JP2838918B2 - 付属装置のリード線引留め構造 - Google Patents
付属装置のリード線引留め構造Info
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- JP2838918B2 JP2838918B2 JP3106162A JP10616291A JP2838918B2 JP 2838918 B2 JP2838918 B2 JP 2838918B2 JP 3106162 A JP3106162 A JP 3106162A JP 10616291 A JP10616291 A JP 10616291A JP 2838918 B2 JP2838918 B2 JP 2838918B2
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配線用遮断器や漏電
遮断器を、盤や設備の面上に数台、互いに密着状態に隣
り合わせて並べることができるよう、遮断器のケース側
方から引きだす, 遮断器ケース内の警報スイッチや補助
スイッチからの複数の引出し線として、合成樹脂からな
る帯状のフレキシブル基板に、印刷,蒸着もしくは金属
箔の貼着による複数条の電路が形成された1枚の帯状リ
ードが用いられ、この帯状リードと、該帯状リードのフ
レキシブル基板背面側からフレキシブル基板を貫通して
フレキシブル基板表面の電路に接続され該帯状リードを
本体外部遠方へ引き出す複数本の絶縁被覆電線との接続
部を収納するジョイントボックス内に、前記絶縁被覆電
線をジョイントボックス外へ引抜き不可能に保持するリ
ード線引留め構造に関する。
遮断器を、盤や設備の面上に数台、互いに密着状態に隣
り合わせて並べることができるよう、遮断器のケース側
方から引きだす, 遮断器ケース内の警報スイッチや補助
スイッチからの複数の引出し線として、合成樹脂からな
る帯状のフレキシブル基板に、印刷,蒸着もしくは金属
箔の貼着による複数条の電路が形成された1枚の帯状リ
ードが用いられ、この帯状リードと、該帯状リードのフ
レキシブル基板背面側からフレキシブル基板を貫通して
フレキシブル基板表面の電路に接続され該帯状リードを
本体外部遠方へ引き出す複数本の絶縁被覆電線との接続
部を収納するジョイントボックス内に、前記絶縁被覆電
線をジョイントボックス外へ引抜き不可能に保持するリ
ード線引留め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】帯状リードと絶縁被覆電線との接続部が
収納されるジョイントボックスまわりの構造例を、遮断
器本体を含めて図5 (特開平2−183931号公報か
ら引用) に示す。遮断器本体のケース11内に収納される
付属装置15から引き出される帯状リード3と、帯状リー
ド3を本体外部遠方へ引き出す複数本の絶縁被覆電線2
との接続部を収納するジョイントボックス1には、突条
1aが形成され、この突条1aが本体ケース11の溝11c に圧
入され、ジョイントボックス1は遮断器の負荷側主端子
12の下方に保持される。
収納されるジョイントボックスまわりの構造例を、遮断
器本体を含めて図5 (特開平2−183931号公報か
ら引用) に示す。遮断器本体のケース11内に収納される
付属装置15から引き出される帯状リード3と、帯状リー
ド3を本体外部遠方へ引き出す複数本の絶縁被覆電線2
との接続部を収納するジョイントボックス1には、突条
1aが形成され、この突条1aが本体ケース11の溝11c に圧
入され、ジョイントボックス1は遮断器の負荷側主端子
12の下方に保持される。
【0003】一方、帯状リード3は、本体ケース11の側
壁の溝11a に嵌め込まれた後、一方の面に粘着剤が塗布
された保護板13により、本体ケース11の側壁に、側壁全
面が平坦な面を形成するように保持される。
壁の溝11a に嵌め込まれた後、一方の面に粘着剤が塗布
された保護板13により、本体ケース11の側壁に、側壁全
面が平坦な面を形成するように保持される。
【0004】ところで、絶縁被覆電線2を引抜き不可能
にジョイントボックス1内に保持する従来のリード線引
留め構造は、図4に示すように、フレキシブル基板の背
面側から絶縁被覆電線2がフレキシブル基板表面の電路
に接続された帯状リード3を、絶縁被覆電線2が一平面
内に平行に並ぶように、フレキシブル基板の表面を外側
にして折り曲げ、ジョイントボックス1のスリット1aを
利用して絶縁被覆電線2を帯状リード3とともにジョイ
ントボックス1内へ挿入した後、熱硬化性樹脂, 例えば
エポキシ樹脂をジョイントボックス1内へ注入, 硬化さ
せることにより、絶縁被覆電線2を引抜き不可能に保持
するものであった。
にジョイントボックス1内に保持する従来のリード線引
留め構造は、図4に示すように、フレキシブル基板の背
面側から絶縁被覆電線2がフレキシブル基板表面の電路
に接続された帯状リード3を、絶縁被覆電線2が一平面
内に平行に並ぶように、フレキシブル基板の表面を外側
にして折り曲げ、ジョイントボックス1のスリット1aを
利用して絶縁被覆電線2を帯状リード3とともにジョイ
ントボックス1内へ挿入した後、熱硬化性樹脂, 例えば
エポキシ樹脂をジョイントボックス1内へ注入, 硬化さ
せることにより、絶縁被覆電線2を引抜き不可能に保持
するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなリ
ード線引留め構造とした場合、熱硬化性樹脂の硬化に時
間がかかり、例えば、エポキシ樹脂の場合、室温で硬化
させた場合には24時間を必要とし、恒温槽に入れて例
えば60℃で硬化させても6時間を必要とするため、遮
断器の24時間もしくは6時間当たりの生産数量に見合
った数量並べて放置するスペースが必要となり、自動化
ラインが要求される昨今では、このスペースが遮断器部
品が流れない無駄なスペースとなり、問題であった。さ
らに、熱硬化性樹脂の中には、樹脂の注入作業時の作業
雰囲気の清浄化や作業用防具の着用などに不備があった
場合、皮膚にかぶれを生じるなど、人体に有害となるも
のもあり、従来の引留め構造では問題が少なくなかっ
た。
ード線引留め構造とした場合、熱硬化性樹脂の硬化に時
間がかかり、例えば、エポキシ樹脂の場合、室温で硬化
させた場合には24時間を必要とし、恒温槽に入れて例
えば60℃で硬化させても6時間を必要とするため、遮
断器の24時間もしくは6時間当たりの生産数量に見合
った数量並べて放置するスペースが必要となり、自動化
ラインが要求される昨今では、このスペースが遮断器部
品が流れない無駄なスペースとなり、問題であった。さ
らに、熱硬化性樹脂の中には、樹脂の注入作業時の作業
雰囲気の清浄化や作業用防具の着用などに不備があった
場合、皮膚にかぶれを生じるなど、人体に有害となるも
のもあり、従来の引留め構造では問題が少なくなかっ
た。
【0006】この発明の目的は、熱硬化性樹脂を注入す
ることなく絶縁被覆電線をジョイントボックス内に引抜
き不可能に保持することのできるリード線引留め構造を
提供することである。
ることなく絶縁被覆電線をジョイントボックス内に引抜
き不可能に保持することのできるリード線引留め構造を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明においては、合成樹脂からなる帯状のフレ
キシブル基板に、印刷,蒸着もしくは金属箔の貼着によ
る複数条の電路が形成されてなり本体ケースの内部に収
納された付属装置から本体ケースの外部へ向かって本体
側の配線を行う帯状リードと、該帯状リードのフレキシ
ブル基板背面側からフレキシブル基板を貫通してフレキ
シブル基板表面の電路に接続され該帯状リードを本体外
部遠方へ引き出す複数本の絶縁被覆電線との接続部を収
納するジョイントボックス内に、前記絶縁被覆電線をジ
ョイントボックス外へ引抜き不可能に保持するリード線
引留め構造を、ジョイントボックスが、側壁の1面が開
放された方形に形成されるとともに開放部側両側壁の一
方が開放部側端面からジョイントボックスの底面に平行
な,絶縁被覆電線の径にほぼ等しい幅のスリットを形成
され、複数本の絶縁被覆電線が帯状リードのフレキシブ
ル基板と平行な一平面内に平行に存在するように1個の
絶縁ブロック中の平行な対向両面の間に保持されて前記
ジョイントボックスのスリットを横切って該ボックス内
へ挿入され、絶縁被覆電線を絶縁ブロックを介して外部
へ引抜き不可能に保持する構造とするものとする。
め、この発明においては、合成樹脂からなる帯状のフレ
キシブル基板に、印刷,蒸着もしくは金属箔の貼着によ
る複数条の電路が形成されてなり本体ケースの内部に収
納された付属装置から本体ケースの外部へ向かって本体
側の配線を行う帯状リードと、該帯状リードのフレキシ
ブル基板背面側からフレキシブル基板を貫通してフレキ
シブル基板表面の電路に接続され該帯状リードを本体外
部遠方へ引き出す複数本の絶縁被覆電線との接続部を収
納するジョイントボックス内に、前記絶縁被覆電線をジ
ョイントボックス外へ引抜き不可能に保持するリード線
引留め構造を、ジョイントボックスが、側壁の1面が開
放された方形に形成されるとともに開放部側両側壁の一
方が開放部側端面からジョイントボックスの底面に平行
な,絶縁被覆電線の径にほぼ等しい幅のスリットを形成
され、複数本の絶縁被覆電線が帯状リードのフレキシブ
ル基板と平行な一平面内に平行に存在するように1個の
絶縁ブロック中の平行な対向両面の間に保持されて前記
ジョイントボックスのスリットを横切って該ボックス内
へ挿入され、絶縁被覆電線を絶縁ブロックを介して外部
へ引抜き不可能に保持する構造とするものとする。
【0008】この場合、平行な対向両面を有する絶縁ブ
ロックを、内側に平行な対向2面を形成する扁平な絶縁
筒として形成するか、内側に平行な対向2面を形成する
U字状体として形成するか、内側に平行な対向2面を形
成する扁平な絶縁筒の一方の対向面のほぼ中央部が軸方
向に絶縁被覆電線の外径とほぼ等しい幅をもって切り開
かれた, ゴムからなる筒状体として形成するようにすれ
ば好適である。
ロックを、内側に平行な対向2面を形成する扁平な絶縁
筒として形成するか、内側に平行な対向2面を形成する
U字状体として形成するか、内側に平行な対向2面を形
成する扁平な絶縁筒の一方の対向面のほぼ中央部が軸方
向に絶縁被覆電線の外径とほぼ等しい幅をもって切り開
かれた, ゴムからなる筒状体として形成するようにすれ
ば好適である。
【0009】
【作用】リード線引留め構造をこのように構成すること
により、絶縁被覆電線は、帯状リードのフレキシブル基
板表面に形成された電路との接続端からフレキシブル基
板背面側でフレキシブル基板と平行となる曲がり部まで
の短い長さが、絶縁ブロックを介してジョイントボック
スの側壁により引抜き不可能に支持される。
により、絶縁被覆電線は、帯状リードのフレキシブル基
板表面に形成された電路との接続端からフレキシブル基
板背面側でフレキシブル基板と平行となる曲がり部まで
の短い長さが、絶縁ブロックを介してジョイントボック
スの側壁により引抜き不可能に支持される。
【0010】そして、平行な対向両面を有する絶縁ブロ
ックを、内側に平行な対向2面を形成する扁平な絶縁筒
として形成するか、内側に平行な対向2面を形成するU
字状体として形成するようにすれば、絶縁ブロックを熱
可塑性樹脂で形成しても、所定の引抜き荷重における変
形は微小であり、引抜き強度の強い引留め構造が得られ
る。
ックを、内側に平行な対向2面を形成する扁平な絶縁筒
として形成するか、内側に平行な対向2面を形成するU
字状体として形成するようにすれば、絶縁ブロックを熱
可塑性樹脂で形成しても、所定の引抜き荷重における変
形は微小であり、引抜き強度の強い引留め構造が得られ
る。
【0011】また、平行な対向両面を有する絶縁ブロッ
クを、内側に平行な対向2面を形成する扁平な絶縁筒の
一方の対向面のほぼ中央部が軸方向に絶縁被覆電線の外
径とほぼ等しい幅をもって切り開かれた, ゴムからなる
筒状体として形成するようにすれば、絶縁ブロックを絶
縁被覆電線の長手方向に滑らせることなく、ジョイント
ボックスへの挿入位置で絶縁被覆電線をその平行な対向
両面の間に嵌め込んで保持させることができる。
クを、内側に平行な対向2面を形成する扁平な絶縁筒の
一方の対向面のほぼ中央部が軸方向に絶縁被覆電線の外
径とほぼ等しい幅をもって切り開かれた, ゴムからなる
筒状体として形成するようにすれば、絶縁ブロックを絶
縁被覆電線の長手方向に滑らせることなく、ジョイント
ボックスへの挿入位置で絶縁被覆電線をその平行な対向
両面の間に嵌め込んで保持させることができる。
【0012】なお、上記絶縁ブロックのいずれの形状に
おいても、絶縁被覆電線の折り曲げ部からフレキシブル
基板背面に到る長さを極力短くするとともにジョイント
ボックス内に存在する各部材間の隙間をできるだけ小さ
くすることにより、引抜き力に対抗する引留め力を向上
させることができる。
おいても、絶縁被覆電線の折り曲げ部からフレキシブル
基板背面に到る長さを極力短くするとともにジョイント
ボックス内に存在する各部材間の隙間をできるだけ小さ
くすることにより、引抜き力に対抗する引留め力を向上
させることができる。
【0013】
【実施例】図1に本発明によるリード線引留め構造の第
1の実施例を示す。絶縁被覆電線を一平面内に平行に保
持する対向両面を有する絶縁ブロック5は、熱可塑性樹
脂, 例えばABS樹脂からなる扁平な絶縁筒として形成
され、一方の端部が絶縁被覆電線の曲がり部に確実に当
たるようにテーパ面に形成されている。
1の実施例を示す。絶縁被覆電線を一平面内に平行に保
持する対向両面を有する絶縁ブロック5は、熱可塑性樹
脂, 例えばABS樹脂からなる扁平な絶縁筒として形成
され、一方の端部が絶縁被覆電線の曲がり部に確実に当
たるようにテーパ面に形成されている。
【0014】絶縁被覆電線2に絶縁ブロック5を嵌める
のに先立ち、帯状リード3は、同図(a) のように、フレ
キシブル基板の表面を外側にして折り曲げられる。この
とき、帯状リード3の電路と絶縁被覆電線2とを接続す
るはんだは、フレキシブル基板の背面側へもまわってい
るので、絶縁被覆電線相互間の絶縁を保つために、同図
(a) の下の3本の絶縁被覆電線と、上の3本の絶縁被覆
電線との間に絶縁シートを介挿し、この絶縁シートを絶
縁被覆電線相互の間に波状に挟むようにして6本の絶縁
被覆電線が一平面内に平行に並べられる。
のに先立ち、帯状リード3は、同図(a) のように、フレ
キシブル基板の表面を外側にして折り曲げられる。この
とき、帯状リード3の電路と絶縁被覆電線2とを接続す
るはんだは、フレキシブル基板の背面側へもまわってい
るので、絶縁被覆電線相互間の絶縁を保つために、同図
(a) の下の3本の絶縁被覆電線と、上の3本の絶縁被覆
電線との間に絶縁シートを介挿し、この絶縁シートを絶
縁被覆電線相互の間に波状に挟むようにして6本の絶縁
被覆電線が一平面内に平行に並べられる。
【0015】このようにして、一平面内に並べられた絶
縁被覆電線2に絶縁ブロック5を嵌めた後、帯状リード
3, 絶縁ブロック5および絶縁被覆電線2が一体となっ
てジョイントボックス1内へ押し込まれる。
縁被覆電線2に絶縁ブロック5を嵌めた後、帯状リード
3, 絶縁ブロック5および絶縁被覆電線2が一体となっ
てジョイントボックス1内へ押し込まれる。
【0016】絶縁被覆電線2に外部から引抜き力が作用
すると、帯状リード3の電路との接続点背後の曲がり部
が絶縁ブロック5に当たり、引抜き力がジョイントボッ
クス1の側壁に伝わる。側壁は所定の引抜き力に十分耐
える強度に作られており、また、絶縁ブロック5の変形
量も微小であるから、絶縁被覆電線2はジョイントボッ
クス1内に確実に保持される。
すると、帯状リード3の電路との接続点背後の曲がり部
が絶縁ブロック5に当たり、引抜き力がジョイントボッ
クス1の側壁に伝わる。側壁は所定の引抜き力に十分耐
える強度に作られており、また、絶縁ブロック5の変形
量も微小であるから、絶縁被覆電線2はジョイントボッ
クス1内に確実に保持される。
【0017】図2に本発明によるリード線引留め構造の
第2の実施例を示す。この実施例では、絶縁ブロック6
は、熱可塑性樹脂を用いて対向両面が開放端側へやや開
き加減のU字状に形成され、絶縁被覆電線2を対向両面
の間に保持してジョイントボックス1内へ挿入したとき
に対向両面が完全に平行になる。
第2の実施例を示す。この実施例では、絶縁ブロック6
は、熱可塑性樹脂を用いて対向両面が開放端側へやや開
き加減のU字状に形成され、絶縁被覆電線2を対向両面
の間に保持してジョイントボックス1内へ挿入したとき
に対向両面が完全に平行になる。
【0018】図3に本発明によるリード線引留め構造の
第3の実施例を示す。この実施例では、絶縁ブロック7
は、クロロプレンゴムのような,比較的硬いゴム成形品
として形成された扁平な絶縁筒の平行な対向両面の一方
が、そのほぼ中央部で軸方向に絶縁被覆電線の外径とほ
ぼ等しい幅で切り開かれた筒状体として形成されてい
る。従って、平行両面間への絶縁被覆電線の保持は、こ
の切り開かれた電線嵌め込み口を利用してジョイントボ
ックス1と対応する位置で行うことができる。
第3の実施例を示す。この実施例では、絶縁ブロック7
は、クロロプレンゴムのような,比較的硬いゴム成形品
として形成された扁平な絶縁筒の平行な対向両面の一方
が、そのほぼ中央部で軸方向に絶縁被覆電線の外径とほ
ぼ等しい幅で切り開かれた筒状体として形成されてい
る。従って、平行両面間への絶縁被覆電線の保持は、こ
の切り開かれた電線嵌め込み口を利用してジョイントボ
ックス1と対応する位置で行うことができる。
【0019】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明において
は、合成樹脂からなる帯状のフレキシブル基板に、印
刷,蒸着もしくは金属箔の貼着による複数条の電路が形
成されてなり本体ケースの内部に収納された付属装置か
ら本体ケースの外部へ向かって本体側の配線を行う帯状
リードと、該帯状リードのフレキシブル基板背面側から
フレキシブル基板を貫通してフレキシブル基板表面の電
路に接続され該帯状リードを本体外部遠方へ引き出す複
数本の絶縁被覆電線との接続部を収納するジョイントボ
ックス内に、前記絶縁被覆電線をジョイントボックス外
へ引抜き不可能に保持するリード線引留め構造を、ジョ
イントボックスが、側壁の1面が開放された方形に形成
されるとともに開放部側両側壁の一方が開放部側端面か
らジョイントボックスの底面に平行な,絶縁被覆電線の
径にほぼ等しい幅のスリットを形成され、複数本の絶縁
被覆電線が帯状リードのフレキシブル基板と平行な一平
面内に平行に存在するように1個の絶縁ブロック中の平
行な対向両面の間に保持されて前記ジョイントボックス
のスリットを横切って該ボックス内へ挿入され、絶縁被
覆電線を絶縁ブロックを介して外部へ引抜き不可能に保
持する構造としたので、以下に記載する効果が得られ
る。
は、合成樹脂からなる帯状のフレキシブル基板に、印
刷,蒸着もしくは金属箔の貼着による複数条の電路が形
成されてなり本体ケースの内部に収納された付属装置か
ら本体ケースの外部へ向かって本体側の配線を行う帯状
リードと、該帯状リードのフレキシブル基板背面側から
フレキシブル基板を貫通してフレキシブル基板表面の電
路に接続され該帯状リードを本体外部遠方へ引き出す複
数本の絶縁被覆電線との接続部を収納するジョイントボ
ックス内に、前記絶縁被覆電線をジョイントボックス外
へ引抜き不可能に保持するリード線引留め構造を、ジョ
イントボックスが、側壁の1面が開放された方形に形成
されるとともに開放部側両側壁の一方が開放部側端面か
らジョイントボックスの底面に平行な,絶縁被覆電線の
径にほぼ等しい幅のスリットを形成され、複数本の絶縁
被覆電線が帯状リードのフレキシブル基板と平行な一平
面内に平行に存在するように1個の絶縁ブロック中の平
行な対向両面の間に保持されて前記ジョイントボックス
のスリットを横切って該ボックス内へ挿入され、絶縁被
覆電線を絶縁ブロックを介して外部へ引抜き不可能に保
持する構造としたので、以下に記載する効果が得られ
る。
【0020】(1) 引抜き力を受ける絶縁被覆電線のジョ
イントボックス内への保持が絶縁ブロックを介して行わ
れ、従来のように、帯状リードや絶縁被覆電線をつけた
ままでの熱硬化性樹脂の注入作業がなくなり、絶縁被覆
電線の本数や太さに合わせて絶縁ブロックを専用化する
ことにより、ジョイントボックス内への接続部の収納作
業を短時間にかつ容易に行うことができる。
イントボックス内への保持が絶縁ブロックを介して行わ
れ、従来のように、帯状リードや絶縁被覆電線をつけた
ままでの熱硬化性樹脂の注入作業がなくなり、絶縁被覆
電線の本数や太さに合わせて絶縁ブロックを専用化する
ことにより、ジョイントボックス内への接続部の収納作
業を短時間にかつ容易に行うことができる。
【0021】(2) ジョイントボックス内への接続部の収
納までに必要な工場内スペースが少なくてすみ、かつ収
納作業場を、本体を含む全体の組立てラインの一部に組
込むことができるため、工場内スペースの有効活用と生
産性向上とが可能になる。
納までに必要な工場内スペースが少なくてすみ、かつ収
納作業場を、本体を含む全体の組立てラインの一部に組
込むことができるため、工場内スペースの有効活用と生
産性向上とが可能になる。
【0022】(3) 絶縁ブロックを熱可塑性樹脂やゴムで
作ることができるから、人体に害が及ぶ懸念がなくな
り、また、樹脂の保管や取扱い上の問題も解消する。
作ることができるから、人体に害が及ぶ懸念がなくな
り、また、樹脂の保管や取扱い上の問題も解消する。
【図1】本発明によるリード線引留め構造の第1の実施
例を示す図であって、同図(a)はこの構造の分解斜視
図、同図(b) はこの構造の説明断面図
例を示す図であって、同図(a)はこの構造の分解斜視
図、同図(b) はこの構造の説明断面図
【図2】本発明によるリード線引留め構造の第2の実施
例を示す図であって、同図(a)はこの構造の分解斜視
図、同図(b) はこの構造の説明断面図
例を示す図であって、同図(a)はこの構造の分解斜視
図、同図(b) はこの構造の説明断面図
【図3】本発明によるリード線引留め構造の第3の実施
例を示す図であって、同図(a)はこの構造の分解斜視
図、同図(b) はこの構造の説明断面図
例を示す図であって、同図(a)はこの構造の分解斜視
図、同図(b) はこの構造の説明断面図
【図4】従来のリード線引留め構造の例を示す図であっ
て、同図(a) はこの構造の分解斜視図、同図(b) はこの
構造の説明断面図
て、同図(a) はこの構造の分解斜視図、同図(b) はこの
構造の説明断面図
【図5】本体のケース内に収納される付属装置からケー
スの外部へ向かって本体側の配線を行う帯状リードと、
該帯状リードを本体外部遠方へ引き出す絶縁被覆電線と
の接続部を収納するジョイントボックスまわりの構造を
示す斜視図
スの外部へ向かって本体側の配線を行う帯状リードと、
該帯状リードを本体外部遠方へ引き出す絶縁被覆電線と
の接続部を収納するジョイントボックスまわりの構造を
示す斜視図
1 ジョイントボックス 1a スリット 2 絶縁被覆電線 3 帯状リード 5 絶縁ブロック 6 絶縁ブロック 7 絶縁ブロック 15 付属装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−183931(JP,A) 実開 昭62−63979(JP,U) 実開 平1−140779(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 9/09 H01R 13/56
Claims (4)
- 【請求項1】合成樹脂からなる帯状のフレキシブル基板
に、印刷,蒸着もしくは金属箔の貼着による複数条の電
路が形成されてなり本体ケースの内部に収納された付属
装置から本体ケースの外部へ向かって本体側の配線を行
う帯状リードと、該帯状リードのフレキシブル基板背面
側からフレキシブル基板を貫通してフレキシブル基板表
面の電路に接続され該帯状リードを本体外部遠方へ引き
出す複数本の絶縁被覆電線との接続部を収納するジョイ
ントボックス内に、前記絶縁被覆電線をジョイントボッ
クス外へ引抜き不可能に保持するリード線引留め構造に
おいて、該ジョイントボックスが、側壁の1面が開放さ
れた方形に形成されるとともに開放部側両側壁の一方が
開放部側端面からジョイントボックスの底面に平行な,
絶縁被覆電線の径にほぼ等しい幅のスリットを形成さ
れ、複数本の絶縁被覆電線が帯状リードのフレキシブル
基板と平行な一平面内に平行に存在するように1個の絶
縁ブロック中の平行な対向両面の間に保持されて前記ジ
ョイントボックスのスリットを横切って該ボックス内へ
挿入され、絶縁被覆電線を絶縁ブロックを介して外部へ
引抜き不可能に保持することを特徴とする付属装置のリ
ード線引留め構造。 - 【請求項2】請求項第1項に記載のリード線引留め構造
において、平行な対向両面を有する絶縁ブロックは、内
側に平行な対向2面を形成する扁平な絶縁筒として形成
されることを特徴とする付属装置のリード線引留め構
造。 - 【請求項3】請求項第1項に記載のリード線引留め構造
において、平行な対向両面を有する絶縁ブロックは、内
側に平行な対向2面を形成するU字状体として形成され
ることを特徴とする付属装置のリード線引留め構造。 - 【請求項4】請求項第1項に記載のリード線引留め構造
において、平行な対向両面を有する絶縁ブロックは、内
側に平行な対向2面を形成する扁平な絶縁筒の一方の対
向面のほぼ中央部が軸方向に絶縁被覆電線の外径とほぼ
等しい幅をもって切り開かれた, ゴムからなる筒状体と
して形成されることを特徴とする付属装置のリード線引
留め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3106162A JP2838918B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 付属装置のリード線引留め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3106162A JP2838918B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 付属装置のリード線引留め構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04334881A JPH04334881A (ja) | 1992-11-20 |
JP2838918B2 true JP2838918B2 (ja) | 1998-12-16 |
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ID=14426591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3106162A Expired - Fee Related JP2838918B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 付属装置のリード線引留め構造 |
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Families Citing this family (4)
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DE10359250B4 (de) * | 2003-12-17 | 2006-02-23 | Robert Virant | Steckverbinder, insbesondere zur Kontaktierung einer Leiterplatte |
JP4816332B2 (ja) * | 2006-08-28 | 2011-11-16 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
JP5167429B1 (ja) * | 2012-11-09 | 2013-03-21 | フジマイクロ株式会社 | 電線保護ホルダ |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP3106162A patent/JP2838918B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH04334881A (ja) | 1992-11-20 |
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