JP2847842B2 - 音声合成装置 - Google Patents

音声合成装置

Info

Publication number
JP2847842B2
JP2847842B2 JP2006269A JP626990A JP2847842B2 JP 2847842 B2 JP2847842 B2 JP 2847842B2 JP 2006269 A JP2006269 A JP 2006269A JP 626990 A JP626990 A JP 626990A JP 2847842 B2 JP2847842 B2 JP 2847842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
host
signal
reception
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2006269A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03211598A (ja
Inventor
幹雄 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2006269A priority Critical patent/JP2847842B2/ja
Publication of JPH03211598A publication Critical patent/JPH03211598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2847842B2 publication Critical patent/JP2847842B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人工的手段によって音声を出力する音声合
成装置に関し、特に文章や音韻記号を入力して音声を合
成するテキスト合成装置や音声規則合成装置に好適なも
のである。
〔従来の技術〕
この種の従来の音声合成装置の代表例を第2図
(A),(C)の機能構成図と第2図(B)のタイミン
グチャートを参照して説明する。第2図(A)におい
て、ホストコンピュータ等のホスト1は音声合成装置2
に合成すべき音声を文章あるいは音韻記号で指示し、音
声合成装置2はホスト1から入力した文章あるいはデー
タ受信記号に基いて音声を合成する。この音声合成装置
2は本図の破線枠で示すように、信号を入力するデータ
受信インターフェース3、言語処理を行う言語処理部
4、音韻処理を行う音韻処理部5、音響処理を行う音響
処理部6、信号処理を行う信号処理部7、信号を増幅す
る増幅器(アンプ)8,信号を可聴音に変換して出力する
スピーカおよび後述のステータス出力インターフェース
10を有する。
音声合成装置2では、データ受信インターフェース3
を通じてホスト1から文章あるいは音韻記号のデータを
受信する。次に、言語処理部4においてその受信した文
章から形態素構成・言語構成,統語構造,意味構造,談
話構造などの言語学的情報を導出する。次に、音韻処理
部5においてその導出された言語学的情報を用いて音節
記号列および韻律記号列を導出し、音響処理部6でその
音韻処理の結果を用いてスペクトルパターン、基本周波
数パターン等の音響パラメータを生成する。
次に、信号処理部7でその生成された音響パラメータ
を用いて音声信号を生成する。この音声信号は増幅器8
で所定レベルに増幅されてスピーカ9に送られ、スピー
カ9から可聴音の音声となって出力する。なお、第2図
(A)の構成はホスト1から文章を入力するテキスト合
成装置の構成を示しているが、ホスト1からデータ受信
記号列を入力する音声規則合成の場合は上記の言語処理
4と音韻処理部5は用いないので存在しない。
ところで、音声出力の用途として、単に音声だけを垂
れ流し式に出力できれば良い場合は、動作確認の目的を
除いてホスト1が音声合成装置2の状態(すなわち音声
を出力中か音声出力が完了したかの状態等)を知る必要
性は少ない。一方、他の処理の進行と音声の出力を同期
させたい場合は、ホスト1は音声の出力状態を知る必要
がある。たとえば、紙芝居式に音声と画像を聴取者に提
示する場合を考えてみよう。紙芝居では情景の説明が終
わるのと同期して絵を入れ替える。同様に、音声合成と
画像表示を用いて紙芝居を提示するには、合成音の出力
の完了と同期して画像を更新する必要がある。よって、
ホスト1は音声合成装置2の状態を検知できる必要があ
る。以上のような観点から第2図(A)の音声合成装置
2には音声合成中か否かをホスト1に知らせる機能をも
つステータス出力インターフェイス10が設けてある。
第2図(B)に第2図(A)の装置の動作のタイミン
グを示す。ホスト1から音声合成装置2へはDATA(デー
タ)信号とWR(ライト)信号が送られる。逆に、音声合
成装置2からホスト1へはBUSY(ビィジー)信号とTALK
(トーク)信号が送られる。DATA信号は合成すべき文章
あるいは音韻記号(以下、代表して文章の場合を述べ
る)のデータを提示するのに用いる。WR信号はDATA信号
が有効となるタイミングを示す。BUSY信号はデータ受信
インターフェイス3がデータを受信不可能である旨を表
示する。一回のデータの転送の動作は以下の通りであ
る。
ホスト1はBUSY信号が偽(データ受信可を意味する)
であることを確認してから、データ値をDATA信号線で提
示し、WR信号線でパルス(WRパルス)を送る。
データ受信インターフェイス3はWRパルスでデータを
受信したらBUSY信号を真(データ受信不可能)にする。
受信したデータの処理が進んで、データが受信可能状態
になればデータ受信インターフェイス3はBUSY信号を偽
(データ受信可)にする。
上記,の動作を繰り返すことで複数のデータを送
ることができる。合成処理単位の一文章が入力されたな
らば、言語処理部4、音韻処理部5、音響処理部6、信
号処理部7により処理が順次に行なわれて、スピーカ9
を経て合成音が出力される。合成音の出力中はTALKの信
号は真になる(第2図(B)参照)。合成音の出力の完
了を検出するには、ホスト1はTALK信号を監視して、真
(合成音出力中)から偽(合成音非出力中)への変化を
検出すればよい。
第2図(C)は従来の音声合成装置の別の構成例を示
す。本図において、11はデータ送受信インターフェイス
であり、データを受信するだけでなく、音声合成装置2
の状態を示す信号をホスト1から読出信号(RD)に従っ
て、双方向データバスに乗せる機能を有する。従って、
ホスト1は双方向データバスから音声合成装置2の状態
を読み取ることができる。音声合成装置2の合成音の出
力が完了したか否かは、ホスト1でこの状態信号の読取
りを行なえば検出可能である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のような従来装置では、ホスト1
側で音声の出力完了を検出するには、文章のデータ送信
に必要な信号線(第2図(A),(C)ではDATA、WR、
BUSY)以外に、音声合成装置2の状態をホスト1に伝送
する手段(第2図(A)ではTALKの信号線、第2図
(B)ではRDの信号線と双方向データバス)が必要であ
る。しかし、音声の出力完了の為だけに新たに信号線を
設けなければならないとすると、非常に不経済である。
特に片方向(ホスト1から音声合成装置2への方向)に
データを送ることを目的とする標準インターフェイス
(例えば、ホストとプリンタを接続するのに広く普及し
ているセントロニクスインターフェイス)を用いる場合
には、新たに信号線を増やすと標準のインターフェイス
でなくなってしまい、接続の互換性がなくなってしまう
という不具合があった。
本発明の目的は、上述の点に鑑み、データ送信に必要
な信号線のみを用いて音声出力の完了を必要なときに検
出することができる音声合成装置を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、データ受信イン
ターフェース(12)、コマンド判別手段(13)、音声合
成手段(4−7)、出力完了判定手段(14)を有する音
声合成装置であって、データ受信インターフェース(1
2)は、音声合成用データ、ウェイトコマンドを含むデ
ータをホスト(1)から受信すると共に、受信可能か否
かを示す通知信号をホスト(1)に送信可能であり、コ
マンド判別手段(13)は、受信したデータを判別し、ウ
ェイトコマンドであると判別した場合は、データ受信イ
ンターフェース(12)に受信不可能を示す通知信号を送
信させると共に、出力完了判定手段(14)に受信通知を
出力し、音声合成手段(4−7)は、受信した音声合成
データに基づいて合成音を出力し、出力完了判定手段
(14)は、前記受信通知を受けた後、音声合成手段(4
−7)の合成音の出力が完了したことを判定し、データ
受信インターフェース(12)に受信可能を示す通知信号
を送信させることを特徴とする。
〔作 用〕
本発明は、データ受信インターフェース(12)によ
り、音声合成用データ、ウェイトコマンドを含むデータ
をホスト(1)から受信すると共に、受信可能か否かを
示す通知信号をホスト(1)に送信可能であり、コマン
ド判別手段(13)により、受信したデータを判別し、ウ
ェイトコマンドであると判別した場合は、データ受信イ
ンターフェース(12)に受信不可能を示す通知信号を送
信させると共に、出力完了判定手段(14)に受信通知を
出力し、音声合成手段(4−7)により、受信した音声
合成データに基づいて合成音を出力し、出力完了判定手
段(14)により、前記受信通知を受けた後、音声合成手
段(4−7)の合成音の出力が完了したことを判定し、
データ受信インターフェース(12)に受信可能を示す通
知信号を送信させるので、データの発信元であるホスト
(1)から音声合成装置へのデータ送信に必要な信号線
のみを用いて、音声出力の完了を検出できる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
基本構成 第1図(A)に本発明実施例の基本構成を示し、第1
図(B)にその動作タイミングを示す。第1図(A)に
おいて、1はホストであり、2は音声合成装置である。
4は言語処理部、5は音韻処理部、6は音響処理部、7
は信号処理部、8は増幅器、9はスピーカである。音韻
記号を入力とする音声合成装置の場合は4、5は無い。
以下では、文章を入力とする音声合成装置の場合を代表
として説明する。また合成音声をスピーカ9を用いて空
中に送出するのではなく、有線や無線等を用いて他へ伝
送する場合は、信号処理部7の後には増幅器8、スピー
カ9の代わりにその伝送手段を有する。以下では増幅器
8、スピーカ9を用いて合成音を空中に送出する場合を
代表として説明する。12はデータ受信インターフェイス
であり、13はコマンド判別手段、14は出力完了判定手段
である。データ受信インターフェイス12はホスト1から
のデータが受信可能であるか否かをBUSY信号を用いてホ
スト1に通知することができる。
次に、上記の基本構成における作用を説明する。
ホスト1から受信したデータが、音声合成内容を表し
ている文章あるいは音韻記号(以下、代表して文章の場
合について述べる)のときは、言語処理部4、音韻処理
部5、音響処理部6、信号処理部7を用いて音声合成処
理が行なわれ、増幅器8、スピーカ9を経て合成音が空
中へ送出される。この音声合成処理は従来技術の場合と
何ら変ることがない。
合成音の出力完了を明らかにするためのコマンド(以
下、ウェイトコマンドと呼ぶ)がホスト1から音声合成
装置2に送られてきた場合は、コマンド判別手段13はこ
のコマンドを判別してデータ受信インターフェイス12に
指令を送り、データ受信インターフェイス12を受信不能
状態にする一方、出力完了判定手段14にはウェイトコマ
ンドを受信した旨をWAIT信号で通知する。
出力完了判定手段14はウェイトコマンドの受信通知
(WAIT)を受けた後、信号処理部7からの動作状態信号
(TALK)を得て合成音の出力完了時点を検出し、データ
受信インターフェイス12に合成音の出力完了の旨をWCLR
信号で通知する。データ受信インターフェイス12は出力
完了判定手段14からの合成音出力完了を知ることで受信
不能状態を終え、受信可能とする。以上の動作により、
合成音の出力完了とともにホスト1はデータの送信が再
び可能となる。すなわち、ホスト1はウェイトコマンド
を送出したあとは、合成音の出力完了まで、次のデータ
の送出は待たされる。
さらに、上記のデータの受け渡しと受信不能状態のタ
イミングを第1図(B)を参照して説明する。一回のデ
ータの受け渡しは以下の通りである。
ホスト1はBUSY信号が偽(データ受信可を意味する)
であることを確認してから、データ値をDATA信号線で提
示し、WR信号線でパルス(WRパルス)を送る。
データ受信インターフェイス12はWRパルスでデータを
受信したらBUSY信号を真(データ受信不可能)にする。
コマンド判別手段13は受信したデータを検査し、それ
がウェイトコマンドでなければ、BCLRの信号をデータ受
信インターフェイス12に送る。
データ受信インターフェイス12はBCLR信号によりBUSY
信号を偽(データ受信可)にし、次のデータが受信可能
である旨をホスト1に示す。
以上の動作を繰り返すことで複数のデータ(ウェイト
コマンドでない場合)を受信できる。ウェイトコマンド
を受信するときは、次のように動作する。
(前記と同様) (前記と同様) ′コマンド判定手段13が受信したデータを検査し、そ
れがウェイトコマンドであることを検出して、WAITの信
号を出力完了判定手段14に送る。
′出力完了判定手段14は、コマンド判定手段13からの
WAIT信号を受けて、信号処理部7からの動作状態信号TA
LKを検査する。そして、音声の出力が完了したならば、
その旨をWCLR信号でデータ受信インターフェイス12に通
知する。
データ受信インターフェイス12はWCLR信号を受けるこ
とによりBUSY信号を偽(データ受信可)とする。
以上の動作により、ウェイトコマンドを受信した後
は、音声の出力完了まで次のデータの受信は不可能状態
になる。
以上の説明から判るように、本発明に係る受信可能か
否かの通知手段であるBUSY信号は、従来通りの受信可能
か否かの通知機能に加えて、合成音出力完了か否かを通
知する機能も兼ね備えている。
以下に、より具体的な実施例のいくつかを詳述する。
実施例1 第3図(A)はセントロニクスインターフェイスを有
する音声合成装置に本発明を適用した実施例1の構成を
示し、第3図(B)はその出力タイミングを示す。本図
におて第1図(A),(B)と同じ符号を付した部分は
同様の機能を有する。ここで、31はデータ受信インター
フェイス、32はコマンド判定部、33は出力完了判定部で
あり、それぞれ、第1図(A)におけるデータ受信イン
ターフェイス12、コマンド判定手段13,出力完了判定手
段14に対応している。ホスト1と音声合成装置2はセン
トロニクスインターフェイスで接続されている。信号線
のうち、DATA1〜DATA8と▲▼はホ
スト1から音声合成装置2へデータを送るのに用いられ
る。データの転送はDATA1〜DATA8でデータの値を示し▲
▼でデータを読むべきタイミング
を示すことで行なわれる。▲▼は
第1図(A),(B)のWR信号と同じ働きを持つ。ただ
し、論理の与え方は逆(負論理)になっている。
BUSYと▲▼は音声合成装置2からホスト1へ、
送られる信号で、それぞれデータが受信可能か否か、デ
ータの受信が完了したかを示す。すなわち、BUSYが偽
(0)のときは、データが受信可能を示している。デー
タを受信するとBUSYは真(1)になり、次のデータはす
ぐには受信できないことを示し、データの受信処理が終
わるとBUSYを偽(0)にしてデータ受信可能状態を示す
とともに、▲▼信号線で短い0のパルスを送りデ
ータ受信が完了したことを示す。
セントロニクスインターフェイスの場合、音声合成装
置2からホスト1への信号線は他にPE(PAPER END:紙
切れを示す)、SELECT(不図示)、▲▼(不
図示)があるがこれらはデータ受信に差し支えないよう
に適宜正常を示す値を与えておく。また、ホスト1から
音声合成装置2への信号は他には▲
▼(初期化)があるが、この信号は無視するか、音声
合成装置2全体の初期化信号として用いれば良い。
次に、本発明に関係する信号線の変化のタイミングを
示す第3図(B)を参照して本実施例の作用を説明す
る。一回のデータを受け渡しは以下の通りである。
ホスト1はBUSY信号が偽(データ受信可を意味する)
であることを確認してから、データ値をDATA1〜DATA8で
提示し、▲▼信号線でパルスを送
る。
データ受信インターフェイス31はこのパルスでデータ
を受信したらBUSY信号を真(データ受信不可能)にす
る。
コマンド判別部32は受信したデータを検査し、それが
ウェイトコマンドでなければ、BCLRの信号をデータ受信
インターフェイス31に送る。
データ受信インターフェイス31はBCLR信号によりBUSY
信号を偽(データ受信可)にするとともに、ACK信号線
でパルスを送り、次のデータが受信可能である旨をホス
ト1に示す。
以上の動作を繰り返すことで複数のデータ(ウェイト
コマンドでない場合)を受信できる。ウェイトコマンド
を受信するときは、次のように動作する。
(前記と同様) (前記と同様) ′コマンド判定部32が受信したデータを検査し、それ
がウェイトコマンドであることを検出して、WAITの信号
を出力完了判定部33に送る。
′出力完了判定部33は、コマンド判定部32からのWAIT
信号を受けて、信号処理部7からの動作状態信号TALKを
検査する。そして、音声の出力が完了したならば、その
旨をWCLR信号でデータ受信インターフェイス31に通知す
る。
データ受信インターフェイス31は、WCLR信号を受ける
ことによりBUSY信号を偽(データ受信可)とするととも
に、▲▼信号線でパルスを送り、次のデータが受
信可能である旨をホスト1に示す。
以上の動作により、ウェイトコマンドを受信した後
は、音声の出力完了まで次のデータの受信は不可能状態
になる。
なお、上記のウェイトコマンドとしては、音声合成の
対象となる文字種とは別に特別のコードを割り当てるこ
ともできるし、音声合成の処理単位の終わりを示す記号
(例えば、1文ずつ合成処理を進めるならば、文字の句
点「。」)で兼用するモードを設けてもよい。
実施例2 第4図はRS−232Cインターフェイスを有す音声合成装
置に本発明を適用した実施例2の構成を示す。本図中1,
8,9の記号を付した部分は、第1図(A)において同記
号を付した部分と同じ機能を有する。41はシリアルコン
トローラであり、42はCPU(マイクロプロセッサ)、43
はDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)、44と46はROM
(リードオンメモリ)、45と47はRAM(ランダムアクセ
スメモリ)である。CPU42とDSP43のプログラムはそれぞ
れROM44、ROM46に格納されており、RAM45、RAM47を用い
て処理が進められる。音声合成に必要な信号処理は乗算
と加算が多いので、DSP43を用いて処理し、それ以外の
処理にCPU42を用いるマルチプロセッサ構成となってい
る。CPU42とDSP43の処理内容は第5図(A)〜(F)の
フローチャートを用いて後述する。48はDAC(デジタル
アナログコンバータ)であり、49はLPF(ローパスフィ
ルタ)である。DSP43の演算処理で求められた音声波形
はDAC48によりアナログ信号に変換され、LPF49、増幅器
8、スピーカ9を経て外部へ出力される。
ホスト1から音声合成装置2へのデータはTDX(Trans
mitted Date:送信データ)信号線で伝えられる。音声合
成装置2からホスト1へのデータはRXD(Received Dat
a:受信データ)信号線を用いて伝えられる。音声合成装
置2が受信可能であるか否かを示す第1の方法として
は、破線で図示のCTS(Clear To Send:送信許可)信号
線を用いて伝える方法がある。しかし、専用の線号線を
用いて受信可能か否かを示すのは、前述の実施例1と変
わるところが少ない。そこで、ここでは、第2の方法と
して、受信可能か否かを示す符号(いわゆるXパラメー
タ)をRXD信号線で送る方式についての本発明の実施例
を示す。
RS−232Cインターフェイスにおいては、Xパラメータ
によるデータの送受信の制御は広く普及している。音声
合成装置2からホスト1へ送るXOFFの符号(16進で13)
は、音声合成装置2が受信不能状態を意味しており、ホ
スト1はXOFFの符号を受け取ると、それ以降の送信は差
し控える。音声合成装置2からホスト1へ送るXONの符
号(16進で11)は、音声合成装置2が受信可能状態を意
味しており、ホスト1はXONの符号を受け取ると、中断
していた送信を再開する。
Xパラメータを用いるときに本発明を適用するとき
の、CPU42とDSP43の制御手順を第5図に示す。
第5図(A)は、CPU42のメインルーチンである。ま
ずステップS1では、第5図(C)の受信割り込み処理の
為の初期化処理(第5図(D)参照)を行なう。次のス
テップS2では、ホスト1から送られてきた受信データを
一時的に記憶している受信バッファ(不図示)から文章
を読み出す。なお、ステップS3以降の処理は文章を処理
単位として処理を進める。次のステップS3では言語処理
を行う。ステップS4では音韻処理を行う。ステップS5で
は音響処理を行う。ステップS6ではその音響処理によっ
て得られた音響パラメータをDSP43に送る。ステップS7
では音声出力完了を待つ。ステップS8では音声出力の完
了を必要ならばホスト1に通知する。その後、再びステ
ップS2に戻る。ステップS2とS8の処理は第5図(E),
(F)で詳述する。
第5図(B)はDSP43のメインルーチンである。ま
ず、ステップT1ではCPU42から音響パラメータを受け取
る。次のステップT2で信号処理を行う。次のステップT3
では音声波形データをDAC48に送る。最後のステップT4
では音声出力の完了をCPU42に通知する。その後、ステ
ップT1に再び戻る。
第5図(C)は、ホスト1からシリアルコントローラ
41へTXD信号線を経てデータが送られてきたときのCPU42
の割り込み処理手順を示している。データが送られてく
るとただちに本割り込み処理が起動される。まず、ステ
ップS11ではシリアルコントローラ41から受信データを
読み出す。次のステップS12では受信データがウェイト
コマンドであるか否かを判定する。もし、受信データが
ウェイトコマンドでないならば、音声合成の対象である
文章のデータ、であるので、ステップS13で受信データ
を受信バッファ(不図示)に書き込む。次のステップS1
4の判定により、もし受信バッファが満杯に近いなら、
それ以降の受信ができないので、その旨をホスト1に伝
えるため、ステップS15でXOFFパラメータをホスト1に
送信し、次のステップS16でXSTATUSフラグに1を書き込
む。
一方、ステップS12で受信データがウェイトコマンド
ならば、ステップS17でXOFFパラメータをホスト1に送
信し、ステップS18でWSTATUSフラグに1を書き込む。
このXSTATUSフラグは、「受信バッファが満杯に近い
ためXOFFパラメータを送信した」ことを記憶するために
設けたフラグであり、WSTATUSフラグは、「ウェイトコ
マンドを受信したことによりXOFFパラメータを送信し
た」ことを記憶するために設けたフラグである。XSTATU
SフラグとWSTATUSフラグは、第5図(A)のステップS1
で呼び出される第5図(D)の初期化処理のステップS1
−1で0に初期化される。
なお、単純化の為に、上記のステップS15またはステ
ップS17でXOFFパラメータを送信した後でホスト1から
のデータが受信される場合の例外処理は本実施例のフロ
ーチャートでは省いてある。すなわち、ホスト1は、デ
ータを送信した後は、音声合成装置2からステップS15
またはステップS17の処理によるXOFFパラメータが送ら
れてこないことを確認した上で、次のデータを送信する
ことを規則としている。
第5図(E)は、上記の受信バッファ(不図示)から
文章を読み出す処理である第5図(A)のステップS2の
詳細を示す。まず、ステップS2−1では受信バッファに
データがあるか否かを判定する。データがあればステッ
プS2−2で進み、データがなければ、データが来るまで
待つ。次のステップS2−2では受信バッファから1文字
読み出す。受信バッファから受信データの1文字を読み
出すと、受信バッファに空きができるので、もし「受信
バッファが満杯に近いためXOFFパラメータを送信した」
後ならば、次のステップS2−3でXSTATUS=1でかつWXS
TATUS=0か否かを判定して、この場合は肯定判定とな
るので、ステップS2−4で受信可能状態を示すXONパラ
メータを送信し、続いてステップS2−5でXSTATUSフラ
グの状態を更新する。次にステップS2−6に進む。また
ステップS2−3で否定判定の場合は直ちにステップS2−
6へ進む。ステップS2−6で合成処理単位の文章の文末
まで受信バッファから読み出せたか否かを判定する。文
章の途中なら再び上記のステップS2−1に戻って次の文
字を読む。一方、文末まで読み出せたら第5図(A)の
メインルーチンに戻る。
第5図(F)は、合成音の出力が完了した時にその旨
をホスト1に通知する処理である第5図(A)のステッ
プS8の詳細を示す。もし「ウェイトコマンドを受信した
ことによりXOFFパラメータを送信した」後ならば、ステ
ップS8−1でWSTATUS=1か否かを判定して、この場合
は肯定判定となるので、ステップS8−2で受信可能状態
を示すXONパラメータを送信し、続いてステップS8−3
でWSTATUSフラグの状態を更新する。ステップS8−1が
否定判定ならば何もせずに第5図(A)のメインルーチ
ンに戻る。
以上の処理により、受信バッファが満杯に近くなって
受信不可能状態になった場合の他に、ウェイトコマンド
を受信した後は音声の出力完了まで次のデータの受信は
不可能状態になる。
ホストの動作 従って、ホスト1では、音声合成装置2へのデータ送
信処理さえ用意すれば、音声出力完了に同期した処理の
進行が可能となる。そのため、従来では必要だった音声
合成装置の状態信号の読出処理が不要となる。次に、第
6図(A),(B)のフローチャートを参照してホスト
1の動作を説明する。
いま、紙芝居式に画面にあわせて解説を音声で行い、
解説が終わるのと同期して画面を更新する場合を考え
る。従来技術によれば、第6図(A)に示す通り、11
ら1nのnヶ文章をステップST101で合成装置2に送り、
第1画面をディスプレイ(不図示)にステップST102で
表示する。しかる後に、ステップST103で合成音の出力
完了を待ち、合成音の出力が完了したり、ステップST10
4で次の文章の21から2mのmヶの文章を音声合成装置2
に送信し、第2画面をステップST105で出力することに
なる。
ここでステップST103は、ステップS101やステップS10
4とは異なる処理となっている。
一方、本発明実施例では、第6図(B)に示す様に文
章を送信した後はウェイトコマンドを送っておけば(ス
テップST112)、次の文章送信(ステップST114)は、前
の文章の合成が完了するまで待たされる。この「待たさ
れる」処理自体は、ホスト1と音声合成装置2とのイン
ターフェイス自体が持つ機能を利用したものなので、改
めて開発する必要はない。また、ステップST112,ST115
のウェイトコマンド送信処理は、ステップST111,ST114
の文章送信処理と同じ様に処理できるので、これも改め
て開発する必要はない。このように、本発明によればホ
スト1に必要な開発費用,開発労力等も軽減される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、データ受信イ
ンターフェース(12)により、音声合成用データ、ウェ
イトコマンドを含むデータをホスト(1)から受信する
と共に、受信可能か否かを示す通知信号をホスト(1)
に送信可能であり、コマンド判別手段(13)により、受
信したデータを判別し、ウェイトコマンドであると判別
した場合は、データ受信インターフェース(12)に受信
不可能を示す通知信号を送信させると共に、出力完了判
定手段(14)に受信通知を出力し、音声合成手段(4−
7)により、受信した音声合成データに基づいて合成音
を出力し、出力完了判定手段(14)により、前記受信通
知を受けた後、音声合成手段(4−7)の合成音の出力
が完了したことを判定し、データ受信インターフェース
(12)に受信可能を示す通知信号を送信させるので、デ
ータの発信元であるホスト(1)から音声合成装置への
データ送信に必要な信号線のみを用いて、音声出力の完
了を検出できる。従って、本発明によれば、音声出力完
了検出のための信号線を新たに設ける必要が無いため、
セントロニクスインターフェイスのような片方向にしか
データが送れない標準インターフェイスでもそのままホ
ストと音声合成装置の接続に利用することができ、音声
合成装置の普及に資するところが大きい。また、ホスト
では音声合成装置へのデータ送信処理さえ用意すれば、
音声出力完了に同期した処理の進行が可能なるので、音
声合成装置の状態信号の読出処理が不要となり、ひいて
は開発期間、開発コストが低減し、開発の容易化が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明実施例の基本構成を示すブロック
図、 第1図(B)は第1図(A)の出力信号のタイミングを
示すタイミングチャート、 第2図(A)は従来の音声合成装置の構成例を示すブロ
ック図、 第2図(B)は第2図(A)の出力信号のタイミングを
示すタイミングチャート、 第2図(C)は従来の音声合成装置の別の構成例を示す
ブロック図、 第3図(A)はセントロニクスインターフェイスを用い
た本発明の実施例の音声合成装置の構成を示すブロック
図、 第3図(B)は第3図(A)の出力信号のタイミングを
示すタイミングチャート、 第4図はRS−232Cインターフェイスを用いた本発明の実
施例2の音声合成装置の構成を示すブロック図、 第5図(A)は第4図のCPUの制御動作を示すメインル
ーチンのフローチャート、 第5図(B)は第4図のDSPの制御動作を示すメインル
ーチンのフローチャート、 第5図(C)は第4図のCPUの受信割り込み処理の処理
内容を示すフローチャート、 第5図(D),(E),(F)はそれぞれ第5図(A)
の主要な処理内容の詳細を示すサブルーチンのフローチ
ャート、 第6図(A)は従来装置でのホストの処理動作を示すフ
ローチャート、 第6図(B)は本発明実施例でのホストの処理動作を示
すフローチャートである。 1……ホスト、 2……音声合成装置、 3……データ受信インターフェイス、 4……言語処理部、 5……音韻処理部、 6……音響処理部、 7……信号処理部、 8……増幅器、 9……スピーカ、 10……ステータス出力インターフェイス、 11……データ送受信インターフェイス、 12……データ受信インターフェイス、 13……コマンド判別手段、 14……出力完了判別手段、 31……データ受信インターフェイス、 32……コマンド判別部、 33……出力完了判定部、 41……シリアルコントローラ、 42……CPU、 43……DSP、 44,46……ROM、 45,47……RAM、 48……DAコンバータ、 49……ローパスフィルタ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10L 3/00 G10L 9/00 G10L 9/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ受信インターフェース(12)、コマ
    ンド判別手段(13)、音声合成手段(4−7)、出力完
    了判定手段(14)を有する音声合成装置であって、 データ受信インターフェース(12)は、音声合成用デー
    タ、ウェイトコマンドを含むデータをホスト(1)から
    受信すると共に、受信可能か否かを示す通知信号をホス
    ト(1)に送信可能であり、 コマンド判別手段(13)は、受信したデータを判別し、
    ウェイトコマンドであると判別した場合は、データ受信
    インターフェース(12)に受信不可能を示す通知信号を
    送信させると共に、出力完了判定手段(14)に受信通知
    を出力し、 音声合成手段(4−7)は、受信した音声合成データに
    基づいて合成音を出力し、 出力完了判定手段(14)は、前記受信通知を受けた後、
    音声合成手段(4−7)の合成音の出力が完了したこと
    を判定し、データ受信インターフェース(12)に受信可
    能を示す通知信号を送信させることを特徴とする音声合
    成装置。
JP2006269A 1990-01-17 1990-01-17 音声合成装置 Expired - Lifetime JP2847842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006269A JP2847842B2 (ja) 1990-01-17 1990-01-17 音声合成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006269A JP2847842B2 (ja) 1990-01-17 1990-01-17 音声合成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03211598A JPH03211598A (ja) 1991-09-17
JP2847842B2 true JP2847842B2 (ja) 1999-01-20

Family

ID=11633713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006269A Expired - Lifetime JP2847842B2 (ja) 1990-01-17 1990-01-17 音声合成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2847842B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02242325A (ja) * 1989-03-15 1990-09-26 Fuji Xerox Co Ltd 計算機システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03211598A (ja) 1991-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6101467A (en) Method of and system for recognizing a spoken text
JP2768727B2 (ja) 報告書作成装置および方法
JPH0327435A (ja) オーデイオ・メツセージを発生する方法
KR987001117A (ko) 정보처리시스템(Information Processing System)
US7031924B2 (en) Voice synthesizing apparatus, voice synthesizing system, voice synthesizing method and storage medium
JPH11110186A (ja) ブラウザシステム、音声プロキシサーバ、リンク項目の読み上げ方法及びリンク項目の読み上げプログラムを格納した記憶媒体
JP2847842B2 (ja) 音声合成装置
JP3309562B2 (ja) 印字装置
JPH11265195A (ja) 情報配信システム、情報送信装置、情報受信装置、情報配信方法
JP2002023778A (ja) 音声合成装置、音声合成システム、音声合成方法及び記憶媒体
JP3218622B2 (ja) 音声合成装置の処理方法
JP3581378B2 (ja) 文字処理装置
JP2000075893A (ja) 音声認識装置
JPH04275B2 (ja)
JPH04360232A (ja) 音声出力方法及びその装置
JPS59212951A (ja) 音声出力装置付情報処理装置
JPS6038744B2 (ja) 音声合成装置
JP2001166860A (ja) 情報処理装置、カーソル表示方法、及び記憶媒体
JPH07146919A (ja) 文書作成補助装置
JPS6325762A (ja) 音声出力ワ−ドプロセツサ
JP2854652B2 (ja) 発話繰り返し機能付き語学用教育装置
JPH03241420A (ja) 携帯用端末装置
JPH11316644A (ja) 情報処理装置
JPH04360231A (ja) データ出力方法及びその装置
JPH051494B2 (ja)