JP2848167B2 - チューブ開閉クランプ - Google Patents

チューブ開閉クランプ

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JP2848167B2
JP2848167B2 JP4321139A JP32113992A JP2848167B2 JP 2848167 B2 JP2848167 B2 JP 2848167B2 JP 4321139 A JP4321139 A JP 4321139A JP 32113992 A JP32113992 A JP 32113992A JP 2848167 B2 JP2848167 B2 JP 2848167B2
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closing
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康和 田中
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JEI EMU ESU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チューブ特に医療用の
チューブの開閉を行うためのクランプに関する。さらに
詳しくは、前記チューブを狭窄して永続的に閉止できる
チューブクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】医療器具には、チューブの開閉を行うた
めに、種々の構造のクランプが使用される。その中の1
つに、チューブに装着しておき、必要に応じてチューブ
を片手で容易に閉止し、その状態を維持できるようにし
たクランプがある。その構造を図面に基づいて説明す
る。図1は、従来のクランプの一例を示す正面図であ
る。クランプには、内側の対向する位置に2つの突起が
設けられており、2つの突起部の間の湾曲部を支点とし
て開閉し、これでチューブを両側から狭窄して閉止す
る。クランプの端部は、一方が他方に掛止できる構造に
なっており、チューブを閉止した状態で掛止されて閉止
状態が維持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなクランプ
は、合成樹脂を成形して製造され、1つずつチューブに
装着される。ところが、図1に示すような従来のクラン
プは、チューブに装着する前にまとめて扱う場合にクラ
ンプが開口部を有するので、互いに絡み合って取り扱い
に支障を生じるという問題がある。すなわち、クランプ
の端部が他のクランプの内部に侵入して絡み合った状態
となり、そのままでは1つずつ単独で扱えなくなる。こ
のような状態になると、クランプの絡みを解除して1つ
ずつに分離しなければチューブに装着できないので、作
業能率が落ちるばかりか、機械による自動装着の場合に
は、1つずつ機械に供給できなくなるので、そのままで
はクランプの自動装着が困難になる。本発明の目的は、
まとめて取り扱ってもクランプ同士が絡み合うことのな
い、改良されたチューブ開閉クランプを提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、図1
に示すような従来のチューブ開閉部において、該クラン
プの前端部付近にからみ合い防止部材を設けることによ
り、上記の目的を達成した。すなわち本発明は、チュー
ブを圧迫して閉止することのできるチューブ押え部材を
少なくとも一方の内側に有する1対の突出部、該突出部
を連結する湾曲部、先端部付近を相互に掛止可能な掛止
構造、および2個のチューブ挿通用の開口部を有するチ
ューブ開閉クランプにおいて、前記突出部を両側より圧
迫してチューブの閉止を行う場合に破壊することのでき
るからみ合い防止部材をクランプ前端部付近に架橋連結
して設けたことを特徴とするチューブ開閉クランプであ
る。
【0005】以下、図2および図3に基づいて本発明の
チューブ開閉クランプの構成および動作について説明す
る。図2に示すチューブ開閉クランプは、前記各構成部
材が合成樹脂で一体的に成形されたものであり、本発明
のチューブ開閉クランプとしては前記のようなものが好
ましいが、本発明のチューブ開閉クランプは必ずしも合
成樹脂で一体的に成形されたものに限られるものではな
い。該チューブ開閉クランプを構成する各部材をそれぞ
れ別途作成し、これを接合したものであってもよい。チ
ューブ押え部材6は、チューブ閉止機能を有する形状の
ものであればよく、例えばチューブ側を凸にした三角形
状あるいは弧状のものが挙げられる。チューブ押え部材
6の先端部には、丸みを有する小突起部3が設けられて
いるが、小突起部3は必ずしも設けなくてもよい。ま
た、前記チューブ押え部材6および小突起部3は、突出
部2と一体的に成形され設けられたものが好ましい。ま
た、小突起部3もチューブの確実な閉止を容易に行うこ
とができる形状のものであれば特に制限されるものでは
ないが、例えば本図に示すような丸みを有する形状のも
のが好ましい。さらに、小突起部3をチューブ押え部材
6の上下に設け、該チューブ押え部材6によりチューブ
を閉止した場合に、小突起部3同士が前後にかみ合って
閉止するように小突起部3を配置するのが好ましい。湾
曲部4は、ここを支点としてチューブの開閉を行うこと
のできる弾性を有する材質および形状のものであればよ
い。掛止部1は、前端部分に立ち上がり部11を有する
突出部2の先端部分付近に設けるのが好ましい。また、
チューブ挿通用の開口部8、9は、湾曲部4、5付近に
設けるのがよい。また、その開口部8、9は、チューブ
挿通の容易さ等の観点からできるだけ大きい開口部のも
のがよく、例えば湾曲部全体に長円状の開口部を設ける
のが好ましい。
【0006】本発明の特徴点の1つであるからみ合い防
止部材10は、クランプ前端部付近例えば掛止部材1ま
たは突出部2あるいはチューブ押え部材6の前端部分等
の任意の個所に架橋連結して設けることができる。しか
しながら、からみ合い防止部材10は、図2に示すよう
にチューブ側に凸となるように弧状の形で架橋連結され
るのが好ましい。このような形で架橋結合することによ
り、該防止部材10が破壊した際に、残存からみ合い防
止部材10の先端がチューブに衝突したりすることがな
く、図3に示すようにチューブに滑らかに接触させるこ
とができる。からみ合い防止部材10の形状は、突出部
2を両側より圧迫してチューブ7の閉止を行う場合に破
壊されるものであればよく、例えば帯状等の形状であっ
てもよいが、破断の容易さ、あるいは破断後に残存した
からみ合い防止部材10のチューブ7等に対する影響を
考慮すると線状体が好ましい。からみ合い防止部材10
は、所望する個所で前記の破壊が容易に生じるように、
該個所を破壊に適した構造、例えば該個所を他の個所に
比べて細くしてもよい。図3に示すからみ合い防止部材
10は、一端のみを破断したものであるが、からみ合い
防止部材を両端で破断するに適した手段、例えば前記し
たようにからみ合い防止部材10の両端結合部を破断に
適する構造とすることにより、からみ合い防止部材10
がチューブの閉止に際して両端で破断し、チューブ閉止
状態ではからみ合い防止部材10が残存しないようにす
ることも可能である。
【0007】
【実施例】本発明のクランプは、図2に示すようにチュ
ーブ挿通部8、9にチューブ7を通して使用に供する。
チューブを閉止する際には、クランプの両側から指で押
さえると、まずその力でからみ合い防止部材10が破断
され、さらに押さえてクランプの端部同士を掛止させ
る。この動作は従来のクランプと同様であるので、操作
自体は従来とまったく同様に行うことができる。図3
に、本発明のクランプによってチューブを閉止した状態
を示す。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、クランプ同士の絡み合
いが起きないのでクランプの取り扱いが容易であり、自
動機械によりクランプをチューブに装着する際に、支障
を生じることがない。また、クランプの作動は従来のも
のと全く同じように行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のチューブ開閉クランプの1例の正面図で
ある。
【図2】本発明のチューブ開閉クランプの1例の正面図
である。
【図3】図2のチューブ開閉クランプを使用してチュー
ブを閉止した状態の正面図である。
【符号の説明】
1 掛止部 2 突出部 3 小突起部 4 湾曲部 5 湾曲部 6 チューブ抑え部材 7 チューブ 8 チューブ挿通用開口部 9 チューブ挿通用開口部 10 からみ合い防止部材 11 立ち上がり部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブを圧迫して閉止することのでき
    るチューブ押え部材を少なくとも一方の内側に有する1
    対の突出部、該突出部を連結する湾曲部、先端部付近を
    相互に掛止可能な掛止構造、および2個のチューブ挿通
    用の開口部を有するチューブ開閉クランプにおいて、前
    記突出部を両側より圧迫してチューブの閉止を行う場合
    に破壊することのできるからみ合い防止部材をクランプ
    前端部付近に架橋連結して設けたことを特徴とするチュ
    ーブ開閉クランプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチューブ開閉クランプに
    おいて、チューブ押え部材が先端部に丸みを有する小突
    起部を有するもの、1対の突出部の少なくともその一方
    が前端部に向かって立ち上がった形状を有するもの、前
    記立ち上がった突出部と他方の突出部とを連結する湾曲
    部付近に1個のチューブ挿通用の開口部が設けられたも
    の、および前記からみ合い防止部材がクランプ前端部付
    近を架橋連結する線状体で構成されたものであることを
    特徴とするチューブ開閉クランプ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のチューブ開閉ク
    ランプにおいて、からみ合い防止部材が、チューブ側に
    凸となるように弧状の形で線状体が架橋連結しているも
    のであることを特徴とするチューブ開閉クランプ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載のチューブ開
    閉クランプにおいて、前記からみ合い防止部材が特定個
    所で容易に破断することが可能な構造なものであること
    を特徴とするチューブ開閉クランプ。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載のチュー
    ブ開閉クランプをチューブに装着してなる医療器具。
JP4321139A 1992-11-05 1992-11-05 チューブ開閉クランプ Expired - Lifetime JP2848167B2 (ja)

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JPH06142202A JPH06142202A (ja) 1994-05-24
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101352589B (zh) * 2007-06-21 2012-04-18 日本哈娜好医材株式会社 一次操作夹紧装置
JP2012075520A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nihon Covidien Kk クランプの誤操作防止具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101352589B (zh) * 2007-06-21 2012-04-18 日本哈娜好医材株式会社 一次操作夹紧装置
JP2012075520A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nihon Covidien Kk クランプの誤操作防止具

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JPH06142202A (ja) 1994-05-24

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