JP2833310B2 - 終端抵抗回路および終端抵抗の着脱方法 - Google Patents

終端抵抗回路および終端抵抗の着脱方法

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JP2833310B2 JP3350890A JP35089091A JP2833310B2 JP 2833310 B2 JP2833310 B2 JP 2833310B2 JP 3350890 A JP3350890 A JP 3350890A JP 35089091 A JP35089091 A JP 35089091A JP 2833310 B2 JP2833310 B2 JP 2833310B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SCSI(Small
Computer System Interfac
e)システムにおける終端抵抗回路に関し、特にディフ
ァレンシャルTYPEのSCSIシステムにおけるコン
ピュータ機器間の終端抵抗回路および終端抵抗の着脱方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、コンピュータ機器のインターフェ
ースについて簡単に説明する。従来、小型コンピュータ
の標準的なインターフェースとして、自動計測用のGP
−IB、通信用のRS−232Cなどが知られている。
これらは、ホストコンピュータに組み込まれたり、また
はオプションとしてボ−ドに付加された形で使用され
る。各々のインターフェースは、その要求される機能に
よって、電気的な仕様と実行手順が決められており、ホ
ストとの接続は後述するバスラインで電気的なレベルが
同一になるように構成されている。
【0003】SCSI仕様のインタフェースもホストと
の接続は同様であり、ホストアダプタを介してSCSI
システムのバスラインにアクセスするものである。SC
SIシステムでは、ホストコンピュータなどのコマンド
を送出する装置をイニシエータと呼び、ハードディス
ク、プリンタなどのコマンドを実行する装置をターゲッ
トと呼んでいる。しかし、SCSIシステムにおいて
は、ある場合にはイニシエータがターゲットになり、逆
にターゲットがイニシエータになることも許容されてい
る。イニシエータとターゲットはSCSIバスと呼ばれ
るバスラインによって接続される。このSCSIバス上
に存在する機器は、イニシエータ、ターゲットの区別無
くSCSIデバイスと呼ばれるが、SCSIバス上には
8台までのSCSIデバイスが接続可能である。
【0004】SCSIバスの信号は、例えばシングルエ
ンデットTYPEの場合の例で、図4のように構成され
ている。この図において、21はイニシエータ、22は
ターゲットである。この図に示すように、SCSIバス
は、上側9本のデータ信号(奇数パリティビット1本を
含む)と下側9本の制御信号の合わせて18本の信号ラ
インから構成されている。これらはすべて0、1信号で
扱われている。本発明に係るディファレンシャルTYP
Eは、この18本の信号ライン上の信号と反転する信号
を伝送する他の18本の信号ラインが設けられたもので
ある。このように、反転する信号を伝送する他の信号ラ
インを設けることにより、たとえば信号ラインにノイズ
が入ったとしても2つの信号ラインによってノイズをキ
ャンセルすることができ、安定して信号を伝送すること
ができるのである。
【0005】次に、ディファレンシャルTYPEのイニ
シエータ21とターゲット22との接続例を図5に示
す。この図に示すように、イニシエータ21とターゲッ
ト22はバスライン23で接続されている。この図にお
いて、24aは電源ラインで、通常+5Vが印加され
る。24bは第1の信号ラインで、1本のラインのみし
か図示していないが実際は18本のラインから構成され
ている。24cは第1の信号ライン24bの信号と反転
する信号を伝送するための第2の信号ラインで、これも
1本のラインのみしか図示していないが実際は18本の
ラインが存在する。24dはアースラインで、これも実
際は複数本存在する。24eはドライバー、24fはレ
シーバーであり、このドライバー24e、レシーバー2
4fによって、2つの信号ライン24b、24cの信号
を反転させている。24gは、ドライバー24e、レシ
ーバー24fを駆動させるための信号を入力するコント
ロール端である。24hは、信号ライン24b、24c
からの信号を入出力するための入出力端である。電源ラ
イン24a、信号ライン24b、24c、アースライン
24dを合わせてバスラインと呼んでいる。
【0006】25は終端抵抗(ターミネータ)であり、
第1の終端抵抗26、第2の終端抵抗27、第3の終端
抵抗28の3つの終端抵抗を直列接続したものを電源ラ
イン24aとアースライン24dとの間に接続し、第1
の終端抵抗26と第2の終端抵抗27との接続点を第1
の信号ライン24bに、第2の終端抵抗27と第3の終
端抵抗28との接続点を第2の信号ライン24cにそれ
ぞれ接続したものである。この終端抵抗25は、SCS
Iデバイス間の0、1信号を正確な矩形波として伝送す
るためにバスラインケーブルとのインピーダンスの整合
を取る必要があるため、両端のSCSIデバイスにそれ
ぞれ接続する必要があるものである。SCSIシステム
においては、この終端抵抗25は、両端の各デバイスに
つき信号ラインごとに設ける必要があり、また、その抵
抗値は図5の回路の場合で、終端抵抗26および28は
330Ω、終端抵抗27は150Ωと規定されている。
このような終端抵抗回路においては、第1の信号ライン
24bおよび第2の信号ライン24cから見た終端抵抗
25のインピーダンスはともに約196Ωになってい
る。なお、上記0、1信号についての判定は、第1の信
号ライン24bの電圧のレベルと第2の信号ライン24
cの電圧レベルを比較することによってなされる。
【0007】次に、SCSIシステムの構成例を図6に
示す。この図において、22a、22b、22c、22
dは、たとえばCD−ROM装置、光ディスク装置、ス
キャナー、プリンター等のターゲットである。この図に
示すようにSCSIデバイス(ターゲット22)を複数
個接続する場合は、SCSIシステムの規格上、SCS
Iバスに接続された両端のデバイス(この図の場合、イ
ニシエータ21、ターゲット22d)間に接続されたデ
バイス(この図の場合、ターゲット22a、22b、2
2c)の終端抵抗を取り外さなければならないことにな
っている。従来、この終端抵抗の取り付け、または取り
外し、すなわち、着脱については、たとえば以下の2つ
の方法が考えられる。 図5のL、M、Nの位置にDIPスイッチ等の機械式
スイッチを設け、そのスイッチをON、OFFすること
によって行う。 図5の終端抵抗25を内蔵したコネクタ、あるいは抵
抗モジュールのデバイスへの取り付けおよび取り外しに
よって行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の終端抵抗回路においては、電源ライン24aが終
端抵抗25を介して信号ライン24b、24cに接続さ
れているため、電源ライン24aにノイズが入ってしま
うと電源ライン24aから信号ライン24b、24cへ
供給する電圧が変動することになる。その結果、信号ラ
イン24b、24cの信号レベルを正確に比較し、判定
することができなくなり、SCSIデバイス間の0、1
信号を正確な矩形波として安定して伝送することが困難
になるという不都合が生ずる。また、従来の終端抵抗回
路においては、電源ライン24aは終端抵抗25を介し
てアースライン24dに接続されることになるため、信
号ライン24b、24cにおいて信号を伝送しない状態
である、バスフリー時においても、終端抵抗25に電流
が流れるため余分な電力が消費されるという不都合が生
ずる。また、終端抵抗の着脱方法に関しては、上記の
場合では、スイッチの接点の数は、信号ラインの数(図
5の例の場合は54個)必要であり、この複数個のスイ
ッチを1つ1つ切り替える必要がある。また、上記の
場合では、抵抗内蔵コネクタや抵抗モジュールを付属品
という形で保管するというメンテナンスが必要であり、
上記コネクタやモジュールが紛失する等の問題が考えら
れる。また、人為的にこのコネクタやモジュールの取り
付け、取り外しのメンテナンスも必要であるという不都
合も生ずる。たとえば、SCSIシステムにおいては、
最大で8個までのデバイスが接続可能であるが、複数の
デバイスを複雑に接続しなければならない近年の状況で
は、上記のコネクタやモジュールの取り付け、取り外し
を頻繁に行わなければならず、このメンテナンスがシス
テムの組み替えの際に大きな支障をきたすことになる。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、外部のノイズによって電源電圧が変動して
もSCSIデバイス間の信号を安定して伝送することが
でき、かつ、バスフリー時において余分な電力を消費す
ることのない終端抵抗回路を提供することを目的にして
いる。また、そのような終端抵抗回路において、外部の
スイッチ信号によって、終端抵抗の着脱を可能とし、保
管や取り付け、取り外しのメンテナンスフリーを実現す
ることができる終端抵抗の着脱方法を提供することを目
的にしている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の終端抵抗回路
は、上記目的を達成するために、電源ラインにレギュレ
ータの入力端を接続し、レギュレータの出力端を第1の
終端抵抗の一端と第2の終端抵抗の一端とに接続し、レ
ギュレータのアース端をアースラインに接続し、第1の
終端抵抗の他端を第1の信号ラインに接続し、第2の終
端抵抗の他端を第2の信号ラインに接続し、第1の終端
抵抗の他端と第2の終端抵抗の他端とを第3の終端抵抗
で接続したことを特徴とする。また、本発明の終端抵抗
回路は、上記の終端抵抗回路において、第1の終端抵抗
の他端と第1の信号ラインとの間、および、第2の終端
抵抗の他端と第2の信号ラインとの間にそれぞれ能動素
子からなる双方向スイッチング素子を設けたことを特徴
とする。さらに、本発明の終端抵抗回路は、さらにレギ
ュレータの入力端と電源ラインとの間に能動素子からな
るスイッチング素子を設けたことを特徴とする。また、
本発明の終端抵抗の着脱方法は、上記の双方向スイッチ
ング素子を設けた終端抵抗回路において、外部のスイッ
チ信号によって双方向スイッチング素子をON、OFF
させることにより、バスラインに対する終端抵抗の着脱
をおこなうことを特徴とする。さらに、本発明の終端抵
抗の着脱方法は、上記双方向スイッチング素子とスイグ
素子を設けた終端抵抗回路において、外部のスイッチ信
号によって双方向スイッチング素子とスイッチング素子
とを同時にON、OFFさせることにより、バスライン
に対するレギュレータの着脱と同時に終端抵抗の着脱を
おこなうことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の終端抵抗回路は、上記のように接続さ
れているため、レギュレータによって信号ライン側に安
定した電圧を供給することができるため、外部のノイズ
によって電源電圧が変動してもSCSIデバイス間の信
号を安定して伝送することができる。また、レギュレー
タの出力端側はアースラインに接続されていないため、
バスフリー時に終端抵抗回路において余分な電力を消費
することがない。また、本発明の終端抵抗の着脱方法
は、上記のように、終端抵抗と2つ信号ライン間との間
に能動素子からなる双方向スイッチング素子を設けるこ
とにより、外部からたとえばONの信号が入力された場
合、2つの信号ラインの信号のレベルがレギュレータの
電圧レベルよりハイまたはローであったとしても双方向
スイッチング素子内のどちらか一方のスイッチング素子
がONするため、終端抵抗がバスラインに取り付けられ
た状態になる。外部からOFFの信号が入力された場
合、上記の双方向スイッチング素子内の両方のスイッチ
ング素子がOFFになり、終端抵抗がバスラインから取
り外された状態になる。そのため、外部のスイッチ信号
によって終端抵抗の着脱が可能となる。したがって、終
端抵抗と双方向スイッチング素子とをモジュールとして
デバイスに内蔵することにより、抵抗内蔵コネクタや抵
抗モジュールの保管および取り付け、取り外しのメンテ
ナンスをする必要がなくなる。さらに、レギュレータと
電源ラインとの間に能動素子からなるスイッチング素子
を設ける場合には、終端抵抗の着脱と同時にレギュレー
タの着脱も可能となるため、省電力化が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳
述する。まず、図1は本発明の一実施例に係る終端抵抗
回路および終端抵抗の着脱方法を説明するための図であ
り、図1(a)はディファレンシャルTYPEのSCS
Iシステムにおけるコンピュータ機器の接続例である。
この図において、1はイニシエータ、2はCD−ROM
装置等のターゲット、3はイニシエータ1とターゲット
2を接続するSCSIのバスラインである。このバスラ
イン3は端子数50本又は68本のコネクタ付きケーブ
ルが用いられる。このバスライン3は、電源ライン4
a、第1の信号ライン4b、第2の信号ライン4c、ア
ースライン4dを含んでいる。この電源ライン4aは、
1本のラインで構成されており、その電圧は通常+5V
である。4bは図4に示す第1の信号ラインで、1本の
ラインのみしか図示していないが実際は18本のライン
から構成されている。4cは第1の信号ラインの信号と
反転する信号を伝送するための第2の信号ラインで、こ
れも1本のラインのみしか図示していないが実際は18
本のラインが存在する。この第1の信号ライン4bおよ
び第2の信号ライン4cにおける信号は、第1の信号ラ
イン4bの信号がハイレベルのときは第2の信号ライン
4cの信号がローレベルとなり、第1の信号ライン4b
の信号がローレベルのときは第2の信号ライン4cの信
号がハイレベルとなるように互いに反転し、例えば、第
1の信号ライン4bの信号がハイレベルで第2の信号ラ
イン4cの信号がローレベルのときは1と判定され、第
1の信号ライン4bの信号がローレベルで第2の信号ラ
イン4cの信号がハイレベルのときは0と判定されるも
のである。このような信号ライン4b、4cの信号の反
転は、ドライバー4e、レシーバー4fによってなされ
る。4gは、ドライバー4e、レシーバー4fを駆動さ
せる信号を入力するためのコントロール端である。4h
は、信号ライン4b、4cの信号を入出力するための入
出力端である。
【0013】5は、たとえば、入力端5aと出力端5b
とアース端5cとを有する3端子レギュレータで、入力
端5aは電源ライン4aに接続され、出力端5bは後述
する2つの終端抵抗(ターミネータ)6および7の一端
6aおよび7aに接続され、アース端5cはアースライ
ン4dに接続されている。このレギュレータ5は、電源
ライン4aからの電源電圧を、たとえば、2.5Vの一
定電圧にし、この一定電圧を信号ライン4b、4c側に
供給するためのものである。6は、その一端6aがレギ
ュレータ5の出力端5bに接続され、その他端6bが第
1の信号ライン4bに接続された第1の終端抵抗であ
り、7は、その一端7aがレギュレータ5の出力端5b
に接続され、その他端7bが第2の信号ライン4cに接
続された第2の終端抵抗であり、第1の終端抵抗6およ
び第2の終端抵抗7の抵抗値は、それぞれ、たとえば、
330Ωである。8は、第1の終端抵抗6の他端6bと
第2の終端抵抗7の他端7bに接続された第3の終端抵
抗であり、その抵抗値は、たとえば、150Ωである。
【0014】このような終端抵抗6、7、8から構成さ
れる終端抵抗9は、イニシエータ1、ターゲット2等の
SCSIデバイス間の0、1信号を正確な矩形波として
伝送するために各ライン間におけるインピーダンスの整
合を取るためのものであり、両端のイニシエータ1およ
びターゲット2等のSCSIデバイスにそれぞれ設ける
必要があるものである。このような終端抵抗回路におい
て、第1の信号ライン4bから見た終端抵抗9のインピ
ーダンスは、第1の終端抵抗6と、第2の終端抵抗7と
第3の終端抵抗8との合成抵抗と、を並列に接続したも
のに等しいため、終端抵抗6、7が330Ωで、終端抵
抗8が150Ωの場合には、その値は約196Ωとな
る。また、同じように、第2の信号ライン4cから見た
終端抵抗9のインピーダンスは、第2の終端抵抗7と、
第1の終端抵抗6と第3の終端抵抗8との合成抵抗と、
を並列に接続したものに等しいため、その値は約196
Ωとなる。従って、信号ライン4b、4cから見た終端
抵抗9のインピーダンスはともに約196Ωとなり、従
来の図5の回路の場合と同等の値にすることができる。
なお、この終端抵抗9は、ディファレンシャルTYPE
の回路の場合で、各デバイスにつき信号ライン4b、4
cの数だけ、すなわち、18セット設ける必要がある。
10は、レギュレータ5の入力端5aおよび出力端5b
の近傍とアースライン4dとの間に設けられたコンデン
サであり、電源ライン4a上やレギュレータ5の出力端
5b側のノイズやリップルを除去するためのものであ
る。
【0015】この終端抵抗回路における終端抵抗9のバ
スラインに対する着脱を行うため、本発明においては、
第1の終端抵抗6の他端6bと、第1の信号ライン4b
との間のA点、および、第2の終端抵抗7の他端7b
と、第2の信号ライン4cとの間のB点にそれぞれ能動
素子からなる双方向スイッチング素子を設けるが、終端
抵抗6、7は信号ライン4b、4cの数分設ける必要が
あるため、この双方向スイッチング素子もそれに対応し
た数が設けられる。ここでは、上記終端抵抗回路を構成
する、レギュレータ5、終端抵抗6、7、8等を双方向
スイッチング素子とともに集積化する。
【0016】図1(b)は、双方向スイッチング素子を
含む集積化した終端抵抗回路の等価回路図である。この
図のC点、D点、E点、F点は、図1(a)のC点、D
点、E点、F点に接続される位置を示している。この図
において、11は、2個のPNP型のトランジスタを組
み合わせて構成した双方向スイッチング素子であり、第
1の終端抵抗6の他端6bと、第1の信号ライン上のE
点との間、および、第2の終端抵抗7の他端7bと、第
2の信号ライン上のF点との間にそれぞれ接続されてい
る。この双方向スイッチング素子11のうち、11aは
信号ライン4b、4c側(E点、F点)からレギュレー
タ5へ電流が流れる方向のスイッチング素子で、11b
はレギュレータ5から信号ライン4b、4c側(E点、
F点)へ電流が流れる方向のスイッチング素子である。
12は双方向スイッチング素子11にバイアスをかける
ためのバイアス抵抗であり、13(点線で囲ってある箇
所)は、抵抗内蔵型トランジスタからなるスイッチング
素子である。このスイッチング素子13は外部の信号に
よりスイッチとして機能するものである。なお、終端抵
抗6、7、8、双方向スイッチング素子11、バイアス
抵抗12で構成するCHで示す部分(点線で囲ってある
箇所)は、この図では図面の簡略化のために2個しか図
示していないが、実際は信号ラインの数、すなわち18
個必要である。また、G点は、レギュレータ5が所定の
電圧を出力しているか確認するための出力電圧取出用端
子であり、H点はスイッチング素子13の駆動用端子で
ある。
【0017】この図1(b)に示す回路がSCSIシス
テムのバスラインに接続された場合の動作について説明
する。今、H点よりONの信号が入力される(H点とア
ースとの間に接続されたスイッチが閉じる)とスイッチ
ング素子13がONし、図1(b)に示す回路が動作す
る。そして、信号ライン4b、4c側(E点、F点)か
らの信号のレベルがレギュレータ5から出力される電圧
のレベルより高い時はスイッチング素子11aがON
し、また、信号ライン4b、4c側(E点、F点)から
の信号のレベルがレギュレータ5から出力される電圧の
レベルより低い時はスイッチング素子11bがONす
る。したがって、信号ラインからの信号のハイレベル、
ローレベルのいずれの場合でも、スイッチング素子11
a、11bのどちらか一方がそれぞれONするので、終
端抵抗6、7、8がバスライン3に取り付けられた状態
になる。また、H点よりOFFの信号が入力される(H
点とアースとの間に接続されたスイッチが開く)とスイ
ッチング素子13がOFFし、スイッチング素子11
a、11bはともにOFFの状態になり、終端抵抗6、
7、8がバスライン3から取り外された状態になる。こ
の図に示す回路はハイブリッドIC技術を用いて製造さ
れることが望ましいが、半導体IC技術等の他の技術を
用いて製造してもよいことはいうまでもない。
【0018】図2は、図1(b)に示す終端抵抗回路の
他の実施例の等価回路図である。この図において、図1
(b)との相違点はレギュレータ5の入力端5aと電源
ライン4a側のC点との間に抵抗内蔵型トランジスタ
(点線で囲ってある箇所)等のスイッチング素子14を
設けたことである。このスイッチング素子14は、スイ
ッチング素子13によって動作し、スイッチング素子1
3がONのときはスイッチング素子14もON、スイッ
チング素子13がOFFのときはスイッチング素子14
もOFFになる。この様にして、終端抵抗6、7、8の
着脱と同時に、レギュレータ5の着脱が可能となる。
【0019】図3は、図1(a)のターゲット2とし
て、イニシエータに対して複数のターゲット2a、2
b、2c、2dを取り付けた時の外部の概略図である。
この図に示すイニシエータ1およびターゲット2a、2
b、2c、2dには、図1(b)または図2に示す回路
が内蔵されている。この図において、15、16a、1
6b、16c、16dは、たとえば図1(b)のH点へ
の信号を入力するための外部に取り付けられた切り替え
スイッチである。この図に示すように、複数のターゲッ
ト2a、2b、2c、2dを取り付ける場合、スイッチ
16a、16b、16c、16dをON、OFFするだ
けでターゲット2a、2b、2c、2dの終端抵抗6、
7、8が容易に着脱される。また、図2の場合は終端抵
抗6、7、8とレギュレータ5が同時に着脱される。
【0020】なお、図1(b)、図2の回路は一例に過
ぎず、所期の目的が達せられるものであればいかなるも
のでもよい。たとえば、これらの図において、双方向ス
イッチング素子11、スイッチング素子13、および図
2のスイッチング素子14はトランジスタに代えて、他
のICを用いてもよい。また、スイッチング素子13を
設けずに、外部のスイッチと双方向スイッチング素子1
1とを直接に接続してもよい。また、図1(b)、図2
の回路におけるCHで示す部分の数は、任意であり、た
とえば、一つの回路においてCHで示す部分を9個設け
た集積回路を、2つ接続して使用してもよい。さらに、
図2に示すスイッチ15、16a、16b、16c、1
6dは本実施例のものに限られるものではなく、このス
イッチをソフトウェア等で電子的に行わせてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明の終端抵抗回路は、上述したよう
に接続されているため、レギュレータによって信号ライ
ン側に安定した電圧を供給することができるため、外部
のノイズによって電源電圧が変動してもSCSIデバイ
ス間の信号を安定に伝送することができる。また、レギ
ュレータの出力端側はアースラインに接続されていない
ため、バスフリー時に終端抵抗回路において余分な電力
を消費することがない。また、レギュレータと電源ライ
ンとの間に能動素子からなるスイッチング素子を設けた
場合は、より省電力化が可能となる。また、本発明の終
端抵抗の着脱方法は、信号ラインと終端抵抗との間に能
動素子からなる双方向スイッチング素子を設け、外部の
スイッチ信号によって複数の双方向スイッチング素子を
同時にON、OFFさせることにより、終端抵抗の着脱
が可能となる。また、レギュレータと電源ラインとの間
にスイッチング素子を設けた場合は、レギュレータと終
端抵抗とが同時に着脱できる。したがって、スイッチン
グ素子をモジュールとしてデバイスに内蔵することによ
り、抵抗内蔵コネクタや抵抗モジュールの保管および取
り付け、取り外しのメンテナンスをする必要がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の終端抵抗回路および終端抵抗の着脱方
法を説明するための図であり、(a)は本発明を適用す
るコンピュータ機器の接続例を説明するための内部接続
図で、(b)は、本発明の終端抵抗回路の等価回路図で
ある。
【図2】図1(b)に示す終端抵抗回路の他の実施例の
等価回路図である。
【図3】本発明を適用するコンピュータ機器の接続例の
外部概略図である。
【図4】SCSIバスの信号の概略図である。
【図5】従来のコンピュータ機器の接続例を説明するた
めの内部接続図である。
【図6】従来のコンピュータ機器の接続例の外部概略図
である。
【符号の説明】
1 ターゲット 2 イニシエータ 3 バスライン 4a 電源ライン 4b 第1の信号ライン 4c 第2の信号ライン 4d アースライン 4e ドライバー 4f レシーバー 4g コントロール端 4h 入出力端 5 レギュレータ 5a 入力端 5b 出力端 5c アース端 6 第1の終端抵抗 6a 一端 6b 他端 7 第2の終端抵抗 7a 一端 7b 他端 8 第3の終端抵抗 9 終端抵抗 10 コンデンサ 11 双方向スイッチング素子 11a スイッチング素子 11b スイッチング素子 12 バイアス抵抗 13 スイッチング素子 14 スイッチング素子 15 スイッチ 16a スイッチ 16b スイッチ 16c スイッチ 16d スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−146843(JP,A) 特開 平3−116215(JP,A) 特開 平3−196320(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/00 H03K 19/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータ機器(1)、(2)間に接続
    された、電源ライン(4a)と、第1の信号ライン(4
    b)と、その第1の信号ライン(4b)の信号と反転す
    る信号を伝送する第2の信号ライン(4c)と、アース
    ライン(4d)とが、それぞれ終端抵抗を介して接続さ
    れたバスライン(3)において、 電源ライン(4a)にレギュレータ(5)の入力端(5
    a)を接続し、レギュレータ(5)の出力端(5b)を
    第1の終端抵抗(6)の一端(6a)と第2の終端抵抗
    (7)の一端(7a)とに接続し、レギュレータ(5)
    のアース端(5c)をアースライン(4d)に接続し、
    第1の終端抵抗(6)の他端(6b)を第1の信号ライ
    ン(4b)に接続し、第2の終端抵抗(7)の他端(7
    b)を第2の信号ライン(4c)に接続し、第1の終端
    抵抗(6)の他端(6b)と第2の終端抵抗(7)の他
    端(7b)とを第3の終端抵抗(8)で接続したことを
    特徴とする終端抵抗回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の終端抵抗回路において、第
    1の終端抵抗(6)の他端(6b)と第1の信号ライン
    (4b)との間、および、第2の終端抵抗(7)の他端
    (7b)と第2の信号ライン(4c)との間にそれぞれ
    能動素子からなる双方向スイッチング素子(11)を設
    けたことを特徴とする終端抵抗回路。
  3. 【請求項3】請求項2記載の終端抵抗回路において、外
    部のスイッチ信号によって双方向スイッチング素子(1
    1)をON、OFFさせることにより、バスライン
    (3)に対する終端抵抗(6、7、8)の着脱をおこな
    うことを特徴とする終端抵抗の着脱方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の終端抵抗回路において、レ
    ギュレータ(5)の入力端(5a)と電源ライン(4
    a)との間に能動素子からなるスイッチング素子(1
    4)を設けたことを特徴とする終端抵抗回路。
  5. 【請求項5】請求項4記載の終端抵抗回路において、、
    外部のスイッチ信号によって双方向スイッチング素子
    (11)とスイッチング素子(14)とを同時にON、
    OFFさせることにより、バスライン(3)に対するレ
    ギュレータ(5)の着脱と同時に終端抵抗(6、7、
    8)の着脱をおこなうことを特徴とする終端抵抗の着脱
    方法。
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