JP2843469B2 - 展開構造物に於けるガイド機構 - Google Patents
展開構造物に於けるガイド機構Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静止軌道上の静止プラ
ットフォーム等の大型宇宙構造物の主構造等に用いる一
次元展開構造物に於けるガイド機構に関する。
ットフォーム等の大型宇宙構造物の主構造等に用いる一
次元展開構造物に於けるガイド機構に関する。
【0002】
【従来の技術】大型宇宙構造物の主構造等に用いる一次
元展開構造物は、打ち上げ時、小さく折り畳んでコンパ
クトに収納し、軌道上で自動展開し、大型の高剛性トラ
ス構造を形成することが要求される。
元展開構造物は、打ち上げ時、小さく折り畳んでコンパ
クトに収納し、軌道上で自動展開し、大型の高剛性トラ
ス構造を形成することが要求される。
【0003】このような要求に対応した大型宇宙構造物
の主構造としては、従来、図1に示すような展開構造物
1が提案されている。この展開構造物1は、細長材2よ
りなる立方体3を1次元方向で展開してトラス本体4を
形成し、各立方体3を夫々その中間で内側に折り込んで
畳むものである。
の主構造としては、従来、図1に示すような展開構造物
1が提案されている。この展開構造物1は、細長材2よ
りなる立方体3を1次元方向で展開してトラス本体4を
形成し、各立方体3を夫々その中間で内側に折り込んで
畳むものである。
【0004】また、上記展開構造物1の代りに、図2に
示すように1次元方向で展開してトラス本体4′を形成
する細長材2′よりなる各立方体3′が上側外方に延伸
して折り畳まれるようにした展開構造物1′が本出願人
によって開発された。(特願平3−119197号参
照)
示すように1次元方向で展開してトラス本体4′を形成
する細長材2′よりなる各立方体3′が上側外方に延伸
して折り畳まれるようにした展開構造物1′が本出願人
によって開発された。(特願平3−119197号参
照)
【0005】ところで、上記のいずれの展開構造物1,
1′も1次元方向に立方体3,3′を展開する際、ハウ
ジング5,5′内より折り畳まれた立方体3,3′を間
欠的に繰り出し、展開し終るまで後続の立方体3,3′
が流れ出ないようにすることが必要である。図2の展開
構造物1′に於いては、繰り出される立方体3′の下部
細長材2′のハウジング5′側の端のローラ(図示省
略)をクランプする流れ止め装置が設けられる。
1′も1次元方向に立方体3,3′を展開する際、ハウ
ジング5,5′内より折り畳まれた立方体3,3′を間
欠的に繰り出し、展開し終るまで後続の立方体3,3′
が流れ出ないようにすることが必要である。図2の展開
構造物1′に於いては、繰り出される立方体3′の下部
細長材2′のハウジング5′側の端のローラ(図示省
略)をクランプする流れ止め装置が設けられる。
【0006】この流れ止め装置は、電気的にローラの前
後に爪を突出して、ローラを拘束し、爪を引き下げてロ
ーラを解放するものである為、何らかの原因により誤作
動、不作動が生じた場合には立方体3′の繰り出し、ハ
ウジング5′内への収納が不可能となる。
後に爪を突出して、ローラを拘束し、爪を引き下げてロ
ーラを解放するものである為、何らかの原因により誤作
動、不作動が生じた場合には立方体3′の繰り出し、ハ
ウジング5′内への収納が不可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、電気
的な手段等による作動を全く必要としない単純な構造
で、ハウジング内より折り畳まれたトラス本体の立方体
を間欠的に繰り出して展開する際、立方体が展開し終る
まで後続の立方体が流れ出ないように、展開される立方
体の下部のハウジング側の端が展開方向へ移動しないよ
うに拘束する展開構造物に於けるガイド機構を提供しよ
うとするものである。
的な手段等による作動を全く必要としない単純な構造
で、ハウジング内より折り畳まれたトラス本体の立方体
を間欠的に繰り出して展開する際、立方体が展開し終る
まで後続の立方体が流れ出ないように、展開される立方
体の下部のハウジング側の端が展開方向へ移動しないよ
うに拘束する展開構造物に於けるガイド機構を提供しよ
うとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の展開構造物に於けるガイド機構の1つは、展
開状態で立方体が1次元方向で連なり各立方体が順次折
り畳まれるトラス本体と、該トラス本体を折り畳み収納
するハウジングと、該ハウジングの下端部に上方に折り
畳み可能に枢支され前記トラス本体の各立方体の展開を
支持する部材と、前記トラス本体の各立方体を展開方
向、折り畳み方向に往復動させる展開駆動機構とよりな
る展開構造物に於いて、前記トラス本体の各立方体の下
部細長材におけるハウジング側にガイドローラを設け、
前記トラス本体の各立方体の展開を支持する部材の枢支
部近傍上面に支持板を立設固定し、この支持板の内側面
に、前記ガイドローラを折り畳まれた立方体が展開終了
近くになるまで案内し、且つ立方体の下部のハウジング
側の端の節点ジョイントに設けた走行用ローラの展開方
向への移動を立方体が展開終了近くになるまで拘束する
円弧状に曲成した上側ガイドを展開方向に傾けて設け、
この上側ガイドの下側に、展開した立方体をハウジング
内に収納する際前記ガイドローラを展開された立方体が
折り畳み終了近くになるまで案内し、且つ前記節点ジョ
イントに設けた走行用ローラの折り畳み方向への移動を
立方体が折り畳み終了近くになるまで拘束する円弧状に
曲成した下側ガイドを前記上側ガイドと同心に展開方向
に傾けて設けてなるものである。
の本発明の展開構造物に於けるガイド機構の1つは、展
開状態で立方体が1次元方向で連なり各立方体が順次折
り畳まれるトラス本体と、該トラス本体を折り畳み収納
するハウジングと、該ハウジングの下端部に上方に折り
畳み可能に枢支され前記トラス本体の各立方体の展開を
支持する部材と、前記トラス本体の各立方体を展開方
向、折り畳み方向に往復動させる展開駆動機構とよりな
る展開構造物に於いて、前記トラス本体の各立方体の下
部細長材におけるハウジング側にガイドローラを設け、
前記トラス本体の各立方体の展開を支持する部材の枢支
部近傍上面に支持板を立設固定し、この支持板の内側面
に、前記ガイドローラを折り畳まれた立方体が展開終了
近くになるまで案内し、且つ立方体の下部のハウジング
側の端の節点ジョイントに設けた走行用ローラの展開方
向への移動を立方体が展開終了近くになるまで拘束する
円弧状に曲成した上側ガイドを展開方向に傾けて設け、
この上側ガイドの下側に、展開した立方体をハウジング
内に収納する際前記ガイドローラを展開された立方体が
折り畳み終了近くになるまで案内し、且つ前記節点ジョ
イントに設けた走行用ローラの折り畳み方向への移動を
立方体が折り畳み終了近くになるまで拘束する円弧状に
曲成した下側ガイドを前記上側ガイドと同心に展開方向
に傾けて設けてなるものである。
【0009】本発明の展開構造物に於けるガイド機構の
他の1つは、展開状態で立方体が1次元方向に連なり各
立方体が順次折り畳まれるトラス本体と、該トラス本体
を折り畳み収納するハウジングと、該ハウジングの下端
部に上方に折り畳み可能に枢支され前記トラス本体の各
立方体の展開を支持する部材と、前記トラス本体の各立
方体を展開方向、折り畳み方向に往復動させる展開駆動
機構とよりなる展開構造物に於いて、2個の立方体を1
ユニットとしてハウジング側の立方体の下部細長材の後
部にガイドローラを設け、前記トラス本体の各立方体の
展開を支持する部材の枢支部近傍上面に支持板を立設固
定し、この支持板の内側面に、前記ガイドローラが折り
畳まれた1ユニット2個の立方体を展開終了近くになる
まで案内し、且つハウジング側の立方体の下部後端の節
点ジョイントに設けた走行用ローラを展開途中から徐々
に展開方向に移動するのを許すように緩やかな円弧状に
曲成した上側ガイドを展開方向に傾けて設け、この上側
ガイドの下側に、展開した1ユニット2個の立方体をハ
ウジング内に収納する際前記節点ジョイントに設けた走
行用ローラが折り畳み途中から徐々に折り畳み方向への
移動を許すように緩やかな円弧状に曲成した下側ガイド
を前記上側ガイドに対して平行に且つ展開方向に傾けて
設けてなるものである。
他の1つは、展開状態で立方体が1次元方向に連なり各
立方体が順次折り畳まれるトラス本体と、該トラス本体
を折り畳み収納するハウジングと、該ハウジングの下端
部に上方に折り畳み可能に枢支され前記トラス本体の各
立方体の展開を支持する部材と、前記トラス本体の各立
方体を展開方向、折り畳み方向に往復動させる展開駆動
機構とよりなる展開構造物に於いて、2個の立方体を1
ユニットとしてハウジング側の立方体の下部細長材の後
部にガイドローラを設け、前記トラス本体の各立方体の
展開を支持する部材の枢支部近傍上面に支持板を立設固
定し、この支持板の内側面に、前記ガイドローラが折り
畳まれた1ユニット2個の立方体を展開終了近くになる
まで案内し、且つハウジング側の立方体の下部後端の節
点ジョイントに設けた走行用ローラを展開途中から徐々
に展開方向に移動するのを許すように緩やかな円弧状に
曲成した上側ガイドを展開方向に傾けて設け、この上側
ガイドの下側に、展開した1ユニット2個の立方体をハ
ウジング内に収納する際前記節点ジョイントに設けた走
行用ローラが折り畳み途中から徐々に折り畳み方向への
移動を許すように緩やかな円弧状に曲成した下側ガイド
を前記上側ガイドに対して平行に且つ展開方向に傾けて
設けてなるものである。
【0010】上記の各展開構造物に於けるガイド機構に
於いて、上側ガイド及び下側ガイドが、支持板の内側面
に突設したガイド板である場合と、板厚を厚くした支持
板の内側面に削設したガイド溝の上面及び下面である場
合とがある。
於いて、上側ガイド及び下側ガイドが、支持板の内側面
に突設したガイド板である場合と、板厚を厚くした支持
板の内側面に削設したガイド溝の上面及び下面である場
合とがある。
【0011】
【作用】上記のように構成された展開構造物に於けるガ
イド機構によると、ハウジングの前面で上方に折り畳ま
れた立方体展開支持部材を伸展した後、展開駆動機構に
よりハウジング内に折り畳まれたトラス本体の最前部の
立方体を引き始め、次第に展開していった際、該立方体
の下部細長材におけるハウジング側のガイドローラが、
立方体展開支持部材の枢支部近傍上面の支持板に設けら
れた上側ガイドに沿って案内され、立方体が展開終了近
くになるまで拘束されるので、後続の立方体がハウジン
グ内より引き出されて流れることがない。ガイドローラ
が上側ガイドより外れると、立方体の展開が完了し、展
開駆動機構により後続の立方体が引き出され、次第に開
かれていき、この時前記と同様にガイド機構により次の
立方体が引き出されるのが防止される。こうして順次立
方体の展開が行われることによりトラス本体が展開され
る。
イド機構によると、ハウジングの前面で上方に折り畳ま
れた立方体展開支持部材を伸展した後、展開駆動機構に
よりハウジング内に折り畳まれたトラス本体の最前部の
立方体を引き始め、次第に展開していった際、該立方体
の下部細長材におけるハウジング側のガイドローラが、
立方体展開支持部材の枢支部近傍上面の支持板に設けら
れた上側ガイドに沿って案内され、立方体が展開終了近
くになるまで拘束されるので、後続の立方体がハウジン
グ内より引き出されて流れることがない。ガイドローラ
が上側ガイドより外れると、立方体の展開が完了し、展
開駆動機構により後続の立方体が引き出され、次第に開
かれていき、この時前記と同様にガイド機構により次の
立方体が引き出されるのが防止される。こうして順次立
方体の展開が行われることによりトラス本体が展開され
る。
【0012】展開されたトラス本体をハウジング内に折
り畳み収納すべく展開駆動機構によりトラス本体の最後
部の立方体を後退させると、該立方体の下部細長材にお
けるハウジング側のガイドローラが、立方体展開支持部
材の枢支部近傍上面の支持板に設けられた下側ガイドに
沿って案内され、立方体が次第に折り畳まれていき、ガ
イドローラが下側ガイドから外れると、立方体が完全に
折り畳まれてハウジング内に収納される。そして展開駆
動機構により次の立方体を後退させると、前述の如く立
方体が折り畳まれてハウジング内に収納される。こうし
て順次立方体の折り畳みが行われることにより、トラス
本体がハウジング内に折り畳み収納される。
り畳み収納すべく展開駆動機構によりトラス本体の最後
部の立方体を後退させると、該立方体の下部細長材にお
けるハウジング側のガイドローラが、立方体展開支持部
材の枢支部近傍上面の支持板に設けられた下側ガイドに
沿って案内され、立方体が次第に折り畳まれていき、ガ
イドローラが下側ガイドから外れると、立方体が完全に
折り畳まれてハウジング内に収納される。そして展開駆
動機構により次の立方体を後退させると、前述の如く立
方体が折り畳まれてハウジング内に収納される。こうし
て順次立方体の折り畳みが行われることにより、トラス
本体がハウジング内に折り畳み収納される。
【0013】
【実施例】本発明の展開構造物に於けるガイド機構の1
つの一実施例を図1に示す展開構造物1に適用した場合
について説明すると、1次元方向で展開したトラス本体
4を形成する細長材2よりなる各立方体3は、その中間
で内側に折り畳まれるようになっている。即ち、立方体
3の各細長材2が円管よりなり、その端部継手6が図3
に示すように節点ジョイント7と結合されて一軸回りの
回転自由度を有している。そして左右両側面の上下の細
長材2は図1に示すように中間で分断され、その分断端
がラッチ付節点ジョイント8にて結合されて内側に折り
畳まれるようになっている。図1に示す各立方体3の上
下、左右の各面の斜材9はテレスコピック部材よりな
り、その端部継手が各々節点ジョイント7と結合され
て、各面で回転自由度を有している。各立方体3の展開
方向における各立方体3の前後面の斜材9′は円管より
なる。各立方体3の下部の節点ジョイント7の外側面に
は図3に示すように走行用ローラ10が設けられてい
る。
つの一実施例を図1に示す展開構造物1に適用した場合
について説明すると、1次元方向で展開したトラス本体
4を形成する細長材2よりなる各立方体3は、その中間
で内側に折り畳まれるようになっている。即ち、立方体
3の各細長材2が円管よりなり、その端部継手6が図3
に示すように節点ジョイント7と結合されて一軸回りの
回転自由度を有している。そして左右両側面の上下の細
長材2は図1に示すように中間で分断され、その分断端
がラッチ付節点ジョイント8にて結合されて内側に折り
畳まれるようになっている。図1に示す各立方体3の上
下、左右の各面の斜材9はテレスコピック部材よりな
り、その端部継手が各々節点ジョイント7と結合され
て、各面で回転自由度を有している。各立方体3の展開
方向における各立方体3の前後面の斜材9′は円管より
なる。各立方体3の下部の節点ジョイント7の外側面に
は図3に示すように走行用ローラ10が設けられてい
る。
【0014】図1に示すように折り畳まれる立方体3を
収納するハウジング5の前面下端部両側には、立方体展
開支持部材として、図4に示すように前記走行用ローラ
10が摺動回転するための、1個の立方体3が展開でき
る長さの走行用レール11が上方に折り畳み可能に枢支
され、この走行用レール11の下方に展開駆動機構が設
けられている。即ち、前記立方体3の節点ジョイント7
を引っ掛けるシャトルフック12が、モータ、ギヤ等よ
りなる展開駆動装置13により駆動されるエンドレス歯
形ベルト14に取付けられて、往復動可能に配されてい
る。
収納するハウジング5の前面下端部両側には、立方体展
開支持部材として、図4に示すように前記走行用ローラ
10が摺動回転するための、1個の立方体3が展開でき
る長さの走行用レール11が上方に折り畳み可能に枢支
され、この走行用レール11の下方に展開駆動機構が設
けられている。即ち、前記立方体3の節点ジョイント7
を引っ掛けるシャトルフック12が、モータ、ギヤ等よ
りなる展開駆動装置13により駆動されるエンドレス歯
形ベルト14に取付けられて、往復動可能に配されてい
る。
【0015】このように構成された展開構造物における
本発明のガイド機構は、図3に示すように前記各立方体
3の下部細長材2の後部におけるハウジング5側にガイ
ドローラ15を設け、前記走行用レール11の枢支部近
傍上面に図4に示すように支持板16を立設固定し、こ
の支持板16の内側面に、前記ガイドローラ15を折り
畳まれた立方体3が展開終了近くになるまで案内し、立
方体3の下部のハウジング5側の端の節点ジョイント7
に設けた走行用ローラ10の展開方向への移動を立方体
3が展開終了近くになるまで拘束する円弧状に曲成した
上側ガイド板17aを展開方向に傾けて設け、この上側
ガイド板17aの下側に、展開した立方体3をハウジン
グ5内に収納する際前記ガイドローラ15を展開された
立方体 3が折り畳み終了近くになるまで案内し、且つ前
記節点ジョイント7に設けた走行用ローラ10の折り畳
み方向への移動を立方体3が折り畳み終了近くになるま
で拘束する円弧状に曲成した下側ガイド板17bを前記
上側ガイド板17aと同心に展開方向に傾けて設けてな
るものである。
本発明のガイド機構は、図3に示すように前記各立方体
3の下部細長材2の後部におけるハウジング5側にガイ
ドローラ15を設け、前記走行用レール11の枢支部近
傍上面に図4に示すように支持板16を立設固定し、こ
の支持板16の内側面に、前記ガイドローラ15を折り
畳まれた立方体3が展開終了近くになるまで案内し、立
方体3の下部のハウジング5側の端の節点ジョイント7
に設けた走行用ローラ10の展開方向への移動を立方体
3が展開終了近くになるまで拘束する円弧状に曲成した
上側ガイド板17aを展開方向に傾けて設け、この上側
ガイド板17aの下側に、展開した立方体3をハウジン
グ5内に収納する際前記ガイドローラ15を展開された
立方体 3が折り畳み終了近くになるまで案内し、且つ前
記節点ジョイント7に設けた走行用ローラ10の折り畳
み方向への移動を立方体3が折り畳み終了近くになるま
で拘束する円弧状に曲成した下側ガイド板17bを前記
上側ガイド板17aと同心に展開方向に傾けて設けてな
るものである。
【0016】上記のように構成された実施例の展開構造
物に於けるガイド機構によると、ハウジング5の前面で
上方に折り畳まれた走行用レール11を図1に示すよう
に前方に回動伸展した後、図4に示す展開駆動装置13
を作動し、エンドレス歯形ベルト14をキャリヤ側に駆
動してシャトルフック12を往動させ、ハウジング5内
に折り畳まれたトラス本体4の最前部の立方体3の下端
の節点ジョイント7を引っ掛けて図5に示すように立方
体3を走行用ローラ10にて走行用レール11上を引き
始め、次第に展開していった際、該立方体3の下部細長
材2におけるハウジング側5に設けられたガイドローラ
15が、走行用レール11の枢支部近傍上面の支持板1
6の内側面に設けられた上側ガイド板17aに沿って立
方体3が展開終了近くになるまで案内され、立方体3の
下部のハウジング5側の端の節点ジョイント7に設けた
走行用ローラ10の展開方向への移動は、図7に示すよ
うに立方体3が展開終了近くになるまで拘束されるの
で、後続の立方体3がハウジング5内より引き出されて
流れることがない。ガイドローラ15が上側ガイド板1
7aより外れると、図6に示すように上下の細長材2が
一直線となり、中間の節点ジョイント8がラッチにて固
定され、立方体3の展開が完了し、立方体3の下部のハ
ウジング5側の端の節点ジョイント7に設けた走行用ロ
ーラ10は移動できるようになる。そして展開駆動装置
13(図4参照)の作動により元位置に復帰したシャト
ルフック12の往動により後続の立方体3が引き出さ
れ、次第に展開していき、この時前記と同様にガイド機
構により次の立方体3が引き出されるのが防止される。
こうして順次立方体の展開が行われることにより、図1
に示すようにトラス本体4が展開される。
物に於けるガイド機構によると、ハウジング5の前面で
上方に折り畳まれた走行用レール11を図1に示すよう
に前方に回動伸展した後、図4に示す展開駆動装置13
を作動し、エンドレス歯形ベルト14をキャリヤ側に駆
動してシャトルフック12を往動させ、ハウジング5内
に折り畳まれたトラス本体4の最前部の立方体3の下端
の節点ジョイント7を引っ掛けて図5に示すように立方
体3を走行用ローラ10にて走行用レール11上を引き
始め、次第に展開していった際、該立方体3の下部細長
材2におけるハウジング側5に設けられたガイドローラ
15が、走行用レール11の枢支部近傍上面の支持板1
6の内側面に設けられた上側ガイド板17aに沿って立
方体3が展開終了近くになるまで案内され、立方体3の
下部のハウジング5側の端の節点ジョイント7に設けた
走行用ローラ10の展開方向への移動は、図7に示すよ
うに立方体3が展開終了近くになるまで拘束されるの
で、後続の立方体3がハウジング5内より引き出されて
流れることがない。ガイドローラ15が上側ガイド板1
7aより外れると、図6に示すように上下の細長材2が
一直線となり、中間の節点ジョイント8がラッチにて固
定され、立方体3の展開が完了し、立方体3の下部のハ
ウジング5側の端の節点ジョイント7に設けた走行用ロ
ーラ10は移動できるようになる。そして展開駆動装置
13(図4参照)の作動により元位置に復帰したシャト
ルフック12の往動により後続の立方体3が引き出さ
れ、次第に展開していき、この時前記と同様にガイド機
構により次の立方体3が引き出されるのが防止される。
こうして順次立方体の展開が行われることにより、図1
に示すようにトラス本体4が展開される。
【0017】展開されたトラス本体4をハウジング5内
に折り畳み収納すべく展開駆動装置13のシャトルフッ
ク12の向きを変えて復動させ、トラス本体4の最後部
の立方体3の下端における立方体の展開側の端の節点ジ
ョイント7を引っ掛けて立方体3を後退させると、上下
の細長材2の中間の節点ジョイント8のラッチが外れ
て、上下の細長材2が内側に折れ始め、立方体3の下部
細長材2におけるハウジング5側のガイドローラ15
が、走行用レール11の枢支部近傍上面の支持板16の
内側面に設けられた下側ガイド板17bに沿って立方体
3が折り畳み終了近くになるまで案内され、立方体3の
下部のハウジング5側の端の節点ジョイント7に設けた
走行用ローラ10の折り畳み方向への移動が立方体3の
折り畳み終了近くになるまで拘束されるので、上下の細
長材2が内側に二つ折りされて立方体3が内側に折り畳
まれていき、ガイドローラ15が下側ガイド板17bか
ら外れると、立方体3が完全に内側に折り畳まれてハウ
ジング5内に収納される。そしてシャトルフック12を
往動し、次の立方体3の下端における立方体3の展開側
の端の節点ジョイント7を引っ掛けた後向きを変えて復
動させ立方体3を後退させると、前述の如くガイド機構
を介して立方体3が折り畳まれてハウジング5内に収納
される。こうして順次立方体3の折り畳みが行われるこ
とにより、トラス本体4がハウジング5内に折り畳み収
納される。
に折り畳み収納すべく展開駆動装置13のシャトルフッ
ク12の向きを変えて復動させ、トラス本体4の最後部
の立方体3の下端における立方体の展開側の端の節点ジ
ョイント7を引っ掛けて立方体3を後退させると、上下
の細長材2の中間の節点ジョイント8のラッチが外れ
て、上下の細長材2が内側に折れ始め、立方体3の下部
細長材2におけるハウジング5側のガイドローラ15
が、走行用レール11の枢支部近傍上面の支持板16の
内側面に設けられた下側ガイド板17bに沿って立方体
3が折り畳み終了近くになるまで案内され、立方体3の
下部のハウジング5側の端の節点ジョイント7に設けた
走行用ローラ10の折り畳み方向への移動が立方体3の
折り畳み終了近くになるまで拘束されるので、上下の細
長材2が内側に二つ折りされて立方体3が内側に折り畳
まれていき、ガイドローラ15が下側ガイド板17bか
ら外れると、立方体3が完全に内側に折り畳まれてハウ
ジング5内に収納される。そしてシャトルフック12を
往動し、次の立方体3の下端における立方体3の展開側
の端の節点ジョイント7を引っ掛けた後向きを変えて復
動させ立方体3を後退させると、前述の如くガイド機構
を介して立方体3が折り畳まれてハウジング5内に収納
される。こうして順次立方体3の折り畳みが行われるこ
とにより、トラス本体4がハウジング5内に折り畳み収
納される。
【0018】次に本発明の展開構造物のガイド機構の他
の1つの実施例を図2に示す展開構造物1′に適用した
場合について説明すると、1次元方向で展開してトラス
本体4′を形成する細長材2′よりなる各立方体3′
は、上側外方に延伸して縦長に折り畳まれるようになっ
ている。即ち、立方体3′の各細長材2′が円管よりな
り、その端部継手6′が図3と同様に節点ジョイント
7′と結合されて一軸回りの回転自由度を有している。
図2に示す各立方体3′の左右両側面の斜材18は1次
元方向で交互に向きを変えたラッチ付テレスコピック部
材からなり、外方に伸長するようになっていて、その端
部継手が図3に示すように節点ジョイント7′と結合さ
れて一軸回りの回転自由度を有している。各立方体3′
の上下両面及び立方体3の展開側の前後両面における斜
材18′は円筒よりなる。従って、各立方体3′は、2
個の立方体3′を1ユニットとして剪断変形することに
より、図2に示されるように上側外方に延伸して縦長に
折り畳まれるようになっている。各立方体3′の下部の
節点ジョイント7′の外側面には図3に示すように走行
用ローラ10が設けられている。図2に示すように折り
畳まれる立方体3′を収納するハウジング5′の前面下
端部両側には、立方体展開支持部材として図4に示すよ
うに前記走行用ローラ10が摺動回転するための2個の
立方体3′が展開できる長さの走行用レール11′が上
方に折り畳み可能に枢支され、この走行用レール11′
の下方に展開駆動機構が設けられている。即ち、前記立
方体3′の節点ジョイント7′を引っ掛けるシャトルフ
ック12がモータ、ギヤ等よりなる展開駆動装置13に
より駆動されるエンドレス歯形ベルト14に取付けられ
て往復動可能に配されている。
の1つの実施例を図2に示す展開構造物1′に適用した
場合について説明すると、1次元方向で展開してトラス
本体4′を形成する細長材2′よりなる各立方体3′
は、上側外方に延伸して縦長に折り畳まれるようになっ
ている。即ち、立方体3′の各細長材2′が円管よりな
り、その端部継手6′が図3と同様に節点ジョイント
7′と結合されて一軸回りの回転自由度を有している。
図2に示す各立方体3′の左右両側面の斜材18は1次
元方向で交互に向きを変えたラッチ付テレスコピック部
材からなり、外方に伸長するようになっていて、その端
部継手が図3に示すように節点ジョイント7′と結合さ
れて一軸回りの回転自由度を有している。各立方体3′
の上下両面及び立方体3の展開側の前後両面における斜
材18′は円筒よりなる。従って、各立方体3′は、2
個の立方体3′を1ユニットとして剪断変形することに
より、図2に示されるように上側外方に延伸して縦長に
折り畳まれるようになっている。各立方体3′の下部の
節点ジョイント7′の外側面には図3に示すように走行
用ローラ10が設けられている。図2に示すように折り
畳まれる立方体3′を収納するハウジング5′の前面下
端部両側には、立方体展開支持部材として図4に示すよ
うに前記走行用ローラ10が摺動回転するための2個の
立方体3′が展開できる長さの走行用レール11′が上
方に折り畳み可能に枢支され、この走行用レール11′
の下方に展開駆動機構が設けられている。即ち、前記立
方体3′の節点ジョイント7′を引っ掛けるシャトルフ
ック12がモータ、ギヤ等よりなる展開駆動装置13に
より駆動されるエンドレス歯形ベルト14に取付けられ
て往復動可能に配されている。
【0019】このように構成された展開構造物1′にお
ける本発明のガイド機構は、2個の立方体3′を1ユニ
ットとしてハウジング5′側の立方体3′における下部
細長材2′の後部に図8に示すようにガイドローラ1
5′を設け、前記走行用レール11の枢支部近傍上面に
支持板16を立設固定し、この支持板16の内側面に、
前記ガイドローラ15′を折り畳まれた1ユニット2個
の立方体3′が展開終了近くになるまで案内し、且つハ
ウジング5′側の立方体3′の下部後端の節点ジョイン
ト7′に設けた走行用ローラ10を展開途中から徐々に
展開方向に移動するのを許すように緩やかな円弧状に曲
成した上側ガイド板17′aを展開方向に傾けて設け、
この上側ガイド板17′aの下側に、展開した1ユニッ
ト2個の立方体3′をハウジング5′内に収納する際、
前記節点ジョイント7′に設けた走行用ローラ10が折
り畳み途中から徐々に折り畳み方向への移動を許すよう
に緩やかな円弧状に曲成した下側ガイド板17′bを前
記上側ガイド板17′aに対して平行に且つ展開方向に
傾けて設けてなるものである。
ける本発明のガイド機構は、2個の立方体3′を1ユニ
ットとしてハウジング5′側の立方体3′における下部
細長材2′の後部に図8に示すようにガイドローラ1
5′を設け、前記走行用レール11の枢支部近傍上面に
支持板16を立設固定し、この支持板16の内側面に、
前記ガイドローラ15′を折り畳まれた1ユニット2個
の立方体3′が展開終了近くになるまで案内し、且つハ
ウジング5′側の立方体3′の下部後端の節点ジョイン
ト7′に設けた走行用ローラ10を展開途中から徐々に
展開方向に移動するのを許すように緩やかな円弧状に曲
成した上側ガイド板17′aを展開方向に傾けて設け、
この上側ガイド板17′aの下側に、展開した1ユニッ
ト2個の立方体3′をハウジング5′内に収納する際、
前記節点ジョイント7′に設けた走行用ローラ10が折
り畳み途中から徐々に折り畳み方向への移動を許すよう
に緩やかな円弧状に曲成した下側ガイド板17′bを前
記上側ガイド板17′aに対して平行に且つ展開方向に
傾けて設けてなるものである。
【0020】上記のように構成された他の1つの実施例
の展開構造物のガイド機構によると、ハウジング5′の
前面で上方に折り畳まれた走行用レール11′を図2に
示すように展開方向に回動伸展した後、図4に示す展開
駆動装置13を作動し、エンドレス歯形ベルト14をキ
ャリヤ側に駆動してシャトルフック12を往動させ、ハ
ウジング5′内に折り畳まれたトラス本体4′の最前部
の立方体3′の下端の展開側の端の節点ジョイント7を
引っ掛けて図9に示すように立方体3′を走行用ローラ
10′にて走行用レール11′上を引き始め、1ユニッ
ト2個の立方体3′を下方に引き下げて次第に展開して
いった際、その後側の立方体3′の下部細長材2のハウ
ジング5′側に設けられたガイドローラ15′が走行用
レール11の枢支部近傍上面の支持板16の内側面に設
けられた上側ガイド板17′aに沿って案内され、立方
体3′の下部のハウジング5′側の端の走行用ローラ1
0の展開方向への移動が図10に示すように立方体3′
の展開途中まで拘束され、それ以降徐々に移動するの
で、後続の立方体3がハウジング5′内より引き出され
て流れることがない。ガイドローラ15′が上側ガイド
抱17′aより外れると、図11に示すように1ユニッ
ト2個の立方体3′の展開が完了し、立方体3′の下部
のハウジング5′側の端の走行用ローラ10′の拘束が
解放される。この時短縮した左右両側面の斜材18であ
るテレスコピック部材はラッチにより固定され、展開し
た1ユニット2個の立方体3′が固定される。
の展開構造物のガイド機構によると、ハウジング5′の
前面で上方に折り畳まれた走行用レール11′を図2に
示すように展開方向に回動伸展した後、図4に示す展開
駆動装置13を作動し、エンドレス歯形ベルト14をキ
ャリヤ側に駆動してシャトルフック12を往動させ、ハ
ウジング5′内に折り畳まれたトラス本体4′の最前部
の立方体3′の下端の展開側の端の節点ジョイント7を
引っ掛けて図9に示すように立方体3′を走行用ローラ
10′にて走行用レール11′上を引き始め、1ユニッ
ト2個の立方体3′を下方に引き下げて次第に展開して
いった際、その後側の立方体3′の下部細長材2のハウ
ジング5′側に設けられたガイドローラ15′が走行用
レール11の枢支部近傍上面の支持板16の内側面に設
けられた上側ガイド板17′aに沿って案内され、立方
体3′の下部のハウジング5′側の端の走行用ローラ1
0の展開方向への移動が図10に示すように立方体3′
の展開途中まで拘束され、それ以降徐々に移動するの
で、後続の立方体3がハウジング5′内より引き出され
て流れることがない。ガイドローラ15′が上側ガイド
抱17′aより外れると、図11に示すように1ユニッ
ト2個の立方体3′の展開が完了し、立方体3′の下部
のハウジング5′側の端の走行用ローラ10′の拘束が
解放される。この時短縮した左右両側面の斜材18であ
るテレスコピック部材はラッチにより固定され、展開し
た1ユニット2個の立方体3′が固定される。
【0021】そして展開駆動装置13の作動により元位
置に復帰したシャトルフック12の往動により後続の1
ユニット2個の立方体3′が引き出され、次第に展開し
ていき、この時前記と同様にガイド機構により次の1ユ
ニット2個の立方体3′が引き出されるのが防止され
る。こうして順次1ユニット2個の立方体3′の展開が
行われることにより、トラス本体4′が展開される。
置に復帰したシャトルフック12の往動により後続の1
ユニット2個の立方体3′が引き出され、次第に展開し
ていき、この時前記と同様にガイド機構により次の1ユ
ニット2個の立方体3′が引き出されるのが防止され
る。こうして順次1ユニット2個の立方体3′の展開が
行われることにより、トラス本体4′が展開される。
【0022】展開されたトラス本体4をハウジング5′
内に折り畳み収納すべく展開駆動装置13のシャトルフ
ック12の向きを変えて復動させ、トラス本体4′の最
後部の1ユニット2個の立方体3′における下部の展開
側の端の節点ジョイント7を引っ掛けて1ユニット2個
の立方体3を後退させると、左右両側面の斜材18であ
るテレスコピック部材はラッチが外れて伸長していき、
後側の立方体3′の下部細長材2′のハウジング5′側
のガイドローラ15′が走行用レール11の枢支部近傍
上面の支持板16の内側面に設けられた下側ガイド板1
7′bに沿って案内され、ガイドローラ15′が設けら
れた下部細長材2′が上方に回動し、1ユニット2個の
立方体3′が上側外方に延伸して折り畳まれていき、ガ
イドローラ15′が下側ガイド板17′bより外れる
と、完全に縦長に折り畳まれてハウジング5′内に収納
される。そしてシャトルフック12を往動し、次の1ユ
ニット2個の立方体3′における下部の展開側の端の節
点ジョイント7を引っ掛けた後向きを変えて復動させる
と、前述の如くガイド機構を介して1ユニット2個の立
方体が上側外方に延伸し、縦長に折り畳まれてハウジン
グ5′内に収納される。こうして順次1ユニット2個の
立方体3′の折り畳みが行われることにより、トラス本
体4′がハウジング5′内に折り畳み収納される。
内に折り畳み収納すべく展開駆動装置13のシャトルフ
ック12の向きを変えて復動させ、トラス本体4′の最
後部の1ユニット2個の立方体3′における下部の展開
側の端の節点ジョイント7を引っ掛けて1ユニット2個
の立方体3を後退させると、左右両側面の斜材18であ
るテレスコピック部材はラッチが外れて伸長していき、
後側の立方体3′の下部細長材2′のハウジング5′側
のガイドローラ15′が走行用レール11の枢支部近傍
上面の支持板16の内側面に設けられた下側ガイド板1
7′bに沿って案内され、ガイドローラ15′が設けら
れた下部細長材2′が上方に回動し、1ユニット2個の
立方体3′が上側外方に延伸して折り畳まれていき、ガ
イドローラ15′が下側ガイド板17′bより外れる
と、完全に縦長に折り畳まれてハウジング5′内に収納
される。そしてシャトルフック12を往動し、次の1ユ
ニット2個の立方体3′における下部の展開側の端の節
点ジョイント7を引っ掛けた後向きを変えて復動させる
と、前述の如くガイド機構を介して1ユニット2個の立
方体が上側外方に延伸し、縦長に折り畳まれてハウジン
グ5′内に収納される。こうして順次1ユニット2個の
立方体3′の折り畳みが行われることにより、トラス本
体4′がハウジング5′内に折り畳み収納される。
【0023】尚、上記各実施例のガイド機構は、走行用
レール11,11′上の支持板16の内側面に上側ガイ
ド板17a、下側ガイド板17b、上側ガイド板17′
a、下側ガイド板17′bを設けているが、図12に示
すように厚くした支持板16′の内側面に円弧状のガイ
ド溝20を設けても良いものである。このようにすると
ガイド溝20の上面が上側ガイド板の機能を果たし、下
面が下側ガイド板の機能を果たすことになる。
レール11,11′上の支持板16の内側面に上側ガイ
ド板17a、下側ガイド板17b、上側ガイド板17′
a、下側ガイド板17′bを設けているが、図12に示
すように厚くした支持板16′の内側面に円弧状のガイ
ド溝20を設けても良いものである。このようにすると
ガイド溝20の上面が上側ガイド板の機能を果たし、下
面が下側ガイド板の機能を果たすことになる。
【0024】また、上記実施例ではシャトルフック12
の駆動を、図4に示すように展開駆動装置13によるエ
ンドレス歯形ベルト14の往復動によって行っている
が、図13に示すように駆動制御装置21によりボール
ねじ22を正逆回転させて、シャトルフック12を往復
動させても良いものである。
の駆動を、図4に示すように展開駆動装置13によるエ
ンドレス歯形ベルト14の往復動によって行っている
が、図13に示すように駆動制御装置21によりボール
ねじ22を正逆回転させて、シャトルフック12を往復
動させても良いものである。
【0025】さらに図7に示すガイド機構は、図1の展
開構造物に使用しているが、図2の展開構造物にも使用
できるものである。また図8に示すガイド機構も、図2
の展開構造物だけでなく、図1の展開構造物にも使用で
きるものである。図8に示すガイド機構は図7のガイド
機構に比べ動きがなめらかである。
開構造物に使用しているが、図2の展開構造物にも使用
できるものである。また図8に示すガイド機構も、図2
の展開構造物だけでなく、図1の展開構造物にも使用で
きるものである。図8に示すガイド機構は図7のガイド
機構に比べ動きがなめらかである。
【0024】
【発明の効果】以上の通り本発明の展開構造物における
ガイド機構は、全く作動を必要としない簡単な構造であ
り、ハウジング内より折り畳まれたトラス本体の立方体
を間欠的に繰り出し展開する際、該立方体が展開し終る
まで後続の立方体が流れ出ないように、展開される立方
体の下部のハウジング側の端が興開方向への移動が拘束
されるので、従来のように電気的にローラの前後の爪を
突出してローラを拘束するものとは異なり、誤作動、不
作動が生ぜず、安定したトラス本体の展開を行い得る。
ガイド機構は、全く作動を必要としない簡単な構造であ
り、ハウジング内より折り畳まれたトラス本体の立方体
を間欠的に繰り出し展開する際、該立方体が展開し終る
まで後続の立方体が流れ出ないように、展開される立方
体の下部のハウジング側の端が興開方向への移動が拘束
されるので、従来のように電気的にローラの前後の爪を
突出してローラを拘束するものとは異なり、誤作動、不
作動が生ぜず、安定したトラス本体の展開を行い得る。
【図1】展開構造物の一例を示す概略斜視図である。
【図2】展開構造物の他の例を示す斜視図である。
【図3】展開構造物のトラス本体を構成する立方体の節
点ジョイント部分を示す斜視図である。
点ジョイント部分を示す斜視図である。
【図4】展開構造物のトラス本体を展開、折り畳みを行
う為の展開駆動機構の一例を示す斜視図である。
う為の展開駆動機構の一例を示す斜視図である。
【図5】図1の展開構造物に本発明のガイド機構を適用
したもののトラス本体における立方体の展開中の状態を
示す側面図である。
したもののトラス本体における立方体の展開中の状態を
示す側面図である。
【図6】図5の立方体の展開終了状態を示す側面図であ
る。
る。
【図7】図1の展開構造物における本発明のガイド機構
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図8】図2の展開構造物における本発明の他のガイド
機構を示す概略図である。
機構を示す概略図である。
【図9】図2の展開構造物のトラス本体における1ユニ
ット2個の立方体の展開過程を示す側面図である。
ット2個の立方体の展開過程を示す側面図である。
【図10】図2の展開構造物のトラス本体における1ユ
ニット2個の立方体の展開過程を示す側面図である。
ニット2個の立方体の展開過程を示す側面図である。
【図11】図2の展開構造物のトラス本体における1ユ
ニット2個の立方体の展開過程を示す側面図である。
ニット2個の立方体の展開過程を示す側面図である。
【図12】本発明のガイド機構の他の例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図13】展開構造物のトラス本体を展開、折り畳みを
行う為の展開駆動機構の他の例を示す斜視図である。
行う為の展開駆動機構の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】 1,1′ 展開構造物 2,2′ 細長材 3,3′ 立方体 4,4′ トラス本体 5,5′ ハウジング 11,11′ 立方体展開支持部材(走行用レー
ル) 12 シャトルフック 13 展開駆動装置 14 エンドレス歯形ベルト 15,15′ ガイドローラ 16 支持板 17a,17′a 上側ガイド板 17b,17′b 下側ガイド板 21 駆動制御装置 22 ボールねじ
ル) 12 シャトルフック 13 展開駆動装置 14 エンドレス歯形ベルト 15,15′ ガイドローラ 16 支持板 17a,17′a 上側ガイド板 17b,17′b 下側ガイド板 21 駆動制御装置 22 ボールねじ
フロントページの続き (72)発明者 村岸 治 岐阜県各務原市川崎町1番地 川崎重工 業株式会社岐阜工場内 (56)参考文献 特開 平4−325398(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B64G 1/22 B64G 1/44
Claims (4)
- 【請求項1】 展開状態で立方体が1次元方向で連なり
各立方体が順次折り畳まれるトラス本体と、該トラス本
体を折り畳み収納するハウジングと、該ハウジングの下
端部に上方に折り畳み可能に枢支され前記トラス本体の
各立方体の展開を支持する部材と、前記トラス本体の各
立方体を展開方向、折り畳み方向に往復動させる展開駆
動機構とよりなる展開構造物に於いて、前記トラス本体
の各立方体の下部細長材におけるハウジング側にガイド
ローラを設け、前記トラス本体の各立方体の展開を支持
する部材の枢支部近傍上面に支持板を立設固定し、この
支持板の内側面に、前記ガイドローラを折り畳まれた立
方体が展開終了近くになるまで案内し、且つ立方体の下
部のハウジング側の端の節点ジョイントに設けた走行用
ローラの展開方向への移動を立方体が展開終了近くにな
るまで拘束する円弧状に曲成した上側ガイドを展開方向
に傾けて設け、この上側ガイドの下側に、展開した立方
体をハウジング内に収納する際前記ガイドローラを展開
された立方体が折り畳み終了近くになるまで案内し、且
つ前記節点ジョイントに設けた走行用ローラの折り畳み
方向への移動を立方体が折り畳み終了近くになるまで拘
束する円弧状に曲成した下側ガイドを前記上側ガイドと
同心に展開方向に傾けて設けてなる展開構造物に於ける
ガイド機構。 - 【請求項2】 展開状態で立方体が1次元方向に連なり
各立方体が順次折り畳まれるトラス本体と、該トラス本
体を折り畳み収納するハウジングと、該ハウジングの下
端部に上方に折り畳み可能に枢支され前記トラス本体の
各立方体の展開を支持する部材と、前記トラス本体の各
立方体を展開方向、折り畳み方向に往復動させる展開駆
動機構とよりなる展開構造物に於いて、2個の立方体を
1ユニットとしてハウジング側の立方体の下部細長材の
後部にガイドローラを設け、前記トラス本体の各立方体
の展開を支持する部材の枢支部近傍上面に支持板を立設
固定し、この支持板の内側面に、前記ガイドローラが折
り畳まれた1ユニット2個の立方体を展開終了近くにな
るまで案内し、且つハウジング側の立方体の下部後端の
節点ジョイントに設けた走行用ローラを展開途中から徐
々に展開方向に移動するのを許すように緩やかな円弧状
に曲成した上側ガイドを展開方向に傾けて設け、この上
側ガイドの下側に、展開した1ユニット2個の立方体を
ハウジング内に収納する際前記節点ジョイントに設けた
走行用ローラが折り畳み途中から徐々に折り畳み方向へ
の移動を許すように緩やかな円弧状に曲成した下側ガイ
ドを前記上側ガイドに対して平行に且つ展開方向に傾け
て設けてなる展開構造物に於けるガイド機構。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の展開構造物に於け
るガイド機構に於いて、上側ガイド及び下側ガイドが、
支持板の内側面に突設したガイド板であることを特徴と
する展開構造物に於けるガイド機構。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の展開構造物に於け
るガイド機構に於いて、上側ガイド及び下側ガイドが、
板厚を厚くした支持板の内側面に削設したガイド溝の上
面及び下面であることを特徴とする展開構造物に於ける
ガイド機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4331010A JP2843469B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 展開構造物に於けるガイド機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4331010A JP2843469B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 展開構造物に於けるガイド機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06156400A JPH06156400A (ja) | 1994-06-03 |
JP2843469B2 true JP2843469B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=18238818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4331010A Expired - Fee Related JP2843469B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 展開構造物に於けるガイド機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2843469B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100832874B1 (ko) * | 2007-06-11 | 2008-05-28 | 한국항공우주연구원 | 태양전지판의 전개 구현장치 |
CN105923170B (zh) * | 2016-04-26 | 2018-03-20 | 北京空间飞行器总体设计部 | 一种可重复展收的桁架结构及其胞元 |
CN113565910B (zh) * | 2021-07-23 | 2023-05-02 | 上海国科航星量子科技有限公司 | 一种弹性压缩伸长结构、系统以及装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07100479B2 (ja) * | 1991-04-23 | 1995-11-01 | 宇宙開発事業団 | 展開構造物 |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP4331010A patent/JP2843469B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06156400A (ja) | 1994-06-03 |
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