JP2833394B2 - 高耐圧半導体装置 - Google Patents

高耐圧半導体装置

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JP2833394B2
JP2833394B2 JP34641492A JP34641492A JP2833394B2 JP 2833394 B2 JP2833394 B2 JP 2833394B2 JP 34641492 A JP34641492 A JP 34641492A JP 34641492 A JP34641492 A JP 34641492A JP 2833394 B2 JP2833394 B2 JP 2833394B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも側面を誘電
体分離される高耐圧半導体装置に関する。本発明の半導
体装置は、例えばバイポーラトランジスタ(BPT)、
接合型SIT、縦型MOSトランジスタなどに適用され
る。
【0002】
【従来の技術】高ノイズ環境下で使用される車両エンジ
ン制御用のマイコンなどの車載半導体装置では多少の集
積度の低下及び製造工程増加のデメリットを甘受しても
耐圧向上が重要であり、側面誘電体分離構造や全面(側
面及び底面)誘電体分離構造(特開昭48−10008
1号公報)のトランジスタ集積回路が好適である。
【0003】図20に全面誘電体分離構造の高耐圧NP
Nバイポーラトランジスタの一例を示す。100は底面
分離用の埋め込み酸化膜、3は高濃度の埋め込みコレク
タ領域、101は低濃度のコレクタ耐圧領域、102は
高濃度のベース領域、103はエミッタ領域、104は
側面分離酸化膜である。ベース領域102と埋め込みコ
レクタ領域との間には高電圧が印加されるため、ベー
ス/コレクタ接合Jは大きく逆バイアスされ、その空乏
層DL(図示せず)はベ−ス領域102を包んで大きく
コレクタ耐圧領域101に張り出す。
【0004】なお、例えば特開昭61−107738号
公報に開示されるようにベ−ス領域102が側面分離酸
化膜104に接すると、集積度は向上するものの、側面
分離酸化膜104に接するベース/コレクタ接合Jの部
位においてのリークが問題となるため、ベ−ス領域10
2は側面分離酸化膜104から離して形成するのが通例
である。
【0005】更にベース/コレクタ接合Jの空乏層DL
も側面分離酸化膜104及び埋め込みコレクタ領域
接しないように設計される。ベース/コレクタ接合Jの
空乏層DLが埋め込みコレクタ領域に接しないよう設
計する理由の一つは、ベース/コレクタ接合J(パワー
MOSではチャネルウエル/ドレイン接合)の空乏層D
Lが埋め込みコレクタ領域(埋め込みドレイン領域)に
接すると、トランジスタオン時のコレクタ電圧の変化が
コレクタ電流に影響を与えたりするからである。また、
空乏層DLが埋め込みコレクタ領域に到達後、更にベー
ス/コレクタ間の逆バイアス電圧を増大すると、空乏層
DLがベース側に伸び、ベース抵抗の増大(電気特性の
変化を招く)、ついにはエミッタ/コレクタ間パンチス
ルーといった問題を生じるのを防止するためである。
【0006】一方、ベース/コレクタ接合Jの空乏層D
Lが側面分離酸化膜104に接しないように設計する一
つの理由は、接する場合、空乏層DLに側面分離酸化膜
104を介して接する他の半導体領域(図示せず)に同
様なトランジスタが形成される場合、その領域の電位が
空乏層DLの形状に影響を与えてトランジスタ特性を変
化させるのを防止するためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の高耐圧トランジスタにおいて、更なる高耐圧が求
められている。もちろんコレクタ耐圧領域の不純物濃度
を低下すれば、空乏層DLの幅が広がり、空乏層電界強
度が低下し、耐圧は向上するけれども、空乏層DLの拡
大に伴って空乏層DLが側面分離酸化膜及び埋め込みコ
レクタ領域に達するのを防止するために、コレクタ耐圧
領域の横幅及び深さを拡大する必要が生じる。この結
果、トランジスタの集積率の低下が生じてしまう。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、耐圧向上と集積度向上の両立が可能な高耐圧半導
体装置を提供することを、その目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の高耐圧半導体装
置は、基板上に形成された第1導電型で高不純物濃度の
埋め込み半導体領域と、前記埋め込み半導体領域の上部
に形成された第1導電型で低不純物濃度の半導体耐圧領
域と、 前記半導体耐圧領域の表面からその内部に形成さ
、前記半導体耐圧領域との間でPN接合を形成する第
2導電型の表面半導体領域と、前記表面半導体領域から
離れて形成されるとともに前記半導体耐圧領域の表面
ら前記表面半導体領域の深さよりも深く形成され、該
半導体領域の形成された素子領域を他の半導体領域か
ら分離する側面分離絶縁物領域と、該側面分離絶縁物
域を介して前記半導体耐圧領域に隣接する隣接半導体領
域とを有する高耐圧半導体装置において、前記素子領域
内の前記半導体耐圧領域と前記表面半導体領域との間の
前記PN接合を逆バイアスするとともに、該PN接合の
空乏層前記側面分離絶縁物領域に到達させる電圧が
前記素子領域内の前記半導体耐圧領域と前記表面半導体
領域との間に印加され、前記隣接半導体領域は前記埋め
込み半導体領域よりも前記表面半導体領域に近い電位を
し、 前記半導体耐圧領域における前記表面半導体領域
から前記側面分離絶縁物領域までの横方向距離は、前記
表面半導体領域から前記埋め込み半導体領域までの縦方
向距離より小さくされていることを特徴としている。
【0010】
【0011】
【0012】
【作用及び発明の効果】上記構成により本発明では、素
子領域内の半導体耐圧領域表面半導体領域とのPN接
合は逆バイアスされ、その空乏層は側面分離絶縁物領域
に達する。ここで、側面分離絶縁物領域を挟んで半導体
耐圧領域に隣接する隣接半導体領域は素子領域内の埋め
込み半導体領域より表面半導体領域に近い電位を持つ。
【0013】その結果、隣接半導体領域の電位は側面
離絶縁物領域を通じてそれに接する空乏層に静電的な影
響を与え、表面半導体領域と側面分離絶縁物領域との間
の空乏層を変形する。この場合には、隣接半導体領域の
電位が素子領域内の埋め込み半導体領域より表面半導体
領域の電位に近く設定されているため、前記空乏層は、
表面半導体領域と隣接半導体領域の両側から電位の影響
を受け、これにより表面半導体領域の側面と底面との間
のコーナー(角)部近傍における電界集中が緩和され、
この部分でのアバランシェ降伏が抑止される。
【0014】この半導体装置の耐圧は表面半導体領域の
角部の上記降伏に依存するので、この降伏の抑止により
耐圧が向上し、また、上記空乏層が側面分離絶縁物領域
に接して使用できるので、半導体耐圧領域の横幅を縮小
することができて集積度も向上するという優れた効果を
奏することができる。
【0015】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の半導体装置の一
実施例として全面誘電体分離構造の高耐圧NPNバイポ
ーラトランジスタを示す。1はN- シリコン基板(半導
体基板)、2は底部絶縁用のシリコン酸化膜、3はN+
埋め込みコレクタ領域(埋め込み半導体領域)、4はN
- コレクタ耐圧領域(半導体耐圧領域)、5はP+ ベー
ス領域(表面半導体領域)、6はN+ エミッタ領域、7
はN+ 表面コレクタ領域(表面コンタクト領域)、8は
トレンチ充填用のポリシリコン領域(隣接半導体領
域)、9はトレンチ側面のシリコン酸化膜(側面分離絶
縁物領域)である。
【0016】このトランジスタの製造工程を以下に説明
する。まず図3に示すように、N+ 拡散層3を形成した
比抵抗3〜5Ω・cmのN-型(100)単結晶シリコ
ン基板40を用意する。またN- 基板1の表面に熱酸化
シリコン酸化膜2を1.0μmの厚さに形成した。これ
らシリコン基板1及びシリコン基板40をH2 2
2 SO4 混合液中で加熱し、親水性処理を行い、室温で
これら基板40、1を合わせ、摂氏1100度で2時間
2 雰囲気で熱処理し、接合させた。
【0017】つづいて図4に示すように、所定の厚さに
基板40を鏡面研磨してSOI基板を作製し、このSO
I基板の表面にトレンチエッチング用のマスク酸化膜
(図示せず)を形成した。次に、通常のホトリソ工程に
より所定の酸化膜マスクパタンを形成し、ドライエッチ
ングによりシリコン酸化膜2に達するトレンチ領域Tを
形成した。このトレンチにより互いに空間分離された単
結晶の島状半導体領域A、Bが形成される。
【0018】つづいて図5に示すように、熱酸化により
シリコン酸化膜(図示せず)を0.5〜1μm形成し、
各島状半導体領域A、Bの上面及び側面を絶縁保護す
る。つづいて、ポリシリコンのデポジションを実施し、
トレンチ領域Tを埋設する。次に、島状半導体領域A、
B表面のシリコン酸化膜が剥き出しになるまで研磨して
表面を平滑にし、島状半導体領域を分離する側面分離絶
縁物領域9と、絶縁分離領域9の間のトレンチTを充填
するポリシリコン領域(隣接半導体領域)8を形成し
た。ポリシリコン領域8はデポジション時又はその後の
リンドープにより低抵抗領域(例えば1020原子/cm
3 以上)となっている。
【0019】次に図6に示すN+ コレクタコンタクト領
域7をイオン注入、ドライブインにより形成し、その
後、図6〜図7に示すLOCOS工程に入り、まず、パ
ッド用シリコン酸化膜26を形成し、その上にSi3
4 膜27を形成し、LOCOS酸化を1050℃、ウエ
ットHCl雰囲気で約5時間実施して厚さ約1μmのフ
ィールド絶縁膜を形成する(図7参照)。その後、Si
3 4 膜27及びパッド用シリコン酸化膜26を除
し、新たに薄いシリコン酸化膜(430オングストロー
ム)28を形成する。
【0020】次に、ボロンを2.1×1014dose/
cm2 、80keVでイオン注入し、レジスト31を除
去した後、ドライブインを1170℃で約1時間実施
し、更にリンを7.0×1015dose/cm2 、13
0keVでイオン注入し、ドライブインを1050℃で
約4時間実施し、P+ ベース領域5、N+ エミッタ領域
6を形成する。以後の工程は従来と同じであるので、説
明を省略する。
【0021】次に、この実施例の要部を更に詳細に説明
する。まず各部のパラメータを記載する。N- コレクタ
耐圧領域4の不純物濃度は1×1015原子/cm3 、P
+ ベース領域の表面における不純物濃度は3×1018
子/cm3 、N+ エミッタ領域6の表面における不純物
濃度は1×1020原子/cm3 、コレクタ耐圧領域4の
表面におけるベ−ス領域5と側面分離絶縁物領域9との
間の距離は2.5μm、ベ−ス領域5と埋め込みコレク
タ領域3との間のコレクタ耐圧領域4の厚さは4μmと
した。
【0022】次に印加電圧について説明する。この実施
例では、ポリシリコン領域8及びエミッタ領域6に0
V、コレクタコンタクト領域7(即ち埋め込みコレクタ
領域3)に最大コレクタ電圧(電源電圧、例えば50
V)を印加する。このようにすると、ベ−ス領域5の電
位が0Vである時にベース/コレクタ接合の空乏層は、
埋め込みコレクタ領域3には到達しないが、側面分離絶
縁物領域9には到達する。
【0023】言い換えれば、ポリシリコン領域8が低電
位であるために、ポリシリコン領域8の低電位は側面分
離絶縁物領域9を介してベ−ス領域5の側面近傍のコレ
クタ耐圧領域4に静電的な影響を与え(静電的に低電位
とし)、ベ−ス領域5の側面近傍のコレクタ耐圧領域4
の空乏層電界を緩和する。これにより、電界集中が最も
激しく、最初にアバランシェ崩壊が生じるベ−ス領域5
の角部近傍の空乏層電界を緩和して、耐圧向上が実現す
る。
【0024】ベース/コレクタ間電圧を50Vとした場
合における上記空乏層形状のシミュレーション結果を図
9〜図11に示す。図9はベ−ス領域5と側面分離絶縁
物領域9との間の距離が15μmの場合、図10は10
μmの場合、図11は5μmとし、その他は上記と同じ
条件とした場合である。図9〜図11から、空乏層が側
面分離絶縁物領域9に達するとポリシリコン領域8の低
電位の影響により埋め込みコレクタ領域3の高電位の影
響がベ−ス領域5の角部に影響しにくくなることが理解
される。
【0025】図12に、ベ−ス領域5と側面分離絶縁物
領域9との間の距離Wを変え、その他は上記と同じ条件
とした場合におけるベースオープン時のコレクタエミッ
タ耐圧BVCEO の変化のシミュレーション結果を示す。
この時の空乏層幅は9μmである。空乏層が側面分離絶
縁物領域9に達すると、BVCEO が向上することが理解
される。
【0026】図13に、ベ−ス領域5と側面分離絶縁物
領域9との間の距離Wを変えた場合の空乏層の最大電界
強度を示す。上記同様の結論を示す。図14a、bに、
ベ−ス領域5と側面分離絶縁物領域9との間の距離Wを
変え、その他は上記と同じ条件とした場合におけるエミ
ッタオープン時のコレクタベース耐圧BVCBO の変化の
実測値を示す。空乏層が側面分離絶縁物領域9に到達す
るとBVCBO が向上することがわかる。
【0027】なお、図9〜図14において、距離Wはマ
スクの開口パタン間の距離である。マスクの開口パタン
のエッジはベ−ス領域5の表面におけるエッジに対し側
面分離絶縁物領域9側を+として2.5μm変位してい
る。また本実施例では、コレクタ耐圧領域4の水平方向
面積を縮小できるので、集積度向上も実現することがで
きる。
【0028】また本実施例では、コレクタ耐圧領域4に
おけるベ−ス領域5から側面分離絶縁物領域9までの横
方向距離を、ベ−ス領域5から埋め込みコレクタ領域3
までの縦方向距離より小さくしているので、上記空乏層
が側面分離絶縁物領域9に到達した場合でも埋め込みコ
レクタ領域3には達しておらず、空乏層が埋め込みコレ
クタ領域3に達することによる弊害を回避することがで
きる。
【0029】また本実施例では、ポリシリコン領域8を
低電位の隣接半導体領域としているので、縦チャンネル
部の島状半導体領域を有効利用でき、集積度の低下が生
じない。もちろん、隣接する島状半導体領域が低電位の
場合には、ポリシリコン領域8をノンドープとし、この
隣接する島状半導体領域を本発明でいう隣接半導体領域
とすることができる。なお図1には、周辺の半導体領域
を0Vにした場合もシンボル図示している。
【0030】上記実施例は、本発明をNPNバイポーラ
トランジスタに適用したものであるが、他のトランジス
タやダイオードなどにも適用できることは当然である。 (実施例2) 本発明の他の実施例を図15に示す。この実施例は底部
絶縁用のシリコン酸化膜2を省略した他は実施例1と同
じである。この場合にはSOI基板を必要とせず、工程
が簡単となる。 (実施例3) 上記実施例1、2における残された問題はN+ コレクタ
コンタクト領域(表面コンタクト領域)7を形成するた
めに、ベ−ス領域5のコレクタコンタクト領域7に面す
る側面では空乏層が側面分離絶縁物領域に達すること
ができず、その結果、この部位におけるベ−ス領域5の
角部近傍での耐圧向上が実現できないことである。
【0031】この実施例はこの問題を改善するために、
図16の断面図、図17の平面図に示すように、側面分
離絶縁物領域9及びポリシリコン領域8をN+ コレクタ
コンタクト領域7とベ−ス領域5との間に伸ばし、この
側面分離絶縁物領域9及びポリシリコン領域8の各延伸
部9a、8aによりコレクタコンタクト領域7の高電位
がベ−ス領域5の角部近傍に影響するのを低減してい
る。
【0032】すなわち、図16、図17に示すようにコ
レクタコンタクト領域7のベ−ス領域5側の側面の大部
分が側面分離絶縁物領域9及びポリシリコン領域8の各
延伸部9a、8aによりカバーされているので、ベース
/コレクタ間の空乏層は側面分離絶縁物領域9の延伸部
9aに達して、ポリシリコン領域8の延伸部8aの低電
位の影響により、電界緩和されることができる。
【0033】もちろん、N+ コレクタコンタクト領域7
の底部はN+ 埋め込みコレクタ領域3と接しているの
で、コレクタ抵抗の増大は殆ど無視することができる。 (実施例4)この実施例は、実施例3の変形態様であ
り、図18の断面図、図19の平面図に示すように、側
面分離絶縁物領域9及びポリシリコン領域8をN+ コレ
クタコンタクト領域7とベ−ス領域5との間に伸ばし、
この側面分離絶縁物領域9及びポリシリコン領域8の各
延伸部9a、8aによりコレクタコンタクト領域7の高
電位がベ−ス領域5の角部近傍に影響するのを低減して
いる。
【0034】これら延伸部9a、8aは図19からわか
るようにN+ コレクタコンタクト領域7とベ−ス領域5
とを完全に遮断している。ただし、延伸部9a、8aが
+ 埋め込みコレクタ領域3を分断するのを回避するた
めに延伸部9a、8aの底部はN+ 埋め込みコレクタ領
域3の上端より浅く形成されている。
【0035】このようにすれば実施例3より更に一層の
コレクタ耐圧向上が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の半導体装置の断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】実施例1の工程を示す断面図である。
【図4】実施例1の工程を示す断面図である。
【図5】実施例1の工程を示す断面図である。
【図6】実施例1の工程を示す断面図である。
【図7】実施例1の工程を示す断面図である。
【図8】実施例1の工程を示す断面図である。
【図9】実施例1の半導体装置の空乏層形状を示す断面
図である。
【図10】実施例1の半導体装置の空乏層形状を示す断
面図である。
【図11】実施例1の半導体装置の空乏層形状を示す断
面図である。
【図12】実施例1の半導体装置の耐圧と距離との関係
のシミュレーション結果を示す特性図である。
【図13】実施例1の半導体装置の最大電界強度と距離
との関係の計算結果を示す特性図である。
【図14】実施例1の半導体装置の耐圧と距離との関係
の実測結果を示す特性図である。
【図15】実施例2の半導体装置の断面図である。
【図16】実施例3の半導体装置の断面図である。
【図17】実施例3の半導体装置の平面図である。
【図18】実施例4の半導体装置の断面図である。
【図19】実施例4の半導体装置の平面図である。
【図20】従来のバイポーラトランジスタの一例断面図
である。
【符号の説明】
1はN+ シリコン基板(半導体基板)、2はシリコン酸
化膜、3はN+ 埋め込みコレクタ領域(埋め込み半導体
領域)、4はN- コレクタ耐圧領域(半導体耐圧領
域)、5はP+ ベ−ス領域(表面半導体領域)、6はN
+ エミッタ領域、7はN+ コレクタコンタクト領域、8
はポリシリコン領域(隣接半導体領域)、9は側面分離
絶縁物領域である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 眞喜男 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−73737(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/762 H01L 21/331 H01L 29/73

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された第1導電型で高不純
    物濃度の埋め込み半導体領域と、前記埋め込み半導体領域の上部に形成された第1導電型
    で低不純物濃度の半導体耐圧領域と、 前記半導体耐圧領域 の表面からその内部に形成され、前
    記半導体耐圧領域との間でPN接合を形成する第2導電
    型の表面半導体領域と、前記表面半導体領域から離れて形成されるとともに 前記
    半導体耐圧領域の表面から前記表面半導体領域の深さよ
    りも深く形成され、該表面半導体領域の形成された素子
    領域を他の半導体領域から分離する側面分離絶縁物領域
    と、 該側面分離絶縁物領域を介して前記半導体耐圧領域に隣
    接する隣接半導体領域とを有する高耐圧半導体装置にお
    いて、 前記素子領域内の前記半導体耐圧領域と前記表面半導体
    領域との間の前記PN接合を逆バイアスするとともに、
    該PN接合の空乏層前記側面分離絶縁物領域に到達さ
    せる電圧が前記素子領域内の前記半導体耐圧領域と前
    表面半導体領域との間に印加され、 前記隣接半導体領域は前記埋め込み半導体領域よりも前
    表面半導体領域に近い電位を有し、 前記半導体耐圧領域における前記表面半導体領域から前
    記側面分離絶縁物領域までの横方向距離は、前記表面半
    導体領域から前記埋め込み半導体領域までの縦方向距離
    より小さくされている ことを特徴とする高耐圧半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記基板と前記埋め込み半導体領域との
    間に底面絶縁分離領域を有するとともに、前記側面分離
    絶縁物領域が該底面絶縁分離領域に達するように形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の高耐圧半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記隣接半導体領域は、前記側面分離絶
    縁物領域の内部に充填された高不純物濃度のポリシリコ
    ン領域からなることを特徴とする請求項1または2に記
    載の高耐圧半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記埋め込み半導体領域と同一導電型の
    表面コンタクト領域が前記素子領域内において前記表面
    半導体領域から離れて形成され、該表面コンタクト領域
    と前記表面半導体領域との間に前記側面分離絶縁物領域
    とは異なる素子内側面絶縁分離領域を有することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の高耐圧半導体
    装置。
  5. 【請求項5】 前記素子内側面絶縁分離領域は前記側面
    分離絶縁物領域より延設されたもので、前記素子内側面
    絶縁分離領域の内部には前記隣接半導体領域の一部をな
    す高不純物濃度のポリシリコン領域が充填されているこ
    とを特徴とする請求項4記載の高耐圧半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記隣接半導体領域として前記側面分離
    絶縁物領域を介して隣接する島状半導体領域を有するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の高耐圧半導体
    装置。
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