JP2837770B2 - 肌色補正回路 - Google Patents

肌色補正回路

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JP2837770B2 JP3308945A JP30894591A JP2837770B2 JP 2837770 B2 JP2837770 B2 JP 2837770B2 JP 3308945 A JP3308945 A JP 3308945A JP 30894591 A JP30894591 A JP 30894591A JP 2837770 B2 JP2837770 B2 JP 2837770B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/643Hue control means, e.g. flesh tone control

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、肌色補正回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機における色復調回路
は肌色補正回路を備える。これは、受信する放送局の差
異、同じ放送局でも番組の差異、受信放送とVTR再生
との差異、ケーブル等の伝送系の歪に起因する色相のず
れ調整を、肌色を基準として自動的に調整するものであ
る。
【0003】図10及び図11を用いて肌色補正につい
て説明する。図10は、クロマ信号と復調基準信号との
位相差と、復調される色の関係を示したものである。肌
色に対応する+I軸方向と同位相の復調基準信号に対し
て、クロマ信号が大きな位相差を有する場合には、この
位相差を小さくして、つまりクロマ信号を+I軸方向
へ、孤状の矢印で示した方向へ移相し、位相の補正をす
ることで肌色補正が可能となる。但し既に肌色に近い色
が復調される場合にはその補正の量は小さくてよい。
【0004】図11に、このクロマ信号と復調基準信号
との位相差を補正する方法を示す。+I軸方向と同位相
の復調基準信号としては、サブキャリア信号Sを予め移
相させたものを用いる。以下、特に断らない限り、両者
は区別しない。これをベクトルOAで、クロマ信号Cを
ベクトルABで示す。位相補正を行わない色復調では、
両信号S,Cの位相差は角度αで表される。
【0005】さて、この色復調に用いられる両信号S,
Cの位相差αの大きさに応じて新たに基準信号RSを発
生させ、これとクロマ信号との位相差βを位相差αより
も小さくする。そうすれば基準信号RSを用いてクロマ
信号Cを復調することにより、クロマ信号Cは見かけ上
+I軸方向へ補正されたことになる。つまりベクトルO
Bを基準信号RSとして選ぶことにより、これとクロマ
信号Cとの位相差βは、位相差αよりも小さくすること
ができる。
【0006】図9は、“A chrominance
demodulatorIC with dynami
c flesh correction (IEEE
Transaction on consumer e
lectronics,1976,pp111〜11
7)”において説明されている、肌色補正回路のブロッ
ク図である。端子1にはクロマ信号Cが入力され、クロ
マ増幅器5で増幅されて位相検波器10へ伝えられる。
端子2にはサブキャリア信号Sが入力され、色相調整回
路6を介して位相検波器10へ伝えられる。
【0007】一方、クロマ信号Cはリミッタアンプ11
を経由してサブキャリア移相器12に伝えられる。サブ
キャリア移相器12には位相検波器10の出力も与えら
れる。サブキャリア移相器12の出力は、加算器13に
てリミッタアンプ11を経たサブキャリア信号Sと加算
される。この結果得られた基準信号RSはそのままI軸
復調回路7へ、また90°移相器9を経てQ軸復調回路
8へと伝えられる。
【0008】I軸復調回路7及びQ軸復調回路8へはク
ロマ信号Cが入力され、それぞれの回路で復調されて端
子3,4にそれぞれI軸復調出力及びQ軸復調出力が与
えられる。
【0009】位相検波器10はサブキャリア信号Sとク
ロマ信号Cの乗算を行なう。図12(a)はサブキャリ
ア信号Sを、図12(b)はクロマ信号Cをそれぞれ示
している。ここではクロマ信号Cがサブキャリア信号S
よりも45°の遅相となっている場合を示す。
【0010】位相検波器10の出力は図12(c)に示
すようになり、サブキャリア移相器12において所定の
オフセットバイアス以下の信号はカットされる。更にこ
の信号は、サブキャリア移相器12に入力されたクロマ
信号Cに対してゲート信号の役割をする。つまりクロマ
信号Cを変調して図12(d)に示されるような信号を
加算器13へ与える。
【0011】加算器13ではこれとサブキャリア信号S
との加算を行ない、図11のベクトルOBに対応する基
準信号RSが得られる。この時、サブキャリア移相器1
2からの出力が大きい程、基準信号RSはサブキャリア
信号Sと異なる程度が大きい。即ちオフセットバイアス
量が小さい程、サブキャリア信号Sとクロマ信号Cとの
位相差が大きい場合にも肌色補正が行なわれることにな
る。但し、肌色補正はこの位相差がある程度小さい場合
にのみ行うべきであり、全色相に対して施すことは不自
然な色の復調をもたらすことになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の肌色補正回路は
以上の様に構成されているため、クロマ信号とサブキャ
リア信号との位相差を検出し、新たに基準信号を得るた
めのシテスムが複雑になり、回路規模が大きくなるとい
う問題点があった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、システムが簡単で、回路規模が
小さく、設定が容易な肌色補正回路及び肌色補正方法を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の肌色補正方法
は、サブキャリア信号から第1I軸基準信号及び第1Q
軸基準信号を得て、クロマ信号を第1I軸基準信号及び
第1Q軸基準信号を用いて復調し、それぞれ第1I軸復
調信号及び第1Q軸復調信号を得る。
【0015】そして第1I軸復調信号と第1Q軸復調信
号との乗算を行って原補正信号を得て、第1I軸復調信
号の所定期間において原補正信号を有効とすることによ
り、補正信号を得る。
【0016】第1I軸基準信号及び第1Q軸基準信号に
対し、補正信号によって制御された量の位相補正を行う
ことによりそれぞれ第2I軸基準信号及び第2Q軸基準
信号を得て、第2I軸基準信号及び第2Q軸基準信号を
用いてクロマ信号を復調し、それぞれ第2I軸復調信号
及び第2Q軸復調信号を得る。
【0017】また、この発明の肌色補正回路は、サブキ
ャリア信号を入力する第1端子と、クロマ信号を入力す
る第2端子と、サブキャリア信号から第1I軸基準信号
及び第1Q軸基準信号を得る固定移相器と、クロマ信号
を第1I軸基準信号を用いて復調して第1I軸復調信号
を得る第1I軸復調回路と、クロマ信号を第1Q軸基準
信号を用いて復調して第1Q軸復調信号を得る第1Q軸
復調回路と、第1I軸復調信号と第1Q軸復調信号の
を行って原補正信号を得る乗算回路と、第1I軸復調
信号の所定期間において原補正信号を有効とすることに
より、補正信号を得る信号発生回路と、第1I軸基準信
号及び第1Q軸基準信号に対し、補正信号によって制御
された量の位相補正を行うことによりそれぞれ第2I軸
基準信号及び第2Q軸基準信号を得る可変移相器と、第
2I軸基準信号を用いてクロマ信号を復調し、弟2I軸
復調信号を得る第2I軸復調回路と、第2Q軸基準信号
を用いてクロマ信号を復調し、第2Q軸復調信号を得る
第2Q軸復調回路と、を備える。
【0018】
【作用】この発明の補正信号は、第1I軸復調信号の所
定期間において第1I軸基準信号の位相を補正する。こ
れにより第2I軸基準信号が得られ、クロマ信号が復調
の基準となる信号と成す位相差は低減する。補正信号
は、第1I軸復調信号と第1Q軸復調信号との乗算によ
って求められる。
【0019】
【実施例】図1に、この発明の第1実施例のブロック図
を示す。クロマ増幅器5の入力端には、クロマ信号Cが
入力される端子1が接続され、クロマ増幅器5の出力端
には第1及び第2I軸復調回路11,7、第1及び第2
Q軸復調回路12,8のそれぞれの入力端が接続されて
いる。以下の説明では簡単のため、クロマ増幅器5にお
ける増幅の有無に拘らず、クロマ信号Cは区別せず扱
う。色相調整回路6の入力端には、サブキャリアSが入
力される端子2が接続される。サブキャリアSはここで
移相処理を受け、第1I軸基準信号I1が得られる。
【0020】色相調整回路6の出力端には可変位相器2
0及び第1I軸復調回路11が接続され、第1I軸基準
信号I1がこれらに与えられる。また、色相調整回路6
の出力端には90°移相器9も接続されている。第1I
軸基準信号I1はここで90°の位相シフトを受けて第
1Q軸基準信号Q1に変換された後、可変移相器20及
び第1Q軸復調回路12へ入力する。
【0021】第1I軸復調回路11及び第1Q軸復調回
路12はそれぞれクロマ信号Cを第1I軸基準信号I1
及び第1Q軸基準信号Q1を基準にして復調し、第1I
軸復調信号CI1及び第1Q軸復調信号CQ1を出力す
る。第1I軸復調信号CI1及び第1Q軸復調信号CQ
1はいずれも乗算器13に入力し、乗算処理を受けて原
補正信号RCへと変換される。切換スイッチ17の一端
は原補正信号RCを、他端は電源16によって与えられ
る固定電位E1を、それぞれ受けている。原補正信号R
Cと固定電位E1との切換処理により、切換スイッチ1
7の共通端には補正信号CSが生成される。この切換処
理は、第1I軸復調信号CI1と、電源15によって与
えられるバイアス電位Ebを受ける増幅器14の出力に
よって制御されるが、詳しくは後述する。
【0022】補正信号CSはローパスフィルタ18を経
由して可変移相器20に入力する。以下の説明では簡単
のため補正信号CSをローパスフィルタの前後を区別せ
ずに扱う。可変移相器20は第1I軸基準信号I1及び
第1Q軸基準信号Q1のそれぞれに対して、補正信号C
Sによって制御される位相シフトを行って,第2I軸基
準信号I2及び第2Q軸基準信号Q2を得る。
【0023】第2I軸基準信号I2及び第2Q軸基準信
号Q2はそれぞれ第2I軸復調回路7及び第2Q軸復調
回路8に入力し、クロマ信号Cを復調してそれぞれ第2
I軸復調信号CI2及び第2Q軸復調信号CQ2を端子
3,4に与える。
【0024】次に具体的な信号処理の様子を説明する。
図2に第1I軸復調信号CI1、第1Q軸復調信号CQ
1、原補正信号RS、補正信号CSの値をクロマ信号C
のI軸、Q軸に対する位相に対して示した。横軸に記し
た+I,−I,+Q,−Qは、それぞれ信号の位相が+
I軸,−I軸,+Q軸,−Q軸の方向と一致しているこ
とを示す。
【0025】更に、振幅を一定とした場合に第1I軸復
調信号CI1及び第1Q軸復調信号CQ1が成す動径を
も併記している。この動径には、第1I軸復調信号CI
1及び第1Q軸復調信号CQ1が肌色補正されるのに必
要な位相シフトの方向を弧状の矢印にて付けてある。実
際には復調時に基準となる第2I軸基準信号I2が第1
I軸基準信号I1から位相シフトをすることによって肌
色補正されるのだが、見かけ上第2I軸基準信号I2の
位相を第1I軸基準信号I1の位相と重ねて示してい
る。
【0026】第1I軸復調信号CI1は第1I軸基準信
号I1の位相が+Iの時に最大出力を、−Iの時に最小
出力をそれぞれ呈し、中心値がE0の正弦波である。一
方、第1Q軸復調信号CQ1は、第1I軸基準信号I1
の位相が+Qの時に最大出力に、−Qの時に最小出力に
なり、中心値がE0の正弦波を呈している。従って両者
の乗算結果である原補正信号RCも細線で示されるよう
な正弦波を呈する。
【0027】今、増幅器14(図1)に印加されるバイ
アス電位Ebを、第1I軸基準信号I1の正弦波の中心
値E0に等しいとする。図2では見易いようにするた
め、意図的にバイアス電位Ebを負側へずらせた破線で
示したが、実際にはバイアス電位Ebは第1I軸基準信
号I1の中心値E0以上の値とする。過剰な肌色補正は
却って色調を劣化させるからである。
【0028】第1I軸復調信号CI1がバイアス電位E
b以上の期間においては、切換スイッチ17は原補正信
号RCをそのまま補正信号CSとしてローパスフィルタ
ー18(図1)へ与える。図2において太線で示されて
いるのが補正信号CSであり、この期間においては細線
で示される原補正信号RCと一致している。
【0029】一方、第1I軸復調信号CI1がバイアス
電位Eb未満の期間においては、切換スイッチ17が切
換えられて、補正信号CSは電源16(図1)によって
固定電位E1の値をとる。ここで固定電位E1は、原補
正信号RCの中心値と等しく設定される。
【0030】従って補正信号CSは、肌色補正すべき期
間のみ第1I軸復調信号CI1と第1Q軸復調信号CQ
1の乗算結果を、それ以外の肌色補正すべきでない期間
においては固定電位E1の値を、それぞれ可変位相器2
0に与えることになる。このような信号処理はベースバ
ンドで行うことができる。
【0031】第1I軸復調信号CI1が中心値E0以上
にある全期間において、肌色補正を行う必要はない。図
3に、第1I軸復調信号CI1と第1Q軸復調信号CQ
1のなす動径がある程度+I軸に近い場合(ハッチング
領域に存在する場合)のみ肌色補正を行う、この発明の
第2実施例を示す。第1I軸復調信号CI1、第1Q軸
復調信号CQ1は第1実施例と同じ信号であるので、原
補正信号RCも第1実施例と同じ信号である。しかし、
バイアス電位Ebを中心値E0よりも大きくしたので、
補正信号CSは第1実施例と異なっている。即ち第1I
軸復調信号CI1が中心値E0以上であっても肌色補正
を行わない場合がある。
【0032】このように本発明ではバイアス電位Ebに
よって、自動肌色補正を行う範囲を制御することができ
なお、肌色補正は、人間の目で見て不自然な感じを
受けない様にする必要がある。従ってノイズなどを除去
して補正信号CSの波形をなまらせるために、ローパス
フィルター18を設けている。
【0033】次に補正信号CSによって第1I軸基準信
号I1の位相シフトを行い、クロマ信号Cとの位相差を
低減する処理について説明する。
【0034】図4は上記処理を実現する可変移相器20
の回路図の一部である。ここでは第1I軸基準信号に対
して処理する回路のみ示したが、第1Q軸基準信号に対
して処理する回路も同様の構成となっている。結局可変
移相器20は、図4に示した回路を一対備えていること
になる。
【0035】図4に示した回路は前段部である45°移
相器30と、後段部である合成回路31とに大別され
る。
【0036】45°移相器30は入力端21とキャパシ
タ24と抵抗25とを備える。入力端21に入力された
第1I軸基準信号I1はキャパシタ24と抵抗25によ
って一定量(45°)の移相シフトを受ける。この結
果、端子22,23には第1I軸基準信号I1よりも4
5°進んだ位相を有する進相波W1、及び45°遅れた
位相を有する遅相波W2がそれぞれ与えられる。両者W
1,W2の振幅は等しい。理解の容易のため、入力端2
1、端子22,23の傍に位相の関係を示したベクトル
図を併記した。
【0037】合成回路31は、進相波W1と遅相波W2
の合成により、第1I軸基準信号I1の位相を基準とし
て要求される位相量の位相シフトを生じた第2I軸基準
信号I2を第2I軸復調回路7へ出力する。この要求さ
れる位相量は、端子26,27間に印加される電位差に
よって制御される。端子27,26のそれぞれに対して
は、補正信号CS及び固定電位E1に関して補正信号C
Sに対称な信号が与えられる。
【0038】肌色補正を行わない状態では補正信号CS
の値が固定電位E1で一定なので、端子26,27の電
位は等しい。接続点28,29にはそれぞれ進相波W1
と遅相波W2に起因する電流が流れるが、この状態では
両電流は等しくなり、第2I軸復調回路7へ出力する第
2I軸基準信号I2は図5に示すように第1I軸基準信
号I1と同位相となる。
【0039】次に肌色補正が行われる状態では、補正信
号CSの値の固定電位E1に対する大小によって、第2
I軸基準信号I2の第1I軸基準信号I1に対する位相
の進み、遅れが決定される。まず第1Q軸復調信号CQ
1がその中心値よりも小さい場合には第2I軸基準信号
I2の位相を第1I軸基準信号I1の位相よりも進める
必要がある。この場合補正信号CSの値は固定電位E1
よりも小さいので、端子26の電位が端子27の電位よ
りも高くなる。
【0040】すると接続端28に流れる電流が接続端2
9に流れる電流よりも大きくなり、進相波W1に起因す
る出力成分は大きく、遅相波W2に起因する出力成分は
小さくなる。よって図6に示すように第2I軸基準信号
I2の位相は第1I軸基準信号I1の位相よりも進む。
逆に第1Q軸復調信号CQ1がその中心値よりも大きい
場合には第2I軸基準信号I2の位相を第1I軸基準信
号I1の位相よりも遅らせる必要がある。この場合には
進相波W1に起因する出力成分が小さく、遅相波W2に
起因する出力成分が大きくなるので、図7に示すように
第2I軸基準信号I2の位相は第1I軸基準信号I1の
位相よりも遅れる。
【0041】この位相補正量の絶対値は、補正信号CS
の固定電位E1を基準とした電位の絶対値の増加に対し
て単調増加となる。従って補正信号CSの波形が図2に
示すようであれば、位相補正量の絶対値は第1I軸復調
信号CI1と第1Q軸復調信号CQ1のなす動径が+I
軸,+Q軸,−Q軸と一致する場合において0であり、
+I軸に対して45°の位相ずれを生じている場合に最
大となる(図8)。
【0042】上記の説明は第2I軸基準信号I2を得る
位相シフトにのみついて行ったが、第2Q軸基準信号Q
2を得る場合にも同様にして位相シフトがなされ、両者
間の位相差は90°に保持される。
【0043】第2I軸復調回路7及び第2Q軸復調回路
8は、それぞれこのようにして得られた第2I軸基準信
号I2及び第2Q軸基準信号Q2を基準としてクロマ信
号Cを復調する。この結果、肌色補正がされた第2I軸
復調信号CI2及び第2Q軸復調信号CQ2がそれぞれ
端子3,4に与えられる。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ばI軸復調信号とQ軸復調信号の乗算出力によって基準
信号の位相をシフトさせて得られた新たな基準信号でク
ロマ信号Cを復調する。よってシステムが簡単で、回路
規模が小さく、かつ設計も容易な肌色補正回路を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】この発明の第1実施例を示すグラフである。
【図3】この発明の第2実施例を示すグラフである。
【図4】可変移相器の内部構造の一部を示す回路図であ
る。
【図5】第2I軸基準信号I2の合成を示すベクトル図
である。
【図6】第2I軸基準信号I2の合成を示すベクトル図
である。
【図7】第2I軸基準信号I2の合成を示すベクトル図
である。
【図8】本発明による肌色補正を示すベクトル図であ
る。
【図9】従来の技術を示すブロック図である。
【図10】肌色補正の原理を示すベクトル図である。
【図11】肌色補正の原理を示すベクトル図である。
【図12】従来の技術を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 端子 7 第2I軸復調回路 8 第2Q軸復調回路 10 可変移相器 11 第1I軸復調回路 12 第1Q軸復調回路 13 乗算器 14 増幅器 15,16 電源 17 切換スイッチ 18 ローパスフィルタ E0 中心値 E1 固定電位 Eb バイアス電位

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)サブキャリア信号から第1I軸基
    準信号及び第1Q軸基準信号を得る工程と、 (b)クロマ信号を前記第1I軸基準信号及び前記第1
    Q軸基準信号を用いて復調して、それぞれ第1I軸復調
    信号及び第1Q軸復調信号を得る工程と、 (c)前記第1I軸復調信号と前記第1Q軸復調信号と
    乗算を行って原補正信号を得る工程と、 (d)前記第1I軸復調信号の所定期間において前記原
    補正信号を有効とすることにより、補正信号を得る工程
    と、 (e)前記第1I軸基準信号及び前記第1Q軸基準信号
    に対し、前記補正信号によって制御された量の位相補正
    を行うことによりそれぞれ第2I軸基準信号及び第2Q
    軸基準信号を得る工程と、 (f)前記第2I軸基準信号及び前記第2Q軸基準信号
    を用いて前記クロマ信号を復調し、それぞれ第2I軸復
    調信号及び第2Q軸復調信号を得る工程と、 を備えた肌色補正方法。
  2. 【請求項2】 サブキャリア信号を入力する第1端子
    と、クロマ 信号を入力する第2端子と、 前記サブキャリア信号から第1I軸基準信号及び第1Q
    軸基準信号を得る固定移相器と、 前記クロマ信号を前記第1I軸基準信号を用いて復調し
    て第1I軸復調信号を得る第1I軸復調回路と、 前記クロマ信号を前記第1Q軸基準信号を用いて復調し
    て第1Q軸復調信号を得る第1Q軸復調回路と、 前記第1I軸復調信号と前記第1Q軸復調信号の乗算
    行って原補正信号を得る乗算回路と、 前記第1I軸復調信号の所定期間において前記原補正信
    号を有効とすることにより、補正信号を得る信号発生回
    路と、 前記第1I軸基準信号及び前記第1Q軸基準信号に対
    し、前記補正信号によって制御された量の位相補正を行
    うことによりそれぞれ第2I軸基準信号及び第2Q軸基
    準信号を得る可変移相器と、 前記第2I軸基準信号を用いて前記クロマ信号を復調
    し、弟2I軸復調信号を得る第2I軸復調回路と、 前記第2Q軸基準信号を用いて前記クロマ信号を復調
    し、第2Q軸復調信号を得る第2Q軸復調回路と、 を備えた肌色補正回路。
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