JP2833381B2 - 双方向通信装置 - Google Patents

双方向通信装置

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JP2833381B2 JP4295623A JP29562392A JP2833381B2 JP 2833381 B2 JP2833381 B2 JP 2833381B2 JP 4295623 A JP4295623 A JP 4295623A JP 29562392 A JP29562392 A JP 29562392A JP 2833381 B2 JP2833381 B2 JP 2833381B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、近年急速に普及してき
たコードレス電話等の移動体通信分野に用いられる双方
向通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コードレス電話等の移動体通信分
野では、消費電力化と共に、小型、軽量化が強く要望
されている。
【0003】以下に従来のコードレス電話用双方向通信
装置について図面を用いて説明する。図2は従来の一般
的なコードレス電話用双方向通信装置の一例を示すブロ
ック図である。コードレス電話の使用周波数帯は254
MHzおよび380MHz帯であるが、ここでは親機用を例
にとり、送信周波数380MHz帯、受信周波数254M
Hz帯とする。送信系では、変調入力端子69より入力さ
れた変調信号で送信用VCO61aは変調され、380
MHz帯搬送波はドライブ増幅器60、出力増幅器59、
送受分波器51を介してアンテナ端子67へ送信され
る。受信系では、254MHz帯搬送波がアンテナ端子よ
り入力され、送受分波器51、RF増幅器52、段間B
PF53を介して受信用第1ミキサ54aへ伝送され
る。ここで受信用VCO65a(276MHz帯)と混合
されて、21.7MHz帯搬送波に周波数変換され、第1
IFBPF55により、不要なスプリアス成分は減衰さ
れ、第1IF増幅器56で更に増幅された後、第2ミキ
サ57では第2ローカル発振器70との混合により、4
55KHz帯に周波数変換され、復調回路58を介して、
復調出力端子68より復調信号が出力される。シンセサ
イザ部としては、基準発振器63a(12.8MHz)に
より、送信用PLL・プリスケーラ62aおよび送信用
VCO61aで形成された送信側PLLループと、受信
用PLL・プリスケーラ64aおよび受信用VCO65
aで形成された受信側PLLループの各々の周波数を安
定化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の構成で
は、送信用PLL・プリスケーラ62a、受信用PLL
・プリスケーラ64a、基準発振器63aが、市販のL
SI(集積回路以下LSIと称す)で構成され、又第2
ミキサ57、第2ローカル発振器70、復調回路58が
市販のICで構成されている以外は、全てディスクリー
ト部品で構成されており、図2で示す双方向通信装置を
高周波ユニット化する際、小型、軽量化に対し限界が生
じていた。この部分の高周波ユニットの更なる小型、軽
量化を実現するためには、各部品の小型化はもちろんで
あるが、送受信系の相互の干渉等、性能上の課題を含め
て、どのようにIC化および高周波ユニットの小型実装
を進めていくかが課題であった。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、送受信系の相互干渉を少なくし、高性能化すると共
に、小型、軽量化を可能にする、双方向通信装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の双方向通信装置は、送信用VCOと、受信ロ
ーカル用VCOと、受信用第1ミキサと、送信用プリス
ケーラ・PLL回路と、受信用プリスケーラ・PLL回
路と、基準発振器とを一つの集積回路内に構成するとと
もに、この集積回路はデュアルインライン型パッケージ
とし、この集積回路の両側に送信用VCOと受信ローカ
ル用VCOを各々配置させ、このVCOの近傍に各々共
振器部を配置し、この共振器部の接地は集積回路の接地
端子近傍に設けた構成としたものである。
【0007】
【作用】この構成により、送信用VCOと、受信ローカ
ル用VCOと、受信用第1ミキサと、送信用プリスケー
ラ・PLL回路と、受信用プリスケーラ・PLL回路
と、基準発振器とを一つの集積回路内に納めているの
で、双方向通信装置の小型・軽量化が図れる。
【0008】また、集積回路の両側に送信用VCOとこ
れに接続された共振器部と、受信用VCOとこれに接続
された共振器部とを分離して配置するとともに、これら
の共振器部の接地と集積回路の接地とを近傍で接続して
いるので、送信系と受信系との相互干渉を少なくするこ
とができ、高性能の双方向通信装置が実現できる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明による双方向通信装置の
ブロック図の一例を示す。図2と同じ作用のものは、同
一符号を付与して説明する。
【0010】図1において、本発明の双方向通信装置
は、変調入力端子69とアンテナ端子67との間に、変
調入力端子69から順に送信用電圧制御発振器(以下電
圧制御発振器をVCOと称す)61と、ドライブ増幅器
60と、出力増幅器59と、送受分波器51とをこの順
に直列に接続している。また、アンテナ端子67と復調
出力端子68の間に、アンテナ端子67から順に送受分
波器51と、RF増幅器52と、受信ローカル用VCO
65が接続された受信用第1ミキサ54と、受信用第2
ミキサ57と、復調回路58とをこの順に直列に接続
し、送信用VCO61と受信ローカル用VCO65間
に、送信用プリスケーラ・PLL回路62、および受信
用プリスケーラ・PLL回路64を直列接続している。
そして、送信用プリスケーラ・PLL回路62と受信用
プリスケーラ・PLL回路64の接続点と、受信用第2
ミキサ57のローカル端子に接続された基準発振器63
を有した構成となっている。この構成において、送信用
VCO61と、受信ローカル用VCO65と、受信用第
1ミキサ54と、送信用プリスケーラ・PLL回路62
と、受信用プリスケーラ・PLL回路64と、基準発振
器63とを点線で示すように一つの集積回路66内に構
成している。また、この集積回路66は図3に示すよう
にデュアルインライン型パッケージとし、この集積回路
66の両側に送信用VCO61と受信ローカル用VCO
65を各々配置させ、このVCOの近傍に各々共振器部
75と76とを配置し、この共振器部75と76の接地
は集積回路66の接地端子27と12の近傍に夫々設け
ている。
【0011】すなわち、従来例である図2と異なる点
は、受信用第1ミキサ54、送信用VCO61、受信用
VCO65、送信用PLL・プリスケーラ62、受信用
PLL・プリスケーラ64、基準発振器63をLSI化
している事(点線内66)、および基準発振器63の周
波数を22.15MHzとし、第2ローカル発振器と共用
している事である。従って第2IF周波数は450KHz
となっている。
【0012】図3は、図1のLSI化した部分(点線内
66)の詳細を示すブロック図(一部回路定数も含む)
である。図3の通り、デュアルインライン型LSI構成
であり、水晶共振器71を使用した基準発振器63、
信用PLL・プリスケーラ62、送信用VCO61、受
信用第1ミキサ54、受信用VCO65、受信用PLL
・プリスケーラ64により構成されている。
【0013】送信用VCO61および受信用VCO65
のLSI周辺定数としては、D1,D2は可変容量ダイオ
ード、L1,L5は共振器用空心コイル、L2,L6は制御
電圧供給用チョークコイル、C1〜C6はコンデンサ、R
1,R2は抵抗を示す。72は送信用PLLループを形成
するための送信用LPF、74は受信用PLLループを
形成するための受信用LPFを示す。75は送信用VC
Oの周波数を決定するための空心コイル型共振器部、7
6は受信用LCOの周波数を決定するための空心コイル
型共振器部を示す。77は基準発振器用出力端子、78
は送信用PLL・プリスケーラの電源端子、79は変調
入力端子、80は送信用VCO出力端子、81は送信用
VCO電源端子、82は受信用第1ミキサRF入力端
子、83は受信用第1ミキサIF出力端子、84は受信
用第1ミキサの電源端子、84aはVCOの電源端子、
85は受信用PLL・プリスケーラの電源端子、12は
送信用VCOの接地端子、27は受信用VCOの接地端
子を示す。
【0014】図4,図5は本発明による双方向通信装置
の高周波ユニットの実装状態を示し、仕切板を一体化し
たフレーム86に納められた基板87の上に、図3で示
したLSI66を実装している。LSI66の両側に送
信用VCO共振器部の空心コイルL1および受信用VC
O共振器部の空心コイルL5を配置させ、LSIの送信
用VCOの接地端子ピン12、および受信用VCOの接
地端子ピン27の近傍に接続されたシールド板86aお
よび86bで、各々の空心コイルL1,L2をおおってい
る。88はアンテナ端子用コネクタ、89は制御端子用
コネクタを示す。
【0015】以上図1,図3,図4,図5により本発明
の一実施例を説明した通り、受信系のRF増幅部および
送信系の出力増幅部等をLSIから除外する構成として
いるのは、LSI化し、hFE等のバラツキが大きくなっ
た場合、増幅器のNF、ゲイン、最大出力等のバラツキ
が大きくなり、結果的には、受信感度、送信出力等の性
能に影響するため、性能的にシビアな部分をディスクリ
ート化している。送信用VCO61、送信用PLL・プ
リスケーラ62、受信用ミキサ54、基準発振器63の
LSI化については、送受信系の相互干渉を少なくし、
高性能化しつつ、最も小型実装可能なLSI構成として
いる。図4,図5の実装図の通り、送受信用VCOの各
々の共振器部空心コイルL1,L5をLSIの両側に分け
て配置させ、接地端子と接続したシールド板86a,8
6bでおおうという実装により、送受信の相互干渉を少
なくできるとともに、空心コイル型共振器の無負荷Qを
高くしVCOのC/N向上が実現でき、又フレームにカ
バーをしめた際に、VCOの周波数変動が少なくなる実
装となる。
【0016】以上まとめると、以下のような効果があ
る。 第1に、送信用VCO61、送信用PLL・プリス
ケーラ62、受信用第1ミキサ54、基準発振器63を
内蔵したLSI66を、フレームに納められた基板上に
実装し高周波ユニット化することにより、受信感度、送
信出力等の性能を安定化しつつ、小型、軽量化が可能と
なる。
【0017】第2に、LSIパッケージの両側に送信用
VCO61の各々の共振器部を配置させると共に、LS
Iの各々の接地端子近傍に接続されたシールド板86
a,86bでおおうことにより、送受信間の相互干渉を
少なくでき、VCOのC/N向上も実現できると共に、
フレームカバーの影響も少なくなる。
【0018】第3に、空心コイル型共振器を用いること
により、周波数調整機構が簡単となり、254〜380
MHz帯コードレス電話用としては最適な構成となる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送信用V
COと、受信ローカル用VCOと、受信用第1ミキサ
と、送信用プリスケーラ・PLL回路と、受信用プリス
ケーラ・ PLL回路と、基準発振器とを一つの集積回路
内に納めているので、双方向通信装置の小型・軽量化が
図れる。
【0020】又、集積回路の両側に送信用VCOとこれ
に接続された共振器部と、受信用VCOとこれに接続さ
れた共振器部とを分離して配置するとともに、これらの
共振器部の接地と集積回路の接地とを近傍で接続してい
るので、送信系と受信系との相互干渉を少なくすること
ができ、高性能の双方向通信装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の双方向通信装置の構成を示
すブロック図
【図2】従来の双方向通信装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の一実施例の双方向通信装置におけるL
SIの詳細な配置を示す平面図
【図4】本発明の一実施例の双方向通信装置の平面図
【図5】図4の正面断面図
【符号の説明】
51 送受分波器 52 RF増幅器 53 段間BPF 54 受信用第1ミキサ 55 第1IFBPF 56 第1IF増幅器 57 受信用第2ミキサ 58 復調回路 59 出力増幅器 60 ドライブ増幅器 61 送信用VCO 62 送信用PLL・プリスケーラ 63 基準発振器 64 受信用PLL・プリスケーラ 65 受信用VCO 66 LSI 67 アンテナ端子 68 復調出力端子 69 変調入力端子 70 第2ローカル発振器 71 水晶共振器 72 送信用LPF 73 整合回路 74 受信用LPF 75 送信用共振器部 76 受信用共振器部 D1,D2 可変容量ダイオード L1,L5 VCO共振器用空心コイル L3,L4 VCO負荷用空心コイル L2,L6 VCO制御電圧供給用チョークコイル C1,C6 コンデンサ R1,R2 抵抗 86 フレーム 87 基板 88 アンテナ端子用コネクタ 89 制御端子用コネクタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調入力端子とアンテナ端子間に、前記
    変調入力端子から順に送信用電圧制御発振器(以下電圧
    制御発振器をVCOと称す)と、ドライブ増幅器と、出
    力増幅器と、送受分波器とをこの順に直列に接続し、前
    記アンテナ端子と復調出力端子間に、前記アンテナ端子
    から順に前記送受分波器と、RF増幅器と、受信ローカ
    ル用VCOが接続された受信用第1ミキサと、受信用第
    2ミキサと、復調回路とをこの順に直列に接続し、前記
    送信用VCOと前記受信ローカル用VCO間に、送信用
    プリスケーラ・PLL回路、および受信用プリスケーラ
    ・PLL回路を直列接続し、前記送信用プリスケーラ・
    PLL回路と前記受信用プリスケーラ・PLL回路の接
    続点と、前記受信用第2ミキサのローカル端子に接続さ
    れた基準発振器を備え、前記送信用VCOと、前記受信
    ローカル用VCOと、前記受信用第1ミキサと、前記送
    信用プリスケーラ・PLL回路と、前記受信用プリスケ
    ーラ・PLL回路と、前記基準発振器とを一つの集積回
    路内に構成するとともに、この集積回路はデュアルイン
    ライン型パッケージとし、この集積回路の両側に送信用
    VCOと受信ローカル用VCOを各々配置させ、このV
    COの近傍に各々共振器部を配置し、この共振器部の接
    地は前記集積回路の接地端子近傍に設けた双方向通信装
    置。
  2. 【請求項2】 共振器部には空心コイルを用いるととも
    に、この空心コイルをシールド板で覆った請求項1に記
    載の双方向通信装置。
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