JP2846479B2 - 既設管路への被覆体の装着装置 - Google Patents

既設管路への被覆体の装着装置

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JP2846479B2
JP2846479B2 JP2418338A JP41833890A JP2846479B2 JP 2846479 B2 JP2846479 B2 JP 2846479B2 JP 2418338 A JP2418338 A JP 2418338A JP 41833890 A JP41833890 A JP 41833890A JP 2846479 B2 JP2846479 B2 JP 2846479B2
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恒 喜多島
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TOA GURAUTO KOGYO KK
Iseki Kaihatsu Koki KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状の被覆体をその半
径方向へ拡大させることにより、被覆体を既設管路の内
面に装着する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水導管のような既設管路において、管
路からの水の流出、管路内への水の流入等、漏水を防止
する方法の1つとして、筒状の被覆体を既設管路の内面
に装着する方法が提案されている。
【0003】この種の漏水防止方法に用いる被覆体は、
不透水性を有する弾性変形可能の筒状のスリーブと、半
径方向へ拡大可能に渦巻状に巻かれた状態でスリーブの
内側に配置されたシート状のベースとを備える。ベース
は、これが半径方向へ拡大された状態に維持する固定手
段を有する。
【0004】上記の漏水防止方法において、被覆体は、
これを装着すべく既設管路内を装着装置とともに所定の
位置まで移動され、その箇所で半径方向へ拡大される。
その結果、ベースが半径方向へ拡大された状態に維持さ
れるから、被覆体はこれが既設管路の内面に液密的に接
触した状態に装着される。
【0005】被覆体を既設管路の内面に装着する装置
は、長尺の支持体と、該支持体の周りに配置された環状
の膨張体とを含む。被覆体は膨張体の周りに配置され
る。被覆体を拡大させるとき、作動油、圧縮空気等の圧
力流体が膨張体内に供給し、それにより膨張体が半径方
向へ膨張されて被覆体を拡大させる。
【0006】しかし、従来の装着装置では、ゴムチュー
ブのように円形または矩形の断面形状を有するゴムチュ
ーブを膨張体として用いているから、被覆体が半径方向
に均一に拡大されないことが多い。
【0007】また、被覆体を既設管路に形成された切欠
部に装着する場合、被覆体は、既設管路内を切欠部の箇
所まで装着装置とともに移動され、その箇所で半径方向
へ拡大される。その結果、ベースが半径方向へ拡大され
た状態に維持されるから、被覆体はこれが既設管路の内
面に液密的に接触した状態に切欠部に装着される。
【0008】しかし、作業者が入ることのできない小口
径の既設管路の場合、たとえ被覆体を移動させかつ拡大
させる作業をテレビカメラにより監視しても、被覆体を
既設管路内の希望する位置に装着することは難しい。こ
れは、既設管路の軸線方向における被覆体およびテレビ
カメラの位置を一致させることが物理的に困難であるこ
とによる。
【0009】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、被覆体を既
設管路内の所定の箇所に正確に装着することができる、
既設管路への被覆体の装着装置を提供することにある。
【0010】
【解決手段、作用、効果】本発明の装着装置は、既設管
路内にその軸線方向へ移動可能に配置される支持手段
と、該支持手段に支持された拡大手段であってその周り
に前記被覆体を支持し、前記被覆体をその半径方向へ拡
大させる拡大手段と、前記既設管路の内面に形成された
切欠部に解除可能に係合することにより前記切欠部に対
する前記被覆体の位置決めをする位置決め手段と、該位
置決め手段を前記切欠部に係合させかつ前記切欠部への
前記位置決め手段の係合を解除させるべく前記位置決め
手段を移動させる駆動手段とを含む。
【0011】本発明の装着装置は、被覆体を拡大手段に
支持させた状態で、既設管路内を移動される。位置決め
手段は、最初からまたは装置の移動途中から駆動手段に
より半径方向外方へ移動される。このため、装着装置が
切欠部の箇所へ移動されると、位置決め手段は切欠部に
係合し、それにより装着装置は停止され、既設管路の軸
線方向における切欠部に対する被覆体の位置決めが行わ
れる。
【0012】次いで、位置決め手段が駆動手段により切
欠部から外された状態で、被覆体が拡大手段により拡大
されて切欠部に装着される。既設管路の長手方向におけ
る切欠部の長さが同方向における被覆体の長さより大き
い場合は、被覆体を拡大させるときに、位置決め手段を
切欠部に係合させておいてもよい。
【0013】その後、装着装置は、位置決め手段が切欠
部から外された状態で、既設管路内を移動されることに
より、既設管路から撤去される。
【0014】本発明によれば、位置決め手段を切欠部に
係合させることにより、既設管路の軸線方向における切
欠部に対する被覆体の位置決めを行うから、被覆体を既
設管路の切欠部に正確に装着することができる。
【0015】前記駆動手段は、前記被覆体の半径方向へ
伸びるガイド部を有するガイドと、前記ガイド部にその
長手方向へ移動可能に配置されたスライダと、該スライ
ダを前記ガイド部に沿って移動させる駆動機構とを備え
ることができる。この場合、前記位置決め手段は、前記
スライダに連結されかつ前記切欠部に解除可能に係合す
る係合体を備える。
【0016】これの代りに、前記駆動手段は、前記被覆
体の半径方向へ伸びる一対のガイド部を有するガイド
と、前記ガイド部に相寄り相離れる方向へ移動可能に配
置された一対のスライダと、一方のスライダに取り付け
られかつ他方のスライダに連結されて両スライダを相寄
り相離れる方向へ移動させる駆動機構とを備えることが
できる。この場合、前記位置決め手段は、前記スライダ
に連結されかつ前記切欠部に解除可能に係合する一対の
係合体を備える。
【0017】前記支持手段に支持されかつ前記駆動手段
および前記位置決め手段を前記既設管路の軸線方向へ移
動させる手段をさらに含むことが好ましい。これによ
り、切欠部への位置決め手段の係合部と、拡大手段への
被覆体の支持部とが既設管路の軸線方向において同じ位
置であっても、位置決め手段を被覆体の拡大の妨げにな
らない位置へ移動させることができる。
【0018】前記係合体は弾性変形可能の部位を有する
ことが好ましい。これにより、位置決め手段を駆動手段
により半径方向外方へ大きく移動させることにより、係
合体を既設管路の内面に接触させた状態で装着装置を既
設管路の軸線方向へ移動させて、係合体を切欠部に確実
に係合させることができる。
【0019】前記支持手段は、前記既設管路に沿って伸
びる筒状の支持体と、該支持体を貫通して伸びる台車と
を備えることができる。また、前記拡大手段は、前記支
持体の周りに配置された弾性変形可能の筒状の膨張体を
備えることができる。膨張体は、これの両端部において
前記支持体に取り付けられており、また、膨張体の内周
面と前記支持体の外周面との間に供給される圧力流体に
より膨張される。
【0020】前記被覆体を配置するための、前記膨張体
の周方向に連続して伸びる凹所を前記膨張体の外周面に
形成することが好ましい。
【0021】
【実施例】図1〜図3を参照するに、装着装置10は、
下水導管のように地中に敷設された既設管路12の漏水
箇所に漏水防止用の筒状の被覆体14を装着する装置と
して用いられる。被覆体14は、既設管路12の内面に
該内面を周方向へ連続するように形成された切欠部16
に装着される。切欠部16は、被覆体14の装着に先立
って形成される。
【0022】装着装置10は、既設管路12内にこれの
軸線方向へ移動可能に配置される台車18を含む。台車
18は、細長い基台20と、その長手方向両端部に複数
のボルト24により連結された矩形の一対の枠22とを
備える。各枠22は、車輪26のためのシャフト28を
支持しており、また、装着装置10を移動させるロープ
(図示せず)を連結するためのアイボルト30を有す
る。基台20は筒状の支持体32を貫通して伸びてお
り、支持体32は複数のブラケット34により基台20
に取り付けられている。
【0023】支持体32には、筒状の膨張体36が取り
付けられている。膨張体36は、ゴムのような弾性材料
で作られており、また、両端部においてバンド38によ
り支持体32の外周面に押圧されている。膨張体36
は、支持体36の一端部外周面を周方向へ伸びる突出部
40と他端部外周に取り付けられたリング42とによ
り、膨張体36が支持体32に対しこれの軸線方向へ移
動することを阻止されている。膨張体36は、被覆体1
4を配置すべく周方向に連続して伸びる凹所44を外周
面に有する。
【0024】支持体32の先端部にはコ字状をしたプレ
ート46が取り付けられており、プレート46にはジャ
ッキ48のシリンダが取り付けられており、ジャッキ4
8のピストンロッドにはガイド50が取り付けられてい
る。ガイド50は、支持体32の直径方向へシャフト2
8と平行に伸びるガイド部52を有しており、また該ガ
イド部に一対のスライダ54を相寄り相離れる方向へ移
動可能に支持している。
【0025】一方のスライダ54は他のジャッキ56の
シリンダに連結され、他方のスライダ54はジャッキ5
6のピストンロッドに連結されている。ジャッキ56
は、一方のスライダ54に支持されており、また、両ス
ライダ54をガイド部52に沿って相寄り相離れる方向
へ移動させる駆動機構として作用する。
【0026】位置決め手段として作用する弾性変形可能
の一対の係合体58は、スライダ54の端部から膨張体
36の側に曲げられた主体部60と、該主体部の先端に
取り付けられた係合部62とを備える。各主体部60
は、スライダ56の端部に一体的に連結されている。各
係合部62の先端部62aは、支持体32の半径方向外
方へ曲げられており、また、ジャッキ48が収縮されて
いるとき、支持体32の軸線方向における位置が凹所4
4の一端縁44aと一致されている。
【0027】支持体32は、また、作動油、圧縮空気等
の圧力流体を支持体32と膨張体36との間に供給する
パイプ64と、圧力流体をジャッキ48に供給するパイ
プ66と、圧力流体をジャッキ56に供給する複数のパ
イプ68,70とを支持する。各パイプは、図示しない
ホースを介して圧力流体源に接続される。パイプ64内
の圧力は、圧力計72により測定され、表示される。
【0028】図6に示すように、被覆体14は、弾性変
形可能のスリーブ74と、拡開可能に渦巻き状に巻かれ
てスリーブ74内に配置された弾性変形可能のシート状
のベース76とを含む。
【0029】図6および図7に示すように、スリーブ7
4は、その筒状部78の軸線方向の各端部に、対応する
端部外周を連続して伸びる複数の突出部80,82,8
4.86を有する。突出部80,82,84.86は、
図7に示すように、三角形の断面形状を有しており、ま
た、三角形の底辺に対応する部位が筒状部78の側とな
るように形成されている。
【0030】スリーブ74の軸線方向における最も外側
すなわち最端部に位置する突出部80と、最も内側(中
央部側)に位置する突出部86とは、筒状部78と同一
の材料でかつ筒状部78に一体に作られている。これに
対し、両突出部80,86の間に位置する突出部82,
84の内側の部位は、水を吸収して膨張する高分子材料
からなる。しかし、突出部82,84は、筒状部78と
同一の材料で、筒状部78と一体に作られていてもよ
い。
【0031】突出部82,84の内側の部位は、筒状部
78に埋め込まれている。これにより、突出部82,8
4は、スリーブ74の軸線方向へ変位することを阻止さ
れている。突出部82,84の一部を筒状部78に埋め
込む代りに、突出部82,84を筒状部78に接着して
もよいし、成形時または加硫時に突出部82,84と筒
状部78とを一体的に接合または結合してもよい。
【0032】図8に示すように、ベース76は、弾性変
形可能の細長いシート状のベース部88と、ベース部8
8の幅方向両縁部から同じ側に曲げられた変形部90
と、ベース部88の一端部にベース部88の幅方向に間
隔をおいて形成された複数の第1の係合部92と、ベー
ス部88が拡開されたとき、第1の係合部92と係合可
能にベース部88の他端部に形成された複数の第2の係
合部94,96,98とを含む。
【0033】各変形部90は、ベース部88の対応する
縁部から半径方向外方へ所定の角度または所定の曲率半
径で変形されており、また、ベース部88の対応する縁
部にベース部88の一端から他端まで連続して形成され
ている。
【0034】図示の例では、各第1の係合部92は、ベ
ース部88の一部をプレス加工等によりベース部88の
一方の側すなわち外側(変形部90の側)から他方の側
すなわち内側へ打出した舌片からなる。これに対し、第
2の係合部94,96,98のそれぞれは、ベース部8
8の他端部に形成された穴を規定する部位からなる。し
かし、第1および第2の係合部は、他の係合部であって
もよい。
【0035】図6および図9に示すように、ベース76
は、第1の係合部92が内側に突出し、かつ、第1の係
合部92の側の端部が第2の係合部94,96,98の
側の端部の外側となるように、渦巻状に巻かれた状態で
スリーブ74の内側に配置される。
【0036】スリーブ74は、ゴム、合成樹脂のように
不透水性を有する高分子材料製であることが好ましい。
これに対し、ベース76は、ステンレス、銅、銅合金の
ように耐腐食性を有する金属材料製または合成樹脂製で
あることが好ましい。
【0037】スリーブ74の内径、スリーブ74の軸線
方向長さ、筒状部78の厚さ、突出部の高さ、突出部の
断面形状、突出部の厚さは、それ等相互の関係、漏水防
止処理をすべき管路の大きさ、被補修箇所の大きさ等に
応じて任意に選択することができる。しかし、スリーブ
74の外径は処理すべき管路の内径より小さい。また、
スリーブ74の内径はベース76をその第1の係合部9
2と所定の第2雄係合部94,96,98とが係合する
状態に拡開させたときのベース部88の外径より小さ
い。
【0038】図示の例では、スリーブ74の筒状部78
の厚さは、ベース76の変形部90の突出高さとほぼ同
じである。このため、スリーブ74の突出部26,28
は、その大部分がベース76からその半径方向外方へ突
出する。
【0039】図示の例では、スリーブ74およびベース
76の軸線方向長さは、防水処理をすべき管路の内径に
より異なる。しかし、ベース76の幅すなわち軸線方向
長さは、スリーブ74の軸線方向長さよりやや大であ
る。また、ベース部88の厚さは、スリーブ74のそれ
より小さくてよい。
【0040】切欠部16の幅すなわち軸線方向長さは被
覆体14のそれとほぼ同じであるが、切欠部16の深さ
は突出部80,82,84.86の高さを含む被覆体1
4の厚さよりやや小さい。補修箇所は、隣り合う管の間
の連結部すなわち継目部であってもよいし、また、管路
に形成された亀裂部分であってもよい。
【0041】次に、被覆体14を装着装置10を用いて
既設管路12の切欠部16に装着する方法について説明
する。
【0042】図1および図2に示すように、先ず、装着
装置10は、被覆体14が支持体32の凹所44に配置
されるように、被覆体14内に通される。装着装置10
は、膨張体36を収縮させた状態で、ベース部88の内
側に入れられる。
【0043】次いで、圧力流体がパイプ64を介して支
持体32の外周面と膨張体36の内周面との間の供給さ
れる、これにより、膨張体36は、被覆体14が装着装
置10に対して変位しない程度に膨張され、その状態に
維持される。その結果、被覆体14は膨張体36の凹所
44に配置される。
【0044】次いで、装着装置10は、被覆体14が膨
張体36の凹所44に配置されかつジャッキ48,56
が収縮された状態で、既設管路12内をその一端部から
切欠部16の箇所まで移動される。装着装置10は、た
とえば、アイボルト30に連結されたロープにより、既
設管路12内を移動させることができる。既設管路12
内を撮像するテレビカメラを装着装置10とともに移動
させつつ、テレビカメラによる映像をモニタで監視する
ことにより、装着装置10を移動させることが好まし
い。
【0045】装着装置10が既設管路12内を切欠部1
6の付近まで移動されると、圧力流体がパイプ70を介
してジャッキ56に供給される。これにより、ジャッキ
56が伸長されるから、両スライダ54が支持体32の
半径方向外方へ移動され、その結果係合部62の先端部
62aが既設管路12の内面に押圧される。この状態
で、装着装置10は、さらに移動される。
【0046】しかし、係合部62の先端部12aが凹所
44の一端縁44aに係合すると、装着装置10は、移
動不能になり、その位置に停止される。これにより、既
設管路12の軸線方向における被覆体14と切欠部16
との位置が一致される。
【0047】次いで、圧力流体がパイプ68からジャッ
キ56に供給された後、圧力流体がパイプ66を介して
ジャッキ48に供給される。これにより、ジャッキ56
が収縮された後、ジャッキ48が伸長されるから、図5
に示すように、係合体58が支持体32の半径方向内方
へ移動されて先端部62aが凹所44の一端縁44から
外され、その後係合体58が前方へ移動される。
【0048】次いで、圧力流体がパイプ64を介して支
持体32の外周面と膨張体36の内周面との間に供給さ
れる。これにより、膨張体36がその半径方向に膨張さ
れるから、被覆体14は、ベース部88の両端部が僅か
に重なる程度にすなわち第1の係合部92が第2の係合
部94,96または98に係合可能になる程度に半径方
向に拡大されて既設管路12の内壁面に押圧される。そ
の結果、スリーブ74は、既設管路12の内面に押圧さ
れて圧縮変形する。しかし、被覆体14が既設管路12
の内壁面に押圧されたとき、突出部80,82,84.
86が主として弾性変形される。
【0049】次いで、支持体32の外周面と膨張体36
の内周面との間の圧力流体が除去された後、装着装置1
0がテレビカメラとともに既設管路12から除去され
る。
【0050】支持体32の外周面と膨張体36の内周面
との間の圧力流体が除去されると、スリーブ74がベー
ス76を縮小させる力をベース部88に作用させるか
ら、図9に示すように、ベース部88の第1の係合部9
2が第2の係合部94,96または98に係合される。
これにより、ベース76は僅かに縮小するが、この縮小
分は突出部80,82,84.86が僅かに復元するこ
とにより吸収される。
【0051】このため、スリーブ74の突出部80,8
2,84.86は、既設管路12の内壁面に押圧されか
つ圧縮された状態に維持される。この結果、既設管路1
2からの漏水および既設管路12への漏水が防止され、
また、被覆体14は既設管路12内に突出しないように
切欠部16に配置される。
【0052】スリーブ74の突出部は、図9では弾性変
形されていないように示されているが、実際には弾性変
形されている。図9では、第1の係合部92が第2の係
合部96と係合した状態を示すが、既設管路12および
切欠部16の内径によっては第1の係合部92は、第2
の係合部94または98と係合する。
【0053】なお、切欠部16が形成されていない既設
管路12に被覆体14を装着する装置の場合は、プレー
ト46、ジャッキ48,56、ガイド50、ガイド部5
2、スライダ54、係合体58およびパイプ66,6
8,70を除去すればよい。
【0054】1つ係合体58を用いてもよいし、3以上
の係合体58を用いてもよい。また、本発明の装置によ
り装着する被覆体は、前記した実施例の被覆体以外の形
状または種類の被覆体であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装着装置の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】図1の2−2線に沿って得た断面図である。
【図3】図1の装置の右側面図である。
【図2】図1の装置の右側面図である。
【図4】図1の装置の左側面図である。
【図5】係合体と凹所との位置関係を示す拡大断面図で
ある。
【図6】被覆体の一実施例を示す斜視図である。
【図7】図6の被覆体で用いるスリーブの断面図であ
る。
【図8】図6の被覆体で用いるベースの斜視図である。
【図9】被覆体を装着した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 装着装置 12 既設管路 14 被覆体 16 切欠部 18 台車 32 支持体 36 膨張体 38 バンド 44 凹所 46 プレート 48 ジャッキ 50 ガイド 52 ガイド部 54 スライダ 56 ジャッキ 58 係合体 64 圧力流体供給用のパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 55/16 F16L 1/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の被覆体をその半径方向へ拡大させ
    ることにより既設管路の内面に形成された切欠部に装着
    する装置において、前記既設管路内にその軸線方向へ移
    動可能に配置される支持手段と、該支持手段に支持され
    た拡大手段であってその周りに前記被覆体を支持し、前
    記被覆体をその半径方向へ拡大させる拡大手段と、前記
    切欠部に解除可能に係合することにより前記切欠部に対
    する前記被覆体の位置決めをする位置決め手段と、該位
    置決め手段を前記切欠部に係合させかつ前記切欠部への
    前記位置決め手段の係合を解除させるべく前記位置決め
    手段を移動させる駆動手段とを含む、既設管路への被覆
    体の装着装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、前記被覆体の半径方向
    へ伸びるガイド部を有するガイドと、前記ガイド部にそ
    の長手方向へ移動可能に配置されたスライダと、該スラ
    イダを前記ガイド部に沿って移動させる駆動機構とを備
    え、前記位置決め手段は、前記スライダに連結されかつ
    前記切欠部に解除可能に係合する係合体を備える、請求
    項1に記載の装着装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、前記被覆体の半径方向
    へ伸びる一対のガイド部を有するガイドと、前記ガイド
    部に相寄り相離れる方向へ移動可能に配置された一対の
    スライダと、一方のスライダに取り付けられかつ他方の
    スライダに連結されて両スライダを相寄り相離れる方向
    へ移動させる駆動機構とを備え、前記位置決め手段は、
    前記スライダに連結されかつ前記切欠部に解除可能に係
    合する一対の係合体を備える、請求項1に記載の装着装
    置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記支持手段に支持されかつ前
    記駆動手段および前記位置決め手段を前記既設管路の軸
    線方向へ移動させる手段を含む、請求項2または3に記
    載の装着装置。
  5. 【請求項5】 前記係合体は弾性変形可能の部位を有す
    る、請求項2または3に記載の装着装置。
  6. 【請求項6】 前記支持手段は、前記既設管路に沿って
    伸びる筒状の支持体と、該支持体を貫通して伸びる台車
    とを備え、前記拡大手段は、前記支持体の周りに配置さ
    れた弾性変形可能の筒状の膨張体であってこれの両端部
    において前記支持体に取り付けられた膨張体を備え、前
    記膨張体はこれの内周面と前記支持体の外周面との間に
    供給される圧力流体により膨張される、請求項1に記載
    の装着装置。
  7. 【請求項7】 前記膨張体は、前記被覆体を配置するた
    めの、周方向に連続して伸びる凹所を外周面に有する、
    請求項6に記載の装着装置。
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