JP2839854B2 - 中間調表示装置 - Google Patents

中間調表示装置

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JP2839854B2
JP2839854B2 JP7052240A JP5224095A JP2839854B2 JP 2839854 B2 JP2839854 B2 JP 2839854B2 JP 7052240 A JP7052240 A JP 7052240A JP 5224095 A JP5224095 A JP 5224095A JP 2839854 B2 JP2839854 B2 JP 2839854B2
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雅明 北島
淳一 大和田
慶治 長江
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電圧の振幅値で、明る
さを制御できるディスプレイの中間調表示法及び表示装
置に係り、特にTFT液晶ディスプレイに好適な中間調
表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】TFT(Thin Film Transistor)で代表
される3端子スイッチ素子又は、MIMで代表される2端
子非線形スイッチ素子と液晶とを積層して画像を表示す
る液晶アクティブ・マトリクスディスプレイにおいて、
従来の装置は、特開昭60−128292号(第30図),特開
昭61−116334号(第31図)及び、エス・アイ・デ,8
4,ダイジェスト(1984)304頁から307頁
(SID 84 DIGEST,1984 pp304−307)
(第32図)に記載されている。 【0003】第30図に示した液晶ディスプレイの信号
側回路は、シフトレジスタ23,ラッチ回路24,2値
切換スイッチ群25で構成されている。 【0004】2値切換スイッチ群25は、1 out of 2
のマルチプレクサで構成されており、VD 又は、GND
レベルの何れかを選択し、信号電圧として出力する。 【0005】この信号電圧は、TFT26aを介して液晶26
bに入力される。液晶26bは、信号電圧のレベルに応
じて明るさが変化する。この結果、TFT液晶パネル2
6に画像が表示される。 【0006】しかし、この駆動方法で、明るさを2値以
上にするには、信号電圧は階調数に応じて複数のレベル
になる。従って、電圧の切換スイッチも複数のスイッチ
で構成する必要がある。 【0007】このため、信号回路の構成が複雑になるば
かりか、IC化した時のICのコストが高くなり不利で
ある。 【0008】一方、図3は、中間調表示の駆動回路の従
来例である。ビデオ信号VS (アナログ電圧)は、サン
プリングホルダ29により時系列でサンプリングされ、
バッファ回路を介してTFT32aに入力される。 【0009】サンプリングホルダ29のサンプリング時
間は、例えばTV表示の場合、TFT液晶パネル32の横
方向のピクセル数を500とすると、約0.1μs にな
る。従って、メシフトレジスタ28の動作周波数は10
MHzになる。このように、ビデオ信号を高速でサンプ
リングすると、サンプリングが不完全になり、均一な表
示が得られない。 【0010】また、表示ピクセル数が1000×100
0の様な高精細ディスプレイでは、メシフトレジスタ2
8の動作周波数が高くなり、特にIC化した時に問題に
なる。 【0011】図32に他の公知例を示す。33は、X駆
動回路、34は、Y駆動回路、35は、MIM(Metal
Insulator Metal)の2端子素子、36は、液晶、37
は、電子スイッチである。 【0012】X駆動回路33に入力される表示信号は、
1水平走査期間で電子スイッチ37により順次サンプリ
ングされて、MIM35に加えられる。 【0013】表示信号をビデオ信号(アナログ)とする
ことにより中間調表示が可能であるが水平の画素数が多
くなると、サンプリング時間が短かくなり、この結果液
晶36に十分な電圧が付加されるため、コントラストの
低下や、均一な表示が得られなくなる。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】従来の中間調表示方法
では、ビデオ信号のサンプリング周波数が高くなり、さ
らに駆動回路の出力段の構成が複雑になり、特に高精細
ディスプレイの駆動用の回路を集積化する上で問題があ
った。 【0015】本発明の目的は、上記問題を解決し、IC
化に最適な中間表示装置を提供するにある。 【0016】 【課題を解決するための手段】上記目的は、スイッチ素
子と液晶とを積層した液晶パネルと、複数の信号電極の
それぞれに対応して設けられフレームメモリから出力さ
れる中間調情報を示すデジタル信号を1ラインごとに取
り込むレジスタ群と、クロック信号をカウントアップす
るカウンタと、レジスタ群のそれぞれに対応して設けら
れこれらのレジスタ群のそれぞれから出力されるデジタ
ル信号の値とカウンタから出力される値とを比較し両者
が一致するとサンプリング信号を順次発生するコンパレ
ータ群とを有するサンプリング制御回路と、電圧が時間
的に変化する輝度参照信号をコンパレータ群のそれぞれ
から出力されるサンプリング信号に応じてサンプリング
し信号電極毎に印加される信号電圧に相当する中間調信
号を発生するサンプリング回路と、を具備することによ
って達成される。 【0017】 【作用】サンプリング制御回路は1ライン毎に信号電極
のそれぞれに対応したサンプリング信号を順次発生す
る。また、サンプリング回路は輝度参照信号を入力しサ
ンプリング信号に応じてサンプリングし信号電極毎に信
号電圧を発生する。 【0018】この結果、信号電圧を発生する回路を簡素
化できるとともに、回路の動作速度を低速化できる。 【0019】 【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。図
1は、本発明による表示装置全体の構成例を示したもの
である。装置は、TFT液晶パネル1,走査回路2,時
間関数・中間変換手段となるサンプリング回路3,デジ
タル・時間関数変換手段となるサンプリング制御回路
4,コントロール回路5,フレームメモリ6,ビデオ回
路7で構成されている。 【0020】TFT液晶パネル1は、スイッチング素子
となるTFT1a,液晶1b及びTFT1aに電圧を供
給する複数の信号線1c,複数の走査線1dで構成され
ている。走査回路2は、走査線1dを順次走査する走査
電圧に相当する信号を発生して、走査線1dに印加す
る。 【0021】サンプリング制御回路4には、液晶1bの
明るさの状態を定めるデータ信号及びタイミング信号が
入力され、サンプリング回路3には、輝度参照信号が入
力される。 【0022】また、走査回路2は、タイミング信号が入
力される。 【0023】次に、各部の動作について具体的に説明す
る。図2は、サンプリング回路3を電子スイッチ8〜1
0で構成した時の一実施例である。電子スイッチ8〜1
0は、TFTやMOSトランジスタで構成するが、特に
限定するものでない。 【0024】走査回路2には、タイミング信号としてF
ST信号とCKV信号が入力される。これらの信号によ
り、走査信号Vg1〜Vgnを出力する。 【0025】一方、サンプリング制御回路4には、液晶
の表示状態を定めるデジタルデータ信号dataが入力され
るがこの信号を、時間関数信号となるサンプリング信号
φ1〜φmに変換して、発生する。 【0026】サンプリング信号φ1〜φmの振幅は、サン
プリング制御回路4を構成する電子スイッチの論理レベ
ルできまり、例えば、MOSスイッチであれば、0〜5
Vとなる。このサンプリング信号φ1〜φmの振幅は、サ
ンプリング制御回路4の入力信号となるデジタル・デー
タ信号の振幅(例えば0〜5V)に実質的に等しい。サ
ンプリング回路3は、サンプリング信号φ1〜φmのタイ
ミングにより輝度参照信号VB を取り込み信号電圧Vd1
〜Vdmとして出力する。 【0027】輝度参照信号VB の振幅は、液晶に印加さ
れる電圧の振幅n実質的に等しく、例えば、−10V〜
10Vであり、通常はサンプリング信号φ1〜φmの振幅
よりは大きい。 【0028】この時の輝度参照信号VB とサンプリング
信号φ1〜φmの関係を図3に示す。輝度参照信号V
B は、電圧レベルがVB1〜VBKに階段状に変化する信号
である。この時、サンプリング信号φ1〜φmは、パルス
幅がtφで時間tO からtPHだけ遅延したパルス位相信
号である。 【0029】例えば、サンプリング信号φ1〜φmが図3
の3のタイミングの場合は、輝度参照信号VB における
B3の電圧が選択されて信号電圧として出力される。 【0030】図4は、サンプリング信号φ1〜φmの他の
実施例を示したものである。サンプリング信号φ1〜φm
は、パルス幅tPHが変化するパルス幅信号である。例え
ば、3のタイミングの場合は、図3と同様にVB3の電圧
が信号電圧として出力される。 【0031】図3及び図4に示したサンプリング信号φ
1〜φmは、サンプリング制御回路4に入力されるデータ
信号dataに応じて、図3の様にパルスの位相又は図4の
様にパルス幅が変化する。 【0032】なお、輝度参照信号vB は、図3,図4に
示した信号に限定されることがなく、例えば、図5に示
したように、直線状(a)、ノンリリア状(b)でも良
い。また、サンプリング信号φ1〜φmのパルスの位相の
時間tPHは、等間隔でなくても良い。これは、パルス幅
についても同様である。 【0033】図1に示した走査回路2の具体的な実施例
を図16に示す。走査回路は、シフトレジスタ40と出
力回路41で構成されている。シフトレジスタ40は、
走査パルス信号S1〜Snを順次に発生する。 【0034】一方、1 out of 2のマルチプレクサ41
a〜41cで構成している出力回路41は、走査パルス
信号S1〜SnによりVGH又はLGLの何れかの電圧を選択
する。前記したVGHによりTFT1aは、オン状態にな
り、LGLによりオフ状態になる。この走査回路の動作の
タイムチャートを図17に示す。 【0035】なお、走査回路は、TFT1aを1ライン
毎にオン状態にする電圧を発生すれば良く、図16,図
17に限定されるものではない。 【0036】図1に示したデジタル・時間関数変換手段
となるサンプリング制御回路4の一実施例を図18に示
す。図2で説明したようにサンプリング制御回路4は、
電圧が時間的に変化する輝度参照信号VB をサンプリン
グするための時間関数信号となるサンプリング信号φ1
〜φmを発生する。従って、サンプリング制御回路4
は、デジタル・データ信号dataの階調の情報に応じたパ
ルス位相又はパルス幅を出力する。 【0037】図18に示した実施例では、データ信号da
taの階調情報によりパルス位相を可変し、さらに階調数
を4とする。 【0038】各部の動作を図19,図20に示したタイ
ムチャートを用いて説明する。データ信号dataは、階調
情報を含むデジタル信号であり、ラッチ制御回路42か
らのラッチ信号S1〜Smのタイミングにより各々のラッ
チ回路44に取り込まれる。また、ラッチ回路群43に
1ライン分のデータ信号が取り込まれると次に、ストロ
ーブ信号STBのタイミングによりレジスタ群45に1
ライン分のデータ信号を一斉に取り込む。 【0039】一方、49は1/4分周のバイナリーカウ
ンタであり、ストローブ信号STBによりセットされ、
またクロック信号CPCによりカウントアップする。従
って、カウンター49の出力信号DCO(最下位ビッ
ト)及びDCI(最上位ビット)は、DCO=0,DCI
=0から、DCO=1,DCI=1まで変化する。 【0040】コンパレータ48は、レジスタの出力信号
DLO(最下位ビット)とDLI(最上位ビット)及び
カウンタ49の出力DCOとDCIを比較して、両者が
一致するとサンプリング信号φを出力する。 【0041】この時サンプリング信号φは、レジスタ4
6の出力信号DLO,DLIの内容に応じてφA〜φD
位相の異なる何れからの信号となる。 【0042】一方、輝度参照信号VB は、カウンター4
9の出力信号DCO,DCIをA/D(アナログ/ディ
ジタル)変換することにより得られる。実施例では、v
B はVB1〜VB4の4レベルである。 【0043】例えば、レジスタ46の出力信号DLO=
0,DLI=1の場合、サンプリング信号はφCであ
る。この結果、図1に示したサンプリング回路3の出力
電圧Vdは、VB3になる。このように、レジスタ46の
出力信号の状態、すなわちデータ信号dataの内容に応じ
て4レベルの電圧がサンプリング回路3から出力され
る。 【0044】本実施例では、4階調で駆動する場合につ
いて説明したが、ビット数の変更により階調数を可変す
ることができる。 【0045】また、図18に示したデータ信号dataは、
複数(=K)の画素分のデータ(2×Kビット)を入力
しても良い。これにより、サンプリング制御回路42の
動作を低速化できる。 【0046】図24にサンプリング制御回路4の他の実
施例を示す。図中のレジスタ46及びレジスタ群45
は、図18と同一である。なお、階調数は4とした。 【0047】回路は、デコーダ70a,70b,基準パ
ルス発生回路71,電子スイッチ72a〜73dで構成
されている。これらの回路の動作を図25,図26,図
27を用いて説明する。 【0048】基準パルス発生回路71は、図25に示し
たように、パルス位相の異なるCA〜CDのパルス又
は、図26に示したように、パルス幅の異なるCA〜C
Dのパルス幅を発生する。 【0049】一方、図2に示したように、デコーダ70
aにレジスタ46からの2bitのデータ信号(DLO,
DLI)が入力されると、その内容に応じてG1〜G4
何れかがHとなる。 【0050】また、電子スイッチ72a〜73dは、デ
コーダ70aの出力信号G1〜G4がHになるとオン状
態になる。 【0051】従って、デコーダ70aからのデコーダ信
DLO,DLIの内容に応じて、図25、図26に示
したCA〜CDの何れかを選択する。 【0052】例えば、図26のタイムチャートの場合、
DLO=0,DLI=1では、CAが選択され、これ
がサンプリング信号になる。また、 DLO=1,DL
I=0では、CB, DLO=0,DLI=1では、C
C, DLO=1,DLI=1では、CDが各々選択さ
れる。 【0053】図28に、サンプリング制御回路の他の実
施例を示す。ここでは、階調数を4とする。 【0054】デコーダ79は、階調情報を含むデータ信
号data2bit をデコードし、d1〜d4の4bit の信号
に変換する。この信号は、水平パルス発生回路74の出
力信号SG1〜SGmのタイミングにより、データサンプ
リング回路75を介してキャパシタ76にブロック毎に
順次入力される。 【0055】ここで、1ライン分の信号がキャパシタ7
6に入力されると、ストローブ信号STBのタイミング
により、キャパシタ81に入力される。 【0056】一方、基準信号発生回路80は、図29に
示したように、CP1〜CP4の信号を発生する。この
結果、セレクト回路78は、キャパシタ81に蓄積され
た信号D1〜D4と、CP1〜CP4信号のAND
(積)の信号を出力する。例えば、D3の信号がHであ
る時は、t2〜t3間でφ1 信号がHになる。 【0057】このように、D1〜D4信号の状態により
φ1 信号の位相が変化する。 【0058】図6に全体の動作のタイミングを示す。走
査信号Vg1〜Vgnは、TFTを順次オン状態にする信
号であり、FST信号とCKV信号のタイミングで発生
する。 【0059】輝度参照信号vB は、液晶をオン状態もし
くはオフ状態の2階調にする場合の例を示したものであ
る。従って、VC,VC+VD,VC−VD の3レベルから
なる。なお、VC+VDとVC−VDは、VC を基準にして
D だけ変化させている。これは液晶を交流駆動するた
めにフレーム毎に液晶に加わる電圧の極性を反転してい
るためである。 【0060】ここで、液晶をオフ状態にする場合は、サ
ンプリング信号φ1〜φmをφoff の信号にし、逆オン状
態にする場合は、φonの信号にする。 【0061】図7は、液晶をオフ状態にする場合のタイ
ミングを液晶1bの印加電圧vLeも含めて示したもので
ある。この例では、図2に示したTFT液晶パネル1の
左上のTFTを対象としている。 【0062】サンプリング信号φ1 と輝度参照信号vB
のタイミングにより液晶印加電圧vLeはVC になる。一
方、TFT液晶パネルの共通電極の電位をVC に設定す
ると液晶1bの両端に加わる電圧は0になり液晶はオフ
状態になる。 【0063】図8は、液晶をオン状態にする場合のタイ
ミングを示したものである。サンプリング信号φ1 の位
相を遅延させることにより、液晶1bには、VC+VD
は、VC−VDの電圧が印加される。これらの電圧と共通
電極1cの電位VC の電位差により液晶は、オン状態に
なる。 【0064】図9は、液晶を8階調に制御する場合のタ
イミングを示したものである。この時、輝度参照信号v
B は、8レベルに分割し、また、フレーム毎に電圧の極
性を反転する。 【0065】サンプリング信号φ1 の位相時間tPHを1
〜8に制御することにより8レベルに分割されたレベル
の1つが選択され、これが信号電圧となる。 【0066】図10は、サンプリング回路3を電子スイ
ッチ8〜10,キャパシタ17〜19,バッファ回路2
0〜22で構成した実施例である。 【0067】この時のタイミングチャートを図11に示
す。ここでは、液晶を8階調に制御する場合を例にとり
説明する。サンプリング信号φ1〜φmにより取り込まれ
た輝度参照信号は、キャパシタ17〜19に保持され、
バッファ回路20〜22を介して信号線14〜16に加
えられる。 【0068】輝度参照信号vB は、tS の時間内でサン
プリングされ、tW の時間内で液晶1bに書き込まれ
る。 【0069】図12に他の実施例を示す。サンプリング
回路3は、電子スイッチ8〜10,キャパシタ23〜2
5,電子スイッチ26〜28,バッファ回路20〜22
で構成されている。 【0070】この時のタイミングチャートを図13に示
す。ここでは、液晶を8階調に制御する場合を例にとり
説明する。サンプリング信号φ1〜φmのタイミングによ
りサンプリングされた輝度参照信号は、キャパシタ23
〜25に保持される。次に、STB信号によりキャパシ
タ29〜31に入力される。さらに、バッファ回路20
〜22を介して信号線14〜16に加えられる。 【0071】この実施例では、輝度参照信号vB のサン
プリング時間はtS で完了するが、サンプリングのタイ
ミングに係わりなく信号電圧Vd1〜Vdmは、同時に変化
する。 【0072】図14は、他のタイミングチャート例を示
したものである。輝度参照信号vBは、1ラインの走査
時間te でサンプリングされ、次のラインの走査期間の
開始前にキャパシタ29〜31に入力される。 【0073】この方式では、信号電圧Vd1〜Vdmの有効
時間がte に等しくなる。 【0074】なお、サンプリング信号φ1〜φmは、図4
に示したパルス幅制御法でも良い。また、輝度参照信号
B は、図5に示した波形でも良い。 【0075】図2,図10,図12に示した走査回路
は、シフトレジスタで構成すると都合が良い。 【0076】一方、サンプリング制御回路4は、種々の
方式が考えられるが、図15に他の実施例を示す。 【0077】サンプリング制御回路4は、ラッチ回路3
3,電子スイッチ34で構成されている。また、ラッチ
回路33は、表示信号D0〜D3が入力される。 【0078】一方、電子スイッチ34は、サンプリング
信号φ1〜φmが入力されているが、ラッチ回路33の出
力に応じてこのうち1つの信号が選択される。 【0079】なお、図2,図10,図12に示した走査
回路,サンプリング制御回路及びサンプリング回路は、
TFT液晶パネルと一体にしても良い。特に、P−SiTF
Tで構成すると都合が良い。 【0080】図21にカラー表示駆動の一実施例を示
す。この実施例では、R(赤),G(緑),B(青)の
色フィルターが縦方向に配列された縦カラーストライプ
表示である。このため、サンプリング制御回路は、各色
別に設けている。なお、サンプリング制御回路50〜5
2は、図18に示したのと同一構成である。 【0081】なお、サンプリング回路3は、各色毎に設
けても良い。 【0082】また、図22は、カラー表示駆動の他の実
施例を示したものである。この実施例では、サンプリン
グ制御回路53は、1個である、さらにサンプリング制
御回路53へのデータ信号は、カラーセレクタ54で切
り換え、R,G,Bの各色のデータ信号を取り込む。 【0083】図23に表示システムの実施例の概念図を
示す。フレームメモリ62には、表示のデータ信号が少
なくとも一画面分記憶されている。これは、コントロー
ル回路5からのアドレス信号address により読出されて
サンプリング制御回路4に転送される。 【0084】また、フレームメモリ62には、マイクロ
プロセッサ56,通信回線58及びコントロール回路5
7,ビデオ回路59,汎用データ入力部60,メモリ6
1の各部から表示のデータ信号が入力される。逆に出力
することもできる。 【0085】通信回線58は、電話回線等の有線方式あ
るいは、文字多重放送やPOS等の無線方式の何れでも
良い。ビデオ回路59は、TV放送等のアナログ画像信
号のデジタル信号に変換する等の処理を行う。また、汎
用データ入力部60には、文字,数字等入力するキーボ
ードや例えば、メニュー型の入力タッチキーボードがあ
る。さらに、メモリ61は、磁気,光,半導体等のメモ
リデバイスの何れでも良い。 【0086】このような表示システムの応用例として
は、汎用データ入力部60の入力データを表示画面上で
編集し、あるいは、ビデオ回路59からの画像情報と合
成して、フレームメモリ61に記憶させたり、通信回線
58を介して情報を遠隔地に転送する。 【0087】本実施例により、情報のモニタ,編集,転
送(入出力)の3つの動作を行うことができ、メディア
社会に非常に有益なシステムを構成できる。 【0088】これまで述べてきた実施例では、液晶アク
ティブ,マトリクスディスプレイを対象としてきたが、
本発明は、これに特に限定されることはない。 【0089】例えば、電圧振幅で明るさを制御できるエ
レクトロルミネント(EL),プラズマディスプレイ
(PDP)等の発光型ディスプレイの信号回路の駆動回
路に適用できる。この時の駆動回路の構成は、図12に
示した実施例が適用できる。 【0090】 【発明の効果】本発明によれば、駆動回路の出力回路を
簡素化でき、さらに回路の動作を低速化できる。このた
め、駆動回路のIC化が容易になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による装置の全体を示す図。 【図2】サンプリング回路を電子スイッチで構成した本
発明の実施例を示す。 【図3】図2における輝度参照信号とサンプリング信号
との関係を示す図。 【図4】図3におけるサンプリング信号の他の実施例を
示す図。 【図5】図2における輝度参照信号の他の実施例を示す
図。 【図6】図2に示した装置全体の動作タイミングを示す
図。 【図7】図2における液晶をオフ状態にする場合のタイ
ミングを示す図。 【図8】図2における液晶をオフ状態にする場合のタイ
ミングを示す図。 【図9】図2における液晶を8階調生業する場合のタイ
ミングを示す図。 【図10】本発明の他の実施例を示す図。 【図11】図10に示した装置全体の動作タイミングを
示す図。 【図12】本発明の他の実施例を示す図。 【図13】図12に示した装置全体の動作タイミングを
示す図。 【図14】図12に示した装置全体の動作の他のタイミ
ングを示す図。 【図15】本発明のサンプリング制御回路の一実施例を
示す図。 【図16】本発明の走査回路の一実施例を示す図。 【図17】図16に示した走査回路の動作のタイミング
を示す図。 【図18】本発明のサンプリング制御回路の一実施例を
示す図。 【図19】図18に示したサンプリング制御回路の動作
のタイミングを示す図。 【図20】図18に示したサンプリング制御回路の動作
のタイミングを示す図。 【図21】本発明のカラー表示駆動回路の一実施例を示
す図。 【図22】本発明のカラー表示駆動回路の他の一実施例
を示す図。 【図23】本発明の表示システムの概念図を示す図。 【図24】本発明のサンプリング制御回路の他の実施例
を示す図。 【図25】図24に示したサンプリング制御回路の動作
のタイミングを示す図。 【図26】図24に示したサンプリング制御回路の動作
のタイミングを示す図。 【図27】図24に示したサンプリング制御回路の動作
のタイミングを示す図。 【図28】本発明のサンプリング制御回路の他の実施例
を示す図。 【図29】図28に示した基準信号発生回路の動作のタ
イミングを示す図。 【図30】従来の液晶ディスプレイの構成を示す図。 【図31】従来の液晶ディスプレイの構成を示す図。 【図32】従来の液晶ディスプレイの構成を示す図。 【符号の説明】 1…TFT液晶パネル、2…走査回路、3…サンプリン
グ回路、4…サンプリング制御回路、1a…TFT、1
b…液晶、8,9,10,26,27,28…電子スイ
ッチ、17,18,19,29,30,31…キャパシ
タ、20,21,22…バッファ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長江 慶治 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−103199(JP,A) 特開 昭62−65018(JP,A) 特開 昭55−74238(JP,A) 特開 昭61−116334(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数の走査電極と、これらに交差する複数の信号電
    極と、これらの電極のそれぞれの交点に対応する部分に
    形成されて上記各走査電極及び各信号電極に接続された
    複数のスイッチング素子とを有する基板と、印加電圧に
    より明るさが制御される表示体とが積層された表示パネ
    ルと、 上記表示体の明るさの中間調情報を示すデジタル信号を
    少なくとも一画面分記憶するフレームメモリと、 上記フレームメモリから出力される上記デジタル信号を
    一時的にラッチするラッチ回路群と、上記複数の信号電
    極のそれぞれに対応して設けられて上記デジタル信号を
    1ラインごとに取り込むレジスタ群と、クロック信号を
    カウントアップするカウンタと、上記レジスタ群のそれ
    ぞれのレジスタに対応して設けられこれらのレジスタ
    群のそれぞれのレジスタから出力されるデジタル信号の
    値と上記カウンタから出力される値とを比較し両者が一
    致したタイミングに対応するサンプリング信号を発生す
    るコンパレータ群とを有するサンプリング制御回路と、 電圧が時間的に変化する輝度参照信号を上記コンパレー
    タ群のそれぞれのコンパレータから出力される上記サン
    プリング信号に応じてサンプリングし、上記信号電極毎
    に印加される信号電圧を発生するサンプリング回路と、 上記複数の走査電極を順次走査する走査電圧を発生する
    走査電圧発生回路とを有する中間調表示装置であって、 上記複数の走査電極の各々に上記走査電圧を印加する
    期間内に、上記サンプリング信号に応じてサンプリング
    し、上記各信号電極毎に印加される各信号電圧を保持す
    る期間と、保持された上記各信号電圧を上記各信号電極
    に印加する期間とを設けたことを特徴とする中間調表示
    装置。 2.前記輝度参照信号は、時間に対して電圧が非線形で
    変化する信号であることを特徴とする請求項1記載の中
    間調表示装置。 3.前記ラッチ回路は、1つのラッチタイミングで複数
    画素分の前記デジタル信号をラッチすることを特徴とす
    る請求項1記載の中間調表示装置。
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