JP2839824B2 - 単軌条運搬機の発進,停止時のスピードコントロール - Google Patents

単軌条運搬機の発進,停止時のスピードコントロール

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JP2839824B2
JP2839824B2 JP20256993A JP20256993A JP2839824B2 JP 2839824 B2 JP2839824 B2 JP 2839824B2 JP 20256993 A JP20256993 A JP 20256993A JP 20256993 A JP20256993 A JP 20256993A JP 2839824 B2 JP2839824 B2 JP 2839824B2
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hydraulic
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正 藤井
昭彦 繁田
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Fujii Denko Co Ltd
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Fujii Denko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願は油圧駆動の単軌条運搬機に
関するもので、特に、発進,停止時のスピードを制御す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より油圧駆動式の人員輸送用の単軌
条運搬機には、重量が比較的に軽量なために発進,停止
時のショックも大きくなく、発進,停止時のスピードコ
ントロールは使用されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、送電線の建設の
ため、作業員の通勤用に設置された単軌条運搬機は、人
員輸送だけでなく、資機材運搬にも利用されるようにな
ってきた。しかし人員輸送の重量よりはるかに重い土砂
や鉄塔部材を運搬する上において、通常の発進,停止で
はショックが大きいものであった。つまり重量物を運搬
しているため、発進はともかく、停止時には慣性力が加
わっているため、荷崩れやレール,ラック,駆動輪のピ
ニオンの損傷が考えられるものであった。又ショックが
大きくなれば単軌条運搬機の軌条安定度も低下するもの
であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の様な問題点を解決
するため、駆動系の油圧回路中の切換弁3 を電磁比例切
換弁とし、それに定電流アンプを設け発進,停止時のス
ピードをコントロールするものである。
【0005】
【実施例】本願発明の実施例を述べると、物流用単軌条
運搬機は、図8に示す様に先頭から動力車5 ,連結台車
7 ,荷台車8 とから成り、動力車5 には、エンジン1 及
び油圧ポンプ2 等の油圧発生機器類と、それを制御する
制御盤を備えると共に、台車下部に駆動ユニットを2ケ
設け、油圧ポンプ2 よりの圧油を切換弁3 ,バランシン
グバルブ4 等を経て配管され、レールのラックと噛合す
るピニオンを有する駆動輪10と結合する油圧モーター9
へと配管されるものである。
【0006】 連結台車7 は、動力車5 と荷台車8 との
間に位置するもので、荷台車8 に長尺の鉄塔部材を積載
した時の動力車5 への干渉を緩和することと、連結台車
7 にも駆動ユニットを2ケ設け、駆動力のアップを計る
ものであり、動力車5 同様駆動ユニットの駆動輪10と結
合する油圧モーター9 へと配管されるものである。
【0007】 荷台車8 は、直接高荷重を支え、駆動す
るため、台車下部に駆動ユニットを4ケ設け、駆動力を
得ると共に、駆動輪10を分散することにより、3トン近
い荷重を分散し、主レール裏面に設けたラックへの集中
荷重を防ぎ損傷を防止し、制動時は逆に4ケの油圧モー
ター9 内に内蔵されたブレーキにより確実に停止を行う
ものであり、動力車5 ,連結台車7 同様駆動ユニットの
駆動輪10と結合する油圧モーター9 へと配管されるもの
である。
【0008】以上の物流運搬機の駆動輪10への油圧配管
回路は図1に示す様に、エンジン1の回転はプーリーに
よって油圧ポンプ2 に伝えられ、接続されたタンクより
の油を圧縮し、切換弁(電磁比例切換弁)3 、バランシ
ングバルブ4 を経て、8ケの油圧モーター9 へと至る。
油圧モーター9 には駆動輪10が同軸に設けられており、
レールのラックと噛合して駆動力を得るものである。切
換弁3 は電磁比例切換弁を用い、圧油の流れる方向、つ
まり油圧モーター9の回転方向を決定して、運搬機の前
進,後進の決定を行うと共に、定電流アンプ11の出力に
より流量制御し、スローアップとスローダウンを任意の
時間にセットすることができるものである。
【0009】バランシングバルブ4 は、油圧を感知して
ゲートを開閉する言わば逸走防止装置であり、登りでは
ゲートを開放して圧油量を増して駆動力を得るものであ
るが、下り坂では運搬機の自重により油圧モーター9 が
回され、油圧が加わらなくてもポンプと同じ働きをして
油を送り出そうとする。この際油圧モーターの出口を閉
じてその回転を落とすものである。
【0010】油圧モーター9 内には、常時はロック状態
で油圧によってロックを解除する機械式ブレーキを備え
ているものである。その他、回路に設定以上の圧力が加
わるのを防ぐためのリーフバルブ、油圧モーター9 内の
油洩れ等でモーター内が真空になって発生する暴走防止
のため、油を補給するチェックバルブ等を備えたもので
ある。
【0011】本願の単軌条運搬機の発進,停止時の説明
をすると、里側に、先頭に動力車5を配し駐機している
単軌条運搬機のメイン操作盤のメインキーを入れると、
エンジン1 が始動し、その回転はプーリーによって油圧
ポンプ2 に伝えられ、接続されたタンクよりの油を圧縮
し、圧油を送りだし、発進準備完了となる。次に操作盤
の「前進」ボタンを押せば、切換弁(電磁比例切換弁)
3 が定電流アンプ11により徐々に圧油を送りだし、バラ
ンシングバルブ4 を経て、8ケの油圧モーター9 へと至
り、油圧モーター9 の軸に設けた駆動輪10がレール22の
ラック23と噛合してスローアップにより走行しだすもの
である。この様にして走行した運搬機が山側(図2,
3)に到着し、動力車5 の前側に設けたスイッチボック
ス12のレバー13が図3の様にスイッチガイド20に当た
り、さらに動力車5 が前進することによりレバー13が回
動し、レバー13のカム14でリミットスイッチ15を押し、
この信号が定電流アンプ11を働かせ電磁比例切換弁3 を
徐々に絞り、スローダウンさせ、そして定位置に運搬機
を停車させるものである。この時、前進中に動力車5 の
後側に設けたスイッチボックス16のレバー17がスイッチ
ガイド20に当たって通過してもレバー17のカム18はリミ
ットスイッチ19を押すことはない。
【0012】又、山側から里側に運搬機を走行させる時
は、同じくメイン操作盤のメインキーを入れると、エン
ジン1 が始動し、その回転はプーリーによって油圧ポン
プ2に伝えられ、接続されたタンクよりの油を圧縮し、
圧油を送りだし、発進準備完了となる。次に操作盤の
「後進」ボタンを押せば、切換弁(電磁比例切換弁)3
が定電流アンプ11により徐々に圧油を送りだし、バラン
シングバルブ4 を経て、8ケの油圧モーター9 へと至
り、油圧モーター9 の軸に設けた駆動輪10がレール22の
ラック23と噛合してスローアップで走行しだすものであ
る。この様にして走行した運搬機が里側(図4,5)に
到着し、動力車5 の後側に設けたスイッチボックス16の
レバー17が図5の様にスイッチガイド20に当たり、さら
に動力車5 が後進することによりレバー17が回動し、レ
バー17のカム18でリミットスイッチ19を押し、この信号
が定電流アンプ11を働かせ電磁比例切換弁3 を徐々に絞
り、スローダウンさせ、そして定位置に運搬機を停車さ
せるものである。この時、後進中に動力車5 の前側に設
けたスイッチボックス12のレバー13がスイッチガイド20
に当たって通過してもレバー13のカム14はリミットスイ
ッチ15を押すことはない。
【0013】スイッチガイド20は、鉄板をコ字状に折曲
し、その長手方向の底辺に長穴を複数設けて成るフレー
ム24を取付金具26を介して支柱21,21間に橋絡し、該フ
レーム24に逆L字状のスイッチガイド20の下部を軸着
し、上部水平部をレール22上に配し、さらにスイッチガ
イド20中央部同志をフレーム25で軸着橋絡したものであ
る。
【0014】尚、本願の実施例として物流用運搬機(図
8)の油圧回路(図1)に電磁比例切換弁3 と定電流ア
ンプ11を設け、8ケの駆動輪10を制御したものである
が、図9の様な乗用運搬機に同じく電磁比例切換弁3 と
定電流アンプ11を設け、3ケの駆動輪10を制御すること
も可能であり、同様の効果を得るものである。
【0015】
【発明の効果】本願を用いることにより、発進,停止時
のスピードを徐々に上げ下げすることができ、重量物を
搭載し、慣性力を増した運搬機を止めることができ荷崩
れや、レール,ラック,駆動輪のピニオンの損傷が防止
できると共に、ショックの無い発進,停止が行えるので
軌条のガタも起きず軌条の安定度の低下も防止すること
ができ、長期にわたり安全に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案のスピードコントロールを備えた油圧回路
図。
【図2】単軌条運搬機が前進中、スイッチがスイッチガ
イドに当たる寸前の正面図。
【図3】図2のスイッチ部の一部切欠した拡大正面図。
【図4】単軌条運搬機が後進中、スイッチがスイッチガ
イドに当たる寸前の正面図。
【図5】図4のスイッチ部の一部切欠した拡大正面図。
【図6】スイッチガイドの取付状態正面図。
【図7】スイッチガイドの取付状態右側面図。
【図8】物流用単軌条運搬機の正面図。
【図9】乗用単軌条運搬機の正面図。
【符号の説明】
1 エンジン 2 油圧ポンプ 3 切換弁(電磁比例切換弁) 4 バランシングバルブ 5 動力車 6 乗用台車 7 連結台車 8 荷台車 9 油圧モーター 10 駆動輪 11 定電流アンプ 12,16 スイッチボックス 13,17 レバー 14,18 カム 15,19 リミットスイッチ 20 スイッチガイド 21 支柱 22 レール 23 ラック 24,25 フレーム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−40327(JP,A) 特開 平6−270739(JP,A) 特開 平1−101265(JP,A) 特開 平5−297945(JP,A) 特開 平6−138943(JP,A) 実開 平4−56570(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61B 13/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン1 で油圧ポンプ2 を作動させ、
    発生する圧油を切換弁3 、バランシングバルブ4 を経
    て、動力車5 および乗用台車6 又は連結台車7,荷台車8
    に設けた複数の油圧モーター9 へ並列的に流す回路を
    構成し、各々の油圧モーター9 に連動する駆動輪10によ
    り走行する単軌条運搬機において、切換弁3 を電磁比例
    切換弁とし、該電磁比例切換弁に定電流アンプ11を設
    け、発進,停止時のスピードを制御することを特徴とす
    る単軌条運搬機の発進,停止時のスピードコントロー
    ル。
JP20256993A 1993-07-23 1993-07-23 単軌条運搬機の発進,停止時のスピードコントロール Expired - Lifetime JP2839824B2 (ja)

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