JP2851253B2 - 3種類の荷提げ形態が得られる携帯用容器 - Google Patents

3種類の荷提げ形態が得られる携帯用容器

Info

Publication number
JP2851253B2
JP2851253B2 JP13317095A JP13317095A JP2851253B2 JP 2851253 B2 JP2851253 B2 JP 2851253B2 JP 13317095 A JP13317095 A JP 13317095A JP 13317095 A JP13317095 A JP 13317095A JP 2851253 B2 JP2851253 B2 JP 2851253B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
string
carrying
side wall
shaped member
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13317095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08322626A (ja
Inventor
昌之 油井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SERU KK
Original Assignee
SERU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SERU KK filed Critical SERU KK
Priority to JP13317095A priority Critical patent/JP2851253B2/ja
Publication of JPH08322626A publication Critical patent/JPH08322626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2851253B2 publication Critical patent/JP2851253B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Bag Frames (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は利用者が背負う方法と、
荷提げ部分を比較的長めにして、例えば片側の肩で支持
する方法と、荷提げ部分を比較的短めにして例えば手提
げ状態で支持する3種類の荷提げ形態が得られる携帯用
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における複数種類の荷提げ形態が取
り得る先行技術としては、例えば、実開平6年第162
7号公報に開示されるマジックテープ(登録商標)を利
用した、手提げ、肩かけ兼用買物バックが一例として挙
げられる。上記技術は、バックの前後に各々別体として
設けられた比較的長い荷提げ紐にマジックテープの一方
側が設けられ、バックの荷提げ紐の接続付近にはもう一
方のマジックテープが設けられ、これらマジックテープ
を互いに係合接続することによりこの荷提げ紐の長さを
短く調節して手提げ状態とし、一方、このマジックテー
プの係合接続を解除することにより荷提げ紐を長くし
て、肩掛け状態とする構造の発明である。
【0003】一方、実公昭42年第4539号、考案の
名称「携え方を変化し得る鞄袋の類」で開示された発明
は、鞄袋の開口部付近に4つの穴と、同鞄袋の下方に2
つの穴を備え、合計6つの穴に対して1本の紐状体を無
端状に通すことにより、背負う方法、肩から下げる方
法、および手提げ状態とする3種類の荷提げ形態が得ら
れる発明を提供している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで実開平6年第
1627号公報に開示されたバック等の携帯用容器の荷
提げ方法としては、上述の肩掛けと手提げの他に背負う
方法がよく知られているが、上記従来技術においては肩
掛けと手提げの2種類のみであった。また、肩掛けと手
提げの切替の手段として、合計で少なくとも4箇所のマ
ジックテープの取外しまたは取付の変更が必要で、その
結果手間と時間が必要であり、気軽に双方を変更するこ
とができなかった。
【0005】一方、実公昭42年第4539号公報に開
示された発明では、例えば巾着袋の紐のように、紐状体
が無端状に形成されている。その結果として、鞄袋の荷
重は前記6つの穴同士が互いに近づくように作用し、し
かも下方の2つの穴同士が最もその傾向が強くなるため
に、同鞄袋に荷重がかかると、真っ先に下方の2つの穴
同士が接近して、初期の鞄袋の形態が崩れるように作用
する。同作用は、下方の2つの穴周辺に大きな応力がか
かるから、経時変化が激しくなる傾向を有する。加え
て、下方位置に穴を設ける必要がある構成は、気密性を
保つことができず、細かな内容物が落下したり、下方か
らの湿気や浸水に耐えられない。穴を設けることが必須
となるためにデザインが限定されるなどの多くの問題点
を有する。
【0006】本発明では、実開平6年第1627号公報
および、実公昭42年第4539号公報に開示されたよ
うな従来技術の問題点を解決した、肩掛け形態と、手提
げ形態、および背負い形態の3種類の荷提げ形態が得ら
れる携帯用容器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、少なくとも一つの荷物出入口
用開口を備えた容器本体と、上記容器本体の上方に紐状
部材を移動可能に通過し得る少なくとも二つの紐通し部
を互いに所定距離離して設け、これら紐通し部の双方に
少なくとも1本の上記紐状部材を連続して貫通させると
ともに、この紐状部材の複数の一端側を離隔して容器本
体下方の外側面側に各々を固定して背負い用掛け部を形
成し、上記紐状部材の他端側を自由端として長い荷提げ
部を形成するとともにこの紐状部材の他端側が紐通し部
に対して通過不能に形成して、上記紐通し部間の上記紐
状部材の中間側によって短い荷提げ部を形成した荷提げ
機構とから成る3種類の荷提げ形態が得られる携帯用容
器。
【0008】
【作用】本発明は、上記のように構成されているので、
次の作用を生ずる。即ち、上記容器本体に出入口用開口
を備えているのは、荷物の出し入れをするためのもので
あり、また、この容器本体の上方に紐状部材を移動可能
に通過し得る少なくとも二つの紐通し部を互いに所定距
離離して設け、そして、これら紐通し部の双方に少なく
とも1本の上記紐状部材を連続して貫通させている。こ
の状態で貫通させた紐状部材は自由に紐通し部を移動し
得る。
【0009】さらに、この紐状部材の複数の一端側を容
器本体の外側面側下方に固定することにより、容器の上
方と下方に離れて紐状部材の2つの支点が設定されるた
めに、この両支点間で背負い用掛け部が形成される。こ
の背負い用掛け部は、短い状態のまま背負う行動を取る
と、紐状部材は全体的に自由に移動可能なため、自然と
この背負い用掛け部に紐状部材が集まり、背負う状態に
ふさわしい十分な長さが形成される。また、前記複数の
一端側は容器本体の外側面側下方に固定されているの
で、全荷重のほとんどは、この固定箇所で受けとめられ
る。
【0010】一方、上記紐状部材の他端側は、上述の一
端側のように容器本体との接続をしていない。従って、
その端部は自由端とすることができる。この自由端を持
つと、同様の理由で紐状部材が偏って延びて、長い荷提
げ部を形成する。この一端側の形状はループにすること
も可能であるし、また単に結び目を設けることにより、
肩へ引っかけて(手を添えるか否かは自由)肩掛け用と
して利用でき得る。
【0011】また、上記の一端側の形状は例えば、結び
目を設けたり、リング状にする等によって、この他端側
において紐通し部と係止させて形成している。また、上
述の通り、一端側においては、容器本体下方に係止して
いるので、二つの紐通し部の間に位置する紐状部材を引
き上げてもその両端ははずれずに、上述同様にその中央
位置で紐状部材を弛ませることができる。なお、上記の
自由端側を引いて緩ませた状態に対して、この中央位置
で紐状部材を緩ませるとほぼ半分の長さで止まる。それ
は、二つの紐通し部へ戻る往復形状となるためである。
これによって、短い荷提げ部を形成することができる。
また、この短い荷提げ部は一般的に手提げ用あるいは腕
の折り曲げ位置で掛けて使用され得る。
【0012】また、荷提げ機構を複数設け、紐状部材の
他端側で形成された自由端を連続状態として長い荷提げ
部を形成し、上記連続した状態によって他端側の紐通し
部と係止させているので、特別な係止用のリングなどを
使用すること無しに紐通し部をすり抜けない自由端を形
成することもできる。
【0013】一方、一端側上方にも複数の紐通し部が設
けられるとともに、これら紐通し部をくぐって突出した
複数本の紐状部材が容器本体の外側面側下方で係止され
ている。その状態において、複数本の紐状部材を引っ張
ることにより、両肩に背負うことのできる背負い紐が形
成され、よって両肩による完全な背負い形態がとり得
る。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に基づき説
明する。なお、図1〜図8の図面中において、共通内容
を示す部分には同一符号を使用した。 [図1に関する記載] 図1は本発明の第1実施例を示す斜視図であり、図2は
図1中に記載した一点鎖線(隠れた側においては二点鎖
線)で切断位置をあらわしたX−X断面線に基づいた端
面図である。両図中において、 1は容器本体、 2は紐状
部材、 3, 4は紐通し部、 5は荷物出入口用開口であ
る。
【0015】容器本体 1は底部1Aと、第一側壁部1Bと、
第二側壁部1Cとで形成されたバックであり、この第一側
壁部1Bの上手には、この側壁を貫通する紐通し部 3およ
び3'が二つ両側に設けられている。この紐通し部 3およ
び3'の周囲は、その穴部の磨耗を防ぐための縁部3Aが各
々設けられている。また、第二側壁部1Cの上手には、こ
の側壁を貫通する紐通し部 4および4'が二つ両側に設け
られている。この紐通し部 4および4'の周囲は、その穴
部の磨耗を防ぐための縁部4Aが各々設けられている。以
上のように形成された容器本体 1に対して、紐状部材 2
は次のように設けられている。
【0016】第一側壁部1Bと第二側壁部1Cとに設けられ
た4つの紐通し部に対して、両側壁部の相対する側を第
1側壁部1Bの紐通し部 3から通過開始して、 4、4'そし
て3'という順番に連続してベルト形状を有する紐状部材
2を貫通させる。また第1側壁部1B側に来る紐状部材 2
の両端は容器本体 1の外側面側下方の角位置へ縫い付け
られている。
【0017】所で、背負い用掛け部aは、第1側壁部1B
側の紐通し部 3および3'を一つの支点とし、これら紐通
し部から貫通して出ている紐状部材 2Aの両端が同一壁
部の下の両角で縫い付けられて形成された支点の双方か
ら形成されている。また、長い荷提げ部bは、第二側壁
部1C側の紐通し部 4および4'間で外方へ突出した紐状部
材 2Bで形成されている。更に、短い荷提げ部cは、紐
通し部 3および 4との間を通過する紐状部材2Cと、紐通
し部3'および4'との間を通過する紐状部材2Cの双方で形
成される。
【0018】以上のように形成された第一実施例は次の
ように使用され得る。まず、背負い掛け部aに対応する
紐状部材2Aの双方を持って引っ張ると、長い荷提げ部b
と、短い荷提げ部cとに存在する弛みが無くなって、そ
の分が背負い掛け部aに集まって長く形成される。この
様子を示したのが図3である。
【0019】次に、長い荷提げ部bに対応する紐状部材
2Bを引っ張ると、背負い掛け部aと、短い荷提げ部cと
に存在する弛みが無くなって、その分が長い荷提げ部b
に集まって長く形成される。この様子を示したのが図4
である。
【0020】更に、短い荷提げ部cに対応する紐状部材
2Cを引っ張ると、背負い掛け部aと、長い荷提げ部bと
に存在する弛みが無くなって、その分が短い荷提げ部b
に集まって長く形成される。この様子を示したのが図5
である。
【0021】所で、同一条件でこれら引っ張った長さを
比べると、最も短いのが支点間が広い背負い掛け部aで
あり、次が短い荷提げ部cである。これは背負い掛け部
aと比較した場合、紐状部材の長さは一緒ではあるが、
支点間が短いためにその分僅かに長い。最後に最も長い
のは、長い荷提げ部cであり、ここで短い荷提げ部cの
約2倍長となっている。これは紐状部材が一本で延長さ
れるためである。
【0022】[図6に関する記載] 図6は本発明の第2実施例を示す斜視図である。図中に
おいて、 1は容器本体、 2は紐状部材、 3, 4は紐通し
部、 5は荷物出入口用開口である。
【0023】容器本体 1は底部1Aと、第一側壁部1Bと、
第二側壁部1Cとで形成されたバックであり、この第一側
壁部1Bの上手には、この側壁を貫通する紐通し部 3が1
つ設けられている。この紐通し部 3の周囲は、その穴部
の磨耗を防ぐための縁部3Aが各々設けられている。ま
た、第二側壁部1Cの上手には、この側壁を貫通する紐通
し部 4が1つ設けられている。この紐通し部 4の周囲
は、その穴部の磨耗を防ぐための縁部4Aが各々設けられ
ている。以上のように形成された容器本体 1に対して、
紐状部材 2は次のように設けられている。
【0024】第一側壁部1Bと第二側壁部1Cとに設けられ
た2つの紐通し部に対して、両側壁部の相対する側を第
1側壁部1Bの紐通し部 3から通過開始して、 4へ連続し
てベルト形状を有する紐状部材 2を貫通させる。また第
1側壁部1B側に来る紐状部材2は適当な位置から二手へ
分かれて、その両端は容器本体 1の下方の外側面側両角
位置へ縫い付けられている。
【0025】所で、背負い用掛け部aは、第1側壁部1B
側の紐通し部 3を一つの支点とし、これら紐通し部から
貫通して出ている紐状部材 2Aの両端が同一壁部の下の
外側面側両角で縫い付けられて形成された支点の双方か
ら形成されている。
【0026】また、長い荷提げ部bは、第二側壁部1C側
の紐通し部 4より外方へ突出した紐状部材 2Bで形成さ
れている。また、その突出端部 3の端部には肩部へ引っ
かけることの可能な大きさのプラスチックリング 6が縫
い付けられており、紐状部材2Bが紐通し部 3を通過して
外れることを、このプラスチックリング 6で防止してい
る。
【0027】更に、短い荷提げ部cは、紐通し部 3およ
び 4との間を通過する紐状部材2Cによって形成される。
なお、紐状部材2Cは比較的細い糸をよって所望の紐通し
部の内径よりも僅かに細い直径を有する形状をしてい
る。
【0028】以上のように形成された第二実施例は次の
ように使用され得る。まず、背負い掛け部aに対応する
紐状部材2Aの双方を持って引っ張ると、長い荷提げ部b
と、短い荷提げ部cとに存在する弛みが無くなって、そ
の分が背負い掛け部aに集まって長く形成される。
【0029】次に、長い荷提げ部bに対応する紐状部材
2Bの先端に設けられたプラスチックリング 6を引っ張る
と、背負い掛け部aと、短い荷提げ部cとに存在する弛
みが無くなって、その分が長い荷提げ部bに集まって長
く形成される。
【0030】更に、短い荷提げ部cに対応する紐状部材
2Cを引っ張ると、背負い掛け部aと、長い荷提げ部bと
に存在する弛みが無くなって、その分が短い荷提げ部b
に集まって長く形成される。
【0031】所で、同一条件でこれら引っ張った長さを
比べると、最も短いのが支点間が広い背負い掛け部aで
あり、次が短い荷提げ部cである。これは背負い掛け部
aと比較した場合、紐状部材の長さは一緒ではあるが、
支点間が短いためにその分僅かに長い。最後に最も長い
のは、長い荷提げ部cであり、ここで短い荷提げ部cの
約2倍長となっている。これは紐状部材が一本で延長さ
れるためである。
【0032】この第2実施例の使用状態やその特徴は、
ほぼ同一ではあるものの、第1実施例においては第二壁
部1C側に紐通し部 4から突出した紐状部材2Bが、この紐
通し部 4を再びくぐって外れることはない。それは、も
う一方の紐通し部4'を通過して紐状部材2Bが折り返され
るように形成されているためである。一方、上述の通
り、第2実施例においては、このプラスチックリング 6
によってこの外れることを防止している。
【0033】以上本発明第1実施例および第2実施例の
構造および使用方法を述べたが、各構成要素は、必要に
応じ下記に示した他の実施態様が得られる。
【0034】第1実施例の短い荷提げ部bを形成する紐
状部材 2Cは図7に示すようにクロスさせて形成するこ
とが可能である。このクロスさせた位置において、手で
握って持ち上げる事によって、通過する二本の紐状部材
2Cを一辺に掴み取ることが可能となり、また、背負い
掛け部aおよび、長い荷提げ部cのいずれかを引っ張っ
た状態において、この容器本体 1の荷物出入口用開口 5
が×状に封印され得る。
【0035】第2実施例は、第一側壁部1Bと、第二側壁
部1Cの双方とも各々一つづつ紐通し部 3および 4を設
け、紐状部材 2も第一側壁部1Bより外方で二方向へ分割
して形成しているが、必要によりこの紐状部材 2を第二
側壁部1C側の端部を除いて二方向へ全て裂くとともに、
第二側壁部1C側の紐通し部を隣接して二つ設け、この二
方へ裂いて二股状態となった紐状部材 2をこの隣接して
設けた二つの紐通し穴をまたぐように取付ける。このよ
うにすることで、プラスチックリング 6を省略しても紐
状部材 2は第二側壁部1C側の紐通し穴と係止され得る。
【0036】第1実施例および、第2実施例で示した紐
通し穴は、何れも壁面に穴を設けたことにより形成して
いるが、紐状部材が過不足なく通過可能な大きさのリン
グによっても代用可能である。また、紐状部材2Aの端部
は必要により今までの実施例ではいずれも容器本体の外
側面側下方に縫い付けて形成することが可能である。
【0037】第1実施例および、第2実施例で示した容
器本体の材質については特に触れていないが、上記実施
例では比較的硬い材質で形成している。一方において容
器本体を比較的柔らかい材質で形成することも可能で、
その場合紐状部材を引っ張ることによって第一壁部と第
二壁部との間隔を狭く変位させるようにすることができ
得る。
【0038】例えば第1実施例の第二側壁部1C側に設け
た紐通し部 4,4'は何れも水平方向に延びるスリット状
として形成しているが、必要により立て方向に延びるス
リット状として形成し得る。これにより、長い荷提げ部
bに形成される紐状部材2Bが、縮小した際の紐状部材の
ねじれが少なく納まりやすい状態となる。
【0039】第1実施例の第一側壁部1B側は、荷物出入
口用開口の縁部で止まっているが、さらに上方へ延長さ
せて、短い荷提げ部cを覆うカバーを形成することがで
き得る。また、このカバーに対してさらにこの短い荷提
げ部cが上方へ突出可能な開口を設けることも可能であ
る(図8参照)。
【0040】
【発明の効果】以上の構成による発明によれば、背負い
用掛け部、長い荷提げ部および短い荷提げ部の3種類の
部分の何れかの部分の紐状部材を、無造作に引っ張るこ
とにより、肩掛けが可能な長い荷提げ形態、手提げある
いは腕の折り曲げ位置で掛けて使用され得る短い荷提げ
形態、および背負う際の利用状況に適合するように容器
本体の上方と下方との離れた位置に紐状部材の両支点を
設けて形成した背負い用掛け部、以上の3種類の荷提げ
状態が簡単に得られるとともに、前記複数の一端側は容
器本体の外側面側下方に固定されているので、全荷重の
ほとんどは、この固定箇所で受けとめられるために荷重
に対して強くしかも、容器下方の形状は収縮方向に作用
し難く、安定している。またさらに、外方側で固定して
いることにより、気密性を高めることが可能でそれによ
り、宝石等の小物を入れても、隙間を通して落下しない
ように設計することができ、下方からの湿気や浸水に耐
えうる形状の携帯用容器を得ることができる。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】 図1のX−X断面線基づいて端面図である。
【図3】 第1実施例における背負い用掛け部を引いた
状態を示す斜視図。
【図4】 第1実施例における長い荷提げ部を引いた状
態を示す斜視図。
【図5】 第1実施例における短い荷提げ部を引いた状
態を示す斜視図。
【図6】 本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図7】 第1実施例に対する変形実施例を示す斜視
図。
【図8】 図1の変形実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
図1中 1…容器本体 2…紐状部材 3,4…紐通し部 5…荷物出入口用開口 2A…一端側 2B…他端側 2C…中間側 a…背負い用掛け部 b…長い荷提げ部 c…短い荷提げ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一つの荷物出入口用開口( 5)を
    備えた容器本体( 1)と、上記容器本体( 1)の上方に紐状
    部材( 2)を移動可能に通過し得る少なくとも二つの紐通
    し部( 3, 4)を互いに所定距離離して設け、これら紐通
    し部( 3, 4)の双方に少なくとも1本の上記紐状部材(
    2)を連続して貫通させるとともに、この紐状部材( 2)の
    複数の一端側(2A)を離隔して容器本体下方の外側面側に
    各々を固定して背負い用掛け部(a)を形成し、上記紐状
    部材の他端側(2B)を自由端として長い荷提げ部(b)を形
    成するとともにこの紐状部材( 2)の他端側(2B)が紐通し
    部に対して通過不能に形成して、上記紐通し部( 3, 4)
    間の上記紐状部材の中間側(2C)によって短い荷提げ部
    (c)を形成した荷提げ機構とから成る3種類の荷提げ形
    態が得られる携帯用容器。
JP13317095A 1995-05-31 1995-05-31 3種類の荷提げ形態が得られる携帯用容器 Expired - Fee Related JP2851253B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13317095A JP2851253B2 (ja) 1995-05-31 1995-05-31 3種類の荷提げ形態が得られる携帯用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13317095A JP2851253B2 (ja) 1995-05-31 1995-05-31 3種類の荷提げ形態が得られる携帯用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08322626A JPH08322626A (ja) 1996-12-10
JP2851253B2 true JP2851253B2 (ja) 1999-01-27

Family

ID=15098322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13317095A Expired - Fee Related JP2851253B2 (ja) 1995-05-31 1995-05-31 3種類の荷提げ形態が得られる携帯用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2851253B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018110127A1 (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 サンスター文具株式会社 トートバッグ

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1708245A (zh) * 2002-11-22 2005-12-14 古口和子 带背带收纳口袋的袋子
JP4941857B2 (ja) * 2006-08-31 2012-05-30 紀代子 亀岡 肩掛けと背負いの両方の機能を有するバッグ
JP5102276B2 (ja) * 2009-12-14 2012-12-19 芳男 渡辺 引き寄せ背負い袋
KR101399640B1 (ko) * 2012-06-22 2014-05-27 (주)디엔디자인 운반용 포대
JP5731583B2 (ja) * 2013-06-27 2015-06-10 芳男 渡辺 交差紐背負い袋

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018110127A1 (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 サンスター文具株式会社 トートバッグ
JP2018094140A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 サンスター文具株式会社 トートバッグ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08322626A (ja) 1996-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8245825B2 (en) System for cinching a resilient luggage case
US20240188696A1 (en) Anti-Theft Carrying Bag
US5618110A (en) Combination beach towel and tote bag with backpack
US5957354A (en) Backsack
US20180070692A1 (en) Anti-Theft Carrying Bag
JP2938356B2 (ja) 背負い具用ひも及び背負い具
US20180146759A1 (en) Anti-Theft Carrying Bags and Security Panel Assemblies
US9675153B2 (en) Anti-theft expansion panel for a carrying bag
US20230189950A1 (en) Anti-Theft Carrying Strap
JP2851253B2 (ja) 3種類の荷提げ形態が得られる携帯用容器
EP3143898B1 (en) Anti-theft carrying bag with security and expansion panels and with carrying strap
US10010144B2 (en) Anti-theft security panel for a carrying bag
US20040206430A1 (en) Bag with adjustable carrying strap
JPH09206117A (ja) 収納ケース付きバッグ類
JP2000308511A (ja)
US20210068511A1 (en) Novel Containers
CN210203783U (zh) 一种多功能软体吊挂储物装置
JP3230686U (ja) バッグ
CN210841959U (zh) 一种防蚊吊床及防蚊网罩
JPS5837318Y2 (ja) 圧縮型収納袋
JP2640197B2 (ja) 肩掛手提兼用買物袋
JPH0429793Y2 (ja)
CN206744767U (zh) 便携式保温包
JP3141327B1 (ja) 帯結びの保形芯
JPH07213384A (ja) ウォーターマットレス

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081113

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081113

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091113

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101113

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees