JP2831885B2 - 育苗箱積み替え装置 - Google Patents
育苗箱積み替え装置Info
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- JP2831885B2 JP2831885B2 JP4294753A JP29475392A JP2831885B2 JP 2831885 B2 JP2831885 B2 JP 2831885B2 JP 4294753 A JP4294753 A JP 4294753A JP 29475392 A JP29475392 A JP 29475392A JP 2831885 B2 JP2831885 B2 JP 2831885B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pusher
- slide frame
- working end
- seedling
- box
- Prior art date
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、所謂、棚出芽用台車方
式における育苗箱の積み替え装置に関し、詳しくは、順
次送りこまれる育苗箱を所定間隔をあけて棚状に持ち上
げ搬送する支持機構を備えるとともに、この支持機構に
より支持された複数の各育苗箱を前記所定間隔と同一間
隔を有する棚を備えた出芽用台車に押し込んで積み替え
る押し出し機構を備えた育苗箱積み替え装置に関する。
式における育苗箱の積み替え装置に関し、詳しくは、順
次送りこまれる育苗箱を所定間隔をあけて棚状に持ち上
げ搬送する支持機構を備えるとともに、この支持機構に
より支持された複数の各育苗箱を前記所定間隔と同一間
隔を有する棚を備えた出芽用台車に押し込んで積み替え
る押し出し機構を備えた育苗箱積み替え装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】所謂、棚出芽用台車方式においては、床
土が供給された各育苗箱に播種を行った後、上下方向に
所定の小間隔の棚を備えた出芽用台車に各育苗箱を差し
込んで出芽室内で出芽処理を行い、その後、上下間隔が
大きな緑化用台車に移替えて、緑化処理を行うのである
が、出芽用台車内の育苗箱を緑化用台車に移替える作業
を行う場合には、従来では、前記押し出し機構における
複数の押し具のうち緑化用台車の棚に対応する箇所の押
し具を、出芽用台車から緑化用台車内に押し出すための
別の長い押し具に取り替えるようにしていた。
土が供給された各育苗箱に播種を行った後、上下方向に
所定の小間隔の棚を備えた出芽用台車に各育苗箱を差し
込んで出芽室内で出芽処理を行い、その後、上下間隔が
大きな緑化用台車に移替えて、緑化処理を行うのである
が、出芽用台車内の育苗箱を緑化用台車に移替える作業
を行う場合には、従来では、前記押し出し機構における
複数の押し具のうち緑化用台車の棚に対応する箇所の押
し具を、出芽用台車から緑化用台車内に押し出すための
別の長い押し具に取り替えるようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
造においては、緑化用台車への積め替え作業の際毎に、
多数の押し具を別仕様のものに取り替えるという煩わし
い作業が必要で、作業能率が低下する欠点があり、改善
の余地があった。本発明は上記不具合点を解消すること
を目的としている。
造においては、緑化用台車への積め替え作業の際毎に、
多数の押し具を別仕様のものに取り替えるという煩わし
い作業が必要で、作業能率が低下する欠点があり、改善
の余地があった。本発明は上記不具合点を解消すること
を目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる特徴構成
は、前記押し出し機構を、出芽用台車に対して一定ピッ
チで横スライド移動自在な スライドフレームと、このス
ライドフレームに設けた、各育苗箱に接当押し作用する
複数の押し具と、これらのスライドフレームおよび押し
具の作動を制御する制御手段とで構成し、前記複数の押
し具を、スライドフレームに対して相対移動して作用端
の設定位置を変更可能な調節用押し具と、スライドフレ
ームに対して作用端位置を一定位置に設定された固定押
し具とで構成し、 前記制御手段は、前記押し具における
調節用押し具の作用端位置を固定押し具の作用端位置に
一致させて、育苗箱に作用する各押し具の作用端位置を
育苗箱より同一間隔位置に設定した第１初期セット位置
とし、この第１初期セット位置からの前記スライドフレ
ームの押し操作方向への前進移動に伴って両押し具で、
前記支持機構から全ての育苗箱を出芽用台車に積み替え
る全棚積み替え動作状態と、 一旦前記スライドフレーム
を後退させた状態で、前記調節用押し具の作用端位置を
前記固定用押し具の作用端位置に対して育苗箱に対する
遠近方向で変位させた第２初期セット位置に切換え、そ
の第２初期セット位置からの前記スライドフレームの前
進移動に伴なう押し具の前方側に位置する作用端で、出
芽用台車の外方側に配置された緑化用台車に積み替える
部分棚積み替え動作状態とに、前記スライドフレームお
よび各押し具の動作を制御するように構成されている点
にあり、その作用効果は次の通りである。
は、前記押し出し機構を、出芽用台車に対して一定ピッ
チで横スライド移動自在な スライドフレームと、このス
ライドフレームに設けた、各育苗箱に接当押し作用する
複数の押し具と、これらのスライドフレームおよび押し
具の作動を制御する制御手段とで構成し、前記複数の押
し具を、スライドフレームに対して相対移動して作用端
の設定位置を変更可能な調節用押し具と、スライドフレ
ームに対して作用端位置を一定位置に設定された固定押
し具とで構成し、 前記制御手段は、前記押し具における
調節用押し具の作用端位置を固定押し具の作用端位置に
一致させて、育苗箱に作用する各押し具の作用端位置を
育苗箱より同一間隔位置に設定した第１初期セット位置
とし、この第１初期セット位置からの前記スライドフレ
ームの押し操作方向への前進移動に伴って両押し具で、
前記支持機構から全ての育苗箱を出芽用台車に積み替え
る全棚積み替え動作状態と、 一旦前記スライドフレーム
を後退させた状態で、前記調節用押し具の作用端位置を
前記固定用押し具の作用端位置に対して育苗箱に対する
遠近方向で変位させた第２初期セット位置に切換え、そ
の第２初期セット位置からの前記スライドフレームの前
進移動に伴なう押し具の前方側に位置する作用端で、出
芽用台車の外方側に配置された緑化用台車に積み替える
部分棚積み替え動作状態とに、前記スライドフレームお
よび各押し具の動作を制御するように構成されている点
にあり、その作用効果は次の通りである。
【０００５】
【作用】育苗箱を支持機構によって所定間隔をあけて棚
状に持ち上げた後、制御手段によって制御される押し出
し機構で各棚部分の育苗箱を出芽用台車の各棚に向けて
押し出して移し替えるのである。このとき、押し出し機
構の各押し具の作用端を育苗箱より同一間隔位置、つま
り第１初期セット位置に設定した状態から、スライドフ
レームを前進方向に所定量スライド移動させることで、
各押し具で支持機構内の全ての育苗箱を出芽用台車の各
棚に移し替えることができる。次に、出芽処理が終了し
て緑化処理工程に移行する場合には、一旦前記スライド
フレームを全押し具とともに後退させた状態で、前記調
節用押し具の作用端位置を第１初期セット位置に対応す
る後退位置より押し具の移動方向で変位させて、前記調
節用押し具の作用端位置を前記固定用押し具の作用端位
置に対して、育苗箱に対する遠近方向で変位させた第２
初期セット位置に設定する。そして第２初期セット位置
に設定された押し具を用いて、スライドフレームを前記
所定量と同一ストロークだけ前進スライドさせることに
より、出芽用台車に積まれた育苗箱のうちの所定個数お
きのものを出芽用台車の外方側に配置された緑化用台車
に積み替えることができるのである。
状に持ち上げた後、制御手段によって制御される押し出
し機構で各棚部分の育苗箱を出芽用台車の各棚に向けて
押し出して移し替えるのである。このとき、押し出し機
構の各押し具の作用端を育苗箱より同一間隔位置、つま
り第１初期セット位置に設定した状態から、スライドフ
レームを前進方向に所定量スライド移動させることで、
各押し具で支持機構内の全ての育苗箱を出芽用台車の各
棚に移し替えることができる。次に、出芽処理が終了し
て緑化処理工程に移行する場合には、一旦前記スライド
フレームを全押し具とともに後退させた状態で、前記調
節用押し具の作用端位置を第１初期セット位置に対応す
る後退位置より押し具の移動方向で変位させて、前記調
節用押し具の作用端位置を前記固定用押し具の作用端位
置に対して、育苗箱に対する遠近方向で変位させた第２
初期セット位置に設定する。そして第２初期セット位置
に設定された押し具を用いて、スライドフレームを前記
所定量と同一ストロークだけ前進スライドさせることに
より、出芽用台車に積まれた育苗箱のうちの所定個数お
きのものを出芽用台車の外方側に配置された緑化用台車
に積み替えることができるのである。
【０００６】
【発明の効果】従って、押し出し機構の構造を合理的に
改良することによって、押し具のセット位置調節作業だ
けを行うことで、出芽用台車への積み込み作業と、出芽
用台車から緑化用台車への積み替え作業とを同一の押し
出し機構を用いて行うことができ、多数の押し具を取り
替える等の煩わしい作業が不要で、育苗箱の積み替え作
業における作業能率が向上することとなった。
改良することによって、押し具のセット位置調節作業だ
けを行うことで、出芽用台車への積み込み作業と、出芽
用台車から緑化用台車への積み替え作業とを同一の押し
出し機構を用いて行うことができ、多数の押し具を取り
替える等の煩わしい作業が不要で、育苗箱の積み替え作
業における作業能率が向上することとなった。
【０００７】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図
７，図８に順次搬入される育苗箱１を出芽用台車２ある
いは緑化用台車３の各棚に自動的に積み込むための育苗
箱積み替え装置を示している。この育苗箱積み替え装置
は、育苗箱１をその長手方向に沿う姿勢でほぼ連続的に
搬送する搬送コンベア４、搬送コンベア４の終端部から
直角方向に移送する横送り部５、横送りされてきた育苗
箱１を所定間隔をあけて棚状に持ち上げ搬送する支持機
構６、この支持機構６により支持された複数の各育苗箱
１を前記所定間隔と同一間隔を有する棚を備えた出芽用
台車２に押し込んで積み替える押し出し機構７等を備え
て構成してある。
７，図８に順次搬入される育苗箱１を出芽用台車２ある
いは緑化用台車３の各棚に自動的に積み込むための育苗
箱積み替え装置を示している。この育苗箱積み替え装置
は、育苗箱１をその長手方向に沿う姿勢でほぼ連続的に
搬送する搬送コンベア４、搬送コンベア４の終端部から
直角方向に移送する横送り部５、横送りされてきた育苗
箱１を所定間隔をあけて棚状に持ち上げ搬送する支持機
構６、この支持機構６により支持された複数の各育苗箱
１を前記所定間隔と同一間隔を有する棚を備えた出芽用
台車２に押し込んで積み替える押し出し機構７等を備え
て構成してある。
【０００８】前記支持機構６は、上下の支持ローラ８，
８に亘り縦方向に沿って長く延設された無端回動チェー
ン９，９を左右両側に配置し、各無端回動チェーン９，
９に所定ピッチ間隔で係止突起１０を形成してあり、上
部側支持ローラ８を電動モータＭ１により回動駆動する
よう構成してある。そして、横送り部５により搬送され
る育苗箱１を夫々の係止突起１０により載置係止して順
次持ち上げて行き、所定間隔をあけて縦方向に棚状に積
み上げていくよう構成してある。そして、この支持機構
６の外方側に車輪付き出芽用台車２を所定位置に係合案
内するレール１１を備えるとともに、その更に外方側に
車輪付き緑化用台車３を所定位置に係合案内するレール
１２を配設してある。
８に亘り縦方向に沿って長く延設された無端回動チェー
ン９，９を左右両側に配置し、各無端回動チェーン９，
９に所定ピッチ間隔で係止突起１０を形成してあり、上
部側支持ローラ８を電動モータＭ１により回動駆動する
よう構成してある。そして、横送り部５により搬送され
る育苗箱１を夫々の係止突起１０により載置係止して順
次持ち上げて行き、所定間隔をあけて縦方向に棚状に積
み上げていくよう構成してある。そして、この支持機構
６の外方側に車輪付き出芽用台車２を所定位置に係合案
内するレール１１を備えるとともに、その更に外方側に
車輪付き緑化用台車３を所定位置に係合案内するレール
１２を配設してある。
【０００９】前記押し出し機構７は、固定フレーム１３
に対して複数のガイドローラ１４を介して横方向にスラ
イド自在に支持されたスライドフレーム１５と、このス
ライドフレーム１５の支持機構６により支持された各育
苗箱１に対応する位置に、夫々育苗箱１に接当押し操作
する３０個の押し具１６と、前記スライドフレーム１５
および押し具１６の作動を制御する制御手段とを備えて
ある。固定フレーム１３の上部に配設した電動モータＭ
２により駆動されるピニオンギア１７と咬合うラックギ
ア１８をスライドフレーム１５に形成し、電動モータＭ
２を駆動することでスライドフレーム１５全体が一定ピ
ッチで育苗箱１を押し操作する方向にスライド移動する
よう構成してある。また、前記押し具（１６）は、スラ
イドフレーム１５に対して相対移動して作用端の設定位
置を変更可能な調節用押し具１６ａと、スライドフレー
ム１５に対して作用端位置を一定位置に設定された固定
押し具１６ｂとで構成されている。
に対して複数のガイドローラ１４を介して横方向にスラ
イド自在に支持されたスライドフレーム１５と、このス
ライドフレーム１５の支持機構６により支持された各育
苗箱１に対応する位置に、夫々育苗箱１に接当押し操作
する３０個の押し具１６と、前記スライドフレーム１５
および押し具１６の作動を制御する制御手段とを備えて
ある。固定フレーム１３の上部に配設した電動モータＭ
２により駆動されるピニオンギア１７と咬合うラックギ
ア１８をスライドフレーム１５に形成し、電動モータＭ
２を駆動することでスライドフレーム１５全体が一定ピ
ッチで育苗箱１を押し操作する方向にスライド移動する
よう構成してある。また、前記押し具（１６）は、スラ
イドフレーム１５に対して相対移動して作用端の設定位
置を変更可能な調節用押し具１６ａと、スライドフレー
ム１５に対して作用端位置を一定位置に設定された固定
押し具１６ｂとで構成されている。
【００１０】上記した押し出し機構７におけるスライド
フレーム１５のスライド移動動作、及び、後記する押し
具１６に対する変更調節機構Ａの動作は制御手段によっ
て制御するようにする。つまり、支持機構６により最上
部〔３０段〕まで育苗箱１を持ち上げ支持した状態で、
かつ、調節用押し具１６ａの作用端位置を固定押し具の
作用端位置と一致させて、各押し具１６の作用端と育苗
箱１との間隔を同一間隔に設定した状態（第１初期セッ
ト位置に設定した状態）で、スライドフレーム１５をス
ライド駆動すると、第１初期セット位置に設定された各
押し具１６が支持機構６により支持されている育苗箱１
を同レベルに位置する出芽用台車２の各棚に向けて押し
出して積み替える全棚積み替え動作状態が現出されるの
である。
フレーム１５のスライド移動動作、及び、後記する押し
具１６に対する変更調節機構Ａの動作は制御手段によっ
て制御するようにする。つまり、支持機構６により最上
部〔３０段〕まで育苗箱１を持ち上げ支持した状態で、
かつ、調節用押し具１６ａの作用端位置を固定押し具の
作用端位置と一致させて、各押し具１６の作用端と育苗
箱１との間隔を同一間隔に設定した状態（第１初期セッ
ト位置に設定した状態）で、スライドフレーム１５をス
ライド駆動すると、第１初期セット位置に設定された各
押し具１６が支持機構６により支持されている育苗箱１
を同レベルに位置する出芽用台車２の各棚に向けて押し
出して積み替える全棚積み替え動作状態が現出されるの
である。
【００１１】そして、前記押し具１６のうち、１個おき
に設けられた調節用押し具１６ａ〔総数が１５個〕の作
用端位置を、残りの固定用押し具１６ｂの作用端位置に
対して、前述した第１初期セット位置と、後述する第２
初期セット位置とに変更調節する変更調節機構Ａを備え
てある。以下、変更調節機構Ａについて詳述する。押し
具１６のうち、１個おきの固定用押し具１６ｂをスライ
ドフレーム１５に位置固定状態で取付けるとともに、そ
の他の調節用押し具１６ａをスライドフレーム１５に対
してそのスライド方向に位置変更自在に構成してある。
図４に示すように、各調節用押し具１６ａにはスライド
フレーム１５の他端側まで延びる左右一対の支持ロッド
１９を取付けてあり、各支持ロッド１９は他端側で上下
方向に長い連結部材２０により一体的に連結固定してあ
る。この連結部材２０は上下２箇所においてガイドロー
ラ２１を介してスライドフレーム１５に摺動可能に支持
されている。又、各支持ロッド１９の押し具取付け箇所
近傍は支持ローラ２２により載置支持してある。スライ
ドフレーム１５の上下中間箇所に支承した左右一対のス
プロケット２３，２３に亘り無端回動チェーン２４を巻
回するとともに、この無端回動チェーン２４をスライド
フレーム１５側に取付けた電動モータＭ３により駆動チ
ェーン２５を介して正逆転駆動するよう構成してある。
そして、この無端回動チェーン２４の途中部と前記連結
部材２０とを長さ調節ボルト２６を介して連動連結し
て、電動モータＭ３の駆動により各調節用押し具１６ａ
が一体的にスライド移動して、調節用押し具１６ａが固
定用押し具１６ｂと同一レベルに位置する引退位置（各
押し具１６の作用端と育苗箱１との間隔を同一間隔に設
定した第１初期セット位置）と、調節用押し具１６ａが
スライド方向に大きく突出して出芽用台車２から緑化用
台車３への移し替えが可能な突出位置（前記調節用押し
具１６ａの作用端を前記固定用押し具１６ｂの作用端よ
り育苗箱１に近接させる第２初期セット位置）とに調節
自在に構成してある。尚、上記各位置に到ったことの検
出は検出用リミットスイッチＳＷ１，ＳＷ２により行
い、起動スイッチにより作動開始する電動モータＭ３を
リミットスイッチＳＷ１，ＳＷ２の検出作動に伴って自
動停止させるよう回路構成してある。図中、２７は背高
の出芽用台車２又は緑化用台車３の横倒れを防止するガ
イドローラである。
に設けられた調節用押し具１６ａ〔総数が１５個〕の作
用端位置を、残りの固定用押し具１６ｂの作用端位置に
対して、前述した第１初期セット位置と、後述する第２
初期セット位置とに変更調節する変更調節機構Ａを備え
てある。以下、変更調節機構Ａについて詳述する。押し
具１６のうち、１個おきの固定用押し具１６ｂをスライ
ドフレーム１５に位置固定状態で取付けるとともに、そ
の他の調節用押し具１６ａをスライドフレーム１５に対
してそのスライド方向に位置変更自在に構成してある。
図４に示すように、各調節用押し具１６ａにはスライド
フレーム１５の他端側まで延びる左右一対の支持ロッド
１９を取付けてあり、各支持ロッド１９は他端側で上下
方向に長い連結部材２０により一体的に連結固定してあ
る。この連結部材２０は上下２箇所においてガイドロー
ラ２１を介してスライドフレーム１５に摺動可能に支持
されている。又、各支持ロッド１９の押し具取付け箇所
近傍は支持ローラ２２により載置支持してある。スライ
ドフレーム１５の上下中間箇所に支承した左右一対のス
プロケット２３，２３に亘り無端回動チェーン２４を巻
回するとともに、この無端回動チェーン２４をスライド
フレーム１５側に取付けた電動モータＭ３により駆動チ
ェーン２５を介して正逆転駆動するよう構成してある。
そして、この無端回動チェーン２４の途中部と前記連結
部材２０とを長さ調節ボルト２６を介して連動連結し
て、電動モータＭ３の駆動により各調節用押し具１６ａ
が一体的にスライド移動して、調節用押し具１６ａが固
定用押し具１６ｂと同一レベルに位置する引退位置（各
押し具１６の作用端と育苗箱１との間隔を同一間隔に設
定した第１初期セット位置）と、調節用押し具１６ａが
スライド方向に大きく突出して出芽用台車２から緑化用
台車３への移し替えが可能な突出位置（前記調節用押し
具１６ａの作用端を前記固定用押し具１６ｂの作用端よ
り育苗箱１に近接させる第２初期セット位置）とに調節
自在に構成してある。尚、上記各位置に到ったことの検
出は検出用リミットスイッチＳＷ１，ＳＷ２により行
い、起動スイッチにより作動開始する電動モータＭ３を
リミットスイッチＳＷ１，ＳＷ２の検出作動に伴って自
動停止させるよう回路構成してある。図中、２７は背高
の出芽用台車２又は緑化用台車３の横倒れを防止するガ
イドローラである。
【００１２】図６に示すように、前記各調節用押し具１
６ａを支持する支持ロッド１９は２重軸構造に構成さ
れ、筒軸１９ａ内に中軸１９ｂを相対移動自在に内嵌し
てある。調節用押し具１６ａは中軸１９ｂに一体的に固
定され、調節用押し具１６ａと筒軸１９ａの一端との間
にはコイルバネ２８を介装し、調節用押し具１６ａをス
ライド方向下手側に押し付勢し、かつ、中軸１９ｂの他
端部をナット２９で位置決めしてある。そして、上記し
たスライド操作時に何らかの故障により調節用押し具１
６ａが途中で引っ掛かり無理が掛かるような場合には、
調節用押し具１６ａがコイルバネ２８のバネ力に抗して
後方側に相対移動するよう構成し、いずれかの調節用押
し具１６ａが後退した場合にそのことを検出する透過型
光電センサＳを備えてある。即ち、連結部材２０の下端
部に発光部Ｓａを取付け、連結部材２０の上端部に受光
部Ｓｂを取付けてあり、いずれかの調節用押し具１６ａ
が弾性後退するとその光を遮断して検出するよう構成し
てある。又、図５に示すように、固定用押し具１６ｂも
同様にバネ３０に抗して弾性後退自在に構成し、同様な
透過型光電センサＳを備えてある。そして、前記光電セ
ンサＳが異常を検出すると、駆動操作を停止してブザー
等により警報を発するよう構成してある。
６ａを支持する支持ロッド１９は２重軸構造に構成さ
れ、筒軸１９ａ内に中軸１９ｂを相対移動自在に内嵌し
てある。調節用押し具１６ａは中軸１９ｂに一体的に固
定され、調節用押し具１６ａと筒軸１９ａの一端との間
にはコイルバネ２８を介装し、調節用押し具１６ａをス
ライド方向下手側に押し付勢し、かつ、中軸１９ｂの他
端部をナット２９で位置決めしてある。そして、上記し
たスライド操作時に何らかの故障により調節用押し具１
６ａが途中で引っ掛かり無理が掛かるような場合には、
調節用押し具１６ａがコイルバネ２８のバネ力に抗して
後方側に相対移動するよう構成し、いずれかの調節用押
し具１６ａが後退した場合にそのことを検出する透過型
光電センサＳを備えてある。即ち、連結部材２０の下端
部に発光部Ｓａを取付け、連結部材２０の上端部に受光
部Ｓｂを取付けてあり、いずれかの調節用押し具１６ａ
が弾性後退するとその光を遮断して検出するよう構成し
てある。又、図５に示すように、固定用押し具１６ｂも
同様にバネ３０に抗して弾性後退自在に構成し、同様な
透過型光電センサＳを備えてある。そして、前記光電セ
ンサＳが異常を検出すると、駆動操作を停止してブザー
等により警報を発するよう構成してある。
【００１３】前記調節用押し具は１個おきに構成するも
のに代えて２個以上の個数をあけて配設してもよい。
のに代えて２個以上の個数をあけて配設してもよい。
【００１４】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】押し出し機構の側面図
【図２】出芽用台車への押し出し作用時の押し出し機構
の側面図
の側面図
【図３】緑化用台車への押し出し作用時の押し出し機構
の側面図
の側面図
【図４】調節用押し具支持部の平面図
【図５】固定側押し具支持部の平面図
【図６】調節用押し具支持部の側面図
【図７】育苗箱積み替え装置の平面図
【図８】育苗箱積み替え装置の側面図
１ 育苗箱 ２ 出芽用台車 ３ 緑化用台車 ６ 支持機構 ７ 押し出し機構 １５ スライドフレーム １６ 押し具 １６ａ 調節用押し具 １６ｂ 固定用押し具 Ａ 変更調節機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−262335（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−187020（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−138003（ＪＰ，Ａ) 実開 昭64−18014（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65G 1/00 - 1/20
Claims (1)
- 【請求項１】 順次送り込まれる育苗箱（１）に所定間
隔をあけて棚状に持ち上げ搬送する支持機構（６）を備
えるとともに、この支持機構（６）により支持された複
数の各育苗箱（１）を前記所定間隔と同一間隔を有する
棚を備えた出芽用台車（２）に押し込んで積み替える押
し出し機構（７）を備えた育苗箱積み替え装置であっ
て、 前記押し出し機構（７）を、出芽用台車（２）に対して
一定ピッチで横スライド移動自在なスライドフレーム
（１５）と、このスライドフレーム（１５）に設けた、
各育苗箱（１）に接当押し作用する複数の押し具（１
６）と、これらのスライドフレーム（１５）および押し
具（１６）の作動を制御する制御手段とで構成し、前記
複数の押し具（１６）を、スライドフレーム（１５）に
対して相対移動して作用端の設定位置を変更可能な調節
用押し具（１６ａ）と、スライドフレーム（１５）に対
して作用端位置を一定位置に設定された固定押し具（１
６ｂ）とで構成し、 前記制御手段は、前記押し具（１６）における調節用押
し具（１６ａ）の作用端位置を固定押し具（１６ｂ）の
作用端位置に一致させて、育苗箱（１）に作用する各押
し具（１６）の作用端位置を育苗箱（１）より同一間隔
位置に設定した第１初期セット位置とし、この第１初期
セット位置からの前記スライドフレーム（１５）の押し
操作方向への前進移動に伴って両押し具（１６ａ及び１
６ｂ）で、前記支持機構（６）から全ての育苗箱（１）
を出芽用台車（２）に積み替える全棚積み替え動作状態
と、 一旦前記スライドフレーム（１５）を後退させた状態
で、前記調節用押し具（１６ａ）の作用端位置を前記固
定用押し具（１６ｂ）の作用端位置に対して育苗箱
（１）に対する遠近方向で変位させた第２初期セット位
置に切換え、その第２初期セット位置からの前記スライ
ドフレーム（１５）の前進移動に伴なう押し具（１６）
の前方側に位置する作用端で、出芽用台車（２）の外方
側に配置された緑化用台車（３）に積み替える部分棚積
み替え動作状態とに、前記スライドフレ ーム（１５）お
よび各押し具（１６）の動作を制御するように構成され
ている 育苗箱積み替え装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4294753A JP2831885B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 育苗箱積み替え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4294753A JP2831885B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 育苗箱積み替え装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06144511A JPH06144511A (ja) | 1994-05-24 |
| JP2831885B2 true JP2831885B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=17811862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4294753A Expired - Fee Related JP2831885B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 育苗箱積み替え装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2831885B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN105600421B (zh) * | 2016-01-30 | 2018-10-12 | 中钧科技(深圳)有限公司 | 磁碟顶起机构 |
| CN110422616B (zh) * | 2019-08-23 | 2021-01-12 | 马鞍山市安工大智能装备技术研究院有限公司 | 一种水稻炼秧自动摆盘收盘机 |
| CN112544305B (zh) * | 2020-12-24 | 2023-11-03 | 漳州谷品农业科技有限公司 | 一种农业栽培种植用育苗装置 |
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| JPH0615361B2 (ja) * | 1988-01-22 | 1994-03-02 | 株式会社クボタ | 自動播種プラント |
| JPH02138003A (ja) * | 1988-11-17 | 1990-05-28 | Iseki & Co Ltd | 苗箱の棚積み装置 |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP4294753A patent/JP2831885B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06144511A (ja) | 1994-05-24 |
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|---|---|---|---|
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