JP2832917B2 - 給湯器用ポンプ - Google Patents

給湯器用ポンプ

Info

Publication number
JP2832917B2
JP2832917B2 JP3312352A JP31235291A JP2832917B2 JP 2832917 B2 JP2832917 B2 JP 2832917B2 JP 3312352 A JP3312352 A JP 3312352A JP 31235291 A JP31235291 A JP 31235291A JP 2832917 B2 JP2832917 B2 JP 2832917B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
shaft
magnet
pump chamber
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3312352A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05149288A (ja
Inventor
伸一 吉川
芳明 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP3312352A priority Critical patent/JP2832917B2/ja
Publication of JPH05149288A publication Critical patent/JPH05149288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2832917B2 publication Critical patent/JP2832917B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯器用ポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】給湯器用のポンプとして、特開昭62−
144613号公報、特開昭62−292114号公
報、特開昭62−298687号公報、特開昭63−1
50036号公報等に開示の技術がある。
【0003】これらの開示技術では、ポンプ室とモータ
一支持部との間に隔離板を設け、ポンプ室内に回転自在
に設けたインペラに磁石を取付け、隔離板を介してモー
ターの出力軸側の磁石と、インペラ側の磁石とを対向さ
せた構成となっている。
【0004】さらに、吸引口部に設けた固定軸にインペ
ラを摺動可能に軸支している。これにより、インペラの
回転速度に応じて変化するポンプ内圧力の変化とともに
インペラがスラスト方向に移動して、軸受の接触個所が
変わり、軸受部の耐久性を向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
吸引口に固定軸による障害物が設けられているので、吸
引口断面が減り、流量が制限される。
【0006】従って、本発明の目的は、インペラのスラ
スト方向の移動を確保しつつも、吸引口に障害物を有し
ない給湯器用ポンプを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】ポンプ室とモーター支持
部との間に隔離板を設け、前記ポンプ室内に回転自在に
設けたインペラに磁石を取り付け、前記隔離板を介して
前記モーターの出力軸側の磁石と、前記インペラ側の磁
石とを対向させたポンプにおいて、前記ポンプ室に流体
を吸入する吸入口を形成し、前記隔離板の前記ポンプ室
側に前記インペラ中心をモータ軸方向に摺動および回転
自在に支持し、この摺動および回転が前記インペラをほ
とんど傾かせることがないようにする支持部を設け、
この支持部は、前記インペラ又は前記隔離板のいずれか
一方に設けた凹部と、残る他方に設けた軸部との組合せ
からなり、前記隔離板側に設けた前記凹部又は前記軸部
を回転中心としてこれら凹部又は軸部と組み合わされる
前記インペラ側に設けた前記軸部又は凹部が回転可能か
つ、軸長手方向に摺動可能であり、前記凹部と前記軸部
とはそれぞれ軸長手方向に平行度を有することにより軸
長手方向における隙間が一定とした。
【0008】
【作用】インペラ中心をモータ軸方向に摺動および回転
自在に支持する支持部を設けることにより、インペラの
スラスト方向の移動が確保され、インペラの回転速度に
よって回転時の摺接部位が変わり、耐摩耗性が向上す
る。
【0009】
【実施例】
例1(図1、図4参照) モーター取付板1に直流モーター2が取付られている。
このモーターの回転軸中心を以下軸線と称する。取付板
1には、隔離板3及び上ケース4が取付板5と共にねじ
6により固定されている。隔離板3と上ケース4との接
合部にはシール用のOリング7が介装されている。上ケ
ース4の中央部には軸線を中心に吸引口4Aが形成され
ている。
【0010】モーター取付板1と隔離板3との間には、
モーター軸にキーで回り止めされてマグネットケース8
が取付られており、このマグネットケース内には磁石M
Gが収められて、鉄板8Aで熱溶着されている。
【0011】マグネットケース8の中心部であって隔離
板3の対向部は軸線を中心にして円錐状に形成され、そ
の頂部は曲面状になっていて隔離板3に回転自在に接し
ている。
【0012】隔離板3の前記モーター支持部側の反対側
であって上ケース4の内側はポンプ室9を形成してい
る。隔離板3の軸線部はポンプ室9側に、先端が丸めら
れた軸部3Jを形成して突出している。この軸部3Jは
インペラケース11の凹部11U内に嵌入され回転自在
かつ、スラスト方向に摺動自在である。
【0013】インペラケース11にはマグネットケース
8と対向する位置に磁石MGを内封してインペラ10が
超音波溶着により取付けられている。
【0014】なお、本例では、上ケース4、インペラ1
0、インペラケース11、隔離板3、マグネットケース
8は合成樹脂で作られる。
【0015】かかる構成によれば、インペラ10の支持
は隔離板によりなされるので、吸引口4Aは何らの障
害物も存在せず、十分な流量を得ることができる。つま
り、流量が多いことから湯の流入速度が下がり、渦室内
の水蒸気の発生がなくなり、ひいては、沸騰時の空転が
おき難くなる。また、上ケース4の構造も単純になるし
部品点数も低減する。
【0016】本例においてもインペラ可動構造により、
モーターの回転速度に応じて吐出量を制御することがで
きる。すなわち、回転速度を高めて吐出量を多くする場
合には、ポンプ室9内の圧力も高くなり、これによりイ
ンペラ内の磁石MGとモーター側の磁石MGとの吸引力
とバランスしつつインペラ10が吸引口側のスラスト方
向に移動するし、回転速度が低い場合はポンプ内の圧力
も低くなり自重及び磁石吸引力により軸部3Jの先端が
インペラケース11と接触しつつ回転する。従って、イ
ンペラの回転速度によって回転時の摺接部位が変わり、
耐摩耗性が向上する。
【0017】例2(図2参照) 本例では、図1の例におけるモーター取付板1に代え
て、図2に示すように下ケース12にモーター及び上ケ
ース4が取付けられている。また、隔離板3に設けた凹
部3Uに、インペラ10の軸部10Jが回転可能かつス
ラスト可動に取付けられている点が異なるが、他の点は
図1の例に準ずるので同一の機能部材には同一の符号を
付し説明を省略する。
【0018】例3(図3参照) 本例では、インペラ10の支持構造は図1の例に準ず
る。また、モーター2は図2の例に準じて下ケース12
に取付けられている。異なる点は磁石MGの配置であ
り、モーター軸の外周部に設けられた磁石MGが隔離板
3を介してインペラ10に内封された磁石MGにラジア
ル方向に対向している。また、軸部3Jはインペラ10
に形成された凹部10Uに回転自在かつスラスト方向の
摺動自在に嵌合されている。他の点は図1の例に準ずる
ので同一の機能部材には同一の符号を付し説明を省略す
る。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、インペラ中心をモータ
軸方向に摺動および回転自在に支持する支持部を設けた
ことにより、インペラのスラスト方向の移動が確保さ
れ、インペラの回転速度に応じて回転時の軸部と凹部と
の摺接部位が変わり、耐摩耗性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる給湯器用ポンプの断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例にかかる給湯器用ポンプの
断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例にかかる給湯器用ポ
ンプの断面図である。
【図4】図1の上ケースの一部を破断したときの断面図
である。
【符号の説明】
3 隔離板 3J 軸部 3U 凹部 9 ポンプ室 10 インペラ 10J 軸部 10U 凹部 11U 軸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−25990(JP,A) 特開 昭50−38103(JP,A) 実開 昭61−113995(JP,U) 実開 昭62−117288(JP,U) 特公 昭42−19311(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ室とモーター支持部との間に隔離板
    を設け、前記ポンプ室内に回転自在に設けたインペラに
    磁石を取り付け、前記隔離板を介して前記モーターの出
    力軸側の磁石と、前記インペラ側の磁石とを対向させた
    ポンプにおいて、 前記ポンプ室に流体を吸入する吸入口を形成し、前記隔
    離板の前記ポンプ室側に前記インペラ中心をモータ軸方
    向に摺動および回転自在に支持し、この摺動および回転
    が前記インペラをほとんど傾かせることがないようにす
    る支持部を設け、 この支持部は、前記インペラ又は前
    記隔離板のいずれか一方に設けた凹部と、残る他方に設
    けた軸部との組合せからなり、前記隔離板側に設けた前
    記凹部又は前記軸部を回転中心としてこれら凹部又は軸
    部と組み合わされる前記インペラ側に設けた前記軸部又
    は前記凹部が回転可能かつ、軸長手方向に摺動可能であ
    り、前記凹部と前記軸部とはそれぞれ軸長手方向に平行
    度を有することにより軸長手方向における隙間が一定で
    あることを特徴とする給湯器用ポンプ。
JP3312352A 1991-11-27 1991-11-27 給湯器用ポンプ Expired - Fee Related JP2832917B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312352A JP2832917B2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 給湯器用ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312352A JP2832917B2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 給湯器用ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05149288A JPH05149288A (ja) 1993-06-15
JP2832917B2 true JP2832917B2 (ja) 1998-12-09

Family

ID=18028217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3312352A Expired - Fee Related JP2832917B2 (ja) 1991-11-27 1991-11-27 給湯器用ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2832917B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001355590A (ja) * 2000-06-09 2001-12-26 Nidec Shibaura Corp 自吸式ヒューガルポンプ
JP4548450B2 (ja) * 2007-05-29 2010-09-22 株式会社ジェイ・エム・エス ターボ式血液ポンプ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5038103A (ja) * 1973-08-10 1975-04-09
JPS6125990A (ja) * 1984-07-13 1986-02-05 Seiko Kakoki Kk 磁気継手駆動式ポンプ
JPS6329905Y2 (ja) * 1984-12-26 1988-08-10
JPS62117288U (ja) * 1986-01-20 1987-07-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05149288A (ja) 1993-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2580275Y2 (ja) マグネットポンプ
US5803720A (en) Blood pump
JP3025295B2 (ja) ターボ形ポンプ
US3771910A (en) Axial thrust compensation for centrifugal pumps
US4799421A (en) Hydrodynamic spiral-grooved journal bearing for electromagnetically rotated and reciprocated compressor piston
US4846049A (en) Wobble plate type compressor with variable displacement mechanism
JPH0491396A (ja) ターボ形ポンプ
EP0520019A1 (en) Low-profile disk drive motor
TW461939B (en) Combined radial-axial slide bearing
JP2832917B2 (ja) 給湯器用ポンプ
JP3874308B2 (ja) 斜板式ピストンポンプ・モータの斜板角度変更装置
JPS587832B2 (ja) 斜軸式のポンプまたはモ−タ
JPH0193614A (ja) 水中スラスト軸受装置
JP2587665B2 (ja) 旋回引き手ポンプ
US4615662A (en) Axial thrust compensation for centrifugal pump
US4798517A (en) Pump
JP3024267B2 (ja) スクロールコンプレッサ
JP2635138B2 (ja) スクロール形流体機械
JP2848862B2 (ja) オルダム継手
CN215213979U (zh) 一种多功能水泵
US5357843A (en) Hydraulic pumps or motors of the radial cylinder type
JPH03129783U (ja)
JP2581541Y2 (ja) 遠心ポンプ
JP2605638Y2 (ja) 静圧主軸の軸受構造
JP2923740B2 (ja) 給水ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071002

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081002

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees