JP2845540B2 - 生石灰消和装置 - Google Patents
生石灰消和装置Info
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Description
再生する工程の最終工程である苛性化工程の前段を構成
する消和工程において使用される生石灰消和装置に関す
る。
れるようなものがある。
消和反応槽3へ供給される。一方、生石灰は生石灰貯蔵
槽4に一次貯蔵された後にスクリューコンベヤ5を経由
して、上記消和反応槽3へ供給される。
これによって緑液と生石灰とが混合されて消和反応が促
進される。
む反応産物は、消和反応槽3に隣接して設けられた分級
装置7及び排出装置10によって液状物と固形物とに分け
られた後、消石灰を主成分とする液状物は次の苛性化工
程へ送られ、固形物は系より排出される。
ように行われる。
の反応液の温度は100℃を上まわり、その結果、消和反
応槽3内で多量の水蒸気が発生する。
石灰が供給されるのであるから、消和反応槽3は生石灰
の噴流で充満されている。この生石灰の噴流は排気管16
へ流れて、そこから外気へ噴出することになる。
16にはスクラバーが装備されている。このスクラバーに
よって冷水を供給して、それによって生石灰を洗い流
し、排気管16から下水へ排水することが行われている。
スクラバーでは相当量の水が必要とされ、また洗浄後の
排水の処理も必要とされる。
お、排気管16の内壁には生石灰が粘着することとなり、
この生石灰の粘着を除去するために定期的に排気管16を
清掃することが必要である。
の清掃費、スクラバーの運転に要する水その他のユーテ
ィリティーの費用が、従来の装置では必要であった。
しないので、未反応の生石灰が苛性化工程へ流入してい
た。
れることなく、大気中へ放出されていた。
たもので、その目的とするところは、スクラバーの設備
費、排気管の清掃費、スクラバーの運転に要する洗浄水
その他のユーティリティーの費用を不要ならしめ、ある
いは大幅に軽減せしめ、また反応熱エネルギーを有効利
用することを可能ならしめる生石灰消和装置を抵抗する
ことにある。
応槽の内部に設けられた撹拌機と、該消和反応槽へ緑液
を供給する緑液供給パイプと、上記消和反応槽へ供給さ
れる生石灰を一時的に貯蔵する生石灰貯蔵槽と、該生石
灰貯蔵槽の下部に設けられたスクリューコンベヤと、該
スクリューコンベヤの排出口に接続された生石灰と緑液
とを混合するための混合装置と、上記消和反応槽の上部
に設けられたガス室と、該ガス室の頂部に設けられた排
気管と、排気管に設けられたガス排出量を調節する制御
ダンパーとから構成され、上記混合装置の頂部近辺には
上記緑液供給パイプの先端部に設けられたノズルが取付
けられ、該混合装置の出口部は反応液の液面より下方に
まで延長されていることを特徴とする。
する。
説明する。
はバルブV1,V2により分流されてノズル8から混合装置
2に供給される。
該生石灰貯蔵槽4の下に設けられたスクリューコンベヤ
5を経て上記混合装置2に供給される。
室2aに放出される。該円筒室2aは水平横断面が第2A図に
示すように円形となっていて、上記ノズル8が該円筒室
2aの接線方向に向けて取り付けられているために、緑液
は円筒室2aの内周を回転しながら底部放出口2a′より混
合筒2bに流入する。
出口5aから生石灰降下筒2c内に排出され、上記混合筒2b
に降下する。
転して円筒幕を形成している所に生石灰が降下するの
で、緑液は生石灰の周りを包むように混合する。緑液は
ポンプ圧力によるスピードを持っているので、第2Bに示
すように、生石灰との混合物は回転しながら消和反応槽
3内に放散される。
内の反応液面下に没して水封されている。
機6によって混合され、消和反応を完了した石灰乳、砂
および小石等は底部開口9より分級装置7内に流入す
る。生石灰中に含まれていた不純物、砂および小石等は
排出装置10によりグリット排出口13から装置外に排出さ
れる。
12を経て苛性化槽へ流入する。
の上部のガス室14より制御ダンパー15をへて排気管16よ
り大気中に放出される。
管16に設置して温水を造り、熱を有効利用するための別
の実施例を示す。
流入した清水は、消和反応槽3より蒸発したガス室14に
移され制御ダンパー15を経て熱交換器17内に入る蒸気ガ
スにより、温度上昇して熱交換器出口17bより工場内の
温水タンクまたは温水貯蔵タンクへ送られる。
中に放出される。
り予め混合することによって装置全体での消和反応の進
行が良くなるので、未反応の生石灰が苛性化工程へ流入
してスケールトラブルを生ずることがなく、また石灰泥
が沈降分離し易くなる。
必要がなくなるので、設備費および運転維持費等が安価
になり、また冷水中に含有するアルカリが系外に排出す
るこどなくて下水等を汚染する恐れがない。
能となり、該ダンパーにより排気ガス量を調節して蒸発
を少なくし、停止時の温度降下を少なくして装置の停止
時から通常運転に入る時に消和反応を促進するための加
温時間を少なくすることができ、蒸気の消費量も軽減さ
せることができる。
用することができる。
明図、第2図は混合装置の断面図、第2A図は第2図のA
−A線に沿った断面図、第2B図は第2図のB−B線に沿
った断面図、第3図は別の実施例を示す概略説明図、第
4図及び第5図は従来の消和反応装置の概略説明図であ
る。 1……緑液供給パイプ、2……混合装置、2a……円筒
室、2a′……底部放出口、2b……混合筒、2c……生石灰
降下筒、3……消和反応槽、4……生石灰貯蔵槽、5…
…生石灰搬出スクリューコンベヤ、6……撹拌機、7…
…分級装置、8……ノズル、9……底部開口、10……排
出装置、11……ラウンダー、12……パイプ、13……グリ
ット排出口、14……ガス室、15……制御ダンパー、16…
…排気管、17……熱交換器、17a……入口、17b……出
口、V1,V2……バルブ。
Claims (2)
- 【請求項1】消和反応槽と、該消和反応槽の内部に設け
られた撹拌機と、該消和反応槽へ緑液を供給する緑液供
給パイプと、上記消和反応槽へ供給される生石灰を一時
的に貯蔵する生石灰貯蔵槽と、該生石灰貯蔵槽の下部に
設けられたスクリューコンベヤと、該スクリューコンベ
ヤの排出口に接続された生石灰と緑液とを混合するため
の混合装置と、上記消和反応槽の上部に設けられたガス
室と、該ガス室の頂部に設けられた排気管と、該排気管
に設けられたガス排出量を調節する制御ダンパーとから
構成され、上記混合装置の頂部近辺には上記緑液供給パ
イプの先端部に設けられたノズルが取付けられ、該混合
装置の出口部は反応液の液面より下方にまで延長されて
いることを特徴とする生石灰消和装置。 - 【請求項2】上記排気管に熱交換装置を設けたことを特
徴とする請求項1記載の生石灰消和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1918790A JP2845540B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 生石灰消和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1918790A JP2845540B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 生石灰消和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03227476A JPH03227476A (ja) | 1991-10-08 |
JP2845540B2 true JP2845540B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=11992335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1918790A Expired - Lifetime JP2845540B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 生石灰消和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2845540B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107673636B (zh) * | 2017-10-09 | 2022-10-28 | 桂林矿山机械有限公司 | 新式环保石灰消化机 |
CN111170659B (zh) * | 2020-03-13 | 2024-01-16 | 大连碧海环保设备有限公司 | 一种高效石灰消化器 |
JP7108959B1 (ja) * | 2022-01-05 | 2022-07-29 | 好三 山本 | 生石灰暖房機 |
-
1990
- 1990-01-31 JP JP1918790A patent/JP2845540B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03227476A (ja) | 1991-10-08 |
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