JP2844093B2 - 簡易型枠工法 - Google Patents
簡易型枠工法Info
- Publication number
- JP2844093B2 JP2844093B2 JP1286743A JP28674389A JP2844093B2 JP 2844093 B2 JP2844093 B2 JP 2844093B2 JP 1286743 A JP1286743 A JP 1286743A JP 28674389 A JP28674389 A JP 28674389A JP 2844093 B2 JP2844093 B2 JP 2844093B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formwork
- sheet
- shaped
- concrete
- plastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G9/00—Forming or shuttering elements for general use
- E04G9/02—Forming boards or similar elements
- E04G9/06—Forming boards or similar elements the form surface being of metal
- E04G9/065—Forming boards or similar elements the form surface being of metal the form surface being of wire mesh
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、精度や外観があまり問題とされることの
ない建物の基礎梁などコンクリート基礎の構築、あるい
は円筒形その他の異形状コンクリート製品の構築などに
好適に実施される簡易型枠工法に関する。
ない建物の基礎梁などコンクリート基礎の構築、あるい
は円筒形その他の異形状コンクリート製品の構築などに
好適に実施される簡易型枠工法に関する。
従来の技術 従来、コンクリート構造物の構築は、建物の基礎であ
れなんであれ、必ずといって良いほどベニヤ合板などを
せき板に利用した型枠を組立てる本格的な型枠工法が実
施されている。従来の型枠は、ベニヤ板のせき板に代表
される木製型枠と、鉄板をせき板に使用した鋼製型枠と
に大別される。
れなんであれ、必ずといって良いほどベニヤ合板などを
せき板に利用した型枠を組立てる本格的な型枠工法が実
施されている。従来の型枠は、ベニヤ板のせき板に代表
される木製型枠と、鉄板をせき板に使用した鋼製型枠と
に大別される。
発明が解決しようとする課題 現在使用されている鋼製型枠は、非常に重いし、高価
である。そして、繰り返し良好な状態で使用するには、
使用直後の清掃や防錆処理などのメンテナンスが重要で
あり、多くの手間がかかる。
である。そして、繰り返し良好な状態で使用するには、
使用直後の清掃や防錆処理などのメンテナンスが重要で
あり、多くの手間がかかる。
一方、木製型枠の場合でも、5枚合わせ合板をせき板
として使用する場合、これはかなり重いので1枚パネル
として使用に供する大きさ(サイズ)に制約があり、施
工能率が悪いという問題がある。そうでないベニヤ合板
の多くは、1回の使用で廃棄されるか耐用寿命を失って
しまう。仮に、繰り返し使用するときは、予め組立、解
体の作業を慎重に行なう必要があるし、もちろん防腐塗
料等のメンテナンスも必要である。そうしたメンテナン
スを施しても2度、3度使用すると、コンクリート製品
の出来上りが粗悪になることが多い。その上、最近は木
材資源の将来的枯渇が大きな社会問題となっており、い
ま以上の木製型枠への依存は望み得ないという実情が重
く考慮されねばならない。
として使用する場合、これはかなり重いので1枚パネル
として使用に供する大きさ(サイズ)に制約があり、施
工能率が悪いという問題がある。そうでないベニヤ合板
の多くは、1回の使用で廃棄されるか耐用寿命を失って
しまう。仮に、繰り返し使用するときは、予め組立、解
体の作業を慎重に行なう必要があるし、もちろん防腐塗
料等のメンテナンスも必要である。そうしたメンテナン
スを施しても2度、3度使用すると、コンクリート製品
の出来上りが粗悪になることが多い。その上、最近は木
材資源の将来的枯渇が大きな社会問題となっており、い
ま以上の木製型枠への依存は望み得ないという実情が重
く考慮されねばならない。
また、木製型枠であれ、鋼製型枠であれ、コンクリー
ト構造物の形状に対する適応性(自在性)、及び型枠作
業の容易性という点では必ずしも満足し難いところがあ
る。例えば任意大きさの円形の型枠を組立てることなど
はなかなかに困難である。
ト構造物の形状に対する適応性(自在性)、及び型枠作
業の容易性という点では必ずしも満足し難いところがあ
る。例えば任意大きさの円形の型枠を組立てることなど
はなかなかに困難である。
一方、型枠を組立てる型枠工の人数不足は大きな社会
問題と云っても良く、人手不足がコストの急激な増大を
もたらしている。例えば木製型枠を使用する場合は、1
m2当りのコスト6500円に占める型枠工の手間賃は4000円
にも達するのであり、コストダウンを図るためには抜本
的な解決策が要望されている。
問題と云っても良く、人手不足がコストの急激な増大を
もたらしている。例えば木製型枠を使用する場合は、1
m2当りのコスト6500円に占める型枠工の手間賃は4000円
にも達するのであり、コストダウンを図るためには抜本
的な解決策が要望されている。
ところで、コンクリート構造物の中には、例えば建物
の基礎梁などのコンクリート基礎のように、既往の本格
的な型枠を使用するほどの精度や出来上がり具合いを要
求されないものも多い。しかし、適当な代替手段がない
ため、何となく既往の本格的型枠が実施されているとい
う事情もあり、これらの諸点が解決するべき問題となっ
ている。
の基礎梁などのコンクリート基礎のように、既往の本格
的な型枠を使用するほどの精度や出来上がり具合いを要
求されないものも多い。しかし、適当な代替手段がない
ため、何となく既往の本格的型枠が実施されているとい
う事情もあり、これらの諸点が解決するべき問題となっ
ている。
課題を解決するための手段 上記した従来技術の課題を解決するための手段とし
て、請求項1記載の発明に係る簡易型枠工法は、 プラスチック成形加工の手段によりプラスチック製で
メッシュ状をなす網状力骨材を生産し、続いて前記網状
力骨材の両面にプラスチックシートを貼合わせてシート
状の簡易型枠を製造する段階と、前記シート状の簡易型
枠を裁断してモジュール化製品となし、このモジュール
化製品をコンクリート構造物の形状に適合する型枠に組
立てることを特徴とする。
て、請求項1記載の発明に係る簡易型枠工法は、 プラスチック成形加工の手段によりプラスチック製で
メッシュ状をなす網状力骨材を生産し、続いて前記網状
力骨材の両面にプラスチックシートを貼合わせてシート
状の簡易型枠を製造する段階と、前記シート状の簡易型
枠を裁断してモジュール化製品となし、このモジュール
化製品をコンクリート構造物の形状に適合する型枠に組
立てることを特徴とする。
作用 シート状の簡易型枠3は、工場で大量生産することに
適する。また、軽量なのでかなり大きいサイズにモジュ
ール化した大形製品もできる。しかもモジュール化製品
は平面状に重ねて高密度に保管し又は運搬等することが
できる。
適する。また、軽量なのでかなり大きいサイズにモジュ
ール化した大形製品もできる。しかもモジュール化製品
は平面状に重ねて高密度に保管し又は運搬等することが
できる。
プラスチックシート2に透明なものを使用すると、コ
ンクリート打設状況の確認ができる。
ンクリート打設状況の確認ができる。
打設コンクリートの側圧の大きさに応じて網状力骨材
1及びプラスチックシート2の強さなどを選択できる。
1及びプラスチックシート2の強さなどを選択できる。
シート状の簡易型枠3は、既存の簡易な切断機などに
より所望の大きさに裁断したモジュール化製品を軽便に
使用できる。あるいはモジュール化製品を湾曲させ又は
屈曲などすることによって円形とか楕円形その他任意所
望の形態の型枠を簡単に安定な状態に組立てることので
きる自在性がある。
より所望の大きさに裁断したモジュール化製品を軽便に
使用できる。あるいはモジュール化製品を湾曲させ又は
屈曲などすることによって円形とか楕円形その他任意所
望の形態の型枠を簡単に安定な状態に組立てることので
きる自在性がある。
型枠の組立てに際し、シート状の簡易型枠3、3(モ
ジュール化製品)相互の接合は、接合部の内外面を所謂
ガムテープで貼合わせることにより、又は力骨材1a又は
1b同士を重ね合わせバインド線などで結束するか簡単な
連結具で結合する等の手段で簡単、確実に行なうことが
できる。前記の結束や連結を行なう際、又は間隔保持用
スペーサー4を設置する際、又はコンクリート構造物の
鉄筋を組立てる際などに、必要によっては薄いプラスチ
ックシート2の必要箇所を最小限度に突き破るなどして
軽便に作業を進めることができる。
ジュール化製品)相互の接合は、接合部の内外面を所謂
ガムテープで貼合わせることにより、又は力骨材1a又は
1b同士を重ね合わせバインド線などで結束するか簡単な
連結具で結合する等の手段で簡単、確実に行なうことが
できる。前記の結束や連結を行なう際、又は間隔保持用
スペーサー4を設置する際、又はコンクリート構造物の
鉄筋を組立てる際などに、必要によっては薄いプラスチ
ックシート2の必要箇所を最小限度に突き破るなどして
軽便に作業を進めることができる。
実施例 次に、この発明を図示した実施例に基いて説明する。
第1図と第2図にシート状の簡易型枠3の一実施例を
示している。これは網状力骨材1の両面に塩化ビニル等
の薄いプラスチックシート2(第1図参照)を貼合わせ
て平面状のシート状型枠3が構成されている。孔あきシ
ートを使用すると、打設コンクリートの余剰水の排除に
効果的である。
示している。これは網状力骨材1の両面に塩化ビニル等
の薄いプラスチックシート2(第1図参照)を貼合わせ
て平面状のシート状型枠3が構成されている。孔あきシ
ートを使用すると、打設コンクリートの余剰水の排除に
効果的である。
網状力骨材1は、例えば強化プラスチック(又は強化
されない普通のプラスチック)で中空構造に成形され
た、外径が3〜12mm位の力骨材1a、1bを同一平面内で縦
横格子の一枚板状(メッシュ状)に編んだ構成とされて
いる。縦、横の力骨材1a、1bは20〜30cm位のピッチで矩
形格子状の配置に編まれている。
されない普通のプラスチック)で中空構造に成形され
た、外径が3〜12mm位の力骨材1a、1bを同一平面内で縦
横格子の一枚板状(メッシュ状)に編んだ構成とされて
いる。縦、横の力骨材1a、1bは20〜30cm位のピッチで矩
形格子状の配置に編まれている。
網状力骨材1の製造は、既存のプラスチック成形加工
技術による工場生産とする。続く工程で前記網状力骨材
1の両面に薄いプラスチックシート2を貼合わせ溶着又
は接着の方法で一体化する一貫工程としてシート状の簡
易型枠3の製造が行なわれる。シート状の簡易型枠3の
大きさは、軽量で持ち運び、取扱いが容易なので、例え
ば縦寸法が1m位のものを無限長に連続製造する。しかる
後に横寸法が2mとか3m又は5m位の比較的大きなサイズに
切断したモジュール化製品を現場での使用に供する。こ
うした大きなサイズのモジュール化製品を使用すると、
型枠を組立てる施工能率が非常に良い。
技術による工場生産とする。続く工程で前記網状力骨材
1の両面に薄いプラスチックシート2を貼合わせ溶着又
は接着の方法で一体化する一貫工程としてシート状の簡
易型枠3の製造が行なわれる。シート状の簡易型枠3の
大きさは、軽量で持ち運び、取扱いが容易なので、例え
ば縦寸法が1m位のものを無限長に連続製造する。しかる
後に横寸法が2mとか3m又は5m位の比較的大きなサイズに
切断したモジュール化製品を現場での使用に供する。こ
うした大きなサイズのモジュール化製品を使用すると、
型枠を組立てる施工能率が非常に良い。
なお、網状力骨材1の構造や形態は、上述した縦横の
格子構造のほかに、斜め45°方向等に傾けられた斜め格
子構造、又は力骨材を上下方向に単に平行に並べただけ
の並列配置構造などで実施することもできる。力骨材1
a、1bは、第2図のような円形パイプ構造のほか、円形
断面の中実構造、又は角断面の中実、中空構造などで実
施することができる。
格子構造のほかに、斜め45°方向等に傾けられた斜め格
子構造、又は力骨材を上下方向に単に平行に並べただけ
の並列配置構造などで実施することもできる。力骨材1
a、1bは、第2図のような円形パイプ構造のほか、円形
断面の中実構造、又は角断面の中実、中空構造などで実
施することができる。
次に、第3図は、上記シート状の簡易型枠3を使用し
た簡易型枠工法の最も基本的な構成態様を示している。
即ち、上記構成のシート状の簡易型枠3によるモジュー
ル化製品を設置するには、コンクリート構造(例えば基
礎梁など)を築造するべき位置の捨コンクリート8(又
は直に地面上の場合もある)の上に上向きの溝形網状を
なす足元固定具9をコンクリート釘11等で位置決め固定
し、この足元固定具9の溝形部内へ下端を差し入れ保持
せしめてシート状の簡易型枠3を略垂直に立設させる。
従って、簡易型枠3の立設位置は足元固定具9により簡
単にしかも強固に確定される。立設されたシート状の簡
易型枠3の上端には、下向きの溝形網状をなす頭つなぎ
材10が取り付けられる。平行に相対峙する配置で立設さ
れた一対の簡易型枠3、3は、その上下に位置する頭つ
なぎ材10と足元固定具9との間の外面側に上下方向の向
きで配置された単管、アングル、チャンネル等の補剛材
12、12と、両側の補剛材を緊結したセパレータ13、13と
で打設コンクリート7の側圧に耐える程度に補剛が行な
われる。
た簡易型枠工法の最も基本的な構成態様を示している。
即ち、上記構成のシート状の簡易型枠3によるモジュー
ル化製品を設置するには、コンクリート構造(例えば基
礎梁など)を築造するべき位置の捨コンクリート8(又
は直に地面上の場合もある)の上に上向きの溝形網状を
なす足元固定具9をコンクリート釘11等で位置決め固定
し、この足元固定具9の溝形部内へ下端を差し入れ保持
せしめてシート状の簡易型枠3を略垂直に立設させる。
従って、簡易型枠3の立設位置は足元固定具9により簡
単にしかも強固に確定される。立設されたシート状の簡
易型枠3の上端には、下向きの溝形網状をなす頭つなぎ
材10が取り付けられる。平行に相対峙する配置で立設さ
れた一対の簡易型枠3、3は、その上下に位置する頭つ
なぎ材10と足元固定具9との間の外面側に上下方向の向
きで配置された単管、アングル、チャンネル等の補剛材
12、12と、両側の補剛材を緊結したセパレータ13、13と
で打設コンクリート7の側圧に耐える程度に補剛が行な
われる。
セパレータ13にはプラスチックや鉄筋、針金等が使用
され、これらは簡易型枠3における薄いプラスチックシ
ート2の必要箇所を最小限度に突き破った形で略水平に
設置されている。足元固定具9及び頭つなぎ材10は前記
の使用態様及び機能のものであるから、第3図の紙面と
垂直方向に長い長尺材又は数cm程度に切断された短尺材
などが使用される。
され、これらは簡易型枠3における薄いプラスチックシ
ート2の必要箇所を最小限度に突き破った形で略水平に
設置されている。足元固定具9及び頭つなぎ材10は前記
の使用態様及び機能のものであるから、第3図の紙面と
垂直方向に長い長尺材又は数cm程度に切断された短尺材
などが使用される。
次に、第4図以下には、上記シート状の簡易型枠3に
よるモジュール化製品を使用した簡易型枠工法の異なる
実施例を示している。
よるモジュール化製品を使用した簡易型枠工法の異なる
実施例を示している。
まず第4図と第5図は、建物の簡易な基礎梁コンクリ
ートを構築する場合の実施例であり、上記シート状の簡
易型枠3が基礎梁コンクリートの形状に合わせて立設さ
れている。シート状の簡易型枠3は、上述のようにして
工場生産されたモジュール化製品をそのまま、又は必要
な箇所を湾曲させ又は屈曲加工などして使用する。そし
て、型枠を組立てる際には、モジュール化製品相互の接
合部をガムテープで内外面を接着するか又はパインド線
により結束する等の方法で接合が行なわれる。
ートを構築する場合の実施例であり、上記シート状の簡
易型枠3が基礎梁コンクリートの形状に合わせて立設さ
れている。シート状の簡易型枠3は、上述のようにして
工場生産されたモジュール化製品をそのまま、又は必要
な箇所を湾曲させ又は屈曲加工などして使用する。そし
て、型枠を組立てる際には、モジュール化製品相互の接
合部をガムテープで内外面を接着するか又はパインド線
により結束する等の方法で接合が行なわれる。
第5図の実施例では、型枠間隔保持用のスペーサー4
…を多数設置することによって打設コンクリートの側圧
に耐えるだけの補剛が行なわれている。スペーサー4
は、シート状の簡易型枠3の網状力骨材1を構成する力
骨材1a又は1bに連結して設置されている。
…を多数設置することによって打設コンクリートの側圧
に耐えるだけの補剛が行なわれている。スペーサー4
は、シート状の簡易型枠3の網状力骨材1を構成する力
骨材1a又は1bに連結して設置されている。
なお、シート状の簡易型枠3の補剛手段としては、そ
の外面側に所謂トラス状鉄筋を付設したり、第3図のよ
うに単管やアングル、チャンネル等による補強枠を組立
て、この補強枠は薄いプラスチックシート2を突き破っ
て設置した鉄筋、針金などのセパレータ13で結合した構
成、あるいは簡易型枠3の外側へ土砂を埋め戻すなどの
方法が実施される。
の外面側に所謂トラス状鉄筋を付設したり、第3図のよ
うに単管やアングル、チャンネル等による補強枠を組立
て、この補強枠は薄いプラスチックシート2を突き破っ
て設置した鉄筋、針金などのセパレータ13で結合した構
成、あるいは簡易型枠3の外側へ土砂を埋め戻すなどの
方法が実施される。
ちなみに、第6図はコンクリート角柱などを構築する
場合の実施例であり、角形に組立てられたシート状の簡
易型枠3は、その外面が単管5(又は角バタ材など)を
クランプ6で連結して組立てた外周枠で補剛されてい
る。
場合の実施例であり、角形に組立てられたシート状の簡
易型枠3は、その外面が単管5(又は角バタ材など)を
クランプ6で連結して組立てた外周枠で補剛されてい
る。
第7図は円柱などを構築する場合の実施例である。こ
の場合は網状力骨材1を構成する円周方向の力骨材1bの
抗張力で打設コンクリートの側圧に耐えるので、シート
状型枠3の補剛措置は格別必要としない。
の場合は網状力骨材1を構成する円周方向の力骨材1bの
抗張力で打設コンクリートの側圧に耐えるので、シート
状型枠3の補剛措置は格別必要としない。
本発明が奏する効果 この本発明に係る簡易型枠工法は、いまだ資源的に心
配のないプラスチックなどから成るシート状の簡易型枠
3を使用するから木材資源の節約に大きく寄与する。
配のないプラスチックなどから成るシート状の簡易型枠
3を使用するから木材資源の節約に大きく寄与する。
また、シート状の簡易型枠3は工場で大量生産するこ
とに適し,非常に安価なものとなっている。そして、軽
量であるため、かなり大きいサイズのモジュール化製品
とすることにより型枠を組立てる施工能率を大幅に向上
でき、工期の短縮にも寄与する。
とに適し,非常に安価なものとなっている。そして、軽
量であるため、かなり大きいサイズのモジュール化製品
とすることにより型枠を組立てる施工能率を大幅に向上
でき、工期の短縮にも寄与する。
しかも、モジュール化製品は軽量で持ち運びに便利で
あるが故に、型枠の組立、解体に便利であり、運搬や在
庫を省スペースで高効率に行なうことができる。
あるが故に、型枠の組立、解体に便利であり、運搬や在
庫を省スペースで高効率に行なうことができる。
シート状の簡易型枠は切断とか湾曲、屈曲等の加工も
容易なので、コンクリート構造物の形状に適合させる自
在性に富み、軽便に使用することができる。特に必要が
あればプラスチックシート2の該当箇所を突き破るなど
して使用することもでき、使用上に至極便利である。
容易なので、コンクリート構造物の形状に適合させる自
在性に富み、軽便に使用することができる。特に必要が
あればプラスチックシート2の該当箇所を突き破るなど
して使用することもでき、使用上に至極便利である。
したがって、シート状の簡易型枠を使用する本発明の
簡易型枠工法によれば、型枠の組立てを型枠工でなくて
も簡単、迅速に行なえて大幅なコストダウンと工期の短
縮に寄与するのである。
簡易型枠工法によれば、型枠の組立てを型枠工でなくて
も簡単、迅速に行なえて大幅なコストダウンと工期の短
縮に寄与するのである。
第1図はシート状の簡易型枠の一実施例を示した斜視
図、第2図は第1図のII−II矢視の断面図、第3図〜第
7図は本発明の簡易型枠工法の異なる実施例を示した断
面図と斜視図である。 1…網状力骨材、2…プラスチックシート 3…シート状の簡易型枠、4…スペーサー 5…単管、12…補剛材 8…捨コンクリート、9…足元固定具 10…頭つなぎ材、13…セパレータ
図、第2図は第1図のII−II矢視の断面図、第3図〜第
7図は本発明の簡易型枠工法の異なる実施例を示した断
面図と斜視図である。 1…網状力骨材、2…プラスチックシート 3…シート状の簡易型枠、4…スペーサー 5…単管、12…補剛材 8…捨コンクリート、9…足元固定具 10…頭つなぎ材、13…セパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 忠治 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 牟田 有宏 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 高村 春彦 山梨県南都留郡山中湖村山中862番地1 タカムラ建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−291364(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 9/02 E04G 9/10 101 E04G 17/14 E04G 9/05
Claims (1)
- 【請求項1】プラスチック成形加工の手段によりプラス
チック製でメッシュ状をなす網状力骨材を生産し、続い
て前記網状力骨材の両面にプラスチックシートを貼合わ
せてシート状の簡易型枠を製造する段階と、前記シート
状の簡易型枠を裁断してモジュール化製品となし、この
モジュール化製品をコンクリート構造物の形状に適合す
る型枠に組立てることを特徴とする簡易型枠工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1286743A JP2844093B2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | 簡易型枠工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1286743A JP2844093B2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | 簡易型枠工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03147974A JPH03147974A (ja) | 1991-06-24 |
JP2844093B2 true JP2844093B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=17708456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1286743A Expired - Lifetime JP2844093B2 (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | 簡易型枠工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2844093B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0628094U (ja) * | 1992-03-19 | 1994-04-15 | タカムラ建設株式会社 | フィルム型枠 |
JPH07279422A (ja) * | 1994-04-05 | 1995-10-27 | Kajima Corp | コンクリート打設用型枠セパレーター材 |
CN107366424A (zh) * | 2017-07-07 | 2017-11-21 | 柳州铁道职业技术学院 | 一种混凝土圆柱模板系统 |
-
1989
- 1989-11-02 JP JP1286743A patent/JP2844093B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03147974A (ja) | 1991-06-24 |
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