JP2846166B2 - 防音壁 - Google Patents

防音壁

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JP2846166B2
JP2846166B2 JP3326275A JP32627591A JP2846166B2 JP 2846166 B2 JP2846166 B2 JP 2846166B2 JP 3326275 A JP3326275 A JP 3326275A JP 32627591 A JP32627591 A JP 32627591A JP 2846166 B2 JP2846166 B2 JP 2846166B2
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JP
Japan
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louver
angle
volume
microphone
opening
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JP3326275A
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JPH05156611A (ja
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博 松林
弘二 砂田
時治 松浦
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速道路、鉄道、発電
所、工場、飛行場、等に適用される防音壁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高速道路などにおける防音壁は図
8(A)、(B)に示すように、単一の防音壁50、又
は壁51に防音材52を装着した断面構造となってお
り、単なる防音のみを目的としているため、ドライバー
にとっては外観も見えず囲いの中の道路を往来するのみ
でつかれやすく、運転も散漫となり事故発生につながる
ケースもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高速道路等における交
通騒音は交通量の増加とともに高速化による自動車のエ
ンジン音や路面におけるタイヤ音(雨天時には特に騒音
が大きい)などで支配されている。しかしながら従来の
防音壁にあっては単なる騒音伝搬の防止のみに過ぎず、
ドライバーにとっては周辺を防音壁に囲まれた道路を往
来するのみで、外観の景色すら見ることができない状況
となっている。これはドライバーにとっては疲れやす
く、運転も散漫となり、事故発生の原因にもなりかねな
い。そのためには、外観が見えて、しかも防音対策が行
え、更にドライバーの自覚を促せるような一石二鳥の施
策が重要な課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために、外部が見えるように構成した壁と、
壁本体の固定部に固定し取付けられたマイクロホンと、
開口部角度を調節可能に取り付けられたルーバと、該ル
ーバの開口部角度を調節する駆動手段と、該駆動手段に
マイクロホンの音量に応じたルーバ開口部角度の駆動指
令を与える制御装置からなり、該制御装置は、マイクロ
ホンより入力された信号と、あらかじめ入力し記憶して
おいたルーバ開口部角度と音量との特性データとを比較
して対応する開口部の角度を算出してルーバ駆動装置に
指令を与え、音量が大になるに従ってルーバ開口部を小
としてルーバを閉じる方向とし、音量が小になるに従っ
てルーバ開口部を大としてルーバを開ける方向に制御す
ることを特徴とする防音壁を提供するものである。
【0005】
【作用】本発明の防音壁はこのような構成の手段とした
ため、マイクロホンより入力する音量と、制御装置にあ
らかじめ記憶したルーバ開口部角度と音量との特性デー
タとを制御装置内の演算部で比較してマイクロホンより
入力した音量に対応したルーバ開口部角度をルーバ駆動
手段へ出力する。そのためルーバは音量が大なる時には
開口部を小として閉じる方向へ、音量小なる時には開口
部を大なる方向へ駆動して音量により適切なルーバ開口
部角度が決定され、制御される。このような作用でルー
バ開口部は適切に設定されるため開口部のすき間は透明
板よりなる壁であるので防音効果と共に壁の外部が見え
るようになり環境が改善されるものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例に係る防音壁について図面を
参照して説明する。図1は防音壁の断面を中心に全体の
構成を示す図で、吸音材5が固着された複数のルーバ4
駆動機構9に連結され、透明板6、天井板7より防音
壁を形成している。天井板7にはマイクロホン1が装着
され、制御装置2へ接続され、制御装置2からルーバ駆
動装置3へ接続されている。
【0007】図2は高速道路へ設置された場合の概念図
で、車20や路面21からの騒音22(交通騒音)をキ
ャッチする防音壁23の中央部や上部(天井)にマイク
ロホン1を設置している。図1、図2より交通騒音22
は、ルーバ4と吸音材5を固着させた間を伝搬し、吸音
され、減衰される。この時、マイクロホン1でキャッチ
された騒音22はレベルの大きさによりルーバ角度が自
動的に変化し、騒音のレベルに応じ、騒音が大きいと角
度θを小さくし、騒音が小さい程、θを大きくして外部
がドライバーに見えるようにコントロールすることがで
きる。騒音はこのようにルーバの吸音材で吸音され、ル
ーバ部で減衰後の騒音は透明板6、天井板7により遮音
され更に減衰することになる。ルーバや吸音材及び透明
板の寸法、即ち防音壁の寸法は目標減音量により適時決
定することができる。
【0008】図3は駆動機構一例を示した図で、駆動
装置(シリンダー)3にラック10が連結され、ラック
10の移動により、これにかみ合うピニオンギヤーに装
着されたルーバ4が回転駆動された角度θを可変として
コントロールするものである。
【0009】図4は制御の系統図で、防音壁11−1、
11−2、…には、それぞれマイク1a、1b、…がA
/D(アナログ/デジタル変換器)12a、12、…
を介して共通の制御装置2内の演算装置13へそれぞれ
接続され、演算装置13にはメモリー14及びデータを
入力する端末15が接続されている。又、各ゾーン11
−1、11−2、…にはそれぞれ駆動機構3a、3b、
…があり、制御装置2内の演算装置13からの指令によ
り前述のように各ゾーンのルーバ4を動かし、適切なル
ーバの角度θに制御するものである。
【0010】図5は図4のメモリ14に記憶されている
音量値(A/D出力)をルーバ角度θとの関係を示す特
性で、音量が大きくなるに従ってルーバ角度θも小さく
し、音量が小さくなると角度θを大きくしてルーバを開
口するような特性を持たせている。これらのデータは制
御装置内の端末15から入力され、メモリ14に記憶
される。
【0011】図6はメモリ14に記憶される測定時刻を
指示するデータで、端末15より入力し、設定される。
入力される測定時刻は任意に選ぶが、好ましくはある一
定時間ごとに測定するのが良い。本例では測定時刻は
8.00、8.30、9.30にマイクロホン1からの
交通騒音を測定することを示している。
【0012】次に図7のフローチャートに基づいて本実
施例の防音壁の作用を説明する。まず、フローの説明の
前に、図5、図6に示す角度/音量、測定時刻の測定指
示を制御装置2の端末15により入力し、メモリ14に
記憶させておく。まず、測定のスタートが指令される
と、ステップS1で防音壁のゾーンを1としてメモリ1
4を参照し、現在の時刻が測定指示のある時刻か否か、
チェックする。測定指示がなければそのまま指示のある
まで待ち、測定指示があれば、ステップS2へ移り、マ
イクロホン1からの騒音信号を測定し、ステップS3で
メモリ14上に記憶されてい角度/音量のテーブルを
参照して、今測定した音量データと比較して角度(θ)
を求める。求められた角度(θ)の信号は駆動装置3へ
送られてその角度に対応した駆動信号に変換されて、シ
リンダーを作動させてルーバ4を回転させて適切な角度
設定することになる。次にステップS4へ移り、ゾー
ンをステップして次のゾーンの測定を行い同様な作用を
くり返す。もし、すべてのゾーンの測定が完了し、運転
終了の指示があれば運転をストップし終了する。もし、
運転終了の指示がなければ、再びゾーン1より同様の手
順で測定がくり返され、ルーバの角度を騒音レベルに応
じてコントロールすることになる。
【0013】以上説明の防音壁によれば、車や路面から
の交通騒音をマイクロホン1でメモリ14内に記憶した
測定時刻において測定し、その測定した音量の信号によ
りメモリ14内に記憶したルーバの角度/音量の特性デ
ータを参照し、適切なルーバ角度を選出して駆動装置3
に指令して駆動機構9を駆動してそれに連結されている
ルーバを回転して角度θを調整するようにたため次の
ような効果を奏する (1) ドライバー又はそのゾーン内にいる人は外観の
景色が見えることになり、従来の防音壁に囲まれた威圧
感が薄れ快適にドライブ又は仕事ができるようになる。 (2) これにより環境が改善されて交通事故又は業務
上の事故の減少につながるものである。 (3) 又、上記の効果に加えて雨天時等はルーバ部の
角度を変えることで吸音材の保護も行なうことが出来る
ので劣化防止となりコスト低減も計られるものである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明の防音壁によ
れば、以下に記載されるような効果を奏する。 (1) ドライバー又はそのゾーン内にいる人は外観の
景色が見えることになり、従来の防音壁に囲まれた威圧
感が薄れ快適にドライブ又は仕事ができるようになる。 (2) これにより環境が改善されて交通事故又は業務
上の事故の減少につながるものである。 (3) 又、上記の効果に加えて雨天時等はルーバ部の
角度を変えることで吸音材の保護も行なうことが出来る
ので劣化防止となりコスト低減も計られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る防音壁の全体の構成を
示す図である。
【図2】本発明の実施例で、高速道路へ設置された防音
壁の全体の概念図である。
【図3】本発明の実施例で、防音壁の駆動機構の一例を
示した図である。
【図4】本発明の実施例の制御系統図である。
【図5】本発明の実施例で、メモリ内部の記憶される角
度(θ)/音量値の特性図である。
【図6】同じく本発明の実施例で、メモリ内部に記憶さ
れる測定時刻を示す図である。
【図7】本発明の実施例の防音壁での制御装置のフロー
チャートである。
【図8】(A)、(B)図共従来の防音壁の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 マイクロホン 2 制御装置 3 駆動装置 4 ルーバ 5 吸音材 6 透明板 9 駆動機構 13 演算装置 14 メモリ 15 端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01F 8/00 E01F 8/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部が見えるように構成した壁と、壁本
    体の固定部に固定し取付けられたマイクロホンと、開口
    部角度を調節可能に取付けられたルーバと、該ルーバの
    開口部角度を調節する駆動手段と、該駆動手段にマイク
    ロホンの音量に応じたルーバ開口部角度の駆動指令を与
    える制御装置からなり、該制御装置は、マイクロホンよ
    り入力された信号と、あらかじめ入力し記憶しておいた
    ルーバ開口部角度と音量との特性データとを比較して対
    応する開口部の角度を算出してルーバ駆動装置に指令を
    与え、音量が大になるに従ってルーバ開口部を小として
    ルーバを閉じる方向とし、音量が小になるに従ってルー
    バ開口部を大としてルーバを開ける方向に制御すること
    を特徴とする防音壁。
JP3326275A 1991-12-11 1991-12-11 防音壁 Expired - Lifetime JP2846166B2 (ja)

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JPH05156611A JPH05156611A (ja) 1993-06-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101162236B1 (ko) * 2009-03-05 2012-07-06 주식회사동일기술공사 통풍 기능이 구비된 방음벽

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Effective date: 19980922