JP2845055B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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Description
に関する。
えば特開昭62─106826号公報に開示されたもの
がある。 同公報の装置は、ディーゼル機関の排気通路に
酸素の存在下でNO X を吸収する触媒を配置して排気中
のNO X を吸収させ、該触媒のNO X 吸収効率が低下し
たときに触媒への排気の流入を遮断して触媒に気体状の
還元剤を供給することにより、触媒からNO X を放出さ
せると共に放出されたNO X を還元浄化するようにした
ものである。同公報の装置は、機関排気通路を一対の排
気枝通路に分岐させ、それぞれの枝通路に上記触媒を配
置し、切換弁を用いて一方の触媒に排気を導くと共に、
他方の触媒への排気の流入を遮断して上記NO X の放
出、還元浄化を行っている。すなわち、上記特開昭62
−106826号公報の装置では、機関運転中、触媒か
らのNO X の放出、還元浄化のために触媒への排気の導
入が交互に停止される。 しかし、このように触媒への排
気の導入を停止すると停止中に触媒温度が低下してしま
う。このため、上記特開昭62−106826号公報の
装置では、排気の導入を再開後も触媒温度が上昇して活
性化温度に到達するまでしばらくの間触媒にNO X が吸
収されず、排気中のNO X がそのまま大気に放出される
問題がある。 本出願人は、上記触媒温度の低下による問
題を解決するために、流入する排気ガスの空燃比がリー
ンであるときにNO X を吸収し、流入する排気ガス中の
酸素濃度を低下させると吸収したNO X を放出するNO
X 吸収剤を機関排気通路内に配置すると共に、機関運転
中常時NO X 吸収剤に排気ガスを流通させておき、NO
X 吸収剤に流入する排気ガスがリーンのときにNO X 吸
収剤に吸収されたNO X をNO X 吸収剤に流入する排気
ガス中の酸素濃度が低下せしめられたときにNO X 吸収
剤から放出するようにした内燃機関の排気浄化装置を既
に提案している(国際公開第WO93/07363号公
報)。
設けておらず、排気通路に配置したNO X 吸収剤に機関
運転中常時排気を流通させたままで、機関の運転空燃比
(燃焼室内における燃焼の空燃比)をリーンとリッチ
(又は理論空燃比)とに切換えることによりNOx 吸収
剤のNOx 吸収,放出作用の制御を行っている。このよ
うに、常時NO X 吸収剤に排気を流通させたままでNO
X の吸放出を行わせるようにしたことにより上述の触媒
温度低下の問題が解決される。
3/07363号公報の装置では、触媒温度低下の問題
は解決できるものの、必ずしも常にNO X 吸収剤を吸収
容量の高い状態で使用することができない場合が生じる
問題がある。 すなわち、NOx 吸収剤のNOx 吸収容量
には限界があり、一定量以上のNOx を吸収すると吸収
剤が飽和してしまいNOx の吸収効率が低下する。この
ため上記WO93/07363号公報の装置では、定期
的に排気空燃比をリッチに切換えてNOx 吸収剤から吸
収したNOx を放出させて吸収剤が飽和することを防止
している。
収容量は排気中の酸素濃度により大きく影響され、酸素
濃度が高い程NOx 吸収容量が増大し、飽和するまでに
多くの量のNOx を吸収できることがわかっている。従
って排気中の酸素濃度が高い状態でNOx 吸収を行え
ば、上述のNOx 吸収剤から吸収したNOx を放出させ
る再生操作を行う間隔を長く設定できる。
に設定することはできないため、NOx 吸収時の排気酸
素濃度を最適な濃度に設定することは困難である。この
ため、NOx 吸収剤の吸収容量を最大限に高めることが
できず、頻繁にNOx 放出操作を行う必要が生じ、リッ
チ空燃比で運転する機会が増し、燃費の悪化を生じる恐
れがある。また、例えばディーゼルエンジンでは高出力
運転時には燃料供給量が増量されるため機関の運転空燃
比はリッチ側に近づき排気中の酸素濃度は低下する。更
に、このときには燃焼室温度も高温となるため排気中の
NOx 成分の量も増加する。従ってディーゼルエンジン
に上記NOx 吸収剤を使用したような場合、高出力運転
時にはNOx 吸収剤の吸収容量は低下し、同時に排気中
のNOx量が増大するため短時間でNOx 吸収剤の吸収
能力が飽和してしまい、排気中からNOx を除去できな
くなる恐れがある。
温度低下の問題を解決するとともに、NOx 吸収剤を常
に吸収容量の高い状態で使用することのできる手段を提
供することを目的としている。
る排気ガスの空燃比がリーンであるときにNO X を吸収
し、流入する排気ガス中の酸素濃度を低下させると吸収
したNO X を放出するNO X 吸収剤を機関排気通路内に
配置すると共に、機関運転中常時NO X 吸収剤に排気ガ
スを流通させておき、NO X 吸収剤に流入する排気ガス
がリーンのときにNO X 吸収剤に吸収されたNO X をN
O X 吸収剤に流入する排気ガス中の酸素濃度が低下せし
められたときにNO X 吸収剤から放出するようにした内
燃機関の排気浄化装置において、前記NOx 吸収剤のN
Ox 吸収時にNOx 吸収剤に流入する排気中の酸素濃度
を所定範囲に制御する酸素濃度制御手段を設けたことを
特徴とする内燃機関の排気浄化装置が提供される。
らず、NOx 吸収剤に流入する排気酸素濃度がNOx 吸
収剤の吸収容量を増大する所定範囲に維持されるため、
NOx 吸収剤は常に最大の吸収容量を有する状態で使用
される。
て1は内燃機関、3は機関の排気通路、5は排気通路3
に配置されたNOx 吸収剤である。本実施例では、NO
x 吸収剤5上流側の排気通路には二次空気供給装置11
が接続されており、NOx 吸収剤5入口には、NOx 吸
収剤5に流入する排気中の酸素濃度を検出するリーンミ
クスチャセンサ7が設けられている。リーンミクスチャ
センサ7は排気中の酸素濃度に比例した電流信号を発生
するものであり、その出力信号は後述の電子制御ユニッ
ト20に供給される。
アポンプ11a等の空気供給源と、該空気供給源から排
気通路に供給される二次空気量を制御する制御弁11b
とを備えている。制御弁11bはステップモータ、負圧
アクチュエータ等の適宜な形式のアクチュエータ11c
を備え、電子制御ユニット20からの制御信号により任
意の開度に設定可能である。
流側排気通路には排気温度を検出する排気温度検出セン
サ9が設けられている。図1に20で示すのは機関1の
制御用電子制御ユニット(ECU)20である。ECU
20は中央演算装置(CPU)21、ランダムアクセス
メモリ(RAM)22、リードオンリメモリ(ROM)
23及び入力ポート24、出力ポート25をそれぞれ双
方向性バス26で接続したディジタルコンピュータから
成り、機関の燃料供給制御等の基本制御を行っている
他、本実施例では後述する排気酸素濃度の制御を行って
いる。これらの制御のためECU20の入力ポート24
にはリーンミクスチャセンサ7からNOx 吸収剤5に流
入する排気中の酸素濃度に比例した信号が、また排気温
度センサ9から排気温度に比例した信号がそれぞれ図示
しないA/Dコンバータを介して入力されている。ま
た、入力ポート24には図示しないセンサからエンジン
回転数、スロットル弁開度(ディーゼル機関においては
アクセル開度)等の信号が入力されている。またECU
20の出力ポート25は図示しない駆動回路を介して二
次空気供給装置11の制御弁アクチュエータ11cに接
続され、制御弁11bの開度を制御している。
は、例えばアルミナを担体とし、この担体上に例えばカ
リウムK,ナトリウムNa ,リチウムLi ,セシウムC
s のようなアルカリ金属、バリウムBa , カルシウムC
a のようなアルカリ土類、ランタンLa , イットリウム
Yのような希土類から選ばれた少なくとも一つと、白金
Pt のような貴金属とが担持されている。
の空燃比がリーンのときにはNOxを吸収し、流入排気
ガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOx を放出す
るNOx の吸放出作用を行う。なお、上述の排気空燃比
とは、ここではNOx 吸収剤5の上流側の排気通路、機
関燃焼室、吸気通路等に供給された空気量の合計と燃料
量合計との比をいうものとする。従って本実施例では、
二次空気供給装置11から排気通路に二次空気が供給さ
れていない場合には排気空燃比は機関の運転空燃比(機
関燃焼室内における燃焼の空燃比)に一致する。
メカニズムについては明らかでない部分もある。しかし
ながらこの吸放出作用は図2に示すようなメカニズムで
行われているものと考えられる。次にこのメカニズムに
ついて担体上の白金Pt およびバリウムBa を担持させ
た場合を例にとって説明するが他の貴金属、アルカリ金
属、アルカリ土類、希土類を用いても同様なメカニズム
となる。
と流入排気ガス中の酸素濃度が大巾に増大し、図2
(A)に示されるようにこれら酸素O2 がO2 - の形で
白金Ptの表面に付着する。一方、流入排気ガス中のN
Oは白金Pt の表面上でO2 - と反応し、NO2 となる
(2NO+O2 →2NO2 )。次いで生成されたNO2
の一部は白金Pt 上で酸化されつつ吸収剤内に吸収され
て酸化バリウムBaOと結合しながら、図2(A)に示
されるように硝酸イオンNO3 - 形で吸収剤内に拡散す
る。このようにしてNOx がNOx 吸収剤5内に吸収さ
れる。
Pt の表面でNO2 が生成され、吸収剤のNOx 吸収能
力が飽和しない限りNO2 が吸収剤内に吸収されて硝酸
イオンNO3 - が生成される。これに対して流入排気ガ
ス中の酸素濃度が低下してNO2 の生成量が低下すると
反応が逆方向(NO3 - →NO2 )に進み、斯くして吸
収剤内の硝酸イオンNO3 - がNO2 の形で吸収剤から
放出される。即ち、流入排気ガス中の酸素濃度が低下す
るとNOx 吸収剤5からNOx が放出されることにな
る。
か、NOx 吸収剤5の上流側排気通路に還元剤を供給す
る等により排気中のHC,CO等の還元成分を増加させ
ると、これらHC,COは白金Pt 上の酸素O2 - と反
応して酸化され、酸素を消費して更に排気の酸素濃度を
低下させる。このため吸収剤からNO2 が放出され、こ
のNO2 は図2(B)に示されるようにHC,COと反
応して還元せしめられる。このようにして白金Pt 上の
表面上にNO2 が存在しなくなると吸収剤から次から次
へとNO2 が放出される。従って流入排気ガス中の空燃
比をリッチにすると短時間のうちにNOx 吸収剤5から
NOx が放出され、還元されることになる。
般的傾向を示す図である。図3に示すようにNOx 吸収
剤のNOx 吸収量は流入排気の酸素濃度が高いほど増大
することがわかっている。これは、前述の白金Pt 上の
反応2NO+O2 ⇔2NO2の平衡が排気の酸素濃度が
高い程NO2 生成側に移るため白金Pt 上のNO2 濃度
が増大して吸収剤への吸収が促進されるためと考えられ
る。
を吸収させた場合には酸素濃度が低い雰囲気下で吸収さ
せた場合に較べて吸収剤の吸収能力が飽和するまでによ
り多くのNOx を吸収でき、NOx 吸収剤の再生操作の
頻度を低減することができる。また、図3からわかるよ
うにNOx 吸収剤のNOx 吸収量は温度によっても影響
を受け、或る温度領域で最大となり、その範囲を外れる
と吸収量が低下する。これは、最適温度領域より低温側
ではPt 表面での酸化反応(2NO+O2 →2NO2 )
が鈍くなりNO2 の生成量が減少するからであり、一方
温度が高くなると上記酸化反応は活発化するものの、最
適温度領域を越えて温度が上昇すると酸化バリウムBa
Oに硝酸イオンの形で吸収されたNOx が分解,放出さ
れるようになるためと考えられる。
の量を制御することにより、運転状態によらずNOx 吸
収剤5に流入する排気の酸素濃度を常にNOx 吸収剤5
のNOx 吸収容量が増大する領域に保持することによ
り、NOx 吸収剤5のNOx 吸収能力を最大限に利用し
ている。図4は、本発明の酸素濃度制御動作の一例を示
すフローチャートである。本ルーチンはECU20によ
り一定時間毎に実行され、二次空気制御弁(図1,符号
11a)の開度をリーンミクスチャセンサ(図1,符号
7)の出力に基づいてフィードバック制御することによ
りNOx 吸収剤5に流入する排気の酸素濃度を所定値以
上に保持している。
テップ401では排気中の酸素濃度Roxがリーンミクス
チャセンサ7から読込まれる。次いでステップ403で
はNOx 吸収剤の放出還元操作(再生操作)が実行中か
否かが判定される。再生操作実行中か否かの判定は、例
えば、別途ECU20により実行されるNOx 吸収剤の
再生ルーチンで設定されるフラグの値により行う。NO
x 吸収剤の再生時には、前述のように排気中の酸素濃度
を低下させるために機関空燃比をリッチ(又は理論空燃
比)にしたり排気系への還元剤導入を行うため、二次空
気供給は行わない(ステップ413,415)。
中でないと判断された場合には、吸収剤はNOx 吸収操
作実行中であるため、ステップ405以下に進み、排気
系に二次空気を供給する。すなわちステップ405では
二次空気供給装置11の電動エアポンプ11aを作動さ
せ、次いでステップ407ではステップ401で読込ん
だ排気酸素濃度R oxが所定値Ro より高いか否かを判定
する。ここでRo はNOx 吸収剤の吸収容量を高く維持
するのに必要な最小の酸素濃度であり、NOx 吸収剤の
種類に応じて決定する。
定結果に応じて二次空気制御弁11bの開度ASVを所
定量(α,β)だけ増減して設定し、アクチュエータ1
1cを駆動して制御弁11b開度を設定値まで増減す
る。これによりルーチン実行毎に制御弁11bは開弁方
向又は閉弁方向に動作することになる。上記制御弁開度
ASVの開弁側の制御量α(ステップ409)は閉弁側
のは制御量β(ステップ411)より大きく設定されて
いるため(α>β)、本ルーチンの実行により排気酸素
濃度Roxは常に所定値Ro より高い状態に維持される。
NOx 吸収剤の再生が開始されたと判定された場合には
ステップ413とステップ415で電動エアポンプ11
aの停止と制御弁11bの全閉操作とを行い、二次空気
の供給を直ちに停止する。次に、図5に本発明の酸素濃
度制御動作の別の例を示す。図4の実施例では、リーン
ミクスチャセンサ7の出力信号に基づいて二次空気供給
量をフィードバック制御していたが、図5の実施例では
リーンミクスチャセンサ7を用いず、他の機関運転パラ
メータから排気中の酸素濃度を算出して二次空気の供給
を行っている。
テップ501では、図4のステップ403と同様にNO
x 吸収剤の再生操作実行中か否かが判定され、再生操作
実行中でない場合にはステップ503で電動エアポンプ
11aが作動される。次いで、本実施例ではステップ5
05で排気中の酸素濃度の演算がなされる。排気中の酸
素濃度は、吸入空気量と燃料噴射量とにより決まるた
め、例えばガソリンエンジンでは、スロットル弁開度と
エンジン回転数、又は吸気管に設けたエアフロメータで
測定した吸入空気量と燃料噴射量の関数となり、ディー
ゼルエンジンにおいてはエンジン回転数とアクセル開度
の関数となる。本実施例では、予め上記の関数を実測等
により機関の種類毎に設定し、ECU20のROM23
にマップの形で格納しておき、ステップ505では上述
の運転パラメータからこのマップを用いて排気中の酸素
濃度を求める操作を行う。
めた酸素濃度Roxが所定値Ro 以上か否かが判定され
る。Ro は図4の実施例と同様NOx 吸収剤の吸収容量
を高く維持するのに必要な最小の酸素濃度である。ステ
ップ509,511は上記判定結果に応じた二次空気の
導入操作を示す。本実施例では二次空気制御弁11bは
ON/OFF制御され、排気酸素濃度Roxが所定値Ro
より低い場合には全開とされ、高い場合には全閉とされ
るが、二次空気制御弁11bの開度を排気酸素濃度の計
算値Roxと所定値Ro との差に応じて変えるようにして
も良い。
スチャセンサを用いることなく、簡易に排気中の酸素濃
度制御を行うことができる。次に図6に本発明の酸素制
御動作の更に別の実施例を示す。本実施例では、図4の
実施例と同様にリーンミクスチャセンサの出力を基に排
気酸素濃度を所定範囲に制御すると共に、更に排気温度
が所定範囲内に維持されるように二次空気の供給量を制
御している。
剤のNOx 吸収量は酸素濃度のみならず温度条件によっ
ても影響を受け、所定の温度範囲から外れるとNOx 吸
収量は低下する。そこで本実施例では二次空気量を制御
することにより、排気酸素濃度のみならず排気温度も最
適な範囲に維持してNOx 吸収剤の吸収容量を最大に保
持するようにしているのである。
ステップ601では排気酸素濃度R oxがリーンミクスチ
ャセンサ7(図1)から、排気温度TEXが排気温度セン
サ9(図1)からそれぞれ読込まれる。次いでステップ
603,605では、図4,図5と同様に、NOx 吸収
剤の再生操作実行中か否かが判定され、実行中でない場
合には電動エアポンプ11aが作動される。
中の酸素濃度Roxと排気温度TEXに応じて以下のように
二次空気制御弁開度をルーチン実行毎に所定量ずつ変更
する操作を行う。 (1) 排気酸素濃度Roxが所定値Ro 以下のとき(ステッ
プ607でRox≦Ro) 排気温度TEXが下限値T2 以上であれば徐々に制御弁開
度ASVを増大し(ステップ609,613) 、下限値
T2 より低い場合には二次空気導入により排気温度TEX
が過度に低下して最適範囲外になることを防止するため
にASVを徐々に減少させる(ステップ609,61
1)。
いとき(ステップ607でRox>R o ) 排気温度が上限値T1 より高い場合は制御弁開度ASV
を増大する(ステップ615,617)。運転条件等に
より排気温度が過度に上昇した場合に、二次空気導入に
より排気温度を最適範囲内に保つためである。
には開度ASVを減少させ、排気温の低下を防止し(ス
テップ615,619,621)、排気温度が現在最適
範囲内(T2 ≦TEX<T1 )にある場合には開度ASV
の変更は行わない(ステップ615,619,62
7)。なお、上記排気温度の上限値T1 と下限値T2 と
はNOx 吸収剤の種類に応じて設定される。
の酸素濃度と温度とは機関運転状態によらず常に最適範
囲に維持されることになる。なお、上述の実施例の説明
から明らかなように、本発明はガソリンエンジンとディ
ーゼルエンジンの両方に適用することができる。
時NO X 吸収剤に排気を流通させた状態でNO X 吸収剤
からのNO X の吸放出を行うことによりNO X 吸収剤の
温度低下を防止することを可能とするとともに、更にN
Ox 吸収剤に流入する排気の酸素濃度を制御する手段を
設けたことにより、機関運転状態にかかわらず、常にN
Ox 吸収剤の吸収容量を高く維持することができるた
め、NOx 吸収剤の再生操作の頻度を低減でき、燃費の
悪化やドライバビリティの悪化を最小限に抑制すること
ができる。
である。
すフローチャートである。
示すフローチャートである。
例を示すフローチャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 流入する排気ガスの空燃比がリーンであ
るときにNO X を吸収し、流入する排気ガス中の酸素濃
度を低下させると吸収したNO X を放出するNO X 吸収
剤を機関排気通路内に配置すると共に、機関運転中常時
NO X 吸収剤に排気ガスを流通させておき、NO X 吸収
剤に流入する排気ガスがリーンのときにNO X 吸収剤に
吸収されたNO X をNO X 吸収剤に流入する排気ガス中
の酸素濃度が低下せしめられたときにNO X 吸収剤から
放出するようにした内燃機関の排気浄化装置において、 前記NOx 吸収剤のNOx 吸収時にNOx 吸収剤に流入
する排気中の酸素濃度を所定範囲に制御する酸素濃度制
御手段を設けたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27436192A JP2845055B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27436192A JP2845055B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06129236A JPH06129236A (ja) | 1994-05-10 |
JP2845055B2 true JP2845055B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=17540592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27436192A Expired - Lifetime JP2845055B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2845055B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19802631C1 (de) * | 1998-01-24 | 1999-07-22 | Daimler Chrysler Ag | Verfahren und Einrichtung zum Reinigen von Abgasen eines Verbrennungsmotors |
DE102005033395B4 (de) * | 2005-07-16 | 2007-06-06 | Umicore Ag & Co. Kg | Verfahren zur Regeneration von Stickoxid-Speicherkatalysatoren |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP27436192A patent/JP2845055B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH06129236A (ja) | 1994-05-10 |
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