JP2843444B2 - ピロリジルチオカルバペネム誘導体の結晶,該結晶を含む凍結乾燥製剤,およびその製造方法 - Google Patents

ピロリジルチオカルバペネム誘導体の結晶,該結晶を含む凍結乾燥製剤,およびその製造方法

Info

Publication number
JP2843444B2
JP2843444B2 JP7527869A JP52786995A JP2843444B2 JP 2843444 B2 JP2843444 B2 JP 2843444B2 JP 7527869 A JP7527869 A JP 7527869A JP 52786995 A JP52786995 A JP 52786995A JP 2843444 B2 JP2843444 B2 JP 2843444B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystal
freeze
aqueous solution
temperature
crystals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7527869A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO1995029913A1 (ja
Inventor
正義 井上
和一 藤金
健二 杉山
秀昭 田井
文彦 松原
勝男 尾田
隆司 大屋
芳徳 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shionogi and Co Ltd
Original Assignee
Shionogi and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shionogi and Co Ltd filed Critical Shionogi and Co Ltd
Priority to JP7527869A priority Critical patent/JP2843444B2/ja
Publication of JPWO1995029913A1 publication Critical patent/JPWO1995029913A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2843444B2 publication Critical patent/JP2843444B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、保存安定性、溶解性などにすぐれた、ピロ
リジルチオカルバペネム誘導体の結晶、該結晶を含む凍
結乾燥製剤、およびその製造方法に関する。
背景技術 次式で示される構造を有する、(1R,5S,6S)−6−
[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−2−[(3S,5S)
−5−スルファモイルアミノメチル−1−ピロリジン−
3−イル]チオ−1−メチル−1−カルバ−2−ペネム
−3−カルボン酸(以下、本明細書では、S−4661とい
う)は、ピロリジルチオカルバペネム誘導体である。S
−4661は抗菌剤として有用な化合物であり、経口または
非経口で投与される。
上記S−4661自体は特開平5−294970号公報に記載さ
れている。しかし、上記公報にはS−4661の結晶物につ
いての記載はない。従来、S−4661を製造する場合には
非晶質として製造する方法しか知られていなかった。し
かし、S−4661の非晶質の固体は保存中の安定性が不十
分であり、通常の保存条件下で長期間保存すると、変色
し、かつ純度の低下を起こすという問題があった。従っ
て、このS−4661を、非晶質の製剤にくらべて保存安定
性が高い結晶性の製剤とすることが望まれている。結晶
性の製剤の中でも特に分子内塩の結晶を含む製剤は、塩
形成のための添加剤を多量に使用する必要がないため、
より好ましいと考えられる。
さらに、上記のS−4661結晶性の製剤の中でも結晶性
の凍結乾燥剤が好ましい。なぜなら、一般に凍結乾燥製
剤は無菌性の確保および不溶性異物の除去が容易だから
である一般的な凍結乾燥製剤の製造法としては、従来種
々の方法が知られている。例えば、特開昭61−172878号
公報、特開昭63−174927号公報、および特開平4−5973
0号公報は、非晶質凍結乾燥製剤の溶解性および安定性
の向上のために、凍結乾燥前の溶液にNaClを添加するこ
とを開示し、そして特開平4−338332号公報は、不溶性
の遊離塩基が析出しないように、塩酸塩である薬物にNa
2CO3またはNaHCO3を添加することを開示している。
結晶性の凍結乾燥製剤を得るための方法としては、次
のような方法が知られている。例えば、特公平4−6620
2号公報は、薬物の水溶液を凍結させずに過冷却状態と
し、この状態から結晶核を生成させる方法を開示し;特
公昭60−19758号公報は、アルコールを2〜25v/v%含有
する薬物水溶液を徐々に冷却して水を凍結させ、濃厚ア
ルコール溶液の状態で結晶核を生成させる方法を開示
し;そして特公昭60−19759号公報、特公平03−74643号
公報、および特開平5−271241号公報は、薬物水溶液を
所定温度で凍結後、所定温度まで昇温し、一定の温度で
保持することを開示している。
凍結乾燥に適した条件は、凍結乾燥させる薬剤により
異なり、上記のような公知の方法は必ずしもS−4661の
結晶を含む凍結乾燥製剤の製造には適していない。例え
ば、S−4661を含有する水溶液を所定の温度で凍結させ
て一定温度で保持しながら凍結乾燥する方法は非常に長
時間かかるので工業的製法としては不適である。
このように、S−4661の結晶、特に分子内塩結晶を得
るのに適した方法および結晶を含む凍結乾燥製剤を得る
のに適した凍結乾燥法はいまだ見いだされていない。
発明の開示 本発明のS−4661の結晶は、次式で示されるピロリジ
ルチオカルバペネム誘導体S−4661の結晶である。
上記結晶を含む凍結乾燥製剤もまた、本発明の範囲内
である。
本発明の凍結乾燥製剤を製造する方法は、S−4661を
含有する水溶液を−20℃以下に冷却して凍結する工程;
上記凍結物を0〜−10℃まで昇温する工程;および上記
凍結物を、0〜−10℃の温度範囲内で少なくとも2回温
度昇降させる工程;を包含する。
本発明によれば、保存安定性および溶解性にすぐれ、
工業的に利用価値の高い、S−4661の結晶が得られる。
さらに本発明によれば、このS−4661の結晶を含む、保
存安定性および再溶解性に優れた凍結乾燥製剤が得られ
る。
図面の簡単な説明 図1は、実施例3で得られるS−4661の凍結乾燥品の
粉末X線回折チャートである。
図2は、実施例8で得られるS−4661の凍結乾燥品の
粉末X線回折チャートである。
図3は、実施例13で得られるS−4661の凍結乾燥品の
粉末X線回折チャートである。
図4は、実施例14で得られるS−4661の凍結乾燥品の
粉末X線回折チャートである。
発明を実施するための最良の形態 本発明のS−4661の結晶は、次式で示されるピロリジ
ルチオカルバペネム誘導体S−4661の結晶である。
上記S−4661の結晶は、好ましくは分子内塩結晶であ
る。S−4661の分子内塩結晶は次式で示されるベタイン
構造であると考えられる。
このような分子内塩結晶は、Na塩などの場合と異な
り、目的とする成分以外の対イオンが含まれない純粋な
形であるため、より好ましい。
粉末X線回折での測定の結果から、S−4661の結晶と
して、2種類の異なる結晶形が存在することがわかっ
た。この2種類の結晶形を以下、各々I型およびII型と
いう。I型結晶およびII型結晶は、粉末X線回折で得ら
れる特徴的なピークにより識別される。以下に各結晶形
の特徴的な主ピークの回折角度(2θ)を示す。
I型:7.32、14.72、18.62、20.42、21.1、22.18、23.
88、および29.76(度) II型:6.06、12.2、14.56、17.0、18.38、20.68 、24.38、24.06、25.88、および30.12(度) (X線回折測定条件:CuKα線、1.54オングストローム
(モノクロメーター)、管電圧40kV、管電流40mA)これ
らのS−4661の結晶製造は新規な知見である。
本発明の結晶を、水溶液として使用する用途、例えば
注射剤などに使用する場合は、II型結晶の方が、I型結
晶に比べて溶解速度が高いので好適である。
本発明のS−4661の結晶は、再結晶などの方法によっ
て得られ得るが、凍結乾燥製剤などに含まれた形でも得
られ得る。
本発明のS−4661の結晶を再結晶によって得るために
は、S−4661を、アルコール、アセトンなどの有機溶
媒、水、あるいはその混合溶液から結晶化すればよい。
ここで用いられるアルコールとしては、メタノール、エ
タノール、イソプロパノールなどがあげられる。有機溶
媒と水との混合溶媒を用いる場合には、その混合割合
は、水/有機溶媒が1:1〜1:5(v/v)であることが好ま
しい。本発明の結晶を得るために、S−4661を上記有機
溶媒、水、または混合溶媒に溶解して、S−4661溶液を
調製する。このS−4661溶液の濃度は、約5〜40重量%
であることが好ましい。S−4661の結晶をこの溶液中か
ら析出させるためには、冷却および/または撹拌など
の、任意の晶析操作を行い得る。好ましくは約0〜10℃
に冷却しながら、溶液を撹拌することにより、S−4661
の結晶が得られる。
本発明の結晶は結晶多形であってもよいが、晶析条件
をコントロールすることにより単一結晶としても得られ
る。I型結晶を得るためには、例えば、水または水/エ
タノール系からS−4661を結晶化する。他方、II型結晶
は、水からの結晶化によっても得られるが、好ましく
は、水/イソプロパノール系から結晶化され、より好ま
しくは、この水/イソプロパノールは1:3(v/v)の割合
の混合溶液である。
本発明の結晶の水分含有量は、乾燥条件、保存条件に
より必ずしも一定ではないが、通常、I型結晶は、室温
下、約0〜5.0%の範囲で安定化する傾向にある。II型
結晶は、室温下で最高約10%の含水率で安定化すること
もある。しかしいずれの含水率の場合にもX線回折パタ
ーンにおける特徴的な回折角度(2θ)は変化せず、上
記の特徴的なピークを有する。結晶中の有機溶媒残存量
は、結晶化方法、乾燥条件などにより異なり、いずれの
結晶についても一定ではない。
本発明のS−4661の結晶は凍結乾燥製剤として得るこ
ともできる。このS−4661の結晶を含む凍結乾燥製剤を
以下、単に結晶性凍結乾燥製剤ともいう。本発明の結晶
性凍結乾燥製剤は、上記の2種の結晶、すなわちI型結
晶およびII型結晶の各々を、単独で、あるいはその混合
物として含有し得る。本発明の結晶性凍結乾燥製剤が2
種の結晶を混合物として含有する場合、各結晶は任意の
混合割合で含有され得る。
上記S−4661の結晶を含む凍結乾燥製剤は、好ましく
は、以下に示す方法により得られる。この方法は、S−
4661を含有する水溶液を−20℃以下に冷却して凍結する
工程;該凍結物を0〜−10℃まで昇温する工程;および
該凍結物を、0〜−10℃の温度範囲内で少なくとも2回
温度昇降させる工程;を包含する。この方法は本発明の
一態様である。
本発明の方法によりS−4661の結晶性凍結乾燥製剤を
得るには、まず、S−4661の水溶液を調製する。S−46
61は、公知の方法で合成された任意の状態のS−4661で
あり得、結晶、非結晶、水和物、溶媒和物、またはそれ
らの混合物などのいずれの状態であってもよい。S−46
61の水溶液はS−4661を約8〜17重量%の濃度で含有し
得る。この水溶液のpHは、S−4661の安定性の点から
は、約5.8〜6.2、好ましくは5.8〜6.0である。上記pH範
囲に調整するために、pH調整剤として任意の塩基および
/または塩基性塩を上記水溶液に添加し得る。この塩基
および/または塩基性塩は、好ましくは、NaOH、Na2C
O3、およびNaHCO3からなる群から選択される少なくとも
一種の化合物である。これらの添加量は、添加する化合
物およびS−4661の濃度などにより異なるが、例えばNa
2CO3の場合、S−4661に対して約0.1重量%(モル比で
約0.005)程度が適当であり、例えば500mgのS−4661に
対して約0.67mgである。
前記水溶液はさらに無機塩を含有し得る。この無機塩
としては、NaCl、NaBr、KClなどのハロゲン化アルカリ
金属塩、Na2SO4などの硫酸化アルカリ金属塩などがあげ
られる。好ましくは、NaCl、Na2SO4であり、より好まし
くはNaClである。この無機塩は、好ましくは、S−4661
の1モルに対して約0.01〜0.22モル、より好ましくは約
0.02〜0.13モルとなるように、前記水溶液に添加され得
る。この無機塩がNaClの場合には、その添加量はS−46
61の100重量部に対して好ましくは約0.15〜5重量部、
より好ましくは約0.3〜約3重量部であり、例えば、500
mgのS−4661に対しては、好ましくは約0.75〜25mg、よ
り好ましくは約1.5〜約15mgのNaClを添加する。
上記のように調製されたS−4661を含有する水溶液
を、−20℃以下、好ましくは、−30〜−40℃に冷却し
て、凍結する。冷却は、好ましくは1〜2時間かけて行
われる。この工程を本明細書中では一次凍結あるいは一
次凍結工程という。この一時凍結工程に先立って、調製
されたS−4661の水溶液を室温下で数時間、好ましくは
1〜2時間静置し得る。
上記の一次凍結工程により得られた凍結物を、次い
で、0〜−10℃、好ましくは−2〜−10℃、より好まし
くは−3〜−5℃まで昇温する。この温度は、好ましく
は、0.5〜1.5時間かけて行われる。次いで、昇温された
凍結物に対して、さらに冷却および昇温を繰り返し、凍
結物の温度を0〜−10℃の間で昇降させる。この温度昇
降の操作は、少なくとも2回、好ましくは2〜10回行わ
れる。ここで温度昇降させるという表現は、最初に昇温
し、次に冷却する場合のみをいうのではなく、最初に冷
却し、次に昇温する場合も包含する。この温度昇降させ
る温度幅は好ましくは1〜5K、より好ましくは1〜3Kで
ある。ここで昇温速度および冷却速度は、好ましくは、
8〜12K/時間である。この昇温および冷却の繰り返し
は、好ましくは、連続的に行われ、好ましくは5時間〜
10時間かけて行われる。好ましくは、この温度昇降の工
程の後、凍結物はさらに約−3〜−10℃、好ましくは−
5〜−10℃で、1〜10時間、好ましくは3〜8時間静置
され得る。これらの、昇温工程、温度昇降工程、および
任意に静置する工程により、S−4661の結晶が析出す
る。これらの、一次凍結後の工程をまとめて、本明細書
中では晶析あるいは晶析工程という。
上記のようにして得られた結晶性の凍結物を常法に従
って真空乾燥し、S−4661の結晶性凍結乾燥製剤を得
る。
一般にS−4661を結晶化させずに凍結乾燥させる場
合、凍結相の崩壊点は約−15℃である。これに対して、
結晶を析出させた後、凍結乾燥を行う場合、凍結相の共
晶点は約−0.5℃である。つまり結晶化させることによ
り、より高温での凍結乾燥が可能である。得られた凍結
乾燥製剤の安定性を試験した結果、結晶性凍結乾燥製剤
は、非晶質凍結乾燥製剤と比較して高い安定性を有する
ことが確認された。
前述の通り、本発明の方法では、好ましくは、S−46
61を含有する水溶液のpHを約5.8〜6.2に調整する。この
ことにより、この水溶液中のS−4661の安定性を向上さ
せることができる。pH調整剤の添加量はS−4661の1モ
ルに対して約0.005〜0.01モル程度とかなり少量であ
る。従ってpH調整剤として塩基を添加しても、そのため
に4661がその塩基に対応する塩(例えばNaOHを添加した
場合のNa塩)になることはない、従って、S−4661の分
子内塩を所望する場合でもpH調整剤を添加し得る。上記
の特開平4−338332号公報は、Na2CO3またはNaHCO3の添
加を開示している。しかし、これらの塩基は、塩酸塩で
ある薬物に対しその薬物を遊離の塩基の形で析出させな
い目的で添加されるため、その添加量は該薬物に対して
0.5〜5当量と比較的多量である。従ってこの場合、薬
物はNa塩になっていると考えられ、本発明の方法の場合
のpH調整剤としての用途とは異なる。
さらに、本発明によれば、S−4661を含有する水溶液
に、結晶化促進のために、好ましくは無機塩が添加され
る。上記のような温度昇降条件が設定されていない通常
の凍結乾燥法においては、このように無機塩を添加する
と、得られる凍結乾燥物の非晶質部分が増加し、結晶化
に悪影響を及ぼす。しかし本発明の方法では、無機塩を
添加しても結晶化に対してこのような悪影響を及ぼさな
い。この無機塩の添加量はかなり低濃度であり、S−46
61の無機塩への変換は起こらない。これに対して無機塩
の添加を開示している上記の特開昭61−172878号公報、
特開昭63−174927号公報および特開平4−59730号公報
では、その目的は、非晶質凍結乾燥製剤の溶解性および
安定性の向上であり、添加量はいずれもモル比で0.2以
上と高濃度である。なお、前記のpH調整剤も、pH調整の
ための機能のほかに、この無機塩と同様の作用をも有し
ていると考えられる。
さらに、本発明では有機溶媒を用いずに凍結乾燥製剤
が得られるため、残留溶剤などの問題がなく、安全であ
る。
本発明の方法により、S−4661の2種の結晶、すなわ
ちI型結晶およびII型結晶を各々単独で、もしくは混合
物として含有する結晶性凍結乾燥製剤が得られる。いず
れの結晶を含有する凍結乾燥製剤が得られるか、あるい
はI型結晶とII型結晶を混合物として有する結晶性凍結
乾燥製剤混合物中にどのような割合で各結晶形が存在す
るのかは、pH調整剤、添加する無機塩の種類、濃度、各
工程の温度条件などの諸条件により決まる。II型結晶を
より選択的に得るためには、例えば、NaClを好ましくは
0.6重量%以上、より好ましくは2重量%以上、さらに
好ましくは3重量%以上添加し、−2℃〜−10℃、好ま
しくは−3℃以下の温度で温度昇降工程を行うことによ
り結晶を行う。あるいは、S−4661の水溶液を調製して
室温下で数時間放置したのち晶析を行う場合には、NaCl
を2重量%以上添加した水溶液を用い、−2℃以下で晶
析を行うことが好ましい。
I型結晶を所望する場合には、例えば、無機塩の代わ
りにマンニトールを添加するか、あるいは無機塩を添加
せずにリン酸緩衝液でpHを6付近に調整するなどの条件
を用い得る。
本発明の凍結乾燥製剤は、注射剤などの用途に水溶液
として使用され得る。この場合前述のように、II型結晶
の方がI型結晶に比べて水への溶解速度が高いので好適
である。この溶解速度は製剤にマンニトールを添加する
ことでさらに向上し得る。マンニトールは凍結乾燥製剤
を調製するための水溶液中に、S−4661の100重量部あ
たり5重量部以上、好ましくは、10重量部以上、より好
ましくは15重量部以上、最も好ましくは15〜50重量部の
割合で添加される。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基づき説明する。
(実施例1)I型結晶の調製 S−4661の25重量%水溶液を調製した。この水溶液を
氷冷下撹拌し、再結晶により目的物を得た。これをデシ
ケータ中、室温で20時間減圧乾燥した。粉末X線回折測
定の結果、得られた結晶はI型分子内塩結晶であること
が確認された。得られた結晶の元素分析、水分量測定
(カール・フィッシャー法)、およびIR測定を行った。
結果を以下に示す。
元素分析(C15H24N4O6S2・1/2H2Oとして計算) 計算値:C,41.95%;H,5.87%;N,13.04%;S,14.93% 実測値:C,41.94%;H,5.95%;N,13.14%;S,14.75% H2O(KF法):2.14%(計算値2.10%) IR(cm-1)(Nujol):3460,3255,3120,1763,1620,155
5,1378,1325。
(実施例2)II型結晶の調製 S−4661の10重量%水溶液に容積基準で約3倍量のイ
ソプロパノールを加えた。この溶液を氷冷下撹拌し、再
結晶により目的物を得た。これをデシケータ中、室温で
40時間減圧乾燥した。粉末X線回折測定の結果、得られ
た結晶はII型分子内塩結晶であることが確認された。得
られた結晶の元素分析、水分量測定(カール・フィッシ
ャー法)、およびIR測定を行った。結果を以下に示す。
元素分析(C15H24N4O6S2・1.652Oとして計算) 計算値:C,40.00%;H,6.11%;N,12.44%;S,14.23% 実測値:C,39.76%;H,6.15%;N,12.56%;S,14.16% H2O(KF法):6.65%(計算値6.60%) IR(cm-1)(Nujol):3540,3465,3180,1748,1625,156
0,1457,1150。
以下、実施例3〜14に、本発明の結晶性凍結乾燥製剤
の調製例を示す。
(実施例3) S−4661の10重量%水溶液に、NaOHとNaClとを、S−
4661に対してそれぞれ0.07重量%と0.6重量%になるよ
うに添加した。この水溶液を1時間かけて−30℃まで冷
却し、凍結した(一次凍結工程)。凍結物を昇温し、−
3.5〜−6℃の温度範囲で4時間かけて温度昇降を4回
繰り返した。この温度昇降は約10K/時間の速度で行っ
た。温度昇降の後、この凍結物を−5.5℃で5時間静置
した(晶析工程)。晶析後、常法に従い真空乾燥を行
い、S−4661の結晶性凍結乾燥物を得た。ここで真空乾
燥条件は、 1次乾燥条件:棚温度+20℃、19時間、真空度0.4hPa 2次乾燥条件:棚温度+40℃、5時間、真空度0.02hP
a とした。
(実施例4) S−4661の8重量%水溶液に、NaOHとNaClとを、S−
4661に対してそれぞれ0.07重量%と0.6重量%になるよ
うに添加した。この水溶液を1時間かけて−30℃まで冷
却し、凍結した。凍結物を昇温し、−3.5〜−6℃の温
度範囲で5時間かけ温度昇降を5回繰り返した。この温
度昇降は約10K/時間の速度で行った。温度昇降の後、こ
の凍結物を−7℃で5時間静置した。晶析後、実施例3
と同様に真空乾燥を行い、S−4661の結晶性凍結乾燥物
を得た。
(実施例5) S−4661の10%水溶液に、NaOHとNaClとをS−4661に
対してそれぞれ0.07重量%と0.6重量%になるように添
加した。この水溶液を1時間かけて−30℃まで冷却し凍
結した。凍結物を昇温し、−4.0〜−8℃の温度範囲で
5時間かけ温度昇降を5回繰り返した。この温度昇降は
約10K/時間の速度で行った。温度昇降の後、この凍結物
を−5℃で5時間静置した。晶析後、実施例3と同様に
真空乾燥を行い、S−4661の凍結乾燥物を得た。
(実施例6〜14) 表1に示すS−4661の濃度、pH調整剤の種類および添
加量、無機塩の添加量、および晶析条件を採用したこと
以外は実施例3と同様にして、S−4661の結晶性凍結乾
燥物を得た。
(比較例1) S−4661の8重量%水溶液に、NaClを、S−4661に対
して5重量%になるように添加した。この水溶液を1時
間かけて−30℃まで冷却し、凍結した。凍結後、常法に
従い真空乾燥を行い、S−4661の非晶質凍結乾燥物を得
た。ここで真空乾燥条件は、 1次乾燥条件:棚温度−20℃、83時間、真空度0.08hP
a 2次乾燥条件:棚温度60℃、5時間、真空度0.02hPa とした。
(比較例2) NaClをS−4661に対して15重量%となるように添加し
たこと以外は比較例1と同様にして、S−4661の非晶質
凍結乾燥物を得た。
(比較例3) NaClを添加しなかったこと以外は比較例1と同様にし
て、S−4661の非晶質凍結乾燥物を得た。
(比較例4) 酢酸エチルの3重量%水溶液に、20重量%となるよう
にS−4661を溶解した。この溶液をアセトン・ドライア
イスで急速冷却し、−70℃で凍結した。凍結後、−5℃
で10時間晶析し、晶析終了後、再度−70℃で凍結した。
凍結後、常法に従い真空乾燥を実施し、S−4661の凍結
乾燥物を得た。このときの乾燥は、棚温度を室温まで自
然昇温し、16時間、真空度0.02hPaで行った。
(比較例5) エタノールの2重量%水溶液を用いた他は、比較例3
と同様にして、S−4661の凍結乾燥物を得た。
(比較例6) イソプロパノールの2重量%水溶液を用いた他は、比
較例3と同様にして、S−4661の凍結乾燥物を得た。
(実施例15)X線回折測定 実施例3〜14および比較例1〜6で得られた凍結乾燥
物の粉末X線回折測定を行った。実施例3、8、13およ
び14の結晶性凍結乾燥物のX線回折チャートを、図1、
図2、図3、および図4に示す。実施例3〜5および実
施例8で得られた凍結乾燥物のX線回折角を表2に示
す。実施例3〜5および14はII型結晶、実施例6〜13は
I型結晶であった。判別された結晶形を上記の表1に示
した。I型およびII型は以下に示す特徴的なピークで判
別した。
I型:2θ=7.32、14.72、18.62、20.42、21.1、22.1
8、23.88、および29.76(度) II型:2θ=6.60、12.2、14.56、17.0、18.38、20.6
8、24.38、24.60、25.88、および30.12(度) これらのピークは、実施例1および2で合成されたI
型およびII型結晶のX線回折パターンと一致した。得ら
れた凍結乾燥物の結晶はすべて分子内塩結晶であった。
(実施例16)pH調整剤および塩類添加量と結晶形との関
係 以下の表3〜5に示すように、pH調製剤および添加塩
類の種類および添加量を変化させてS−4661の結晶性凍
結乾燥物を得た。表3〜5中で、「添加濃度」はS−46
61の10重量%水溶液に対するモル濃度を表し、「添加
量」はS−4661に対する重量%を表す。晶析は、−3〜
−4℃で5時間かけて温度昇降し、さらに−5℃で5時
間静置することにより行った。得られた凍結乾燥物のX
線回折測定によりその結晶形を確認した。表中、例えば
II>IはII型の方が多い混合物を示し、II>>Iは大部
分がII型である混合物を示し、II≧IはII型がやや多い
混合物を示す。このI型とII型との量の関係は、2θ=
7.3と6.0の各々のピークの面積比から評価した。
(実施例17)結晶の安定性試験 実施例1および2で得られた結晶および比較例3によ
り得られた非晶質凍結乾燥物に対して、50℃で加速試験
を行い、その後、絶対検量線法によるHPLC法でS−4661
の残存率を測定した。試料の結晶構造、試料量および加
速試験後(1〜6ヶ月後)のS−4661の残存率を表6に
示す。表中、RHは相対湿度を表し、luxは照度を表す。
非晶質の凍結乾燥品に比べて、本発明の結晶は保存後の
残存率が高く、保存安定性が良好であることが確認され
た。例えば、高温条件下では、本発明の結晶は、非晶質
の凍結乾燥品と比較して最高で約30%の残存率の差がみ
られた。さらに本発明の結晶は、加速試験後でもほとん
ど外観の変化は見られなかった。
(実施例18)安定性試験 実施例3〜8および10〜14で得られた結晶性凍結乾燥
物および比較例1〜3で得られた非晶質凍結乾燥物に対
して、50℃で加速試験を行い、その後、絶対検量線法に
よるHPLC法でS−4661の残存率を測定した。試料の結晶
構造、試料量および加速試験後(0.5ヶ月後および1ヶ
月後)の残存率を表7に示す。非晶質の凍結乾燥品に比
べて、本発明の凍結乾燥品は保存安定性が良好であるこ
とが確認された。
(実施例19〜39)再溶解時間および保存安定性に対する
マンニトール添加の影響 実施例19〜39において、本発明の凍結乾燥製剤の再溶
解時間および保存安定性に対するマンニトールの添加の
影響を評価した。500mgのS−4661(10重量%水溶液)
を使用し、表8に示すようにマンニトール添加量を変化
させて、S−4661の結晶性凍結乾燥物を得た。各実施例
において、NaClの添加量は15mg(S−4661に対して3重
量%)とした。NaOHは水溶液のpHが6になるように適量
添加した。一次凍結工程は1時間かけて+5℃から−40
℃まで冷却することにより行った。晶析工程は−3〜−
5℃で5〜10時間かけて温度昇降を約10K/時間の速度で
2〜10回繰り返した後、−5℃または−10℃で5〜10時
間静置することにより行った。真空乾燥は実施例3と同
様に行った。
得られた結晶性凍結乾燥物の再溶解時間を測定した。
再溶解時間の測定は、再溶解時間の測定は、試料を注射
用水10mlに添加し、200回/分で振とうし、試料が完全
に溶解するまでの時間を測定することにより行った。結
果を表8に示す。さらに、各試料について、実施例18と
同様に50℃における保存安定性試験を行った。結果を表
8に示す。表中、( )内に−20℃で保存した試料と比
較した各試料の外観変化を示した。−は変化なしを表
し、+−はやや変化ありを表し、+は変化ありを表し、
++はかなり変化ありを表し、+++は極度に変化あり
を表す。マンニトールを添加すると溶解性が向上し、そ
して保存安定性は低下しないことが確認された。
産業上の利用可能性 本発明によれば、保存安定性および溶解性にすぐれ、
工業的に利用価値の高い、S−4661の結晶が得られる。
さらに、本発明によれば、この結晶を含む凍結乾燥製剤
が得られる。この凍結乾燥製剤は無菌性の確保および不
溶性異物の除去が容易であるのみならず、保存安定性お
よび溶解性にもすぐれている。S−4661は抗菌剤として
有用な化合物であり、経口または非経口で投与される。
本発明のS−4661の結晶およびこの結晶を含む凍結乾燥
製剤は、特に注射剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 文彦 兵庫県神戸市北区筑紫が丘1丁目5番15 号 (72)発明者 尾田 勝男 大阪府大阪市西区九条3丁目21番16号 (72)発明者 大屋 隆司 京都府綴喜郡田辺町花住坂2丁目7番11 号 (72)発明者 濱田 芳徳 兵庫県川西市萩原台西1丁目281番地 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 477/20 A61K 31/40 A61K 9/19 CA(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式で示される(1R,5S,6S)−6−[(1
    R)−1−ヒドロキシエチル]−2−[(3S,5S)−5−
    スルファモイルアミノメチル−1−ピロリジン−3−イ
    ル]チオ−1−メチル−1−カルバ−2−ペネム−3−
    カルボン酸の結晶。
  2. 【請求項2】粉末X線回折による回折パターンが、回折
    角度(2θ)=6.06、12.2、14.56、17.0、18.38、20.6
    8、24.38、24.60、25.88、および30.12(度)に主ピー
    クを有する請求項1に記載の結晶。
  3. 【請求項3】粉末X線回折による回折パターンが、回折
    角度(2θ)=7.32、14.72、18.62、20.42、21.1、22.
    18、23.88および29.76(度)に主ピークを有する請求項
    1に記載の結晶。
  4. 【請求項4】分子内塩を形成している請求項1に記載の
    結晶。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4に記載の結晶を
    含む凍結乾燥製剤。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の凍結乾燥製剤を製造する
    方法であって、次式で示される(1R,5S,6S)−6−
    [(1R)−1−ヒドロキシエチル]−2−[(3S,5S)
    −5−スルファモイルアミノメチル−1−ピロリジン−
    3−イル]チオ−1−メチル−1−カルバ−2−ペネム
    −3−カルボン酸を含有する水溶液を−20℃以下に冷却
    して凍結する工程; 該凍結物を0〜−10℃まで昇温する工程;および 該凍結物を、0〜−10℃の温度範囲内で少なくとも2回
    温度昇降させる工程; を包含する、方法。
  7. 【請求項7】前記水溶液のpHが5.8〜6.2である、請求項
    6に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記水溶液が、NaOH、Na2CO3およびNaHCO3
    からなる群から選択される少なくとも一種の化合物を含
    有する、請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記水溶液がさらに無機塩を含有する、請
    求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記無機塩が前記(1R,5S,6S)−6−
    [(1R)−1−ヒドロキシエチル]−2−[(3S,5S)
    −5−スルファモイルアミノメチル−1−ピロリジン−
    3−イル]チオ−1−メチル−1−カルバ−2−ペネム
    −3−カルボン酸1モルに対して0.02〜0.13モルの割合
    で存在する、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記無機塩がNaClである請求項9に記載
    の方法。
  12. 【請求項12】前記水溶液がさらにマンニトールを含有
    する、請求項6に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記マンニトールが前記(1R,5S,6S)−
    6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−2−[(3S,5
    S)−5−スルファモイルアミノメチル−1−ピロリジ
    ン−3−イル]チオ−1−メチル−1−カルバ−2−ペ
    ネム−3−カルボン酸100重量部に対して少なくとも15
    重量部の割合で存在する、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】前記マンニトールが前記(1R,5S,6S)−
    6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−2−[(3S,5
    S)−5−スルファモイルアミノメチル−1−ピロリジ
    ン−3−イル]チオ−1−メチル−1−カルバ−2−ペ
    ネム−3−カルボン酸100重量部に対して15〜50重量部
    の割合で存在する、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記凍結物を温度昇降させる温度幅が1
    〜3Kである、請求項6に記載の方法。
  16. 【請求項16】前記凍結物を2〜10回温度昇降させる、
    請求項6に記載の方法。
  17. 【請求項17】さらに前記凍結物を−3〜−10℃で1〜
    10時間静置する工程を包含する、請求項6に記載の方
    法。
JP7527869A 1994-05-02 1995-04-28 ピロリジルチオカルバペネム誘導体の結晶,該結晶を含む凍結乾燥製剤,およびその製造方法 Expired - Lifetime JP2843444B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7527869A JP2843444B2 (ja) 1994-05-02 1995-04-28 ピロリジルチオカルバペネム誘導体の結晶,該結晶を含む凍結乾燥製剤,およびその製造方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-93537 1994-05-02
JP9353794 1994-05-02
JP6-108554 1994-05-23
JP10855494 1994-05-23
JP7527869A JP2843444B2 (ja) 1994-05-02 1995-04-28 ピロリジルチオカルバペネム誘導体の結晶,該結晶を含む凍結乾燥製剤,およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO1995029913A1 JPWO1995029913A1 (ja) 1996-12-24
JP2843444B2 true JP2843444B2 (ja) 1999-01-06

Family

ID=27307310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7527869A Expired - Lifetime JP2843444B2 (ja) 1994-05-02 1995-04-28 ピロリジルチオカルバペネム誘導体の結晶,該結晶を含む凍結乾燥製剤,およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2843444B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160007679A (ko) 2016-01-04 2016-01-20 제일약품주식회사 도리페넴의 신규한 결정형
KR20170094272A (ko) 2014-12-05 2017-08-17 메이지 세이카 파루마 가부시키가이샤 디아자비시클로옥탄 유도체의 결정 및 안정된 동결 건조 제제의 제조법
US10000492B2 (en) 2013-09-24 2018-06-19 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Process for producing diazabicyclooctane derivative
US10023573B2 (en) 2012-05-30 2018-07-17 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Beta-lactamase inhibitor and process for preparing the same
US10131665B2 (en) 2013-10-08 2018-11-20 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Processes for producing diazabicyclooctane compounds
CN114506837A (zh) * 2022-02-15 2022-05-17 中南大学 一种调控碳气凝胶孔道取向的方法和碳气凝胶及应用

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10556905B2 (en) 2012-05-30 2020-02-11 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Processes for preparing a diazabicyclooctane compound
US12103928B2 (en) 2012-05-30 2024-10-01 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Processes for preparing a diazabicyclooctane compound
US10023573B2 (en) 2012-05-30 2018-07-17 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Beta-lactamase inhibitor and process for preparing the same
US11731971B2 (en) 2012-05-30 2023-08-22 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Processes for preparing a diazabicyclooctane compound
US11117896B2 (en) 2012-05-30 2021-09-14 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Processes for preparing a diazabicyclooctane compound
US10000492B2 (en) 2013-09-24 2018-06-19 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Process for producing diazabicyclooctane derivative
US10000491B2 (en) 2013-09-24 2018-06-19 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Process for producing diazabicyclooctane derivative and intermediate thereof
US10604522B2 (en) 2013-10-08 2020-03-31 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Processes for producing diazabicyclooctane compounds
US11414417B2 (en) 2013-10-08 2022-08-16 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Crystalline forms of diazabicyclooctane derivative and production process thereof
US10131665B2 (en) 2013-10-08 2018-11-20 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Processes for producing diazabicyclooctane compounds
US12221443B2 (en) 2013-10-08 2025-02-11 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Crystalline forms of diazabicyclooctane derivative and production process thereof
RU2732129C2 (ru) * 2014-12-05 2020-09-11 Мейдзи Сейка Фарма Ко., Лтд. Способ производства кристаллов производного диазабициклооктана и стабильного лиофилизированного препарата
US10294224B2 (en) 2014-12-05 2019-05-21 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Lyophilized composition of a diazabicyclooctane compound and process of producing the same
US11117895B2 (en) 2014-12-05 2021-09-14 Meiji Seika Pharma Co., Ltd. Process for producing crystals of a diazabicyclooctane derivative
KR20170094272A (ko) 2014-12-05 2017-08-17 메이지 세이카 파루마 가부시키가이샤 디아자비시클로옥탄 유도체의 결정 및 안정된 동결 건조 제제의 제조법
KR20160007679A (ko) 2016-01-04 2016-01-20 제일약품주식회사 도리페넴의 신규한 결정형
CN114506837A (zh) * 2022-02-15 2022-05-17 中南大学 一种调控碳气凝胶孔道取向的方法和碳气凝胶及应用
CN114506837B (zh) * 2022-02-15 2023-12-15 中南大学 一种调控碳气凝胶孔道取向的方法和碳气凝胶及应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100314558B1 (ko) 피롤리딜티오카르바페넴유도체의결정과,상기결정을함유한동결건조제제및그제조방법
CA2171836C (en) Crystalline anhydrous mycophenolate mofetil and intravenous formulation thereof
JP6779787B2 (ja) ジアザビシクロオクタン誘導体の結晶及び安定な凍結乾燥製剤の製造法
JP2843444B2 (ja) ピロリジルチオカルバペネム誘導体の結晶,該結晶を含む凍結乾燥製剤,およびその製造方法
KR20070084150A (ko) 세팔로스포린 유도체를 위한 안정화된 동결건조 제형물
JP5340493B2 (ja) ニコランジル含有医薬組成物
JP2001507022A (ja) 凍結乾燥のための医薬組成物
JPWO1995029913A1 (ja) ピロリジルチオカルバペネム誘導体の結晶、該結晶を含む凍結乾燥製剤、およびその製造方法
CA2011116C (en) Lyophilized bmy-28142 dihydrochloride for parenteral use
JP6487028B2 (ja) エルタペネム含有凍結乾燥製剤の製造方法
CA2188529C (en) Crystal of pyrrolidylthiocarbapenem derivative, lyophilized preparation containing said crystal, and process for producing the same
KR930001830B1 (ko) 항균성 동결건조 제제
EP0018811B1 (en) Antibiotic crystalline epimer, its preparation and pharmaceutical composition containing it
IE49703B1 (en) Oxa-beta-lactam derivative
JP2653480B2 (ja) セフェム誘導体結晶
WO2006109324A2 (en) Processes for preparation of amorphous cefepime acid addition salts
JP2653481B2 (ja) セファロスポリン誘導体結晶
NZ732214B2 (en) Production process of crystals of diazabicyclooctane derivative and stable lyophilized preparation
HK1012624B (en) Crystalline anhydrous mycophenolate mofetil and intravenous formulation thereof

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 2843444

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R153 Grant of patent term extension

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R153

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151023

Year of fee payment: 17

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151023

Year of fee payment: 17

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151023

Year of fee payment: 17

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151023

Year of fee payment: 17

R153 Grant of patent term extension

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R153

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

EXPY Cancellation because of completion of term