JP2840809B2 - ジャッキ - Google Patents
ジャッキInfo
- Publication number
- JP2840809B2 JP2840809B2 JP4039994A JP4039994A JP2840809B2 JP 2840809 B2 JP2840809 B2 JP 2840809B2 JP 4039994 A JP4039994 A JP 4039994A JP 4039994 A JP4039994 A JP 4039994A JP 2840809 B2 JP2840809 B2 JP 2840809B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- handle
- clutch spring
- connecting shaft
- jack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワンウェイクラッチ
が設けられたハンドルを備え、自動車用品などに使用さ
れるジャッキに関する。
が設けられたハンドルを備え、自動車用品などに使用さ
れるジャッキに関する。
【0002】
【従来の技術】操作軸を回転させることにより支持部が
昇降するジャッキ本体と、操作軸の一端に設けられた連
結部材へ着脱自在に取付けられるハンドルとを備え、ハ
ンドルに設けられたワンウエイクラッチによって、ハン
ドルを操作軸の軸心回りに左右いずれか一方向へ回動さ
せたときのみ操作軸を一体に回転させるようにしたジャ
ッキは公知であり、例えば、米国特許第2,920,8
71号には、ハンドルの一端にラチェット式のワンウェ
イクラッチを設け、このラチェット歯車をジャッキの操
作軸であるネジ軸の一端部へ取付け、ネジ軸の軸心回り
左右いずれか側の回転のみを伝達することにより、ネジ
軸を一方向へ回転させて支持部を昇降させるものが示さ
れている。
昇降するジャッキ本体と、操作軸の一端に設けられた連
結部材へ着脱自在に取付けられるハンドルとを備え、ハ
ンドルに設けられたワンウエイクラッチによって、ハン
ドルを操作軸の軸心回りに左右いずれか一方向へ回動さ
せたときのみ操作軸を一体に回転させるようにしたジャ
ッキは公知であり、例えば、米国特許第2,920,8
71号には、ハンドルの一端にラチェット式のワンウェ
イクラッチを設け、このラチェット歯車をジャッキの操
作軸であるネジ軸の一端部へ取付け、ネジ軸の軸心回り
左右いずれか側の回転のみを伝達することにより、ネジ
軸を一方向へ回転させて支持部を昇降させるものが示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構造の
場合、ワンウェイクラッチの構造が比較的複雑なため、
ハンドル全体が比較的大きくなり、かつ高価になる傾向
がある。そこで、本出願の主たる目的はこれらの問題点
を解決することにある。
場合、ワンウェイクラッチの構造が比較的複雑なため、
ハンドル全体が比較的大きくなり、かつ高価になる傾向
がある。そこで、本出願の主たる目的はこれらの問題点
を解決することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願の発明に係るジャッキは、操作軸を回転させること
により支持部が昇降するジャッキ本体と、操作軸の一端
に設けられた連結部材へ着脱自在に取付けられるハンド
ルとを備え、ハンドルに設けられたワンウエイクラッチ
によって、ハンドルを操作軸の軸心回りに左右いずれか
一方向へ回動させたときのみ操作軸を一体に回転させる
ようにしたジャッキにおいて、前記ワンウエイクラッチ
をコイル状のクラッチスプリングで構成し、このクラッ
チスプリングをハンドルの一端に設けられたボス部内へ
収容し、かつ一端をボス部へ係止し、他端を自由にする
とともに、前記連結部材に外周面が横断面で円形をなす
連結軸部を設け、この連結軸部をクラッチスプリングの
内周側へ嵌合可能にしたことを特徴とする。
本願の発明に係るジャッキは、操作軸を回転させること
により支持部が昇降するジャッキ本体と、操作軸の一端
に設けられた連結部材へ着脱自在に取付けられるハンド
ルとを備え、ハンドルに設けられたワンウエイクラッチ
によって、ハンドルを操作軸の軸心回りに左右いずれか
一方向へ回動させたときのみ操作軸を一体に回転させる
ようにしたジャッキにおいて、前記ワンウエイクラッチ
をコイル状のクラッチスプリングで構成し、このクラッ
チスプリングをハンドルの一端に設けられたボス部内へ
収容し、かつ一端をボス部へ係止し、他端を自由にする
とともに、前記連結部材に外周面が横断面で円形をなす
連結軸部を設け、この連結軸部をクラッチスプリングの
内周側へ嵌合可能にしたことを特徴とする。
【0005】さらに、上記に加えて、連結部材を操作軸
の延長上に連続一体に形成することができ、また、連結
部材を操作軸と別体に構成し、この連結部材にクラッチ
スプリングに嵌合するための前記連結軸部と、操作軸の
一端へ連結可能な連結部とを設けることもできる。
の延長上に連続一体に形成することができ、また、連結
部材を操作軸と別体に構成し、この連結部材にクラッチ
スプリングに嵌合するための前記連結軸部と、操作軸の
一端へ連結可能な連結部とを設けることもできる。
【0006】
【作用】ボス部を連結部材へ取付けると、連結軸部がク
ラッチスプリングの内周側へ嵌合する。そこで、ハンド
ルを連結軸部の軸心回りいずれか側へ回動させると、ク
ラッチスプリングが縮径して緊まるか広がって緩む。縮
径方向へ回動するときクラッチスプリングはボス部と連
結軸部を結合するので、ハンドルの回動力を連結軸部へ
伝達できる。逆側へ回動すると、クラッチスプリングが
緩んでボス部と連結軸部が非結合になるので回動力が伝
達されない。ゆえに、ハンドルを任意の範囲で往復回動
させることにより、ワンウェイ式に連結軸部を一方側へ
回転させることができる。
ラッチスプリングの内周側へ嵌合する。そこで、ハンド
ルを連結軸部の軸心回りいずれか側へ回動させると、ク
ラッチスプリングが縮径して緊まるか広がって緩む。縮
径方向へ回動するときクラッチスプリングはボス部と連
結軸部を結合するので、ハンドルの回動力を連結軸部へ
伝達できる。逆側へ回動すると、クラッチスプリングが
緩んでボス部と連結軸部が非結合になるので回動力が伝
達されない。ゆえに、ハンドルを任意の範囲で往復回動
させることにより、ワンウェイ式に連結軸部を一方側へ
回転させることができる。
【0007】
【発明の効果】本発明は、コイル状のクラッチスプリン
グを用いることにより、ワンウェイクラッチを構成した
ので、クラッチスプリングを単にボス部内へ入れて一端
を係合するだけで組立できる。ゆえに、構造が簡単とな
り、ハンドル全体を小型化できるとともに安価にでき
る。
グを用いることにより、ワンウェイクラッチを構成した
ので、クラッチスプリングを単にボス部内へ入れて一端
を係合するだけで組立できる。ゆえに、構造が簡単とな
り、ハンドル全体を小型化できるとともに安価にでき
る。
【0008】さらに、連結軸部を操作軸と一体連続に形
成すれば、連結軸部すなわち操作軸の一端へ直接ボス部
を取付けることができるので、部品点数をより削減で
き、しかも操作軸の端部をハンドルとの結合のために例
えば六角形などに特別な機械加工をしなくてすむので加
工も容易になる。
成すれば、連結軸部すなわち操作軸の一端へ直接ボス部
を取付けることができるので、部品点数をより削減で
き、しかも操作軸の端部をハンドルとの結合のために例
えば六角形などに特別な機械加工をしなくてすむので加
工も容易になる。
【0009】そのうえ、操作軸の一端が軸部でなく、例
えば、コ字状又は平プレート状のブラケットが設けられ
ている場合であっても、操作軸と別体の連結部材を設
け、その一部にこれらのブラケットと連結できる連結部
を設け、他の部分に連結軸部を設ければ、本願のクラッ
チスプリングを設けたハンドルで操作できる。
えば、コ字状又は平プレート状のブラケットが設けられ
ている場合であっても、操作軸と別体の連結部材を設
け、その一部にこれらのブラケットと連結できる連結部
を設け、他の部分に連結軸部を設ければ、本願のクラッ
チスプリングを設けたハンドルで操作できる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて実施例を説明する。図
1乃至図3は自動車用品として構成された第1実施例に
係り、図1はハンドルの一部を破断した状態で全体を示
す図、図2は連結軸部を嵌合した状態におけるハンドル
の一部を破断しかつ拡大して示す図、図3は図2の3−
3線断面図である。
1乃至図3は自動車用品として構成された第1実施例に
係り、図1はハンドルの一部を破断した状態で全体を示
す図、図2は連結軸部を嵌合した状態におけるハンドル
の一部を破断しかつ拡大して示す図、図3は図2の3−
3線断面図である。
【0011】まず図1において、パンタグラフ型のジャ
ッキ本体10は、基台12と支持部14間を左上アーム
16、左下アーム18、右上アーム20、右下アーム2
2の計4本のアームにより、各軸止部24、26、2
8、30で結合された略ひし形4辺リンクをなし、か
つ、左右それぞれの各上下アームとの軸止部32、34
間に操作軸であるネジ軸36が渡されている。
ッキ本体10は、基台12と支持部14間を左上アーム
16、左下アーム18、右上アーム20、右下アーム2
2の計4本のアームにより、各軸止部24、26、2
8、30で結合された略ひし形4辺リンクをなし、か
つ、左右それぞれの各上下アームとの軸止部32、34
間に操作軸であるネジ軸36が渡されている。
【0012】ネジ軸36の一端は連結軸部38をなし、
軸止部34からさらにネジ軸36の軸線延長方向へ延出
している。連結軸部38は丸棒状をなして、ここに取付
られるハンドル40によりネジ軸36を回転させるため
の力が伝達される。
軸止部34からさらにネジ軸36の軸線延長方向へ延出
している。連結軸部38は丸棒状をなして、ここに取付
られるハンドル40によりネジ軸36を回転させるため
の力が伝達される。
【0013】ネジ軸36は両ネジ又は全長が同一方向の
ネジによって形成され、両ネジの場合には、各軸止部3
2、34がスライドナットをなしてネジ軸36に係合
し、ネジ軸36の回転により、両方のスライドナット
(32、34)がネジ軸36上を接近方向又は離反方向
へ移動して支持部14を昇降させるようになっている。
ネジによって形成され、両ネジの場合には、各軸止部3
2、34がスライドナットをなしてネジ軸36に係合
し、ネジ軸36の回転により、両方のスライドナット
(32、34)がネジ軸36上を接近方向又は離反方向
へ移動して支持部14を昇降させるようになっている。
【0014】ネジ軸36が両ネジでない場合は、一方を
ネジ軸36に対して移動規制し、他方をスライドさせる
ようにすればよい。
ネジ軸36に対して移動規制し、他方をスライドさせる
ようにすればよい。
【0015】ハンドル40はクラッチスプリング42、
これを内側に収容するボス部44、ボス部44の外周部
へ一端が溶接され、他端がボス部44の半径方向へ延出
している棒状のグリップ部46とで構成され、本実施例
では略T字状の外観をなしている。
これを内側に収容するボス部44、ボス部44の外周部
へ一端が溶接され、他端がボス部44の半径方向へ延出
している棒状のグリップ部46とで構成され、本実施例
では略T字状の外観をなしている。
【0016】図2及び図3に詳細を示すように、クラッ
チスプリング42はコイル状をなしており、その内周側
には連結軸部38が嵌合され、連結軸部38の外周面と
の間にフリクションを生じている。
チスプリング42はコイル状をなしており、その内周側
には連結軸部38が嵌合され、連結軸部38の外周面と
の間にフリクションを生じている。
【0017】クラッチスプリング42は半径方向へ長い
長方形断面の角形線材で形成され、その一端48は連結
軸部38上で自由になっており、他端50はボス部44
の側面に形成された係合穴52へ入って係合している。
長方形断面の角形線材で形成され、その一端48は連結
軸部38上で自由になっており、他端50はボス部44
の側面に形成された係合穴52へ入って係合している。
【0018】なお、クラッチスプリング42とボス部4
4の関係は、クラッチスプリング42が多少の弾性変形
を可能とする状態で収容されれば足りるので、図示のよ
うに両者間のクリアランスが比較的大きな状態でも、ま
た逆に比較的密な状態で嵌合していてもよい。
4の関係は、クラッチスプリング42が多少の弾性変形
を可能とする状態で収容されれば足りるので、図示のよ
うに両者間のクリアランスが比較的大きな状態でも、ま
た逆に比較的密な状態で嵌合していてもよい。
【0019】次に、本実施例の作用を説明する。例え
ば、車体を持ち上げる場合、まず、支持部14を図示し
ない車体の下面へ当接させる。次に、図2及び図3に示
すように、連結軸部38をクラッチスプリング42の内
周側へ嵌合した状態でグリップ部46に力を加え、本実
施例では、図3の時計回り方向すなわち図3の矢示A方
向へボス部44を回動させると、クラッチスプリングの
他端50が係合穴52へ係合しているため、ボス部44
の回動方向へ引かれる。
ば、車体を持ち上げる場合、まず、支持部14を図示し
ない車体の下面へ当接させる。次に、図2及び図3に示
すように、連結軸部38をクラッチスプリング42の内
周側へ嵌合した状態でグリップ部46に力を加え、本実
施例では、図3の時計回り方向すなわち図3の矢示A方
向へボス部44を回動させると、クラッチスプリングの
他端50が係合穴52へ係合しているため、ボス部44
の回動方向へ引かれる。
【0020】一方、クラッチスプリングの一端48は自
由であるがクラッチスプリング42の内周部全体が連結
軸部38の外周面とフリクションを有するので、クラッ
チスプリング42は縮径方向に変形して緊まり、連結軸
部38の外周面へ密接する。このため、クラッチスプリ
ング42を介してボス部44と連結軸部38は一体とな
り、グリップ部46に加えた力は、連結軸部38へ伝達
されて連結軸部38すなわちネジ軸36を回転させる。
由であるがクラッチスプリング42の内周部全体が連結
軸部38の外周面とフリクションを有するので、クラッ
チスプリング42は縮径方向に変形して緊まり、連結軸
部38の外周面へ密接する。このため、クラッチスプリ
ング42を介してボス部44と連結軸部38は一体とな
り、グリップ部46に加えた力は、連結軸部38へ伝達
されて連結軸部38すなわちネジ軸36を回転させる。
【0021】グリップ部46をある程度の回動角度、例
えば略水平まで回動させたとき、反対方向へ戻し回動さ
せると、今度はクラッチスプリング42が広がって緩み
方向に変形するので、クラッチスプリング42の内周面
は連結軸部38の外周上を滑り、グリップ部46の戻し
回動を連結軸部38へ伝達しない。
えば略水平まで回動させたとき、反対方向へ戻し回動さ
せると、今度はクラッチスプリング42が広がって緩み
方向に変形するので、クラッチスプリング42の内周面
は連結軸部38の外周上を滑り、グリップ部46の戻し
回動を連結軸部38へ伝達しない。
【0022】ゆえに、グリップ部46を所定回動角度内
で往復回動させれば、連結軸部38及びネジ軸36を一
方向(本実施例では、図3の時計回り方向)へ回転させ
て、必要なだけ支持部14を上昇させることができる。
で往復回動させれば、連結軸部38及びネジ軸36を一
方向(本実施例では、図3の時計回り方向)へ回転させ
て、必要なだけ支持部14を上昇させることができる。
【0023】逆に、支持部14を下降させるには、ハン
ドル40を予め逆巻きのクラッチスプリングが設けられ
ている別のものと交換する。このようにすれば、クラッ
チスプリングを縮径又は広げるためのハンドルの回動方
向が逆転するので、連結軸部38すなわちネジ軸36を
逆側へ回転できる。なお、下降側はハンドル40を用い
ることなく、直接手で連結軸部38を回転させるように
もできる。
ドル40を予め逆巻きのクラッチスプリングが設けられ
ている別のものと交換する。このようにすれば、クラッ
チスプリングを縮径又は広げるためのハンドルの回動方
向が逆転するので、連結軸部38すなわちネジ軸36を
逆側へ回転できる。なお、下降側はハンドル40を用い
ることなく、直接手で連結軸部38を回転させるように
もできる。
【0024】このように本実施例によれば、ワンウェイ
クラッチをクラッチスプリング42で構成でき、かつク
ラッチスプリング42をボス部44内へ収容して一端を
ボス部44に係止するだけで足りるから、部品点数を削
減でき、かつ構造が簡単になる。
クラッチをクラッチスプリング42で構成でき、かつク
ラッチスプリング42をボス部44内へ収容して一端を
ボス部44に係止するだけで足りるから、部品点数を削
減でき、かつ構造が簡単になる。
【0025】このため、ハンドル40を比較的小型化で
き、かつ安価にできる。そのうえ、グリップ部46がボ
ス部44の半径方向へ棒状に延出しているだけで、ネジ
軸36の軸線延長方向へ延出していないので、隣接車両
との間隔が狭い駐車場におけるような作業条件でも比較
的容易に作業できる。
き、かつ安価にできる。そのうえ、グリップ部46がボ
ス部44の半径方向へ棒状に延出しているだけで、ネジ
軸36の軸線延長方向へ延出していないので、隣接車両
との間隔が狭い駐車場におけるような作業条件でも比較
的容易に作業できる。
【0026】さらに、クラッチスプリング42は角断面
をしているため、連結軸部38との接触面積を大きくで
き、それだけ、グリップ部46側から連結軸部38側へ
より大きな力を伝達できる。
をしているため、連結軸部38との接触面積を大きくで
き、それだけ、グリップ部46側から連結軸部38側へ
より大きな力を伝達できる。
【0027】しかも、連結軸部38をネジ軸36の一部
として連続一体に形成したから、連結軸部38を別に設
ける必要がなく、この点でも部品点数を削減できて有利
である。但し、連結軸部38をネジ軸36と別体に形成
することもでき、例えばパイプ状をした連結軸部38の
一端をネジ軸36の一端に外嵌して、両者をピン等で結
合するようにしてもよい。
として連続一体に形成したから、連結軸部38を別に設
ける必要がなく、この点でも部品点数を削減できて有利
である。但し、連結軸部38をネジ軸36と別体に形成
することもでき、例えばパイプ状をした連結軸部38の
一端をネジ軸36の一端に外嵌して、両者をピン等で結
合するようにしてもよい。
【0028】なお、連結軸部38及びグリップ部46は
中空にすることもでき、この場合には、軽量化に貢献で
きる。
中空にすることもでき、この場合には、軽量化に貢献で
きる。
【0029】図4は別実施例に係る図2と同様部位の図
である。この実施例は、操作軸であるネジ軸36の一端
に一体に形成された連結軸部38が存在せず、その代わ
りとしてネジ軸36の一端に略コ字状断面のブラケット
60が設けられている場合であり、このような条件で
は、ネジ軸36及びハンドル40とは別体で形成された
連結部材70が用いられる。
である。この実施例は、操作軸であるネジ軸36の一端
に一体に形成された連結軸部38が存在せず、その代わ
りとしてネジ軸36の一端に略コ字状断面のブラケット
60が設けられている場合であり、このような条件で
は、ネジ軸36及びハンドル40とは別体で形成された
連結部材70が用いられる。
【0030】連結部材70はブラケット60に嵌合する
略コ字状断面の連結部72と、これにボルト74及び、
ナット76でネジ軸36と同一軸線上に取付けられた有
底筒状の連結軸部78とで構成され、連結軸部78の外
周面はクラッチスプリング42の内周側へ嵌合してい
る。
略コ字状断面の連結部72と、これにボルト74及び、
ナット76でネジ軸36と同一軸線上に取付けられた有
底筒状の連結軸部78とで構成され、連結軸部78の外
周面はクラッチスプリング42の内周側へ嵌合してい
る。
【0031】なお、ハンドル40側の構造は前実施例と
同じであるため説明を省略し、かつ同一部分については
同一符号を用いて示すものとする。
同じであるため説明を省略し、かつ同一部分については
同一符号を用いて示すものとする。
【0032】このようにすると、ネジ軸36に連結軸部
38が存在しなくとも、連結軸部78に対してクラッチ
スプリング42が密接又は滑り状態に変化するので、前
実施例同様にハンドル40によるワンウェイ式の操作が
可能であるばかりでなく、ブラケット60と連結部72
との結合が確実になるため、結合部におけるガタが少な
くなって力の伝達ロスが少なくなり、より小さな力で軽
快に作業できる。
38が存在しなくとも、連結軸部78に対してクラッチ
スプリング42が密接又は滑り状態に変化するので、前
実施例同様にハンドル40によるワンウェイ式の操作が
可能であるばかりでなく、ブラケット60と連結部72
との結合が確実になるため、結合部におけるガタが少な
くなって力の伝達ロスが少なくなり、より小さな力で軽
快に作業できる。
【0033】そのうえ本実施例のように、連結部72と
連結軸部78を別体にすれば、相手例のブラケット60
の形状や寸法に応じて連結部72のみを交換するだけで
済むため、汎用性が高くなる。但し、連結部72と連結
軸部78を溶接などで一体化することも可能である。
連結軸部78を別体にすれば、相手例のブラケット60
の形状や寸法に応じて連結部72のみを交換するだけで
済むため、汎用性が高くなる。但し、連結部72と連結
軸部78を溶接などで一体化することも可能である。
【0034】なお、ブラケット60と連結部72の嵌合
関係を逆にすることは任意であり、かつブラケット60
が平プレート状であれば、これを挟むように連結部72
を構成すればよい。要するに、連結部72はネジ軸36
側と一体回転可能に連結できる構造であれば足りる。
関係を逆にすることは任意であり、かつブラケット60
が平プレート状であれば、これを挟むように連結部72
を構成すればよい。要するに、連結部72はネジ軸36
側と一体回転可能に連結できる構造であれば足りる。
【0035】さらに、本願の発明は前記各実施例に限定
されるものでなく、種々に変形や応用が可能であり、例
えば、クラッチスプリングは角形断面の線材でなく、一
般的な丸形断面の線材を使用してもよく、この場合には
コストをより下げることができる。また、ジャッキ本体
も実施例の構造並びに用途に限定されない。
されるものでなく、種々に変形や応用が可能であり、例
えば、クラッチスプリングは角形断面の線材でなく、一
般的な丸形断面の線材を使用してもよく、この場合には
コストをより下げることができる。また、ジャッキ本体
も実施例の構造並びに用途に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係るジャッキ全体について、ハ
ンドルの一部を破断した状態で示す図
ンドルの一部を破断した状態で示す図
【図2】 第1実施例に係り、ジャッキの連結軸部を嵌
合した状態におけるハンドルの一部を破断しかつ拡大し
て示す図
合した状態におけるハンドルの一部を破断しかつ拡大し
て示す図
【図3】 図2の3−3線に沿う横断方向断面図
【図4】 別実施例に係る図2と同様部位の図
10:ジャッキ本体、12:基台、14:支持部、3
6:ネジ軸、38:連結軸部、40:ハンドル、42:
クラッチスプリング、44:ボス部、46:グリップ
部、60:ブラケット、70:連結部材、72:連結
部、78:連結軸部
6:ネジ軸、38:連結軸部、40:ハンドル、42:
クラッチスプリング、44:ボス部、46:グリップ
部、60:ブラケット、70:連結部材、72:連結
部、78:連結軸部
Claims (3)
- 【請求項1】 操作軸を回転させることにより支持部が
昇降するジャッキ本体と、操作軸の一端に設けられた連
結部材へ着脱自在に取付けられるハンドルとを備え、ハ
ンドルに設けられたワンウエイクラッチによって、ハン
ドルを操作軸の軸心回りに左右いずれか一方向へ回動さ
せたときのみ操作軸を一体に回転させるようにしたジャ
ッキにおいて、前記ワンウエイクラッチをコイル状のク
ラッチスプリングで構成し、このクラッチスプリングを
ハンドルの一端に設けられたボス部内へ収容し、かつ一
端をボス部へ係止し、他端を自由にするとともに、前記
連結部材に外周面が横断面で円形をなす連結軸部を設
け、この連結軸部をクラッチスプリングの内周側へ嵌合
可能にしたことを特徴とするジャッキ。 - 【請求項2】 連結部材が操作軸の延長上に連続一体に
形成されていることを特徴とする請求項1記載のジャッ
キ。 - 【請求項3】 連結部材は操作軸と別体であり、クラッ
チスプリングに嵌合するための前記連結軸部と、操作軸
の一端へ連結可能な連結部とを備えていることを特徴と
すること請求項1記載のジャッキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4039994A JP2840809B2 (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | ジャッキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4039994A JP2840809B2 (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | ジャッキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07228487A JPH07228487A (ja) | 1995-08-29 |
JP2840809B2 true JP2840809B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=12579590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4039994A Expired - Fee Related JP2840809B2 (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | ジャッキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2840809B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100339293C (zh) * | 2005-12-20 | 2007-09-26 | 中国人民解放军总后勤部建筑工程研究所 | 万向行驶叉车 |
CN113463894B (zh) * | 2021-07-09 | 2022-12-13 | 江西华翔建筑有限责任公司 | 一种建筑施工用可调节的脚手架 |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP4039994A patent/JP2840809B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07228487A (ja) | 1995-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4296654A (en) | Adjustable angled socket wrench extension | |
US7083176B2 (en) | Wheel alignment arrangements for vehicles | |
US5361822A (en) | Shade operator | |
US7025380B2 (en) | Power telescopic type steering column | |
JPH11502156A (ja) | ラチェットレンチ | |
JP4156116B2 (ja) | 螺子回し工具 | |
US6257104B1 (en) | Lug wrench | |
JP4637361B2 (ja) | 延長バー及び急速解除機構 | |
JPH0379270U (ja) | ||
JP2840809B2 (ja) | ジャッキ | |
US5878627A (en) | Two-piece jack handle | |
JP4390566B2 (ja) | ステアリング装置 | |
US3958470A (en) | Double acting ratchet wrench with cam actuated oscillatory pawl | |
US5768957A (en) | Ratchet tool | |
JP2986332B2 (ja) | ジャッキ | |
US5732602A (en) | Handle having resilient material incorporated therein | |
EP0644816A1 (en) | WRENCH FOR TIGHTENING OR LOOSING WHEEL NUTS. | |
JPS62136378A (ja) | 電動ラチエツトレンチ | |
RU1777984C (ru) | Приспособление дл отвинчивани и завинчивани гаек ступиц колес автомобил | |
KR100440282B1 (ko) | 자동차 조향축의 잠금장치 | |
JPS63502021A (ja) | リ−チを調節できるかじ取柱 | |
US2266994A (en) | Operating lever mechanism | |
JPH0419260Y2 (ja) | ||
JP3026704U (ja) | 移動ホイ−ル型ハンドル付レンチ | |
JP3367307B2 (ja) | チルト式ステアリング |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980901 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |