JP2846288B2 - バンド締付具 - Google Patents

バンド締付具

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JP2846288B2
JP2846288B2 JP8178391A JP17839196A JP2846288B2 JP 2846288 B2 JP2846288 B2 JP 2846288B2 JP 8178391 A JP8178391 A JP 8178391A JP 17839196 A JP17839196 A JP 17839196A JP 2846288 B2 JP2846288 B2 JP 2846288B2
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伸好 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライブシャフト
のブーツ固定バンド等のバンド締付具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のドライブシャフトには等速ジョ
イントを覆って異物の侵入を防ぐためのブーツが取り付
けられる。そしてこのブーツはバンドの締め付けによっ
て固定される。
【0003】そしてまた、このブーツ固定用のバンドと
しては専用型と汎用型がある。専用型は新車に装着する
ものであり、ブーツ径が異なると使用することができな
い。また装着は簡単だが、円周上均一に締まらない。ま
た一方、汎用型はフリーサイズであるからどのサイズに
も使用することができ、面も円周上均一に締まるという
利点がある。このため、通常は汎用型が多用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9に上記汎用型のバ
ンドを示しており、該バンドは、帯状の板からなるバン
ド本体101の一端外面に門形状バックル102を設
け、該門形状バックル102にバンド本体101の他端
101fを挿通して円環状にするものである。そして締
め付けるときには他端101f側を引っ張ることによっ
てバンド本体101を縮径させるものである。
【0005】しかし、汎用型のバンドは前記の通りの利
点を有するものの、バンド本体101が相当に長く且つ
締め付けの最後において折り曲げなければならないか
ら、締め付け作業が面倒であり、特に縮径して張力を加
えた状態において門形状バックル102の部分から折り
曲げることが面倒である。
【0006】即ち、バンド本体101の締め付けは、図
12及び図13に示すように行われる。先ずマイナスド
ライバー103を門形状バックル102に当てて突支と
し、この状態においてプライヤー104等によりバンド
本体101を端部101fから順次引っ張って縮径する
のである。そしてまた、最後にバンド本体101を縮径
して張力を加えた状態で折り曲げるのである。
【0007】しかし、このような手段では両手に工具を
持たなければならないから、ドライブシャフトを安定し
て保持することができない。したがって、作業を迅速、
確実に行うことができず、ドライブシャフトの安定を図
ろうとすれば二人がかりで行うか、バイス等で固定する
しかない。
【0008】また、図13に示すように、引っ張る際に
バンド本体101の引張って余った部分101aが作業
の邪魔になる。そしてまた、最後まで締め付けてバンド
本体101を折り曲げるときには、マイナスドライバー
103で門形状バックル102を押さえ、プライヤー1
04等でバンド本体101を引っ張りつつ折り曲げる
が、プライヤー104等の工具ではバンド本体101を
つかみにくく、且つプライヤー104を立てるときにマ
イナスドライバー103にぶつかり、作業しにくい。ま
た、折り曲げ角度も少ない。加えてプライヤー104の
挟着部の片側104aの厚味の分だけロスがでる。この
ためにプライヤー104等によって引っ張る力を解除し
たときにこのロスの分だけ締め付けがゆるむ。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
って、汎用型のバンドを、片手で締め付けることができ
るようにして、一方の手でドライブシャフトを押さえる
ことができるようになし、また締め付け作業を迅速に行
うことができると共に締め付けの最後において簡単にバ
ンド本体を折り曲げることができるようにしたバンド用
締付具を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、一方側
の先端にバンドのバックルへの突き当て部を形成し、他
方側にグリップ部を形成した本体部と、前記本体部の略
中央の側縁に直角に立設した支持板と、前記支持板に上
端部を回動自在に軸着し、且つ前記本体部より下側の位
置に挟着片を突設した連結板と、前記連結板に回動自在
に軸着した保持板と、前記保持板に固着した引張レバー
とからなることを特徴とする。
【0011】また、前記連結板の上端に刃を取り付け、
且つ前記支持板に受刃を固定し、前記刃と受刃でバンド
の切断機構を構成したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施形態
の斜視図、図2乃至図5は同使用方法の説明図、図6乃
至図8は同作用説明図である。
【0013】本実施形態では、ドライブシャフトのブー
ツ固定バンドを締め付ける場合について説明するが,他
のバンド類にも適用できる。図中、1は本体部である。
該本体部1は、一枚の帯状板を長さ方向の略中央からへ
の字形に折曲し、一方側を、先端にバンド101の門形
状バックル102への突き当て部2aを形成して突支部
2とし、他方側をグリップ部3としてなるものである。
【0014】また、前記門形状バックル102への突き
当て部2aは先端を若干窄めてセットしやすくしてい
る。また、前記グリップ部3は延長してその延長部3a
をU字形に折り返している。
【0015】4は支持板であり、前記本体部1の長さ方
向の略中央の側縁に直角に立設している。5は連結板で
ある。該連結板5は前記支持板4に上端部を回動自在に
軸着して前記本体部1の長さ方向に沿って揺動可能とし
ている。尚、図中6は枢軸である。また、該連結板5に
は、前記本体部1より下側の位置に、下面に凹部7aを
有する挟着片7を前記本体部1の幅方向に沿って突設し
ている。
【0016】8は保持板であり、前記連結板5の前記挟
着片7より下側であって且つ該挟着片7と反対側の偏心
位置に回動自在に軸着している。図中、9は枢軸であ
る。
【0017】10は板状の引張レバーである。この引張
レバー10は前記保持板8の挟着片7寄りの位置に下側
に伸びるように固着し、保持板8が回動したときその上
端10aが前記挟着片7の凹部7aに嵌入するようにし
ている。尚、該引張レバー10の上端10aは刃形に形
成して、挟着片7の凹部7aとの間にバンド本体を確実
に挟着することができるようにしている。また、その図
中11はドライブシャフト、12はブーツを示す。な
お、挟着片7の凹部7aは本発明の必須要素ではない。
また、凹部7aあるいは引張レバー10の上端10aに
ゴム材を形成して、バンド本体101を掴みやすくする
こともできる。
【0018】次に、本発明の使用方法について説明す
る。先ず、図2に示す如く本実施形態を一方の手に持
ち、ドライブシャフト11を他方の手で押さえる。次
に、本体部1のグリップ部3を手の平の内側と親指で握
った状態で、突支部2先端の突き当て部2aを門形状バ
ックル102に当て、またバンド本体101の端部10
1f側を挟着片7と引張レバー10の上端との間に位置
させる。
【0019】そして、この状態において引張レバー10
を図3に示す如く中指と薬指でグリップ部3側に引きつ
ける。これによりバンド本体101は端部側から引っ張
られる。これを繰り返すとバンド本体101は縮径され
る。そして、図4及び図5に示す如く、締め付けの最後
において本体部1をバンド本体101の引っ張る方向と
反対側に回して倒すである。
【0020】次に、図6乃至図8を参照しつつ本発明の
作用について説明する。図6はバンド本体101の門形
状バックル102に本体部1の突支部2の先端を当て、
且つまたバンド本体101の端部側を挟着片7と引張レ
バー10の上端との間に位置させた状態を示している。
【0021】また、この状態から本体部1の引張レバー
10をグリップ部3側に引きつけた状態を図7に示して
いる。このとき引張レバー10は枢軸9を支点として矢
印方向に回動するから、その上端10aは挟着片7の凹
部7aに嵌入する。もってバンド本体101の端部側は
これらによって挟着される。
【0022】また、この状態から更に引きつけられる
と、引張レバー10は連結板5を引っ張る。これにより
連結板5は枢軸6を支点として矢印方向に回動する。そ
してこれに伴い挟着片7と突支部2の先端との距離(図
1中L)が大きくなり、バンド本体101の端部101
f側は引き出されるのである。
【0023】そして、図8に示す如く引張レバー10が
グリップ部3に接触する状態まで近付いたら再び引張レ
バー10を図6の状態まで戻し、再度引張り操作を行
う。
【0024】そして、充分に締め付けたら最後に本体部
1をバンド本体101の引っ張る方向と反対側に回して
倒し、バンド本体101を折り曲げる。このようにバン
ド本体の折り曲げは、片手で握った状態のまま単に本体
部1をバンド本体101の引っ張る方向と反対側に角度
を変えるだけで済む(図4参照)。そして、引張レバー
10による緊張状態を保持したまま行うことができ且つ
本体部1の突支部2の先端、即ちこれが当たっているバ
ンド本体101の門形状バックル102の部分から折り
曲げることができるから、引張レバー10をゆるめたと
きにも絶対にバンド本体101がゆるむことがないので
ある。
【0025】図10および図11で他の実施態様を説明
する。この実施態様では、前記連結板5の上端にバンド
本体101を切断するための刃5aを取り付けた。さら
にこの刃5aに対応して、前記支持板4に枢軸6で受刃
4aを固定して、バンドの切断機構を構成した。バンド
本体101を切断する場合には、前記刃5aと受刃4a
の間にバンド本体101を挟み、引張レバー10をグリ
ップ部30側に引きつける。これにより連結板5が回動
し、それに伴い刃5aも回動して受刃4aとの間でバン
ド本体101を切断するのである。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上の如き構成、作用であるか
ら、汎用型のバンドを片手で締め付けることができ、も
う一方の手でドライブシャフトを押さえることができ
る。そしてまた本体部のグリップ部と引張レバーを握る
ようにして圧する操作だけで済むから、迅速に締め付け
作業を行うことができる。また、締め付けの最後におい
てバンド本体を折り曲げるときも、これをきわめて簡単
に行うことができる。さらに折り曲げは180度まで行
うことができ、従来のマイナスドライバーとプライヤー
等を用いて行う場合よりもバンド本体の締め付け状態の
保持が確実である。
【0027】また、バンド本体を引張る際には、余った
部分は本体部のグリップ部と引張レバーとの間をくぐり
抜けるから、作業をする上で全く邪魔にならない。ま
た、折り曲げた後バンド本体を解放するのが簡単であ
り、その切断も容易に行える。更に小型であるから狭い
場所でも作業を行うことができる。
【0028】また、本体のグリップ部を延長してU字形
に折り返すようにすれば、バネ効果により必要以上の張
力が加わらなくなる。また、握りも安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の斜視図。
【図2】本発明の一実施形態の使用方法の説明図であ
り、ドライブシャフトを片手で押さえた状態の斜視図。
【図3】本発明の一実施形態の使用方法の説明図であ
り、締付け途中の状態の斜視図。
【図4】本発明の一実施形態の使用方法の説明図であ
り、バンド本体を折り曲げている状態の斜視図。
【図5】本発明の一実施形態の使用方法の説明図であ
り、バンド本体を完全に折り曲げた状態の斜視図。
【図6】本発明の一実施形態の作用説明図であり、引張
レバーの引き付け開始時の状態の正面図。
【図7】本発明の一実施形態の作用説明図であり、引張
レバーの引き付け途中の状態の正面図。
【図8】本発明の一実施形態の作用説明図であり、引張
レバーの引き付け終了時の状態の正面図。
【図9】汎用型のバンドの一部省略して示した斜視図。
【図10】本発明の他の実施形態の斜視図。
【図11】本発明の他の実施形態の作用説明図であり、
バンド本体の切断状態の正面図。
【図12】従来のバンド締付手段の説明図であり、締付
け開始時の状態の斜視図。
【図13】従来のバンド締付手段の説明図であり、バン
ド本体を折り曲げている状態の斜視図。
【符号の説明】
1 本体部 2 突支部 2a バックルへの突き当て部 3 グリップ部 3a グリップ部の延長部 4 支持板 4a 受刃 5 連結板 5a 刃 7 挟着片 7a 挟着片の凹部 8 保持板 10 引張レバー 10a 引張レバーの上端

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方側の先端にバンドのバックルへの突
    き当て部を形成し、他方側にグリップ部を形成した本体
    部と、前記本体部の略中央の側縁に直角に立設した支持
    板と、前記支持板に上端部を回動自在に軸着し、且つ前
    記本体部より下側の位置に挟着片を突設した連結板と、
    前記連結板に回動自在に軸着した保持板と、前記保持板
    に固着した引張レバーとからなり、 前記引張レバーを回動させて、引張レバーの上部と挟着
    片の下部でバンドを挟むことを特徴とするバンド締付
    具。
  2. 【請求項2】 前記連結板の上端に刃を取り付け、且つ
    前記支持板に受刃を固定し、前記刃と受刃でバンドの切
    断機構を構成したことを特徴とする請求項1記載のバン
    ド締付具。
JP8178391A 1996-06-04 1996-06-04 バンド締付具 Expired - Lifetime JP2846288B2 (ja)

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JPH09324807A JPH09324807A (ja) 1997-12-16
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Effective date: 19980922