JP2843041B2 - 間欠搬送装置 - Google Patents

間欠搬送装置

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JP2843041B2
JP2843041B2 JP1002028A JP202889A JP2843041B2 JP 2843041 B2 JP2843041 B2 JP 2843041B2 JP 1002028 A JP1002028 A JP 1002028A JP 202889 A JP202889 A JP 202889A JP 2843041 B2 JP2843041 B2 JP 2843041B2
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憲也 和田
賢治 弓場
耕二 内田
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Matsuda KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は間欠搬送装置に関する。
(従来技術) 間欠搬送装置としては、特開昭58−31809号公報に示
すように、リフトアンドキャリタイプの搬送装置が知ら
れている。このタイプの搬送装置においては、可動受け
部を上昇させて固定受け部上のワークを持上げ、次にそ
の状態で次の固定受け部上方までワークを平行移動し、
次いで可動受け部を下降させてワークを該次の固定受け
部に載置し、この後、可動受け部を原位置に復帰させる
ようになっている。
ところで、上記タイプの搬送装置においては、一般に
上記固定受け部と協働してワークを位置決め(保持)す
る押圧手段が設けられている。この押圧手段は、ワーク
が固定受け部に載置されている場合には押圧力をワーク
に付与して該固定受け部の押圧力受け部と協働してワー
クを挟持し、ワークが可動受け部上にある場合には、固
定受け部にワークが支障なく載置できるように待避する
ようになっており、このような押圧手段の作動は、該押
圧手段独自の駆動手段に基づいてなされている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記のように、押圧手段を該押圧手段独自の
駆動手段に基づいて作動させようとした場合、可動受け
部の昇降動のタイミングをとらえて、該可動受け部の昇
降用駆動手段と別個に押圧手段独自の駆動手段を作動さ
せなければならず、押圧手段の適正な作動を確実に行う
ことは容易ではなかった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的
は、位置決め用押圧手段を備えるリフトアンドキャリタ
イプの間欠搬送装置において、押圧手段の適正な作動を
確実に行うことにある。
(問題点を解決するための手段、作用) かかる目的を達成するために本発明にあっては、固定
受け部と、昇降用駆動手段の駆動力をもって昇降動可能
とされその昇降動により前記固定受け部に対してワーク
の搬出入を行う可動受け部と、前記固定受け部と協働し
てワークの位置決めを行う押圧手段と、を備えるリフト
アンドキャリタイプの間欠搬送装置において、 前記押圧手段を前記固定受け部の位置決め方向に常時
付勢するスプリングよりなる付勢手段と、 前記押圧手段と前記昇降用駆動手段との間に介装さ
れ、前記可動受け部の上昇時、前記昇降用駆動手段の駆
動力を前記スプリングの付勢方向に抗する方向の力とし
て前記押圧手段に作用させて該押圧手段による位置決め
を解除する伝達機構と、が設けられている、 構成としてある。
上述の構成により、押圧手段に適正な作動をさせるに
際し、可動受け部の昇降用駆動手段の駆動力を伝達機構
により機械的に利用すると共に付勢手段としてのスプリ
ングを用いることから、同期性が良くなり、可動受け部
の昇降動を正確にとらえて押圧手段に適正な作動をさせ
ることができることになる。このため、押圧手段の適正
な作動を確実に行うことができることになる。
また、昇降用駆動手段の駆動力が押圧手段の駆動に利
用されることになり、押圧手段独自の駆動手段を用意す
る必要性はなくなる。このため、構成を簡素化して、製
造コストの低減、メインテナンスの容易化を図ることが
できることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第7図において、1はリフトアンドキャリタ
イプの間欠搬送装置である。この搬送装置1には、第1
図、第2図に示すように複数のハウジング2が設けられ
ており、該複数のハウジング2は直列上に所定間隔毎に
配設されている。この各ハウジング2は、第3図に示す
ように、凹状形状とされており、その開口側が上方に向
けられている。
この各ハウジング2の開口部には、第3図〜第5図に
示すように固定受け部3が設けられている。この固定受
け部3は、ハウジング2の溝幅方向両側に設けられてお
り、本実施例においてはワークとしてリバースクラッチ
ドラム(以下、ワークと称す)Wが用いられることか
ら、該固定受け部3はそのワークWが適切に載置できる
ように形成されている。この固定受け部3にはハウジン
グ2の溝幅方向の一方側(第3図、第5図中、右側、第
4図中上側)において押圧力受け部としてのワーク受け
部4が立設されている。このワーク受け部4は内面が断
面V字状とされており、このワーク受け部4にワーク
(リバースクラッチドラム)Wの構成要素としての筒部
を当接させることによりワークWがハウジング2の溝幅
方向の他方側(第4図中、下側)から該ハウジングの溝
幅方向の一方側へ移動することが規制されるようになっ
ている。
前記各ハウジング2内には、第3図〜第6図に示すよ
うにシフトバー5が、該ハウジング2の溝が延びる方向
に延びるようにしてそれぞれ配設されている。この各シ
フトバー5は継ぎバー6を介して隣合うシフトバー5に
連結され、これら全体が搬送バー7を構成している。各
シフトバー5の側部にはスライダ8が固定され、このス
ライダ8の側方にはスライドレール9が、搬送バー7が
延びる方向に延びるようにして配設されており、該スラ
イドレール9は各ハウジング2側壁に固定されている。
このスライドレール9には前記各スライダ8が摺動可能
に保持されており、これにより、搬送バー、すなわち各
シフトバー5は該シフトバー5が延びる方向において変
位動可能に各ハウジング2に保持されることになる。こ
の搬送バー7には図示を略す往復動手段が連結されてい
る。この往復動手段は、各シフトバー5を各固定受け部
3間のピッチ間隔だけ該シフトバー5が延びる方向に変
位動させる機能を有している。
前記各シフトバー5には、第3図、第5図、第6図に
示すように昇降機構10が保持されている。この昇降機構
10は上下方向に延びる一対の昇降ガイドロッド11を有し
ており、この一対の昇降ガイドロッド11は所定間隔をあ
けてシフトバー5を摺動可能に貫通している。この一対
の昇降ガイドロッド11の下端部には取付板12が固定され
ており、その取付板12の下面には一定長さのスライダ13
が固定されている。シフトバー5の側方にはスリットプ
レート14が設けられている。このスリットプレート14
は、板面がシフトバー5に対向するようにして配設され
ており、その下端部は前記取付板12及びスライダ13に固
定されている。このスリットプレート14の板面中央には
上下方向に延びるスリット15が形成されており、このス
リット15には、前記シフトバー5に保持されたローラ16
が回転可能に嵌合されている。一方、ハウジング2に
は、その溝幅方向の他方側において、回転軸17が回転可
能に支持されており、その一端側がハウジング2外に突
出する一方、該回転軸17の他端側は、前記スライダ13に
臨むようにハウジング2内に突出している。この回転軸
17の他端側には第7図に示すようにスイングアーム18
が、その一端部において固着されており、そのスイング
アーム18の他端部には支持軸19が、その一端部において
回転可能に支持されており、該支持軸19の他端部にはレ
ール取付フレーム20が取付けられている。このレール取
付フレーム20には、搬送バー7の延設方向に延びるスラ
イドレール21が固着されており、このスライドレール21
に前記スライダ13が摺動可能に保持されている。これに
より、昇降機構10においては、スイングアーム18を揺動
させれば、支持軸19、レール取付フレーム20、スライド
レール21、スライダ13、取付板12等を介してスリットプ
レート14、一対の昇降ガイドロッド11が昇降動すること
になる。具体的には、上昇時には第3図に示す状態とな
り、下降時には第5図に示す状態となる。この際、ロー
ラ16とスリット15とは、シフトバー5が該シフトバー5
の延設方向に変位動することを規制する。
前記スリットプレート14の上端部及び一対の昇降ガイ
ドロッド11の上端部には、可動受け部22が固定されてい
る。この可動受け部22は、ワークWを適切に載置できる
ように形成されていることは勿論のこと、昇降機構10の
昇降動がなされても、ハウジング2の開口を上下方向に
おいて通過できるように形成されている。
前記回転軸17の一端側には、第3図、第5図、第6図
に示すように、伝達アーム23が、その一端側において固
定されており、その他端側は第6図に示すように斜め下
方に向って延び、その伝達アーム23の他端側には、その
長手方向に延びるようにして長孔24が形成されている。
この伝達アーム23の側方には、第6図中、左右方向に往
復動する駆動ロッド25が配設されており、その駆動ロッ
ド25の側部には係合ピン26が設けられている。この係合
ピン26は前記長孔24に遊嵌されており、これにより、駆
動ロッド25の往復動によって該駆動ロッド25の駆動力が
伝達アーム23を介して回転軸17に回転力として伝達され
ることになる。
前記ハウジング2には、第3図〜第5図に示すよう
に、その溝幅方向の他方側において第1、第2の押圧ア
ーム27、28が設けられている。この第1、第2の押圧ア
ーム27、28は、その各一端部が共通の支持ピン29を介し
てハウジング2に揺動可能に支持されており、その各他
端部は前記固定受け部3の上方に向って延びている。第
1の押圧アーム27の他端部には押圧部27aが設けられて
おり、その押圧部27aは、固定受け部3にワークWが載
置された場合に該押圧部27aの移動領域に該ワークWの
下端部が位置すると共にその位置に押圧部27aが位置さ
れたときには該押圧部が前記ワーク受け部4に対向する
ようにして取付けられている。さらに、この第1の押圧
アーム27には、長手方向略中央においてピン30と、各ハ
ウジング2の第1の押圧アーム27を連結する連結ロッド
31とが貫通しており、前記支持ピン29よりも下端側にお
いてはカムフォロア32が取付けられている。第2の押圧
アーム28の他端部は第1の押圧アーム27の他端部よりも
上方に位置するように延ばされており、その他端部に
は、スプラインが周面に形成された回止め部材33が取付
けられている。この回止め部材33は、その移動領域にワ
ーク(リバースクラッチドラム)Wの噛合部が位置する
ように取付けられており、回止め部材33とワークWとが
噛合したときにはワークWの回止めがなされることにな
る。この第2の押圧アーム28と第1の押圧アーム27とは
スプリング34を介して連結されており、このスプリング
34により該両者27、28は互いに近づくように付勢されて
いる。
前記ハウジング2と前記第1の押圧アーム27とはコイ
ルスプリング35を介して連結されている。コイルスプリ
ング35は、その一端側が前記ピン30に係止され、他端側
がハウジング2に設けられたピン36に係止されており、
このコイルスプリング35の付勢力により、押圧部27a
は、固定受け部3にワークWを載置した場合に該ワーク
Wを前記ワーク受け部4に向って押圧できるようになっ
ている。
前記回動軸17の他端側には伝達機構としてのカム37が
設けられている。このカム37のカム面37aは、第7図に
示すように周面に形成されており、このカム面37aは、
可動受け部22の下降に伴って前記カムフォロア32にしだ
いに作用されないようにされ、該可動受け部22の上昇に
伴ってカムフォロア32に対して上向きの力がしだいに作
用されるように設定されている。これにより、可動受け
部22の下降位置にあるときには、第5図に示すように、
コイリスプリング35の付勢力に基づき、第1、第2の押
圧アーム27、28は押圧機能を発揮し、該可動受け部22の
上昇時には、第1、第2の押圧アーム27、28は、第5図
中、反時計方向に揺動され、押圧機能が解除されるよう
になっている。
したがって、上記搬送装置1においては、搬送バー7
を該搬送バー7の延設方向に往復動させることにより、
可動受け部22を同方向に変位動することができ、駆動ロ
ッド25の往復動により昇降機構10を介して可動受け部22
を上下動させることができることから、通常のリフトア
ンドキャリタイプと同じ動きを可動受け部22にさせるこ
とができることになる。
また、可動受け部22昇降用の駆動ロッド25(回動軸1
7)の駆動力を、コイルスプリング35、カム37等を用い
て機械的に押圧アーム27、28の作動に利用することか
ら、同期性が良くなり、可動受け部22の昇降動を正確に
とらえて第1の押圧アーム27を作動させることができる
ことになり、第1の押圧アーム27の適正な作動を確実に
行なうことができることになる。
しかも、昇降機構10用の駆動ロッド25の駆動力を、カ
ム37、カムフォロア32、第1の押圧アーム27等により有
効に利用できることになり、第1、第2の押圧アーム用
駆動手段を省くことができ、押圧手段独自の駆動手段を
用いる必要性はなくなる。このため、製造コストの低減
を図ることができることになる。
また、連結ロッド31が各ハウジング2内の第1の押圧
アーム27を連結することから、カム37、カムフォロア32
が用いられていなくても、連動させることができること
になり、カム37、カムフォロア32等を用いなくてもよい
ハウジング3を形成することができることになる。
(発明の効果) 本発明は以上述べたように、位置決め用押圧手段を備
えるリフトアンドキャリタイプの間欠搬送装置におい
て、押圧手段の適正な作動を確実に行うことができる。
また、構成を簡素化して、製造コストの低減、メインテ
ナンスの容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面図、 第2図は第1図の正面図、 第3図はハウジングの1つを説明する拡大側面図、 第4図は第3図の一部破断簡略平面図(右半分が破断さ
れたものを示す)、 第5図は第4図のV−V線断面図、 第6図は第4図の一部破断正面図(左半分が破断された
ものを示す)、 第7図はカム、スイングアームを説明する説明図であ
る。 1:搬送装置 3:固定受け部 22:可動受け部 25:駆動ロッド 27:第1の押圧アーム 28:第2の押圧アーム 32:カムフォロア 35:コイルスプリング 37:カム W:ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 弓場 賢治 東京都千代田区大手町2丁目6番2号 日立電子エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 内田 耕二 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 実公 昭61−30967(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 7/00 B23Q 39/04 B65G 25/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定受け部と、昇降用駆動手段の駆動力を
    もって昇降動可能とされその昇降動により前記固定受け
    部に対してワークの搬出入を行う可動受け部と、前記固
    定受け部と協働してワークの位置決めを行う押圧手段
    と、を備えるリフトアンドキャリタイプの間欠搬送装置
    において、 前記押圧手段を前記固定受け部の位置決め方向に常時付
    勢するスプリングよりなる付勢手段と、 前記押圧手段と前記昇降用駆動手段との間に介装され、
    前記可動受け部の上昇時、前記昇降用駆動手段の駆動力
    を前記スプリングの付勢方向に抗する方向の力として前
    記押圧手段に作用させて該押圧手段による位置決めを解
    除する伝達機構と、が設けられている、 ことを特徴とする間欠搬送装置。
JP1002028A 1989-01-10 1989-01-10 間欠搬送装置 Expired - Fee Related JP2843041B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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