JP2831260B2 - ロングレール用まくらぎ - Google Patents
ロングレール用まくらぎInfo
- Publication number
- JP2831260B2 JP2831260B2 JP4341894A JP4341894A JP2831260B2 JP 2831260 B2 JP2831260 B2 JP 2831260B2 JP 4341894 A JP4341894 A JP 4341894A JP 4341894 A JP4341894 A JP 4341894A JP 2831260 B2 JP2831260 B2 JP 2831260B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeper
- rail
- plate
- ballast
- long rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Railway Tracks (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はロングレール用まくらぎ
に関し、特に底部が開口した中空箱形のロングレール用
まくらぎに関する。
に関し、特に底部が開口した中空箱形のロングレール用
まくらぎに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、鉄道線路は、路盤上に砂利、砕石
などのバラストによって道床を形成し、道床中にまくら
ぎを埋めて並べ、その上に一対のレールを敷設してい
る。まくらぎとしては、木製、コンクリート製のものな
どが一般的である。これら従来のまくらぎは、その強度
を確保する必要上、一定以上の厚みを具備するような寸
法に形成されている。
などのバラストによって道床を形成し、道床中にまくら
ぎを埋めて並べ、その上に一対のレールを敷設してい
る。まくらぎとしては、木製、コンクリート製のものな
どが一般的である。これら従来のまくらぎは、その強度
を確保する必要上、一定以上の厚みを具備するような寸
法に形成されている。
【０００３】鉄道線路においては、道床の厚みを確保し
にくい所がある。たとえば既存の未電化のトンネルを電
化するために架線を設置する場合や、このトンネルを通
過する車両が大形化するような場合には、トンネルを掘
削し直すことを回避したり、あるいは掘削量を最低限に
抑えるために、道床の厚みを低減させて対処するのが一
般である。
にくい所がある。たとえば既存の未電化のトンネルを電
化するために架線を設置する場合や、このトンネルを通
過する車両が大形化するような場合には、トンネルを掘
削し直すことを回避したり、あるいは掘削量を最低限に
抑えるために、道床の厚みを低減させて対処するのが一
般である。
【０００４】ところが、鉄道線路においては、まくらぎ
の下側に一定厚みのバラスト層を確保する必要がある。
また、まくらぎ自体も強度や横抵抗力の要請から一定以
上の厚みが必要である。したがって、従来の構成ではそ
のまま単純に道床厚みを低減させることはできないとい
う問題がある。
の下側に一定厚みのバラスト層を確保する必要がある。
また、まくらぎ自体も強度や横抵抗力の要請から一定以
上の厚みが必要である。したがって、従来の構成ではそ
のまま単純に道床厚みを低減させることはできないとい
う問題がある。
【０００５】そこで道床厚みを低減するとともにまくら
ぎ本体の強度や横抵抗力を確保するために、底部が開口
して内部にバラストを充填可能な中空箱形の金属製まく
らぎが先に提案されている。この構成によれば、底部が
開口した中空箱形の内部にバラストを充填することによ
り、まくらぎ本体の内部にもバラスト層が形成され、こ
のまくらぎ本体の実質的な厚み分だけ、道床の厚みを低
減することができるとともに、まくらぎ本体の実質的な
厚みを低減させたにもかかわらず、所要の横抵抗力を確
保することができる。
ぎ本体の強度や横抵抗力を確保するために、底部が開口
して内部にバラストを充填可能な中空箱形の金属製まく
らぎが先に提案されている。この構成によれば、底部が
開口した中空箱形の内部にバラストを充填することによ
り、まくらぎ本体の内部にもバラスト層が形成され、こ
のまくらぎ本体の実質的な厚み分だけ、道床の厚みを低
減することができるとともに、まくらぎ本体の実質的な
厚みを低減させたにもかかわらず、所要の横抵抗力を確
保することができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】一方、ＪＲ各社や大手
私鉄では、幹線の直線区間（Ｒ８００ｍ以上の曲線区間
を含む）において、ロングレール化が進んでいる。した
がって、夏季におけるレールの張出し防止などのため
に、ロングレール用まくらぎの道床横抵抗力をさらに確
保することが必要である。
私鉄では、幹線の直線区間（Ｒ８００ｍ以上の曲線区間
を含む）において、ロングレール化が進んでいる。した
がって、夏季におけるレールの張出し防止などのため
に、ロングレール用まくらぎの道床横抵抗力をさらに確
保することが必要である。
【０００７】本発明は上記問題を解決するもので、道床
横抵抗力を十分確保できるようにしたロングレール用ま
くらぎを提供することを目的とする。
横抵抗力を十分確保できるようにしたロングレール用ま
くらぎを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のロングレール用まくらぎは、底部が開口し
て内部にバラストを充填可能な中空箱形のまくらぎ本体
の両側板下縁に下方に突出する複数のスパイク状の突起
を設けさらにまくらぎ本体の両端面板下縁に少なくとも
全長にわたって下方に突出する平板状と抵抗板を設けた
ものである。
に、本発明のロングレール用まくらぎは、底部が開口し
て内部にバラストを充填可能な中空箱形のまくらぎ本体
の両側板下縁に下方に突出する複数のスパイク状の突起
を設けさらにまくらぎ本体の両端面板下縁に少なくとも
全長にわたって下方に突出する平板状と抵抗板を設けた
ものである。
【０００９】
【作用】上記構成により、まくらぎ本体の両側板下縁か
ら下方に突出する複数のスパイク状の突起がバラストに
噛み合い、さらにまくらぎ本体の両端面板下縁に少なく
とも全長にわたって下方に突出する平板状の抵抗板がバ
ラストに噛み合う。したがって、まくらぎ本体の両側板
下方では突起の数だけの横抵抗力が得られ、まくらぎ本
体の両端面板下方では端面板のレール長さ方向全長でさ
らに強い横抵抗力が得られ、ロングレール用まくらぎに
適用できる強力な道床横抵抗力が得られることになる。
ら下方に突出する複数のスパイク状の突起がバラストに
噛み合い、さらにまくらぎ本体の両端面板下縁に少なく
とも全長にわたって下方に突出する平板状の抵抗板がバ
ラストに噛み合う。したがって、まくらぎ本体の両側板
下方では突起の数だけの横抵抗力が得られ、まくらぎ本
体の両端面板下方では端面板のレール長さ方向全長でさ
らに強い横抵抗力が得られ、ロングレール用まくらぎに
適用できる強力な道床横抵抗力が得られることになる。
【００１０】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。図１〜図３において、１０はまくらぎ本体で、底
部が開口した中空の裾広がり状の箱形に形成され、ダク
タイル鋳鉄などの金属材料により構成されている。この
まくらぎ本体１０は、その両端部近傍に形成された各レ
ール支持部１１によって一対のレール１２を支持可能で
あり、各レール支持部１１に形成された一対のショルダ
部１３のそれぞれの孔部１４に装着されるパンドロール
クリップ１５によって、各レール１２を締結可能であ
る。レール１２とレール支持部１１との間には、絶縁パ
ッド１６が介装されている。
する。図１〜図３において、１０はまくらぎ本体で、底
部が開口した中空の裾広がり状の箱形に形成され、ダク
タイル鋳鉄などの金属材料により構成されている。この
まくらぎ本体１０は、その両端部近傍に形成された各レ
ール支持部１１によって一対のレール１２を支持可能で
あり、各レール支持部１１に形成された一対のショルダ
部１３のそれぞれの孔部１４に装着されるパンドロール
クリップ１５によって、各レール１２を締結可能であ
る。レール１２とレール支持部１１との間には、絶縁パ
ッド１６が介装されている。
【００１１】箱形のまくらぎ本体１０は、上板１７と周
辺にめぐらされた側板１８および端面板１９を有してお
り、上板１７によってまくらぎ本体１０の幅が規定さ
れ、側板１８および端面板１９によってまくらぎ本体１
０の高さすなわち厚みが規定される。また、側板１８お
よび端面板１９の裾縁には、補強用の厚肉部２０が形成
されている。また、一対のレール支持部１１どうしの間
におけるまくらぎ本体１０の中央部２１は、これらレー
ル支持部１１よりも幅狭く形成されている。
辺にめぐらされた側板１８および端面板１９を有してお
り、上板１７によってまくらぎ本体１０の幅が規定さ
れ、側板１８および端面板１９によってまくらぎ本体１
０の高さすなわち厚みが規定される。また、側板１８お
よび端面板１９の裾縁には、補強用の厚肉部２０が形成
されている。また、一対のレール支持部１１どうしの間
におけるまくらぎ本体１０の中央部２１は、これらレー
ル支持部１１よりも幅狭く形成されている。
【００１２】また、周辺部の側板１８の下縁には、横抵
抗力発生用の複数のスパイク状の突起２２がそれぞれバ
ラストに噛み合い係合することができるように下方に突
出して形成され、さらに端面板１９の下縁にも、上板１
７の幅ｗより長いレール長さ方向の幅Ｗを有して側板１
８を越えてレール長さ方向前後に張り出しかつ突起２２
の高さｈよりも高い高さＨを有してさらにバラストによ
く噛み合い係合することができる横抵抗力発生用の平板
状の抵抗板２３が下方に突出して形成されている。
抗力発生用の複数のスパイク状の突起２２がそれぞれバ
ラストに噛み合い係合することができるように下方に突
出して形成され、さらに端面板１９の下縁にも、上板１
７の幅ｗより長いレール長さ方向の幅Ｗを有して側板１
８を越えてレール長さ方向前後に張り出しかつ突起２２
の高さｈよりも高い高さＨを有してさらにバラストによ
く噛み合い係合することができる横抵抗力発生用の平板
状の抵抗板２３が下方に突出して形成されている。
【００１３】このまくらぎは、中空箱形のまくらぎ本体
の内部にバラストを充填することで、まくらぎ本体の内
部にもバラスト層が形成され、まくらぎ本体の実質的な
厚みを低減させたにもかかわらず、所要の横抵抗力を確
保できる。そして、ロングレール化された区間に使用さ
れた場合にも、まくらぎ本体１０の周辺部の下縁に下方
に突出するように設けられた複数のスパイク状の突起２
２と平板状の抵抗板２３により、さらに大きな横抵抗力
を確保することができ、レールの張り出し防止のために
ロングレール用まくらぎの道床横抵抗力として設定され
た所定の基準値を達成することができる。ここで、必要
道床横抵抗力値によりスパイク状の突起２２の数と高
さ、抵抗板２３の長さと高さが設定される。
の内部にバラストを充填することで、まくらぎ本体の内
部にもバラスト層が形成され、まくらぎ本体の実質的な
厚みを低減させたにもかかわらず、所要の横抵抗力を確
保できる。そして、ロングレール化された区間に使用さ
れた場合にも、まくらぎ本体１０の周辺部の下縁に下方
に突出するように設けられた複数のスパイク状の突起２
２と平板状の抵抗板２３により、さらに大きな横抵抗力
を確保することができ、レールの張り出し防止のために
ロングレール用まくらぎの道床横抵抗力として設定され
た所定の基準値を達成することができる。ここで、必要
道床横抵抗力値によりスパイク状の突起２２の数と高
さ、抵抗板２３の長さと高さが設定される。
【００１４】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、まくら
ぎ本体の両側板下縁から下方に突出するように設けられ
た複数のスパイク状の突起と、まくらぎ本体の両端面板
下縁から少なくとも全長にわたって下方に突出するよう
に設けられた平板状の抵抗板がバラストに噛み合うこと
により、まくらぎの横抵抗力をさらに確保できる。した
がって、夏季におけるレールの張出し防止のためにロン
グレール用まくらぎの道床横抵抗力として設定された所
定の基準値を達成でき、高い道床横抵抗力を必要とする
ロングレール用まくらぎに十分に適用できるまくらぎを
提供できる。
ぎ本体の両側板下縁から下方に突出するように設けられ
た複数のスパイク状の突起と、まくらぎ本体の両端面板
下縁から少なくとも全長にわたって下方に突出するよう
に設けられた平板状の抵抗板がバラストに噛み合うこと
により、まくらぎの横抵抗力をさらに確保できる。した
がって、夏季におけるレールの張出し防止のためにロン
グレール用まくらぎの道床横抵抗力として設定された所
定の基準値を達成でき、高い道床横抵抗力を必要とする
ロングレール用まくらぎに十分に適用できるまくらぎを
提供できる。
【図１】本発明の一実施例のロングレール用まくらぎの
一部切欠正面図である。
一部切欠正面図である。
【図２】本発明の一実施例のロングレール用まくらぎの
平面図である。
平面図である。
【図３】本発明の一実施例のロングレール用まくらぎの
斜視図である。
斜視図である。
１０ まくらぎ本体 １１ レール支持部 １２ レール １７ 上板 １８ 側板 １９ 端面板 ２２ 突起 ２３ 抵抗板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E01B 3/16 - 3/42 E01B 13/00
Claims (1)
- 【請求項１】 底部が開口して内部にバラストを充填可
能な中空箱形のまくらぎ本体の両側板下縁に下方に突出
する複数のスパイク状の突起を設け、さらにまくらぎ本
体の両端面板下縁に少なくとも全長にわたって下方に突
出する平板状の抵抗板を設けたことを特徴とするロング
レール用まくらぎ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4341894A JP2831260B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | ロングレール用まくらぎ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4341894A JP2831260B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | ロングレール用まくらぎ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07252802A JPH07252802A (ja) | 1995-10-03 |
| JP2831260B2 true JP2831260B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=12663170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4341894A Expired - Lifetime JP2831260B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | ロングレール用まくらぎ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2831260B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100704991B1 (ko) * | 2005-12-07 | 2007-04-09 | 한국철도기술연구원 | 포장 궤도용 광폭 침목 |
| CN108867205A (zh) * | 2018-08-04 | 2018-11-23 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 一种用于齿轨交通系统的防爬轨枕 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP4341894A patent/JP2831260B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07252802A (ja) | 1995-10-03 |
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