JP2836110B2 - 抵抗器のリード線溶接方法 - Google Patents

抵抗器のリード線溶接方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は抵抗体電極にリード線を溶接するためのリー
ド線溶接方法に関するものである。
従来の技術 従来、この種のリード線溶接方法は第3図に示すよう
な構成で、第6図a,第7図aの定電圧波形を第2図の抵
抗体保持電極10とリード保持電極9に一定時間通電して
溶接をする方法であった。なお、1はリード線、2は抵
抗体電極、3は抵抗体である。
第2図において、リード線先端部1aがV形状になって
いるが、これはリード線1の溶融温度が非常に高温で、
リード線保持電極9の先端部がその溶融温度によって第
5図のように電極摩耗部13が生じるために、リード線先
端部1aとリード線保持電極9の先端部の体積に差を設け
て、リード線先端部1aの体積抵抗を大きくして、V形状
の部分だけを溶融させ、第4図のような溶接構造を得る
目的でリード線先端部1aをV形状とし、リード線保持電
極9の先端部の摩耗を防止しようとしている。
しかし、リード線先端部1aをV形状に切断する刃物が
摩耗すると、第8図のようにリード線先端形状が変形
し、抵抗体電極2に接した時の接触抵抗が、第3図のリ
ード線先端部形状に比して接触面積が小さいために抵抗
値が大きくなり、ここに大電流を通電すると、第9図や
第6図bのようにスパーク現象の波形7がモニター観測
できる。また第7図aの波形では立ち上がりが、ゆるや
かなために途中で接触抵抗が高い部分だけが先に溶着を
完了してしまい、ピーク電流値に達してもリード線が溶
融進行しないで第7図bの8のように溶着不完全波形が
観測されることとなり、リード線先端部の管理が非常に
大切であり困難であった。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、リード線先端部をV形状
にして、リード線保持電極先端部の摩耗を防ぐために、
リード線を切断する刃物の交換を頻繁に行ない、波形の
モニターで不良を排出する方法しかなく、また低定電圧
方式のためリード線先端の接触抵抗を測定する事が出来
ないという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するもので、リー
ド線先端部形状に合った波形をあらかじめ設定された波
形より選択して、安定したリード線容接を行なうことを
目的としたものである。
課題を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、リード線が溶
けない程度の微電流を通電して接触抵抗の変化を電圧レ
ベルで検知して、溶接電流立ち上がりカーブに傾斜を与
えた溶接電流立ち上がりカーブの選択をしてリード線先
端部形状に合った溶接電流波形でリード線溶接をする構
成としたものである。
作用 この構成により、リード線先端部の溶融が電流波形で
先端部を整形することとなり、二次曲線が最も溶融に適
するのは、リード線体積抵抗が先端部より二次曲線的に
小さくなるため、体積抵抗に合った電流立ち上がりカー
ブが必要となり、電流波形の立ち上がりと溶融するまで
は、時間的に遅れを生じ、溶融過程でスパーク現象にな
る寸前で供給電流値に変化(傾斜)を設けることによっ
て溶融がそのまま進行し、スパーク現象を防ぎリード線
溶接をすることができることとなる。
実施例 第1図は本発明のリード線先端部の切断形状によって
溶接電流波形を選択した波形形状の一実施例で、第3図
においてリード線先端部1を抵抗体電極2に弱い圧力で
接触させ、第1図aの微電流4を通電した時、第8図の
リード線切断形状では、第3図に比して接触面積が小さ
いために、接触抵抗が高くなる。本発明では、その抵抗
値を測定して抵抗値範囲毎に数種の波形形状をあらかじ
め設定しておき、そのうちの一つの電流波形を選択す
る。
電流波形はリード線体積増加に応じて電流値を上昇す
る必要があり、先端がV形状になっているから第7図a
のようにゆっくり立ち上げると先端部が溶融温度に達し
た時にリード線が溶着完了し、その時抵抗が非常に一時
的に小さくなって、発熱しなくなり、不完全な溶接構造
になる。このために二次曲線で溶接電流を上昇する必要
がある。しかし第8図のようなリード線先端形状では、
溶融過程の時間と電流上昇時間が合致せず、電流波形の
立ち上がりが急なために、先端部がスパーク現象となり
溶接不完全となる。そこで第1図aのリード線溶融軟化
点5の電流値より電流波形に変化(傾斜)を設けると、
第8図のリード線先端部1aの接触抵抗が大きい部分だけ
が先に軟化整形され、そして体積に合った電流波形傾き
で電流を上昇すると、第4図のような安定した溶接構造
が得られることとなる。また、第3図のようにリード線
先端部1aが整形されたような切断形状のときは体積抵抗
に比例した電流波形で電流値を上昇した方が良いため、
第2図のような二次曲線に添ってピーク電流値まで短時
間で上昇させ、さらにピーク電流値を2〜3msec位の短
時間で止めれば、第4図のような溶接構造が得られる。
なお、この時、ピーク電流値を従来の5〜10msecと長く
すると、第4図の溶接部位11は同じ形状をしているが、
リード線保持電極9の先端までのリード線長さに対して
電流が流れるために、リード線を焼入れしたように折り
曲げ強度が非常に弱くなってしまうので、ピーク電流値
の通電時間は短時間で構成しなければならない。なお、
電源としては直流定電流電源を用いる必要がある。
発明の効果 以上のように本発明によれば、リード線切断形状によ
って電流波形が選択されるため、切断形状が悪い波形を
選択した回数をモニタリングすることによって切断刃物
の交換が電気的に指示されると共にリード線溶接構造が
安定し、またリード線保持電極摩耗がなく通電時間も短
かいために消エネルギー溶接電源として経済的に抵抗器
のリード線溶接を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a及び第2図は本発明の一実施例による溶接方法
に用いる電流波形図、第1図bは第1図aの波形の電流
を流し溶接した際の電流波形図、第3図はリード線溶接
方法を示す概略図、第4図,第5図は溶接後の状態を示
す概略図、第6図a,b及び第7図a,bは従来の方法におけ
る溶接電流を示す電流波形図、第8図はリード線の先端
形状の一例を示す概略図、第9図は第8図のリード線の
先端形状の場合の電流波形図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抵抗体電極にリード線を溶接する際に、微
    電流を通電して抵抗体電極とリード線の間の接触抵抗を
    測定し、あらかじめ設定されかつ溶接電流波形を溶融軟
    化電流値から溶接ピーク電流値まで立ち上がり曲線の途
    中から傾斜をもたせた複数の溶接電流波形から所定の波
    形を選択して溶接することを特徴とする抵抗器のリード
    線溶接方法。
  2. 【請求項2】電流波形の立ち上がりが二次曲線に添って
    溶接ピーク電流値まで立ち上がり、ピーク電流値が短時
    間で構成されている請求項1記載の抵抗器のリード線溶
    接方法。
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JP3132287B2 (ja) * 1994-04-27 2001-02-05 株式会社村田製作所 電子部品用端子連及びその製造装置
JP4626084B2 (ja) * 2001-04-23 2011-02-02 日本電気株式会社 電子部品リード切断装置および切断刃摩耗検出方法

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