JP2844441B2 - 無機質粒子層と金属との複合材料の製造装置 - Google Patents

無機質粒子層と金属との複合材料の製造装置

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JP2844441B2 JP35224895A JP35224895A JP2844441B2 JP 2844441 B2 JP2844441 B2 JP 2844441B2 JP 35224895 A JP35224895 A JP 35224895A JP 35224895 A JP35224895 A JP 35224895A JP 2844441 B2 JP2844441 B2 JP 2844441B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、無機質粒子層と
金属との複合材料の製造装置に関し、特に金型のキャビ
ティ内に充填された無機質粒子間の間隙に溶融金属を均
等に注入することができる無機質粒子層と金属との複合
材料の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無機質粒子層と金型との複合材料
の製造方法としては、吸引鋳造法、低圧(L.P.)鋳
造法、及び差圧鋳造法が一般的に知られている。これら
の方法においては、鋳造用の金型は溶融金属が満たされ
た炉の上に配置され、金型の底部に設けられたストーク
を介して炉内の溶融金属が金型に注入される。
【0003】吸引鋳造法では、無機質粒子が充填された
金型のキャビティに16から26トールの真空圧が印加
され、このキャビティ内の真空圧と炉に満たされた溶融
金属の自由表面に印加される大気圧との差圧により炉内
の溶融金属が金型内のキャビティに吸引される。この鋳
造法は薄肉の鋳物を製造するのに適している。
【0004】低圧鋳造法では、無機質粒子が充填された
金型のキャビティに大気圧が印加された状態において、
炉に満たされた溶融金属の自由表面に正圧が印加され、
それらの差圧により炉内の溶融金属を金型内のキャビテ
ィに加圧充填する。
【0005】差圧鋳造法では、無機質粒子が充填された
金型のキャビティと、炉に満たされた溶融金属の自由表
面とに同一の圧力が印加され、その後、金型のキャビテ
ィ内の圧力を徐々に下げ、炉内の溶融金属の表面に印加
された圧力と金型のキャビティ内の圧力との間に差圧を
形成し、比較的高い圧力が炉内の溶融金属に印加された
状態で、しかも金型への注入流速を抑制しつつ溶融金属
が金型に注入される。この方法は、加圧下で鋳造するの
で機械的強度を必要とする鋳物の製造に適している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような無機質粒
子層と金型との複合材料の製造方法においては、炉内の
溶融金属がストークを経由して金型のキャビティに注入
されるときに、ストークから勢いよく出た溶融金属はス
トークの近傍には行き届くが、ストークから離れた部分
には行き届きにくく、金型のキャビティ内における無機
質粒子間の間隙への溶融金属の充填が不均一になりがち
である。
【0007】また、キャビティ内に予め充填される無機
質粒子がキャビティの下方にあるストークの中に落下し
てストーク近辺の無機質粒子の密度が小さくなり、溶融
金属の注入時に無機質粒子の密度の小さい部分と溶融金
属とが入れ替る等して、キャビティ内のストーク近傍に
おいては、金属の比率が大きくなる。
【0008】本発明の目的は、金型のキャビティ内に充
填された無機質粒子間の間隙に溶融金属を均等に注入す
ることができる無機質粒子層と金属との複合材料の製造
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、請求項1の無機質粒子層と金属との複合材料の製
造装置は、無機質粒子を収容するキャビティ、及び当該
キャビティの部分を規定する多孔部材を有する金型と、
大端部が前記多孔部材を介して前記キャビティに連通し
たディフューザ部と、一端が前記ディフューザ部の小端
に接続されており、他端が溶融金属に浸漬されるよう
に構成されたストークと、前記キャビティに前記金型の
部分を介して連結され前記キャビティに真空圧を印加す
る真空圧印加手段とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項2の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置は、請求項1の無機質粒子層と金属との複
合材料の製造装置において、前記キャビティの形状は深
さが小さい直方体からなり、前記多孔部材が前記キャビ
ティの下面を規定すべく前記金型の底部に設けられてい
ると共に、複数の鉛直穴が形成された多孔板からなるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項3の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置は、請求項2の無機質粒子層と金属との複
合材料の製造装置において、前記鉛直穴が上方に向かっ
て拡径する拡径部を含むことを特徴とする。
【0012】請求項4の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置は、請求項3の無機質粒子層と金属との複
合材料の製造装置において、前記拡径部の拡径角度が約
10度であることを特徴とする。
【0013】請求項5の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置は、請求項1の無機質粒子層と金属との複
合材料の製造装置において、前記キャビティの形状は深
さが小さい直方体からなり、前記多孔部材が前記キャビ
ティの側部を規定すべく前記金型の側部に設けられてい
ると共に鋸歯部材からなることを特徴とする。
【0014】請求項6の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置は、請求項の無機質粒子層と金属との複
合材料の製造装置において、前記鋸歯部材が下方に向け
られた鋸歯状であることを特徴とする。
【0015】請求項7の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置は、請求項5又は6の無機質粒子層と金属
との複合材料の製造装置において、前記真空圧印加手段
が、前記金型の部分を構成する多孔質部材を介して前記
キャビティに連結されていることを特徴とする。
【0016】請求項1の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置によれば、真空圧印加手段によって金型の
部分を介して金型のキャビティに真空圧を印加したとき
に、金型のキャビティ内に充填された無機質粒子の間隙
への溶融金属の注入が、多孔部材を介してキャビティに
連通したディフューザ部を介して行われるので、ディフ
ューザ部の分散作用と多孔部材の抵抗作用とが相まっ
て、吸入された溶融金属がディフューザ部により多孔部
材の全体に亘って分散しこの分散した溶融金属が多孔部
材の多数の孔によりさらに均一化し、金型のキャビティ
内に充填された無機質粒子をキャビティ内に保持しつつ
該無機質粒子間の間隙に溶融金属を均等に注入すること
ができる。
【0017】請求項2の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置によれば、平板状部材の鋳造時において、
溶融金属を金型のキャビティの下方から注入する場合、
金型の底部に設けられた多孔板に形成された複数の鉛直
穴の中にも無機質粒子が充填されるので、この鉛直穴に
充填された無機質粒子自体の間隙に注入される溶融金属
の流れを均一化することができる。
【0018】請求項3又は4の無機質粒子層と金属との
複合材料の製造装置によれば、前記鉛直穴が上方に向か
って拡経する拡経部を含むので、鉛直穴内に充填された
無機質粒子自体によるブリッジ効果によりディフューザ
部への無機質粒子の落下を防止し、かつキャビティ内の
無機質粒子間の間隙に注入される溶融金属の流れの均一
化を効率よく行うことができる。
【0019】請求項5の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置によれば、平板状部材の鋳造時において、
溶融金属を金型のキャビティの側方から注入する場合、
金型のキャビティ内の無機質粒子の間隙への溶融金属の
注入が、金型の側部に設けられた鋸歯部材の複数の切欠
き部を介して行われるので、金型のキャビティ内への無
機質粒子間の間隙への溶融金属の流れを均一化できる。
【0020】請求項6の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置によれば、鋸歯部材は、その切欠き部が鋸
歯部材の下部に位置していてその上部には形成されてい
ないので、キャビティ内に溶融金属が注入されたときに
比重が軽い無機質粒子が浮上し、その浮上した無機質粒
子がキャビティからディフューザ部に流れ出るのを阻止
することができる。
【0021】請求項7の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置によれば、キャビティ規定部材が多孔質部
材からなるので、真空圧印加手段の作用を金型内のキャ
ビティ全体に均等化することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1から図3を参照しなが
ら本発明の第1の実施の形態に係る無機質粒子層と金属
との複合材料の製造装置の構成を説明する。ここに、図
1は本発明の第1の実施の形態に係る無機質粒子層と金
属との複合材料の製造装置の縦断面図であり、図2は図
1の装置におけるA部の拡大図であり、図3は製造され
た鋳物を取り出す状態における図1の装置の縦断面図で
ある。
【0023】図1において、床1の上に適宜な本数の足
2を有する水平な架台板3が配置されている。架台板3
の下において床1の上に断熱材で作られた坩堝4が載置
されている。坩堝4には断熱材で作られた覆い部材5が
載せられている。架台板3と覆い部材5とは接してい
る。覆い部材5には穴6が設けられている。坩堝4内の
底部近傍には、坩堝4内の溶融金属7を加熱するための
電気ヒータ8が設けられている。架台板3の上面部には
後述する支柱9が4本立てられている。
【0024】一方、架台板3には、穴6に対応する位置
において下方鉛直方向に伸長する円筒状のストーク10
が取り付けられている。ストーク10は穴6を貫通し、
かつその下端が坩堝4の底部近傍に達している。
【0025】架台板3の上には下型本体20が配置され
ている。下型本体20は、互いに溶接により固定された
底板21及び側板22からなる矩形箱状の下型金枠23
を含む。底板21は適宜な本数のボルトで架台板3に固
定されている。底板21にはほぼ中央部に上方に向かっ
て拡径した穴24が設けられており、穴24はストーク
10の上部開口と気密的に連通するようになっている。
【0026】側板22の上端には、所定の厚さを有する
矩形フランジ部25が設けられている。フランジ部25
には、下型金枠23の水平面内内法寸法よりも大きな水
平面内断面の寸法を有する矩形凹所26を有する。この
凹所26には、後述する多孔部材としての多孔板27が
はめられている。多孔板27の上面には鋳造用の直方体
状のキャビティ29の下面及び側面を規定する凹所が設
けられている。キャビティ29の深さは小さい。キャビ
ティ29の対応部において多孔板27には、所定のピッ
チ、例えば15〜20mmで格子状に配列された複数の
鉛直穴30が設けられている(図2)。多孔板27のキ
ャビティ29の形成部における厚さは約35mmであ
り、従って、鉛直穴30の長さも35mmである。鉛直
穴30は、下部における直径6mmの円筒状穴部30a
と、円筒状穴部30aの上において、上方に向かって拡
径する拡径部30bとからなる。拡径部30bの拡径角
度は約10度である(図2)。
【0027】下型金枠23の中には、イソライト等の断
熱材38が配設されており、断熱材38は湯溜り39を
規定する。湯溜り39は、大端部としての上部開口が多
孔板27のキャビティ29の形成部に対応する形状及び
大きさであり、小端部としての下部開口が穴24に対応
する形状及び大きさであるディフューザ部31を有す
る。多孔板27に接するフランジ部25の上面には無端
状の溝33が設けられており、溝の中に高温用シール材
としてのテフロン系Oリングが挿入されている。多孔板
27に接するフランジ部25の内周面には、無端の溝3
4が設けられており、この溝34の中に、中を300度
以下に維持された冷却水が流れる銅管が配置されてい
る。これにより、フランジ部25の外周部が冷却され、
熱によるフランジ部25の撓みを阻止してフランジ部2
5の合わせ面の変形を防止している。
【0028】多孔板27にはフランジ部25と接する部
分において適宜な間隔でネジ穴が切られており、これら
のネジ穴の対応位置においてフランジ部25を貫通する
ボルトが該ネジ穴にねじ込まれることによって、多孔板
27はフランジ部25にその凹所内でフランジ部25に
密着する。これにより、溝33内のOリングの封止性を
向上させ得る。
【0029】下型本体20の上には、上型本体40が載
せられる。上型本体40は、互いに一体的に形成された
底板41及び側部42からなる下向きに開口した箱状の
上型金枠43を含む。上型金枠43の底部には2段の凹
所が形成されている。上型金型43の底板41側の凹所
44には凹所44を四つのスペースに区切るように十文
字状のリブ45が一体的に形成されている。リブ45に
は各スペースを互いに連通するように切欠き45aが形
成されている。上型金型43の開口側の凹所には、凹所
44を閉鎖するようにキャビティ規定部材としてのデザ
イン板46がはめられている。デザイン板46は鉄製で
あり、必要に応じて鋳造用のデザインレリーフが形成さ
れている。デザイン板46は適宜な本数のボルト48に
より側部42に固定される。上型金型43の側部42に
は、一端が凹所44に連通する可撓性の管49が固定さ
れている。管49の他端には、真空圧印加手段としての
真空ポンプ65が接続される。真空ポンプ65が発生す
る真空圧は16〜26トールである。
【0030】側部42の開放端にはフランジ部47が一
体的に形成されている。フランジ部47の下面には無端
状の溝52が設けられており、溝52の中に高温用シー
ル材としてのテフロン系Oリングが挿入されている。フ
ランジ部47の上面には、無端の溝66が設けられてお
り、溝66の中に、中を300度以下に維持された冷却
水が流れる銅管が配置されている。これにより、フラン
ジ部47の外周部が冷却され、熱によるフランジ部47
の撓みを阻止してフランジ部47の合わせ面の変形を防
止している。
【0031】上型本体40は、以下に説明する構成によ
り、フランジ部47の下面が下型本体20のフランジ部
25の上面に接合して、デザイン板46のレリーフ面が
多孔板27と協働して鋳造用のキャビティ29を規定す
る鋳造位置(図1)と、鋳造位置の上方の待機位置(図
3)との間で移動できるように配置されている。
【0032】上型本体40の底板41の上面には上型本
体40を支えるロッド50が取り付けられている。ロッ
ド50は適宜な構造材67に固定されており、この構造
材67は前述の4本の支柱9上を摺動するスライダ68
に固定されている。これにより、ロッド50は鉛直方向
に移動自在である。ロッド50が固定された構造材67
には、図示しないアクチュエータが接続されており、こ
のアクチュエータの作動によって上型本体40は、前述
の鋳造位置まで下降し、このとき、上型本体40のフラ
ンジ部47は下型本体20のフランジ部25に密着す
る。これにより、溝48内のOリングの封止性を向上さ
せ得る。
【0033】本発明の第1の実施の形態においては、請
求項1における「金型」は、デザイン板46と多孔板2
7とによって構成される。以下、図1から図3を参照し
ながら本発明の第1の実施の形態に係る無機質粒子層と
金属との複合材料の製造装置の作動を説明する。
【0034】まず、下型本体20の下型金枠23におけ
るキャビティ29の中に無機質粒子を充填して、無機質
粒子層を形成する。この際、無機質粒子の粒径は0.3
〜1mmであり、多孔板29の鉛直穴30の最小径6m
mに比べて小さいが、経験的に無機質粒子間の摩擦力等
によるいわゆるブリッジ現象によって無機質粒子は鉛直
穴30で保持され、鉛直穴30からは落下しない。
【0035】次に、図1に示すように、図示しないアク
チュエータにより上型本体40を下型本体20の上にお
いて下方に付勢する。これにより、上型本体40のフラ
ンジ部47は下型本体20のフランジ部25に密着す
る。
【0036】管49に接続された真空ポンプ65の作用
により、デザイン板46とフランジ部47との接合部
おける微小な間隙、及びデザイン板46と多孔板27と
の接合部における微小な間隙を介してキャビティ29に
真空圧を印加する。これらの接合部は、気体の通過を許
容するが溶融金属7の通過を禁止する。坩堝4内の溶融
金属7は、ストーク10及びディフューザ部31を通
り、さらには多孔板27を通ってキャビティ29に注入
される。
【0037】所定時間経過後、真空ポンプによる真空の
作用を停止する。ディフューザ部39及びストーク10
内の溶融金属7は重力により落下する。キャビティ29
及び鉛直穴30内の無機質粒子層の間隙に注入された溶
融金属7はそのまま保持される。
【0038】キャビティ29及び鉛直穴30内の無機質
粒子層の間隙に注入された溶融金属7が凝固した後、ア
クチュエータを作動させて上型本体40を上方に引き上
げ、溶融金属7が凝固した鋳造ブランク60を取り出す
(図3)。この鋳造ブランク60の内、鉛直穴30の形
状に対応して形成された部分61は、後にフライス盤等
で切削され、取り除かれる。
【0039】本第1の実施の形態によれば、真空ポンプ
65によってキャビティ29に真空圧を印加したとき
に、キャビティ29内に充填された無機質粒子の間隙へ
の溶融金属7の注入が、ディフューザ部39及び多孔板
27を介して行われるので、吸入された溶融金属7がデ
ィフューザ部31により多孔板27の全体に亘って分散
し、しかも多孔板27の複数の鉛直穴30により溶融金
属7の流れがさらに均一化し、キャビティ29内に充填
された無機質粒子間の間隙に溶融金属7を均等に注入す
ることができる。また、多孔板27に形成された複数の
鉛直穴30にも無機質粒子が充填されるので、この鉛直
穴30に充填された無機質粒子自体の間隙に注入される
溶融金属の流れを均一化することができる。さらには、
鉛直穴30は、上方に向かって拡径する拡径部30bを
含むので、鉛直穴30内に充填された無機質粒子自体に
よるキャビティ29内の無機質粒子間に注入される溶融
金属7の流れの均一化を効率よく行うことができる。
【0040】上記本発明の第1の実施の形態は、吸引鋳
造法によっているが、低圧鋳造法又は差圧鋳造法による
ものでもよい。また、多孔板27は、鉛直穴が形成され
ていない多孔部材としての多孔質部材であってもよい。
【0041】以下、図4から図6を参照しながら本発明
の第2の実施の形態に係る無機質粒子層と金属との複合
材料の製造装置の構成を説明する。ここに、図4は本発
明の第2の実施の形態に係る無機質粒子層と金属との複
合材料の製造装置の縦断面図であり、図5は図4の装置
における下型本体120の水平端面図であり、図6は製
造された鋳物を取り出す状態における図4の装置の縦断
面図である。
【0042】図4において、床101の上に断熱材で作
られた坩堝102が載置されている。坩堝102の上に
は断熱材で作られた覆い部材103が載せられている。
覆い部材103には、穴104及び105が設けられて
いる。穴104を通して、溶融されるべき金属が坩堝1
02の中に投入される。坩堝102内の底部近傍には、
坩堝102内の溶融金属106を加熱するための電気ヒ
ータ107が設けられている。
【0043】覆い部材103の上には、架台板108が
載せられている。架台板108は、坩堝102の側方に
張り出しており、その張り出し部は、坩堝102及び覆
い板103と一体的に設けられた適宜な架台109によ
って支えられている。架台板108には、覆い板103
の穴104に対応する位置において穴111が設けられ
ており、蓋112が穴111を塞ぐようにボルトにより
取り外し自在に取り付けられている。また、架台板10
8の上面部には後述する支柱113が4本立てられてい
る。
【0044】一方、架台板108には、穴105に対応
する位置において鉛直方向下方に伸長する円筒状のスト
ーク114が取り付けられている。ストーク114は穴
105を貫通し、かつその下端が坩堝102の底部近傍
に達して溶融金属106の中に浸漬される。
【0045】架台板108の上には下型本体120が配
置されている。下型本体120はフランジ部121を有
しており、フランジ部121のボルト穴に通されたボル
トによって架台板108に固定される。
【0046】下型本体120の上面部には下型本体12
0の底部側の直方体状の凹所と、開口側の直方体状の凹
所との2段の凹所が設けられている。下型本体120の
開口側の凹所は深さが小さい。下型本体120の底部側
の凹所には板状のキャビティ規定部材122がはめられ
ており、4本の適宜なボルト160で下型本体120に
固定されている(図5)。キャビティ規定部材122に
は加熱用カートリッジヒータ161が埋め込まれてい
る。このキャビティ規定部材122はその板厚を変える
ことにより、後述するようにこのキャビティ規定部材1
22により規定される鋳造用のキャビティの厚さが調整
される。
【0047】下型本体120の開口側の凹所においてス
トーク114側の側部は、さらにディフューザ部として
の凹所123として延長されている。凹所123は、そ
の大端部が下型本体120の開口側の凹所に連結してい
る。また、下型本体120の開口側の凹所においてスト
ーク114側の側部には、下型本体120の開口側の凹
所と凹所123とを仕切る多孔部材としての鋸歯部材1
24が設けられている。鋸歯部材124は、材料が下型
本体120と同一である。鋸歯部材124の形状は、鋸
歯部材124の斜視図である図7に示すように、下方に
向けられた鋸歯状であり、その寸法は、歯形のピッチが
5mm、歯形の先端部124aの幅が1mm、付根部1
24bの幅が3mm、歯厚が先端部124aで6mm、
付根部124bで10mmである。鋸歯部材124は、
その切欠き部が下部に位置しており、その上部には形成
されていないので、キャビティ149内に溶融金属10
6が注入されたときに、比重が軽い無機質粒子が浮上
し、その浮上した無機質粒子がキャビティ149から凹
所123に流れ出るのを阻止する。
【0048】下型本体120には、さらに、凹所123
の小端部とストーク114とを連通する鉛直穴125が
設けられている。下型本体120と架台108とは、鉛
直穴125とストーク114とが連通する部位において
気密が維持されるように構成されている。
【0049】下型本体120の開口側の凹所において凹
所123に対向する側の側部は、さらに、凹所126と
して延長されている。下型本体120の開口側の凹所に
おいて凹所123に対向する側の側部には、下型本体1
20の開口側の凹所と凹所126とを仕切る多孔質部材
127が設けられている。多孔質部材127は、焼結金
属等気孔率が30〜40%の多孔質金属である。
【0050】下型本体120には、上型本体140が載
せられる。上型本体140の下面部には、下型本体12
0の凹所の対向位置に凹所が形成されている。この凹所
には、キャビティ規定部材としてのデザイン板141が
はめられている。デザイン板141は鉄製であり、必要
に応じて鋳造用のデザインレリーフが形成されている。
デザイン板141は4本の適宜な本数のボルトにより上
型本体140に固定されている。デザイン板141には
加熱用カートリッジヒータ163が埋め込まれている。
【0051】上型本体140の下面にはその周囲におい
て無端状に溝142が形成されており、溝142の中に
高温用シール材としてのテフロン系のリングが挿入され
ている(図5において実線で示される)。溝142内の
リングとデザイン板141との間において凹所126側
の上型本体140の下面にはコの字状の凹所144が設
けられており、同凹所123側の上型本体140の下面
には凹所145が設けられている(図5において二点鎖
線で示される)。上型本体140には、一端が凹所14
4に連通する可撓性の管150が固定されている。管1
50の他端には、真空圧印加手段としての真空ポンプ1
51が接続されている。真空ポンプ151が発生する真
空圧は16〜26トールである。
【0052】上型本体140は、以下に説明する構成に
より、上型本体140の下面が下型本体120の上面に
接合して、デザイン板141のレリーフ面がキャビティ
規定板122と協働して鋳造用のキャビティ149を規
定する鋳造位置(図4)と、鋳造位置の上方の待機位置
(図6)との間で移動できるように配置されている。
【0053】上型本体140の上面はスペーサ164を
介して構造材152に固定されている。この構造材15
2は、4本の支柱113上を摺動するように構成されて
いる。これにより、上型本体140は鉛直方向に移動自
在となる。
【0054】構造材152の上面にはロッド155が固
定されている。このロッド155には、図示しないアク
チュエータが接続されており、このアクチュエータの作
動によって上型本体140は、前述の鋳造位置まで下降
し、このとき、上型本体140の下面は下型本体120
の上面に密着する。これにより、溝内のOリング142
の封止性を向上させ得る。
【0055】上型本体140及びデザイン板141に
は、適宜に配列された複数の鉛直穴が設けられており、
この鉛直穴の夫々には押しピン172が通されている。
これらの押しピン172は、構造材152の下に配置さ
れている水平板171に固定されている。水平板171
は、上型本体140が鋳造位置から所定距離だけ待機位
置に向けて引き上げられるまでは上型本体140と共に
鉛直方向に移動するが、その後は構造材152のみ上昇
して水平板152の移動が停止するように、構造材15
2に取り付けられている。
【0056】本発明の第2の実施の形態においては、請
求項1における「金型」は、キャビティ規定部材122
と、鋸歯部材124と、デザイン板141と、多孔質部
材127とによって構成される。以下、図4から図6を
参照しながら本発明の第2の実施の形態に係る無機質粒
子層と金属との複合材料の製造装置の作動を説明する。
【0057】まず、下型本体120のキャビティ149
の中に無機質粒子を充填して、無機質粒子層を形成す
る。
【0058】次に、図4に示すように、図示しないアク
チュエータにより上型本体140を下型本体120の上
において下方に付勢する。これにより上型本体140は
下型本体120に密着する。
【0059】管150に接続された真空ポンプ151の
作用によりキャビティ149に真空圧を印加する。坩堝
102内の溶融金属106は、ストーク114及び凹所
123を通り、さらには鋸歯部材124を通ってキャビ
ティ149に注入される。
【0060】所定時間経過後、真空ポンプ151による
真空の作用を停止する。凹所123、鉛直穴125及び
凹所123内の溶融金属106は重力により落下する。
キャビティ149内の無機質粒子層の間隙に注入された
溶融金属106はそのまま保持される。
【0061】キャビティ149内の無機質粒子層の間隙
に注入された溶融金属106が凝固した後、アクチュエ
ータを作動させて上型140を上方に引き上げる。この
時、前述の押しピン172の作用により溶融金属106
が凝固した鋳造ブランク173がキャビティ149から
離型されて取り出される。
【0062】本第2の実施の形態によれば、真空ポンプ
151によってキャビティ149に真空圧を印加したと
きに、キャビティ149に充填された無機質粒子層の間
隙への溶融金属106の注入がディフューザ部としての
凹所123を介して行われるので、吸入された溶融金属
106が凹所123により鋸歯部材124の全体に亘っ
て分散し、しかも鋸歯部材124により溶融金属の流れ
がさらに均一化し、キャビティ149内に充填された無
機質粒子間の間隙に溶融金属106を均等に注入するこ
とができる。
【0063】上記本発明の第2の実施の形態は、吸引鋳
造法によっているが、低圧鋳造法又は差圧鋳造法による
ものでもよい。鋸歯部材124は、鋸歯が形成されてい
ない多孔部材としての多孔質部材であってもよい。
【0064】上記第1及び第2の実施の形態において、
溶融金属7、106は、銅、アルミニウム、マグネシウ
ム、及びこれらの合金の各溶湯を含む。
【0065】上記第1及び第2の実施の形態において、
無機質粒子層は、ガラス質粒子(Gライト−商品名
−)、火山ガラス質堆積物(シラスバルーン−商品名
−)、セラミックス多孔質粒子(セラビーズ−商品名
−)を含む。
【0066】ガラス質粒子(Gライト−商品名−)は、
ラスを破砕し、加熱溶解して発泡させた後、整粒する
ことによって製造される。このガラスビーズは、熱
率が0.06Kcal/m・h・℃と珪砂に比べて小さ
く、比熱が0.3〜0.41cal/g・℃と大きく
粒径は、0.5から1mmである。Gライトは、比重が
0.3〜0.5と珪砂に比べて軽い。さらに、本Gライ
トは、非鉄金属との複合材料として、十分な耐火度を備
えている。また、前記多孔無機質の粒子としてGライト
を使用すれば、ガラス廃棄物のリサイクル利用が図れ
る。
【0067】火山ガラス質堆積物(シラスバルーン−商
品名−)は、シラスバルーンを加熱して発泡させた後、
整粒することによって製造される。このシラスバルーン
は、熱導率が0.05〜0.09Kcal/m・h・
℃と珪砂に比べて小さく、比熱が0.24cal/g・
℃と大きく粒径は、0.3から0.8mmである。本
シラスバルーンは、比重が0.07〜0.2と珪砂やガ
ラスビーズに比べて軽い。
【0068】
【発明の効果】請求項1の無機質粒子層と金属との複合
材料の製造装置によれば、真空圧印加手段によって金型
の部分を介して金型のキャビティに真空圧を印加したと
きに、金型のキャビティ内に充填された無機質粒子の間
隙への溶融金属の注入が、多孔部材を介してキャビティ
に連通したディフューザ部を介して行われるので、ディ
フューザ部の分散作用と多孔部材の抵抗作用とが相まっ
て、吸入された溶融金属がディフューザ部により多孔部
材の全体に亘って分散しこの分散した溶融金属が多孔部
材の多数の孔によりさらに均一化し、金型のキャビティ
内に充填された無機質粒子をキャビティ内に保持しつつ
該無機質粒子間の間隙に溶融金属を均等に注入すること
ができる。
【0069】請求項2の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置によれば、平板状部材の鋳造時において、
溶融金属を金型のキャビティの下方から注入する場合、
金型の底部に設けられた多孔板に形成された複数の鉛直
穴の中にも無機質粒子が充填されるので、この鉛直穴に
充填された無機質粒子自体の間隙に注入される溶融金属
の流れを均一化することができる。
【0070】請求項3又は4の無機質粒子層と金属との
複合材料の製造装置によれば、前記鉛直穴が上方に向か
って拡経する拡経部を含むので、鉛直穴内に充填された
無機質粒子自体によるキャビティ内の無機質粒子間の間
隙に注入される溶融金属の流れの均一化を効率よく行う
ことができる。
【0071】請求項5の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置によれば、平板状部材の鋳造時において、
溶融金属を金型のキャビティの側方から注入する場合、
金型のキャビティ内の無機質粒子の間隙への溶融金属の
注入が、金型の側部に設けられた鋸歯部材の複数の切欠
き部を介して行われるので、金型のキャビティ内への無
機質粒子間の間隙への溶融金属の流れを均一化ができ
る。
【0072】請求項6の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置によれば、鋸歯部材は、その切欠き部が鋸
歯部材の下部に位置していてその上部には形成されてい
ないので、キャビティ内に溶融金属が注入されたときに
比重が軽い無機質粒子が浮上し、その浮上した無機質粒
子がキャビティからディフューザ部に流れ出るのを阻止
することができる。
【0073】請求項7の無機質粒子層と金属との複合材
料の製造装置によれば、キャビティ規定部材が多孔質部
材からなるので、真空圧印加手段の作用を金型内のキャ
ビティ全体に均等化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る無機質粒子層
と金属との複合材料の製造装置の要部の縦断面図であ
る。
【図2】図1の装置におけるA部の拡大図である。図3
は製造された鋳物を取り出す状態における。
【図3】図1の装置の縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る無機質粒子層
と金属との複合材料の製造装置の要部の縦断面図であ
る。
【図5】図4の装置における下型金型120の水平端面
図である。
【図6】図4の装置の縦断面図である。
【図7】鋸歯部材124の斜視図である。
【符号の説明】
3、108 架台板 4、102 坩堝 5、103 蓋 7、106 溶融金属 8、107 電気ヒータ 10、114 ストーク 20、120 下型本体 23 下型金枠 24、25 フランジ部 27 多孔板 29、149 キャビティ 30 鉛直穴 39 湯溜り 40、140 上型本体 43 上型金型 46 デザイン板 50、155 ロッド 124 鋸歯部材 127 多孔質部材

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質粒子を収容するキャビティ、及び
    当該キャビティの部分を規定する多孔部材を有する金型
    と、大端部が前記多孔部材を介して前記キャビティに連
    通したディフューザ部と、一端が前記ディフューザ部の
    小端部に接続されており、他端が溶融金属に浸漬される
    ように構成されたストークと、前記キャビティに前記金
    型の部分を介して連結され前記キャビティに真空圧を印
    加する真空圧印加手段とを備えることを特徴とする無機
    質粒子層と金属との複合材料の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記キャビティの形状は深さが小さい直
    方体からなり、前記多孔部材が前記キャビティの下面を
    規定すべく前記金型の底部に設けられていると共に、
    数の鉛直穴が形成された多孔板からなることを特徴とす
    る請求項1記載の無機質粒子層と金属との複合材料の製
    造装置。
  3. 【請求項3】 前記鉛直穴が上方に向かって拡径する拡
    径部を含むことを特徴とする請求項2記載の無機質粒子
    層と金属との複合材料の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記拡径部の拡径角度が約10度である
    ことを特徴とする請求項3記載の無機質粒子層と金属と
    の複合材料の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記キャビティの形状は深さが小さい直
    方体からなり、前記多孔部材が前記キャビティの側部を
    規定すべく前記金型の側部に設けられていると共に鋸歯
    部材からなることを特徴とする請求項1記載の無機質粒
    子層と金属との複合材料の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記鋸歯部材が下方に向けられた鋸歯状
    であることを特徴とする請求項5記載の無機質粒子層と
    金属との複合材料の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記真空圧印加手段が、前記金型の部分
    を構成する多孔質部材を介して前記キャビティに連結さ
    れていることを特徴とする請求項5又は6記載の無機質
    粒子層と金属との複合材料の製造装置。
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