JP2848008B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2848008B2
JP2848008B2 JP3082219A JP8221991A JP2848008B2 JP 2848008 B2 JP2848008 B2 JP 2848008B2 JP 3082219 A JP3082219 A JP 3082219A JP 8221991 A JP8221991 A JP 8221991A JP 2848008 B2 JP2848008 B2 JP 2848008B2
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秀和 武田
尚 市川
真朗 乾
信輔 高塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカルスキャン方式
の磁気記録再生装置に係り、特に、装置の小形化、薄型
化に好適なテープ走行系ガイドアームの軸受構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置(以下、VTRという)に対しては、カメラ一体形V
TR(特に8ミリビデオ)は、携帯用としての必要性な
どから、より小形化、薄型化が望まれている。VTRに
おいては、テープ駆動メカニズムが大きなスペースを占
めており、このスペースを縮小することが、VTRを小
形化する1つの方策となる。テープ駆動メカニズムを小
形化する方法としては、たとえば、特開昭60−163
264号公報に記載の様に、シリンダ、カセットをオー
バラップさせ、メカニズム平面積を縮小しようとする方
法があるが、シリンダ配置の制約により、テープ走行路
は複雑にならざるを得ない。そこで、近接する2本のテ
ープガイドポストを、カセットイジェクト状態の第1の
位置から、記録再生状態の第2の位置へ移動させる手段
として、各テープガイドポストを植立したアームをシャ
ーシ上に回動自在に軸支し、テープローディング、アン
ローディング動作に連動して回動させる機構を採用して
いる。特に、アーム上に植立されたガイドの1本がテン
ションピンの様な、記録再生状態で、単独で位置調整が
必要な場合は、上記2本のテープガイドポストを1本の
テープガイドポスト上に植立することは困難であり、そ
れぞれ別のアーム上にガイドを植立し移動させる必要が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術においては、各テープガイドアームに対し独立した回
動軸を有するため、部品点数が増加する。さらに、シャ
ーシ平面スペースを損なう上に、回動中のアーム同士の
干渉を避けるため、上下間のクリアランスを十分に確保
するか、各軸の倒れ方向を同一方向に規制する必要があ
り、テープ駆動メカニズムの、小形化、薄型化の弊害に
なっていた。また、アームの組み付けに関しても制約が
あり、必要以上に工程が、増加する可能性があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、第1及び第2のガイドアームの回動を
同軸で行なう構造とし、さらに、各ガイドアームを独立
して軸支可能な軸受部を有する回動軸を設けた。つま
り、上記回動軸は筒状の軸受部を有し、筒の外周部で第
1のガイドアームを軸支し、内周部で第2のガイドアー
ムを軸支する形状とし、各ガイドアームの抜け止めを行
なうワッシャ、Eリングの固定軸を、筒状の軸受部の中
央に設けた。
【0005】
【作用】上記の軸受構造を採用すると、各ガイドアーム
を独立して軸支できるので、軸と穴のクリアランスによ
り発生する、アームのガタや倒れを最小に保ったままで
部品点数を削減し、省スペース化を図ることが可能であ
る。
【0006】また、前記筒状の軸受部は、同一工程での
切削加工が可能であり、回動軸の基準面に対する、筒状
軸受部の内周面、外周面の倒れ方向は、同方向となる。
つまり、アームの倒れ方向も同一方向となるので、アー
ムの上下間クリアランスを小さく設定可能である。ま
た、シャーシへのアームの組み付けは、上方向より、各
アーム単独で行なうことが可能であり、自動組立にも対
応している。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1は、本発明による磁気記録再生装置の一実施例
を示す平面図であって、1は磁気テープ、2はテープカ
セット、2aは開口スペース、2bは蓋、3はテープ供
給リール、4はテンションピン、5は第1ガイドロー
ラ、6は第1傾斜ピン、7は第2ガイドローラ、8は第
3ガイドローラ、9は第2傾斜ピン、10はシリンダド
ラム、11は第3傾斜ピン、12は第4ガイドローラ、
13は第4傾斜ピン、14はキャプスタン、15は固定
ガイド、16はピンチローラ、17は磁気ヘッド、18
は巻取リール、19はメインシャーシ、20は可動シャ
ーシである。尚、本実施例はメカニズムの奥行き寸法
(L)の縮小を図るため、シリンダドラム10とテープ
カセット2が平面的にオーバラップする方式を採用して
おり、テープローディング完了状態でのメカニズムの小
形化をはかっている。同図において、メインシャーシ1
9上には、シリンダドラム10が図示しないシリンダ保
持部材を介して固定され、また、矢印A,A´方向に所
定量移動可能な可動シャーシ20が設けられている。テ
ープカセット2が装着されていない時には、可動シャー
シ20は矢印A´方向の回転シリンダ10から最も離れ
た限界位置に位置づけられている。
【0008】ここで、テープカセット2が図示しないカ
セット挿入口から挿入されると、蓋2bが開いた状態で
可動シャーシ20上に載置され、可動シャーシ20が矢
印A方向に移動して、蓋2bの開放によって露出した開
口スペース2a内にシリンダドラム10の一部が収納さ
れ、テープカセット2がシリンダドラム10に最も近づ
く限界位置に装着される。本実施例では、シリンダドラ
ム10とテープカセット2が最大限のオーバラップが可
能な様に、シリンダドラム10に搭載された磁気ヘッド
17の回転中心軸は供給リール3と巻取リール18の中
心を通る直線に直交する方向(矢印B方向)に所定角度
傾斜している。さて、かかる動作に連動して、カセット
開口スペース2a内の供給リール3側に位置づけられて
いるテンションピン4、ガイドローラ5、8及び傾斜ピ
ン9と、この開口スペース2a内の巻取リール18側に
位置づけられた傾斜ピン11、13、ガイドローラ1
2、固定ガイド15及びピンチローラ16とが、カセッ
ト開口スペース2a内より移動し、これによって磁気テ
ープ1がテープカセット2から引き出され、シリンダド
ラム10に巻き付けられる、いわゆるテープローディン
グ動作が行なわれる。
【0009】図1は、かかるテープローディングが完了
して磁気テープ1がシリンダドラム10に所定角度にわ
たって螺旋状に巻回された状態を示している。テープロ
ーディング完了状態では、図示する如きテープ走行路が
形成され、記録再生時にはキャプスタン14とピンチロ
ーラ16とで磁気テープ1が挾持され、キャプスタン1
4が回転することにより磁気テープ1が走行駆動され
る。この時シリンダドラム10に搭載された複数個の磁
気ヘッド17が磁気テープ1上を走査し、信号が記録再
生される。また、テンションピン4によって磁気テープ
1のテンションが検出され、この検出結果に応じて供給
リール台へのブレーキ(図示せず)が制御されて、磁気
テープ1のテンションが一定に保たれる。
【0010】図2は、本発明のガイドアームを示す拡大
平面図であり、テープカセット2が装着された状態を示
している。21は第1ガイドローラ5を植立したガイド
アーム、22はテンションピン4を植立したテンション
アームを示し、各アームは可動シャーシ20上に植立さ
れた回動軸23に同軸状態で回動自在に軸支されてい
る。ここで、ガイドアーム21は、テンションアーム2
2に対しテープカセット2側に配置されており、ガイド
アーム21とテンションアーム22は、所定のクリアラ
ンスを保って平行に配置される。同図は、テープカセッ
ト2を装着した状態であり、第1ガイドローラ5及びテ
ンションピン4は、テープカセット2の開口スペース2
a内に位置する樣、ガイドアーム21、テンションアー
ム22は図示する如き第1の位置に位置決めされてい
る。また、20aはガイドアーム21のテープローディ
ング完了状態での高さ決め部である。
【0011】図3は、記録再生状態でのガイドアームを
示す拡大平面図であり、テープガイド21、テンション
アーム22は、図2に示す位置から所定角度回動し、テ
ンションピン4、第1ガイドローラ5が所定のテープ走
行路を形成する第2の位置へ移動し、図示の如く、磁気
テープ1を供給リール3より引き出す。
【0012】テープローディング完了状態では、ガイド
アーム21の一部が可動シャーシ20の高さ決め部20
aに係合しアームの高さ決めがなされ、さらに他の位置
決め部材(図示せず)により、平面的な位置決めがなさ
れる。また、テンションアーム22は、磁気テープ1の
テンション変化に伴い、回動軸23まわりに回動可能と
なっており、前述した如きテープテンション制御が行な
われる。
【0013】図4は、記録再生状態における、ガイドア
ームの側断面図である。第1ガイドローラ5は、軸5a
に圧入されたウエフランジ5b,シタフランジ5c,フ
ランジ間に回転自在に設けられたローラ5dにより形成
され、ガイドアーム21にかしめられたローラボス24
に圧入固定されている。また、テンションピン4は、テ
ンションアーム22にかしめられたボス25に圧入固定
されている。ここで、ガイドアーム21は、前述したよ
うに、可動シャーシ20に設けられた高さ決め部と、メ
インシャーシ19上に設けられたアームガイド26と
に、ガイドアーム21の上面と、軸5aの下端を挾み込
まれる様に構成されており、アーム先端の高さが固定さ
れる。
【0014】図5は、図4に示すアーム軸受部(B部)
の拡大図である。回動軸23は可動シャーシ20にかし
められており、筒状の軸受部23aを有している。27
は、テンションアーム22にかしめられた回動ボスであ
り、ボス内周を軸受部23aの外周に、回動自在に軸支
されている。28は、ガイドアーム21にかしめられた
回動ボスであり、ボス外周を軸受部23aの内周に回動
自在に軸支されている。この時、回動ボスと軸受部との
クリアランスは、通常の軸受に対してと同様、加工精度
限界まで詰めることができ高精度に軸支可能である。2
9は、回動軸23の中央に設けられた固定軸であり、ガ
イドアーム21及びテンションアーム22の抜け止め用
ワッシャ30を固定している。本実施例では、固定軸2
9を回動軸23にかしめて固定しているが、もちろん一
体で形成することは可能である。
【0015】ここで、回動ボス28の内周と、固定軸2
9との間には、0.2〜0.3mm程度のクリアランス
を設けてあり、アームの回動に、軸の垂直度が影響しな
い様にしている。また、固定軸29は、テープカセット
2の高さ決めを兼ねることも可能であり、ガイドアーム
21とテープカセット2とのクリアランスを確実に確保
可能である。
【0016】図6は、ガイドアーム21、テンションア
ーム22の回動軸23への組み付け順序を示したもので
あり、テンションアーム22、ガイドアーム21、ワッ
シャ30を、それぞれ単独に、回動軸23へ組み込める
ため、自動組立等に適している。この様に、実施例のガ
イドアーム軸受構造によれば、2本のアーム21,22
を、1本の回動軸で軸支できるため、部品点数及び平面
的な軸受配置スペースを削減することができ、メカニズ
ムの小形化を図ることが可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガイドア
ーム軸受構造によれば、シャーシ上の軸受配置スペース
を縮小することが可能な上に、軸ガタを最小にし高精度
の軸支が可能となる。また、部品点数の削減により軽量
化、低コスト化にも効果がある。これらの効果により、
テープ駆動メカニズム、強いては装置全体の小形、薄型
化が図れ、携帯性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
す平面図である。
【図2】テープカセット装着状態のガイドアーム配置を
示す拡大平面図である。
【図3】記録再生状態のガイドアーム配置を示す拡大平
面図である。
【図4】記録再生状態のガイドアームの側断面図であ
る。
【図5】図4のガイドアーム軸受部(B部)の拡大側断
面図である。
【図6】ガイドアームの組み付け図である。
【符号の説明】
1…磁気テープ、 2…テープカセット、 3…供給リール、 4…テンションピン、 5…第1ガイドローラ、 20…可動シャーシ、 21…ガイドアーム、 22…テンションアーム、 23…回動軸、 27,28…回動ボス、 29…固定軸、 30…ワッシャ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高塚 信輔 茨城県勝田市大字稲田1410番地株式会社 日立製作所東海工場内 (72)発明者 井餘田 浩司 茨城県勝田市大字稲田1410番地株式会社 日立製作所東海工場内 (56)参考文献 実開 昭62−45741(JP,U) 実開 平1−138235(JP,U) 実開 昭58−90562(JP,U) 特公 昭44−20674(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/61

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセットより引き出された磁気テー
    プが、シリンダドラムに所定角度にわたって螺旋状に巻
    回されて走行し、該シリンダドラムに搭載され、かつ該
    シリンダドラムの中心軸を中心に回転する磁気ヘッド
    が、該磁気テープを走査することにより、該磁気テープ
    に情報信号の記録再生を行なう様にした磁気記録再生装
    置において、該シリンダドラムへ該磁気テープを導く、
    第1のテープガイドポストを植立した第1のアームと、
    回動支軸が該第1のアームの回動支軸と同軸で構成され
    る、第2のテープガイドポストを植立した第2のアーム
    と、シャーシ上に植立され、筒状に形成された軸受部の
    外周部で該第1のアームを、内周部で該第2のアームを
    軸支する回動軸と、を有することを特徴とした磁気記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、該回動軸に、該第1及
    び第2のアームの抜け止め部材の固定軸を設けた、こと
    を特徴とした磁気記録再生装置。
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