JP2831895B2 - バックホウのボンネット構造 - Google Patents

バックホウのボンネット構造

Info

Publication number
JP2831895B2
JP2831895B2 JP6232593A JP6232593A JP2831895B2 JP 2831895 B2 JP2831895 B2 JP 2831895B2 JP 6232593 A JP6232593 A JP 6232593A JP 6232593 A JP6232593 A JP 6232593A JP 2831895 B2 JP2831895 B2 JP 2831895B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
backhoe
inclination angle
cover
tank cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6232593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06272280A (ja
Inventor
仁雄 那須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP6232593A priority Critical patent/JP2831895B2/ja
Publication of JPH06272280A publication Critical patent/JPH06272280A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2831895B2 publication Critical patent/JP2831895B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小旋回型等のバックホ
ウにおけるボンネット構造に係り、詳しくは、作動油タ
ンク等が配置されるタンク部上に掘削泥土が溜まり難い
ようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】バックホウでは、旋回台上にエンジン、
燃料タンク、操縦部が配備され、かつ、掘削作業装置も
連結されており、例えば実開平4−33757号公報で
示されたブームが腰折れ変位できる超小旋回型のものの
ように、旋回台右側部には燃料タンクと作動油タンクと
で成るタンク部を配置し、かつ、後部に原動部を配置し
て良好な重量バランスを出してある。そして、タンク部
上面は落下してくる泥土が滑り落ちて溜まらないように
するため、その前方傾斜角を比較的急なものに設定して
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報で示される程度の傾斜角では泥土がうまく滑り落ちな
いことが多く、何らかの対策が迫られてきた。そこで、
泥土滑り落ちの実験を行った結果、前方傾斜角は35度
以上必要であることが判った。そこで、35度以上の傾
斜角を付けるのに、先ず、タンク部後端の高さをその
ままにして前方傾斜角を急にする手段では、タンク前端
の高さが極端に低くなってタンク容量が縮小されてしま
い、非現実的である。そこで、タンク容量を十分確保す
るには、タンク部後端高さを高くして35度以上の前
方傾斜角を確保する手段が考えられるが、これではタン
ク部後端が高くなり過ぎて原動部高さも不要に高くする
か、又は、外観上不都合な原動部との段差を付けるかと
なり、やはり実現が困難である。本発明の目的は、タン
ク容量減や外観の悪化等の不都合を招くことなくタンク
部上での泥土溜まりを解消させる点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明のボンネット構造は、旋回台の前部における左右
中間部に掘削作業装置を連結し、この掘削作業装置の横
一側に操縦部を、かつ、他側にタンク部を夫々配設する
とともに、タンク部を覆うタンクカバーを設け、該タン
クカバーの上面部を、前方に向かうほど低く、かつ、横
外側に向かうほど低くなる複合傾斜面に形成してあるこ
とを特徴とするものである。
【0005】
【作用】つまり、前方傾斜角に側方傾斜角を付加させた
複合傾斜状態とすることにより、実質の傾斜角を急なも
のにさせる手段である。これにより、前方傾斜角を従来
と同様にしながら滑り角度を35度以上の急なものにで
き、タンク容量を変えずに、又は僅かに縮小させるだけ
でタンク部上での泥土堆積を解消することができる。そ
して、側方傾斜によるタンク縮小を解消するべく全体高
さを嵩上げするにしても、その上昇量は少なくて済み、
全体としてのボンネットの嵩を不要に大型化することが
ないとともに、原動部ボンネットとの繋がり具合も、段
差ができるといったことなく良好な状態にすることが容
易である。又、単に前方傾斜角をきつくする既述の手段
では、タンクカバーから滑り落ちた泥土がクローラ上
に溜まってしまう傾向があるが、本願の手段によれば泥
土は横斜め前方に落ちるようになり、その不都合も生じ
ない。
【0006】
【発明の効果】従って、タンクカバーを単純な前方傾斜
状態から横にも傾いた複合傾斜状態に設定する簡単な改
造により、タンク容量等の必要な機能を悪化させること
なく、タンクカバー上の泥土堆積を解消することができ
た。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図3に超小旋回型バックホウが示され、Aは掘
削作業装置、4は旋回台、5は走行機台、6はクローラ
走行装置である。掘削作業装置Aは、ブーム1、アーム
2、バケット3を備えて構成され、ブーム1は腰折れ変
位自在であって、同図に示すようにバケット3がブーム
1の右側方に位置した格納姿勢が現出できる。
【0008】図2に示すように、旋回台4の前部には、
左から操縦部7、掘削作業装置Aの連結部8、タンク部
9が配設され、後部には左右に亘る原動部Bが配設され
ている。図1〜図3に示すように、タンク部9には、作
動油タンク10と燃料タンク11が配備され、前面部1
2fと右側面部12rと上面部12uとを有したタンク
カバー12で覆うとともに、このタンクカバー12は右
側面部12r下端の前後軸心P回りで揺動開閉自在であ
る。
【0009】タンクカバー12の上面部12uは、前方
に向かうほど低くなり、かつ、横外側に向かうほど低く
なる複合傾斜面に形成されている。つまり、角度αの前
方傾斜角と、角度βの側方傾斜角が付けられており、バ
ケット3から泥土がタンク部9に落ちても上面部12u
を滑って地面に落ちるようにしてある。又、原動部Bを
覆うエンジンボンネット13はその円弧状上面部の角部
13kを、タンクカバー12の側方傾斜角βに合わせた
傾斜面に形成してあり、外観の向上を図ってある。
【0010】〔別実施例〕図4、図5に示すように、タ
ンクカバー12を旋回台4の後端まで延長し、操縦部側
の前後方向軸心周りで開閉自在な側方カバーとしたもの
でも良い。又、本実施例におけるタンクカバー12を上
面部12u後端縁周りで斜め後方に開閉させる構造やタ
ンクカバー12と原動部Bにおけるタンク部9後方部分
とその他の原動部分との3分割カバー構造とする等、各
種の構造が考えられるが、いずれにおいてもタンクカバ
ー12の上面部12uは複合傾斜面に形成されている。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】旋回台部分の正面図
【図2】バックホウの平面図
【図3】バックホウの側面図
【図4】別タンクカバー構造を備えた旋回台部分の正面
【図5】図4の平面図
【符号の説明】
4 旋回台 7 操縦部 9 タンク部 12 タンクカバー 12u 上面部 A 掘削作業装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台(4)の前部における左右中間部
    に掘削作業装置(A)を連結し、該掘削作業装置(A)
    の横一側に操縦部(7)を、かつ、他側にタンク部
    (9)を夫々配設するとともに、前記タンク部を覆うタ
    ンクカバー(12)を設け、該タンクカバー(12)の
    上面部(12u)を、前方に向かうほど低く、かつ、横
    外側に向かうほど低くなる複合傾斜面に形成してあるバ
    ックホウのボンネット構造。
JP6232593A 1993-03-23 1993-03-23 バックホウのボンネット構造 Expired - Fee Related JP2831895B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6232593A JP2831895B2 (ja) 1993-03-23 1993-03-23 バックホウのボンネット構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6232593A JP2831895B2 (ja) 1993-03-23 1993-03-23 バックホウのボンネット構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06272280A JPH06272280A (ja) 1994-09-27
JP2831895B2 true JP2831895B2 (ja) 1998-12-02

Family

ID=13196876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6232593A Expired - Fee Related JP2831895B2 (ja) 1993-03-23 1993-03-23 バックホウのボンネット構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2831895B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3572719B2 (ja) * 1995-05-16 2004-10-06 コベルコ建機株式会社 油圧作業機
JP3681923B2 (ja) * 1999-06-18 2005-08-10 株式会社クボタ 旋回作業機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06272280A (ja) 1994-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3977547A (en) Material handling apparatus
JP4493504B2 (ja) 作業機械用ブレードと同ブレードを備えた建設・土木機械
US4669947A (en) Earth moving implement
EP0816575A3 (en) Hydraulic excavator
US20030226293A1 (en) Wheeled work vehicle
US5592762A (en) Excavator bucket linkage
WO1997028316A1 (fr) Excavateur hydraulique du type basculant
US5822892A (en) Working vehicle
FR2595107A1 (fr) Vehicule de type pelleteuse a pivotement complet a rayon reduit pour faciliter les operations dans un site resserre
EP1174545B1 (en) Vehicle with hood closure guide and seal
US4309142A (en) See-through bucket
JP2831895B2 (ja) バックホウのボンネット構造
FR2532671A1 (fr) Chargeur-excavateur a un seul equipement de travail
US4143783A (en) Reverse linkage loader bucket arm with enclosed cylinder
AU619967B2 (en) Operating console for a trenching machine
JP2899666B2 (ja) 作業車両
JPH06272279A (ja) バックホウのボンネット構造
JP4291212B2 (ja) 旋回式建設機械
JP3424622B2 (ja) 油圧ショベル
JPS6235710Y2 (ja)
JP3540541B2 (ja) スイング式油圧ショベル
JP2551169Y2 (ja) 連続式アンローダーの掘削装置
JP3187710B2 (ja) バックホウの機体構造
JPH0338285Y2 (ja)
JP2886084B2 (ja) バックホウの旋回台構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090925

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090925

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100925

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees