JP2838733B2 - 自動多模様縫いミシン - Google Patents

自動多模様縫いミシン

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は自動多模様縫いミシンにおける模
様の選択操作及び縫いに関する。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
【0003】従来の模様データ等の記憶装置をもった電
子式ミシンは、ミシンの技術開発力と関連コンピュータ
の記憶容量の増大等によって実用縫いは勿論、装飾的な
模様に至る迄飛躍的な進歩を遂げると共に、その操作性
も使用者にとって著しく向上された。このような機能、
操作性を持っているが、従来ミシンの模様は画一的で、
静的な模様であった。従ってそこには縫った模様を使用
者からみると動画的な表現に乏しく物足りないという面
があった。
【0004】そこで動画的な縫い模様となる一連の模様
データをあらかじめ数種類記憶しておき、この模様をそ
れぞれ選択操作するためのスイッチを複数個設け、この
中から操作するスイッチを選んで操作して模様縫いを行
うという方法が考えられる。しかしこの方法では選択ス
イッチが非常に多くなり、一見してわずらわしい印象を
与えたり、又縫いデータが相当多くなるため記憶装置は
大きな記憶容量のものが必要になることが避けられな
い。
【0005】これに対し本発明のミシンは、その自動多
模様縫いでは模様やパターン間隔選択用のスイッチをそ
れぞれ一個操作するだけで、しかも自動的に繰出し表示
が行われるのでそれをみて所要の模様を手軽に選ぶこと
ができ、選ばれた一連の形成模様は少しずつ形状を変え
た模様によって動きを表現するように縫うので、縫った
後の模様を一見すると模様全体で動画的な面が加わった
装飾縫いとなり、一の基本模様に対して変換縫い制御に
よって動画的縫い模様を得ているので模様データの記憶
容量が少なくて済むものである。
【0006】このように本発明は、デザイン的には簡素
な選択手段を講じるだけでよく、使用者にとっては操作
簡単であり、用途としては従来ミシンにくらべ一層情緒
的な趣向をこらした使い方ができ、技術的には模様デー
タが少なく過大な記憶容量の記憶装置を必要としないミ
シンを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】従来の模様記憶装置、該記憶模様データ読
み出しを含む制御装置、表示を行う表示装置及び運動制
御を行う駆動装置を備えたミシンに、花(FLOWER)
や鳥(BIRD)、風(WIND)、月(MOON)等の情緒
をテーマ(課題)にした模様が動画的な模様を形成する自
動多模様縫いを行うための選択手段として模様又はパタ
ーン間隔を選択するためにそれぞれ一つずつ設けたマル
チパターンステッチ選択スイッチと、多模様縫いの模様
とパターン間隔とカウンタのカウントによって繰出し選
択するためのカウンタの各計数手段と、自動多模様縫い
の模様の形状をパターン間隔毎に変換する縫い制御をカ
ウンターのカウントによって選択するためのカウンタの
計数手段と、これら各計数手段にタイマの計時によって
計数を与えるためのタイマの計時手段と、基本模様デー
タ並びに基本制御模様表示データの各記憶手段と、模様
制御データ記憶手段と、該各記憶手段の記憶データの読
み出しのための中央演算装置を設け、選択スイッチの操
作で選択用カウンタが巡回しながら次々カウントする。
【0008】そのカウントに対応して模様並びにパター
ン間隔がくり出し選択された基本制御模様表示データか
ら選択スイッチの操作指示と一緒に読み出され、続いて
この選択スイッチ操作指示に従ってスイッチの操作を行
い選択された模様並びにパターン間隔のもとで今度は順
次カウントに対応して基本模様データと模様制御データ
が読み出され、該模様制御データの縮小、拡大等の変換
変数によって基本模様データが演算処理されて縫いを行
う自動多模様縫いの選択模様となり、そのまま引き続き
選択スイッチの繰返し押しでカウンタが前記同様カウン
トし前記選択と同様にカウントに対応して模様又はパタ
ーン間隔が変って前記同様の縫いを行うようにしたもの
であり、このような自動多模様縫いに関連するミシンの
運動及び表示は、それぞれ前記通常模様における駆動装
置と液晶表示体が対応する如く伝達されることによりな
る自動多模様縫いミシンを提供するものである。
【0009】本発明は前記した如く従来の通常模様縫い
の制御部と本発明になる自動多模様縫いの制御部で構成
され、これらの構成部間で互いに伝達が行われることに
より、模様又はパターン間隔選択用スイッチをそれぞれ
操作するだけで自動的に多種類の一連の動画的模様表示
又はパターン間隔表示が選択スイッチの操作指示と一緒
に巡回して繰出し表示されるので、それを見て希望する
ものが出たときに操作指示通りスイッチ操作すればよい
という手軽な選択操作で自動多模様縫い選択終了時に、
一連の動画的な描写を行う複数の形成模様縫い状態にな
るとともに縫い模様の表示が行われるものである。
【0010】この縫いは一つの基本の記憶データを模様
制御のデータによって模様処理して模様の形状を変換
し、このようにして一つの基本模様からいくつもの変換
模様をつくり、これら変換された一つ一つの異なる模様
を集めて並べた一連の連続した形成模様としているの
で、多くの模様の集合形態であるにもかかわらず、一つ
の基本の記憶データをもとにして模様変換が効果的に行
われるため、模様データの記憶装置は大きな記憶容量を
必要とすることもなく、更に前記同様に選択スイッチを
繰返し押しするだけで最初選択した模様のパターン間隔
を自由に別のものに変えることができるもので、簡単な
操作で自動多模様縫いを行って、その縫い模様の動画的
な描写によって情緒的な感性を伴った縫い表現を楽しむ
ことが技術的に容易に実現可能となる。
【実施例】
【0011】次に本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。図10は、本発明の基本機能をブロック説明図
で示した基本機能フローチャート図であり、模様選択操
作aによって通常模様bを選択した場合のルーチンは従来
の電子ミシンの模様選択時の機能である模様選択キーa
→通常模様b→通常模様表示c→針駆動f→終了を示し、
模様選択操作aによって自動多模様縫いdを選択した場合
のルーチンは本発明によるマルチパターンステッチ選択
時の機能である模様選択a→自動多模様縫いd→パターン
間隔及び基本変換模様の表示e→針駆動f→終了で示され
る自動多模様縫いのための選択操作手段を備えたもので
あり、後述のように選択SWのスイッチ押しによって、
選択スイッチに対応してそれぞれあらかじめ記憶されて
いる模様又はパターン間隔を繰出し選択する計数を巡回
しながら行い、この計数に対してあらかじめ記憶されて
いる基本変換模様又はパターン間隔の各表示が読み出さ
れて表示される。
【0012】この時同時にあらかじめ記憶されている操
作スイッチの次の操作指示も読み出されて表示され、前
記繰出し表示で希望のものが出たところでスイッチ操作
指示通りにスイッチを押すと、前記選択用計数が定ま
り、この計数に応じて基本変換模様又はパターン間隔が
選択されて、引き続いて基本模様を変換する変換用変数
を選択するために前記選択パターン間隔毎に順次繰り出
す計数を行い、まず初めの計数に応じて模様変換データ
と縫いの基本模様データが読み出され、模様変換データ
の変換変数である縮小率によって、この基本模様データ
が演算処理されて縮小模様に変換されて縫いが行われ
る。
【0013】この縫いが終了すると、前記選択パターン
間隔まで前進布送りを行い、ここで次なる二番目の計数
に応じて初めのものに続く次の別の模様変換データと初
め同様縫いの基本模様が読み出され、初めのと同様の変
換を行って次の縮小模様に変換されて縫いを行い、この
後又前記選択パターン間隔まで前進布送りを行う。次の
三番目の計数の場合は基本模様そのものが変換しないで
読み出されて縫いを行い、ここから四番目、五番目の計
数に移ったときは順次前進選択パターン間隔毎に基本模
様を拡大倍率の変数により拡大模様に演算する如く読み
出して行くようにしているものであり、このようにして
自動多模様縫いを行うようにしている。
【0014】ミシンの制御のブロック図、図11,図1
2において自動多模様縫いのマルチパターンステッチ選
択スイッチ10の選択SWに、自動多模様縫いを行うた
めの選択模様群である花模様用のFLOWERステッ
チ、鳥模様用のBIRDステッチ、風模様用のWIND
ステッチ、月模様用のMOONステッチの基本模様選択
用パターンSW10aと模様間隔選択用ピッチSW10b
が設けられている。そして、本電子ミシンの制御部の構
成は図11,図12に示す如くであって、大別して通常
模様縫い制御部(図11)と自動多模様縫い制御部(図1
2)とで構成される。
【0015】まず、通常模様縫い制御部(図11)におい
ては縫い模様の選択を模様選択表示取付枠の模様選択手
段5のSWを操作して選択して模様発生情報記憶手段1
より通常模様のデータを読み出す。前記模様発生情報記
憶手段1に記憶の縫い模様は針の振幅量及び送り量が予
め定めた値に設定してある。選択された模様は表示デー
タ記憶手段2から読み出し、表示回路3aに出力して液
晶表示体3bに表示される。
【0016】また、選択された模様は、位相検出に関連
して動作する振幅用ステッピングモータドライバー6a
と振幅用ステッピングモータ6bとそして駆動モータド
ライバー6eと駆動モータ6fによって縫い状態が具現さ
れる。これら一連の制御は、中央演算装置A4の演算処
理によって行われ、これは既存の従来電子制御式ジグザ
グミシンと同様である。
【0017】次に、自動多模様縫い制御部(図12)にお
いては、以下のように互いに関連する構成であり、自動
多模様縫いのためのデータ記憶手段として自動多模様縫
い基本模様発生情報記憶手段11と、模様制御発生情報
記憶手段13と、基本制御模様表示データ記憶手段12
が構成されており、これは模様選択時のSW操作の指示
を含んで模様及びパターン間隔の表示や模様制御を行う
うえで必要な基本模様データ又は基本模様変換用の変数
である模様変換データ、パターン間隔に対応する前進布
送り数が記憶されている。
【0018】まず、自動多模様縫いのために前記模様選
択表示取付枠の自動多模様縫いのマルチパターンステッ
チ選択スイッチ10にあるパターンSW10a又はピッ
チSW10bを押したときに、はじめの計数手段であっ
てマルチパターン縫い模様選択用計数手段8c、又はマ
ルチパターン縫いパターン間隔選択用計数手段8では、
SW押しによってタイマの計時手段8bとSWを押され
た方のカウンタが動作してカウンタの計数値を巡回しな
がら次々繰出しカウントして行き、SW操作指示に従っ
てSWを再押しするとタイマとカウンタは停止しタイマ
が元に戻り、このようにして前記両SWによる前記計数
手段の計数動作を終了すると、今度は二番目として前記
計時手段と次なるカウンタによるマルチパターン縫い制
御変数選択用カウンタ8aが動作してカウンタの第一計
数値をカウントしてタイマとカウントは停止する。
【0019】次からは前記計数手段8の計数に対応する
前進布送り縫いを間に挟みながらタイマと前記選択用カ
ウンタ8aが動作、停止して計数を行い順次第二,三,四,
五計数値を繰り出しカウントするものであり、このよう
にして全ての計数動作を終了する。以上の計数動作は中
央演算装置B9の指令によって行われ、前記各カウンタ
停止時にそれぞれ計数が定まる。
【0020】これら計数に関連するものとして、自動多
模様縫いの模様のもとになる基本模様の前記記憶手段1
1と、この基本模様の縫いデータを選択パターン間隔を
置いて変数変換するための選択パターン間隔における前
進布送り数記憶手段13a及び模様変換用変数をデータ
として選択模様を変換する模様毎に予め記憶されている
模様変換データ記憶手段13bからなる前記記憶手段1
3と、更にそれぞれ選択スイッチの操作指示を含む選択
パターン間隔及び選択模様の表示のためのパターン間隔
表示データ記憶手段12a及び基本変換模様表示データ
記憶手段12bからなる前記記憶手段12でそれぞれ構
成されているものである。
【0021】中央演算装置B9は、これらの記憶手段の
中から模様及びパターン間隔の選択中には選択に関係す
る表示データを読み出しそして選択終了時にはそれに関
連する縫いと表示のデータを前記カウンタ停止時の計数
に対応して読み出すことにより模様制御縫いの状態とな
り、ここで前記はじめの計数手段による計数については
選択中の計数値に対応して選択スイッチの操作指示とあ
らかじめ記憶されている基本変換模様又はパターン間隔
の表示データをそれぞれ次々繰り出して読み出しを行い
液晶表示体3bに繰り出し表示し、この表示は選択終了
時にはそのときの計数に対応した表示に定まる。
【0022】一方では選択パターン間隔用前進布送り数
の選択計数値として前進布送り数の読み出し待ちとな
り、引き続いて次の計数手段による前記第一計数値に対
応して基本模様についての第一変換変数が読み出される
とともに基本模様が読み出されて、この基本模様を変換
処理しながら縫いを行い、この縫いを終了すると、前記
前進布送り数の読み出しを行って選択パターン間隔だけ
前進布送りを行い、この後この前進布送りは再び読み出
し待ちとなり、この間に前記のように第二計数値の計数
を行い、この第二計数値に対応しての縫いは第二変換変
数と基本模様が読み出され、あとくり返す。
【0023】ここで例えば、第一変換変数から最後の変
換変数の真中になる計数値においては基準模様対応とし
これは前記基本模様の記憶手段11から直接読み出し、
この基準模様から前の模様に対する変換変数は縮小、後
の模様に対する変換変数は拡大として基準模様からの変
換率をあまり大きくしないようにして変換時の縫い模様
の変形や縫いの乱れを避けている。
【0024】以上の縫い並びに表示についてはインター
フェイス7から中央演算装置A4へと関連して伝達さ
れ、前記通常模様縫い制御部(図11)の説明と全く同様
に具現される。ここで、又自動多模様縫いの同じSWを
繰返し押しすると、前記はじめの計数段階においてタイ
マ8bと計数手段8又は8cが再動作してカウンタはカウ
ントを行い前記同様の選択によって新たな計数が定まり
最初の選択模様又は選択パターン間隔とは別のものに変
更することができる。
【0025】次に、図1〜図4において本実施例の動作
についてフローチャート図で説明する。電源スイッチ
(図示省略)が投入されると通常縫い制御部(図11)と自
動多模様縫い制御部(図12)の制御が開始されてステッ
プS1(以下単にS1で表し、他のステップも同様に扱
う)へ移行し、自動多模様縫い選択操作待ちの状態でS
2へ移行する。
【0026】S2において、前記自動多模様縫いのマル
チパターンステッチ選択スイッチ10のSW押しを決め
てSWを押すと中央演算装置B9は指令を出しその指令
による各動作は、例えば選択模様群FLOWER、又は
BIRD,WIND,MOONの場合を例にして以下の通
りである。
【0027】これは前記の計数動作に対応し、まずはじ
めの計数動作としてパターンSW10a押しのときはS
3では前記タイマ8bと模様選択用前記カウンタ8cが動
作を開始し、カウンタが巡回しながら次々カウントを繰
り出して計数を行い、この計数に対応して模様群の模様
の表示データを前記記憶手段12bから次々読み出して
S4でそれを繰り出して表示し、このとき同時にS5で
前記記憶手段12bからパターンSW操作指示も読み出
されて表示される。このS4,S5の表示例は図9−aの
通りである。図において枠部は模様の繰り出し表示部
で、SW押部はパターンSW操作指示を示す。
【0028】続いてピッチS10b押しのときも前記S
3,S4,S5と同様にS6,S7,S8の動作を行うもの
であり、パターン間隔の表示データ及びピッチSW操作
指示は前記記憶手段12aから読み出されて表示され、
ここまでのS4,S5,S7,S8の表示例は図9−bの通
りであり、図の枠部SW押は模様及びパターン間隔の繰
出し表示部SW操作指示を示す。
【0029】ここで希望の模様又はパターン間隔の表示
が出たときS9においてSW操作指示に従ってSW押し
すると、10で前記カウンタとタイマは停止して前記計
数手段8c,8の計数が定まり、S11においてこの計数
に対応する模様及びパターン間隔が選択され、一方タイ
マはS12において再設定され、S13においてS11
の選択模様及び選択パターン間隔としての表示を行う。
【0030】このときのS11における表示例は、花模
様、選択パターン間隔10mmとして図9−cの通りであ
る。そしてこの表示のときは同時に前記S11における
選択パターン間隔に対応する前進布送り数がS17で選
択した状態にあり、読み出し待ちとなっている。
【0031】それから今度は、前記第二番目の計数動作
に入って前記のようにS14では前記計時手段8bとマ
ルチパターン縫い制御変数選択用カウンタ8aが動作、
停止し、このときの第一計数値によってS15でマルチ
パターン縫い制御の第一変換変数が選択され模様変換デ
ータ記憶手段13bから読み出され、そして又前記記憶
手段11からは縫いの基本模様データも同時に読み出さ
れて基本模様の変換処理が行なわれて第一変換模様縫い
がS16で行われる。
【0032】この後S17で読み出し待ちとなっている
前進布送りを行い、このときS14で停止していたカウ
ンタとタイマがS19において再動作して前記選択用カ
ウンタ8aで次の第二計数値に進む。前記前進布送りが
終了し、S20でカウンタとタイマが停止し、そのとき
の第二計数値に応じてS21においてマルチパターン縫
い制御の第二変換変数が選択されて模様変換データ記憶
手段13bから読み出され、前記記憶手段11からは縫
いの基本模様データも同時に読み出されて基本模様の変
換処理が行われて第二変換模様縫いがS22で行われ
る。
【0033】これらS16とS22の縫いは表示例図5
のL1,L2に相当しこれはあらかじめその模様になる
ように前記記憶手段13bに変換変数を記憶しているも
のであり、例えば図5のようにL3を基準模様としてこ
れを変換するものとし図5のL1,L2の場合は前記記
憶手段13bの変換変数は図6の倍率であって図7−bの
L1,L2で示す縮小のデータであり、それぞれの模様
のうちの図8の変換する部分に対応する如くあらかじめ
記憶しているものである。特に花の図7におけるL1は
花の部分の模様のX,Y方向とも基準模様の零倍で花が
まだ出ない葉だけの状態であり、ここで図7におけるL
3は基準模様であって、これは前記記憶手段11の基本
模様のデータがそのまま直接読み出されるものである。
【0034】尚、図6で示される変換変数は、マルチパ
ターンステッチ選択スイッチ10で選択されるそれぞれ
の選択模様に対してあらかじめ記憶されているものであ
る。以上のようにしてS22を終ると、次に前記同様S
17における前進布送り数が読み出され、この後S24
〜S43迄前記説明のように前進布送りと前記計数手段
8aの繰り出す計数を行いながらその間で模様変換によ
る自動多模様縫いを行うものであり、S28はS27で
計数選択された基準模様の縫いであって図5のL3の縫
いであり、これは図7におけるL3の通り基準模様とし
て前記記憶手段11から直接読み出されるものであり、
S34,S36の縫いは図5のL4,L5の縫いであり、
これは図8のように基準模様の変換部分に対しての記憶
手段13bにおける変換変数は図6の倍率として図7の
L4,L5における拡大のデータである。このようにし
てS44に至るとカウンタとタイマは停止して初期状態
に設定される。
【0035】もし、模様又はパターン間隔を変えたいと
きにはS2で変えたい方のSWを繰返し押せば前記と全
く同様にして希望のものに変えることができ、これによ
って別の希望する縫いが実現される。従って記憶手段1
1,13,12にあらかじめ記憶させた模様の種類やパタ
ーン間隔の数によって変更できる選択数が定まる。
【0036】尚、本実施例では説明をわかり易くするた
めに制御系を通常模様縫いの(図11)と自動多模様縫い
の(図12)の二つに分けたが、これら制御系を例えば
(図12)の全部を(図11)に組み入れて一つにまとめた
構成とするか、又は(図12)の一部を(図11)に組み込
んで構成したりすることは本発明の範囲内で適用し得る
ことは勿論である。
【発明の効果】
【0037】以上のように本発明によるミシンは、1つ
の選択スイッチで数種類の模様を次々巡回繰出し表示し
ながら手軽に希望する一連の形成模様を選ぶことができ
るので、簡単な操作でもって使用上非常に実用的であ
り、その上この形成模様は基本模様を基準にして縮小、
拡大、模様間隔によって自動的に変換を行って得られた
動画的な模様描写縫いであるから多模様縫いによる楽し
い模様表現ができることになるので、情緒的で感性があ
る模様が縫える。
【0038】又一般に連続的な縫い模様をあらかじめ記
憶させておいて、これで縫いを行う場合は、このための
記憶装置は極めて大きな記憶容量が必要になるが、本発
明では一つの基本模様を巧みに演算変換させて種々の連
続的な模様を縫うようにしたものであるから前記のよう
な過大な記憶容量になることを技術的に解決したもので
あるという操作簡単にして従来ミシンにない情緒的な感
性を伴った面白い縫い表現を行いうるミシンが技術的に
容易に具現される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 本発明の動作フローチャート図1
【図 2】 本発明の動作フローチャート図2
【図 3】 本発明の動作フローチャート図3
【図 4】 本発明の動作フローチャート図4
【図 5】 選択模様の形成模様図
【図 6】 模様変換倍率図
【図 7】 選択模様の変換データ図
【図 8】 模様の構成説明図
【図9a〜c】 模様及びパターン間隔の表示例
【図10】 本発明の基本機能フローチャート図
【図11】 通常模様縫い制御部ブロック図
【図12】 多模様縫い制御部ブロック図
【図13】 要約図
【符号の説明】
7 …インターフェイス 8 …マルチパターン縫いパターン間隔選択用カウンタ 8a…マルチパターン縫い制御変数選択用カウンタ 8b…計時手段 8c…マルチパターン縫い模様選択用カウンタ 9 …中央演算装置 10a…マルチパターンステッチSW(パターン) 10b…マルチパターンステッチSW(ピッチ) 11 …自動模様制御縫い基本模様発生情報記憶手段 12a…パターン間隔表示データ記憶手段 12b…基本変換模様表示データ記憶手段 13a…選択パターン間隔の前進布送り数記憶手段 13b…模様変換データ記憶手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上糸を担持して上下往復動し且つ横方向に
    揺動可能な針と、該針に対して縫われる布を送る送り装
    置と、下糸を担持して前記針と協働して縫われる布に縫
    い目を形成する上糸捕捉装置とを含む縫目形成手段と、
    前記針を横方向へ揺動させる第1のステッピングモータ
    と、前記送り装置を動作させて布の送り量及び送り方向
    を決定する第2のステッピングモータとを備えたミシン
    において、複数の相異なる模様を各模様毎に基本縫いデ
    ータとして記憶する模様記憶手段と、前記模様記憶手段
    に記憶された各模様に固有の縮小拡大及び/又は変形に
    関する変数として所定数の模様変換データを記憶する模
    様制御情報記憶手段と、操作により所望の模様を選択す
    るための模様選択手段と、前記模様記憶手段に記憶され
    た各模様に関して固有の模様間送りピッチを記憶する模
    様間送りピッチ記憶手段と、前記模様選択手段の操作に
    関連して操作されて選択された模様に対応する模様間送
    りピッチを前記ピッチ記憶手段から指定するための模様
    間送りピッチ指定手段と、前記模様選択手段の操作に応
    答して動作し、前記選択された模様の基本縫いデータと
    前記所定数の模様変換データに基いてそれぞれ演算を行
    ってその模様を最小から最大まで縮小拡大及び又は変形
    させ、そして前記模様間送りピッチ指定手段の操作に応
    答して動作し、前記演算結果の模様の模様間の送りピッ
    チを決定する制御手段と、該制御手段の演算結果の模様
    と模様間送りピッチを前記模様選択手段と前記模様間送
    りピッチ指定手段の操作毎に表示する表示手段とから成
    り、前記制御手段はミシンの始動と共に前記縫い目形成
    手段を前記演算結果に基いて制御して順次縫い目を形成
    させることを特徴とする自動多模様ミシン。
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