JP2848507B2 - 魚釣り用リールの釣糸張力計測装置 - Google Patents

魚釣り用リールの釣糸張力計測装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電容量センサ−を使
用した、釣糸にかかる張力を計測する魚釣り用リ−ルの
釣糸張力計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、実公昭64−5493
号公報に於て、仕掛けに魚が掛かった際に、歪みゲ−ジ
を使用して、釣糸の張力を計測することのできる魚釣り
用リールの釣糸張力計測装置を開示した。
【0003】図12乃至図14は前記公報で開示した釣
糸張力計測装置を示す図である。以下、図に従って説明
する。図12は前記公報記載の装置における一部を切欠
いて示す正面図である。図中、12は軸受14を介して
サイドプレート4,5に回転可能に軸着されたスプール
軸で、当該スプール軸12には釣糸1を巻回したスプー
ル2が回転可能に枢着されている。そして、サイドプレ
ート5内にはスプール駆動歯車輪列が装着されており、
ハンドル23を回転操作することで、当該スプール駆動
歯車輪列を介してスプール2が回転駆動できるようにな
っている。
【0004】ところで、スプール軸12の一端をサイド
プレート4に支持する上記軸受14は、リング状の支持
リング61内に同心に且つ一体に嵌着されている。そし
て、当該支持リング61はテフロンシート等の弾性に富
む間隙材62を介してサイドプレート4の内側中心に形
成した軸受取付部24内に嵌合されており、仕掛けに魚
が掛かって釣糸1に引張力が作用したとき、スプール軸
12に掛かる荷重力に応じて、軸受14を含めた支持リ
ング61が直径方向(釣糸1の引張方向)へ微移動でき
るようになっている。
【0005】図13は前記装置における軸受部の断面図
である。支持リング61の外周壁には、釣糸1の引張方
向(図13の矢印F方向)と反対側に位置して突部63
が形成されており、当該突部63にはSUS材等からな
る厚さ0.3mmの短冊状の歪み板64の一端がねじ止め
されている。又、歪み板64の他端にはブロック65が
固着され、そして、当該ブロック65にはサイドプレー
ト4の外方から径方向に貫通支持した引張用のスクリュ
ーネジ66が螺合されており、当該スクリューネジ66
をブロック65にねじ込むことで、歪み板64に所定の
張力を付与できるようにしてある。
【0006】一方、歪み板64の表裏面には、一対ずつ
の歪みゲージ67,68,69,70が貼着されてい
る。これらの歪みゲージ67,68,69,70は、釣
糸1の引張力でスプール軸12に荷重が掛かり、この荷
重に応じて歪み板64に歪みが生じたとき、その歪み量
に応じて歪みゲージ67,68,69,70の抵抗値を
変化させることで釣糸1に掛かる張力を検出するもので
ある。
【0007】図14は前記の歪みゲ−ジを使用して構成
するブリッジ回路を示す。前記の歪みゲ−ジの抵抗値変
化の計測にはブリッジ回路を用いる。歪みゲ−ジ67,
69は直列接続され、歪みゲ−ジ70,68も直列接続
され、両端P1 ,P2 に直流電圧を印加する。歪みゲ−
ジ67,69の接続点P3 と、歪みゲ−ジ70,68の
接続点P4 とは電圧増幅器71の差動入力に接続されて
いる。そして、当該電圧増幅器71の出力は、張力表示
部72に接続された構造となっている。
【0008】従来の釣糸張力計測装置はこのように構成
されているから、仕掛けに魚が掛かって釣糸1に張力が
掛かると、図13において、その引張力はスプール軸1
2を介して軸受14に作用し、同時にこの軸受14を含
めた支持リング61を矢印F方向へ引っ張る。このた
め、支持リング61は間隙材62を圧縮し乍ら引張力に
応じて同方向へ微移動し、これに伴い歪み板64を弾性
伸長させ歪み板64に歪みを生じさせる。
【0009】而して、斯様に歪み板64に歪みが発生す
ると、これに貼着した歪みゲージ67,68,69,7
0の抵抗値が変化し、図14に示すブリッジの平衡状態
が崩れて接続点P3 ,P4 間に電位差が生じる。この電
位差は釣糸1に掛かる張力と比例したものである。
【0010】そして、この電位差は電圧増幅器71で増
幅された後、張力表示部72に出力されて張力が表示さ
れることとなる。従って、釣人が張力表示部72の表示
状態を見れば、現在の張力がどのような大きさであるか
を容易に判断できることとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】 前述した張力計測装
置(実公昭64−5493号公報)にあっては張力計測
のために、新たに支持リング61,間隙材62,歪み板
64,ブロック65などの部品を付加せねばならず、構
造が複雑化して組込み性が悪く、又、製造コストが高価
になる欠点があった。
【0012】また、歪み板64が薄く、強度的に弱いた
め、魚釣り用リ−ルのように岩場等で使われ、強い落下
衝撃等をうける可能性の多い用途では、充分な強度を持
たせることが難しかった。
【0013】また、歪みゲ−ジは圧力を受け、伸長を繰
り返すので、耐久性、経年変化の点で難点があった。特
に歪みゲ−ジを接着する接着剤の歪み限界および経年変
化のためゼロバランス、再現性が変化してしまう問題が
あった。
【0014】また、4枚の歪みゲ−ジを接着焼付けるの
で、接着剤塗布、貼付け、加圧、端子処理、焼付け、防
湿処理等の、高度技術と複雑な工数を要した。また、4
枚の歪みゲ−ジの結線は立体配線となり、それぞれの接
続部を海水から防腐食処理しなければならず、工数を要
し、且つ組込みに難があった。
【0015】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、上述の欠点を改善し、構造が簡単で組込性に優れ、
且つ充分な強度を有する、魚釣り用リ−ルの釣糸張力計
測装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
魚釣り用リ−ルの釣糸張力が釣糸とスプ−ル軸とを介し
て軸受へ伝達される荷重を検出し、釣糸張力から前記荷
重へ至る力の伝達関係によって釣糸張力を検出する釣糸
張力計測装置において、スプ−ル軸を軸支し、且つ前記
荷重に応じて撓む少なくとも一方の軸受支持部材と、前
記の撓みを、前記軸受支持部材に配置した少なくとも一
方の電極の変位により、静電容量の変化として検出する
静電容量センサ−と、前記静電容量センサ−の出力か
ら、前記の力の伝達関係により釣糸張力を検出する張力
検出手段とを備えて構成する。
【0017】特に、請求項1記載の軸受支持部材を、リ
−ル本体と連結する基部と、前記基部に一体に成形され
て且つスプ−ル軸を介して軸受にかかる荷重に応じて撓
む梁構造部と、で構成し、請求項1記載の静電容量セン
サ−を、前記梁構造部・前記基部に電極を対向配置して
構成する。
【0018】請求項2記載の発明は、魚釣り用リ−ルの
釣糸張力が釣糸とスプ−ル軸とを介して軸受へ伝達され
る荷重を検出し、釣糸張力から前記荷重へ至る力の伝達
関係によって釣糸張力を検出する釣糸張力計測装置にお
いて、釣糸を整列巻するために左右に揺動するレベルワ
インドの位置を検出する位置検出手段と、スプ−ル軸を
軸支し、且つ前記荷重に応じて撓む一方の軸受支持部材
と、前記の撓みを、前記軸受支持部材に配置した少なく
とも一方の電極の変位により、静電容量の変化として検
出する静電容量センサ−と、前記静電容量センサ−の出
力により、前記軸受にかかる荷重を検出する荷重検出手
段と、前記位置検出手段によるレベルワインドの位置お
よび、前記荷重検出手段による前記軸受にかかる荷重と
から、前記の力の伝達関係により演算して釣糸張力を検
出する張力演算手段とを備えて構成する。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明は以下の作用を有する。即
ち、釣糸張力がかかると、釣糸とスプ−ルとスプ−ル軸
とを介して軸受に荷重が伝達される。この荷重に応じて
少なくとも一方の軸受支持部材が撓む。この撓みによ
り、軸受支持部材に取り付けた電極が微小に移動する。
この変位は静電容量センサ−に電極間距離の変位、ある
いは電極の対向する面積の変位を与え、静電容量が変化
する。この釣糸張力が釣糸からスプ−ル軸を介して軸受
へ荷重伝達され、前記の撓みを発生させるまでの力の伝
達関係は、リ−ル本体の構造から決定される。この力の
伝達関係に基づいて、張力計測手段は前記静電容量の変
化から、電極の変位に対応する釣糸張力を検出する。
【0020】特に、釣糸に張力がかかると、軸受支持部
材の梁構造部がスプ−ル軸の軸受からかかる荷重に応じ
て撓む。この撓みにより、梁構造部に取り付けた電極が
微小に移動する。この電極と、もう一方の基部に取り付
けた電極との間の変位は静電容量センサ−の電極間距離
の変位、あるいは、電極の対向する面積の変位となり、
静電容量が変化する。張力計測手段は、リ−ル本体の構
造から決定される前記の力の伝達関係に基づいて、静電
容量の変化から、電極の変位に対応する釣糸張力を検出
する。
【0021】請求項2記載の発明は以下の作用を有す
る。まず、レベルワインドの位置検出手段によって、レ
ベルワインドで左右に揺動される釣糸の位置を検出す
る。つぎに、一方の軸受支持部材がスプ−ル軸の軸受か
らかかる釣糸張力に応じて撓む。静電容量センサ−はこ
の撓みを静電容量の変化とする。荷重検出手段はこの静
電容量の変化から、一方の軸受支持部材にかかる荷重を
検出する。
【0022】他方の軸受支持部材を支点とすると、前記
の荷重と釣糸張力とは、それぞれの支点からの距離に反
比例する。この関係に基づいて、張力演算手段は前記釣
糸位置と前記荷重とから、演算により釣糸張力を検出す
る。
【0023】
【実施例】以下、請求項1記載の発明について、その実
施例を図面に基づき詳細に説明する。
【0024】図1は実施例に係る釣糸張力計測装置を備
えた魚釣り用リ−ルの全体斜視図を示す。3はフレ−
ム、4,5はフレ−ム3の左右に固着したサイドプレ−
ト、10は張力計測回路を含むICモジュ−ル、7は表
示部である。
【0025】図2は前記リ−ルの一部切欠き正面図を示
す。図中、サイドプレ−ト4,5の内側には、2枚の軸
受支持部材15を対向してフレ−ム3にネジ止めし、両
軸受支持部材15の中心部にボ−ルベアリング等の軸受
14をそれぞれ取り付け、両軸受14を介してスプ−ル
軸12を回転可能に軸支する。スプ−ル軸12にスプ−
ル2を枢着し、スプ−ル2の回転により釣糸を巻回す
る。
【0026】また、図示していないが、前記サイドプレ
−ト5内にはスプ−ル駆動歯車輪列を備え、サイドプレ
−ト5に取り付けたハンドル23を回転操作することに
より、前記スプ−ル駆動歯車輪列を介してスプ−ル2が
回転駆動できるようになっている。
【0027】図3は前記軸受支持部材15の斜視図を示
す。軸受支持部材15は、フレ−ム3にネジ止めされる
基部9と、軸受14を取り付ける軸受取付け部24と、
基部9に支点を固定され、軸受取付け部24を荷重点と
して、撓み作用を起こす梁構造部25とが一体に成形さ
れている。図3では軸受取付け部にかかる釣糸張力F X
が、垂直の向きで梁構造部にかかるように基部9がネジ
止めされている。
【0028】接地されたマイナス電極26を、撓みの向
きと垂直に配して、梁構造部25に固定する。このマイ
ナス電極26に対向して静電容量センサ−(プラス電極
含む)17を配し、センサ−押さえネジ19で基部9に
固定する。
【0029】図4は静電容量型センサ−17を軸受支持
部材15に装着した状態を示す図である。スプ−ル軸1
2に釣糸張力FX がかかると、スプ−ル軸12と軸受1
4を介して、軸受取付け部24に荷重がかかり、梁構造
部25が釣糸張力FX に比例して撓むので、マイナス電
極26は変位する。一方、センサ−17はフレ−ム3に
ネジ止めされた基部9に固定されているので変位しな
い。そのため静電容量型センサ−の電極間ギャップは梁
構造部25の撓みの分だけ変位する。
【0030】図5は静電容量型センサ−17の断面図を
しめす。プラス電極30を絶縁層33aを介してガ−ド
リング31で同心に囲み、固定し、ガ−ドリング31を
絶縁層33bを介してシ−ルドケ−ス35に固定する。
コ−ド20を電極30に接続し、電圧をかけると、プラ
ス電極30と接地されたマイナス電極26の間に電気力
線11が形成される。なお、本実施例においてガ−ドリ
ング31は必要用件ではないが、ガ−ドリング31を低
インピ−ダンスでプラス電極30と同電位に保ち、且つ
プラス電極30の周囲を囲むと、周囲からプラス電極3
0に浮遊容量が発生するのを防ぎ、且つ上記電気力線1
1の拡がりを抑え、プラス電極30からマイナス電極2
6へ、均一に電気力線11を到達させる効果がある。
【0031】この電気力線11の断面積Sが、実質的な
電極面積となる。それ故、上記プラス電極30と上記マ
イナス電極26との間に形成される静電容量C1 は、 C1 =ε・S/d ・・・(1) の式で与えられる。ここで、Sは上記の電極面積、dは
電極間のギャプ長、εは空気の誘電率である。釣糸張力
により、梁構造部25が撓み、マイナス電極26が変位
して、ギャプ長dが変化すると、上式のように静電容量
1 が変化する。
【0032】本実施例では上記静電容量の検出にブリッ
ジ回路を用いる。図6にブリッジ回路図を示す。Z1
4 はインピ−ダンスを表す。Z1 とZ3 とを直列接続
し、その直列インピ−ダンスの両端に入力電圧VINを印
加する。同じく、Z2 とZ4とを直列接続し、その直列
インピ−ダンスの両端に入力電圧VINを印加する。Z 2
とZ4 との接続点P3 と、Z1 とZ3 との接続点P
4 と、の電位差を増幅して出力電圧VOUT とする。この
ブリッジに Z1 ・Z4 =Z2 ・Z3 ・・・(2) の式で示される平衡条件が成立するように回路を構成す
ると、出力電圧VOUT は0ボルトとなる。このブリッジ
回路の特徴は、上記の平衡条件がくずれると極めて高精
度に出力電圧の変化を検出できる点である。
【0033】図7にブリッジ回路の一実施例を示す。例
えば、インピ−ダンスZ1 〜Z4 をそれぞれ静電容量C
1 〜C4 で構成する。図5の前記電極26,30間に形
成される静電容量を例えばC1 に配置する。C1 ,C3
の接続点P4 と、C2 ,C4の接続点P3 との電圧をA
倍に差動増幅して出力電圧VOUT とする。このとき、静
電容量C3 とC4 とを等しく設定し、且つ上記(2)式
の平衡条件が成立するように、静電容量C2 を設定して
おくと、出力電圧VOUT は0ボルトとなる。釣糸張力が
かかり、前記梁構造部25がΔdだけ撓むと、前記電極
26,30間のギャプdが、d+Δdに変化する。する
と、出力電圧VOUT は下式(3)のようになる。
【0034】
【数1】
【0035】ここで K=C3/C2 、Aは増幅器の利
得、である。Δd<<d として、上式(3)を近似す
ると、
【0036】
【数2】
【0037】の式となり、出力電圧VOUT は撓みΔdに
比例する。ところで弾性限度内で前記梁構造部25の撓
みΔdは、釣糸張力に比例するから、前記出力電圧V
OUT は釣糸張力に比例した値となり、この出力電圧V
OUT から釣糸張力を検出することができる。
【0038】図8に釣糸張力とブリッジ出力電圧との関
係の実測例を示す。魚釣り用リ−ルの釣糸に糸張力を負
荷し、前記ブリッジ回路の出力電圧(増幅後)を実測し
た。横軸は糸張力(Kgf)、縦軸はブリッジ回路の出
力電圧(V)を示す。ここでは、釣糸張力2Kgf の負
荷状態でブリッジの平衡条件が成立するように設定し
た。この特性から、糸張力とブリッジ回路の出力電圧と
は、良好な比例特性を示すことがわかる。図中の実線は
負荷増加時の特性を示し、点線は負荷減少時の特性を示
す。この両特性差は梁構造体のヒステリシスを表すが、
本装置の目的からは十分無視できるほどわずかである。
従って、張力負荷の前歴にかかわらず、前記ブリッジ回
路の出力電圧から釣糸張力を知ることができる。
【0039】図9に、図1のリ−ル本体からフレ−ムを
除いた分解斜視図を示す。1は釣糸、2は釣糸を回巻し
たスプ−ル、12はスプ−ルの回転軸であるスプ−ル
軸、14a,14bはスプ−ル軸12の両側に嵌着した軸
受、15a,15bは両軸受14を介してスプ−ル軸12
を軸支する軸受支持部材、17a,17bは両軸受支持部
材に取付けた静電容量センサ−、20は両静電容量セン
サ−を直列接続したセンサ−コ−ド、28はセンサ−コ
−ド20に接続した釣糸張力検出回路、29は釣糸張力
検出回路28の信号を入力するマイコン、7はマイコン
29によって駆動される液晶表示部、である。
【0040】動作は以下のようになる。釣糸1にかかる
張力は、スプ−ル2からスプ−ル軸12を介して、両端
の軸受14に伝わる。従って釣糸張力は両静電容量セン
サ−17aと17bとで測った張力の和となる。そこで、
両センサ−の静電容量を直列接続し、張力の和に応じた
合成静電容量を得る。この合成静電容量をセンサ−コ−
ド20を経て釣糸張力検出回路28に接続する。釣糸張
力検出回路28は例えば、前述した図7のブリッジ回路
と差動増幅回路とから構成する。このブリッジ回路は釣
糸張力に比例した出力電圧を出力し、(必要ならば、A
/D変換して)マイコン29に入力する。マイコン29
は液晶表示部7を駆動し、入力に対応する釣糸張力の表
示をする。
【0041】なお、実施例では、2個の静電容量センサ
−を着けているが、それに限定されるものではなく、釣
糸張力から片側軸受にかかる荷重の伝達関係が、リ−ル
本体の構造から決定できる場合には、片側の軸受支持部
材のみに静電容量センサ−を着けても良いのは勿論であ
る。例えば、レベルワインドが釣糸を揺動している状態
で、釣糸張力はスプ−ル軸上を端から端へ往復しながら
荷重すると、片側の軸受支持部材に掛かる荷重は周期変
動をする。張力計測手段はこの片側の荷重変動の例えば
最大値、最小値、或いは平均値の一つを求めると、この
値は被測定軸受支持部材からスプ−ル軸上のそれぞれ最
近点、最遠点、中心点に荷重した場合の値に相当する。
もう一方の軸受支持部材を支点とすれば、釣糸張力と前
記の荷重値は支点までのそれぞれの距離に反比例するの
で、前記の荷重値より釣糸張力を検出できる。
【0042】なお、実施例では撓み変位を電極間距離の
変化から検出する向きに取り付けた静電容量センサ−を
用いたが、それに限定されるものではなく、梁構造部の
撓みによって対向する電極面積が変化する向きに静電容
量センサ−を配置しても良いことは勿論である。その場
合、両側の梁構造部の静電容量センサ−は並列接続して
前記ブリッジ回路に接続すれば、ブリッジ回路の出力は
釣糸張力に比例するので、張力計測手段の構成は前述の
実施例と同様でよい。
【0043】なお、実施例では静電容量の検出にブリッ
ジ回路を用いたが、それに限定されるものではなく、例
えばLC発振回路のタンク回路に上記の静電容量を接続
して、発振周波数から静電容量を検出してもよいことは
勿論である。また、RC時定数回路に上記の静電容量を
接続し、位相,ゲイン,或いはステップ応答遅れ、の計
測から静電容量を検出しても良いことは勿論である。
【0044】なお、実施例ではブリッジ回路に直流電圧
を入力したが、それに限定されるものではなく、交流電
圧をブリッジ回路に入力して、出力電圧の実効値あるい
は、出力電圧を整流した後の直流電圧値を得ても良いこ
とは勿論である。また、交流入力の場合、静電容量C1
〜C4 を用いたブリッジ回路の構成に限定されるもので
はなく、上記平衡条件(2)式を満足するインピ−ダン
ス素子を用いたブリッジ回路の構成であれば、良いこと
は勿論である。
【0045】なお、実施例では、2支点の梁構造部を用
いたが、それに限定されるものではなく、糸張力によっ
て曲げ作用を起こすものであれば、1支点の片持ばり構
造でも、3支点以上の連続ばり構造でも良いことは勿論
である。
【0046】なお、実施例では、釣糸張力と張力検出回
路出力との間に比例関係のある場合について述べたが、
それに限定されるものではなく、梁構造部の材質・形
状、静電容量センサ−の特性、ブリッジ回路の特性等の
原因で、前記比例関係を有しない場合も、実測結果か
ら、釣糸張力と張力検出回路出力の間に対応関係と再現
性とがあるならば、その対応関係に基づいた数式処理
や、その対応関係の表の操作等により、釣糸張力を求め
ても良いことは勿論である。
【0047】次に、請求項2記載の発明について、その
実施例を図面に基づき詳細に説明する。本実施例は、片
端の軸受支持部材にかかる張力検出と、釣糸の位置検出
とから釣糸張力を検出することを目的とする。
【0048】図10に請求項2記載の実施例の説明図を
示す。図中、1は釣糸、2は釣糸1を回巻するスプ−
ル、12はスプ−ルの回転軸、14aと14bはスプ−ル
軸12の両側に嵌着された軸受、16は軸受14b を介
してスプ−ル軸を軸支する不可撓性の軸受支持部材、1
5は軸受14a を介してスプ−ル軸を軸支する可撓性の
軸受支持部材、51は、釣糸1をスプ−ル2に巻き取る
ときに、整列巻するために、釣糸1を左右に揺動するレ
ベルワインド、52は発光ダイオ−ド、53はレベルワ
インド51に装着した反射板、54は半導体位置検出器
(PSD)、である。
【0049】動作は以下のようになる。釣糸張力FX
かかると、スプ−ル軸12は不可撓性の軸受支持部材1
6を支点として、もう片端の軸受支持部材15に荷重F
がかかる。ここで、両軸受支持部材15,16間距離を
Lとし、スプ−ル上の釣糸1の位置から、軸受支持部材
15までの距離をLX とすると、釣糸張力FX と荷重F
との関係は、 F・L=FX・(L−LX) ・・・(5) となる。従って釣糸張力FX は、 FX =F・L/(L−LX)・・・(6) となる。すなわち、両側の軸受にかかる荷重を検出しな
くとも、片側の軸受にかかる荷重Fの検出および、距離
X の検出から上記(6)式を用いて、釣糸張力FX
検出することができる。
【0050】荷重Fの検出は、軸受支持部材15に装着
した静電容量センサ−によるに撓み変位の検出によりな
される。前述の実施例と詳細は同じであるが、静電容量
センサ−は1つのみで、計測用ブリッジ回路に接続され
る。
【0051】距離LX の検出は、釣糸を左右に揺動する
レベルワインド51の位置検出によりなされる。例えば
反射型光センサ−により位置検出をする。公知技術なの
で詳細説明は省略するが、軸受支持部材15等に装着し
た発光ダイオ−ドから発した光は、対向するレベルワイ
ンド51の反射板53で反射されて戻ってくる。図10
で示すように、反射板53の光軸を、発光ダイオ−ド5
2と半導体位置検出器54(PSD)との垂直線Cから
傾けて光軸CX に設定すると、反射光のスポットは距離
X に応じて変位する。図10の場合は反射光のスポッ
ト位置と距離L X は比例関係となる。これを1次元の半
導体位置検出器54(PSD)で検出する。半導体位置
検出器54(PSD)はポジションセンサヘッドとも言
われ、シリコンホトダイオ−ドを応用した光検出素子
で、光の入射位置に対応した出力が得られるものであ
る。
【0052】図11に請求項2記載の実施例の斜視図を
示す。図中、1は釣糸、15は軸受支持部材、25は梁
構造部、17は静電容量センサ−、51はレベルワイン
ド、55はレベルワインド駆動歯車、52は発光ダイオ
−ド、53は反射板、54は半導体位置検出器(PS
D)、20,21はセンサ−コ−ド、28は釣糸張力検
出回路、29はマイコン、7は表示部、である。
【0053】動作は以下のようになる。釣糸張力FX
かかると、両方の軸受14に荷重がかかる。片方の軸受
14を介して荷重される梁構造部25に撓みが発生す
る。この梁構造部25の撓みにより静電容量センサ−1
7の電極間距離は変動する。この静電容量センサ−17
はセンサ−コ−ド20で釣糸張力検出回路28と接続さ
れて、ブリッジ回路を形成する。ブリッジ回路の出力は
梁構造部25の荷重Fに比例する。ブリッジ回路の出力
は増幅後(必要ならばA/D変換され)軸受支持部材1
5にかかる荷重Fを示す信号をマイコンに出力する。
【0054】一方、発光ダイオ−ド52から発した光
は、レベルワインド51の反射板53で反射され、距離
X は反射スポット位置として、半導体位置検出器(P
SD)で検出される。この検出信号は(必要ならばA/
D変換して)センサ−コ−ド21でマイコン29に出力
する。マイコン29は上記の(6)式の計算を行い、釣
糸張力FX を求めて、表示部7に表示する。上記構成に
より、レベルワインド51の動作時・静止時にかかわら
ず、釣糸張力の常時計測が可能である。
【0055】なお、実施例では半導体位置検出器(PS
D)を用いたが、それに限定されるものではなく、CC
D素子、光学式リニアエンコ−ダ等を用いても良いのは
勿論である。
【0056】又、実施例では距離LX の検出手段として
光を用いたが、それに限定されるものではなく、レベル
ワインド軸にポテンショメ−タを取り付け、距離LX
抵抗値の変化から検出しても良いのは勿論である。ま
た、レベルワインド51に差動変圧器を取り付け、距離
X を誘起起電力の変化から検出しても良いのは勿論で
ある。
【0057】なお、実施例では距離LX の検出手段とし
て、レベルワインドまでの距離を検出しているが、それ
に限定されるものではなく、レベルワインド駆動歯車5
5の回転数から距離LX を求めてもよいのは勿論であ
る。その場合は、ロ−タリ−エンコ−ダ、回転型ポテン
ショメ−タ等により、歯車55の回転数を検出する方法
がある。
【0058】なお、実施例では距離LX の検出をして、
釣糸張力をマイコンで計算しているが、それに限定され
るものではなく、あらかじめ定めたレベルワインドの位
置(例えば中央の位置 LX =L/2 )に来たことを
検知するための、例えば接点スイッチを取り付け、その
位置にレベルワインド51が来た瞬間に、片側の軸受支
持部材15にかかる力Fを検出して、その検出値から釣
糸張力を検出(例えば、LX =L/2の設定ならば、F
X =2・F)しても良いことは勿論である。
【0059】なお、実施例では釣糸張力計測装置の出力
として、表示部7に表示しているが、計測結果の出力方
法としては、これに限定されるものではなく、以下に記
す出力方法でもよいことは勿論である。
【0060】 夜釣り等で1人の釣り人が、数本の竿
を出す釣法がある。魚のあたりがあると釣糸張力が変動
するので、音を鳴らして出力する。この場合は、釣糸張
力の閾値を設定し、その閾値以上になると音を鳴らして
もよいし、または、釣糸張力値に応じて、音の大きさ、
周波数、長さ、間隔を変えてもよい。
【0061】また、光を点灯して知らせてもよい。音と
光両方を用いても、選択可能にしてもよい。 糸の耐力以上の張力がかかったときに、ドラグはす
べって糸を繰り出し、糸が切れないようにする。釣り人
は糸を引っ張りながらこのドラグを調整する。この際に
釣り人に釣糸張力の状態を知らせるように、本実施例は
表示部上で、数値の表示、グラフの表示、イラストの表
示、色彩の変化、等により、張力を出力する。
【0062】 魚が仕掛けに食いついてから取り込み
までは、魚の引きに合わせて上手なやりとりをしなけれ
ばならない。従来、ベテラン釣師は魚が強く引いてきた
時は糸を繰り出し、魚の引きが弱くなった時は迅速に糸
を巻き上げていた。このファイティング中に、本実施例
は釣糸張力を表示して、釣人に魚の引きの状況を報せる
ことは勿論であるが、本実施例のマイコンにおいて、釣
糸張力が設定値以上では糸繰り出し信号を、釣糸張力が
設定値以下では釣糸巻き上げ信号を、電動リ−ルの制御
部に対し出力してもよい。勿論、本実施例のマイコンを
電動リ−ルの制御マイコンと共用しても良い。
【0063】 釣り人からファイティングのデ−タを
後刻出力して検討したいという要望がある。そこで、釣
糸張力の時間的変化をマイコンのメモリ−に記憶して、
後刻に出力してもよい。その場合、本実施例の表示部に
表示したり、印刷出力にしたり、磁気ディスク等の記録
媒体に記録したり、ワ−プロおよびパソコンなどに通信
で出力してもよい。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、従来の釣糸張力計測
装置に比し、魚釣り用リ−ルの構造部品である軸受支持
部材の撓みを計測する構造にしたことで、歪み板、間隙
材等の構造が不要となり、構造が簡単で魚釣用リール自
体を小型軽量化することができる。
【0065】更に、歪み板のように強度的に弱い構造が
なく、軸受支持部材の撓みを弾性限度内で用いるので、
落下衝撃等に対しても充分な強度および耐久性を確保す
ることが可能である。
【0066】また、静電容量センサ−は非接触のセンサ
−のため、歪みゲ−ジのように圧力の伸長を受けず、耐
久性、経年変化の点で優れている。さらに、歪みゲ−ジ
のように被測定部に接着焼付け等の高技術かつ複雑な工
程が不要となり、製造コストおよび工数の点で優れてい
る。
【0067】また、静電容量センサ−は接続部をセンサ
−内に封入してコ−ドを外部に出すので、歪みゲ−ジの
ように、端子接続部の防腐食処理が不要となり、海水等
に晒される本装置において、信頼性、工数の点で優れて
いる。
【0068】なお、請求項1記載の釣糸張力計測装置に
よれば、軸受支持部材を基部と梁構造部との一体構造部
品としたことで、静電容量センサ−の電極を別部品上に
配置しないで、両方の電極とも軸受支持部材に配置でき
るので、電極の取り付け・調整がリ−ル組立前に軸受支
持部材上で容易にできる。さらに同一部品上に配置した
ことで電極位置の経年変化が小さく、長期に渡り正確な
張力計測が可能となる。また、軸受支持部材の取り付け
に遊びがあっても、基部と梁構造部の相対距離は遊びの
影響を受けないので、格段に精密な張力測定が可能とな
る。
【0069】なお、請求項2に記載の釣糸張力計測装置
によれば、両側の静電容量センサ−を必要とせず、片側
の静電容量センサ−とレベルワインド(釣糸)の位置検
出により、張力計測が可能となるので、既にスプ−ル駆
動歯車輪列、ドラグ、クラッチ等が組込んであり、特に
スペ−スの狭いリ−ル右側に、本装置を組み込む必要が
なく、リ−ル全体の小型化および組込み性向上の点にお
いて、優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の実施例の全体斜視図
【図2】図1の一部切り欠き正面図
【図3】図2に示す軸受支持部材の斜視図
【図4】図2に示す静電容量型センサ−を軸受支持部材
に装着した状態を示す図
【図5】図4に示す静電容量センサ−の断面図
【図6】ブリッジ回路を示す図
【図7】ブリッジ回路の実施例
【図8】釣糸張力とブリッジ出力電圧との関係(実測)
を示す図
【図9】図1のリ−ル本体からフレ−ムを除いた分解斜
視図
【図10】請求項2記載の実施例の説明図
【図11】請求項2記載の実施例の全体斜視図
【図12】従来技術の一部切欠き正面図
【図13】従来技術の軸受部断面図
【図14】従来技術の歪みゲ−ジによるブリッジ回路
【符号の説明】
1 釣糸 2 スプ−ル 3 フレ−ム 4,5 サイドプレ−ト 9 基部 12 スプ−ル軸 14 軸受 15 軸受支持部材 17 静電容量センサ− 24 軸受取付部 25 梁構造部 26 マイナス電極 28 釣糸張力検出回路 29 マイコン 30 プラス電極 51 レベルワインド 52 発光ダイオ−ド 53 反射板 54 半導体位置検出器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚釣り用リ−ルの釣糸張力が釣糸とスプ
    −ル軸とを介して軸受へ伝達される荷重を検出し、釣糸
    張力から前記荷重へいたる力の伝達関係によって釣糸張
    力を検出する釣糸張力計測装置において、 スプ−ル軸を軸支し、且つ前記荷重に応じて撓む少なく
    とも一方の軸受支持部材と、 前記の撓みを、前記軸受支持部材に配置した少なくとも
    一方の電極の変位により、静電容量の変化として検出す
    る静電容量センサ−と、 前記静電容量センサ−の出力から、前記の力の伝達関係
    により釣糸張力を検出する張力検出手段とを備え、 前記軸受支持部材を、リ−ル本体と連結する基部と、前
    記基部に一体に成形され且つ、釣糸張力がスプ−ル軸を
    介して軸受にかかる荷重に応じて撓む梁構造部とで構成
    して、 前記静電容量センサ−を、前記梁構造部・前記基部に電
    極を対向配置して構成した ことを特徴とする魚釣り用リ
    −ルの釣糸張力計測装置。
  2. 【請求項2】 魚釣り用リ−ルの釣糸張力が釣糸とスプ
    −ル軸とを介して軸受へ伝達される荷重を検出し、釣糸
    張力から前記荷重へ至る力の伝達関係によって釣糸張力
    を検出する釣糸張力計測装置において、 釣糸を整列巻するために左右に揺動するレベルワインド
    の位置を検出する位置検出手段と、 スプ−ル軸を軸支し、且つ前記荷重に応じて撓む一方の
    軸受支持部材と、 前記の撓みを、前記軸受支持部材に配置した少なくとも
    一方の電極の変位により、静電容量の変化として検出す
    る静電容量センサ−と、 前記静電容量センサ−の出力により、前記軸受にかかる
    荷重を検出する荷重検出手段と、 前記位置検出手段によるレベルワインドの位置および、
    前記荷重検出手段による前記軸受にかかる荷重とから、
    前記の力の伝達関係により演算して釣糸張力を検出する
    張力演算手段と を備えることを特徴とする魚釣り用リ−
    ルの釣糸張力計測装置。
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