JP2849767B2 - 投写スクリーンの製造方法 - Google Patents

投写スクリーンの製造方法

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瑞夫 岡田
保 西澤
重忠 中川
憲一 作永
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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プロジェクションテレビやマイクロフィル
ムリーダー等の画面として用いられる投写スクリーンの
製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
投写スクリーンたとえば透過型スクリーンや反射型ス
クリーンは、テレビジョン画像、マイクロフィルム像等
を投写し、目的とする表示を実現するために広く用いら
れている。この種の投写スクリーンは、観察者が観察す
る際に明るく、また視野角が拡大する様に、入射面及び
/または出射面に所定のレンズ形状が付されており、一
般には両面レンチキュラーレンズが利用されている。
この種の投写スクリーンでは、両面のレンズの軸ずれ
はスクリーン特性に悪影響を与えるので、良好な特性を
得るためには、両面のレンチキュラーレンズの位置合わ
せを正確に行うことが必要である。
ところで、現在実用化されている両面レンチキュラー
レンズの製造方法としては、押出し成形法、セルキャス
トによる注型法および加熱プレス法等が挙げられる。し
かして、これらはいずれも金属製等の母型を直接的また
は間接的に樹脂板に転写する方式であり、母型の寸法精
度や成形時の型温度制御精度や両面母型の位置合わせ精
度等をすべて十分に行うことは難しいため、両面レンチ
キュラーレンズの位置合わせ精度を十分向上させること
が困難であった。
近年、大型テレビの高精細度化への要求が高まってお
り、投写スクリーンのレンチキュラーレンズもファイン
ッピッチ化が求められているが、上記の従来技術で例え
ば1メートル四方の両面レンチキュラーレンズの表裏両
面レンズの位置ずれを少なくし高精度化するのは容易で
なく、ファインピッチ化の要求に十分応えることができ
なかった。
そこで、透明な円柱状体を並列配置することにより、
入射面側と出射面側とでレンズ単位の一体化された位置
ずれなしの両面レンチキュラーレンズを得る方法が提案
されている。
しかしながら、従来提案されているこれらの方法で
は、隣接円柱状体間に隙間が発生し、そこから漏れる光
線がスクリーンに大きな不具合(シースルー、ホットバ
ンド等)をもたらすことがあり、実用上好ましくない。
この問題を解決するものとして、本出願人は既に、多
数本のプラスチック系ストランドを溶融紡糸し、該スト
ランドをシート状に引き揃えて隣接ストランドどうしを
融着させることにより投写スクリーンを得る技術を特許
出願している。そして、この紡糸においてコンジュゲー
ト方式を採用し、ストランドを透明主体部と該主体部と
異なる光学的特性の部分とから構成することも提案して
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この方式により投写スクリーンを製造
する場合、一挙に大形のスクリーンを得ることは設備の
関係等から困難を伴うことがあるので、本発明において
は、透光性ストランドを互いに融着して予め幅狭のテー
プ状ユニットを製作し、次いでこのテープ状ユニットを
隣接縁で接合し、所定の大形の投写スクリーンを得よう
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本発明は、上記の課題を達成するためになさ
れたものであって、その要旨とするところは、直径が0.
03〜1.5mmの複数本の透光性ストランドの隣接する外表
面を互いに融着して幅狭のテープ状に一体化されたテー
プ状ユニットの複数枚を、シート状に配列し相互の隣接
端で熱融着してシート状に一体化して投写スクリーンを
製造するにあたり、複数枚のテープ状ユニットの隣接端
を加熱し、テープ状ユニットを相互に圧接して集合させ
シート状に一体化し、一体化されたシート全体を加熱す
ることを特徴とする投写スクリーンの製造方法。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。この
例は複数の幅狭のテープ状ユニットを用いて投写スクリ
ーンを製造するものである。
第1図は本発明の製造方法を示しており、図中(1)
が幅狭のテープ状ユニットで、直径が0.03〜1.5mmの複
数本の透光性ストランドが連続して配列して一体化され
てなるものであり、比較的ファインピッチで薄いテープ
状のユニットである。このテープ状ユニット(1)はリ
ール(2)に捲付けられている。リール(2)からくり
出されたテープ状ユニット(1)は、それぞれの隣接縁
に配置された熱板ヒーター(3)に接触して第一次の加
熱をされ、加熱ドラム(4)上で集合され、熱融着され
てシート状に一体化される。このときの加熱ドラム
(4)は、両端のリング部(4A)が分割され弾力的に組
込まれていて、中心に向う力が作用しており、テープ状
ユニット(1)を相互に圧接的に集合されている。なお
図中(5)は、シート全体を加熱する近赤外線ヒータ
ー、(6)は冷却用の水槽、(7)はクエンチロールで
あり、このようにして得られたシートは、捲取り機によ
って捲取られ、所定長に切断され投写スクリーンとされ
る。第2図はその一部を示すもので、近赤外線ヒーター
(5)は第1図は片側しか示していないが、シートの上
下両側に設ける。
上記の方法において、熱板ヒーター(3)はスライダ
ックスを介して電圧調整して加熱の程度を調節すること
がよく、アクリル樹脂から作られたテープ状ユニット
(1)の場合、その隣接縁を100℃程度に昇温させると
よい。また同じテープ状ユニット(1)を用いたときに
加熱ドラム(4)の表面温度は180℃程度に昇温させる
とよく、この場合の加熱ドラム(4)直後のシートの表
面温度は、隣接部が約160℃、その他の部分が約120℃で
あった。そして近赤外線ヒーター(5)によって瞬間的
に加熱され、さらに約30℃昇温され、隣接縁は熱融着さ
れ、完全に接合されていた。複数のテープ状ユニット
(1)を接合させてシート状にする場合、テープ状ユニ
ット(1)幅の和より若干小さくなる、すなわち上記の
3枚の例において幅30cmのテープ状ユニット(1)3枚
をシート状にすると、上記条件で実験した結果ではシー
トの幅は約85cmとなった。
テープ状ユニット(1)の隣接縁を加熱する方法とし
ては、上記の熱板ヒーター(3)、加熱ドラム(4)お
よび近赤外線ヒーター(5)の組合せに限られるもので
はなく、例えばレーザー光線や遠赤外線ヒーター等も使
用することができる。
また本発明によって投写スクリーンを製造する場合、
予め製作した連続テープ状ユニットを用い、これをドラ
ム等に一旦捲き付けたのち隣接縁を接合させてもよい。
本発明に用いる幅狭のテープ状ユニット(1)の製造
例を第3図および第4図に基いて説明すると、プラスチ
ック材料を押出し機(A)によって溶融押出しし、ギア
ポンプ(B)を経てダイ(C)から紡出させる。紡糸し
た透光性ストランド(10)は、溝付きの引揃えガイド
(D)で姿勢制御され、さらに中央が凹んでいる融着ガ
イド(E)を通すことにより外表面が融着され、テープ
状ユニット(1)とされる。テープ状ユニット(1)は
引取りロール(F)を経て、リール(2)に捲取られ
る。
このようにして得られた幅狭のテープ状ユニット
(1)は、第4図に示すように互いの透光性ストランド
(10)の外表面が融着部(10A)によって融着されてい
る。
なお、透光性ストランド(10)の材料としては、光透
過性の良好なプラスチック、たとえばアクリル系ポリマ
ー、ポリカーボネート、ポリアリレート等の熱可塑性ポ
リマーや、架橋型シリコンポリマー、架橋型アクリレー
トポリマー、イオン架橋型ポリマー等の架橋硬化型ポリ
マーが用いられるが、この材料には、スクリーンの特性
を向上させるために、着色剤、光拡散剤が添加されてい
てもよい。また個々の透光性ストランド(10)には、屈
折率差のある部分あるいは外光を吸収するための光吸収
層等光学的作用の異なる部分をコンジュゲート紡糸の処
法によって設けてもよい。特にスクリーン体(1)の観
察側の各透光性ストランド(10)に光吸収層を形成する
と、透光性ストランド(10)間の谷間に深く外光吸収層
が設けられるため、界面等で反射して隣のストランドに
入射する光を吸収して出射を阻止でき、この結果いわゆ
るフレア現象を抑えてシャープな画像を得ることがで
き、しかも光吸収層の厚さも十分にとることが可能であ
るため黒味の濃い画面を得ることができる。
なお、透光性ストランド(10)の直径は、目的によっ
ても異なるが0.03〜1.5mm程度のものが用いられる。
〔発明の効果〕
本発明は以上詳述した如き構成からなるものであるか
ら、所定幅の投写スクリーンを効率よくしかも大規模な
設備を用いることなく製造でき、しかも予め幅狭のテー
プ状ユニットを製作しておくことにより投写スクリーン
の幅の対応が容易になる等の実用上の効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図はその
一部を拡大する斜視図、第3図は本発明に用いるテープ
状ユニットの製造方法の例を示す側面図、第4図は得ら
れたテープ状ユニットの部分断面図である。 (1)……テープ状ユニット (10)……透光性ストランド (3)……熱板ヒーター (4)……加熱ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−8829(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 21/62

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直径が0.03〜1.5mmの複数本の透光性スト
    ランドの隣接する外表面を互いに融着して幅狭のテープ
    状に一体化されたテープ状ユニットの複数枚を、シート
    状に配列し相互の隣接端で熱融着してシート状に一体化
    して投写スクリーンを製造するにあたり、複数枚のテー
    プ状ユニットの隣接端を加熱し、テープ状ユニットを相
    互に圧接して集合させシート状に一体化し、一体化され
    たシート全体を加熱することを特徴とする投写スクリー
    ンの製造方法。
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