JP2840976B2 - 高圧ロールミルを用いたセメント仕上げ粉砕方法 - Google Patents

高圧ロールミルを用いたセメント仕上げ粉砕方法

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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/36Manufacture of hydraulic cements in general
    • C04B7/48Clinker treatment
    • C04B7/52Grinding ; After-treatment of ground cement

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はセメントの製造の際に用いられる高圧ロー
ルミルを用いたセメント仕上げ粉砕方法に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来一般にセメント仕上げ粉砕方法とはクリンカと石
膏とをボールミルに収容して混合粉砕し、その粉砕した
粉末を分級機で分級し、得られた細粉をセメントとする
ものであった。近年その方法は改良され、セメント需要
の増大、製造コストの低減をはかるために、竪型ローラ
ミルを用いる方法による、又は高圧ロールミルの後段に
ボールミルを加えて用いる方法による、セメント仕上げ
粉砕が行われるようになり、大幅な粉砕能力の増大と消
費動力の低減が達成されている。
そして最近に至り、更に消費動力を一層低減できる方
法として粉砕を高圧ロールミルのみによって行うセメン
ト仕上げ粉砕方法が出現し、注目を浴びている。
この方法について説明すると、第2図において21は高
圧ロールミルであり、22はクリンカの供給装置、23は石
膏の供給装置である。なお上記高圧ロールミル21は、本
発明においても用いられるものであるが、それはロール
の押圧力が運転中1000Kg/cm程度に達し、高圧ロールミ
ルで圧縮されたクリンカが集塊物となって排出される程
度のものを言うものである。次に24は前記集塊物を解砕
する解砕機、25は分級機であり、26は同分級機25と高圧
ロールミル21とを接続する粗粉通路、27はセメントとな
る細粉の通路である。
このように形成された装置の作用について述べると、
まずクリンカと石膏はそれぞれの供給装置22、23から、
高圧ロールミル21に供給される。
但しこの場合石膏はクリンカの2〜3%である。そし
てこのクリンカ及び石膏は、同高圧ロールミル21におい
て混合粉砕され、圧縮粉砕により形成された粉体を含む
集塊物は同高圧ロールミル21に後続の解砕機24で解砕さ
れ、ついで分級機25に投入される。そして同分級機25に
おいて粗粉及び細粉に分級され、同粗粉は粗粉通路26か
ら再び前記高圧ロールミル21に送入される。一方前記細
粉は細粉通路27から取り出され、セメントとして出荷さ
れる。
上記の、このセメント粉砕仕上げ方法によれば、前記
従来から用いられた動力消費量の大きいボールミルを廃
し、これに替えて高圧ロールミル21と解砕機24により行
うものである。従って上記のセメント仕上げ粉砕方法と
ボールミルを用いる前記従来の方法とを比較すると、上
記の仕上げ粉砕方法は消費動力をほぼ50%低減すること
ができる。
[発明が解決しようとする課題] しかし上記の新しいセメント仕上げ粉砕方法は消費動
力は低減できるものの、製品セメントの品質からみると
不完全な製品であることを免れない。即ち上記の方法に
より形成されたセメントは所要水量の増大が避けられな
いことが明らかとなったものである。
一般にセメント中の石膏の役割は、セメントがクリン
カ粉末だけであると、水と混合した場合に急結してしま
い、セメントとして使用できないため、石膏を添加する
ことにより凝結時間を遅延させて調整するものである。
従って石膏はセメント中に微粒として均一に分散するこ
とが望ましい。
もし石膏が微細化されず、又均一な分散が得られなけ
れば、石膏の少ない部分を生じ、異常凝結を起し、結果
的に水量の増大につながる。このような難点が、上記高
圧ロールミルを用いた仕上げ粉砕方法に見られるのであ
る。
この理由について考察してみると、高圧ロールミルの
粉砕原理は圧縮粉砕であり、この場合クリンカのような
硬くかつ脆い砕料は良好に微粉砕されるが、石膏のよう
な軟い砕料は微粉砕されにくく、粗粒子(例えば100μ
m以上の粒子)の残存が避けられない。このような粗粒
子がセメント中に存在すると石膏の分布が不均一にな
り、前記のように水量の増大を来す。
次に上記の水量の増加についてみると、これはセメン
トの初期水和段階における水量が増大するということで
あり、このような水量の増大を抑制するには二水石膏に
より溶解度の大きい半水石膏が効果が高く、実際にセメ
ント中の石膏が二水石膏より半水石膏の方が、所要水量
が少ないのである。
そして上記高圧ロールミルによるセメント仕上げ粉砕
方法によって製造されたセメント中の石膏は、その大半
が二水石膏の形態で存在する。従ってこれによっても上
記のように高圧ロールミルのみにより混合粉砕が行われ
る方法で製造されたセメントは、所要水量の増大が避け
られない。
この発明はこのような問題を解決するためになされた
ものでその目的は、消費動力は前記ボールミルを用いる
従来の方法よりも大巾に低減することができると共に、
所要水量の増大を来さないですむ高圧ロールミルを用い
たセメント仕上げ粉砕方法を提供することである。
[課題を達成するための手段] 上記の目的を達成するこの発明について述べるとそれ
は、高圧ロールミルと他の粉砕機もしくは解砕機を用い
てクリンカと石膏などの添加物を粉砕する工程におい
て、高圧ロールミルによって主としてクリンカを、他の
粉砕機もしくは解砕機によって主として石膏などを、微
細にすることを特徴とする高圧ロールミルを用いたセメ
ント仕上げ粉砕方法である。
又粉砕もしくは解砕の過程で石膏の結晶水を減少させ
ることを特徴とする、前記高圧ロールミルを用いたセメ
ント仕上げ粉砕方法である。
ここでは高圧ロールミルによって主としてクリンカを
粉砕するが、他にクリンカ以外に石灰石、スラグ、石膏
等を混合粉砕することを含む。又他の粉砕機もしくは解
砕機によって主として石膏などを粉砕するが、他に石灰
石、スラグ、クリンカ等を混合粉砕することを含む。
以下実施例においては、高圧ロールミルでクリンカ
を、他の粉砕機もしくは解砕機によって石膏を粉砕する
例について述べる。
[実施例] 第1図において、1は高圧ロールミルであり、2はク
リンカを収容するホッパ、3はコンベヤであり、4はこ
のように形成されたクリンカの供給装置を示す。なお同
図において前記高圧ロールミル1は一段のロールミルが
示されているが、これは一例であってこれに限るもので
なく、前後二段に形成された高圧ロールミルであっても
よい。
次に5は高圧ロールミル1に後続して設けられた解砕
機であり、6は同解砕機5に対応して設けられた分級機
である。但し、分級機を内蔵した形式の解砕機を用いる
場合は、同図のように別に設ける必要はない。
ここで解砕機としては圧縮、せん断、衝撃作用のいず
れでもよく、たとえば、ハンマーミル、ピンミル、ボー
ルミル等を用いる。
次に7はミルであるが一例として竪型ローラミルが用
いられた例を示す。但しこのミル7はボールミルであっ
てもよく、その他公知の粉砕機又は解砕機を適宜に用い
てよい。
8は石膏の収容されているホッパ、9はコンベヤ、10
はこのように形成された石膏供給装置を示す。又11はバ
ッグフィルタ、12は混合機である。又13は粉砕通路、14
は精粉通路、15は石膏細粉通路を示す。
なお同細粉通路15に替えて、一点鎖線で示すような、
バッグフィルタ11と前記分級機6を接続する連通路16を
形成してもよい。更に又同連通路16及び細粉通路15に替
えて、二点鎖線で示すような、ミル7と分級機6を接続
する連絡通路17を形成してもよい。又18は熱風供給装
置、19は熱風通路である。但しミル7がボールミルであ
る場合、同熱風供給装置18及び熱風通路19は省略されて
もよい。これはボールミルの作動の際に熱風供給装置を
必要としない程昇温するためである。
この実施例における作用について述べると、まずクリ
ンカはクリンカのホッパ2から出され、コンベヤ3によ
り運ばれ、高圧ロールミル1に供給される。そして同高
圧ロールミル1において粉砕され、ついで集塊物は解砕
機5に送入されて解砕される。
次に、解砕されたクリンカの粉体は前記分級機6に送
入された分級される。
分級された粉体のうち、粗粉は前記粗粉通路13を通り
高圧ロールミル1に戻される。そしてクリンカの精粉の
みが混合機12に送入される。
一方石膏は図示のように前記クリンカとは別に、石膏
のホッパ8から出され、コンベヤ9によってミル7の竪
型ローラミルに送入される。なおこの場合供給される石
膏は二水石膏である。そしてこの場合同竪型ローラミル
は、熱風供給装置18からもたらされる熱風により加熱さ
れる。但しこの竪型ローラミルが、それに替えてボール
ミルを使用する場合は熱風の供給は必ずしも必要がな
い。ボールミルによる粉砕の場合は前記のように粉砕自
体により昇温がなされるからである。
竪型ローラミル1において粉砕された石膏は微粉化さ
れると共に熱により半水石膏に変化させられ、バッグフ
ィルタ11を経て、前記混合機12に送られ、同混合機12に
おいクリンカと混合され、セメントが形成される。
[発明の効果] この発明は前記のように構成され、クリンカを高圧ロ
ールミルを用いて粉砕し、又、石膏を、前記高圧ロール
ミルとは別の、竪型ローラミル又はボールミル等のミル
を用いて、かつ前記石膏の結晶水を減少できる温度にお
いて粉砕し、粉砕した前記クリンカと、粉砕し、かつ結
晶水を減少させた前記石膏を混合させることにより、ク
リンカと石膏を混合してボールミルで粉砕する前記従来
の方法よりも消費動力を大巾に低減できると共に、高圧
ロールミルを用いてクリンカ及び石膏を混合する方法に
較べてセメントの品質を改良することができ、所要水量
の増大を来たさない、セメントを作ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示し、高圧ロールミルを用
いたセメント仕上げ粉砕方法の概略を示すブロック図、
第2図は従来の同種方法の概略を示すブロック図であ
る。 1……高圧ロールミル 4……クリンカ供給装置 7……ミル 10……石膏供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 猛 東京都江東区豊洲1丁目1番7号 小野 田セメント株式会社中央研究本部内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 7/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧ロールミルと他の粉砕機もしくは解砕
    機を用いてクリンカと石膏などの添加物を粉砕する工程
    において、高圧ロールミルによって主としてクリンカ
    を、他の粉砕機もしくは解砕機によって主として石膏な
    どを、微細にすることを特徴とする高圧ロールミルを用
    いたセメント仕上げ粉砕方法。
  2. 【請求項2】粉砕もしくは解砕の過程で、石膏の結晶水
    を減少させることを特徴とする請求項1記載の高圧ロー
    ルミルを用いたセメント仕上げ粉砕方法。
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