JP2835678B2 - 熱応動式スチ―ムトラップ - Google Patents
熱応動式スチ―ムトラップInfo
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- JP2835678B2 JP2835678B2 JP11363493A JP11363493A JP2835678B2 JP 2835678 B2 JP2835678 B2 JP 2835678B2 JP 11363493 A JP11363493 A JP 11363493A JP 11363493 A JP11363493 A JP 11363493A JP 2835678 B2 JP2835678 B2 JP 2835678B2
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- diaphragm
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Description
気配管で発生する復水を自動的に排出するスチ―ムトラ
ップに関し、特に、蒸気と復水で加熱冷却されその温度
に応じて膨脹収縮する媒体を含む温度制御機素を用い
て、所望温度以下の復水を系外へ排出する熱応動式スチ
―ムトラップに関する。
は、例えば、特公昭60−46318号公報から公知で
ある。当該公報から理解されるように、上下二つの皿状
壁部材の間にダイヤフラムの外周縁を固着して上壁部材
とダイヤフラムとの間の内部空間に膨脹媒体を封入しダ
イヤフラムに弁部材を連結した温度制御機素を、入口の
連通する弁室内に配置し、膨脹媒体の膨脹収縮を利用し
て、ダイヤフラムを介して弁部材を駆動し、これによっ
て、弁室と出口とを連通する導出路を有する弁座部材
に、弁部材を離着座せしめるようにしたものである。
脹媒体が膨脹し、ダイヤフラムを閉弁方向に変位せしめ
て弁部材を弁座部材に着座せしめ、導出路を閉止する。
これによって、蒸気の排出を防止する。低温の復水が流
入してくると、膨脹媒体が収縮し、弁室内の流体圧力に
よってダイヤフラムが開弁方向に変位せしめられて弁部
材が弁座部材から離座し、導出路を開ける。これによっ
て、復水や空気を系外へ排出する。
うな様式の熱応動式スチ―ムトラップにあっては、始動
時に多量に溜っている低温復水の排出に時間が掛かる問
題がある。これは、始動時には膨脹媒体が収縮し、弁部
材が弁座部材から離座して導出路を開いているのである
が、弁部材と弁座部材との隙間が狭いために、多量の低
温復水を排出するためには時間が掛かるためである。
部材と弁座部材との隙間を大きくすることによって、多
量の低温復水を素早く排出できる熱応動式スチムトラッ
プを得ることである。
る為に講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シングで入
口と弁室と出口を形成し、導出路を有する弁座部材を弁
室と出口との間に配置し、上下二つの壁部材と、両壁部
材の間に外周縁を固着したダイヤフラムと、上壁部材と
ダイヤフラムとの間に封入した膨脹媒体と、ダイヤフラ
ムに連結した弁部材とから成る温度制御機素を弁室内に
配置し、膨脹媒体の膨脹収縮によるダイヤフラムの変位
によって弁部材を弁座部材に離着座せしめて導出路を開
閉する熱応動式スチ―ムトラップにおいて、温度制御機
素を弁室内の定位置に保持する弾性部材を設けると共
に、低温時に温度制御機素を弾性部材に抗して弁座部材
から離間せしめる温度応動部材を設けたことを特徴とす
るものである。
始動時、弁室内は低温であり、膨脹媒体は収縮し、弁部
材が弁座部材から離座して導出路を開けている。このと
き、温度応動部材は弾性部材の付勢力に抗して温度制御
機素を弁座部材から離間せしめている。これによって、
弁座部材と温度制御機素の弁部材との間に充分な排出流
路を確保でき、多量の低温復水が素早く排出することが
できる。低温復水の排出によって高温復水が流入してく
ると、弾性部材の付勢力によって温度制御機素が弁座部
材側に変位せしめられて定位置に保持され、弁部材と弁
座部材との隙間が通常の隙間にされる。以降は従来と同
様に、膨脹媒体の膨脹収縮によって、ダイヤフラムを介
して弁部材を弁座部材に離着座せしめ、導出路を開閉し
て蒸気は逃がさず復水を系外へ排出する。
明する(図1と図2参照)。図1において、上ケ―シン
グ1と下ケ―シング2とをねじ結合して、内部に弁室3
を有する弁ケ―シングが形成される。上ケ―シング1に
入口4が、下ケ―シング2に出口5が形成される。弁室
3と出口5との間の隔壁6に、弁座部材7がねじ結合さ
れている。弁座部材7の中央に、弁室3と出口5とを連
通する貫通導出路8が形成されている。
置する。温度制御機素9は、注入口10を有する上壁部
材11と、注入口10を密封する栓部材12と、上壁部
材11との間に収容室13を形成する第1ダイヤフラム
14と、収容室13に密封した膨脹媒体15と、弁座部
材7に離着座して導出路8を開閉する弁部材16と、弁
部材16を環状部材17と共に固着する第2ダイヤフラ
ム18と、第1及び第2ダイヤフラム14,18の外周
縁を上壁部材11との間に挟んで固着する下壁部材19
と、上壁部材11に固着したストッパ―20とから成
る。膨脹媒体15は、水、水より沸点の低い液体、或い
はそれらの混合物で形成される。
間に挟んで固定された有底円筒形状の取付部材21内に
収容され、スクリ―ン22と上壁部材11との間に配置
された弾性部材としての円錐状のコイルスプリング23
によって下方に付勢されている。温度制御機素9の下方
に円板状で中央に開口を有する温度応動素子としてのバ
イメタル24が配置されている。バイメタル24は低温
時に図1に示すように上に凸状に変形し、高温時に図2
に示すように下に凸状に変形する。取付部材21の内面
は下方に向かって順次直径が小さくなる三段の円当面に
形成されている。上部円筒面25は温度制御機素9の案
内面を成す。上部円筒面25と中部円筒面26との間の
段部27は下壁部材19が当たって温度制御機素9を所
定の位置で保持する作用を成す。中部円筒面26と下部
円筒面28との間の段部29は上に凸状に変形したバイ
メタル24の外周下面が当接する作用を成し、これによ
ってバイメタル24がコイルスプリング23に抗して温
度制御機素9を持上げる。取付部材21の周囲壁には両
側に二つの復水通過窓30が開けられている。
15は収縮し、第2ダイヤフラム18が弁室3内の流体
圧力によって持上げられ、弁部材16が弁座部材7から
離座して導出路8を開けている。またバイメタル24は
図1に示すように上に凸状に変形し、外周下面が段部2
9に当接すると共にコイルスプリング23の付勢力に抗
して内周上面で下壁部材19を持上げることによって、
温度制御機素9を弁座部材7から離間せしめている。こ
れによって、弁座部材7と温度制御機素9の弁部材16
との間には充分な排出流路が確保され、多量の低温復水
を素早く排出する。
水が流入してくると、バイメタル24は図2に示すよう
に下に凸状に変形し、温度制御機素9がコイルスプリン
グ23の付勢力によって下方に変位せしめられ、段部2
7に当接した位置で保持される。これによって弁部材1
6と弁座部材7との隙間が通常の隙間にされる。そして
以降は、膨脹媒体15の膨脹収縮によって、弁部材16
を弁座部材7に離着座せしめ、導出路8を開閉して蒸気
は逃がさず復水を出口5から排出する。
記のように本発明による熱応動式スチ―ムトラップは、
始動時の多量の低温復水を素早く排出できるので、上記
使用機器の立ち上げ時間を短縮でき、稼動率を上げるこ
とができる。
低温時の作動状態を示す断面図である。
す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 弁ケ―シングで入口と弁室と出口を形成
し、導出路を有する弁座部材を弁室と出口との間に配置
し、上下二つの壁部材と、両壁部材の間に外周縁を固着
したダイヤフラムと、上壁部材とダイヤフラムとの間に
封入した膨脹媒体と、ダイヤフラムに連結した弁部材と
から成る温度制御機素を弁室内に配置し、膨脹媒体の膨
脹収縮によるダイヤフラムの変位によって弁部材を弁座
部材に離着座せしめて導出路を開閉するものにおいて、
温度制御機素を弁室内の定位置に保持する弾性部材を設
けると共に、低温時に温度制御機素を弾性部材に抗して
弁座部材から離間せしめる温度応動部材を設けたことを
特徴とする熱応動式スチ―ムトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11363493A JP2835678B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 熱応動式スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11363493A JP2835678B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 熱応動式スチ―ムトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06300188A JPH06300188A (ja) | 1994-10-28 |
JP2835678B2 true JP2835678B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=14617212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11363493A Expired - Lifetime JP2835678B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 熱応動式スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2835678B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP11363493A patent/JP2835678B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06300188A (ja) | 1994-10-28 |
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