JP2833371B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

Info

Publication number
JP2833371B2
JP2833371B2 JP4239330A JP23933092A JP2833371B2 JP 2833371 B2 JP2833371 B2 JP 2833371B2 JP 4239330 A JP4239330 A JP 4239330A JP 23933092 A JP23933092 A JP 23933092A JP 2833371 B2 JP2833371 B2 JP 2833371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
communication
software
communication control
processing unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4239330A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0690271A (ja
Inventor
竜也 北島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP4239330A priority Critical patent/JP2833371B2/ja
Publication of JPH0690271A publication Critical patent/JPH0690271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2833371B2 publication Critical patent/JP2833371B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置に関し、特
に中央処理装置が上位層側のプロトコルを処理し、通信
制御装置が下位層側のプロトコルを処理する情報処理装
置の通信処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理装置は、情報処理装置
が、データ通信を行うためには、使用する通信ネットワ
ークのネットワークアーキテクチャで決められた各種の
プロトコルをサポートしなければならない。ここでは、
ネットワークアーキテクチャを表現するのに、ISO
(国際標準化機構)が制定したOSI(Open Systems I
nterconnection)参照モデルを用いる。図4にOSI参
照モデルを示す。
【0003】図4において、OSI参照モデルは、7層
の階層構造になっており、下位の第1層からフィジカル
層、データリンク層、ネットワーク層、トランスポート
層、セション層、プレゼンテーション層およびアプリケ
ーション層となっている。また、データ通信を行う情報
処理装置は、通常、エンドシステムに相当し、前記各層
のプロトコルをサポートする手段を持つ。
【0004】例として、現在、UNIX系ワークステー
ション等で普及しているIEEE802.310BASE5 準拠のLA
N(ローカルエリアネットワーク)でTCP/IP(Tr
ansmission Control Protocol /Internet Protocol )
を使用したデータ通信を行う情報処理装置のネットワー
クアーキテクチャをOSI参照モデルに対応づけて、図
5に示す。
【0005】図5において最下位のプロトコルであるIE
EE802.3 10BASE5 は、OSI参照モデルの第1層と第2
層の一部に対応する。同様に、IPは第2層の第一部と
第3層に、TCPは第4層に、TCPより上位のプロト
コルは、第5層から第7層に対応する。このように、各
プロトコルとOSI参照モデルの層は必ずしも1対1に
対応していないが、各プロトコルはOSIのある層に対
応する。
【0006】図6、図7に、中央処理装置100 で第3層
から第7層までのプロトコルを処理し、通信制御装置11
0 で第1層と第2層のプロトコルを処理する情報処理装
置の例を示す。また、前記情報処理装置は、第2層から
第7層までのプロトコルをソフトウェアによって処理す
るものとする。
【0007】図6において、通信制御部112 が第1層の
プロトコルを、通信制御部ドライバ111 が第2層のプロ
トコルを、通信ソフトウェア102 が第3層および第4層
のプロトコルを、アプリケーションソフトウェア101 が
第5層、第6層および第7層のプロトコルをそれぞれサ
ポートしている。また、通信制御装置ドライバ103 は、
通信制御装置110 とのデータ転送を処理し、データ通信
のプロトコルをサポートしていない。
【0008】図8、図9に、中央処理装置200 で第5層
から第7層までのプロトコルを処理し、通信制御装置21
0 で第1層から第4層までのプロトコルを処理する情報
処理装置の例を示す。また、前記情報処理装置は、第2
層から第7層までのプロトコルをソフトウェアによって
処理するものとする。
【0009】図8において、通信制御部213 が第1層の
プロトコルを、通信制御部ドライバ212 が第2層のプロ
トコルを、通信ソフトウェア211 が第3層および第4層
のプロトコルを、アプリケーションソフトウェア201 が
第5層、第6層および第7層のプロトコルをそれぞれサ
ポートしている。また、通信制御装置ドライバ202 は、
通信制御装置210 とのデータ転送を処理し、データ通信
のプロトコルをサポートしていない。
【0010】従来の情報処理装置では、中央処理装置お
よび通信制御装置には、各々必要な機能を満たすOSお
よびCPUを採用していたため、中央処理装置で動作す
るソフトウェアと通信制御装置で動作するソフトウェア
との間にに互換性はなかった。
【0011】つまり、図6の通信ソフトウェア102 と図
8の通信ソフトウェア211 は、同じプロトコルをサポー
トするソフトウェアであるにもかかわらず、OSやCP
Uの違いにより別のソフトウェアになってしまってい
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の情報処理装置では、通信制御装置で処理していたプロ
トコルを中央処理装置で処理するように変更する際、あ
るいは、中央処理装置で処理していたプロトコルを通信
制御装置で処理するように変更する際に、前記プロトコ
ルをサポートしている通信ソフトウェアを新たに開発す
る必要が生じ、多大な開発工数が必要となっていた。例
えば、図6のような第3層および第4層のプロトコルを
中央処理装置が処理している情報処理装置を、図8のよ
うな通信制御装置で第3層および第4層のプロトコルを
処理するように変更する際に、通信制御装置で動作する
通信ソフトウェアを新たに開発しなければならないこと
になる。
【0013】また、従来の情報処理装置では、各プロト
コルの処理を担当する装置は、ほとんど固定されている
ため、中央処理装置および通信制御装置で処理するデー
タ量に応じて、あるプロトコルの処理を担当する装置を
別の装置に変更することは容易にはできなかった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、中央処理装置が上位層側の1つまたは複数のプロト
コルを処理し、通信制御装置が下位層側の1つまたは複
数のプロトコルを処理してデータ通信を行う情報処理装
置において、共通のソフトウェアインタフェースを持つ
通信ソフトウェアを動作させるためのOSと、前記共通
のソフトフェアインタフェース持ち前記通信制御装置と
のデータ転送を処理する手段と、前記共通のソフトウェ
アインタフェースを持ちアプリケーションソフトウェア
とのデータ転送を処理する手段を備え、かつ前記通信ソ
フトウェアが動作する中央処理装置と、前記中央処理装
置で動作する前記通信ソフトウェアを動作させるための
OSと、前記共通のソフトウェアインタフェースを持ち
前記中央処理装置とのデータ転送を処理する手段と、前
記共通のソフトウェアインタフェースを持ち通信回線を
介して他の情報処理装置とデータ通信を行うための手段
を備え、かつ前記通信ソフトウェアが動作する通信制御
装置とを具備し、前記通信ソフトウェアを変更すること
なく、前記通信ソフトウェアが中央処理装置または通信
制御装置上で動作できる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】図1は本発明の情報処理装置の一実施例を
示す原理図である。
【0017】本実施例の情報処理装置は、図1に示すよ
うに、中央処理装置10は、第1OS11とアプリケーショ
ンソフトウェア12と第1データ転送処理手段13および第
2データ転送処理手段14を具備している。通信制御装置
20は、第2OS21と第3データ転送処理手段22およびデ
ータ通信手段23を具備している。通信ソフトウェア30
は、中央処理装置10または通信制御装置20のどちらかに
具備される。
【0018】この例では、3つの通信プロトコルでデー
タ通信を行い、アプリケーションソフトウェア12が上位
層の通信プロトコルを、通信ソフトウェア30が中位層の
通信プロトコルを、データ通信手段23が下位層の通信プ
ロトコルをサポートしているとする。
【0019】第1データ転送処理手段13は、共通のソフ
トウェアインタフェースを持ち、アプリケーションソフ
トウェア12と共通のソフトウェアインタフェースを持つ
通信ソフトウェア30または第2データ転送処理手段14と
の間のデータを転送する。第2データ転送処理手段14
は、共通のソフトウェアインタフェースを持ち、第1デ
ータ転送処理手段13または通信ソフトウェア30と通信制
御装置20との間のデータを転送する。
【0020】第3データ転送処理手段22は、共通のソフ
トウェアインタフェースを持ち、中央処理装置10と共通
のソフトウェアインタフェースを持つ通信ソフトウェア
30またはデータ通信手段23との間のデータを転送する。
データ通信手段23は、共通のソフトウェアインタフェー
スを持ち、通信回線40を介して接続された情報処理装置
とデータ通信を行う。
【0021】通信ソフトウェア30は、2つの共通のソフ
トウェアインタフェースを持ち、中央処理装置10に具備
されるときは、第1データ転送処理手段13と第2データ
転送処理手段14に接続される。また、通信ソフトウェア
30は、通信制御装置20に具備されるときは、第3データ
転送処理手段22とデータ通信手段23に接続される。
【0022】図2は、図1において通信ソフトウェア30
が、中央処理装置10に具備されるときの、本発明の具体
的な実施例のブロック図を示す。この例では、OSとし
て米国のAT&T社で開発されたUNIX(R ) Syste
m V Release 4.0 (以下UNIXと省略)を搭載した情報処
理装置を想定して説明する。UNIXでは、通信サービス開
発用のツールのセットを提供するSTREAMS が用意されて
いる。UNIX(R )System V Release 4.0 Programme
r ’s Guide:STREAMS,AT&T,1989.に
記載されているように、STREAMSはUNIXシス
テム通信サービス開発のための一組のツールである。S
TREAMSは、カーネル内やカーネルとUNIXシス
テムの他の部分とのキャラクタI/O(INPUT/O
UTPUT)の標準インタフェースを定義している。S
TREAMSはシステムコール、カーネル資源、カーネ
ルルーチンの組み合わせによって構成されている。スト
リーム(データの伝送パス、STREAMSは機構を示
す)は全二重のプロセスであり、カーネル空間に含まれ
ているSTREAMSドライバ(以下ドライバ)とユー
ザ空間に含まれている各プロセスの間でデータの伝送を
行うためのパスそのものである。カーネルでは、ストリ
ームはストリームヘッドとドライバ、それにストリーム
ヘッドとドライバの間に介在する0個以上のSTREA
MSモジュール(以下モジュール)をリンクすることに
よって作成される。ストリームヘッドは、ストリームの
中でユーザプロセスのインタフェース部分である。スト
リーム上のユーザレベルプロセスが行う全てのシステム
コールは、ストリームヘッドによって処理される。ドラ
イバは外部I/Oデバイスのサービスを提供するデバイ
スドライバ、すなわち、通常は疑似デバイスドライバと
呼ばれている。ドライバは普通カーネルとデバイス間の
データ伝送を処理する。モジュールはストリーム上を流
れるデータについて実行される処理関数を表す。モジュ
ールはカーネルレベルルーチンと、データと状態および
コントロール情報を処理するために使うデータ構造とを
組み合わせて定義したものである。データ処理にはデー
タの表現方法を変更することと、ヘッダ情報とトレーラ
情報をデータに追加したり削除したり、データをパケッ
トにしたりまたその逆を行うことを含む。状態情報とコ
ントロール情報はシグナルと入出力コントロール情報を
含む。各モジュールは独立しており、隣接する2つのコ
ンポーネントを除くストリーム内の他のコンポーネント
とは機能的に分離されている。モジュールは、隣接する
コンポーネントとの間でメッセージをやりとりすること
によって交信する。メッセージが、ストリームヘッドと
ドライバ間を伝達するときにメッセージの中間処理を行
うために、1つ以上のモジュールをストリームヘッドと
ドライバの間のストリームに設定することができる。モ
ジュールは、ユーザプロセスによって、動的にストリー
ムにインターコネクトされる。STREAMSはプッシ
ュされたモジュールや、オープンされたSTREAMS
デバイスの所定の事例について情報を保管するための待
ち行列構造を使用する。待ち行列は、状態情報とメッセ
ージを処理するルーチンへのポインタ、ストリームを管
理するためのポインタを収めるデータ構造体である。待
ち行列は常にペアでアロケートされ、1つはリード側
に、もう1つはライト側になります。各ドライバ、モジ
ュール、ストリームヘッドには1組の待ち行列のペアが
ある。待ち行列のペアはストリームがオープンされた
り、モジュールがストリームにプッシュアップ(追加)
された時にはいつでも割り付けられる。データはドライ
バとストリームヘッドの間、もしくはモジュール相互間
において、メッセージの形式でやりとりされる。メッセ
ージは、ユーザプロセスやモジュール、ドライバ間でデ
ータや状態、コトロール情報を伝達するのに使用される
複数のデータ構造体のセットである。メッセージは、1
つ以上のメッセージブロックから構成される。各ブロッ
クはヘッダ、データブロック、データバッファの3つの
部分の組み合わせになっている。ストリームヘッドはユ
ーザプロセスのデータ空間とSTREAMSカーネルの
データ空間の間でデータを伝送する。ユーザプロセスか
らドライバに送信されるデータはメッセージにパッケー
ジされてドライバに向けて伝達される。データを持った
メッセージがストリームヘッドに向けて伝達されストリ
ームヘッドに到着したとき、メッセージはストリームヘ
ッドによって処理され、データをユーザバッファ内にコ
ピーする。
【0023】図2において、中央処理装置50は、OSに
UNIX51を搭載している。アプリケーションソフトウェア
52は、中央処理装置50のユーザ空間のプログラムであ
る。アプリケーションソフトウェア52は、システムコー
ルを使い通信データをリードまたはライトする。
【0024】まず、アプリケーションソフトウェア52が
データを通信回線80へ送信する場合を説明する。アプリ
ケーションソフトウェア52は、送信するデータが生じる
と、アプリケーションソフトウェア52がサポートしてい
るプロトコルに従い、データを処理する。そして、アプ
リケーションソフトウェア52は、システムコールを呼び
出し、データを引き取ってもらう。システムコールの処
理は、ストリームヘッド53が処理する。ストリームヘッ
ド53は、UNIX51の機能の一部であり、図1の第1データ
転送処理手段13に相当する。ストリームヘッド53は、ア
プリケーションソフトウェア52から転送されたデータを
STREAMS メッセージの形式に変換し、通信ソフトウェア
モジュール70に転送する。通信ソフトウェアモジュール
70は、図1の通信ソフトウェア30に相当し、サポートし
ているプロトコルに従って、データを処理する。そし
て、通信ソフトウェアモジュール70は、処理したデータ
を通信制御装置ドライバ54に転送する。通信制御装置ド
ライバ54は、図1の第2データ転送処理手段14に相当す
る。通信制御装置ドライバ54は、通信ソフトウェア70か
ら転送されたデータを中央処理装置50と通信制御装置60
の間で転送可能な形式に変換し、通信制御装置60に転送
する。
【0025】中央処理装置50内の通信制御装置ドライバ
54から転送されたデータは、通信制御装置60内のストリ
ームヘッドドライバ62に転送される。ストリームヘッド
ドライバ62は、データが転送されると、システムコール
を呼び出し、データを引き取ってもらう。システムコー
ルの処理は、ストリームヘッド63が処理する。ストリー
ムヘッド63は、UNIX61の機能の一部である。ストリーム
ヘッド63は、転送されたデータをSTREAMS メッセージの
形式に変換し、通信制御部ドライバ64に転送する。この
とき、ストリームヘッド63が転送するデータは、通信ソ
フトウェアモジュール70が通信制御装置ドライバ54に転
送するデータと全く同じである。また、ストリームヘッ
ドドライバ62とストリームヘッド63は、図1の第3デー
タ転送処理手段22に相当する。通信制御部ドライバ64
は、通信制御部65を制御し、ストリームヘッド63から転
送されたデータを通信回線80に送信する。また、通信制
御部ドライバ64と通信制御部65は、図1のデータ通信手
段23に相当する。
【0026】次に、アプリケーションソフトウェア52が
データを通信回線80から受信する場合を説明する。ま
ず、通信制御部ドライバ64は通信制御部65を制御し、通
信回線80からデータを受信する。そして、通信制御部ド
ライバ64は、受信したデータをSTREAMS メッセージの形
式に変換し、ストリームヘッド63に転送する。ストリー
ムヘッド63にデータが転送されると、ストリームヘッド
ドライバ62は、システムコールを呼び出し、データを読
み出す。そして、ストリームヘッドドライバ62は、読み
だしたデータを中央処理装置50と通信制御装置60の間で
転送可能な形式に変換し、中央処理装置50に転送する。
【0027】通信制御装置60内のストリームヘッドドラ
イバ62から転送されたデータは、中央処理装置50内の通
信制御装置ドライバ54に転送される。通信制御装置ドラ
イバ54は、転送されたデータをSTREAMS メッセージの形
式に変換し、通信ソフトウェアモジュール70に転送す
る。このとき、通信制御装置ドライバ54が転送するデー
タは、通信制御部ドライバ64がストリームヘッド63に転
送するデータと全く同じである。通信ソフトウェアモジ
ュール70は、サポートしているプロトコルに従って、デ
ータを処理する。そして、通信ソフトウェアモジュール
70は、処理したデータをストリームヘッド53に転送す
る。ストリームヘッド53にデータが転送されると、アプ
リケーションソフトウェア52は、システムコールを呼び
出し、データを読み出す。そして、アプリケーションソ
フトウェア52は、サポートしているプロトコルに従い、
データを処理する。
【0028】以上のようにして、通信ソフトウェア70が
中央処理装置50に具備されるとき、データが送受信され
る。
【0029】図3は、図1において通信ソフトウェア30
が、通信制御装置60に具備されるときの、本発明の具体
的な実施例のブロック図を示す。
【0030】図3において、中央処理装置50は、OSに
UNIX51を搭載している。アプリケーションソフトウェア
52は、中央処理装置50のユーザ空間のプログラムであ
る。アプリケーションソフトウェア52は、システムコー
ルを使い通信データをリードまたはライトする。
【0031】まず、アプリケーションソフトウェア52が
データを通信回線80へ送信する場合を説明する。アプリ
ケーションソフトウェア52は、送信するデータが生じる
と、アプリケーションソフトウェア52がサポートしてい
るプロトコルに従い、データを処理する。そして、アプ
リケーションソフトウェア52は、システムコールを呼び
出し、データを引き取ってもらう。システムコールの処
理は、ストリームヘッド53が処理する。ストリームヘッ
ド53は、UNIX51の機能の一部である。ストリームヘッド
53は、アプリケーションソフトウェア52から転送された
データをSTREAMS メッセージの形式に変換し、通信制御
装置ドライバ54に転送する。通信制御装置ドライバ54
は、ストリームヘッド53から転送されたデータを中央処
理装置50と通信制御装置60の間で転送可能な形式に変換
し、通信制御装置60に転送する。
【0032】中央処理装置50内の通信制御装置ドライバ
54から転送されたデータは、通信制御装置60内のストリ
ームヘッドドライバ62に転送される。ストリームヘッド
ドライバ62は、データが転送されると、システムコール
を呼び出し、データを引き取ってもらう。システムコー
ルの処理は、ストリームヘッド63が処理する。ストリー
ムヘッド63は、UNIX61の機能の一部である。ストリーム
ヘッド63は、転送されたデータをSTREAMS メッセージの
形式に変換し、通信ソフトウェアモジュール70に転送す
る。このとき、ストリームヘッド63が転送するデータ
は、ストリームヘッド53が通信制御装置ドライバ54に転
送するデータと全く同じである。通信ソフトウェアモジ
ュール70は、サポートしているプロトコルに従って、デ
ータを処理する。そして、通信ソフトウェアモジュール
70は、処理したデータを通信制御部ドライバ64に転送す
る。通信制御部ドライバ64は、通信制御部65を制御し、
通信ソフトウェアモジュール70から転送されたデータを
通信回線80に送信する。
【0033】次に、アプリケーションソフトウェア52が
データを通信回線80から受信する場合を説明する。ま
ず、通信制御部ドライバ64は通信制御部65を制御し、通
信回線80からデータを受信する。そして、通信制御部ド
ライバ64は、受信したデータをSTREAMS メッセージの形
式に変換し、通信ソフトウェアモジュール70に転送す
る。通信ソフトウェアモジュール70は、サポートしてい
るプロトコルに従って、データを処理する。そして、通
信ソフトウェアモジュール70は、処理したデータをスト
リームヘッド63に転送する。ストリームヘッド63にデー
タが転送されると、ストリームヘッドドライバ62は、シ
ステムコールを呼び出し、データを読み出す。そして、
ストリームヘッドドライバ62は、読みだしたデータを中
央処理装置50と通信制御装置60の間で転送可能な形式に
変換し、中央処理装置50に転送する。
【0034】通信制御装置60内のストリームヘッドドラ
イバ62から転送されたデータは、中央処理装置50内の通
信制御装置ドライバ54に転送される。通信制御装置ドラ
イバ54は、転送されたデータをSTREAMS メッセージの形
式に変換し、ストリームヘッド53に転送する。このと
き、通信制御装置ドライバ54が転送するデータは、通信
ソフトウェアモジュール70がストリームヘッド63に転送
するデータと全く同じである。ストリームヘッド53にデ
ータが転送されると、アプリケーションソフトウェア52
は、システムコールを呼び出し、データを読み出す。そ
して、アプリケーションソフトウェア52は、サポートし
ているプロトコルに従い、データを処理する。
【0035】以上のようにして、通信ソフトウェア70が
通信制御装置60に具備されるとき、データが送受信され
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報処理
装置は、通信制御装置で処理していたプロトコルを中央
処理装置で処理するように変更する際、あるいは、中央
処理装置で処理していたプロトコルを通信制御装置で処
理するように変更する際に、前記プロトコルをサポート
している通信ソフトウェアを新たに開発する必要がなな
くなる。
【0037】また、各プロトコルの処理を担当する装置
は、固定されていないため、中央処理装置および通信制
御装置で処理するデータ量に応じて、あるプロトコルの
処理を担当する装置を別の装置に変更することが容易に
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の一実施例を示す原理図
である。
【図2】本実施例の情報処理装置において通信ソフトウ
ェアが中央処理装置に具備されるときの一例を示すブロ
ック図である。
【図3】本実施例の情報処理装置において通信ソフトウ
ェアが通信制御装置に具備されるときの一例を示すブロ
ック図である。
【図4】OSI参照モデルである。
【図5】IEEE802.310BASE5準拠のLANでTCP/IP
のプロトコルを使用したデータ通信を行う情報処理装置
のネットワークアーキテクチャである。
【図6】中央処理装置で第3層から第7層までのプロト
コルを処理し、通信制御装置で第1層と第2層のプロト
コルを処理する情報処理装置の一例を示すブロック図で
ある。
【図7】図6の情報処理装置のネットワークアーキテク
チャである。
【図8】中央処理装置で第5層から第7層までのプロト
コルを処理し、通信制御装置で第1層から第4層のプロ
トコルを処理する情報処理装置の一例を示すブロック図
である。
【図9】図8の情報処理装置のネットワークアーキテク
チャである。
【符号の説明】
10,50,100,200 中央処理装置 11 第1OS 12,52,101,201 アプリケーションソフ
トウェア 13 第1データ転送処理手段 14 第2データ転送処理手段 20,60,110,210 通信制御装置 21 第2OS 22 第3データ転送処理手段 23 データ通信手段 30,102,211 通信ソフトウェア 40,80 通信回線 51,61 UNIX 53,63 ストリームヘッド 54,103,202 通信制御装置ドライバ 62 ストリームヘッドドライバ 64,111,212 通信制御部ドライバ 65,112,213 通信制御部 70 通信ソフトウェアモジュール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置が上位層側の1つまたは複
    数のプロトコルを処理し、通信制御装置が下位層側の1
    つまたは複数のプロトコルを処理してデータ通信を行う
    情報処理装置において、共通のソフトウェアインタフェ
    ースを持つ通信ソフトウェアを動作させるためのOS
    と、前記共通のソフトフェアインタフェース持ち前記通
    信制御装置とのデータ転送を処理する手段と、前記共通
    のソフトウェアインタフェースを持ちアプリケーション
    ソフトウェアとのデータ転送を処理する手段を備え、か
    つ前記通信ソフトウェアが動作する中央処理装置と、前
    記中央処理装置で動作する前記通信ソフトウェアを動作
    させるためのOSと、前記共通のソフトウェアインタフ
    ェースを持ち前記中央処理装置とのデータ転送を処理す
    る手段と、前記共通のソフトウェアインタフェースを持
    ち通信回線を介して他の情報処理装置とデータ通信を行
    うための手段を備え、かつ前記通信ソフトウェアが動作
    する通信制御装置とを具備し、前記通信ソフトウェアを
    変更することなく、前記通信ソフトウェアが中央処理装
    置または通信制御装置上で動作できることを特徴とする
    情報処理装置。
JP4239330A 1992-09-08 1992-09-08 情報処理装置 Expired - Lifetime JP2833371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4239330A JP2833371B2 (ja) 1992-09-08 1992-09-08 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4239330A JP2833371B2 (ja) 1992-09-08 1992-09-08 情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0690271A JPH0690271A (ja) 1994-03-29
JP2833371B2 true JP2833371B2 (ja) 1998-12-09

Family

ID=17043125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4239330A Expired - Lifetime JP2833371B2 (ja) 1992-09-08 1992-09-08 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2833371B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0690271A (ja) 1994-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5581558A (en) Apparatus for bridging non-compatible network architectures
US4652874A (en) Serial communication interface for a local network controller
US6047002A (en) Communication traffic circle system and method for performing packet conversion and routing between different packet formats including an instruction field
US5446868A (en) Network bridge method and apparatus
JP3448067B2 (ja) ネットワークアダプタのためのネットワークコントローラ
US6189053B1 (en) Communication control system utilizing a shared buffer managed by high and low level protocols
US4860207A (en) Information transmission control apparatus for elevator system
US5949762A (en) Apparatus and method for processing multiple telephone calls
JPH0544694B2 (ja)
JP2660422B2 (ja) 動作モード設定可能なlan間結合装置
JPH07262152A (ja) コンピュータシステム
US5555374A (en) System and method for coupling a plurality of peripheral devices to a host computer through a host computer parallel port
JP2507230B2 (ja) インタ―フェ―ス装置および方法並びに通信アダプタ
US5812767A (en) System for user registering an address resolution routine to provide address resolution procedure which is used by data link provider interface for resolving address conflicts
CN114356829A (zh) 一种基于串口收发的协议自适应识别、跨平台、标准化的软件系统
JP2833371B2 (ja) 情報処理装置
Meister et al. Connection-oriented versus connectionless protocols: A performance study
JP3435736B2 (ja) 通信制御装置
JP3360727B2 (ja) パケット転送システム及びそれを用いたパケット転送方法
JPH0621925A (ja) 多重化伝送路通信制御方式
JP2570744B2 (ja) 局間通信制御方式
JP2003289315A (ja) パケット転送装置およびパケット転送方法
KR100606087B1 (ko) 아이엠에이 액세스 장치에서의 큐 이벤트 처리방법
JP2000148216A (ja) プラントコントローラ通信装置
JP2606240B2 (ja) フレーム交換方式

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980901