JP2846328B2 - 等倍結像素子 - Google Patents

等倍結像素子

Info

Publication number
JP2846328B2
JP2846328B2 JP1023024A JP2302489A JP2846328B2 JP 2846328 B2 JP2846328 B2 JP 2846328B2 JP 1023024 A JP1023024 A JP 1023024A JP 2302489 A JP2302489 A JP 2302489A JP 2846328 B2 JP2846328 B2 JP 2846328B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corner cube
cube mirror
light amount
array
arrays
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1023024A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02203317A (ja
Inventor
和弘 藤田
敏之 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP1023024A priority Critical patent/JP2846328B2/ja
Publication of JPH02203317A publication Critical patent/JPH02203317A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2846328B2 publication Critical patent/JP2846328B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複写機、ファクシミリ、イメージスキャナ
等のスキャナ部に用いられる等倍結像素子に関する。
従来の技術 従来、等倍結像素子としては、画像読取装置等に用い
られるルーフミラーレンズアレイなるものがある。そこ
で、第一の従来例として、このルーフミラーレンズアレ
イを第9図に基づいて説明する。原稿面1からの光は、
光路分離ミラー(SM)2により反射され、レンズアレイ
(LA)3を通過し、ルーフミラーアレイ(RMA)4に導
かれる。このRMA4に入射した光は、左右のルーフミラー
5でそれぞれ1回ずつ反射(合計2回反射)された後、
再びLA3を通過し、SM2で反射されることにおり像面6に
結像される。
この場合、レンズアレイ3の開口形状は矩形状をなし
ている。また、レンズアレイ3、絞り部材としての絞り
板7(第10図参照)、ルーフミラーアレイ4のそれぞれ
の配列ピッチは一致しており、各レンズ8の画角はそれ
ぞれ少しずつ重なり合い光量分布が均一化された状態に
なっている。
発明が解決しようとする課題 上述したような第一の従来例の場合、レンズ8が矩形
状をなしていると、その配列方向(Y方向)に対する単
一の光量分布Lsは、第10図に示すように、二等辺三角形
状に近似された形状となる。これを複数個のレンズ8を
連ねた状態で見ると、単一の光量分布Lsが互いに重なり
合った状態となり、その合成光量分布Ltは山なりの不均
一な光量ムラが生じた状態になる。このような合成光量
分布Ltに生じた光量ムラは、重なり度m(m=X/Da、た
だし、X:レンズの視野半径、Da:レンズの配列方向の
幅)の値を整数倍に近づかせることによって取り除くこ
とができるが、しかし、このように重なり度mの値を整
数倍に近づける方法によって光量ムラをなくすことは、
レンズ8やルーフミラー5の配列ピッチや、その他光学
系の設計の自由度が大きく制約されることになる。
そこで、このような合成光量分布Ltに生じる光量ムラ
をなくすために、第二の従来例として、特願昭63−1430
86号にルーフミラーレンズアレイなる名称で本出願人に
より出願されているものがある。これは、第11図に示す
ように、ルーフミラーレンズアレイ9とレンズアレイ10
との間に2つの開口幅の異なる開口部を有する絞り板11
を設け、これにより、合成光量分布の均一化を図ってい
る。しかし、この場合には、ルーフミラーアレイ9の周
期と絞り板11の周期が同一なので、周期的な光量ムラが
生じることになる。
そして、そのような等倍結像素子を画像読取装置に、
特に、ファクシミリやデジタル複写機に搭載して読み取
りを行う場合、等倍結像素子に周期的な光量ムラが生じ
ていると、原稿自体は均一な濃度に保たれていても読み
取られる像面においてはその周期に対応して明暗の情報
となって現われ、特に複写機の場合には副走査方向に白
すじ或いは黒すじとなって現われる。これにより、その
ような濃淡の周期が細かくなって現われるほど、その複
写された原稿の情報は読み取りにくいものとなる。
課題を解決するための手段 そこで、このような問題点を解決するために、本発明
は、少なくとも3つの反射面を有するコーナーキューブ
ミラーの頂点間を結ぶ一辺が光軸方向と直角に交差し同
一平面内で一直線上に配列周期pをもって多数個配列さ
れたコーナーキューブミラーアレイを設け、これら一直
線上に配列されたコーナーキューブミラーアレイをこれ
らの配列方向と前記光軸方向とに互いに直交する方向に
p/n(n≧3)の周期ずつずらしてn列だけ配設し、こ
れらn列配設されたコーナーキューブミラーアレイの各
々の列に対応してレンズアレイ及び光路分離ミラーをそ
れぞれ設けた。
作用 従って、配列周期pをもったn列からなるコーナーキ
ューブミラーアレイをp/n(n≧3)だけずらして配置
することにより、個々のコーナーキューブミラーアレイ
で形成される光量分布もp/nの周期だけずれた分布とな
るため、合成されが光量分布の周期もp/n(n≧3)と
なる。これにより、従来の1例しかないコーナーキュー
ブミラーアレイにおいてはその合成光量分布の周期がp
であったのに比べて、その周期を1/nにすることができ
る。
実施例 本発明の第一の実施例を第1図ないし第3図に基づい
て説明する。
コーナーキューブミラー12は、3つの反射面α,β,
γをもつ四面体の形状をしている。このコーナーキュー
ブミラー12の2つの頂点O1,O2を結ぶ一辺が同一平面内
で一直線上に配列周期pをもって多数個配列されること
によりコーナーキューブミラーアレイ13aが構成されて
いる。ここで、今、光学系の光軸方向をXとすると、前
記コーナーキューブミラーアレイ13aの配列方向はその
Xと直角なY方向に配設されており、さらに、これらX,
Yに直交するZ方向にはn=3列からなるコーナーキュ
ーブミラーアレイ13b,13cがそれぞれ配設されている。
この場合、これらZ方向に配列される3個のコーナーキ
ューブミラーアレイ13a,13b,13cは、それら互いに隣接
するもの同士の間でp/n=p/3の周期だけずらして配設さ
れている。
また、これらZ方向に3列配設されたコーナーキュー
ブミラーアレイ13a,13b,13cに近接した位置には、それ
ら個々の列に対応してレンズアレイ14a,14b,14cが設け
られており、これらレンズアレイ14a,14b,14cには前記
コーナーキューブミラー12の配列周期pと同じ周期をも
ったレンズ15が形成されている。さらに、それらレンズ
アレイ14a,14b,14cと対応した光軸方向Xには、光軸と
ある一定の角度をなして光路分離ミラーとしてのハーフ
ミラー16が配設されている。
このような構成において、原稿面17からの光はハーフ
ミラー16を通過し、レンズアレイ14a,14b,14cにより平
行光とされ、コーナーキューブミラーアレイ13a,13b,13
cによって再帰反射される。そして、再び、レンズアレ
イ14a,14b,14cを通過し、ハーフミラー16によって反射
されることによって、原稿面17上の点Aと共役な点Bに
ある像面18上に結像する。
この場合、像面18上における各コーナーキューブミラ
ーアレイ13a,13b,13cの光量分布とそれらの合成光量分
布とを配列方向Yとの関係で示すと第3図に示すように
なる。これにより、第1列目から第3列目までの各々の
コーナーキューブミラーアレイ13a,13b,13cの光量分布
は配列周期pと同一のものとなるが、しかし、本実施例
の場合、それらコーナーキューブミラーアレイ13a,13b,
13cをp/3だけ順次Z方向に位相をずらして配設している
ので、それら各々のコーナーキューブミラーアレイ13a,
13b,13cの光量分布もp/3だけ互いに位相のずれたものと
なり、その結果、これら3つの合成光量分布の周期ムラ
もp/3となる。このことは、従来の合成光量分布の周期
ムラがコーナーキューブミラーアレイ13a,13b,13cの配
列周期と同じpであることに対して本発明では1/3にな
っており、これにより、合成光量分布の周期ムラを一層
低減して均一な画像を得ることができる。
次に、本発明の第二の実施例を第4図ないし第6図に
基づいて説明する。上述した第一の実施例では、焦点距
離が十分長く、3つのコーナーキューブミラーアレイ13
a,13b,13cの物点に対するZ方向の物体高の差によって
それらが取り込む光量の差が現われない場合について述
べたものであるが、この他に、物体高が低くコーナーキ
ューブミラーアレイ13a,13b,13cに取り込まれる光量の
差が現われる場合もある。その例として、第4図に示す
ように、Z方向に3つ配列されたコーナーキューブミラ
ーアレイ13a,13b,13cのうち、中央に位置するコーナー
キューブミラーアレイ13bの光量分布がその上下に位置
する他の2つのコーナーキューブミラーアレイ13a,13c
の光量分布により相対的に光量分布が高くなり、その結
果、その合成光量分布の周期ムラは周期pと周期p/3と
が合成されたものとして現われる。
そこで、本実施例は、そのような物体高の差によって
生じる光量差の影響をなくした場合について述べたもの
である。その方法としては、コーナーキューブミラーア
レイをn=2m(m=1,2,3,…)列だけZ方向に対称的に
配置する。具体的には、第5図に示すようにn=4(m
=2)として、内側の2つのコーナーキューブミラーア
レイ13b,13cは物点に対して同一の物体高Hで配置さ
れ、外側の2つのコーナーキューブミラーアレイ13a,13
dは同一の物体高Haで配置されている。この時、H<Ha
なので内側のコーナーキューブミラーアレイ13b,13cの
方が明るくその光量分布は第6図に示すようになり、こ
れにより、合成光量分布はp/2の周期ムラとP/4の周期ム
ラをもつものとなるため、周期ムラをより一層細かなも
のにすることができる。
次に、本発明の第三の実施例を第7図に基づいて説明
する。本実施例も第二の実施例と同様に、合成光量の周
期ムラをより細かくするために設けられたものである。
その方法としては、n=2m+1(m=1,2,3,…)とし、
各々のコーナーキューブミラーアレイ13s,13b,13cのレ
ンズ開口Anを、 Am+1<Am=Am+2<Am-1=Am+3<… の関係が得られるようにする。このことは、例えば、m
番目とm+2番目のコーナーキューブミラーアレイ13a,
13b,13cの開口形状を対称としたものにすることによっ
て周期ムラを抑えることができることを意味する。具体
的には、n=3(m=1)の場合を例にとると、コーナ
ーキューブミラーアレイ13a,13b,13cのうちA2よりも
A1,A3の開口形状を大きくとり、しかも、A1とA3の開口
形状を同一にすることによって、前述した第二の実施例
と同様に、合成光量分布の周期ムラを一層細かなものと
し実際にはほとんどそのムラを無視することができる。
次に、本発明の第四の実施例を第8図に基づいて説明
する。本実施例は第三の実施例の変形例を示したもので
ある。この場合、n=2m(m=1,2,3…)とし、各々の
コーナーキューブミラーアレイ13a,13b,3c,13dのレンズ
開口Anを、 Am=Am+1<Am-1=Am+2<Am-2=Am+3<… の関係が得られるようにする。具体的には、n=4(m
=2)とした時、A2とA3を同一の開口形状とし、A1とA4
を同一の開口形状とし、しかも、A2,A3よりもA1,A4
開口形状を大きくとることによって、第三の実施例と同
様な効果を得ることができる。
発明の効果 本発明は、配列周期pをもったn列からなるコーナー
キューブミラーアレイをp/n(n≧3)だけ互いにずら
して配置することにより、個々のコーナーキューブミラ
ーアレイで形成される光量分布はp/n(n≧3)の周期
だけずれたものとなるため、これらの合成光量分布の周
期もp/n(n≧3)となる。これにより、従来の1列し
かないコーナーキューブミラーアレイにおいてはその合
成光量分布の周期ムラがpであったのに比べて、本発明
ではその周期ムラを1/nとしてより一層細かなものとす
ることができるので、実際にはほとんど周期ムラのない
均一な濃度の画像を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例を示す斜視図、第2図は
そのX,Z平面方向から見た光路図、第3図は合成光量分
布を示す波形図、第4図は第一の実施例の問題点を示す
波形図、第5図は第二の実施例を示す光路図、第6図は
その合成光量分布を示す波形図、第7図は第三の実施例
を示す光路図、第8図は第四の実施例を示す光路図、第
9図は第一の従来例を示す斜視図、第10図はその合成光
量分布を示す説明図、第11図は第二の従来例を示す説明
図である。 12……コーナーキューブミラー、13a,13b,13c,13d……
コーナーキューブミラーアレイ、14a,14b,14c,14d……
レンズアレイ、16……光路分離ミラー、α,β,γ……
3つの反射面、O1,O2……頂点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 27/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも3つの反射面を有するコーナー
    キューブミラーの頂点間を結ぶ一辺が光軸方向と直角に
    交差し同一平面内で一直線上に配列周期pをもって多数
    個配列されたコーナーキューブミラーアレイを設け、こ
    れら一直線上に配列されたコーナーキューブミラーアレ
    イをこれらの配列方向と前記光軸方向とに互いに直交す
    る方向にp/n(n≧3)の周期ずつずらしてn列だけ配
    設し、これらn列配設されたコーナーキューブミラーア
    レイの各々の列に対応してレンズアレイ及び光路分離ミ
    ラーをそれぞれ設けたことを特徴とする等倍結像素子。
JP1023024A 1989-02-01 1989-02-01 等倍結像素子 Expired - Lifetime JP2846328B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1023024A JP2846328B2 (ja) 1989-02-01 1989-02-01 等倍結像素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1023024A JP2846328B2 (ja) 1989-02-01 1989-02-01 等倍結像素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02203317A JPH02203317A (ja) 1990-08-13
JP2846328B2 true JP2846328B2 (ja) 1999-01-13

Family

ID=12098914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1023024A Expired - Lifetime JP2846328B2 (ja) 1989-02-01 1989-02-01 等倍結像素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2846328B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61132923A (ja) * 1984-11-30 1986-06-20 Ricoh Co Ltd 結像素子

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02203317A (ja) 1990-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5276478A (en) Method and apparatus for optimizing depth images by adjusting print spacing
US6184929B1 (en) Solid state imaging device and image read apparatus with polygonal photosensitive pixels
US4255019A (en) Diffractive color filter
US20110038019A1 (en) Image reading apparatus
US4632522A (en) Optical system of variable magnification and a method for varying magnification of the same
US4823202A (en) Optical beam-splitting arrangements on image side of a lens
US4676596A (en) Optical device and document reader using the same
JP2846328B2 (ja) 等倍結像素子
JP3795653B2 (ja) 結像素子
JP2859629B2 (ja) 等倍結像素子
JPS6364763B2 (ja)
JP2726307B2 (ja) ルーフミラーレンズアレイ
JP3059447B2 (ja) ルーフミラーレンズアレイ
JP3071878B2 (ja) 結像素子及びその作成方法
JPH0514465B2 (ja)
JP2569610B2 (ja) シリンドリカル・凸レンズ・アレイ板
JPH11109282A (ja) 結像素子
GB2086179A (en) Color television camera having a color separation crossing striped filter
JP2823908B2 (ja) 結像素子
JPH02201414A (ja) 等倍結像素子における絞り板
JPH11109283A (ja) 結像素子
JPS62147422A (ja) 画像入力装置
JPS6218532A (ja) 走査光学系
JPH03198024A (ja) 結像素子
JPS6096062A (ja) 書画読取装置