JP2842255B2 - 磁気ヘッド装置の製造方法 - Google Patents
磁気ヘッド装置の製造方法Info
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- JP2842255B2 JP2842255B2 JP6279134A JP27913494A JP2842255B2 JP 2842255 B2 JP2842255 B2 JP 2842255B2 JP 6279134 A JP6279134 A JP 6279134A JP 27913494 A JP27913494 A JP 27913494A JP 2842255 B2 JP2842255 B2 JP 2842255B2
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- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/52—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
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- G11B5/4969—Details for track selection or addressing
- G11B5/4976—Disposition of heads, e.g. matrix arrangement
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＶＴＲ等の磁気記録再
生装置に用いられる磁気ヘッド装置およびその製造方法
に関するものである。
生装置に用いられる磁気ヘッド装置およびその製造方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ＶＴＲ等の磁気記録再生装置は高
画質化、高音質化、ダビング性能向上等のためディジタ
ル化の方向にあり、その高い記録データレートに対応す
るため狭トラック化、多ヘッド化等によって高密度記録
を図る方向にある。また一方、その高密度記録を図りつ
つ機器を小型化し、より小径の回転ドラムで実現するた
めの取り組みが行われている。以下、従来の磁気ヘッド
装置について、図面を参照しながら説明する。
画質化、高音質化、ダビング性能向上等のためディジタ
ル化の方向にあり、その高い記録データレートに対応す
るため狭トラック化、多ヘッド化等によって高密度記録
を図る方向にある。また一方、その高密度記録を図りつ
つ機器を小型化し、より小径の回転ドラムで実現するた
めの取り組みが行われている。以下、従来の磁気ヘッド
装置について、図面を参照しながら説明する。
【０００３】図５は、従来の磁気ヘッド装置の回転ドラ
ム部分の平面図である。図５において、５０は回転ドラ
ムで、各々５１〜５６の磁気ヘッドが５７〜６０のヘッ
ドベースに接着固定されており、さらに各々のヘッドベ
ースは回転ドラム５０にネジ止めされている（図示せ
ず）。これらの磁気ヘッド５１〜５６は回転ドラム５０
に取り付けられた後、各々の磁気ヘッド間の相対トラッ
ク高さを例えばネジ等の既知の手段により（図示せず）
ヘッドベース５７〜６０を弾性変形させて調整される。
ム部分の平面図である。図５において、５０は回転ドラ
ムで、各々５１〜５６の磁気ヘッドが５７〜６０のヘッ
ドベースに接着固定されており、さらに各々のヘッドベ
ースは回転ドラム５０にネジ止めされている（図示せ
ず）。これらの磁気ヘッド５１〜５６は回転ドラム５０
に取り付けられた後、各々の磁気ヘッド間の相対トラッ
ク高さを例えばネジ等の既知の手段により（図示せず）
ヘッドベース５７〜６０を弾性変形させて調整される。
【０００４】図６はこの磁気ヘッド５１、５３を矢印ｂ
の方向から見た状態を示している。磁気ヘッド５１、５
３は、各々互いに異なるアジマス角を有している。ヘッ
ドベース５７の基準面から磁気ヘッド５１、５３のトラ
ック部までのトラック高さをＨ01、Ｈ02で示す。
の方向から見た状態を示している。磁気ヘッド５１、５
３は、各々互いに異なるアジマス角を有している。ヘッ
ドベース５７の基準面から磁気ヘッド５１、５３のトラ
ック部までのトラック高さをＨ01、Ｈ02で示す。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の磁気ヘッド装置では、４個のヘッドベースで６個
の磁気ヘッドを有するような多ヘッド構成をその回転ド
ラム径が相対的に小さくなった状態で具現化するには、
ヘッドベースを含めた磁気ヘッド部分の回転ドラム上で
占める面積比率が大きくなるため、回転ドラムのロータ
ー部への固定方法や磁気ヘッドとロータリートランス部
との接続方法等の設計に大きな制約を受ける。また、こ
れよりさらに高い記録データレートに対応するために、
磁気ヘッドの数を増やそうとすると、ヘッドベースを配
置する場所が制約を受け具現化が困難になってくる。
従来の磁気ヘッド装置では、４個のヘッドベースで６個
の磁気ヘッドを有するような多ヘッド構成をその回転ド
ラム径が相対的に小さくなった状態で具現化するには、
ヘッドベースを含めた磁気ヘッド部分の回転ドラム上で
占める面積比率が大きくなるため、回転ドラムのロータ
ー部への固定方法や磁気ヘッドとロータリートランス部
との接続方法等の設計に大きな制約を受ける。また、こ
れよりさらに高い記録データレートに対応するために、
磁気ヘッドの数を増やそうとすると、ヘッドベースを配
置する場所が制約を受け具現化が困難になってくる。
【０００６】また磁気ヘッドのトラック高さの製造上の
バラツキは通常２０μm程度あるにもかかわらず、昨今
の狭トラック化（例えば２０μmトラック幅）に対応す
るため、求められる各々の磁気ヘッド間の相対トラック
高さ（＝Ｈ02−Ｈ01）は厳しく抑えられる必要がある。
例えば、従来例のようにヘッドベースで磁気ヘッドのト
ラック高さが調整可能なものでは５μm程度以下、ある
いはバイモルフ構造の圧電素子を用いたオートトラッキ
ングヘッドのように磁気ヘッドのトラック高さ微調整機
構を備えてないもの（先端質量を軽量化するため）で
は、２μｍ程度以下に抑えなければならない。従って、
生産上は磁気ヘッド５１をヘッドベース５７に接着した
あと、その実際のＨ01としかるべき相対トラック高さを
有する磁気ヘッド５３を選び出すという作業の後、ヘッ
ドベース５７に接着することになる。しかも、その組合
せる２個の磁気ヘッドを得るためには磁気ヘッド５１に
対して磁気ヘッド５３の数量をきわめて多く（通常約５
〜１０倍程度）持つ必要があり、その在庫が増えると言
う問題があった。
バラツキは通常２０μm程度あるにもかかわらず、昨今
の狭トラック化（例えば２０μmトラック幅）に対応す
るため、求められる各々の磁気ヘッド間の相対トラック
高さ（＝Ｈ02−Ｈ01）は厳しく抑えられる必要がある。
例えば、従来例のようにヘッドベースで磁気ヘッドのト
ラック高さが調整可能なものでは５μm程度以下、ある
いはバイモルフ構造の圧電素子を用いたオートトラッキ
ングヘッドのように磁気ヘッドのトラック高さ微調整機
構を備えてないもの（先端質量を軽量化するため）で
は、２μｍ程度以下に抑えなければならない。従って、
生産上は磁気ヘッド５１をヘッドベース５７に接着した
あと、その実際のＨ01としかるべき相対トラック高さを
有する磁気ヘッド５３を選び出すという作業の後、ヘッ
ドベース５７に接着することになる。しかも、その組合
せる２個の磁気ヘッドを得るためには磁気ヘッド５１に
対して磁気ヘッド５３の数量をきわめて多く（通常約５
〜１０倍程度）持つ必要があり、その在庫が増えると言
う問題があった。
【０００７】磁気ヘッドはその加工工程も複雑で、トラ
ック高さ以外にも多くの規格（ヘッドＣ／Ｎ、トラック
幅、アジマス角、干渉縞等）を満足する必要があり付加
価値が高いため、一層在庫を低減し、生産効率の向上を
図る必要がある。
ック高さ以外にも多くの規格（ヘッドＣ／Ｎ、トラック
幅、アジマス角、干渉縞等）を満足する必要があり付加
価値が高いため、一層在庫を低減し、生産効率の向上を
図る必要がある。
【０００８】本発明は上記の問題を解決するもので、磁
気ヘッドを中間部材を介して直接回転ドラム上に接合す
ることにより、ヘッドベースや締結部品をなくしそのス
ペースを多ヘッド化やその他の設計スペースとして有効
に活用できる小型化に適した磁気ヘッド装置を提供する
ことを目的とする。
気ヘッドを中間部材を介して直接回転ドラム上に接合す
ることにより、ヘッドベースや締結部品をなくしそのス
ペースを多ヘッド化やその他の設計スペースとして有効
に活用できる小型化に適した磁気ヘッド装置を提供する
ことを目的とする。
【０００９】また磁気ヘッドのトラック高さのバラツキ
を、組み合わせる中間部材の厚みによって相殺し、安価
で高精度な磁気ヘッド装置の提供と効率的な磁気ヘッド
装置の製造方法を提供することを目的とする。
を、組み合わせる中間部材の厚みによって相殺し、安価
で高精度な磁気ヘッド装置の提供と効率的な磁気ヘッド
装置の製造方法を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、磁気ヘッドのトラック高さを測定する測定
段階と、中間部材を厚みによって複数のランクに分ける
ランク分け段階と、前記磁気ヘッドのトラック高さとそ
れに対応した中間部材の厚みとの和が所定の範囲に入る
ランクの中間部材を選択して前記磁気ヘッドと組み合わ
せる組合せ段階と、前記組み合わせられた磁気ヘッドと
中間部材とを接合する第１の接合段階と、前記中間部材
と前記回転ドラムとを紫外線硬化型樹脂で接合する第２
の接合段階とを有するものである。
するために、磁気ヘッドのトラック高さを測定する測定
段階と、中間部材を厚みによって複数のランクに分ける
ランク分け段階と、前記磁気ヘッドのトラック高さとそ
れに対応した中間部材の厚みとの和が所定の範囲に入る
ランクの中間部材を選択して前記磁気ヘッドと組み合わ
せる組合せ段階と、前記組み合わせられた磁気ヘッドと
中間部材とを接合する第１の接合段階と、前記中間部材
と前記回転ドラムとを紫外線硬化型樹脂で接合する第２
の接合段階とを有するものである。
【００１１】
【作用】本発明は上記した構成および製造方法により、
回転ドラム上に中間部材を介して磁気ヘッドを接合する
ことにより、ヘッドベースや締結部品をなくしそのスペ
ースを多ヘッド化やその他の設計スペースとして有効に
活用でき、高い記録データレートへの対応や回転ドラム
の小径化ができる。また、それぞれの磁気ヘッドのトラ
ック高さとそれに対応した中間部材の厚みとの和もしく
はそれぞれの和における相対値が所定の範囲に入るよう
に組合せることにより、磁気ヘッドのトラック高さのバ
ラツキを相殺し、回転ドラム上の磁気ヘッド間の相対ト
ラック高さの組合せを容易にし、かつ磁気ヘッドの在庫
を効果的に減少させるものである。また中間部材と回転
ドラムの接合に紫外線硬化型樹脂を用いることにより、
より高精度で歩留まりの良い磁気ヘッド装置とすること
ができる。
回転ドラム上に中間部材を介して磁気ヘッドを接合する
ことにより、ヘッドベースや締結部品をなくしそのスペ
ースを多ヘッド化やその他の設計スペースとして有効に
活用でき、高い記録データレートへの対応や回転ドラム
の小径化ができる。また、それぞれの磁気ヘッドのトラ
ック高さとそれに対応した中間部材の厚みとの和もしく
はそれぞれの和における相対値が所定の範囲に入るよう
に組合せることにより、磁気ヘッドのトラック高さのバ
ラツキを相殺し、回転ドラム上の磁気ヘッド間の相対ト
ラック高さの組合せを容易にし、かつ磁気ヘッドの在庫
を効果的に減少させるものである。また中間部材と回転
ドラムの接合に紫外線硬化型樹脂を用いることにより、
より高精度で歩留まりの良い磁気ヘッド装置とすること
ができる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【００１３】図１は本発明の一実施例の磁気ヘッド装置
の回転ドラムの平面図である。図１で１〜６の磁気ヘッ
ドは７〜１２の中間部材を介して１３の回転ドラムに接
合されている。図２に磁気ヘッド１、３近傍の斜視図を
示す。磁気ヘッド１、３の巻線の端末処理は中間部材
７、９の近傍に例えばフレキシブルプリント基板等を設
けそこに配線する（図示せず）。さらに、図３でその構
成の詳細を説明する。図３は磁気ヘッド１の側面図で、
回転ドラム１３に磁気ヘッド１が中間部材７を介して接
合されているが、この接合手段として紫外線硬化型樹脂
１４を用いている。これは磁気ヘッドのトラック高さ微
調整手段としてこの紫外線硬化型樹脂の層厚を制御する
方法を用いている。中間部材７は例えば紫外線を透過す
るガラスでありその上面７ａをエアチャック等の手段で
保持し、トラック高さや割出し、突出量、干渉縞位置、
アジマス等の磁気ヘッド１に求められる位置が所定の範
囲に入るように微調整し、ガラスを通して紫外線を照射
して樹脂を硬化させるものである。
の回転ドラムの平面図である。図１で１〜６の磁気ヘッ
ドは７〜１２の中間部材を介して１３の回転ドラムに接
合されている。図２に磁気ヘッド１、３近傍の斜視図を
示す。磁気ヘッド１、３の巻線の端末処理は中間部材
７、９の近傍に例えばフレキシブルプリント基板等を設
けそこに配線する（図示せず）。さらに、図３でその構
成の詳細を説明する。図３は磁気ヘッド１の側面図で、
回転ドラム１３に磁気ヘッド１が中間部材７を介して接
合されているが、この接合手段として紫外線硬化型樹脂
１４を用いている。これは磁気ヘッドのトラック高さ微
調整手段としてこの紫外線硬化型樹脂の層厚を制御する
方法を用いている。中間部材７は例えば紫外線を透過す
るガラスでありその上面７ａをエアチャック等の手段で
保持し、トラック高さや割出し、突出量、干渉縞位置、
アジマス等の磁気ヘッド１に求められる位置が所定の範
囲に入るように微調整し、ガラスを通して紫外線を照射
して樹脂を硬化させるものである。
【００１４】図４は、図１における磁気ヘッド１、３を
矢印ａの方向から見た図である。図４において、磁気ヘ
ッド１はその下面からトラック部までのトラック高さが
Ｈ01であり、厚みｔ1の中間部材７を接着された後の組
合せトラック高さがｈ01となる。また、同じく磁気ヘッ
ド３は、そのトラック高さがＨ02で、厚みｔ2の中間部
材９を接着された後の組合せトラック高さがｈ02とな
る。
矢印ａの方向から見た図である。図４において、磁気ヘ
ッド１はその下面からトラック部までのトラック高さが
Ｈ01であり、厚みｔ1の中間部材７を接着された後の組
合せトラック高さがｈ01となる。また、同じく磁気ヘッ
ド３は、そのトラック高さがＨ02で、厚みｔ2の中間部
材９を接着された後の組合せトラック高さがｈ02とな
る。
【００１５】この中間部材は、ガラスで且つ形状が矩形
であり両面ラップ等の加工が容易なため安価で２μm程
度の高精度にその厚みを仕上げることが可能である。従
って、この中間部材の厚みを複数のランクにランク分け
することで管理し、バラツキの大きい磁気ヘッドのトラ
ック高さを相殺して所望の組合せトラック高さになるよ
うに各々の磁気ヘッドと組合せすることができる。つま
り、磁気ヘッドのトラック高さを測定し、このトラック
高さと中間部材の厚みとの和である組合せトラック高さ
が所定の範囲に入るようにランク分けされた中間部材を
選択する。あるいは、回転ドラム上に配置される複数の
磁気ヘッドに対するそれぞれの組合せトラック高さの相
対値が所定の範囲に入るようにランク分けされた中間部
材を選択する。このように組合わされた磁気ヘッドを中
間部材に接着等の既知の接合手段により接合することで
従来の磁気ヘッド間の組合せ作業は不要となる。
であり両面ラップ等の加工が容易なため安価で２μm程
度の高精度にその厚みを仕上げることが可能である。従
って、この中間部材の厚みを複数のランクにランク分け
することで管理し、バラツキの大きい磁気ヘッドのトラ
ック高さを相殺して所望の組合せトラック高さになるよ
うに各々の磁気ヘッドと組合せすることができる。つま
り、磁気ヘッドのトラック高さを測定し、このトラック
高さと中間部材の厚みとの和である組合せトラック高さ
が所定の範囲に入るようにランク分けされた中間部材を
選択する。あるいは、回転ドラム上に配置される複数の
磁気ヘッドに対するそれぞれの組合せトラック高さの相
対値が所定の範囲に入るようにランク分けされた中間部
材を選択する。このように組合わされた磁気ヘッドを中
間部材に接着等の既知の接合手段により接合することで
従来の磁気ヘッド間の組合せ作業は不要となる。
【００１６】以上のように、本実施例の磁気ヘッド装置
およびその製造方法によれば、回転ドラム上に中間部材
を介して磁気ヘッドを接合することにより、ヘッドベー
スをなくしそのスペースを多ヘッド化やその他の設計ス
ペースとして有効に活用できるより小型化に適した磁気
ヘッド装置を提供することができる。
およびその製造方法によれば、回転ドラム上に中間部材
を介して磁気ヘッドを接合することにより、ヘッドベー
スをなくしそのスペースを多ヘッド化やその他の設計ス
ペースとして有効に活用できるより小型化に適した磁気
ヘッド装置を提供することができる。
【００１７】また磁気ヘッドのトラック高さのバラツキ
を形状が簡単で安価にかつ高精度に加工できる中間部材
で相殺することで、中間部材接着後の組合せトラック高
さを所望の寸法に高精度かつ容易に仕上げることができ
る。また、その結果加工工程が複雑で付加価値の高い磁
気ヘッドの在庫を効果的に低減することができる。
を形状が簡単で安価にかつ高精度に加工できる中間部材
で相殺することで、中間部材接着後の組合せトラック高
さを所望の寸法に高精度かつ容易に仕上げることができ
る。また、その結果加工工程が複雑で付加価値の高い磁
気ヘッドの在庫を効果的に低減することができる。
【００１８】また、磁気ヘッドを接合した中間部材を、
紫外線硬化型樹脂の層厚でさらに高さ等の微調整を行い
ながら、回転ドラムに貼付けることにより、いっそう精
度あるいは歩留まりの高い磁気ヘッド装置を具現化する
ことができる。
紫外線硬化型樹脂の層厚でさらに高さ等の微調整を行い
ながら、回転ドラムに貼付けることにより、いっそう精
度あるいは歩留まりの高い磁気ヘッド装置を具現化する
ことができる。
【００１９】なお、上記各実施例で述べた中間部材につ
いては、ガラスに限らず安価で高精度に加工できるもの
であれば他の部材でもよい。
いては、ガラスに限らず安価で高精度に加工できるもの
であれば他の部材でもよい。
【００２０】また、上記各実施例では６個の磁気ヘッド
となっているが、複数であれば数の多少は関係ないこと
は言うまでもない。
となっているが、複数であれば数の多少は関係ないこと
は言うまでもない。
【００２１】なお、特開昭６３−３１０１８号公報で
は、ロータリートランスの回転側コアに磁気ヘッドを取
り付ける例が開示されているが、ロータリートランスは
その公報でも示されているように、通常固定ドラムの内
側に配置される。従って、ドラムより磁気ヘッドを僅か
外側へ突出させるためには、固定ドラムの外周肉厚より
さらに大きな磁気ヘッドの長さが必要である。これは相
似的に全体の磁気ヘッドのサイズが大きくなることにつ
ながり本発明の目的とする小型化を困難とするものであ
る。
は、ロータリートランスの回転側コアに磁気ヘッドを取
り付ける例が開示されているが、ロータリートランスは
その公報でも示されているように、通常固定ドラムの内
側に配置される。従って、ドラムより磁気ヘッドを僅か
外側へ突出させるためには、固定ドラムの外周肉厚より
さらに大きな磁気ヘッドの長さが必要である。これは相
似的に全体の磁気ヘッドのサイズが大きくなることにつ
ながり本発明の目的とする小型化を困難とするものであ
る。
【００２２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の磁気ヘッド装置及びその製造方法によれば、回転ドラ
ム上に中間部材を介して磁気ヘッドを接合することによ
り、ヘッドベースをなくしそのスペースを多ヘッド化や
その他の設計スペースとして有効に活用できるより小型
化に適した磁気ヘッド装置を提供できる。
の磁気ヘッド装置及びその製造方法によれば、回転ドラ
ム上に中間部材を介して磁気ヘッドを接合することによ
り、ヘッドベースをなくしそのスペースを多ヘッド化や
その他の設計スペースとして有効に活用できるより小型
化に適した磁気ヘッド装置を提供できる。
【００２３】また磁気ヘッドのトラック高さのバラツキ
を形状が簡単で安価にかつ高精度に加工できる中間部材
の厚みで相殺することで、中間部材接合後の組合せトラ
ック高さを所望の寸法に高精度かつ容易に仕上げること
ができる。また、その結果加工工程が複雑で付加価値の
高い磁気ヘッドの在庫を効果的に低減することができ
る。従って、容易に安価で高精度な磁気ヘッド装置が生
産できるとともに、効率的な磁気ヘッドの生産ができる
という効果が得られる。
を形状が簡単で安価にかつ高精度に加工できる中間部材
の厚みで相殺することで、中間部材接合後の組合せトラ
ック高さを所望の寸法に高精度かつ容易に仕上げること
ができる。また、その結果加工工程が複雑で付加価値の
高い磁気ヘッドの在庫を効果的に低減することができ
る。従って、容易に安価で高精度な磁気ヘッド装置が生
産できるとともに、効率的な磁気ヘッドの生産ができる
という効果が得られる。
【００２４】また中間部材と回転ドラムとの接合に紫外
線硬化型樹脂を用いることにより、より高精度で歩留ま
りの良い磁気ヘッド装置を提供できる。
線硬化型樹脂を用いることにより、より高精度で歩留ま
りの良い磁気ヘッド装置を提供できる。
【図１】本発明の一実施例における磁気ヘッド装置の回
転ドラムの平面図
転ドラムの平面図
【図２】本発明の一実施例における磁気ヘッド装置の磁
気ヘッド近傍の斜視図
気ヘッド近傍の斜視図
【図３】本発明の一実施例における磁気ヘッド装置の磁
気ヘッドの側面図
気ヘッドの側面図
【図４】本発明の一実施例における磁気ヘッド装置の磁
気ヘッドの正面図
気ヘッドの正面図
【図５】従来の磁気ヘッド装置の回転ドラムの平面図
【図６】従来の磁気ヘッド装置の磁気ヘッドの正面図
１〜６ 磁気ヘッド ７〜１２ 中間部材 １３ 回転ドラム １４ 紫外線硬化型樹脂
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−134614（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−60912（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−82316（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−168431（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−274633（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−6511（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−171013（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−36419（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G11B 5/53
Claims (4)
- 【請求項１】 回転ドラムと、前記回転ドラム上に接合
された中間部材と、前記中間部材上に接合された磁気ヘ
ッドとを含む磁気ヘッド装置の製造方法であって、前記
磁気ヘッドのトラック高さを測定する測定段階と、前記
中間部材を厚みによって複数のランクに分けるランク分
け段階と、前記磁気ヘッドのトラック高さと前記磁気ヘ
ッドに対応した中間部材の厚みとの和が所定の範囲に入
るランクの中間部材を選択して前記磁気ヘッドと組み合
わせる組合せ段階と、前記組合せ段階により組み合わさ
れた磁気ヘッドと中間部材とを接合する第１の接合段階
と、紫外線硬化型樹脂を用いて前記中間部材と前記回転
ドラムとを接合する第２の接合段階とを有することを特
徴とする磁気ヘッド装置の製造方法。 - 【請求項２】 回転ドラムと、前記回転ドラム上に接合
された複数個の中間部材と、前記それぞれの中間部材上
に接合された複数個の磁気ヘッドとを含む磁気ヘッド装
置の製造方法であって、前記磁気ヘッドのトラック高さ
を測定する測定段階と、前記中間部材を厚みによって複
数のランクに分けるランク分け段階と、前記それぞれの
磁気ヘッドのトラック高さと前記磁気ヘッドに対応した
中間部材の厚みとの和の相対値が所定の範囲に入るラン
クの中間部材を選択して前記磁気ヘッドと組み合わせる
組合せ段階と、前記組合せ段階により組み合わせられた
磁気ヘッドと中間部材とを接合する第１の接合段階と、
紫外線硬化型樹脂を用いて前記中間部材と前記回転ドラ
ムとを接合する第２の接合段階とを有することを特徴と
する磁気ヘッド装置の製造方法。 - 【請求項３】 第２の接合段階において、磁気ヘッドの
突出量を調整しながら接合することを特徴とする請求項
１もしくは請求項２に記載の磁気ヘッド装置の製造方
法。 - 【請求項４】 第２の接合段階において、磁気ヘッドの
割出しを調整しながら接合することを特徴とする請求項
１もしくは請求項２に記載の磁気ヘッド装置の製造方
法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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