、この
場合もテンション装置15はけん引部材10の引き込み
部分11およびガイドプーリ14を通じて、けん引部材
10を引っ張り、けん引部材10のたるみを防ぐ。この
とき、制御装置19からの切り換え信号20により、制
御信号変換装置16から電動機6,7に送られる制御信
号17,18が切り換えられ、電動機6には駆動装置4
を速度制御すべく制御信号17が送られ、電動機7には
駆動装置5をトルク制御すべく制御信号18が送られ
る。その結果、水中台車3は駆動装置4により所定の速
度でけん引される。また、駆動装置5によりけん引部材
10のたるみが確実に吸収されるため、水中台車3の脈
動および揺動を極めて小さくすることができる。
【0031】なお、この実施例は積載物に与える衝撃を
極力抑える必要がある原子炉用の燃料棒や燃料集合体の
移送に極めて有益であるが、積載物は前述の燃料棒や燃
料集合体に限らないこと勿論である。
【0032】次に、図3は本発明の第2の実施例を示す
一部縦断側面図である。この第2の実施例では、気中側
において、一方の駆動装置4と電動機6と動力伝達機構
8の組は、水中台車3の移動方向の一方の側、例えば矢
印B方向側に設置され、他方の駆動装置5と電動機7と
動力伝達機構9の組は、水中台車3の移動方向の他方の
側、例えば矢印A方向側に設置されている。
【0033】そして、この第2の実施例においても、水
中台車3を矢印A方向に移動させるときは、駆動装置5
はけん引部材10を介して水中台車3をけん引し移動さ
せる駆動源として作動し、駆動装置4はけん引部材10
のたるみ吸収手段として作動する。反対に、水中台車3
を矢印B方向に移動させるときは、駆動装置4がけん引
部材10を介して水中台車3をけん引し移動させる駆動
源として作動し、駆動装置5はけん引部材10のたるみ
吸収手段として作動する。
【0034】而して、この第2の実施例では特別にテン
ション装置を設けていない外は、前記第1の実施例と同
様に機能する。
【0035】ついで、図4は本発明の第3の実施例を示
す一部縦断面図である。この第3の実施例では、気中側
に駆動装置30と電動機31と動力伝達機構32の組
と、けん引部材10のテンション用のガイドプーリ33
と、これに連結されたテンション装置34と、電動機3
1の制御装置3とを備えている。
【0036】前記駆動装置30は、電動機31および動
力伝達機構32により反時計方向に回転駆動されたとき
は、けん引部材10を介して水中台車3を矢印A方向に
けん引して移動させ、反対に時計方向に回転駆動された
ときは、同けん引部材10を介して水中台車3を矢印B
方向にけん引して移動させるようになっている。
【0037】前記テンション用のガイドプーリ33は、
けん引部材10の一部を引き込んで設けられている。
【0038】前記テンション装置34は、前記ガイドプ
ーリ33を介してけん引部材10を引っ張り、けん引部
材10のたるみを吸収するようになっている。
【0039】前記制御装置35は、水中台車3を矢印A
方向に移動させるときは、駆動装置30を反時計方向に
回転させるべく電動機31に制御信号36を送り、水中
台車3を矢印B方向に移動させるときは、駆動装置30
を時計方向に回転させるべく電動機31に制御信号36
を送るように構成されている。
【0040】したがって、水中台車3を矢印A方向に移
動させるときは、制御装置35から電動機31に対して
駆動装置30を反時計方向に回転させるべく制御信号3
6が送られ、これに伴い駆動装置30が反時計方向に回
転し、けん引部材10を介して水中台車3を矢印A方向
にけん引し移動させる。反対に、水中台車3を矢印B方
向に移動させるときは、制御装置35から電動機31に
対して駆動装置30を時計方向に回転させるべく制御信
号36が送られ、これにより駆動装置30が時計方向に
回転し、けん引部材10を介して水中台車3を矢印B方
向にけん引し移動させる。
【0041】前記水中台車3を前述したいずれの方向に
移動させる場合でも、テンション装置34の働きによ
り、けん引部材10のたるみが防止される。
【0042】続いて、図5は本発明の第4の実施例を示
す一部縦断側面図である。この第4の実施例では、駆動
装置30にテンション装置37が取り付けられている外
は、前記第3の実施例と同様である。
【0043】次に、図6は本発明の第5の実施例を示す
一部縦断側面図である。この第5の実施例では、水中側
に配置されているけん引部材用のガイドプーリ12にテ
ンション装置38が取り付けられている外は、前記第3
の実施例と同様である。
【0044】ついで、図7は本発明の第6の実施例を示
す一部縦断側面図である。この第6の実施例では、駆動
装置30の個所でけん引部材10の一部が水平方向にほ
ぼ倒U字型に引き込まれ、この引き込み部分39にテン
ション用のガイドプーリ40が配置されている。このガ
イドプーリ40には、テンション装置41が連結されて
いる。
【0045】この第6の実施例は、主にけん引部材10
とその駆動装置30との摩擦力による駆動を必要とする
装置に適している。なお、この第6の実施例の他の構
成,作用は、前記第3の実施例と同様である。
【0046】以上説明した本発明の請求項1の発明によ
れば、水中台車の往復移動時とも、必ず2台のうちの1
台の駆動装置がけん引部材を介して水中台車を移動され
る駆動源として作動し、他の1台の駆動装置がけん引部
材のたるみ吸収手段として作動するよう、各電動機を切
り換えるので、水中台車の往復移動時、常に1台の駆動
装置によりロープ状のけん引部材のたるみを吸収でき、
しかも双方の駆動装置が駆動源としての作動とたるみ吸
収手段としての作動とに切り換わるので、水中台車の移
動開始時であってもたるみを吸収できる結果、けん引部
材のたるみに起因する水中台車の脈動および揺動を的確
に防止でき、これら脈動および揺動により積載物に与え
る衝撃を大幅に緩和し得る効果がある。
【0047】本発明の請求項2記載の発明によれば、
るみ吸収手段として作動する駆動装置とは別に、けん引
部材のたるみを吸収するテンション装置を有しているの
で、けん引部材のたるみを、より一層的確に吸収し、水
中台車の脈動および揺動を極めて小さくなし得る効果が
ある。さらに本発明の請求項3記載の発明によれば、制
御手段が、水中台車をけん引移動させる駆動源として作
動させる側の駆動装置の電動機に当該駆動装置を速度制
御すべく制御信号を送り、かつけん引部材のたるみ吸収
手段として作動する側の駆動装置の電動機に当該駆動装
置をトルク制御すべく制御信号を送る制御信号変換装置
を設置し、この制御信号変換装置に、水中台車の往き側
移動と帰り側移動とで前記制御信号を切り換えるべく切
り換え信号を送る制御装置を接続して構成したので、2
台の駆動装置のうちの、たるみ吸収手段として作動する
側の駆動装置を通じて、ロープ状のけん引部材のたるみ
を、より一層確実に吸収することができる結果、水中台
車の脈動および揺動を極めて少なくなし得る効果があ
る。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部縦断側面図で
ある。
【図2】同第1の実施例の要部の拡大平面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す一部縦断側面図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施例を示す一部縦断側面図で
ある。
【図5】本発明の第4の実施例を示す一部縦断側面図で
ある。
【図6】本発明の第5の実施例を示す一部縦断側面図で
ある。
【図7】本発明の第6の実施例を示す一部縦断側面図で
ある。
【図8】従来技術の一例を示す縦断面図である。
【図9】図8の縦断正面図である。
【図10】図8の横断平面図である。
【図11】従来技術の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
1…移送水路、2…水中台車用のレール、3…水中台
車、4,5…駆動装置、6,7…電動機、10…ロープ
状のけん引部材、11…たるみ吸収用の引き込み部、1
4…たるみ吸収用のガイドプーリ、15…テンション装
置、16電動機用の制御信号変換装置、17,18…電
動機用の制御信号、19…制御信号変換用の制御装置、
20…切り換え信号、30…駆動装置、31…電動機、
32…動力伝達機構、33…テンション用のガイドプー
リ、34…テンション装置、35…制御装置、36…制
御信号、37,38,41…テンション装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 表 龍之 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 細谷 清和 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 昭63−147796(JP,A) 特開 昭62−165191(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G21C 19/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中に敷設されたレール上に往復移動可
    能に設置される水中台車と、気中側に設置され、かつ1
    台の水中台車につき2台からなると共に、各々が対応電
    動機によって独立的に駆動される駆動装置と、該2台の
    駆動装置と1台の水中台車間に掛け渡され、エンドレス
    のロープ状からなるけん引部材と、2台の駆動装置に対
    応する各電動機を、水中台車の移動方向に応じ切り換え
    制御する制御手段とを有し、かつ該制御手段は、2台の
    駆動装置のうち、何れか一方の駆動装置が、けん引部材
    を介し水中台車をけん引移動させる駆動源として作動す
    ると共に、他方の駆動装置が、けん引部材における水中
    台車より後方側に対しテンションを付与し、けん引部材
    のたるみ吸収手段として作動させるように各電動機を切
    り換えることを特徴とする水中移送装置。
  2. 【請求項2】 前記けん引部材の途中位置に、該けん引
    部材のたるみを吸収するテンション装置を設けたこと
    特徴とする請求項1記載の水中移送装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、水中台車をけん引移動
    させる駆動源として作動させる側の駆動装置の電動機に
    当該駆動装置を速度制御すべく制御信号を送り、かつけ
    ん引部材のたるみ吸収手段として作動する側の駆動装置
    の電動機に当該駆動装置をトルク制御すべく制御信号を
    送る制御信号変換装置を設置し、この制御信号変換装置
    に、水中台車の往き側移動と帰り側移動とで前記制御信
    号を切り換えるべく切り換え信号を送る制御装置を接続
    して構成したことを特徴とする請求項1記載の水中移送
    装置。
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