JP2838378B2 - カメラ - Google Patents
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- JP2838378B2 JP2838378B2 JP7205864A JP20586495A JP2838378B2 JP 2838378 B2 JP2838378 B2 JP 2838378B2 JP 7205864 A JP7205864 A JP 7205864A JP 20586495 A JP20586495 A JP 20586495A JP 2838378 B2 JP2838378 B2 JP 2838378B2
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- terminal
- lens
- turned
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- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Focusing (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換可能な撮影レ
ンズと撮影レンズを駆動する駆動手段とを有するカメラ
に関し、特に所望の位置に撮影レンズを速やかに駆動可
能にしたものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、自動焦点調節装置を備えたカ
メラにおいてフォ−カスロックと称する機能を有したも
のが知られている。その一例では、レリ−ズ釦を半押し
操作した時に合焦した焦点位置を半押し操作継続中ロッ
クする。また他の例では、半押し操作中は被写体の動き
等に追従して常時撮影レンズを合焦位置に駆動するよう
にし、レリ−ズ釦とは別のフォ−カスロック操作部材に
より焦点位置をロックする。そして、これら従来のフォ
−カスロックでは、前者の場合にはレリ−ズ釦の半押し
操作を中断すると、後者の場合にはフォ−カスロック操
作部材の操作を中断するとフォ−カスロックが解除され
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の装置
において、第1の被写体に対してフォ−カスロック中に
急きょ第2の被写体を撮影する場合、前者では、レリ−
ズ釦からいったん指を離して再度レリ−ズ釦の半押しを
やり直して第2の被写体に合焦させ、後者ではフォ−カ
スロック部材の操作を止めてその第2の被写体に合焦さ
せなくてはならないので、上述のようにいったんフォ−
カスロックした第1の被写体に対する合焦位置がクリア
されてしまう。そのため、再度元の第1の被写体に向け
て合焦し直してフォ−カスロックしなければならず、使
い勝手が悪かった。 【0004】本発明の目的は、任意の焦点位置へ撮影レ
ンズを即座に駆動できるカメラを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のカメラは、光軸
方向へ変位可能な光学系を有する撮影レンズ2と、光学
系の現在位置を記憶する記憶手段300と、撮影に際し
て記憶手段300に記憶された位置に光学系を駆動する
ための指令を行う駆動指令手段400と、撮影動作の終
了を指令する撮影終了指令手段SW2と、駆動指令手段
400による指令があったとき、および撮影終了指令手
段SW2による指令があったときに、光学系を記憶手段
300に記憶された位置まで駆動する駆動手段100と
を備えることを特徴とする。 【0006】 【作用】撮影に際して駆動指令手段400による指令が
あると、駆動手段100が記憶手段300に記憶された
位置まで光学系を駆動する。また、撮影終了指令手段S
W2による指令があると、駆動手段100が記憶手段3
00に記憶された位置まで光学系を駆動する。 【0007】 【発明の実施の形態】図1および図2に基づいて本発明
の一実施の形態を説明する。ヘリコイド1に保持されて
いる撮影レンズ2は、歯車3を介して伝達されるレンズ
駆動モ−タ4の回転力により光軸方向に駆動される。モ
−タ駆動回路5に制御されるレンズ駆動モ−タ4の出力
軸にはスリット円板6が設けられ、フォトインタラプタ
7からスリット円板6の回転に応じた明滅信号が出力さ
れる。その明滅信号は波形整形器8によりパルス信号に
変換され、位置検出用アップダウンカウンタ9に入力さ
れ、後述するレンズ駆動制御回路10からU/D端子に入
力されるアップ信号またはダウン信号に従って、入力さ
れたパルス信号をアップカウントまたはダウンカウント
する。U/D端子には、撮影レンズ2が∞→至近方向へ
移動する際にはアップ信号が、至近→∞方向へ移動する
際にはダウン信号が入力される。また、撮影レンズ2が
∞位置にくるとスイッチSW1が閉じてアップダウンカ
ウンタ9の内容が0にリセットされる。従って、このア
ップダウンカウンタ9の計数値が、撮影レンズ2の∞位
置からの現在位置を表わす。 【0008】アップダウンカウンタ9の計数値は記憶回
路11と減算回路21とに出力されている。 【0009】記憶回路11は、SET端子がハイレベルに
なった時にアップダウンカウンタ9からの計数値を記憶
し、FLG端子をハイレベルにする。また、RESET
端子がハイレベルになると記憶内容が0にリセットされ
FLG端子がロ−レベルになる。ここで、スイッチSW
3のオン、オフにより計数値の記憶、リセットが制御さ
れ、スイッチSW3が一度オンすると、フリップフロッ
プ12のQ端子がハイレベルとなり、ワンショットマルチ
バイブレ−タ13からハイレベルなワンショットパルスが
SET端子に入力され、スイッチSW3がもう一度オン
するとQI端子がハイレベルとなりワンショットマルチ
バイブレ−タ14からハイレベルなワンショットパルスが
オアゲ−ト15を介してRESET端子に入力されて、記
憶回路11がセット、リセットされる。なお、スイッチ
SW4は撮影レンズ2をカメラ本体から取り外ずしたと
きにオンしてハイレベル信号をオアゲ−ト15を介して
RESET端子に入力する。また、スイッチSW5は、
撮影レンズ2を自動合焦させるか手動操作するかを選択
する操作部材に連動するもので手動操作時にオンしてハ
イレベル信号をオアゲ−ト15を介してRESET端子に
入力する。従って、スイッチSW4,SW5のオン動作
により記憶回路11の記憶内容がクリアされる。 【0010】記憶回路11の記憶値は減算回路21に入力さ
れ、アップダウンカウンタ9の計数値との差が演算さ
れ、後述のデ−タセレクタ20のB端子に入力される。 【0011】一方、撮影レンズ2を通過する光線は、そ
の一部または全部が半透鏡となったクイックリタ−ンミ
ラ−16から不図示のペンタプリズムへ導かれると共に、
ミラ−17を介してCCD等による焦点検出素子18に導か
れる。焦点検出素子18の出力は演算回路19に供給され、
周知の手法により合焦させるに必要な撮影レンズ2の移
動量および移動方向が演算される。これらはレンズ駆動
モ−タ4の回転量および回転方向を示す信号として後段
のデ−タセレクタ20のA端子に入力される。 【0012】デ−タセレクタ20は、SEL端子がハイレ
ベルのときにA端子入力を通過せしめ、ロ−レベルのと
きにB端子入力を通過せしめる。レリ−ズ釦の半押しに
よりオンするスイッチSW2をオンするとSEL端子が
ハイレベルに、撮影レンズ2を所望の記憶位置へ駆動す
る指令スイッチSW6がオンするとSEL端子がロ−レ
ベルになる。 【0013】デ−タセレクタ20で選択されたデ−タはレ
ンズ駆動制御回路10のI端子に入力される。制御回路10
は、S/S端子がハイレベルのときに撮影レンズ2の駆
動を許可し、ロ−レベルのときにそれを禁止する。 【0014】S/S端子がハイレベルになると、まずI
端子に入力されているモ−タの回転方向信号に応じたモ
−タ駆動信号をモ−タ駆動回路5に出力する。また同時
にモ−タの回転方向が撮影レンズ2を∞→至近方向へ駆
動させる時にはU/D端子からアップ信号を、至近→∞
方向へ駆動させる時には、ダウン信号を出力する。この
ようにしてモ−タ4が回転を始めると、その回転量は前
述のスリット円板6、フォトインタラプタ7から波形整
形器8を介してレンズ駆動制御回路10のFB端子にパル
ス信号として入力される。レンズ駆動制御回路10はI端
子に入力されているモ−タの所要回転パルス数と、FB
端子に入力されたパルス数を比較し、両者が一致した時
点でモ−タ駆動回路5にモ−タ停止信号を出力する。ま
たこの時モ−タの駆動完了を示すハイレベルのパルスが
E端子より出力される。 【0015】上述の半押しスイッチSW2をオンすると
フリップフロップ22のS端子がハイレベルとなりそのQ
I端子がロ−レベルとなる。従って、インバ−タ23を介
してレンズ駆動制御回路10のS/S端子がハイレベルと
なり撮影レンズ2の駆動が許可される。半押しスイッチ
SW2をオフするとS端子はロ−レベルとなるが、QI
端子は前の状態が保持されるので、レンズ駆動回路10の
S/S端子はハイレベルのままである。この状態で前述
のモ−タ駆動完了を示すハイレベルのパルスがレンズ駆
動制御回路10のE端子からフリップフロップ22のR端子
に入力されるとフリップフロップ22のQI端子がハイレ
ベルとなり、従って、S/S端子がロ−レベルとなり撮
影レンズ2の駆動が禁止される。 【0016】LED1は表示用発光ダイオ−ドであり、
スイッチングトランジスタQ1のオン、オフにより点
灯,消灯され、オアゲ−ト24を介してトランジスタQ1
のベ−スに記憶回路11のFLG端子が接続されているの
で、記憶回路11にある位置が記憶されているときにはF
LG端子がハイレベルとなるので点灯する。また、記憶
回路11に位置が記憶されていないときにはFLG端子が
ロ−レベルであり、発光ダイオ−ドLED1は消灯する
が、この時指令スイッチSW6と半押スイッチSW2が
共にオンすると、アンドゲ−ト25に入力されている発振
器26の発振周波数に応じて発光ダイオ−ドLED1が点
滅する。 【0017】図1の手段は次のように構成される。 駆動手段100 :レンズ駆動モータ4およびモー
タ駆動回路 記憶手段300 :記憶回路11、スイッチSW
3、フリップフロップ12、ワンショットマルチバイブ
レータ13,14、オアゲート15 駆動指令手段400:スイッチSW6 撮影終了指令手段:SW2 【0018】次に発明の実施の形態の動作について図2
のタイミングチャ−トを参照して説明する。 (I)自動合焦動作 不図示の主電源をオンし、レリ−ズ釦を半押しするとス
イッチSW2がオンし(図2a)、デ−タセレクタ20の
SEL端子がハイレベルとなり、A端子に入力されてい
るデ−タ、すなわち焦点検出用の演算回路19で演算され
たレンズ駆動デ−タがレンズ駆動制御回路10に出力され
る。また、フリップフロップ22のS端子がハイレベルと
なりそのQI端子はロ−レベルとなるから、レンズ駆動
制御回路10のS/S端子がハイレベルとなる。従って、
演算回路19からのレンズ駆動デ−タに基づく駆動信号が
モ−タ駆動回路5に供給され、これによりモ−タ4が回
転し撮影レンズ2が合焦位置に向けて駆動される。モ−
タ4の回転量に応じたパルスがフォトインタラプタ7お
よび波形整形器8を介してレンズ駆動制御回路10のFB
端子に入力される。レンズ駆動制御回路10はそのフィ−
ドバックパルスを計数し、I端子入力デ−タと比較して
合焦位置で撮影レンズ2を停止させる。レンズ駆動完了
によりE端子がハイレベルとなる(図2a′)。 【0019】以上のように撮影レンズ2が駆動される
際、アップダウンカウンタ9のU/D端子には駆動方向
に従ってアップ信号またはダウン信号が入力されるの
で、アップダウンカウンタ9は波形整形器8から供給さ
れるパルスによりアップカウントまたはダウンカウント
する。従って、アップダウンカウンタ9の計数値は、撮
影レンズ2の∞位置からの位置デ−タを表わすことにな
る。 【0020】(II)任意の撮影レンズ位置の設定 ここでその撮影レンズの位置を記憶するためスイッチS
W3をオンすると(図2b)、フリップフロップ12のQ
端子がハイレベルとなり、ワンショットマルチバイブレ
−タ13からワンショットパルスが記憶回路11のSET端
子に入力される。これによりその時点のアップダウンカ
ウンタ9の計数値、すなわち、撮影レンズ2の現在位置
が記憶回路11に記憶される。このとき、記憶回路11のF
LG端子がハイレベルとなりオアゲ−ト24を介してトラ
ンジスタQ1がオンするから、表示用発光ダイオ−ドL
ED1が点灯する。なお、以上のように記憶回路11の現
在位置が記憶されても、指令スイッチSW6をオンしな
ければデ−タセレクタ20のSEL端子はロ−レベルとな
らないから、デ−タセレクタ20がそのA端子入力デ−タ
を通過させ、以って、演算回路19からのレンズ駆動デ−
タにより撮影レンズ2は合焦位置に随時駆動される。 【0021】(III)記憶位置への駆動 今、撮影レンズ2が記憶回路11に記憶された位置とは異
なった位置にあるときに指令スイッチSW6をオンする
と(図2c)、デ−タセレクタ20のSEL端子がロ−レ
ベルとなり、B端子に入力されている減算回路21からの
デ−タが選択される。減算回路21はアップダウンカウン
タ9の計数値、すなわち撮影レンズ2の現在位置と記憶
回路11の記憶位置との差を示すパルス数と、その差の方
向とを示す信号を出力しているから、レンズ駆動制御回
路10は、それらのデ−タに従った駆動信号をモ−タ駆動
回路5へ出力し、これにより、撮影レンズ2が記憶回路
11に記憶されている位置に駆動される。指令スイッチS
W6をオフしないかぎり、撮影レンズ2の位置は被写体
までの距離に無関係に、すなわち演算回路19からの焦点
状態を示す信号に係わりなく記憶位置で固定される。指
令スイッチSW6をオフすると(図2d)、デ−タセレ
クタ20のSEL端子がハイレベルとなり通常の自動焦点
調整モ−ドとなる。 【0022】(IV)記憶位置の消去 スイッチSW3を再びオンすると(図2e)、フリップ
フロップ12のQI端子がハイレベルとなり、ワンショッ
トマルチバイブレ−タ14からワンショットパルスがオア
ゲ−ト15を介して記憶回路11のRESET端子に入力さ
れる。これにより、記憶回路11の記憶内容が0に消去さ
れ、FLG端子がロ−レベルとなり表示用発光ダイオ−
ドLED1が消灯する。 【0023】この状態で指令スイッチSW6がオンされ
ると(図2f)、アンドゲ−ト25を介して発振器26のパ
ルス信号がトランジスタQ1のベ−スに供給されるか
ら、発光ダイオ−ドLED1が点滅して記憶されていな
いことを警告する。なお、この場合、デ−タセレクタ20
はB端子入力デ−タを選択してレンズ駆動制御回路10に
供給するが、記憶回路11の内容は0にリセットされてい
るため減算回路21から出力されるデ−タは、撮影レンズ
2を∞から0パルスの位置、即ち∞位置まで駆動するデ
−タであるから、撮影レンズ2は∞位置まで駆動される
(図2f′)。また、指令スイッチSW6をオフすると
インバ−タ27を介してアンドゲ−ト25の1入力がロ−
レベルとなり表示用ダイオ−ドLED1が消灯する(図
2g)。 【0024】(V)撮影終了等 図2hに示すように再びスイッチSW3をオンして所定
の位置を記憶回路11に記憶した後に、図2iでレリ−ズ
釦を離して半押しスイッチSW2をオフすると、デ−タ
セレクタ20のSEL端子がロ−レベルとなり、B端子入
力、すなわち減算回路21からのデ−タがレンズ駆動制御
回路10に入力される。h→iの間に撮影レンズ2が駆動
していなければ減算回路21のデ−タは零であり撮影レン
ズ2は駆動されないが、撮影レンズ2の現在位置と記憶
位置との間に変化があれば、そのデ−タが減算回路21か
らB端子に入力されるため、撮影レンズ2は記憶位置ま
で駆動される。なお、スイッチSW2のオフに伴いフリ
ップフロップ22のS端子がロ−レベルとなるがそのQI
端子は前の状態に保持されるのでレンズ駆動制御回路10
のS/S端子はハイレベルを維持し、以って、上記の如
く撮影レンズ2の駆動が許容される。 【0025】以上のように撮影レンズ2が記憶位置まで
駆動されると、レンズ駆動完了信号がE端子から出力さ
れ(図2i′)、これがフリップフロップ22のR端子に
入力されるとQI端子は反転してハイレベルとなるか
ら、レンズ駆動制御回路10のS/S端子がロ−レベルと
なり、以後のレンズ駆動が禁止される。 【0026】半押しスイッチSW2のオフ時に記憶回路
11にデ−タが記憶されていない場合には、減算回路21の
出力が撮影レンズ2の現在位置から∞位置までのデ−タ
となり、半押しスイッチSW2のオフ時に撮影レンズ2
は∞位置まで駆動されて停止する。尚、スイッチSW2
はレリ−ズ釦とは別に設けた外部操作釦に連動させても
よい。 【0027】撮影レンズ2をカメラから取り外ずした場
合にはスイッチSW4がオンし、また手動合焦撮影時に
はスイッチSW5がオンされるので、記憶回路11のRE
SET端子にハイレベル信号が入力され記憶内容が消去
される。なお、主電源スイッチをオフしても、記憶回路
11、フリップフロップ12、オアゲ−ト15にはバックアッ
プ電源から給電されるため、記憶内容は保持される。ま
た、スイッチSW4,SW5もバックアップ電源と接続
されるから、主電源オフ時でもスイッチSW4,SW5
のオンにより記憶内容がリセットされる。 【0028】−変形例− 図3に示すように、アップダウンカウンタ9の出力デ−
タをデ−タセレクタ31を介して記憶回路11に入力し、外
部入力装置32から撮影レンズの位置情報をデ−タセレク
タ31に入力し、2つの入力デ−タを適宜切換えて出力す
るようにすれば、記憶したい位置の被写体へ撮影レンズ
をその都度合わせることなく、任意の位置を外部より簡
単に入力できる。 【0029】なお、フォトインタラプタ7とスリット円
板6とにより撮影レンズ2の∞位置からの移動量を検出
したが、撮影レンズ2を保持したヘリコイド1にデジタ
ルコ−ドをパタ−ンとして設けておき、撮影レンズ2の
移動量をデジタルコ−ドで出力するようにしてもよい。
また、記憶回路11を複数個設けて撮影レンズの複数の位
置を記憶してもよい。いずれの記憶位置を読み出すかに
ついては、そのための切換スイッチを設けたり、優先順
位の高いものから読み出すようにする必要がある。 【0030】 【発明の効果】本発明によれば、撮影レンズを構成する
光学系の任意の位置を記憶し、指令によりその位置へ即
座に光学系を駆動できるようにしたので、ある被写体へ
合焦させてその位置を記憶させておけば、別の被写体を
撮影した後に指令により元の被写体へ即座に合焦させる
ことができ、両被写体の距離が大きく離れている場合等
に合焦時間を短縮できるとともに使い勝手も向上する。
また、撮影終了指令手段により撮影動作の終了が指令さ
れると記憶した位置へ光学系を駆動するようにしたの
で、例えば撮影終了指令手段をレリーズスイッチとすれ
ば、レリーズ終了後に必ず記憶位置に戻るから、例えば
自動合焦調節を行うカメラに適用すると、被写体が特定
の距離を前後して動く場合に使い勝手が極めて良好とな
る。 【0031】また、発明の実施の形態のように、記憶位
置をリセットすることによりレリ−ズ終了後に撮影レン
ズが∞位置になるようにしておけば、撮影レンズの突出
長が短かくなり収納に便利である。更に、撮影レンズ交
換時に記憶内容をリセットするようにしたので、同じ撮
影距離における各レンズ間での∞位置からの位置が変動
した場合、その都度、記憶デ−タを再設定することによ
り撮影ミスが防止される。
ンズと撮影レンズを駆動する駆動手段とを有するカメラ
に関し、特に所望の位置に撮影レンズを速やかに駆動可
能にしたものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、自動焦点調節装置を備えたカ
メラにおいてフォ−カスロックと称する機能を有したも
のが知られている。その一例では、レリ−ズ釦を半押し
操作した時に合焦した焦点位置を半押し操作継続中ロッ
クする。また他の例では、半押し操作中は被写体の動き
等に追従して常時撮影レンズを合焦位置に駆動するよう
にし、レリ−ズ釦とは別のフォ−カスロック操作部材に
より焦点位置をロックする。そして、これら従来のフォ
−カスロックでは、前者の場合にはレリ−ズ釦の半押し
操作を中断すると、後者の場合にはフォ−カスロック操
作部材の操作を中断するとフォ−カスロックが解除され
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の装置
において、第1の被写体に対してフォ−カスロック中に
急きょ第2の被写体を撮影する場合、前者では、レリ−
ズ釦からいったん指を離して再度レリ−ズ釦の半押しを
やり直して第2の被写体に合焦させ、後者ではフォ−カ
スロック部材の操作を止めてその第2の被写体に合焦さ
せなくてはならないので、上述のようにいったんフォ−
カスロックした第1の被写体に対する合焦位置がクリア
されてしまう。そのため、再度元の第1の被写体に向け
て合焦し直してフォ−カスロックしなければならず、使
い勝手が悪かった。 【0004】本発明の目的は、任意の焦点位置へ撮影レ
ンズを即座に駆動できるカメラを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のカメラは、光軸
方向へ変位可能な光学系を有する撮影レンズ2と、光学
系の現在位置を記憶する記憶手段300と、撮影に際し
て記憶手段300に記憶された位置に光学系を駆動する
ための指令を行う駆動指令手段400と、撮影動作の終
了を指令する撮影終了指令手段SW2と、駆動指令手段
400による指令があったとき、および撮影終了指令手
段SW2による指令があったときに、光学系を記憶手段
300に記憶された位置まで駆動する駆動手段100と
を備えることを特徴とする。 【0006】 【作用】撮影に際して駆動指令手段400による指令が
あると、駆動手段100が記憶手段300に記憶された
位置まで光学系を駆動する。また、撮影終了指令手段S
W2による指令があると、駆動手段100が記憶手段3
00に記憶された位置まで光学系を駆動する。 【0007】 【発明の実施の形態】図1および図2に基づいて本発明
の一実施の形態を説明する。ヘリコイド1に保持されて
いる撮影レンズ2は、歯車3を介して伝達されるレンズ
駆動モ−タ4の回転力により光軸方向に駆動される。モ
−タ駆動回路5に制御されるレンズ駆動モ−タ4の出力
軸にはスリット円板6が設けられ、フォトインタラプタ
7からスリット円板6の回転に応じた明滅信号が出力さ
れる。その明滅信号は波形整形器8によりパルス信号に
変換され、位置検出用アップダウンカウンタ9に入力さ
れ、後述するレンズ駆動制御回路10からU/D端子に入
力されるアップ信号またはダウン信号に従って、入力さ
れたパルス信号をアップカウントまたはダウンカウント
する。U/D端子には、撮影レンズ2が∞→至近方向へ
移動する際にはアップ信号が、至近→∞方向へ移動する
際にはダウン信号が入力される。また、撮影レンズ2が
∞位置にくるとスイッチSW1が閉じてアップダウンカ
ウンタ9の内容が0にリセットされる。従って、このア
ップダウンカウンタ9の計数値が、撮影レンズ2の∞位
置からの現在位置を表わす。 【0008】アップダウンカウンタ9の計数値は記憶回
路11と減算回路21とに出力されている。 【0009】記憶回路11は、SET端子がハイレベルに
なった時にアップダウンカウンタ9からの計数値を記憶
し、FLG端子をハイレベルにする。また、RESET
端子がハイレベルになると記憶内容が0にリセットされ
FLG端子がロ−レベルになる。ここで、スイッチSW
3のオン、オフにより計数値の記憶、リセットが制御さ
れ、スイッチSW3が一度オンすると、フリップフロッ
プ12のQ端子がハイレベルとなり、ワンショットマルチ
バイブレ−タ13からハイレベルなワンショットパルスが
SET端子に入力され、スイッチSW3がもう一度オン
するとQI端子がハイレベルとなりワンショットマルチ
バイブレ−タ14からハイレベルなワンショットパルスが
オアゲ−ト15を介してRESET端子に入力されて、記
憶回路11がセット、リセットされる。なお、スイッチ
SW4は撮影レンズ2をカメラ本体から取り外ずしたと
きにオンしてハイレベル信号をオアゲ−ト15を介して
RESET端子に入力する。また、スイッチSW5は、
撮影レンズ2を自動合焦させるか手動操作するかを選択
する操作部材に連動するもので手動操作時にオンしてハ
イレベル信号をオアゲ−ト15を介してRESET端子に
入力する。従って、スイッチSW4,SW5のオン動作
により記憶回路11の記憶内容がクリアされる。 【0010】記憶回路11の記憶値は減算回路21に入力さ
れ、アップダウンカウンタ9の計数値との差が演算さ
れ、後述のデ−タセレクタ20のB端子に入力される。 【0011】一方、撮影レンズ2を通過する光線は、そ
の一部または全部が半透鏡となったクイックリタ−ンミ
ラ−16から不図示のペンタプリズムへ導かれると共に、
ミラ−17を介してCCD等による焦点検出素子18に導か
れる。焦点検出素子18の出力は演算回路19に供給され、
周知の手法により合焦させるに必要な撮影レンズ2の移
動量および移動方向が演算される。これらはレンズ駆動
モ−タ4の回転量および回転方向を示す信号として後段
のデ−タセレクタ20のA端子に入力される。 【0012】デ−タセレクタ20は、SEL端子がハイレ
ベルのときにA端子入力を通過せしめ、ロ−レベルのと
きにB端子入力を通過せしめる。レリ−ズ釦の半押しに
よりオンするスイッチSW2をオンするとSEL端子が
ハイレベルに、撮影レンズ2を所望の記憶位置へ駆動す
る指令スイッチSW6がオンするとSEL端子がロ−レ
ベルになる。 【0013】デ−タセレクタ20で選択されたデ−タはレ
ンズ駆動制御回路10のI端子に入力される。制御回路10
は、S/S端子がハイレベルのときに撮影レンズ2の駆
動を許可し、ロ−レベルのときにそれを禁止する。 【0014】S/S端子がハイレベルになると、まずI
端子に入力されているモ−タの回転方向信号に応じたモ
−タ駆動信号をモ−タ駆動回路5に出力する。また同時
にモ−タの回転方向が撮影レンズ2を∞→至近方向へ駆
動させる時にはU/D端子からアップ信号を、至近→∞
方向へ駆動させる時には、ダウン信号を出力する。この
ようにしてモ−タ4が回転を始めると、その回転量は前
述のスリット円板6、フォトインタラプタ7から波形整
形器8を介してレンズ駆動制御回路10のFB端子にパル
ス信号として入力される。レンズ駆動制御回路10はI端
子に入力されているモ−タの所要回転パルス数と、FB
端子に入力されたパルス数を比較し、両者が一致した時
点でモ−タ駆動回路5にモ−タ停止信号を出力する。ま
たこの時モ−タの駆動完了を示すハイレベルのパルスが
E端子より出力される。 【0015】上述の半押しスイッチSW2をオンすると
フリップフロップ22のS端子がハイレベルとなりそのQ
I端子がロ−レベルとなる。従って、インバ−タ23を介
してレンズ駆動制御回路10のS/S端子がハイレベルと
なり撮影レンズ2の駆動が許可される。半押しスイッチ
SW2をオフするとS端子はロ−レベルとなるが、QI
端子は前の状態が保持されるので、レンズ駆動回路10の
S/S端子はハイレベルのままである。この状態で前述
のモ−タ駆動完了を示すハイレベルのパルスがレンズ駆
動制御回路10のE端子からフリップフロップ22のR端子
に入力されるとフリップフロップ22のQI端子がハイレ
ベルとなり、従って、S/S端子がロ−レベルとなり撮
影レンズ2の駆動が禁止される。 【0016】LED1は表示用発光ダイオ−ドであり、
スイッチングトランジスタQ1のオン、オフにより点
灯,消灯され、オアゲ−ト24を介してトランジスタQ1
のベ−スに記憶回路11のFLG端子が接続されているの
で、記憶回路11にある位置が記憶されているときにはF
LG端子がハイレベルとなるので点灯する。また、記憶
回路11に位置が記憶されていないときにはFLG端子が
ロ−レベルであり、発光ダイオ−ドLED1は消灯する
が、この時指令スイッチSW6と半押スイッチSW2が
共にオンすると、アンドゲ−ト25に入力されている発振
器26の発振周波数に応じて発光ダイオ−ドLED1が点
滅する。 【0017】図1の手段は次のように構成される。 駆動手段100 :レンズ駆動モータ4およびモー
タ駆動回路 記憶手段300 :記憶回路11、スイッチSW
3、フリップフロップ12、ワンショットマルチバイブ
レータ13,14、オアゲート15 駆動指令手段400:スイッチSW6 撮影終了指令手段:SW2 【0018】次に発明の実施の形態の動作について図2
のタイミングチャ−トを参照して説明する。 (I)自動合焦動作 不図示の主電源をオンし、レリ−ズ釦を半押しするとス
イッチSW2がオンし(図2a)、デ−タセレクタ20の
SEL端子がハイレベルとなり、A端子に入力されてい
るデ−タ、すなわち焦点検出用の演算回路19で演算され
たレンズ駆動デ−タがレンズ駆動制御回路10に出力され
る。また、フリップフロップ22のS端子がハイレベルと
なりそのQI端子はロ−レベルとなるから、レンズ駆動
制御回路10のS/S端子がハイレベルとなる。従って、
演算回路19からのレンズ駆動デ−タに基づく駆動信号が
モ−タ駆動回路5に供給され、これによりモ−タ4が回
転し撮影レンズ2が合焦位置に向けて駆動される。モ−
タ4の回転量に応じたパルスがフォトインタラプタ7お
よび波形整形器8を介してレンズ駆動制御回路10のFB
端子に入力される。レンズ駆動制御回路10はそのフィ−
ドバックパルスを計数し、I端子入力デ−タと比較して
合焦位置で撮影レンズ2を停止させる。レンズ駆動完了
によりE端子がハイレベルとなる(図2a′)。 【0019】以上のように撮影レンズ2が駆動される
際、アップダウンカウンタ9のU/D端子には駆動方向
に従ってアップ信号またはダウン信号が入力されるの
で、アップダウンカウンタ9は波形整形器8から供給さ
れるパルスによりアップカウントまたはダウンカウント
する。従って、アップダウンカウンタ9の計数値は、撮
影レンズ2の∞位置からの位置デ−タを表わすことにな
る。 【0020】(II)任意の撮影レンズ位置の設定 ここでその撮影レンズの位置を記憶するためスイッチS
W3をオンすると(図2b)、フリップフロップ12のQ
端子がハイレベルとなり、ワンショットマルチバイブレ
−タ13からワンショットパルスが記憶回路11のSET端
子に入力される。これによりその時点のアップダウンカ
ウンタ9の計数値、すなわち、撮影レンズ2の現在位置
が記憶回路11に記憶される。このとき、記憶回路11のF
LG端子がハイレベルとなりオアゲ−ト24を介してトラ
ンジスタQ1がオンするから、表示用発光ダイオ−ドL
ED1が点灯する。なお、以上のように記憶回路11の現
在位置が記憶されても、指令スイッチSW6をオンしな
ければデ−タセレクタ20のSEL端子はロ−レベルとな
らないから、デ−タセレクタ20がそのA端子入力デ−タ
を通過させ、以って、演算回路19からのレンズ駆動デ−
タにより撮影レンズ2は合焦位置に随時駆動される。 【0021】(III)記憶位置への駆動 今、撮影レンズ2が記憶回路11に記憶された位置とは異
なった位置にあるときに指令スイッチSW6をオンする
と(図2c)、デ−タセレクタ20のSEL端子がロ−レ
ベルとなり、B端子に入力されている減算回路21からの
デ−タが選択される。減算回路21はアップダウンカウン
タ9の計数値、すなわち撮影レンズ2の現在位置と記憶
回路11の記憶位置との差を示すパルス数と、その差の方
向とを示す信号を出力しているから、レンズ駆動制御回
路10は、それらのデ−タに従った駆動信号をモ−タ駆動
回路5へ出力し、これにより、撮影レンズ2が記憶回路
11に記憶されている位置に駆動される。指令スイッチS
W6をオフしないかぎり、撮影レンズ2の位置は被写体
までの距離に無関係に、すなわち演算回路19からの焦点
状態を示す信号に係わりなく記憶位置で固定される。指
令スイッチSW6をオフすると(図2d)、デ−タセレ
クタ20のSEL端子がハイレベルとなり通常の自動焦点
調整モ−ドとなる。 【0022】(IV)記憶位置の消去 スイッチSW3を再びオンすると(図2e)、フリップ
フロップ12のQI端子がハイレベルとなり、ワンショッ
トマルチバイブレ−タ14からワンショットパルスがオア
ゲ−ト15を介して記憶回路11のRESET端子に入力さ
れる。これにより、記憶回路11の記憶内容が0に消去さ
れ、FLG端子がロ−レベルとなり表示用発光ダイオ−
ドLED1が消灯する。 【0023】この状態で指令スイッチSW6がオンされ
ると(図2f)、アンドゲ−ト25を介して発振器26のパ
ルス信号がトランジスタQ1のベ−スに供給されるか
ら、発光ダイオ−ドLED1が点滅して記憶されていな
いことを警告する。なお、この場合、デ−タセレクタ20
はB端子入力デ−タを選択してレンズ駆動制御回路10に
供給するが、記憶回路11の内容は0にリセットされてい
るため減算回路21から出力されるデ−タは、撮影レンズ
2を∞から0パルスの位置、即ち∞位置まで駆動するデ
−タであるから、撮影レンズ2は∞位置まで駆動される
(図2f′)。また、指令スイッチSW6をオフすると
インバ−タ27を介してアンドゲ−ト25の1入力がロ−
レベルとなり表示用ダイオ−ドLED1が消灯する(図
2g)。 【0024】(V)撮影終了等 図2hに示すように再びスイッチSW3をオンして所定
の位置を記憶回路11に記憶した後に、図2iでレリ−ズ
釦を離して半押しスイッチSW2をオフすると、デ−タ
セレクタ20のSEL端子がロ−レベルとなり、B端子入
力、すなわち減算回路21からのデ−タがレンズ駆動制御
回路10に入力される。h→iの間に撮影レンズ2が駆動
していなければ減算回路21のデ−タは零であり撮影レン
ズ2は駆動されないが、撮影レンズ2の現在位置と記憶
位置との間に変化があれば、そのデ−タが減算回路21か
らB端子に入力されるため、撮影レンズ2は記憶位置ま
で駆動される。なお、スイッチSW2のオフに伴いフリ
ップフロップ22のS端子がロ−レベルとなるがそのQI
端子は前の状態に保持されるのでレンズ駆動制御回路10
のS/S端子はハイレベルを維持し、以って、上記の如
く撮影レンズ2の駆動が許容される。 【0025】以上のように撮影レンズ2が記憶位置まで
駆動されると、レンズ駆動完了信号がE端子から出力さ
れ(図2i′)、これがフリップフロップ22のR端子に
入力されるとQI端子は反転してハイレベルとなるか
ら、レンズ駆動制御回路10のS/S端子がロ−レベルと
なり、以後のレンズ駆動が禁止される。 【0026】半押しスイッチSW2のオフ時に記憶回路
11にデ−タが記憶されていない場合には、減算回路21の
出力が撮影レンズ2の現在位置から∞位置までのデ−タ
となり、半押しスイッチSW2のオフ時に撮影レンズ2
は∞位置まで駆動されて停止する。尚、スイッチSW2
はレリ−ズ釦とは別に設けた外部操作釦に連動させても
よい。 【0027】撮影レンズ2をカメラから取り外ずした場
合にはスイッチSW4がオンし、また手動合焦撮影時に
はスイッチSW5がオンされるので、記憶回路11のRE
SET端子にハイレベル信号が入力され記憶内容が消去
される。なお、主電源スイッチをオフしても、記憶回路
11、フリップフロップ12、オアゲ−ト15にはバックアッ
プ電源から給電されるため、記憶内容は保持される。ま
た、スイッチSW4,SW5もバックアップ電源と接続
されるから、主電源オフ時でもスイッチSW4,SW5
のオンにより記憶内容がリセットされる。 【0028】−変形例− 図3に示すように、アップダウンカウンタ9の出力デ−
タをデ−タセレクタ31を介して記憶回路11に入力し、外
部入力装置32から撮影レンズの位置情報をデ−タセレク
タ31に入力し、2つの入力デ−タを適宜切換えて出力す
るようにすれば、記憶したい位置の被写体へ撮影レンズ
をその都度合わせることなく、任意の位置を外部より簡
単に入力できる。 【0029】なお、フォトインタラプタ7とスリット円
板6とにより撮影レンズ2の∞位置からの移動量を検出
したが、撮影レンズ2を保持したヘリコイド1にデジタ
ルコ−ドをパタ−ンとして設けておき、撮影レンズ2の
移動量をデジタルコ−ドで出力するようにしてもよい。
また、記憶回路11を複数個設けて撮影レンズの複数の位
置を記憶してもよい。いずれの記憶位置を読み出すかに
ついては、そのための切換スイッチを設けたり、優先順
位の高いものから読み出すようにする必要がある。 【0030】 【発明の効果】本発明によれば、撮影レンズを構成する
光学系の任意の位置を記憶し、指令によりその位置へ即
座に光学系を駆動できるようにしたので、ある被写体へ
合焦させてその位置を記憶させておけば、別の被写体を
撮影した後に指令により元の被写体へ即座に合焦させる
ことができ、両被写体の距離が大きく離れている場合等
に合焦時間を短縮できるとともに使い勝手も向上する。
また、撮影終了指令手段により撮影動作の終了が指令さ
れると記憶した位置へ光学系を駆動するようにしたの
で、例えば撮影終了指令手段をレリーズスイッチとすれ
ば、レリーズ終了後に必ず記憶位置に戻るから、例えば
自動合焦調節を行うカメラに適用すると、被写体が特定
の距離を前後して動く場合に使い勝手が極めて良好とな
る。 【0031】また、発明の実施の形態のように、記憶位
置をリセットすることによりレリ−ズ終了後に撮影レン
ズが∞位置になるようにしておけば、撮影レンズの突出
長が短かくなり収納に便利である。更に、撮影レンズ交
換時に記憶内容をリセットするようにしたので、同じ撮
影距離における各レンズ間での∞位置からの位置が変動
した場合、その都度、記憶デ−タを再設定することによ
り撮影ミスが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一発明の実施の形態を示すブロ
ック図。 【図2】図2は各部信号のタイミングチャ−ト。 【図3】図3は変形例を示す要部ブロック図。 【符号の説明】 2 撮影レンズ 100 駆動手段 200 位置検出手段 300 記憶手段 400 指令手段 500 差演算手段 600 駆動制御手段
ック図。 【図2】図2は各部信号のタイミングチャ−ト。 【図3】図3は変形例を示す要部ブロック図。 【符号の説明】 2 撮影レンズ 100 駆動手段 200 位置検出手段 300 記憶手段 400 指令手段 500 差演算手段 600 駆動制御手段
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.光軸方向へ変位可能な光学系を有する撮影レンズ
と、 前記光学系の現在位置を記憶する記憶手段と、 撮影に際して前記記憶手段に記憶された位置に前記光学
系を駆動するための指令を行う駆動指令手段と、 撮影動作の終了を指令する撮影終了指令手段と、 前記駆動指令手段による指令があったとき、および前記
撮影終了指令手段による指令があったときに、前記光学
系を前記記憶手段に記憶された位置まで駆動する駆動手
段とを備えることを特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7205864A JP2838378B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7205864A JP2838378B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | カメラ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61166989A Division JPH0820582B2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0850231A JPH0850231A (ja) | 1996-02-20 |
JP2838378B2 true JP2838378B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=16513991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7205864A Expired - Lifetime JP2838378B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2838378B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6679656B2 (ja) | 2018-05-30 | 2020-04-15 | キヤノン株式会社 | 交換レンズ装置、その制御方法および撮像装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62232610A (ja) * | 1986-04-03 | 1987-10-13 | Canon Inc | 鏡筒駆動装置 |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP7205864A patent/JP2838378B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0850231A (ja) | 1996-02-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |