JP2835008B2 - ブレーキオイル交換装置 - Google Patents

ブレーキオイル交換装置

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JP2835008B2
JP2835008B2 JP6308826A JP30882694A JP2835008B2 JP 2835008 B2 JP2835008 B2 JP 2835008B2 JP 6308826 A JP6308826 A JP 6308826A JP 30882694 A JP30882694 A JP 30882694A JP 2835008 B2 JP2835008 B2 JP 2835008B2
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brake oil
oil
brake
tank
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春男 宮田
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MYATA JIDOKI HANBAI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のブレーキオイ
ルを一人で能率よく交換することができるブレーキオイ
ル交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のブレーキオイルの交換を
行う場合、リザーブタンクに新しいブレーキオイルの入
ったオイルタンクを取り付け、一人の作業員がブレーキ
ペダルを繰り返し踏み込んで新しいブレーキオイルをブ
レーキパイプ中に送り込むとともに、もう一人の作業員
が順次各ホィールシリンダのブリーダ弁から古いブレー
キオイルを抜き取る方法が行われていた。ところが、こ
のような作業では二人の作業員が必要となるうえ、一個
ずつホィールシリンダから古いブレーキオイルを抜き取
らねばならず多くの時間がかかる問題があった。そこ
で、本出願人は先にブレーキオイルを一人で交換するこ
とができる装置を開発し、特開昭63−176766号
公報により公開した。しかし、この装置では吸引ポンプ
をオンオフさせてリザーブタンク内に供給されるブレー
キオイル量を調整しているため、吸引ポンプが空気を吸
い込むと空転してブレーキオイルを吸引しなくなり、リ
ザーブタンクからブレーキオイルがオーバーフローした
り、ブレーキオイルの供給不良によりリザーブタンク内
が空になり、ブレーキパイプに空気が混入されるという
問題が発生した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解決し、ブレーキオイルがリザーブタンクから
オーバーフローしたリ、リザーブタンク内のブレーキオ
イルが空になることがなくて安全であり、しかも、自動
車のブレーキオイルを一人で能率よく交換することがで
きるブレーキオイル交換装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本発明のブレーキオイル交換装置は、ブレーキオイ
ル供給装置の供給ノズルとこの供給ノズルを囲む外筒と
をいずれも導電材よりなるものとし、これらをリザーブ
タンク内の所定液位面にクリップを介して設置される一
対の電極としてこの一対の電極間に生じる静電容量変化
に基づいてブレーキオイルの交換にともなうリザーブタ
ンク内のブレーキオイル液面の増減を検出するようにし
レベル検出装置と、該レベル検出装置の検出信号によ
りオイルタンクから吸引されるブレーキオイルのリザー
ブタンク内への供給量が制御されるブレーキオイル供給
装置と、一端をホィールシリンダのブリーダ弁に接続す
るとともに他端を廃油タンクに連通させた排油配管とよ
りなることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明のブレーキオイル交換装置は、作業員が
ブレーキペダルを繰り返し踏み込むことにより、リザー
ブタンクからブレーキオイルはブレーキパイプに送り込
まれ、ブレーキパイプの古いブレーキオイルは押し出さ
れてホィールシリンダのブリーダ弁より排油配管を通じ
て廃油タンクに排出されてゆくこととなるが、ブレーキ
オイル供給装置により、オイルタンクから新しいブレー
キオイルが供給されるリザーブタンクの所定液位面に設
置された供給ノズルとそれを囲む外筒よりなる一対の電
極がブレーキオイルの増減にともなってブレーキオイル
に接触したり非接触となると、それに応じて電極間の静
電容量は変化し、該静電容量の変化に基づいて液面レベ
ルの増減がレベル検出装置により検出されると、前記ブ
レーキオイル供給装置はその検出信号に基づいてオイル
タンクの新しいブレーキオイルの供給量を制御する。レ
ベル検出装置によりリザーブタンク内のブレーキオイル
は略一定の液位面を維持した状態でブレーキオイルの交
換は確実に行われるものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明を図1の実施例に基づいて詳細
に説明する。1は新しいブレーキオイルを入れたオイル
タンク2と古いブレーキオイルを回収するための廃油タ
ンク3とよりなるタンク、4はブレーキオイル供給装置
であり、該ブレーキオイル供給装置4はリザーブタンク
30に新しいブレーキオイルを供給する供給ノズル5
と、オイルタンク2より新しいブレーキオイルを吸引管
6を通じて吸引するポンプ7と、該ポンプ7を駆動する
モータ8とよりなる。
【0007】9はリザーブタンク30のブレーキオイル
液位面を検出するレベル検出装置であり、該レベル検出
装置9はリザーブタンク30の所定液位面に一定間隔下
に設置される一対の電極10と、該電極10間の静電容
量を蓄える検出コンデンサとインピーダンス素子との直
列回路に印加される交流電圧により、検出コンデンサと
インピーダンス素子の接続点に現れる分圧を検出する検
出回路11とよりなり、電極10の静電容量に基づいて
変化する分圧により液位面の増減は検出されるものであ
る。
【0008】12は各ブリーダ弁31に接続されて古い
ブレーキオイルを廃油タンク3に排出するための透明な
排油配管であり、該排油配管12は四本設けられて四つ
のホィールシリンダ32から同時にブレーキオイルの排
出が行えるようになっている。また各排油配管12には
逆流防止用のチェックバルブ13が設けられており、一
定の方向にのみブレーキオイルが流れるようになってい
る。33はマスターシリンダ、34はブレーキペダル、
35はマスターシリンダ33とホィールシリンダ32に
配管されるブレーキパイプである。また図2は供給ノズ
ル5と電極10の具体的構造を示すもので、一方の電極
10はブレーキオイルを供給する供給ノズル5の材質を
導電材として供給ノズル5と兼用し、他方の電極10は
供給ノズル5を囲む導電材よりなる外筒15としてい
る。17は外筒15と接離する枢動自在な板材16とよ
りなるクリップで、該クリップ17により電極10と供
給ノズル5はリザーブタンク30の側壁に挟持され、電
極10としての供給ノズル5と外筒15を所定液位面に
設置している。18は装置を停止させる電源スイッチ
で、該電源スイッチ18は作業員が手元で操作できる位
置に配置されている。19はクリップ17のばねであ
る。
【0009】このように構成されたものは、リザーブタ
ンク30のキャップを外してブレーキオイル供給装置4
一方の電極10となる導電材よりなる供給ノズル5
他方の電極10となる導電材よりなる外筒15とから構
成されるレベル検出装置9の一対の電極10をクリップ
17を介してリザーブタンク30に装着し、前記一対の
電極10をリザーブタンク30の所定の液位面に設置す
る。また一端が廃油タンク3に連通される排油配管12
の他端を四つの車輪の各ホィールシリンダ32のブリー
ダ弁31に接続する。このとき透明な排油配管12を運
転席の作業員が目視できる位置に配置する。この状態で
電源をオンとしてブレーキオイル供給装置4のモータ8
を作動してポンプ7を駆動させれば、オイルタンク2か
らブレーキオイルはリザーブタンク30内に供給される
と同時に作業員はブレーキペダル34を繰り返し踏み込
めば、新しいブレーキオイルが次第にブレーキパイプ3
5を通って各ホィールシリンダ32に入り、これととも
に各ホィールシリンダ32内の古いブレーキオイルはブ
リーダ弁31を介して流出して排油配管12を通り廃油
タンク3に排出される。
【0010】このときリザーブタンク30内に供給され
たブレーキオイルがレベル検出装置9の導電材よりなる
供給ノズル5と外筒15とからなる一対の電極10に接
触あるいは非接触となると、検出コンデンサとしての電
極10の静電容量は変化し、交流電圧が印加される検出
コンデンサとインピーダンス素子の接続点に分圧が生
じ、液面レベルの変化が検出され、このときの分圧レベ
ルよりリザーブタンク30内の液位面が上昇したか、下
降したかが検出される。そして、このレベル検出装置9
の検出信号が液位面の上昇に基づくものならば、ブレー
キオイル供給装置4のモータ8は停止し、ポンプ7の駆
動は停止されてブレーキオイルの供給が停止される。
【0011】ブレーキオイルの供給停止によりリザーブ
タンク30内のブレーキオイルが減少すると、電極10
はブレーキオイルと非接触の状態となり、非接触による
静電容量の変化に基づいてリザーブタンク30内の液位
面が下がったことがレベル検出装置9により検出される
と、この検出信号に基づいてブレーキオイル供給装置4
のモータ8は作動し、ポンプ7を駆動して再びブレーキ
オイルを供給することとなる。このような作動を繰り返
して四つのホィールシリンダ32のブレーキオイルは交
換されてゆくこととなる。ブレーキオイル交換の完了は
透明な排油配管12を流出するブレーキオイルの汚れ具
合を運転席の作業員が目視して確認する。
【0012】なお、実施例ではモータ8を検出信号に基
づいてオンオフさせているが、モータ8とポンプ7間に
クラッチを介在させて、検出信号によりクラッチをオン
オフさせ、モータ8を駆動させたままポンプ7のみをオ
ンオフさせるようにしても良いことは勿論である。ま
た、実施例では排油配管12を透明としてブレーキオイ
ルの汚れ具合からブレーキオイル交換の完了やブレーキ
パイプ中への空気の混入を目視確認し、新しいブレーキ
オイルが無駄に消費されることを防止しているが、廃油
タンク3内に排出されるブレーキオイルの流れを目視し
て汚れや空気の混入確認してもよいことは勿論である。
【0013】
【0014】
【発明の効果】本発明の前記説明から明らかなように、
ブレーキオイルの交換にともなうリザーブタンク内のブ
レーキオイル液面の増減を、リザーブタンク内の所定液
位面にクリップを介して設置されたいずれも導電材より
なる供給ノズルとそれを囲む外筒とからなる一対の電極
間に生じる静電容量変化に基づいて検出するレベル検出
装置と、該レベル検出装置の検出信号によりオイルタン
クから吸引されるブレーキオイルのリザーブタンク内へ
の供給量が制御されるブレーキオイル供給装置と、一端
をホィールシリンダのブリーダ弁に接続するとともに他
端を廃油タンクに連通させた排油配管とよりなるものと
したもので、電極間の静電容量を検出するレベル検出装
置によりリザーブタンク内のブレーキオイルがオーバー
フローしたり、空になったりすることを的確に防止でき
るので、確実に自動車のブレーキオイルの交換を一人で
確実に行うことができ、しかも、電極に生じる静電容量
に基づいてブレーキオイルの液位面の増減を検出するた
め、引火性の強いガソリン等を利用する整備工場でも安
全に利用できるものである。従って、本発明は従来の問
題点を解決したブレーキオイル交換装置として業界の発
展に寄与するところ極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図2】本発明の供給ノズルと電極の具体例を示す一部
切欠斜視図である。
【符号の説明】
2 オイルタンク 3 廃油タンク 4 ブレーキオイル供給装置5 供給ノズル 9 レベル検出装置 10 電極 12 排油配管15 外筒 17 クリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60T 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキオイル供給装置(4) の供給ノズ
    ル(5) とこの供給ノズル(5) を囲む外筒(15)とをいずれ
    も導電材よりなるものとし、これらをリザーブタンク内
    の所定液位面にクリップ(17)を介して設置される一対の
    電極(10)としてこの一対の電極(10)間に生じる静電容量
    変化に基づいてブレーキオイルの交換にともなうリザー
    ブタンク内のブレーキオイル液面の増減を検出するよう
    にしたレベル検出装置(9) と、該レベル検出装置(9) の
    検出信号によりオイルタンク(2) から吸引されるブレー
    キオイルのリザーブタンク内への供給量が制御されるブ
    レーキオイル供給装置(4) と、一端をホィールシリンダ
    のブリーダ弁に接続するとともに他端を廃油タンク(3)
    に連通させた排油配管(12)とよりなることを特徴とする
    ブレーキオイル交換装置。
JP6308826A 1994-12-13 1994-12-13 ブレーキオイル交換装置 Expired - Lifetime JP2835008B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60111767U (ja) * 1983-12-29 1985-07-29 トヨタ自動車株式会社 全自動ブレ−キエア抜き装置
JPH0777866B2 (ja) * 1987-01-19 1995-08-23 宮田自動機販売株式会社 ブレーキオイルの交換装置

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