JP2007205738A - 振り子型地震センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】 地震波を高精度、高感度で検出できる薄型で小型の地震センサを提供する。
【解決手段】 少なくとも、筐体内に固有振動数の異なるn個の振り子体が設置され、地震波により発生する前記n個の振り子体のそれぞれの回転位置あるいは角度を、前記n個の振り子体と前記n個の振り子体に対応した前記筐体内の位置に設置されたn個の検出手段を備え、前記地震波により発生する前記n個の振り子体のそれぞれの回転位置あるいは角度を、前記n個の振り子体と前記n個の振り子体に対応した前記筐体内の位置に設置されたn個の検出手段によって検出する振り子型地震センサであって、前記n個の振り子体の固有振動数が0.5Hzから12Hzに設定され、1≦m<nとしたm番目の前記振り子体の固有振動数をfomとし、m+1番目の前記振り子体の固有振動数をfom+1とすると、fom<fom+1で、且つ、該fom+1と該fomとの差が1Hz以上である振り子型地震センサとする。
【選択図】 図1
【解決手段】 少なくとも、筐体内に固有振動数の異なるn個の振り子体が設置され、地震波により発生する前記n個の振り子体のそれぞれの回転位置あるいは角度を、前記n個の振り子体と前記n個の振り子体に対応した前記筐体内の位置に設置されたn個の検出手段を備え、前記地震波により発生する前記n個の振り子体のそれぞれの回転位置あるいは角度を、前記n個の振り子体と前記n個の振り子体に対応した前記筐体内の位置に設置されたn個の検出手段によって検出する振り子型地震センサであって、前記n個の振り子体の固有振動数が0.5Hzから12Hzに設定され、1≦m<nとしたm番目の前記振り子体の固有振動数をfomとし、m+1番目の前記振り子体の固有振動数をfom+1とすると、fom<fom+1で、且つ、該fom+1と該fomとの差が1Hz以上である振り子型地震センサとする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、地震で発生する低周波振動(地震波)を高感度で高精度に検出できる小型軽量な振り子型地震センサに関し、特に前記地震波の主な周波数成分である0.5Hz〜12Hz範囲の超低周波振動を高感度、高精度で検出できる小型軽量な振り子型地震センサに関する。
一般に、地震で発生する地震波の周波数成分は0.数Hzから十数Hz範囲の非常に低い周波数であることが知られている。
また、近年、国内外を含め多くの大地震が発生し、多くの死傷者や大規模な災害が起きている。従って地震防災意識が近年に無いほど高まり、前記地震波の情報をキャッチし、必要な地震情報や防災情報を速やかに得られる、高精度で実用性の高い地震検知システムが求められている。これらの地震検知システムには、小型軽量で高感度、高精度かつ実用性の高い振動センサが必要である。
また、近年、国内外を含め多くの大地震が発生し、多くの死傷者や大規模な災害が起きている。従って地震防災意識が近年に無いほど高まり、前記地震波の情報をキャッチし、必要な地震情報や防災情報を速やかに得られる、高精度で実用性の高い地震検知システムが求められている。これらの地震検知システムには、小型軽量で高感度、高精度かつ実用性の高い振動センサが必要である。
一方、振り子体を用いたセンサは、筐体内に設置された錘体の質量分布による慣性モーメントや、前記錘体の重心位置と振り子体の回転軸の中心との距離をLとすると、前記慣性モーメントや前記Lを適宜選定することで、前記振り子体の固有振動数foを任意に設定することができる。
そこで、前記振り子体を用いたセンサの固有振動数foを、前記地震波で発生する0.数Hzから十数Hz範囲に適宜設定したものを複数個設置し、前記地震波を検知することにより、地震波の主な震動周波数や加速度あるいは変位量などが、高感度、高精度かつ実用性の高く検知できる振り子型振動センサとなりうる可能性がある。
固有振動数foの異なる複数個の振動センサを地震センサとして用いたものは、特許文献1に開示されている。
前記特許文献1で開示された地震波を検知する振動センサは、バネ力を有する片持ち梁の一端が支持部に支持され、前記片持ち梁の一方の先端に錘体が設けられ、片持ち梁の支持部近傍に歪みゲージがX軸及びY軸測定用に2個設置された構造である。従って、基本動作は錘体と片持ち梁のバネ力を応用した振動センサであり、その固有振動数foは、前記錘体の質量や慣性モーメント及び片持ち梁のバネ力や長さ等のパラメータによって決定される量である。これらのパラメータを適宜設定し、地震波を感度良く測定できる固有振動数foを有する前記複数個の振動センサを用い、前記地震波の加速度や周波数分析データなど迅速に検知しようとするものである。
特開平9−26353号公報(請求項1、図1及び2)
しかしながら、前記特許文献1の振動センサでは以下の問題点及び課題を有している。
前記振動センサは、片持ち梁のバネ力の復元力を用いた振動センサであり、前記片持ち梁は通常、金属材料等によるバネ力(材料のヤング率に依存する。)を用いるが、前記金属材料等のバネ力を高精度に安定させるのは難しく、従って、前記振動センサの固有振動数foを高精度に設計及び製作することが困難である。
前記振動センサは、片持ち梁のバネ力の復元力を用いた振動センサであり、前記片持ち梁は通常、金属材料等によるバネ力(材料のヤング率に依存する。)を用いるが、前記金属材料等のバネ力を高精度に安定させるのは難しく、従って、前記振動センサの固有振動数foを高精度に設計及び製作することが困難である。
更に、重量物である前記錘体を先端に設置された片持ち梁全体を、一方の端のみで支持しているが、この支持強度によって、振動センサの固有振動数foを含む周波数特性が大きく変化する。前記支持は理想的には剛体支持であるが、実現は非常に困難であり、片持ち梁振動センサの高精度化を更に妨げている。
また、地震波の主な周波数成分は0.5Hzから12Hzの範囲であり、その基本波の周波数は5Hz以下の超低周波であると一般的に言われている。従って、前記超低周波を感度良く測定すべく、前記振動センサの固有振動数foを前記超低周波内に設定するためには、前記片持ち梁の長さを非常に大きくする必要があり、更に前記振動センサを複数個並べるため、センサ部全体が非常に大きくなってしまい、小型軽量化が困難であり、一般的な民生機レベルでの応用がほとんど不可能である。
更に、前記振動センサでは、片持ち梁振動センサの2次元振動の特徴を生かし、一つの前記片持ち梁の支持近傍にX軸及びY軸方向の地震波測定用に2個の歪みゲージを取り付け、X及びY軸の地震波を同時に測定しているが、震度7レベル(400gal以上)までの大地震波を測定するためには、前記片持ち梁の先端に設置された錘体が、X−Y平面上で前記大地震波を測定出来るために、十分に広い範囲で動けることが必須であり、特に隣接する振動センサの錘体と接触しないように、より大きな設置場所を確保する必要があり、前記片持ち梁が長大化する課題と共に、より小型軽量化を妨げているという課題がある。
また、前記特許文献1の振動センサを用いた地震センサでは、地震波を精度良く迅速に測定するための、前記複数の振動センサの固有振動数foに関して具体的に明示されていない。
更に前記片持ち梁の支持部分近傍に設置された、地震波検出用の歪みセンサの感度は、同一地震波が加えられた時の、片持ち梁の変形量、例えば前記片持ち梁を棒状とすれば変形時の曲率に依存するので、前記感度を上げるためには片持ち梁の直径を細くしなければならないが、前記直径を細化させると同時に前記振動センサの固有振動数foも同時に低下してしまう。従って、前記振動センサの固有振動数foを一定にして、前記歪みセンサを高感度にすることが難しい。特に地震波のように震度1レベル(0.8gal〜2.5gal)から震度7レベル(400gal以上)までのダイナミックレンジの広い振動を検知するには、前記歪みセンサの高感度化は大きな課題である。
上記課題を解決すべく、本発明の振り子型地震センサは、少なくとも、筐体内に固有振動数の異なるn個の振り子体が設置され、地震波により発生する前記n個の振り子体のそれぞれの回転位置あるいは角度を、前記n個の振り子体と前記n個の振り子体に対応した前記筐体内の位置に設置されたn個の検出手段を備え、前記地震波により発生する前記n個の振り子体のそれぞれの回転位置あるいは角度を、前記n個の振り子体と前記n個の振り子体に対応した前記筐体内の位置に設置されたn個の検出手段によって検出する振り子型地震センサであって、
前記n個の振り子体の固有振動数が0.5Hzから12Hzに設定され、
1≦m<nとしたm番目の前記振り子体の固有振動数をfomとし、m+1番目の前記振り子体の固有振動数をfom+1とすると、
fom<fom+1で、且つ、該fom+1と該fomとの差が1Hz以上である構成としている。
前記n個の振り子体の固有振動数が0.5Hzから12Hzに設定され、
1≦m<nとしたm番目の前記振り子体の固有振動数をfomとし、m+1番目の前記振り子体の固有振動数をfom+1とすると、
fom<fom+1で、且つ、該fom+1と該fomとの差が1Hz以上である構成としている。
また、本発明の振り子型地震センサは、前記n個の振り子体が、平板状で、且つ、円形状、多角形状、楕円形状あるいはこれに近似した形状である構成としている。
また、本発明の振り子型地震センサは、前記n個の振り子体が、各々個別の筐体内に設置されている構成としている。
また、本発明の振り子型地震センサは、前記n個の検出手段が、前記n個の振り子体の各々に設けた磁束発生手段と、該磁束の変化を検出する磁気センサである構成としている。
また、本発明の振り子型地震センサは、前記n個の磁束発生手段が前記振り子体の全部あるいは一部が永久磁石であり、前記磁気センサは少なくとも一つ以上のホール素子である構成としている。
本発明の振り子型地震センサによれば、少なくとも、筐体内に固有振動数の異なるn個の振り子体が設置され、地震波により発生する前記n個の振り子体のそれぞれの回転位置あるいは角度を、前記n個の振り子体と前記n個の振り子体に対応した前記筐体内の位置に設置されたn個の検出手段を備え、前記地震波により発生する前記n個の振り子体のそれぞれの回転位置あるいは角度を、前記n個の振り子体と前記n個の振り子体に対応した前記筐体内の位置に設置されたn個の検出手段によって検出する振り子型地震センサであって、
前記n個の振り子体の固有振動数が0.5Hzから12Hzに設定され、
1≦m<nとしたm番目の前記振り子体の固有振動数をfomとし、m+1番目の前記振り子体の固有振動数をfom+1とすると、
fom<fom+1で、且つ、該fom+1と該fomとの差が1Hz以上とすることにより、
前記振り子の固有振動数foは、前記振り子の回転軸の中心と錘体の重心位置との距離Lや前記錘体の質量分布による慣性モーメント及び重力加速度gなどによって一義的に決まり、前記回転軸での摩擦によるエネルギー損失を最小限に抑えることのみで、前記固有振動数foを非常に高精度で設計及び製作することができ、高精度の振り子型地震センサを実現できる。
前記n個の振り子体の固有振動数が0.5Hzから12Hzに設定され、
1≦m<nとしたm番目の前記振り子体の固有振動数をfomとし、m+1番目の前記振り子体の固有振動数をfom+1とすると、
fom<fom+1で、且つ、該fom+1と該fomとの差が1Hz以上とすることにより、
前記振り子の固有振動数foは、前記振り子の回転軸の中心と錘体の重心位置との距離Lや前記錘体の質量分布による慣性モーメント及び重力加速度gなどによって一義的に決まり、前記回転軸での摩擦によるエネルギー損失を最小限に抑えることのみで、前記固有振動数foを非常に高精度で設計及び製作することができ、高精度の振り子型地震センサを実現できる。
更に、前記振り子体の固有振動数foは地震波の主な周波数成分である0.5Hzから12Hzの任意の周波数に設定し、前記振り子体の全長を小型化することで、前記振り子を支持する筐体を小型することが可能になり、複数個の前記筐体を設置しても振り子型地震センサ全体を、従来例に比較し非常に小型化することが出来る。特に振り子型では、前記固有振動数foは原理的に振り子体の厚さに依存しない設計が可能であり、前記振り子体の厚さを可能な限り薄くすることが出来るために、前記筐体の厚さも製作上可能なレベルまで薄型化が可能で、振り子型地震センサの薄型、小型化に大きく寄与できる。
また、前記振り子体による固有振動数foの共振の鋭さQ(quality factor)は、バネ力などを用いた振動系などに比較し非常に鋭く、前記fom<fom+1で、該fom+1と該fomとの差が1Hz以上である構成とすることが可能であり、地震波の測定に必要な前記n個の固有振動数foが異なる振り子体を用いて、前記地震波の主周波数成分である0.5Hz〜12Hzを、高感度で迅速に測定し、詳細な地震波の振動状態が得られる振り子型地震センサを実現することが可能である。
また、本発明による振り子型地震センサでは、振り子体の共振を用い地震波の検出を行うため、前記n個の振り子体の中で、前記地震波の主振動波に最も近い固有振動数foを持つ振り子体により、震度1〜2レベルの微弱な振動を高感度に検出可能であり、また、震度6〜7レベルの大振動では、前記地震波の主振動波に最も近い固有振動数foを持つ振り子体は振り切れてしまうが、前記振動波から適宜に離れた固有振動数foを持ち、前記主振動の感度が適宜に下がった振り子体を用いることにより、前記大振動の地震を高精度で測定出来る上、更に、震度3〜5レベルの中程度の振動では、前記n個の振り子体から得られる各々の検出データにより、前記地震波を高精度に測定可能であり、従って、前記地震波全体を高精度で検出でき、感度の高い振り子型地震センサを提供出来る。
更に、前記n個の振り子体が、平板状で、且つ、円形状、多角形状、楕円形状あるいはこれに近似した形状とすることにより、前記振り子体の慣性モーメントが、質量に対する前記慣性モーメントの効率が、最大(真円の場合)或いは前記最大にほぼ近い値が得られるため、同一の前記固有振動数foを設定した場合、前記振り子体の全長を最短化することが可能となり、振り子型地震センサの小型化に大きく寄与することが出来る。
更に、前記n個の振り子体が、各々個別の筐体内に設置することで、前記n個の振り子体を同一筐体に設置するための機構的な複雑化による、振り子型センサ全体の大型化を防ぐ事のみならず、n個の振り子体の組み立て及び調整が高精度で行う事が可能であり、また、前記したように本発明による振り子体では、厚みは製作可能なレベルまで薄くすることが可能であり、従って前記筐体も薄型化が出来るため、高精度で小型化された振り子型地震センサを提供する事が出来る。
更に、前記n個の検出手段が、前記n個の振り子体の各々に設けた磁束発生手段と、該磁束の変化を検出する磁気センサとすることにより、原理的に前記振り子体と前記磁気センサの距離を可能な限り近接することが可能であり、前記検出手段を含む振り子体の小型化に寄与し、従って、振り子型地震センサ全体を小型化することが可能となる。
更に、前記n個の磁束発生手段は、前記振り子体の全部あるいは一部が永久磁石であり、前記磁気センサは少なくとも一つ以上のホール素子とすることにより、前記振り子体内に電磁石などの機構が不要となり、また前記ホール素子は薄膜によるデバイス化が可能で、小型化が非常に容易であり、前記検出手段を含む振り子体の小型化に寄与し、従って、振り子型地震センサ全体を小型化することが可能となる。
図1は本発明に係る振り子型地震センサの一例の概略斜視図を示している。図1に於いて、図の煩雑化を防ぐため、前面の筐体及び振り子体のみ内部構造を示している。又、図1のA部拡大図は、前記振り子型地震センサの中心部の拡大概略図である。
また、図2は図1における概略断面図を示し、図3の(a)は図1及び2における一つの筐体と振り子体の概略正面断面図で、図3の(b)は概略側面図である。
また、図2は図1における概略断面図を示し、図3の(a)は図1及び2における一つの筐体と振り子体の概略正面断面図で、図3の(b)は概略側面図である。
図1及び図2において、本発明に係る実施例の振り子型地震センサ1は、6(n=6)個のそれぞれの筐体2内に、6個のそれぞれ固有振動数foの異なる振り子体3が設置され、前記振り子体3は、半径r51を有する厚さの均一な円板形状を有し、更に、前記6個の筐体2はそれぞれ隣接して設置され、筐体2全体が基板52上に固定されている。
更に、前記6個の振り子体3には、地震波で振動したそれぞれの振り子体3の回転位置あるいは角度θ4の検出手段5(例ば、永久磁石5a、ホール素子5b)が設置されている。更に、前記ホール素子5bへの電源供給は電源電極53から、地震波による地震信号は出力電極54から出力されている。
ここで、前記振り子体3の筐体2への支持方法を、図1のA部拡大図を用いて説明する。前記振り子体3は前記振り子体3の回転中心55に設置された回転軸56により狭持され、前記回転中心55は前記振り子体3の重心位置57からの距離L58の位置に設置されており、前記距離L58が前記振り子体3の半径r51より短く設定されている。更に、重心位置57は前記したように振り子体3が厚さの均一な円板形状であるので、前記円板形状の中心位置と一致する位置であり、即ち、前記振り子体3の直径の中心である。従って、前記振り子体3の全長は、振り子動作を考慮すると、前記振り子体3の半径r4×2倍(円板形状の直径)に前記振り子体3の回転中心55と重心位置57との距離L58を加えた長さに等しいと言える。
前記振り子体3の固有振動数foを、図1の手前から、又は図2の左側より、低周波数側から、fo1=1.01Hz、fo2=3.03Hz、fo3=5.02Hz、fo4=7.00Hz、fo5=9.01Hz及びfo6=10.99Hzに設定した場合、前記した振り子体3の全長を、全ての固有振動数foの振り子体3において、前記振り子体3の全長を最大でも15mm以下に出来るので、前記振り子型地震センサ1全体を、非常に小型化が出来る。従って、前記6個の筐体2を含み振り子型地震センサ1の全体は、20mm×20mm×25mmの体積に入るほど、極めて小型化することができる。特に前記fo1=1.01Hzの超低周波の固有振動数foを有する振り子体3であっても、全長は僅か約14mm程度で、前記振り子体3を含む筐体2の幅や高さも16mm×16mm以内と、従来に無いほど極めて小型化されている。
更に、図3(a)及び(b)を用いて、振り子型地震センサ1に用いた、振り子体3の固有振動foと前記振り子体3の全長及び前記磁気センサ5bから出力との関係について詳しく説明する。
図3(a)及び(b)に示す振り子体3は前記固有振動数fo2=3.03Hzの実施の例である。前記したように、本発明に係る振り子型地震センサ1の振り子体3では、前記半径r51が前記回転中心55と重心位置57との距離L58と比較して大きく、前記円板形状である振り子体3内に回転中心があることである。従って、一般の振り子のように、紐状や棒状の先端に錘体を有する構造とは大きく異なっており、図3(a)及び(b)で示すように、振り子体3の一部品に回転軸55のみが付加された、非常に単純な構造となる。
従って、前記した振り子体3では、振り子体3が前記錘体そのものであり、円板形状であるので前記錘体としての慣性モーメントが最大になり、振り子体3の全長を大きくすることなく、固有振動数foを低減化する事に極めて有効である。
一般に、図3(a)及び(b)に示す厚さの均一な円板形状の振り子体3の固有振動数foは、下記に示す式で与えられる。
f0=1/{(2π×√{(L2+r2/2)/(g×L)} … (1)
ここで、πは円周率、Lは前記回転中心55と重心位置57との距離L58であり、rは前記振り子体3の半径r51で、gは重力加速度(≒9.8m/sec2)である。(1)式から、前記した振り子体3の全長を大きくすることなく、固有振動数foを効果的に低減化するには、前記振り子体3の半径r51を前記回転中心55と重心位置57との距離L58の長よりも大きく取ることで、達成出来ることが解る。
f0=1/{(2π×√{(L2+r2/2)/(g×L)} … (1)
ここで、πは円周率、Lは前記回転中心55と重心位置57との距離L58であり、rは前記振り子体3の半径r51で、gは重力加速度(≒9.8m/sec2)である。(1)式から、前記した振り子体3の全長を大きくすることなく、固有振動数foを効果的に低減化するには、前記振り子体3の半径r51を前記回転中心55と重心位置57との距離L58の長よりも大きく取ることで、達成出来ることが解る。
ここで、前記(1)式を用いて、地震波の主な周波数成分である0.5Hzから12Hzまでの範囲で、前記振り子体3の半径r51と前記回転中心55と重心位置57との距離L58を最適化した組み合わせの中で、前記振り子体3の全長、即ち、円板状である振り子体3の全長(=2×r+L)が最短に近い計算結果の例を、図4の表に示す。前記図4の表の左側の1列目は振り子体3の目標固有振動数fo’、2列目は振り子体3の前記半径r51、3列目は振り子体3の円板直径2×r、4列目は振り子体3の回転軸中心55と重心位置57との距離L58、5列目は前記半径r51と振り子体3の回転軸中心と重心位置57との距離Lを組み合わせて、前記目標固有振動数fo’にほぼ一致する理論設計上の固有振動数fo出した結果をそれぞれ示している。ここで目標固有振動数foは、低周波側より、0.5Hz、1Hz以上はそれぞれ1Hzステップで12Hzまでの13の目標固有振動数fo’とした。
図4の表から明らかなように、前記目標固有振動数fo’が0.5Hz〜12Hzの全ての範囲で、前記振り子体3の全長(=2×r+L)を非常に小型化することが可能となり、特に1Hz〜12Hzの範囲では、前記全長が15mm以下になっており、本発明の実施例で示した振り子型地震センサ1全体を、非常に小型化することが出来る。
更に前記(1)式で注目すべき点は、前記振り子体3の質量に無関係なことで、即ち、厚さが均一な円板状の場合では、原理的に振り子体3の厚さを可能な限り薄くすることが可能であり、前記振り子型地震センサ1では、前記6個の固有振動数foが異なる振り子体3を含むすべての筐体2の厚さを3mm以下することが可能であり、前記6筐体を隣接して設置すると、前記6個の筐体の厚さを18mm程度の極めて小さいなサイズで形成できる。
更に、(1)式から明らかなように、前記6個の振り子体3の固有振動数foは、原理的に前記重力加速度gのみに依存する量であり、実際には前記回転軸56での支持部材との摩擦抵抗を軽減することのみで、従来例に比較し、極めて高精度な前記固有振動数foを設定することが可能である。又、本発明に係る前記振り子型地震センサ1では、前記振り子体3の慣性モーメントを最大限に有効利用する方式のため、前記中心軸56と支持部材との摩擦抵抗の影響を受けにくい構成であり、より前記固有振動数foの高精度化に寄与することが可能となり、n個の任意な、非常に高精度な前記固有振動foを有する振り子型地震センサ1を容易に作ることが可能となる。
また、図5に図3で示した固有振動数fo2=3.03Hzの振動周波数に対するセンサ出力Iの出力特性を示す。横軸は振動周波数f(Hz)で、縦軸は前記ホール素子5bのセンサ出力I(任意単位)を示す。
図5の前記センサ出力Iの特性は、振動周波数に対して非常に急峻なピーク特性を示し、前記した固有振動数fo3=3.03Hzを有する振り子体のセンサ出力Iの共振の鋭さQは非常に鋭く、前記ピーク特性の半値幅(ピーク時のセンサ出力Iの1/2における周波数幅)が約0,7Hzであって、1Hz以下である。更に本実施例に用いた6個の全ての前記振り子体3の出力特性も、ほぼ同等の特性を示し、前記Qも非常に鋭く、前記半値幅も全て1Hz以下であるため、前記したように、前記fom<fom+1の固有振動数foが最小で1Hz設定しても、前記センサ出力信号の分離が可能であり、地震波の測定に必要な前記n個の固有振動数foなる振り子体を用いて、前記地震波の主周波数成分である0.5Hz〜12Hzの、高感度で迅速に、詳細な地震波の振動状態が得られる振り子型地震センサ1が可能である。
更に図6に、本発明の実施例の前記n=6の振り子体3を有する、前記振り子型地震センサ1の6個のすべての磁気センサ5bのセンサ出力Iの出力特性を示す。横軸は振動周波数f(Hz)で、縦軸は前記ホール素子を用いた磁気センサ5bのセンサ出力I(任意単位)である。前記図5で述べたように、前記各センサ出力Iの特性は、それぞれ非常に急峻なピーク特性で、前記Q値も高く、非常に良好なスペクトル特性が得られている。
従って、本実施例の振り子型地震センサ1を用いれば、非常に高精度に設計された固有振動数foを有し、前記した良好なスペクトル特性を有するために、前記n個の振り子体の中で、前記地震波の主振動波に最も近い固有振動数foを持つ振り子体3により、震度1〜2レベルの微弱な振動を高感度に検出可能であり、また、震度6〜7レベルの大振動では、前記地震波の主振動波に最も近い固有振動数foを持つ振り子体3は振り切れてしまうが、前記振動波から適宜に離れた固有振動数foを持ち、更に前記主振動の感度が適宜に下がった振り子体3を用いることにより、前記大振動の地震を高精度で測定出来る上、更に、震度3〜5レベルの中程度の振動では、前記n個の振り子体3から得られる各々のセンサ出力Iを用い、前記地震波を高精度に測定可能であり、従って、前記地震波全体を高精度で検出が感度高く、非常に小型化が達成された、振り子型地震センサ1が実現される。
本実施例ではn=6としたが要求される振り子型地震センサ1の特性や性能に合わせ、最大でn=12まで拡張することが可能であり、より高精度な前記振り子型地震センサ1が可能である。更に、振り子体3の出力特性は非常に良好なため、n=2或いは3であっても、十分に実用化が可能で、高精度で非常に小型の前記振り子型地震センサ1が可能である
更に、図7には図1と同じ構造を有し、前記振り子体3の固有振動数fo=3.03Hzで、その形状のみが平板状で正八角形6の本発明に係る実施例を示す。ここで前記正八角形6の振り子体3は、回転中心55の位置に回転軸56によって、筐体2に支持され、前記正八角形6の重心位置57が、前記回転中心55から距離L=0.54mmに設置されている。また点線で図示した円形状59は、前記正八角形6である振り子体3と全く同じ慣性モーメントを有する等価の円板状の振り子体3であり、その半径re60=4mmに設定している。また、前記検出手段5は、2個の永久磁石5aを磁気発生手段7として、ホール素子5bを前記磁束の変化を検出する磁気センサ8を設置した。
図7で図示したように、前記正八角形の等価の円板状の振り子体3の半径re60は、前記振り子体3の慣性モーメントが、質量に対する慣性モーメントの効率が、最大(真円の場合)或いは前記最大にほぼ近い値が得られるため、同一の前記固有振動数foに設定しても、前記振り子体の全長を最短化することがほぼ可能となり、振り子型地震センサ1の小型化に大きく寄与することが出来る。従って、円形状のみならず、円形状に近い多角形または楕円体またはそれに近似した形状であるならば、上記と同等の効果が得られること明らかである。
更に、図1及び図2で示した、本発明に係る振り子型地震センサ1は、6個の振り子体3が、6個の筐体2に別個に設置されている。前記6個の振り子体3を、同一の筐体2に設置することは、原理的に全く問題ないが、機構的には非常に複雑になるため、大型化し、小型化には不向きである。本発明の係る実施例の振り子型地震センサ1のように、n個の個別の筐体2を個別に組み上げることで、n個の筐体2と振り子体3の組み立て及び調整が高精度で行うことができ、更に、本発明による振り子体3では、厚み方向を製作可能なレベルまで、薄くすることが可能であり、従って、前記筐体2も前記したように3mm程度になり、前記6個の筐体2の全厚さは18mmと、非常に薄型化が出来るため、高精度で小型化された前記振り子型地震センサ1を提供出来る。
また、図7で示したように、本発明に係る振り子型地震センサ1では、前記回転位置あるいは角度θ4の検出手段5として、前記振り子体3内に、永久磁石5aを磁気発生手段7として、筐体2内に、ホール素子5bを前記磁束の変化を検出する磁気センサ8として、それぞれに設置した。本構成にすることで、原理的に前記振り子体3と筐体2内に設置された前記磁気センサ8との距離を可能な限り近接することが可能となり、前記検出手段5を含む振り子体3の小型化に寄与し、結果として前記振り子型地震センサ1の小型化が化可能である。
また、前記図7の実施例では、2個の永久磁石5aを磁気発生手段7として用い、前記振り子体3が多角形や楕円形状あるいはそれらに近似した形状である場合や、または前記回転位置あるいは角度θ4の左右の動きを、センサ出力Iの特性に反映させたい場合や、または前記磁気センサ8の磁気感度の向上などのために、前記振り子体3内に複数個の磁気発生手段7を設けることは非常に有効である。
更に、本実施例で用いた、前記永久磁石5aはネオジウム磁石で、直径1.2mmで厚さ0.8mmであり、前記ホール素子5bは厚さ1mmで3mm×3mmと非常に小型である。前記永久磁石は5aは電磁石などの複雑な機構が不要であり、磁性材料を適宜選択することで、小型で高効率な磁気発生手段7が可能であり、また前記ホール素子5bは
インジウム・アンチモンやインジウム・ヒ素などの薄膜による超小型デバイス化が可能であり、前記検出手段5を含む振り子体3と筐体2の小型化に大きく寄与し、従って、前記振り子型地震センサ1全体の小型化がより促進される。
インジウム・アンチモンやインジウム・ヒ素などの薄膜による超小型デバイス化が可能であり、前記検出手段5を含む振り子体3と筐体2の小型化に大きく寄与し、従って、前記振り子型地震センサ1全体の小型化がより促進される。
上記説明した本発明の実施例で、前記振り子体3の回転位置あるいは角度θ4の検出する手段としては、磁気発生手段7と磁気センサ8としたが、光学素子と光学センサを用いた手法や静電容量で検出する手段または磁気エンコーダを用い手法なども適用出来ることは明らかである。
以上、説明したように本発明によれば、地震波の主な周波数成分である0.5Hzから12Hz範囲の振動スペクトル成分を、非常に高感度で高精度に測定が可能であり、従来にないほどの超小型が実現できる、極めて実用性の高い振り子型地震センサを供給することができ、その工業的価値は非常に高い。
本発明の振り子型地震センサの原理は、基本的に振り子であり、地震センサのみならず、高感度でスペクト分析まで可能な、超高精度な振動センサや加速度センサなどへの幅広い応用が可能であることは明らかである。
1 振り子型地震センサ
2 筐体
3 振り子体
4 回転位置あるいは角度θ
5 検出手段
5a 永久磁石
5b ホール素子
6 正八角形形状の振り子体
7 磁束発生手段
8 磁気センサ
51 振り子体の半径 r
52 基板
53 電源電極
54 出力電極
55 回転中心
56 回転軸
57 重心位置
58 振り子体の回転中心と重心位置都の距離L
59 正八角形形状の振り子体と同じ慣性モーメントを持つ円板状振り子体の円形状
60 正八角形形状の振り子体と同じ慣性モーメントを持つ円板状振り子体の円形状の
半径re
2 筐体
3 振り子体
4 回転位置あるいは角度θ
5 検出手段
5a 永久磁石
5b ホール素子
6 正八角形形状の振り子体
7 磁束発生手段
8 磁気センサ
51 振り子体の半径 r
52 基板
53 電源電極
54 出力電極
55 回転中心
56 回転軸
57 重心位置
58 振り子体の回転中心と重心位置都の距離L
59 正八角形形状の振り子体と同じ慣性モーメントを持つ円板状振り子体の円形状
60 正八角形形状の振り子体と同じ慣性モーメントを持つ円板状振り子体の円形状の
半径re
Claims (5)
- 少なくとも、筐体内に固有振動数の異なるn個の振り子体が設置され、地震波により発生する前記n個の振り子体のそれぞれの回転位置あるいは角度を、前記n個の振り子体と前記n個の振り子体に対応した前記筐体内の位置に設置されたn個の検出手段を備え、前記地震波により発生する前記n個の振り子体のそれぞれの回転位置あるいは角度を、前記n個の振り子体と前記n個の振り子体に対応した前記筐体内の位置に設置されたn個の検出手段によって検出する振り子型地震センサであって、
前記n個の振り子体の固有振動数が0.5Hzから12Hzに設定され、
1≦m<nとしたm番目の前記振り子体の固有振動数をfomとし、m+1番目の前記振り子体の固有振動数をfom+1とすると、
fom<fom+1で、且つ、該fom+1と該fomとの差が1Hz以上であることを特徴とする振り子型地震センサ。 - 前記n個の振り子体が、平板状で、且つ、円形状、多角形状、楕円形状あるいはこれに近似した形状であることを特徴とする請求項1記載の振り子型地震センサ。
- 前記n個の振り子体が、各々個別の筐体内に設置されていることを特徴とする請求項1または2記載の振り子型地震センサ。
- 前記n個の検出手段が、前記n個の振り子体の各々に設けた磁束発生手段と、前記磁束の変化を検出する磁気センサであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の振り子型地震センサ。
- 前記n個の磁束発生手段が、前記振り子体の全部あるいは一部が永久磁石であり、前記磁気センサは少なくとも一つ以上のホール素子であることを特徴とする請求項4記載の振り子型地震センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006021738A JP2007205738A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | 振り子型地震センサ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006021738A JP2007205738A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | 振り子型地震センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007205738A true JP2007205738A (ja) | 2007-08-16 |
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ID=38485351
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2007205738A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011027585A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Yupiteru Corp | 振動検出器 |
CN110706457A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-01-17 | 侯琛 | 一种地震检测设备 |
JP2020153855A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | アルプスアルパイン株式会社 | 傾斜検知センサ |
-
2006
- 2006-01-31 JP JP2006021738A patent/JP2007205738A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011027585A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Yupiteru Corp | 振動検出器 |
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JP7158323B2 (ja) | 2019-03-20 | 2022-10-21 | アルプスアルパイン株式会社 | 傾斜検知センサ |
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