JP2849335B2 - 酸性ガラス繊維結合組成物、その使用方法および硬化性ガラス繊維組成物 - Google Patents
酸性ガラス繊維結合組成物、その使用方法および硬化性ガラス繊維組成物Info
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- C08G8/28—Chemically modified polycondensates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C25/00—Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
- C03C25/10—Coating
- C03C25/24—Coatings containing organic materials
- C03C25/26—Macromolecular compounds or prepolymers
- C03C25/32—Macromolecular compounds or prepolymers obtained otherwise than by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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- C08K7/04—Fibres or whiskers inorganic
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- Y10T442/60—Nonwoven fabric [i.e., nonwoven strand or fiber material]
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低臭気の、フェノール
ホルムアルデヒド樹脂を基材とする硬化したガラス繊維
組成物に関する。また本発明は、フェノールホルムアル
デヒド樹脂を使用する酸性ガラス繊維結合組成物および
それらの樹脂の使用方法にも関する。
ホルムアルデヒド樹脂を基材とする硬化したガラス繊維
組成物に関する。また本発明は、フェノールホルムアル
デヒド樹脂を使用する酸性ガラス繊維結合組成物および
それらの樹脂の使用方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】レゾールの様な水溶性のフェノールホル
ムアルデヒド樹脂は以前から知られている。例えば、こ
こに参考として含める米国特許第4,757,108号
および第4,960,826号を参照するとよい。
ムアルデヒド樹脂は以前から知られている。例えば、こ
こに参考として含める米国特許第4,757,108号
および第4,960,826号を参照するとよい。
【0003】不活性塩を分散させた乳化可能なレゾール
は、米国特許第4,060,504号に記載されてい
る。使用される乳化剤は、アルカリ金属水酸化物、水酸
化アンモニウムまたはトリエチルアミンの様な有機アミ
ンの存在下で製造されるタンパク質化合物である。好適
なタンパク質化合物にはカゼイン、大豆タンパク質など
がある。
は、米国特許第4,060,504号に記載されてい
る。使用される乳化剤は、アルカリ金属水酸化物、水酸
化アンモニウムまたはトリエチルアミンの様な有機アミ
ンの存在下で製造されるタンパク質化合物である。好適
なタンパク質化合物にはカゼイン、大豆タンパク質など
がある。
【0004】フェノールホルムアルデヒド/ガラス繊維
の分野における他の重要な特許は、米国特許第2,93
1,738号、第3,072,595号、第3,22
3,668号、第3,253,948号、第3,33
1,885号、第3,487,048号、第3,61
6,179号、第3,617,428号、第3,70
2,798号、第3,707,296号、第3,73
4,918号、第3,819,441号、第3,81
7,920号、第3,839,236号、第3,90
7,724号、第3,915,905号、第3,91
9,134号、第3,956,204号、第3,95
6,205号、第4,176,105号、第4,28
5,848号、第4,324,833号、第4,61
1,020号、第4,757,108号、およびRe.
30,375である。
の分野における他の重要な特許は、米国特許第2,93
1,738号、第3,072,595号、第3,22
3,668号、第3,253,948号、第3,33
1,885号、第3,487,048号、第3,61
6,179号、第3,617,428号、第3,70
2,798号、第3,707,296号、第3,73
4,918号、第3,819,441号、第3,81
7,920号、第3,839,236号、第3,90
7,724号、第3,915,905号、第3,91
9,134号、第3,956,204号、第3,95
6,205号、第4,176,105号、第4,28
5,848号、第4,324,833号、第4,61
1,020号、第4,757,108号、およびRe.
30,375である。
【0005】過去に使用されている多くのフェノールホ
ルムアルデヒド樹脂に見られる難点は、最終的な硬化し
た製品に、非常に不快な、魚の様な、あるいはアンモニ
アの様な臭気があることである。この臭気は、硬化工程
でホルムアルデヒドの補集剤として使用する尿素の分解
により発生する。最終製品は、好ましくない量の臭気発
散性物質であるアルキルアミン類を含む。これらのアル
キルアミン類は、アルキル基1個あたりの炭素原子数が
1乃至3である、モノ−、ジ−またはトリアルキル化ア
ミン類である。
ルムアルデヒド樹脂に見られる難点は、最終的な硬化し
た製品に、非常に不快な、魚の様な、あるいはアンモニ
アの様な臭気があることである。この臭気は、硬化工程
でホルムアルデヒドの補集剤として使用する尿素の分解
により発生する。最終製品は、好ましくない量の臭気発
散性物質であるアルキルアミン類を含む。これらのアル
キルアミン類は、アルキル基1個あたりの炭素原子数が
1乃至3である、モノ−、ジ−またはトリアルキル化ア
ミン類である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フェ
ノールホルムアルデヒド樹脂がガラス繊維の接合点を結
合している、十分に硬化した、臭気の少ないガラス繊維
組成物を提供することである。
ノールホルムアルデヒド樹脂がガラス繊維の接合点を結
合している、十分に硬化した、臭気の少ないガラス繊維
組成物を提供することである。
【0007】
a.遊離ホルムアルデヒドが少ない水溶性フェノールホ
ルムアルデヒド樹脂; b.有効量のホルムアルデヒド補集剤;および c.有効量の水溶性強酸を含む水性ガラス繊維結合組成
物であって、酸性pHを有し、固体含有量が組成物全体の
約1乃至約30重量%である組成物を開示する。
ルムアルデヒド樹脂; b.有効量のホルムアルデヒド補集剤;および c.有効量の水溶性強酸を含む水性ガラス繊維結合組成
物であって、酸性pHを有し、固体含有量が組成物全体の
約1乃至約30重量%である組成物を開示する。
【0008】また、製造されたばかりの高温のガラス繊
維を、その繊維の接合点で結合する方法であって、 a.製造されたばかりのガラス繊維を用意する工程; b.その繊維に上記酸性ガラス繊維結合組成物を塗布す
る工程;および c.繊維上の組成物を所望の程度に乾燥させる工程を含
む方法を開示する。
維を、その繊維の接合点で結合する方法であって、 a.製造されたばかりのガラス繊維を用意する工程; b.その繊維に上記酸性ガラス繊維結合組成物を塗布す
る工程;および c.繊維上の組成物を所望の程度に乾燥させる工程を含
む方法を開示する。
【0009】また、上記の結合組成物を塗布したガラス
繊維を含むB段階硬化性ガラス繊維組成物であって、B
段階硬化性ガラス繊維組成物のアルキルアミン含有量が
5 ppm未満である組成物を開示する。
繊維を含むB段階硬化性ガラス繊維組成物であって、B
段階硬化性ガラス繊維組成物のアルキルアミン含有量が
5 ppm未満である組成物を開示する。
【0010】また、所望の形状に成形されたガラス繊維
を含み、繊維の接合点に硬化した結合剤を有するC段階
ガラス繊維組成物であって、最終的な組成物のアルキル
アミン含有量が5 ppm未満である組成物を開示する。
を含み、繊維の接合点に硬化した結合剤を有するC段階
ガラス繊維組成物であって、最終的な組成物のアルキル
アミン含有量が5 ppm未満である組成物を開示する。
【0011】本発明は、ガラス繊維へのフェノールホル
ムアルデヒド結合剤組成物の塗布に関する。あらゆるガ
ラス繊維製造技術が使用できる。ここにすべてのガラス
繊維製造技術を列挙することはしないが、繊維化製造技
術の幾つかはホットマーブル法または空気吹きつけ法、
等として説明することができる。その様な場合、ガラス
溶融物を形成して、このガラスを紡糸口金を通過させ、
ガラスが紡糸口金を通過すると同時に空気を溶融ガラス
に吹きつけることにより、ガラス繊維が形成される。ミ
ネラルウールは、V字形のトラフを流れ下る溶融成分か
ら形成することができる。繊維化は、トラフの底部にあ
る噴出口を通して蒸気を吹きつけることにより行なわれ
るが、蒸気の吹きつけ法はロックウールにも応用するこ
とができる。これは、下降する溶融ガラス質材料の流れ
に対して蒸気を噴射する技術である。火炎繊細化法で
は、繊維を一次フィラメントから形成する技術を使用し
ている。高速紡糸法も同様にガラス繊維形成に使用する
ことができる。回転法も同様に使用できる。1978年
にVan Nostrand, Reinhold Companyから出版されたJ.Gi
lbert Mohr および William P. Rowe による著作「ガラ
ス繊維」を参照するとよい。ここに参考として含めるこ
の本はその4〜16頁に様々な繊維形成技術を記載して
いる。
ムアルデヒド結合剤組成物の塗布に関する。あらゆるガ
ラス繊維製造技術が使用できる。ここにすべてのガラス
繊維製造技術を列挙することはしないが、繊維化製造技
術の幾つかはホットマーブル法または空気吹きつけ法、
等として説明することができる。その様な場合、ガラス
溶融物を形成して、このガラスを紡糸口金を通過させ、
ガラスが紡糸口金を通過すると同時に空気を溶融ガラス
に吹きつけることにより、ガラス繊維が形成される。ミ
ネラルウールは、V字形のトラフを流れ下る溶融成分か
ら形成することができる。繊維化は、トラフの底部にあ
る噴出口を通して蒸気を吹きつけることにより行なわれ
るが、蒸気の吹きつけ法はロックウールにも応用するこ
とができる。これは、下降する溶融ガラス質材料の流れ
に対して蒸気を噴射する技術である。火炎繊細化法で
は、繊維を一次フィラメントから形成する技術を使用し
ている。高速紡糸法も同様にガラス繊維形成に使用する
ことができる。回転法も同様に使用できる。1978年
にVan Nostrand, Reinhold Companyから出版されたJ.Gi
lbert Mohr および William P. Rowe による著作「ガラ
ス繊維」を参照するとよい。ここに参考として含めるこ
の本はその4〜16頁に様々な繊維形成技術を記載して
いる。
【0012】どの繊維形成技術においても、形成された
ばかりのガラス繊維は高温である。次いでガラス繊維に
水性結合剤を塗布し、ガラス繊維の接合部を結合させ
る。無論、本発明が対象とするガラス繊維には、形成さ
れたばかりのガラス繊維以外のガラス繊維も含まれる。
つまり、ガラス繊維はすでに形成されているか、あるい
はバットまたはマット状であることができ、そこに結合
剤を塗布する。使用する結合剤は、一般的に遊離ホルム
アルデヒド含有量が低い(5%未満、より好ましくは2
%未満であり、遊離のフェノール含有量は5%未満、よ
り好ましくは3%未満である)フェノールホルムアルデ
ヒド樹脂である。好ましい樹脂は、オハイオ州コロンバ
スのボーデンケミカル(Borden Chemical) によりIB 7
46 Bとして市販されている樹脂である。この材料は、公
称で、水中に存在する4重量%の遊離フェノールおよび
2重量%のホルムアルデヒドを含む。好ましい揮発成分
は49.5重量%で、引火点が93℃(200゜F)を超
える。この材料は、−4℃(25゜F)で測定して約9〜
9.6のアルカリpHを有し、ホットプレート硬化時間が
135℃(275゜F)で2.75分間である。このボー
デン材料は、レゾールフェノールホルムアルデヒド樹脂
である。
ばかりのガラス繊維は高温である。次いでガラス繊維に
水性結合剤を塗布し、ガラス繊維の接合部を結合させ
る。無論、本発明が対象とするガラス繊維には、形成さ
れたばかりのガラス繊維以外のガラス繊維も含まれる。
つまり、ガラス繊維はすでに形成されているか、あるい
はバットまたはマット状であることができ、そこに結合
剤を塗布する。使用する結合剤は、一般的に遊離ホルム
アルデヒド含有量が低い(5%未満、より好ましくは2
%未満であり、遊離のフェノール含有量は5%未満、よ
り好ましくは3%未満である)フェノールホルムアルデ
ヒド樹脂である。好ましい樹脂は、オハイオ州コロンバ
スのボーデンケミカル(Borden Chemical) によりIB 7
46 Bとして市販されている樹脂である。この材料は、公
称で、水中に存在する4重量%の遊離フェノールおよび
2重量%のホルムアルデヒドを含む。好ましい揮発成分
は49.5重量%で、引火点が93℃(200゜F)を超
える。この材料は、−4℃(25゜F)で測定して約9〜
9.6のアルカリpHを有し、ホットプレート硬化時間が
135℃(275゜F)で2.75分間である。このボー
デン材料は、レゾールフェノールホルムアルデヒド樹脂
である。
【0013】上記のフェノールホルムアルデヒド樹脂が
最も好ましいと考えられるが、市販品として入手可能
な、遊離ホルムアルデヒド含有量が低いフェノールホル
ムアルデヒド樹脂も使用することができる。様々なフェ
ノールホルムアルデヒド樹脂にを広範に列挙したものと
しては、上記の米国特許第4,957,108号および
第4,960,826号を参照するとよい。
最も好ましいと考えられるが、市販品として入手可能
な、遊離ホルムアルデヒド含有量が低いフェノールホル
ムアルデヒド樹脂も使用することができる。様々なフェ
ノールホルムアルデヒド樹脂にを広範に列挙したものと
しては、上記の米国特許第4,957,108号および
第4,960,826号を参照するとよい。
【0014】形成されたばかりのガラス繊維に塗布する
結合剤組成物は、ホルムアルデヒド補集剤を含む必要が
ある。使用するホルムアルデヒド補集剤は、アルキルア
ミン臭気を発するようなものであってはならない。した
がって、メラミン、グアナミン、ベンゾールグアナミ
ン、等のアミノトリアジンの様な化合物のアミンに付加
した置換可能な水素を有する窒素複素環式化合物の様
な、一般的に入手できるホルムアルデヒド補集剤を使用
することができる。グアニジン、ジシアンジアミドなど
の他のホルムアルデヒド補集剤も使用することができ
る。使用するホルムアルデヒド補集剤の量は、フェノー
ルホルムアルデヒド樹脂中に存在する遊離ホルムアルデ
ヒド1モルあたり0.5乃至3.0モルである。
結合剤組成物は、ホルムアルデヒド補集剤を含む必要が
ある。使用するホルムアルデヒド補集剤は、アルキルア
ミン臭気を発するようなものであってはならない。した
がって、メラミン、グアナミン、ベンゾールグアナミ
ン、等のアミノトリアジンの様な化合物のアミンに付加
した置換可能な水素を有する窒素複素環式化合物の様
な、一般的に入手できるホルムアルデヒド補集剤を使用
することができる。グアニジン、ジシアンジアミドなど
の他のホルムアルデヒド補集剤も使用することができ
る。使用するホルムアルデヒド補集剤の量は、フェノー
ルホルムアルデヒド樹脂中に存在する遊離ホルムアルデ
ヒド1モルあたり0.5乃至3.0モルである。
【0015】高温のガラス繊維に塗布する結合剤組成物
が酸性pHを有する場合、硬化したガラス繊維組成物中の
臭気を引き起こすアルキルアミンの含有量を低くするに
は、水溶性の強酸を使用するのが非常に望ましいことも
判った。好ましくは、結合剤組成物は約4乃至6.5、
好ましくは4.5乃至6のpHを有する。市販されている
ほとんどのフェノールホルムアルデヒド樹脂は塩基性側
にあり、一般に8乃至9.5或いはそれ以上のpHを有す
るので、この場合に酸性結合剤フェノールホルムアルデ
ヒド組成物を使用することは極めて異例のことである。
硬化したガラス繊維組成物の臭気の問題、例えば結合剤
硬化の際のホルムアルデヒド放出を制御するには、結合
剤組成物に酸性pHを使用するのが非常に望ましい。
が酸性pHを有する場合、硬化したガラス繊維組成物中の
臭気を引き起こすアルキルアミンの含有量を低くするに
は、水溶性の強酸を使用するのが非常に望ましいことも
判った。好ましくは、結合剤組成物は約4乃至6.5、
好ましくは4.5乃至6のpHを有する。市販されている
ほとんどのフェノールホルムアルデヒド樹脂は塩基性側
にあり、一般に8乃至9.5或いはそれ以上のpHを有す
るので、この場合に酸性結合剤フェノールホルムアルデ
ヒド組成物を使用することは極めて異例のことである。
硬化したガラス繊維組成物の臭気の問題、例えば結合剤
硬化の際のホルムアルデヒド放出を制御するには、結合
剤組成物に酸性pHを使用するのが非常に望ましい。
【0016】使用する酸は強酸のpK値、好ましくは4以
下のpK値を有するのが最も好ましい。例えば、好ましい
物質は、ギ酸、リン酸およびシュウ酸の溶液よりも低い
pHを与えるスルファミン酸である。pKとは、酸の会合ま
たは強度の程度を意味する。他の好適な酸は、放出され
る第二水素のpKは4.9であるが、第一水素に対するpK
が1.23であるシュウ酸である。強い無機酸、例えば
硫酸はpKが−3であり、やはり好適である。使用する酸
は、フェノールホルムアルデヒド樹脂の適切な硬化を妨
害しない酸である。使用する酸の量は、上記の様な結合
組成物の最終pHを与えるのに十分なだけの量である。pK
値の説明に関しては、フロリダ州ボカレイトンのCRC
プレス社出版のHANDBOOK OF CHEMISTRY & PHYSICS 、1
984年版、D150およびD165-167頁を参照するとよい。
下のpK値を有するのが最も好ましい。例えば、好ましい
物質は、ギ酸、リン酸およびシュウ酸の溶液よりも低い
pHを与えるスルファミン酸である。pKとは、酸の会合ま
たは強度の程度を意味する。他の好適な酸は、放出され
る第二水素のpKは4.9であるが、第一水素に対するpK
が1.23であるシュウ酸である。強い無機酸、例えば
硫酸はpKが−3であり、やはり好適である。使用する酸
は、フェノールホルムアルデヒド樹脂の適切な硬化を妨
害しない酸である。使用する酸の量は、上記の様な結合
組成物の最終pHを与えるのに十分なだけの量である。pK
値の説明に関しては、フロリダ州ボカレイトンのCRC
プレス社出版のHANDBOOK OF CHEMISTRY & PHYSICS 、1
984年版、D150およびD165-167頁を参照するとよい。
【0017】ガラス繊維に結合剤組成物を塗布した後、
いわゆるB段階製品に部分的に硬化させる。このこと
は、ガラス繊維組成物が、ガラス繊維の少なくとも接合
部の上に結合剤を有し、あとに続く、最終硬化製品の望
ましい形状への成形を可能にすることを意味する。B段
階製品とすることにより、マットやブランケットなどの
ガラス繊維組成物の取扱や輸送が容易になる。
いわゆるB段階製品に部分的に硬化させる。このこと
は、ガラス繊維組成物が、ガラス繊維の少なくとも接合
部の上に結合剤を有し、あとに続く、最終硬化製品の望
ましい形状への成形を可能にすることを意味する。B段
階製品とすることにより、マットやブランケットなどの
ガラス繊維組成物の取扱や輸送が容易になる。
【0018】最終的な硬化組成物は、最終ユーザーの所
望により実に様々な形態をとる。本発明のガラス繊維組
成物に好適な最終硬化形状には、ヘッドライナー、計器
盤絶縁体、加熱換気空調絶縁体、フード絶縁体、ダクト
ラップ、ダクトボード、ダクトライナー、空気ろ過装
置、その他の望ましい最終硬化組成物を含む自動車用内
装品がある。一般的に、所望の形状は成形技術により得
られる。
望により実に様々な形態をとる。本発明のガラス繊維組
成物に好適な最終硬化形状には、ヘッドライナー、計器
盤絶縁体、加熱換気空調絶縁体、フード絶縁体、ダクト
ラップ、ダクトボード、ダクトライナー、空気ろ過装
置、その他の望ましい最終硬化組成物を含む自動車用内
装品がある。一般的に、所望の形状は成形技術により得
られる。
【0019】上述した、結合剤を塗布したガラス繊維組
成物の硬化は、所望の温度および時間により異なるが、
一般的に非常に早い。一般的に、温度は約204〜34
3℃(約400〜約650゜F)で、時間は5分間未満、
好ましくは30秒間乃至2分間、さらに好ましくはヘッ
ドライナーの場合の様に45秒間乃至90秒間である。
成物の硬化は、所望の温度および時間により異なるが、
一般的に非常に早い。一般的に、温度は約204〜34
3℃(約400〜約650゜F)で、時間は5分間未満、
好ましくは30秒間乃至2分間、さらに好ましくはヘッ
ドライナーの場合の様に45秒間乃至90秒間である。
【0020】アルキルアミンの検出には、適当な分析試
験が可能である。一つの方法は、最終硬化製品を約52
℃(約125゜F)の高温および95%相対湿度に所望の
時間、例えば3時間さらし、それによってアルキルアミ
ンの存在を検出することである。最終製品の複合材料密
度は約0.32g/cm3(約20ポンド/立方フィート
(PCF))まで、好ましくは0.016乃至約0.2
4g/cm3(1乃至約15PCF)である。組成物中の
臭気の原因となる最も好ましくないアルキルアミンはト
リメチルアミンである。
験が可能である。一つの方法は、最終硬化製品を約52
℃(約125゜F)の高温および95%相対湿度に所望の
時間、例えば3時間さらし、それによってアルキルアミ
ンの存在を検出することである。最終製品の複合材料密
度は約0.32g/cm3(約20ポンド/立方フィート
(PCF))まで、好ましくは0.016乃至約0.2
4g/cm3(1乃至約15PCF)である。組成物中の
臭気の原因となる最も好ましくないアルキルアミンはト
リメチルアミンである。
【0021】所望により、樹脂の吸湿性を下げるケイ素
含有物質を結合組成物に加えるのも望ましいことが分か
った。好適な物質はシランである。この物質は重合体と
ガラス繊維の結合を支援する。好ましい物質はアミノ官
能性シランのUnion Carbide1101である。
含有物質を結合組成物に加えるのも望ましいことが分か
った。好適な物質はシランである。この物質は重合体と
ガラス繊維の結合を支援する。好ましい物質はアミノ官
能性シランのUnion Carbide1101である。
【0022】無論、ガラス繊維に塗布する結合剤の量
は、ガラス繊維を完全に被覆する様な量ではなく、ガラ
ス繊維の接合部を結合するのに十分な量である。したが
って、最終的な硬化生成物は、ガラス組成物上に結合剤
を、その強熱減量(LOI)が最高で30%、好ましく
は15%LOIであるように有するものとして特徴付け
ることができる。
は、ガラス繊維を完全に被覆する様な量ではなく、ガラ
ス繊維の接合部を結合するのに十分な量である。したが
って、最終的な硬化生成物は、ガラス組成物上に結合剤
を、その強熱減量(LOI)が最高で30%、好ましく
は15%LOIであるように有するものとして特徴付け
ることができる。
【0023】形成されたばかりのガラス繊維に結合剤組
成物を適切に塗布するためには、組成物の各成分が実質
的に水溶性であることが非常に望ましいことが判った。
好ましい混合順序は次のとおりである。 1.十分な温水(40〜80℃)を加える、すなわち空
のタンクに約3030リットル(約800ガロン)の温
水を入れる。 2.激しく撹拌しながら、所望のメラミンまたは他の好
ましいホルムアルデヒド補集剤を加える。 3.残りの温水、好ましくは約2650リットル(約7
00ガロン)を加える。 4.所望の量のフェノールホルムアルデヒド樹脂を加え
る。 5.スルファミン酸の様な強酸を加える。 6.pHを検査し、pH5.3±0.3に調節する。 7.所望の量の、シランの様なカップリング剤を加え
る。
成物を適切に塗布するためには、組成物の各成分が実質
的に水溶性であることが非常に望ましいことが判った。
好ましい混合順序は次のとおりである。 1.十分な温水(40〜80℃)を加える、すなわち空
のタンクに約3030リットル(約800ガロン)の温
水を入れる。 2.激しく撹拌しながら、所望のメラミンまたは他の好
ましいホルムアルデヒド補集剤を加える。 3.残りの温水、好ましくは約2650リットル(約7
00ガロン)を加える。 4.所望の量のフェノールホルムアルデヒド樹脂を加え
る。 5.スルファミン酸の様な強酸を加える。 6.pHを検査し、pH5.3±0.3に調節する。 7.所望の量の、シランの様なカップリング剤を加え
る。
【0024】最終的な結合剤混合物温度が約27〜46
℃(約80〜115゜F)であり、不溶の固体がなく、固
体の総含有量が約3.5%になるのが最も好ましい。
℃(約80〜115゜F)であり、不溶の固体がなく、固
体の総含有量が約3.5%になるのが最も好ましい。
【0025】下記の実施例は本発明の好ましい実施態様
であるが、他に特別な指示がない限り、部数はすべて重
量部であり、温度はすべて摂氏温度である。
であるが、他に特別な指示がない限り、部数はすべて重
量部であり、温度はすべて摂氏温度である。
【0026】
【実施例1】pH4.5、5.5および6.5の3種類の
水性フェノールホルムアルデヒド結合剤組成物を製造し
た。使用した結合剤混合処方は以下の通りである。組成物 量 温水〔32〜46℃(90〜115゜F)〕 5680リットル(1500ガロン) フェノールホルムアルデヒド樹脂 270リットル(71ガロン) (ボーデン IB 746 B ) メラミン 29kg(64ポンド) スルファミン酸 24kg(53ポンド) シラン 411ミリリットル
水性フェノールホルムアルデヒド結合剤組成物を製造し
た。使用した結合剤混合処方は以下の通りである。組成物 量 温水〔32〜46℃(90〜115゜F)〕 5680リットル(1500ガロン) フェノールホルムアルデヒド樹脂 270リットル(71ガロン) (ボーデン IB 746 B ) メラミン 29kg(64ポンド) スルファミン酸 24kg(53ポンド) シラン 411ミリリットル
【0027】これらの材料を上記の混合順序で混合し
た。最終pHを上記の様に調節し、3種類の結合剤組成物
を形成した。
た。最終pHを上記の様に調節し、3種類の結合剤組成物
を形成した。
【0028】未硬化のガラス繊維組成物に上記のpHが異
なった3種類の組成物をスプレーした。製品は、2種類
の異なった温度〔246℃および274℃(475゜Fお
よび525゜F)〕および4種類の異なった成形サイクル
時間(45秒、60秒、75秒および90秒)で成形し
た。
なった3種類の組成物をスプレーした。製品は、2種類
の異なった温度〔246℃および274℃(475゜Fお
よび525゜F)〕および4種類の異なった成形サイクル
時間(45秒、60秒、75秒および90秒)で成形し
た。
【0029】pHの異なった組成物を使用し、異なった時
間および温度で硬化させた、自動車用トップライナー中
に存在するトリメチルアミンの量の測定結果を以下に示
す。比較のために、標準的な市販のフェノールホルムア
ルデヒド樹脂を比較試料として使用した。結果を以下に
示す。
間および温度で硬化させた、自動車用トップライナー中
に存在するトリメチルアミンの量の測定結果を以下に示
す。比較のために、標準的な市販のフェノールホルムア
ルデヒド樹脂を比較試料として使用した。結果を以下に
示す。
【表1】 *NDは、検出されず=<0.1 ppmを意味する。 **上部および下部は金型キャビティの上部および下部を
意味する。
意味する。
【0030】トリメチルアミンの測定に使用した試験方
法は次のとおりである。下記の装置並びに試薬を使用し
た。 ねじ蓋付の広口ガラスクォートジャー(Mason Jar);ク
リンプシール式試料バイアル(約4.0ml);38oC±
2oCに維持できる対流式オーブン;火炎イオン化検出器
を備えたガスクロマトグラフィー;TMA原液、100
0 ppm−塩酸トリメチルアミン0.163gを100ml
のメスフラスコに秤量し、蒸留水で100mlに希釈す
る。2規定水酸化ナトリウム;およびアセトン、クロマ
トグラフィー用試験手順は次のとおりである。
法は次のとおりである。下記の装置並びに試薬を使用し
た。 ねじ蓋付の広口ガラスクォートジャー(Mason Jar);ク
リンプシール式試料バイアル(約4.0ml);38oC±
2oCに維持できる対流式オーブン;火炎イオン化検出器
を備えたガスクロマトグラフィー;TMA原液、100
0 ppm−塩酸トリメチルアミン0.163gを100ml
のメスフラスコに秤量し、蒸留水で100mlに希釈す
る。2規定水酸化ナトリウム;およびアセトン、クロマ
トグラフィー用試験手順は次のとおりである。
【0031】重量10.00±0.02グラムの沸騰さ
せた蒸留水を、高さ6.5センチメートルの試料支持体
(末端が開いた100ミリリットルのプラスチック製三
角ポリプロピレンビーカーの角を6.5センチメートル
の高さまで切り取ったもの)を含むガラスクォートジャ
ーの中にいれる。直径8.9センチメートルのディスク
(非吸収性プラスチック製のオープンメッシュのシンク
用マットから切り取る)を試料支持体の上に置く。1
2.00±0.10グラムの十分に混合した、立方体形
にした絶縁体を容器の中で試料支持体の上のジャー中に
一様に分配する。立方体は約1”x1”である。透明な
一片のポリエチレンフィルムの上に蓋をねじ込み、各ジ
ャーを密閉する。各ジャーを、38℃±2℃に設定した
対流式オーブンの中に16時間入れる。オーブンから各
ジャーを取り出し、室温に冷却する。
せた蒸留水を、高さ6.5センチメートルの試料支持体
(末端が開いた100ミリリットルのプラスチック製三
角ポリプロピレンビーカーの角を6.5センチメートル
の高さまで切り取ったもの)を含むガラスクォートジャ
ーの中にいれる。直径8.9センチメートルのディスク
(非吸収性プラスチック製のオープンメッシュのシンク
用マットから切り取る)を試料支持体の上に置く。1
2.00±0.10グラムの十分に混合した、立方体形
にした絶縁体を容器の中で試料支持体の上のジャー中に
一様に分配する。立方体は約1”x1”である。透明な
一片のポリエチレンフィルムの上に蓋をねじ込み、各ジ
ャーを密閉する。各ジャーを、38℃±2℃に設定した
対流式オーブンの中に16時間入れる。オーブンから各
ジャーを取り出し、室温に冷却する。
【0032】試料の分析は次の様に行う。Mason Jar か
ら1.71mlの水をクリンプシール式試料バイアルに入
れる。0.02%v/v のアセトンを含む2規定NaOH
0.09mlをシール式試料バイアルに加える。2マイク
ロリットルの注入容積を使用する。1000 ppm溶液か
ら調製した1、4、10、20、80 ppmのTMA溶液
から校正曲線を作成する。 G−C条件 1.機械 FIDを備えたHP-5890 2.カラム 広口毛管カラム 30メートルDB Wax J&W Scientific Folsom, CA 1ミクロンフィルム、0.53mm直径 3.キャリヤーガス 11ml/minヘリウム 4.プログラム 注入器温度180℃ 検出器温度240℃ 35℃で5分間 15℃/分で180℃に180℃で10分間
ら1.71mlの水をクリンプシール式試料バイアルに入
れる。0.02%v/v のアセトンを含む2規定NaOH
0.09mlをシール式試料バイアルに加える。2マイク
ロリットルの注入容積を使用する。1000 ppm溶液か
ら調製した1、4、10、20、80 ppmのTMA溶液
から校正曲線を作成する。 G−C条件 1.機械 FIDを備えたHP-5890 2.カラム 広口毛管カラム 30メートルDB Wax J&W Scientific Folsom, CA 1ミクロンフィルム、0.53mm直径 3.キャリヤーガス 11ml/minヘリウム 4.プログラム 注入器温度180℃ 検出器温度240℃ 35℃で5分間 15℃/分で180℃に180℃で10分間
【0033】結果については、繊維ガラスの試料重量
(マイクログラム/グラム)に基づき、水中のTMAの
マイクログラムとしてトリメチルアミンを報告する。本
明細書中において、このようにして得られた値を「アル
キルアミン含有量」と定義する。
(マイクログラム/グラム)に基づき、水中のTMAの
マイクログラムとしてトリメチルアミンを報告する。本
明細書中において、このようにして得られた値を「アル
キルアミン含有量」と定義する。
【0034】ここに記載する本発明の形態は現在好まし
い実施態様を構成するが、他の多くの態様も可能であ
る。ここでは本発明の可能な均等形態または派生形態の
すべてを記載しているわけではない。無論、ここに使用
する用語は単なる説明のためであって、本発明を限定す
るものではなく、本発明の精神および範囲から逸脱する
ことなく、様々な変形が可能である。
い実施態様を構成するが、他の多くの態様も可能であ
る。ここでは本発明の可能な均等形態または派生形態の
すべてを記載しているわけではない。無論、ここに使用
する用語は単なる説明のためであって、本発明を限定す
るものではなく、本発明の精神および範囲から逸脱する
ことなく、様々な変形が可能である。
【0035】無論、当業者には本発明に対して利用可能
な他の修正を行うことは可能である。例えば、酸性環境
で温水を使用する場合、配送系で使用する配管、並びに
バルブやジョイントは耐腐食性である必要がある。ステ
ンレス鋼系の材料を使用することができる。本発明の範
囲から逸脱することなく、その他の変形も、行うことが
できる。
な他の修正を行うことは可能である。例えば、酸性環境
で温水を使用する場合、配送系で使用する配管、並びに
バルブやジョイントは耐腐食性である必要がある。ステ
ンレス鋼系の材料を使用することができる。本発明の範
囲から逸脱することなく、その他の変形も、行うことが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エドムンド ジョージ ドーンフィール ド アメリカ合衆国,43512 オハイオ,デ フィアンス シャウニー ドライヴ 2004 (56)参考文献 特開 平3−86715(JP,A) 特開 平6−136237(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C03C 25/02 D06M 15/41 C08J 5/08
Claims (37)
- 【請求項1】 酸性ガラス繊維結合組成物であって、 a.フィルム形成に有効な量の、アルカリ金属塩基触媒
を用いて製造された水溶性フェノールホルムアルデヒド
樹脂; b.補集に有効な量のホルムアルデヒド補集剤;および c.有効量の、塗布した時に組成物に約4乃至6未満の
pHを与えるのに十分な水溶性強酸を含み、該組成物の固
体含有量が該組成物全体の約1乃至約30重量%であ
り、結合組成物をガラス繊維に塗布することにより、5
ppm未満の低いアルキルアミン含有量を有するガラス繊
維組成物が得られることを特徴とする組成物。 - 【請求項2】 フェノールホルムアルデヒド樹脂がレゾ
ールである請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 遊離ホルムアルデヒド含有量が約1乃至
約5重量%である請求項1記載の組成物。 - 【請求項4】 ホルムアルデヒド補集剤が、窒素複素環
式化合物であり、該化合物のアミンに付加した置換可能
な水素を有する請求項1記載の組成物。 - 【請求項5】 窒素化合物がトリアジンである請求項4
記載の組成物。 - 【請求項6】 トリアジンがメラミンである請求項5記
載の組成物。 - 【請求項7】 補集剤が組成物全体の1乃至約20重量
%の量で存在する請求項1記載の組成物。 - 【請求項8】 補集剤がグアニジン化合物を含む請求項
1記載の組成物。 - 【請求項9】 水溶性強酸のpK解離値が4以下である請
求項1記載の組成物。 - 【請求項10】 水溶性強酸がスルファミン酸を含む請
求項1記載の組成物。 - 【請求項11】 製造されたばかりの高温のガラス繊維
を、その繊維の接合点で結合する方法であって、 a.製造されたばかりのガラス繊維を用意する工程; b.該繊維に請求項1記載の組成物を塗布する工程;お
よび c.該繊維の組成物を、強熱減量(LOI)が約30%
を超えない程度に乾燥させる工程を含むことを特徴とす
る方法。 - 【請求項12】 フェノールホルムアルデヒド樹脂がレ
ゾールである請求項11記載の方法。 - 【請求項13】 ホルムアルデヒド含有量が約1乃至約
5重量%である請求項11記載の方法。 - 【請求項14】 ホルムアルデヒド補集剤が、窒素複素
環式化合物であり、該化合物のアミンに付加した置換可
能な水素を有する請求項11記載の方法。 - 【請求項15】 窒素化合物がトリアジンである請求項
11記載の方法。 - 【請求項16】 トリアジンがメラミンである請求項1
1記載の方法。 - 【請求項17】 補集剤が組成物全体の1乃至約30重
量%の量で存在する請求項11記載の方法。 - 【請求項18】 補集剤がグアニジン化合物を含む請求
項11記載の方法。 - 【請求項19】 水溶性強酸のpK解離値が4以下である
請求項11記載の方法。 - 【請求項20】 水溶性強酸がスルファミン酸を含む請
求項11記載の方法。 - 【請求項21】 ガラス繊維をその繊維の接合点で結合
する方法であって、 a.ガラス繊維を用意する工程; b.該繊維に請求項1記載の組成物を塗布する工程;お
よび c.該繊維の組成物を、強熱減量(LOI)が約30%
を超えない程度に乾燥させる工程を含むことを特徴とす
る方法。 - 【請求項22】 結合剤を塗布したガラス繊維を含むB
段階硬化性ガラス繊維組成物であって、該結合剤が、 塗布した際にフィルム形成に有効な約1乃至約5重量%
の量の、アルカリ金属塩基触媒を用いて製造された水性
フェノールホルムアルデヒド樹脂の反応生成物; 補集に有効な量のホルムアルデヒド補集剤;および 有効量の水溶性強酸を含み、該組成物が約4乃至6未満
の酸性pHを有し、塗布された樹脂の固体含有量が組成物
全体の約1乃至約30重量%であり、該組成物のアルキ
ルアミン含有量が5 ppm未満であることを特徴とするB
段階硬化性ガラス繊維組成物。 - 【請求項23】 トリアルキルアミン含有量が3 ppm未
満である請求項22記載のB段階硬化性ガラス繊維組成
物。 - 【請求項24】 アルキルアミンがトリアルキルアミン
であり、そのアルキル基が1乃至3個の炭素原子を有す
る請求項22記載の組成物。 - 【請求項25】 アルキルアミンがトリメチルアミンで
ある請求項23記載の組成物。 - 【請求項26】 所望の形状に成形され、低ホルムアル
デヒド性の硬化した、請求項1記載の酸性ガラス繊維結
合組成物を塗布されたガラス繊維を含むC段階ガラス繊
維組成物であって、塗布された際のホルムアルデヒド含
有量が約1乃至約5重量%であり、硬化した組成物のア
ルキルアミン含有量が5 ppm未満であることを特徴とす
る組成物。 - 【請求項27】 硬化したガラス繊維組成物の臭気を低
減させる方法であって、 a.形成されたばかりのガラス繊維を用意する工程; b.塗布した際にフィルム形成に有効な約1乃至約5重
量%の量の、アルカリ金属塩基触媒を用いて製造された
水溶性フェノールホルムアルデヒド樹脂、補集に有効な
量のホルムアルデヒド補集剤、および有効量の水溶性強
酸を含む酸性ガラス繊維結合組成物であって、約4乃至
6未満の酸性pHを有し、固体含有量が組成物全体の約1
乃至約30重量%である組成物を塗布する工程;および c.前記樹脂を硬化させる工程を含み、硬化した組成物
のアルキルアミン含有量が5 ppm未満であることを特徴
とする方法。 - 【請求項28】 硬化したガラス繊維組成物の臭気を低
減させる方法であって、 a.ガラス繊維を用意する工程; b.塗布した際にフィルム形成に有効な約1乃至約5重
量%の量の、アルカリ金属塩基触媒を用いて製造された
水溶性フェノールホルムアルデヒド樹脂、補集に有効な
量のホルムアルデヒド補集剤、および有効量の水溶性強
酸を含む酸性ガラス繊維結合組成物であって、約4乃至
6未満の酸性pHを有し、固体含有量が組成物全体の約1
乃至約30重量%である組成物を塗布する工程;および c.前記樹脂を硬化させる工程を含み、硬化した組成物
のアルキルアミン含有量が5 ppm未満であることを特徴
とする方法。 - 【請求項29】 フェノールホルムアルデヒド樹脂がレ
ゾールである請求項27記載の方法。 - 【請求項30】 ホルムアルデヒド補集剤が、窒素複素
環式化合物であり、該化合物のアミンに付加した置換可
能な水素を有する請求項27記載の方法。 - 【請求項31】 窒素化合物がトリアジンである請求項
30記載の方法。 - 【請求項32】 トリアジンがメラミンである請求項3
1記載の方法。 - 【請求項33】 補集剤が組成物全体の1乃至約20重
量%の量で存在する請求項27記載の方法。 - 【請求項34】 補集剤がグアニジン化合物を含む請求
項27記載の方法。 - 【請求項35】 水溶性強酸のpK解離値が4以下である
請求項27記載の方法。 - 【請求項36】 水溶性強酸がスルファミン酸を含む請
求項27記載の方法。 - 【請求項37】 アルキルアミンがトリメチルアミンで
ある請求項27記載の方法。
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---|---|---|---|
US07/886,666 US5358748A (en) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | Acidic glass fiber binding composition, method of use and curable glass fiber compositions |
CA 2096617 CA2096617A1 (en) | 1992-05-19 | 1993-05-19 | Acidic glass fiber binding composition, method of use and curable glass fiber compositions |
US08/232,554 US5505998A (en) | 1992-05-19 | 1994-04-25 | Acidic glass fiber binding composition, method of use and curable glass fiber compositions |
EP19940113737 EP0699639A1 (en) | 1992-05-19 | 1994-09-02 | Acidic glass fiber binding composition, method of use and curable glass fiber compositions |
JP22170694A JP2849335B2 (ja) | 1992-05-19 | 1994-09-16 | 酸性ガラス繊維結合組成物、その使用方法および硬化性ガラス繊維組成物 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/886,666 US5358748A (en) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | Acidic glass fiber binding composition, method of use and curable glass fiber compositions |
EP19940113737 EP0699639A1 (en) | 1992-05-19 | 1994-09-02 | Acidic glass fiber binding composition, method of use and curable glass fiber compositions |
JP22170694A JP2849335B2 (ja) | 1992-05-19 | 1994-09-16 | 酸性ガラス繊維結合組成物、その使用方法および硬化性ガラス繊維組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0881241A JPH0881241A (ja) | 1996-03-26 |
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EP (1) | EP0699639A1 (ja) |
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CA (1) | CA2096617A1 (ja) |
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US20080233333A1 (en) * | 2007-03-21 | 2008-09-25 | Georgia-Pacific Chemicals Llc | Fibrous products having reduced formaldehyde emissions |
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FR2907122B1 (fr) * | 2006-10-11 | 2008-12-05 | Saint Gobain Isover Sa | Resine phenolique, procede de preparation, composition d'encollage pour fibres minerales et produits resultants |
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